JP3588190B2 - 温水循環装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床暖房パネル等の低温側放熱器に適温水を循環供給する温水循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、温水供給源から供給される高温水を、床暖房パネル等の低温側放熱器に適した温度に低下させて循環させる温水循環装置は、例えば、実公平7−31045号公報に開示されている。
【0003】
上述した従来構成のものは、図4に示すように、温水供給源としての貯湯缶1と、この貯湯缶1とファンコンベクタ等の高温側放熱器2との間に接続された第1温水往き管3及び第1温水戻り管4と、第1温水往き管3に介装された第1循環ポンプ5と、貯湯缶1と床暖房パネル等の低温側放熱器6との間に接続された第2温水往き管7及び第2温水戻り管8と、第2温水往き管7と第2温水戻り管8とを連絡する連絡管9と、第2温水往き管7と連絡管9との接続部に設けられたミキシングバルブ等の温水混合装置10と、第2温水往き管7に介装された第2循環ポンプ11とを、暖房用ボイラの外装ケース12内に収容していた。そして、貯湯缶1からの高温水(約80℃)を、第1循環ポンプ5によって高温水側放熱器2に循環供給させる一方、貯湯缶1からの高温水と低温側放熱器6で放熱された放熱水(約30℃)とを温水混合装置10で混合して低温水(約60℃)とし、この低温水を第2循環ポンプ11によって低温側放熱器6に循環供給させることにより、高温側放熱器2と低温側放熱器6にそれぞれ適した2温度の温水を循環可能としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来構成のものでは、低温側放熱器6に低温水(約60℃)を循環供給させるための連絡管9、温水混合装置10、並びに第2循環ポンプ11等の2温水機能付与部品が、貯湯缶1や第1循環ポンプ5を収容した暖房用ボイラの外装ケース12内に収容されているため、ファンコンベクタ等の高温側放熱器2のみを設置して、床暖房パネル等の低温側放熱器6を設置しない場合には、2温水機能付与部品としての連絡管9や温水混合装置10、並びに第2循環ポンプ11等が、無駄になってしまうものである。
【0005】
また、2温水機能付与部品としての連絡管9や温水混合装置10、並びに第2循環ポンプ11等を内蔵していない暖房用ボイラでは、循環供給する温水の温度を高温側放熱器に合わせて、あらかじめ高温水(約80℃)に設定しておくか、若しくは、低温側放熱器に合わせて、あらかじめ低温水(約60℃)に設定しておかなければならない。このように供給温水温度を高温側放熱器に合わせて高温(約80℃)に設定した暖房用ボイラでは、低温側放熱器が能力過剰となって、快適性がそこなわれる難点があり、一方、供給温水温度を低温側放熱器に合わせて低温(約60℃)に設定した暖房用ボイラでは、高温側放熱器が能力不足となって、やはり、快適性がそこなわれる難点があった。
【0006】
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、2温水機能を持たない高温水供給型の暖房用ボイラに、2温水機能を容易に付与し得るようにしつつ、工事・施工性に優れた温水循環装置を提供できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、暖房用ボイラからの高温水を高温側放熱器に循環させる第1温水往き管及び第1温水戻り管に繋がれ、低温側放熱器に暖房用の温水を循環供給する温水循環装置であって、前記第1温水往き管と低温側放熱器との間に繋がれる第2温水往き管と、低温側放熱器と第1温水戻り管との間に繋がれる第2温水戻り管と、第2温水往き管または第2温水戻り管に設けられ、低温側放熱器に温水を送り込む循環ポンプと、第2温水往き管と第2温水戻り管とを連絡する連絡管と、第2温水往き管と連絡管との接続部に設けられ、低温側放熱器で放熱された温水を第1温水往き管からの高温水に混合して低温側放熱器に流すサーモミキシングバルブとを、一つの箱体状の本体ケースに内蔵してユニット化してなり、かつ、前記本体ケースに内蔵された第2温水往き管及び第2温水戻り管には、それぞれ本体ケース内において複数口ヘッダーが付設されるとともに、これら各複数口ヘッダーの各接続口部は、第2温水往き管の入口接続部及び第2温水戻り管の出口接続部を臨ませた面とは異なる本体ケースの周側板における他の面から外部に臨ませた構成としている
【0010】
本発明の温水循環装置においては、第2温水往き管の入口を暖房用ボイラからの高温水が流れる第1温水往き管に繋ぎ、第2温水戻り管の出口を放熱後の温水を暖房用ボイラに戻す第1温水戻り管に繋ぐことにより、2温水機能を持たない高温水供給型の暖房用ボイラに、2温水機能を付与し得るので、顧客の必要に応じて、選択的に2温水機能を得ることが可能となるばかりでなく、2温水機能付与部品としての第2温水往き管、第2温水戻り管、連絡管、サーモミキシングバルブ、並びに循環ポンプ等を一つの箱体状の本体ケースに内蔵してユニット化してなるので、設置工事・配管工事等の施工が簡便に行える。
【0011】
また、低温側放熱器で放熱された温水は、サーモミキシングバルブによって第1温水往き管からの高温水と混合して低温側放熱器へ流れるので、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度に応じて、暖房用ボイラから送られる高温水と低温側放熱器での放熱後の温水の混合比率を自動的に変えることができ、低温側放熱器の負荷の増減に係わらず、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度を、高精度で略一定に保つことが可能となる。
【0012】
さらにまた、本体ケースに内蔵された第2温水往き管及び第2温水戻り管には、それぞれ本体ケース内において複数口ヘッダーが付設されるとともに、これら各複数口ヘッダーの各接続口部は、第2温水往き管の入口接続部及び第2温水戻り管の出口接続部を臨ませた面とは異なる本体ケースの周側板における他の面から外部に臨ませた構成としているから、複数の低温側放熱器に対応可能となるばかりでなく、配管工事性に優れており、しかも、配管長さを極力短くできて、放熱ロスが抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例について図1ないし図3に基づき説明する。図1は本発明による温水循環装置を使用した状態の温水暖房システムの全体構成図であり、この温水暖房システム20は、屋外等に設置される高温水供給型の暖房用ボイラ21と、室内に設置されて温風暖房を行うファンコンベクタ(高温側放熱器)22と、室内の壁の前方に設置されて輻射暖房を行うパネルラジエータ(高温側放熱器)23と、複数の室内の床上にそれぞれ敷設されて輻射暖房を行う複数組の床暖房パネル(低温側放熱器)24、25、26と、温水循環装置27にて構成されている。前記暖房用ボイラ21は、石油燃料を燃焼させるバーナ28、このバーナ28の燃焼熱にて高温水(約80℃)を生成する貯湯缶29、及び貯湯缶29で生成された高温水を循環供給する第1循環ポンプ30等を有し、これらは外装ケース31内に組み込まれている。
【0014】
前記暖房用ボイラ21の貯湯缶29には、複数口の第1往きヘッダー32を有する第1温水往き管33、及び複数口の第1戻りヘッダー34を有する第1温水戻り管35がそれぞれ接続されている。また、前記第1往きヘッダー32及び第1戻りヘッダー34には、第1往き配管36、37、38及び第1戻り配管39、40、41を介して前記ファンコンベクタ22、パネルラジエータ23及び温水循環装置27がそれぞれ並列接続されている。42は前記第1往きヘッダー32の近くの第1往き配管38に設けた手動開閉弁である。
【0015】
次に、本発明の温水循環装置27について詳述する。この温水循環装置27は、図2及び図3に示すように、底板43、周側板44、天板45及び一側開放面を覆う着脱可能な前板46にて箱体状に形成された本体ケース47を有している。そして、この温水循環装置27は、前記第1往き配管38及び第1往きヘッダー32を介して前記第1温水往き管33に接続される第2温水往き管48と、第1戻り配管41及び第1戻りヘッダー34を介して前記第1温水戻り管35に接続される第2温水戻り管49と、前記第2温水往き管48に介設された第2循環ポンプ50と、前記第2温水往き管48と第2温水戻り管49とを連絡する連絡管51と、第2温水往き管48と連絡管51との接続部に設けられ、床暖房パネル24、25、26で放熱された後の約30℃の低温水を第1温水往き管33から送られた約80℃の高温水に混合して床暖房パネル24、25、26に流すワックス弁等のサーモミキシングバルブ(温水混合装置)52とを、前記本体ケース47に内蔵してユニット化してなるものである。
【0016】
また、前記第2温水往き管48の下流側端部には、本体ケース47内において複数口の第2往きヘッダー53が付設されており、一方、前記第2温水戻り管49の上流側端部には、やはり本体ケース47内において流量調整弁付きの複数口の第2戻りヘッダー54が付設されている。そして、これら第2往きヘッダー53と第2戻りヘッダー54は、図2に示すように、それぞれの一端部が、本体ケース47の周側板44の内面に装着された断面略L字状の固定金具55にて支持され、かつ、他端部が本体ケース47の周側板44で支持されている。また、前記第2往きヘッダー53及び第2戻りヘッダー54の各接続口部56、56、57、57は、図3に示すように、本体ケース47の周側板44の一面から外部に臨ませている。48Aは第2温水往き管48の入口接続部、49Aは第2温水戻り管49の出口接続部であり、これら入口接続部48A及び出口接続部49Aは、前記第2往きヘッダー53及び第2戻りヘッダー54の各接続口部56、56、57、57を臨ませた一面とは異なる前記周側板44の他の面から外部に臨ませている
【0017】
前記サーモミキシングバルブ52は、第1流入口52Aと第2流入口52Bと流出口52Cとを有し、前記第1流入口52Aには入口接続部48A側の第2温水往き管48が接続され、前記第2流入口52Bには連絡管51が接続され、また、前記流出口52Cに第2循環ポンプ50側の第2温水往き管48が接続されている。そして、このサーモミキシングバルブ52は、温度に応じて膨張・収縮するワックスの働きにより、流出口52Cを流れる温水温度に応じて第1流入口52Aと第2流入口52Bの弁開度を変え、第1流入口52Aから入る約80℃の高温水と第2流入口52Bから入る約30℃の放熱後の温水の混合比率を自動的に調整して、流出口52Cから流れ出る温水温度を約60℃のに保つものである。
【0018】
また、61、62、63は前記第2往きヘッダー53と床暖房パネル24、25、26との間に接続した第2往き配管、64、65、66は前記床暖房パネル24、25、26と第2戻りヘッダー54との間に接続した第2戻り配管、67、68は第2往きヘッダー53と第2戻りヘッダー54にそれぞれ設けられた水抜き栓である。
【0019】
本発明による温水循環装置27は以上のように構成されており、以下、この温水循環装置27の設置工事について述べる。この温水循環装置27は、通常、暖房用ボイラ21の近くに設置される。そして、温水循環装置27を暖房用ボイラ21の近くに設置したら、第1往きヘッダー32の接続口の一つと第2温水往き管48の入口接続部48Aとを、第1往き配管38で繋ぎ、第1戻りヘッダー34の接続口の一つと第2温水戻り管49の出口接続部49Aとを第1戻り配管41で繋ぎ、第2往きヘッダー53及び第2戻りヘッダー54の各接続口部56、56、57、57と、複数の室内にそれぞれ敷設された床暖房パネル24、25、26とを、第2往き配管61、62、63及び第2戻り配管64、65、66で繋げることにより、配管工事が完了する。
【0020】
次に、前記した温水暖房システム20の全体の運転について説明する。温水暖房システム20の全体の運転時には、手動開閉弁42を開弁しておき、その状態で暖房用ボイラ21の第1循環ポンプ30が運転を開始すると、バーナ28の燃焼により貯湯缶29で生成された略80℃の高温水がファンコンベクタ22とパネルラジエータ23に供給され、対流または輻射による暖房が行われる。また、温水循環装置27の第2循環ポンプ50が運転を開始すると、第1温水往き管33及び第1往き配管38を経て第2温水往き管48に流れてきた高温水は、床暖房パネル24、25、26で放熱されて第2温水戻り管49及び連絡管51を流れてきた放熱後の温水(例えば、約30℃の温水)とサーモミキシングバルブ(温水混合装置)52で混合され、約60℃の温水が、第2循環ポンプ50、第2往きヘッダー53、及び第2往き配管61、62、63を経て床暖房パネル24、25、26に供給され、床暖房が行われる。
【0021】
本実施形態例によれば、暖房用ボイラ21からの約80℃の高温水をファンコンベクタ22とパネルラジエータ23(共に高温側放熱器)に循環させる第1温水往き管36及び第1温水戻り管33に、第1往き配管38及び第1戻り配管41を介して接続され、床暖房パネル24、25、26(低温側放熱器)に暖房用の温水を循環供給する温水循環装置27であり、この温水循環装置27は、第1温水往き管36と床暖房パネル24、25、26との間に繋がれる第2温水往き管48と、床暖房パネル24、25、26と第1温水戻り管35との間に繋がれる第2温水戻り管49と、第2温水往き管48に介設され、床暖房パネル24、25、26に温水を送り込む第2循環ポンプ50と、第2温水往き管48と第2温水戻り管49とを連絡する連絡管51と、第2温水往き管48と連絡管51との接続部に設けられ、床暖房パネル24、25、26で放熱された後の温水(例えば、約30℃)を第1温水往き管33から第1往き配管38を経て第2温水往き管の上流側に流れてきた約80℃の高温水に混合させて約60℃の低温水として床暖房パネル24、25、26に流すサーモミキシングバルブ52とを、一つの箱体状の本体ケース47内に組み込んでユニット化してなる構成である。そのため、温水循環装置27を暖房用ボイラ21の近くに設置した後、第2温水往き管48の入口接続部48Aを、第1往きヘッダー32の接続口の一つに第1往き配管38を介して繋ぎ、第2温水戻り管49の出口接続部49Aを、第1戻りヘッダー34の接続口の一つに第1往き配管41を介して繋ぐことにより、2温水機能を持たない高温水供給型の暖房用ボイラ21に、前記温水循環装置27を接続することにより、容易に2温水機能を付与し得ることになり、顧客の必要に応じて、選択的に2温水機能を得ることが可能となる。
【0022】
また、2温水機能付与部品としての第2温水往き管48、第2温水戻り管49、連絡管51、サーモミキシングバルブ52、並びに第2循環ポンプ50を互いに接続して一つの箱体状の本体ケース47内に組み込み、ユニット化してなるので、設置工事・配管工事等の施工が簡便に行える。
【0023】
また、温水混合装置としてサーモミキシングバルブ52を使用しているので、床暖房パネル24、25、26に向かって流出口52Cを流れる温水の温度に応じて、暖房用ボイラ21から送られる高温水と床暖房パネル24、25、26での放熱後の温水との混合比率を自動的に変えることができ、床暖房パネル24、25、26の負荷の増減に係わらず、床暖房パネル24、25、26に向かって流れる温水の温度を、高精度で約60℃の適温に保つことが可能となる。
【0024】
また、本体ケース47に内蔵された第2温水往き管48の下流側端部には、本体ケース47内において複数口の第2往きヘッダー53が付設されており、一方、第2温水戻り管49の上流側端部には、やはり本体ケース47内において流量調整弁付きの複数口の第2戻りヘッダー54が付設され、これら第2往きヘッダー53及び第2往きヘッダー53の各接続口部56、56、57、57は、前記第2温水往き管48の入口接続部48A及び第2温水戻り管49の出口接続部49Aを臨ませた面とは異なる本体ケース47の周側板44の他の面から外部に臨ませた構成としているので、複数の室内に敷設される複数組(例えば、3〜4組)の床暖房パネル24、25、26に簡単に対応できるばかりでなく、配管工事性にも優れる上、配管長さを極力短くできて、放熱ロスを抑制できる。
【0025】
尚、上述の実施形態例では、第2循環ポンプ50を第2温水往き管48に介設したが、第2温水戻り管49と連絡管49との接続部分の上流側の第2温水戻り管49に第2循環ポンプ50を介設してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の温水循環装置によれば、暖房用ボイラからの高温水を高温側放熱器に循環させる第1温水往き管及び第1温水戻り管に繋がれ、低温側放熱器に暖房用の温水を循環供給する温水循環装置であって、前記第1温水往き管と低温側放熱器との間に繋がれる第2温水往き管と、低温側放熱器と第1温水戻り管との間に繋がれる第2温水戻り管と、第2温水往き管または第2温水戻り管に設けられ、低温側放熱器に温水を送り込む循環ポンプと、第2温水往き管と第2温水戻り管とを連絡する連絡管と、第2温水往き管と連絡管との接続部に設けられ、低温側放熱器で放熱された温水を第1温水往き管からの高温水に混合して低温側放熱器に流すサーモミキシングバルブとを、一つの箱体状の本体ケースに内蔵してユニット化してなる構成であるから、2温水機能を持たない高温水供給型の暖房用ボイラに、2温水機能を簡単に付与でき、顧客の必要に応じて、選択的に2温水機能を得ることが可能となるばかりでなく、設置工事・配管工事等の施工を簡便化でき、後付けが可能で、かつ、取扱に優れた2温水機能用の温水循環装置を提供できる。また、サーモミキシングバルブにより、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度に応じて、暖房用ボイラから送られる高温水と低温側放熱器での放熱後の温水の混合比率を自動的に変えることができ、低温側放熱器の負荷の増減に係わらず、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度を、高精度で略一定に保つことができる。また、本体ケースに内蔵された第2温水往き管及び第2温水戻り管には、それぞれ本体ケース内において複数口ヘッダーが付設されるとともに、これら各複数口ヘッダーの各接続口部は、第2温水往き管の入口接続部及び第2温水戻り管の出口接続部を臨ませた面とは異なる本体ケースの周側板における他の面から外部に臨ませた構成であるから、複数の低温側放熱器に対応可能な上、配管工事性に優れ、しかも、配管長さを極力短くできて、放熱ロスを抑制できる。
【0027】
請求項2の温水循環装置によれば、温水混合装置には、サーモミキシングバルブが使用されているので、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度に応じて、暖房用ボイラから送られる高温水と低温側放熱器での放熱後の温水の混合比率を自動的に変えることができ、低温側放熱器の負荷の増減に係わらず、低温側放熱器に向かって流れる温水の温度を、高精度で略一定に保つことができる。
【0028】
請求項3の温水循環装置によれば、ケーシングに内蔵された第2温水往き管及び第2温水戻り管には、それぞれ複数口ヘッダーが付設されている構成であるから、複数の低温側放熱器に簡単に対応可能となるばかりでなく、配管工事性にも優れる上、配管長さを極力短くできて、放熱ロスを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温水循環装置を使用した状態の温水暖房システムの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態例を示す温水循環装置の縦断面図である。
【図3】同じく温水循環装置の外観斜視図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
21 暖房用ボイラ
22 ファンコンベクタ(高温側放熱器)
23 パネルラジエータ(高温側放熱器)
24 床暖房パネル(低温側放熱器)
25 床暖房パネル(低温側放熱器)
26 床暖房パネル(低温側放熱器)
27 温水循環装置
33 第1温水往き管
35 第1温水戻り管
44 本体ケースの周側板
47 本体ケース
48 第2温水往き管
48A 入口接続部
49 第2温水戻り管
49A 出口接続部
50 第2循環ポンプ(循環ポンプ)
51 連絡管
52 サーモミキシングバルブ
53 第2往きヘッダー(複数口ヘッダー)
54 第2戻りヘッダー(複数口ヘッダー)
56 第2往きヘッダーの接続口部
57 第2戻りヘッダーの接続口部

Claims (1)

  1. 暖房用ボイラからの高温水を高温側放熱器に循環させる第1温水往き管及び第1温水戻り管に繋がれ、低温側放熱器に暖房用の温水を循環供給する温水循環装置であって、前記第1温水往き管と低温側放熱器との間に繋がれる第2温水往き管と、低温側放熱器と第1温水戻り管との間に繋がれる第2温水戻り管と、第2温水往き管または第2温水戻り管に設けられ、低温側放熱器に温水を送り込む循環ポンプと、第2温水往き管と第2温水戻り管とを連絡する連絡管と、第2温水往き管と連絡管との接続部に設けられ、低温側放熱器で放熱された温水を第1温水往き管からの高温水に混合して低温側放熱器に流すサーモミキシングバルブとを、一つの箱体状の本体ケースに内蔵してユニット化してなり、かつ、前記本体ケースに内蔵された第2温水往き管及び第2温水戻り管には、それぞれ本体ケース内において複数口ヘッダーが付設されるとともに、これら各複数口ヘッダーの各接続口部は、第2温水往き管の入口接続部及び第2温水戻り管の出口接続部を臨ませた面とは異なる本体ケースの周側板における他の面から外部に臨ませた構成としていることを特徴する温水循環装置。
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