JPS623608Y2 - - Google Patents

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JPS623608Y2
JPS623608Y2 JP13390580U JP13390580U JPS623608Y2 JP S623608 Y2 JPS623608 Y2 JP S623608Y2 JP 13390580 U JP13390580 U JP 13390580U JP 13390580 U JP13390580 U JP 13390580U JP S623608 Y2 JPS623608 Y2 JP S623608Y2
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JP
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heat
radiator
floor heating
heating panel
fan convector
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は熱媒循環式暖房装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来の熱媒循環式暖房装置は第6図に示すよう
に構成されていた。すなわち、11は熱源用ボイ
ラ、12は循環ポンプ、13は内部に流量調節弁
(図示せず)を設けたフアンコンベクター、14
は床暖房パネル、15は床暖房パネル14の放熱
量を調節するための熱媒流量調節弁である。そし
て前記循環ポンプ12の運転により循環する熱媒
の循環系路は、フアンコンベクター13に入口管
16と戻り管17を設けるとともに床暖房パネル
14にも入口管18と戻り管19を設け、かつフ
アンコンペクター13の入口管16と床暖房パネ
ル14の入口管18とを熱源用ボイラ11の出口
管11aにそれぞれ連通させ、さらにフアンコン
ベクター13の戻り管17と床暖房パネル14の
戻り管19とを熱源用ボイラ11の戻り管11b
にそれぞれ連通させることにより構成していた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構成においては、1
つの部屋で、床暖房パネル14と、この床暖房パ
ネル14の立ち上がりをカバーするためのフアン
コンベクター13とを同時に用いる場合、1つの
部屋に熱媒循環用配管が4本必要であることか
ら、その設置工事は非常に煩雑となり、また一つ
の部屋の室内環境をコントロールするのに、2つ
の放熱器、すなわち床暖房パネル14と、フアン
コンベクター13を各々操作しなければならず、
したがつてその操作は非常に煩雑であるととも
に、1つの部屋に操作部が2つあるということは
コスト的にも高くつくという欠点があつた。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案の熱媒循環
式暖房装置は熱源機と、流量調節弁を設けた第1
放熱器と、この第1放熱器の戻り側に設けた第2
放熱器と、前記熱源機から第1放熱器、第2放熱
器、熱源機へと熱媒を循環させる循環用ポンプと
を備え、前記第1放熱器の戻り管と第2放熱器の
戻り管との間で熱交換を行なう相互熱交換器を設
けた構成である。
作 用 本考案は上記した構成により、1つの部屋への
配管が少なくなり一箇所の流量調節のみで第1放
熱器と第2放熱器の両者の放熱量調節が行なえる
ようになる。
実施例 以下、本考案をその実施例を示す図面にもとづ
いて説明する。第1図において、1はボイラ等の
熱源機、2は熱媒の循環用ポンプ、3は内部に流
量調節弁(図示せず)を設けた第1放熱器として
のフアンコンベクター、4はフアンコンベクター
3の戻り側に取り付けた第2放熱器としての床暖
房パネル、5はフアンコンベクター3の戻り管3
aと床暖房パネル4の戻り管4aとの間で熱交換
を行なう相互熱交換器である。
上記構成において動作を説明する。まず熱源機
1からの熱媒は循環用ポンプ2によりフアンコン
ベクター3に送られる。このフアンコンベクター
3に流れる流量Gは、フアンコンベクター3の内
部に設けた流量調節弁(図示せず)の操作によつ
て制御する。そしてフアンコンベクター3を出た
熱媒はフアンコンベクター3の戻り管3aを介し
て床暖房パネル4に送られ、その後床暖房パネル
4の戻り管4aを介して熱源機1に戻る。この熱
媒の循環において、床暖房パネル4の戻り管4a
より熱源機1に戻る熱媒は、相互熱交換器5の部
分でフアンコンベクター3の戻り管3a内を流れ
る熱媒と熱交換して、フアンコンベクター3の戻
り管3a内を流れる熱媒の温度を下げるようにし
ている。
次に上記熱媒の流れについて、各放熱器、すな
わちフアンコンベクター3と床暖房パネル4での
熱媒温度と放熱量の関係をグラフによつて示す。
放熱器からの放熱量Qは一般に次式で表わされ
る。
Q=G×(Ti−Tp)=G×ΔT ………(式1) ここでGは流量 Tiは放熱器入口湯温(フアンコンベク
タ入口熱媒温度) Tpは放熱器出口湯温(フアンコンベク
タ出口熱媒温度) 第2図は熱源機1から供給される熱媒温度を一
定としたときの循環流量Gと、フアンコンベクタ
ー3の放熱量Qとの関係を示したグラフで、この
グラフはフアンコンベクター3の内部に設けた流
量調節弁(図示せず)により循環流量Gを変化さ
せると、フアンコンベクター3の放熱量Qが変化
することを示している。
すなわち(式1)において暖房負荷が十分大き
く、かつ熱源機の能力が負荷量よりも大きくフア
ンコンベクタ入口熱媒温度Tiが一定である場
合、循環流量Gの増加にともない放熱量Qも増加
する。
第3図は循環流量Gと、フアンコンベクター3
の出口の熱媒温度Tpとの関係を示したグラフ
で、このグラフは、循環流量Gが多い程、フアン
コンベクター3の放熱量Qは大きく、かつフアン
コンベクター3の出口の熱媒温度Tpは高くなる
ことを示している。
すなわち、室温が上昇し暖房負荷が小さくなつ
てくるとフアンコンベクター3からの放熱量Qは
飽和状態となり、循環流量Gを増加すればフアン
コンベクター3の出口熱媒温度Tpはフアンコン
ベクター入口熱媒温度Tiに近ずくように上昇す
る。
第4図はフアンコンベクター3を出た熱媒が相
互熱交換器5において、床暖房パネル4からの戻
り側の低温の熱媒と熱交換された後の、床暖房パ
ネル4の入口の熱媒温度と、循環流量との関係を
示したグラフで、このグラフは、相互熱交換器5
を設けることにより、循環流量を変えたときの床
暖房パネル4の入口の熱媒温度の変化率を大きく
することができるということを示している。すな
わち、相互熱交換器5を設けない場合は、前述の
ように床暖房パネル4の入口熱媒温度Tpiは循環
流量Gの増加により第4図の破線で示すような変
化となりフアンコンベクター3の入口熱媒温度T
iへ近づくように上昇する。
しかし、ここでフアンコンベクター3と床暖房
パネル4の間に相互熱交換器5を設けて、床暖房
パネル4入口への供給熱媒を床暖房パネル4出口
からの低温戻り熱媒で冷却してやることにより、
流量Gを小さくすると床暖房パネル4入口の熱媒
温度Tpiは相互熱交換器5を設けない場合よりも
より低くなり、循環流量Gに対する変化率が大き
くなる(第4図の実線)。
第5図は循環流量と、床暖房パネル4の放熱量
との関係を示したグラフで、この第5図におい
て、破線は相互熱交換器5を設けずに、フアンコ
ンベクター3の出口の熱媒をそのまま床暖房パネ
ル4に通したときの放熱量を示し、また実線は相
互熱交換器5を設けたときの床暖房パネル4の放
熱量を示したものである。この第5図のグラフか
らも明らかなように、相互熱交換器5を設けるこ
とにより、床暖房パネル4の放熱量を充分調節で
きるものである。
なお、上記実施例においては相互熱交換器5を
フアンコンベクター3あるいは床暖房パネル4よ
り切り離したものについて説明したが、相互熱交
換器5をフアンコンベクター3あるいは床暖房パ
ネル4に組み込んで一体化することにより、外観
の美しさがはかれるとともに、設置スペースも小
さくなり、またやや高温となる相互熱交換器5が
手に触れるおそれもなくなるため、安全性もすぐ
れたものである。
発明の効果 以上のように本考案によれば、フアンコンベク
ターの戻り管と床暖房パネルの戻り管との間で熱
交換を行なう相互熱交換器を設けているため、フ
アンコンベクターの流量調節弁で循環流量を調節
するのみで、フアンコンベクターの放熱量と床暖
房パネルの放熱量とを、室温調節に必要な調節幅
を確保して調節できるものである。したがつて、
1つの部屋で、床暖房パネルとフアンコンベクタ
ーを同時に用いる場合、室温が高くなれば、フア
ンコンベクターの流量調節弁を操作することによ
り、部屋全体の放熱量を調節することができ、そ
の結果、操作の簡略化、操作部を1つにまとめる
ことによるコストダウン、1つの部屋への配管が
2本だけですむという工事の簡素化がはかれるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す熱媒循環式暖
房装置の配管図、第2図〜第5図は同暖房装置に
おける熱媒の循環流量と放熱量および熱媒温度の
関係を示すグラフ、第6図は従来の熱媒循環式暖
房装置の配管図である。 1……熱源機、2……循環用ポンプ、3……フ
アンコンベクター、4……床暖房パネル、5……
相互熱交換器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱源機と、流量調節弁を設けた第1放熱器
    と、この第1放熱器の戻り側に設けた第2放熱
    器と、前記熱源機から第1放熱器、第2放熱
    器、熱源機へと熱媒を循環させる循環用ポンプ
    とを備え、前記第1放熱器の戻り管と第2放熱
    器の戻り管との間で熱交換を行なう相互熱交換
    器を設けたことを特徴とする熱媒循環式暖房装
    置。 (2) 前記相互熱交換器を、第1放熱器または第2
    放熱器と一体化した実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の熱媒循環式暖房装置。 (3) 前記第1放熱器をフアンコンベクターとし、
    第2放熱器を床暖房パネルとした実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の熱媒循環式暖房装置。
JP13390580U 1980-09-19 1980-09-19 Expired JPS623608Y2 (ja)

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JP13390580U JPS623608Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

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JP13390580U JPS623608Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5760017U JPS5760017U (ja) 1982-04-09
JPS623608Y2 true JPS623608Y2 (ja) 1987-01-27

Family

ID=29494126

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133318U (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 有限会社 みのるラヂエ−タ−商会 温水暖房装置
JPS6136639U (ja) * 1984-08-06 1986-03-06 株式会社クラレ 透析液用脱気装置

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JPS5760017U (ja) 1982-04-09

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