JP3587877B2 - 畦塗装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は例えば圃場などの畦を連続的に形成する畦塗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種土寄せロータリとしては、複数のナタ爪の組合せで構成する手段や、ナタ爪とブレードとを組合せて構成する手段がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら前者のナタ爪のみの組合せの場合、所要動力は小さいが土寄せ効率が悪く、粘土質では持廻るなどして適正な土寄せ作業が行えないという問題があり、またブレードとの組合せの場合ブレードの面で土を寄せるため、土寄せ量が多く効率も高く粘土質でも持廻りを少とさせることができるが、所要動力が極めて大きくなるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、土寄せロータリによって元畦に土を寄せ集め、畦整形板によって新畦を形成するようにした畦塗装置において、前記土寄せロータリを前後ナタ爪で構成すると共に、前記土寄せロータリの前後ナタ爪をロータリ爪軸に装備させ、前列の前ナタ爪の切削角を略0゜として該爪によって土の剪断を行わせ、後列の後ナタ爪のすくい面に後退角を持たせ切削角を形成させて剪断済みの耕起土を放てきして土寄せを行わせるもので、前列に切削角が略0゜のナタ爪を配することによって所要動力を小とさせ得ると共に、該ナタ爪のすくい面に後退角を持たせ切削角を形成させることによって、粘土質の土壌でもナタ爪による土の持廻りを低減させ得、しかも前後列のナタ爪にかかる負荷を略均等にして所要動力も極めて低減させて小形軽量化を図り得、また後ナタ爪の構成によってブレード使用並みの土寄せ効率が得られ、軽量にして所要動力の小さな土寄せロータリでもって土寄せ効率を向上させて畦塗装置の小形軽量化を可能にする。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は土寄せロータリ部の背面説明図、図2は全体の平面図、図3は同正面図、図4は同背面図、図5は同平面説明図であり、トラクタのロワーリンク(1)(1)及びトップリンク(2)に畦塗機本体ケース(3)を連結させ、トラクタによって牽引させると共に、前記本体ケース(3)に支軸(4)を介して前処理駆動ケース(5)基部を揺動自在に取付け、元畦を崩すナタ爪形前処理爪(6)を前記駆動ケース(5)先端部前側に設け、正面視反時計方向に回転させる前処理爪(6)上側を前処理ケース(5a)で覆い、前処理ケース(5a)を駆動ケース(5)に固定させるもので、図3に示す如く、前処理ケース(5a)の下面側に前処理爪(6)を突出させ、元畦(A)の法面上部に前処理爪(6)を作用させて雑草除去など前処理を行うように構成している。
【0006】
また、前処理爪(6)の後方に配置させる土寄せロータリ(7)の耕起用前ナタ爪(8)及び投てき用後ナタ爪(9)を前記本体ケース(3)後面のロータリカバー(3a)内に設け、同軸上に取付けるこれらナタ爪(8)(9)を正面視時計方向に回転させ、元畦(A)側方の田面をロータリ爪(8)で削って土を砕くと共に、畦の上面上方に泥カバー(10)を配置させ、前ナタ爪(8)によって泥土を形成し、後側で回転させる後ナタ爪(9)から飛散する泥を泥カバー(10)内の泥シャッタ(11)の案内によって畦上面に落下させるように構成している。
【0007】
さらに、新畦(B)を形成する畦整形板(12)を備え、該整形板(12)を前記泥カバー(10)後方に配設させると共に、フレキシブルワイヤ(13)を介して駆動するバイブレータ(14)に前記整形板(12)を固設させ、バイブレータ(14)によって整形板(12)を振動させ、後ナタ爪(9)及び泥カバー(10)からの泥を整形板(12)の畦塗り作用によって整形して新畦(B)を形成するように構成している。
【0008】
また、前記バイブレータ(14)をバイブレータ取付座(15)に揺振バネ(16)(16)(17)(17)を介して吊下げ、前記取付座(15)を1本の角パイプ製のバイブレータアーム(18)の右端に一体固定させると共に、入力軸(19)からの駆動力をフレキシブルワイヤ(13)に伝える折曲自在な複数の伝動ケース(20)(21)を備え、一方のケース(20)を本体ケース(3)に回転自在に取付け、各ケース(3)(20)間に配置させる他方のケース(21)にバイブレータアーム(18)の左端側を回転自在に連結させ、前記アーム(18)とケース(21)の連結部にフレキシブルワイヤ(13)の入力側を連結させ、前記アーム(18)とワイヤ(13)の相対姿勢を略一定に保つように構成している。
【0009】
また、前記バイブレータアーム(18)の中間部に平行リンク(22)(23)の一端側を連結させ、各リンク(22)(23)他端側を昇降フレーム(24)に連結させ、平行リンク(22)の揺動を規制する筋違リンク(25)を設けると共に、本体ケース(3)後面に2本のパイプ柱(26)(26)を介してガイドフレーム(27)を固設させ、ガイドフレーム(27)に2本の円形パイプレール(28)(28)を一体固定させ、各レール(28)(28)に円形の昇降パイプフレーム(29)(29)を摺動自在に貫通させ、各パイプフレーム(29)(29)上端側を昇降フレーム(24)両端部に一体固定させ、各パイプフレーム(29)(29)下端側を連結板(30)により一体固定させるもので、図4の如く、バイブレータアーム(18)を左右方向に略水平に延設させると共に、新畦(B)の法面に対して略平行になるように右傾させて昇降パイプフレーム(29)(29)を取付けている。
【0010】
また、前記昇降フレーム(24)の中間部に電動モータ付の昇降シリンダ(31)を取付け、該シリンダ(31)のピストン(32)先端を本体ケース(3)後面の固定軸(33)に連結させ、電動モータ正逆転操作により昇降シリンダ(31)のピストン(32)を進退させ、昇降フレーム(24)及びパイプフレーム(29)を上下動させ、バイブレータアーム(18)及び畦整形板(12)などを昇降させると共に、昇降フレーム(24)に一端を固定する泥カバーフレーム(34)他端に泥カバー(10)を固設させ、本体ケース(3)右側面に固定させる泥飛散防止カバー(35)を泥カバー(10)の上面及び前後面に重合せるように延設させている。
【0011】
さらに、田面を滑動させる丸パイプ形ソリ(36)を前記本体ケース(3)下面に上下調節自在に支持させ、スクレーパ(泥落し)機能を有する軸受アーム(37)を介してソリ(36)前端にコールタ(38)を設け、ソリ(36)前端にコールタ(38)を可及的に近接させてワラ詰りを防ぐと共に、上方から下方に延出させる支持アーム(39)を介してソリ(36)後端にサイドディスク(40)を高さ調節自在に取付け、コールタ(38)によって切開した田面の土をサイドディスク(40)によって畦際に移動させ、前後ナタ爪(8)(9)によって形成された溝を埋めるように構成している。
【0012】
図6乃至図7にも示す如く、前記土寄せロータリ(7)のナタ爪(8)(9)は、本体ケース(3)後側に突設するロータリ爪軸(41)に装備させるもので、前記爪軸(41)に固定するドラム(42)のホルダー(43)に、前後のナタ爪(8)(9)を前後2連(ドラム(42)の円周上に前後列各4本のナタ爪(8)(9)を等間隔に配設)にセットボルト(44)を介し取外し自在に固着させ、前列の前ナタ爪(8)の切削角(耕起角)(α1)を略0°(α1≒0)として該爪(8)によって土の剪断だけを行わせると共に、後列の後ナタ爪(9)のすくい面(9a)に後退角(θ)を持たせて負(−)の切削角(耕起角)(α2)を形成させて、該爪(9)によって剪断済みの耕起土を泥カバー(10)方向に放てきして土寄せを行わせ、これら前後列のナタ爪(8)(9)による負荷を略均等とし所要動力を低減させた効率良好な土寄せを行わしめるように構成している。
【0013】
また、前記ソリ(36)によって直進性の向上や、乾田でのフロート作業(ロータリの耕深安定化)及び湿田でのポジション操作の目安(湿田では(11)(36)が沈んでフロート作業ができないためソリ(36)の沈下量を目安とする)など行うもので、前後方向に延設させる角パイプ(45)前端側を前記本体ケース(3)に熔接固定させ、角パイプ(45)の中間及び後端側に丸形の前後ソリ支持パイプ(46)(47)を上下に貫通させて熔接固定すると共に、前記ソリ(36)上面に丸形の前後支柱パイプ(48)(49)を一体的に立設させ、支柱パイプ(48)(49)上端側を前記支持パイプ(46)(47)に摺動自在に貫挿させている。
【0014】
そして、前記ソリ(36)の前端側を前方斜上方に傾斜させて土取込み部(36a)を形成すると共に、ソリ(36)前端より前方に土取込み体(50)を延設させ、前記土寄せロータリ(7)の左側部と取込み部(36a)とを左右方向で近接させ、且つ側面視でこれらロータリ(7)と取込み部(36a)を略一致する如くラップさせて、取込み部(36a)にて発生し成長する藁(C)などを、成長前にロータリ(7)によって強制排除して、取込み部(36a)の藁により機体が持上がるなどの不都合を防止し、ロータリ(7)によって切断された切藁を土と混在させて土寄せして、切藁の保持力によって崩れにくい新畦(B)を形成するように構成している。
【0015】
なお、前列に切削角(α1)が略0°のナタ爪(8)を用いたが直刃でも良い。
【0016】
本実施例は上記の如く構成するものにして、作業中土寄せロータリ(7)で元畦(A)に寄せ集められた土を、畦整形板(12)の振動叩き作用によって整形し畦(B)を形成するもので、切削角(α1)を略0°とするロータリ(7)の前ナタ爪(8)によって土の剪断のみを行い、剪断後の土を切削角(α2)を有する後ナタ爪(9)によって元畦(A)側に跳ね上げて新畦(B)を形成する。
【0017】
而して、前後列のナタ爪(8)(9)にかかる負荷が略均等で、所要動力も極めて低減されて小形軽量化が図れる。特にこの場合、前列に切削角(α1)略0°のナタ爪(8)或いは直刃を配することによって所要動力を小とさせることができると共に、後ナタ爪(9)のすくい面(9a)に後退角(θ)を持たせて負(−)の切削角(α2)を形成させることによって、粘土室の土壌でもナタ爪(9)による土の持廻りを低減させることができ、しかもナタ爪(8)(9)を弾性体で形成することによって石をかみ込むなどの危険も回避できる。
【0018】
さらに、前記ソリ(36)前端側の土取込み部(36a)と土寄せロータリ(7)とを近接させ、側面視で略一致させる如くラップさせることによって、土取込み部(36a)に取込まれた藁(C)などが大きく成長する前にロータリ(7)によって切断されたり取り除かれるなどして強制排除されて、藁(C)が多量に散在する圃場でも安全に連続作業を可能とさせることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、土寄せロータリ(7)によって元畦(A)に土を寄せ集め、畦整形板(12)によって新畦(B)を形成するようにした畦塗装置において、前記土寄せロータリ(7)を前後ナタ爪(8)(9)で構成すると共に、前記土寄せロータリ(7)の前後ナタ爪(8)(9)をロータリ爪軸(41)に装備させ、前列の前ナタ爪(8)の切削角(α1)を略0゜として該爪(8)によって土の剪断を行わせ、後列の後ナタ爪(9)のすくい面(9a)に後退角(θ)を持たせ切削角(α2)を形成させて剪断済みの耕起土を放てきして土寄せを行わせるもので、前列に切削角(α1)が略0゜のナタ爪(8)を配することによって所要動力を小とさせることができると共に、該ナタ爪(9)のすくい面(9a)に後退角(θ)を持たせ切削角(α2)を形成させることによって、粘土質の土壌でもナタ爪(9)による土の持廻りを低減させることができ、しかも前後列のナタ爪(8)(9)にかかる負荷を略均等にして所要動力も極めて低減させて小形軽量化を図ることができ、また後ナタ爪(9)の構成によってブレード使用並みの土寄せ効率が得られ、軽量にして所要動力の小さな土寄せロータリ(7)でもって土寄せ効率を向上させることができ、畦塗装置の小形軽量化を可能にできるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】土寄せロータリ部の背面説明図である。
【図2】全体の平面図である。
【図3】全体の正面図である。
【図4】全体の背面図である。
【図5】全体の平面説明図である。
【図6】ソリ部の側面説明図である。
【図7】土寄せロータリ部の平面説明図である。
【符号の説明】
(7) 土寄せロータリ
(9) ナタ爪
(9a) すくい面
(12) 畦整形板
(A)(B) 畦
(θ) 後退角

Claims (1)

  1. 土寄せロータリ(7)によって元畦(A)に土を寄せ集め、畦整形板(12)によって新畦(B)を形成するようにした畦塗装置において、前記土寄せロータリ(7)を前後ナタ爪(8)(9)で構成すると共に、前記土寄せロータリ(7)の前後ナタ爪(8)(9)をロータリ爪軸(41)に装備させ、前列の前ナタ爪(8)の切削角(α1)を略0゜として該爪(8)によって土の剪断を行わせ、後列の後ナタ爪(9)のすくい面(9a)に後退角(θ)を持たせた削角(α2)を形成させて剪断済みの耕起土を放てきして土寄せを行わせることを特徴とする畦塗装置。
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