JP3587753B2 - 磁器組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁器組成物に係り、特にAgもしくはCu、または、AgやCuを主成分とする合金を内部導体として使用できるような低温燒結性をもつとともに誘電率が低く、かつ、高い線膨張係数を有する誘電体磁器組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷法やシート工法といった厚膜形成法を用いてチップコンデンサーやチップインダクター、チップフィルター等のチップ部品が製造されている。また、材料特性の異なる複数種の磁器組成物を同時に焼成して形成された電子デバイスとしては、磁性体と誘電体との組み合わせからなるLCフィルター、高誘電率材料と低誘電率材料との組み合わせからなるコンデンサーを内蔵した回路基板(素子)等が挙げられる。
【0003】
例えば、上記の高誘電率材料と低誘電率材料とを同時焼成して形成されたコンデンサーは、高誘電率材料のみからなるコンデンサーに比べて分布容量の低減等が可能である。また、低誘電率材料のみからなるコンデンサーに比べて大容量化が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の電子デバイスでは、損失特性を向上させるために、導体電極として低抵抗であるAgあるいはCu、または、AgやCuを主成分とする合金を用いることが望ましい。しかし、これらの導体金属は融点が低いため、電子デバイスに使用する磁器組成物は、上記導体金属の融点以下の温度で焼成可能である(低温燒結性を有する)ことが要求される。
【0005】
また、複数種の磁器組成物を同時焼成するためには、各磁器組成物の線膨張係数がある程度一致しなければならず、この線膨張係数の差が大きいと、焼成後の製品にクラックが生じてしまう。例えば、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウムといったペロブスカイト構造、バリウム−レアアース−チタンの酸化物といったタングステンブロンズ構造、NiCuZn系フェライトといったスピネル構造等をもつ一般的な磁器組成物は、その線膨張係数が約80〜130×10−7/℃程度である。これらにガラス等を添加して上記の低温燒結性を付与した磁器組成物であっても、その線膨張係数は元の線膨張係数(約80〜130×10−7/℃程度)ほとんど変わらない。しかし、従来のガラスを主体とする低誘電率の磁器組成物は、その線膨張係数が約40〜80×10−7/℃程度のものが多く、上記のガラス添加等により低温燒結性を付与した誘電材料や磁性材料に比べて線膨張率が低く、これらを同時焼成した場合、製品にクラックが生じるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低温燒結性をもち単独での内部導体との焼成が可能であり、かつ、高い線膨張係数をもち他の磁器組成物との同時焼成も可能な低誘電率の磁器組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明は、Ba系ガラスとα石英とを主成分とする磁器組成物において、前記Ba系ガラスの含有量が55.0〜69.4重量%、前記α石英の含有量が12.1〜40.2重量%の範囲内にあり、Al239.0〜12.9重量%の範囲で含有し、前記Ba系ガラスの成分は、酸化物換算で、BaOを21〜25mol%、SiO264〜70mol%、Al237〜11mol%の範囲で含有し、さらに、BaO、SiO2およびAl23の合計100mol当たりB234〜6molの範囲で含有し、α石英と、4種の結晶相[BaAl2SiO8+BaSi25]、[BaAl2SiO8+BaSi25+Al23]、[BaAl2SiO8+Al23]、[BaSi25+Al23]の中の1種とを含み、線膨張係数が80×10-7/℃〜150×10-7/℃の範囲内にあり、比誘電率が7.0以下であるような構成とした。
【0010】
このような本発明では、磁器組成物の焼成温度がAgもしくはCu、または、AgやCuを主成分とする合金の融点以下となり、低誘電率でありながら線膨張係数が高いものとなり、低温焼成可能な他の誘電材料や磁性材料との同時焼成が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
本発明の磁器組成物は、Ba系ガラスとα石英とを主成分とするものである。このような本発明の磁器組成物において、Ba系ガラスの含有量は55.0〜69.4重量%、好ましくは57.3〜66.5重量%、更に好ましくは61.1〜66.5重量%、α石英の含有量は12.1〜40.2重量%、好ましくは20.7〜30.3重量%、更に好ましくは21.0〜26.0重量%の範囲内であり、また、Alを24.5重量%以下、好ましくは6.4〜18.6重量%、更に好ましくは9.0〜12.9重量%の範囲で含有してもよい。
【0013】
Ba系ガラスの含有量が55.0重量%未満であると、磁器組成物の低温焼結性が低下し、緻密な焼結体(900℃での焼成後において相対密度が92%以上)が得られない。また、69.4重量% を超える場合も、緻密な焼結体が得られない。一方、Ba系ガラスの含有量が、その最も好ましい範囲である61.1〜66.5重量%の範囲であると、磁器組成物は低温焼結性をもち緻密な焼結体が得られることに加えて、900℃以下での低温焼結可能なバリウム−レアアース−チタン酸化物の高誘電率材料と一体化焼成したときの境界の接合面に連続的な空間またはポアが発生することなく境界反応性がより良好となる。
【0014】
また、α石英の含有量が12.1重量%未満であると、磁器組成物の低温焼結性が低下し、緻密な焼結体が得られず、40.2重量%を超える場合も、緻密な焼結体が得られない。これに対して、α石英の含有量が、その最も好ましい範囲である21.0〜26.0重量%の範囲であると、磁器組成物は低温焼結性をもち緻密な焼結体が得られることに加えて、低温焼結可能なバリウム−レアアース−チタン酸化物の高誘電率材料と一体化焼成したときの境界の接合面に連続的な空間またはポアが発生することなく境界反応性がより良好となる。
【0015】
Ba系ガラスとα石英とからなる主成分に添加するAlは、磁器組成物の保形性を向上させる効果をもつが、添加量が24.5重量%を超えると低温焼結性が低下し、緻密な焼結体が得られない。一方、Alの添加量が、その最も好ましい範囲である9.0〜12.9重量%の範囲であると、磁器組成物は低温焼結性をもち緻密な焼結体が得られることに加えて、低温焼結可能なバリウム−レアアース−チタン酸化物の高誘電率材料と一体化焼成したときの境界の接合面に連続的な空間またはポアが発生することなく境界反応性がより良好となる。
【0016】
本発明の磁器組成物におけるBa系ガラスは、その成分が、酸化物換算で以下の範囲となるものである。
・BaO : 19〜29mol%、好ましくは21〜25mol%
・SiO : 62〜72mol%、好ましくは64〜70mol%
・Al : 6〜11mol%、好ましくは7〜11mol%
・BaO、SiOおよびAlの : 3〜7mol、好ましくは
合計100mol当たりのB量 4〜6mol
【0017】
Ba系ガラスにおいて、BaO成分が19mol%未満であると、ガラス化が困難であり、29mol%を超えると緻密な焼結体が得られない。
【0018】
また、SiO成分が62mol%未満であると、緻密な焼結体が得られず、72mol%を超えるとガラス化が困難であり好ましくない。
【0019】
さらに、Al成分が6mol%未満、あるいは、11mol%を超えると、いずれも緻密な焼結体が得られない。
【0020】
また、BaO、SiOおよびAlの合計100molに対するB成分が3mol未満であると、ガラス化が困難であり、7molを超えると、緻密な焼結体が得られない。
【0021】
本発明の磁器組成物は、各構成成分を上記の範囲内で適宜設定することにより、低温燒結性を有し、かつ、線膨張係数が80×10−7/℃〜150×10−7/℃の範囲内にあるものとすることができる。したがって、低抵抗であるAgあるいはCu、または、AgやCuを主成分とする合金の融点以下での焼成が可能な従来の高誘電率材料や磁性材料等の異種の磁器組成物の線膨張係数に合わせることが容易である。このため、異種の材料との同時焼成を行っても、得られた焼成物にクラックを生じることはない。尚、本発明の磁器組成物では、線膨張係数が150×10−7/℃を超えるものを得ることは困難である。
【0022】
さらに、本発明の磁器組成物は、上記のような組成による線膨張係数の制御に加え、焼成温度、焼成時間によっても線膨張係数を80×10−7/℃〜150×10−7/℃の範囲内で制御することができる。Ba系ガラスとα石英との焼成、あるいは、これらにAlを添加したものの焼成において、ガラスの結晶化が起こり、新たな結晶相[BaAlSiO]や[BaSi]が生成する。これらの結晶相はそれぞれ固有の線膨張係数をもつので、焼成条件により結晶相の種類と量を変化させることにより、線膨張係数を制御することができる。
【0023】
このような本発明の磁器組成物は、α石英と、4種の結晶相[BaAlSiO+BaSi]、[BaAlSiO+BaSi+Al]、[BaAlSiO+Al]、[BaSi+Al]の中の1種とを含み、誘電率が低いにもかかわらず、高い線膨張係数をもち、かつ、低温焼結性を有するものである。
【0024】
次に、本発明の磁器組成物の製造方法について説明する。
まず、Ba系ガラス成分であるBaO、SiO、Al、Bを用意し、所定量を秤量して混合し、るつぼで溶融した後、溶融物を急冷し、これを粉砕することによりガラス粉末とする。尚、ガラス原料としては、酸化物である必要はなく、例えば、炭酸塩、水酸化物、硫酸塩等のように熱処理により酸化物となるものを使用しても、酸化物を使用した場合と同等のガラス粉末を得ることができる。
【0025】
上記のガラス原料の混合は、例えば、乾式混合により行うことができ、溶融は1500〜1600℃で0.5〜5時間程度とすることができる。溶融物の粉砕は、ボールミル等を用いた湿式粉砕が望ましい。
次に、主成分であるα石英粉末と、上記のBa系ガラス粉末、さらに、必要に応じてAl粉末を準備し、これらの所定量を秤量して混合する。得られた粉末に対してポリビニルアルコール系、アクリル系、エチルセルロース系のような有機バインダーと、必要に応じて溶剤、可塑剤等を混合してスラリーを調製する。
【0026】
次いで、このスラリーを所望の形状に成型し、この成型物を焼成する。成型はシート法や印刷法等の湿式成型の他、プレス成型等の乾式成型でもよく、所望の形状に応じて成型方法を適宜選択することが可能である。焼成温度は850〜960℃の範囲で設定することができ、焼成時間は0.1〜24時間程度が好ましい。したがって、AgもしくはCu、または、AgやCuを主成分とする合金の融点以下での低温焼成が可能となる。このため、低抵抗であるAgやCuのような融点の低い金属を内部導体として電子部品を構成することが可能となる。尚、同時焼成を行う内部導体に合わせて焼成雰囲気を選択することが望ましく、例えば、Agとの同時焼成の場合は空気中のような酸素雰囲気とし、Cuとの同時焼成の場合は還元雰囲気とする。
【0027】
【実施例】
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
【0028】
(実施例1)
まず、Ba系ガラス成分として、BaCO、SiO、Al、Bを下記表1乃至表3のガラス組成の欄に示す組成となるように秤量し、シェイカーで乾式混合した後、この混合物をるつぼに入れて1550℃で1時間溶融した。その後、溶融物を純水で急冷し、これをらいかい機で粗粉砕した後、ボールミルで湿式粉砕してBa系ガラス粉末を得た。
【0029】
次に、上記のようにして得たBa系ガラス粉末と、α石英粉末、Al粉末をそれぞれ下記の表1乃至表3中の材料組成の欄に示す割合となるように秤量して混合し、この混合粉末100重量部に対して、有機バインダーとしてアクリル系樹脂を15重量部、溶剤としてトルエンを60重量部、可塑剤としてn−ブチルフタリルn−ブチルグリコラート(BPBG)を5重量部加え、ボールミルで分散し、57種の有機スラリーを作製した。
【0030】
次いで、上記の有機スラリーを用いてドクターブレード法により57種のグリーンシート(試料2〜10、12〜59)を作製した。その後、このグリーンシートを下記の各測定条件に合わせた所定の大きさに形成し、900℃、2時間の焼成を行った。
【0031】
次に、上記の各試料について、低温焼結性(900℃での焼成後において相対密度が92%以上)を評価し、比誘電率と線膨張係数を下記の測定方法により測定し、含有する結晶相を下記方法にて測定して、結果を下記の表1〜表3に示した。
【0032】
また、上記の試料8、23、41について、低温焼結可能なバリウム−レアアース−チタン酸化物の高誘電率材料と一体化焼成し、その破断した境界面を走査電子顕微鏡装置(日本電子データム(株)製 JED−2001)により観察し、一体化焼成後の境界面のcompo像(2000倍)を撮影して図1乃至図3に示した。
【0033】
比誘電率の測定方法
約1mm角の棒状試料を作成し、比誘電率(2GHz)を空洞共振器摂動法により測定(ヒューレットパッカード(株)製 83620A,8757Cを使用)した。
【0034】
線膨張係数の測定方法
約4×4×28mmの試料を作成し、線膨張係数(100〜700℃)を横型線膨張装置(真空理工(株)製 DL−7000Y−RH)により測定した。
【0035】
結晶相の測定方法
燒結体を乳鉢にて粉砕し、粉末X線回折法により測定(マック・サイエンス(株)製 MXPシステムを使用)した。測定条件はターゲットをCuとし、45kV、40mA、1deg/分、2θ=10〜60とした。
ただし、下記の表1〜表3において、α、A、B、C、Dの表示は、それぞれ以下の結晶相を表す。
α : α石英
A : BaAlSiO+BaSi
B : BaAlSiO+BaSi+Al
C : BaAlSiO+Al
D : BaSi+Al
【0036】
【表1】
Figure 0003587753
【0037】
【表2】
Figure 0003587753
【0038】
【表3】
Figure 0003587753
表1〜表3に示されるように、Ba系ガラスとα石英とを主成分とし、各構成成分が本発明の範囲内にある試料(2〜9、12、13、17〜21、23〜34、39〜47、50〜54)は、いずれも低温焼結性に優れ、AgもしくはCu、または、AgやCuを主成分とする合金の融点以下での焼成が可能であるとともに、誘電率が低く(7以下(2GHz))、かつ、線膨張係数が80×10−7/℃〜130×10−7/℃の範囲内となるものであった。
【0039】
さらに、上記の試料8、23、41のうち、Ba系ガラスの含有量が61.1〜66.5重量%、α石英の含有量が21.0〜26.0重量%の範囲内であり、Alを9.0〜12.9重量%の範囲で含有している試料8と試料23(図1および図2参照)は、低温焼結可能なバリウム−レアアース−チタン酸化物の高誘電率材料との一体化焼成時の境界反応性が、試料41(図3参照)に比べて特に良好であった。
【0040】
これに対して、ガラス組成においてBaO成分が19mol%未満である試料1、BaO、SiOおよびAlの合計100mol当たりのB成分が3mol未満である試料11、SiO成分が72mol%を超える試料14では、ガラス化が困難であり、磁器組成物が得られなかった。
また、構成成分の含有量が本発明の範囲から外れる他の試料は、いずれも900℃における焼成で緻密化せず、相対密度は92%未満であった。
【0041】
(実施例2)
まず、実施例1における試料39〜43と同じ組成の有機スラリーを実施例1と同様にして作製した。
【0042】
次いで、上記の有機スラリーを用いて実施例1と同様にして5種のグリーンシート(試料A〜E)を作製し、その後、このグリーンシートを実施例1と同じ所定の大きさに形成し、880℃、2時間と、920℃、2時間の2種の条件で焼成した。
【0043】
次に、上記の各試料について、線膨張係数を実施例1と同様に測定して、結果を下記の表4に示した。尚、表4には実施例1における試料39〜43(900℃、2時間の焼成)の測定結果も示した。
【0044】
【表4】
Figure 0003587753
表4に示される測定結果では、本発明の磁器組成物は、同一組成において焼成条件を変えることにより線膨張係数を80×10−7/℃〜130×10−7/℃の範囲内で制御可能であることが明らかとなった。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によればAgもしくはCu、または、AgやCuを主成分とする合金の融点以下での焼成が可能であり、低誘電率でありながら線膨張係数が高いので、例えば、低温焼成可能な高誘電率材料や磁性材料等の異種の磁器組成物との同時焼成が可能であり、AgやCuのような融点の低い金属を内部導体として、小型のフィルターや共振器、回路基板等の電子デバイスの製造に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1において、試料8を高誘電率材料と一体化焼成し、その破断した境界面を示す図面代用の走査電子顕微鏡写真である。
【図2】図2は実施例1において、試料23を高誘電率材料と一体化焼成し、その破断した境界面を示す図面代用の走査電子顕微鏡写真である。
【図3】図3は実施例1において、試料41を高誘電率材料と一体化焼成し、その破断した境界面を示す図面代用の走査電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. Ba系ガラスとα石英とを主成分とする磁器組成物において、
    前記Ba系ガラスの含有量が55.0〜69.4重量%、前記α石英の含有量が12.1〜40.2重量%の範囲内にあり、Al239.0〜12.9重量%の範囲で含有し、
    前記Ba系ガラスの成分は、酸化物換算で、BaOを21〜25mol%、SiO264〜70mol%、Al237〜11mol%の範囲で含有し、さらに、BaO、SiO2およびAl23の合計100mol当たりB234〜6molの範囲で含有し、
    α石英と、4種の結晶相[BaAl2SiO8+BaSi25]、[BaAl2SiO8+BaSi25+Al23]、[BaAl2SiO8+Al23]、[BaSi25+Al23]の中の1種とを含み、
    線膨張係数が80×10-7/℃〜150×10-7/℃の範囲内にあり、
    比誘電率が7.0以下であることを特徴とする磁器組成物。
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