JP3586598B2 - 自動包装機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、包装フィルムの区画袋に粉状や粒状等の被包装物を充填する自動包装機に関し、より具体的には、回転中に外周部において少なくとも包装フィルムの導入域と区画シール作業域と充填作業域とを辿るように水平状態で回転駆動される回転体と、該回転体の周囲部の上記包装フィルム導入域において長手方向に供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムを折り線が下に位置するようにフィルム幅を2つ折りしていく折りガイドと、2つ折りされた上記包装フィルムを長手方向に所定ピッチで区画袋に区画シールするように上記回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段と、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御カム手段によって上記充填作業域に至るまでに昇降棒のカムフォロアを介して下降され且つ区画袋の開口上縁シールタイミングまでに上記カムフォロアを介して上昇されるように上記回転体に複数個隔設され、下降位置で被包装物を上記区画袋に充填する被包装物案内シュートと、上記区画袋の開口上縁をシールする水平シール手段とから構成されている自動包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
先ず、本願発明と従来の技術に共通する図1と従来の技術に係る図5において、例えば粉粒体の自動包装機2の概要を説明すると、リールRに巻装され、テンションの掛けられた包装品長さに相当するピッチの光電管マークを有した長尺な熱溶着性包装フィルムFを垂直軸線周りで回転駆動される主要構成部材の水平状態(勿論若干傾斜した場合も含む)の回転体20に接線方向から包装フィルム導入域Aで導入し、該包装フィルムを長手方向に幅において折り線が下に位置するように二つ折りガイド5によって二つ折りしてから区画シール作業域Bにおいて順次縦に区画シールし、区画シール作業域Bの後半の充填沈静化作業域Cにおいて区画袋F2内に粉粒体を充填し、粉粒体を沈静させた後に区画シールを解除して回転体20の周囲から包装フィルムFを接線方向で導出し開口縁を水平シーラ6によってシールしてからカッター7によって縦シール部で切断して包装品を製造して行くものである。包装フィルムFの移動力は、回転体20の回転力を縦区画シールするシール装置23を介して包装フィルムFに伝達することで得られる。
【0003】
本願発明のものと共通する構成部分が多い上記自動包装機2の基本構造について説明すると、機台3に軸受B1を介して回転可能に垂直状態(若干傾斜した場合も含む)に支承された回転軸11は、図外のモータ等の駆動装置及び歯車を介して、例えば反時計方向に連続回転駆動されるようになっている。回転軸11の上端部には、分量桝13・・・を等ピッチで外周部に埋設した回転計量盤12が固定されると共に、各分量桝13の下方に粉粒体のスムースな落下を図るべく逆円錐台形状の中間シュート15・・・が搭載円板14を介して固定されている。回転計量盤12は、上方ホッパーHから適宜被包装材の粉粒体の供給を受けて回転中に静止すり切り板12Aによって各分量桝13中に定量充填して、被包装物案内シュートの主シュート25・・・とのオーバラップ領域(充填作業域)で開くまでシャッター板12Bで保持している。オーバラップ領域には、すり切り板12A(平面視U形状を成している)によって粉粒体が入らないようにしている。
【0004】
中間シュート15は、分量桝13から自然落下してくる粉粒体をスムースに受けて主シュート25に導くものであり、また搭載円板14は、回転軸11に取り付けられており、伝達歯車19A、19B、19C、19Dを介して下記回転体20と共に同期回転されるようになっている。中間シュート搭載円板14の下方には、偏心状態で回転体20が機台3に軸受B2を介して上記回転軸11と同方向に図外伝達歯車を介して回転駆動されるように支承されている。この偏心状態は、回転体20を回転軸11に対して包装フィルムの導入域A側に片寄らせたものとなっており、中間シュート15の下方出口の周転軌跡と回転体20に搭載された被包装物案内シュート(主シュート)25の周転軌跡とがオーバラップする領域を充填作業域として包装フィルム導入域の後で次の区画シール作業域の後半部に形成されている。従って、主シュート25は、包装フィルムの導出域Dから導入域Aにかけて搭載円板14の半径方向外側に出ていて、V状に二つ折りされた包装フィルムF1内に上から下に入り込む為に、また回転体20から離れて行く帯状の各区画袋F2から抜け出る為に一旦上昇されていても中間シュート搭載円板14には当たらない。
【0005】
各主シュート25は、回転体20の外側において隣接した区画シール装置23、23間の中間位置で昇降可能となっている。即ち、主シュート25は、昇降棒26によってその上端から水平に外側に突設されたレバー25Bを介して支持されている。昇降棒26は、回転体20の周辺部のリング状円盤20Aの下部に形成された垂直貫通孔26A内で昇降案内され且つそれらの外側で機台3に支持された上下のリング状板とディスタンスピース等で内向きに形成された溝カム27によって昇降制御されるものであり、その中間部において上記溝カム27に転動可能に係合するカムフォロアの転子28Aを外側に搭載したスリーブ28を上下のロックカラー28C、28Cの間で旋回可能に且つ昇降力伝達可能に嵌合している。スリーブ28は、回転体20に固定された上下動案内体29に沿う案内ピン28Dを転子28Aと反対側の内側に搭載している。この構成は、後述のように本願発明の改善対象になっている。
【0006】
この従来の被包装物案内シュートの昇降制御構成では、揚程を持つ溝カム27によってカムフォロア転子28Aが受ける昇降力は、上下動案内体29によって案内ピン28Dを介して案内されたスリーブ28から昇降棒26に該昇降棒26に固定されたロックカラー28Cを介して伝達されることになる。昇降棒26がスリーブ28内で旋回可能に係合しているのは、上述したように被包装物案内シュート25が、包装フィルムの導入域Aと導出域Dで各々V状に二つ折りされた包装フィルムF1内に上から下に入り込み、また回転体20から離れて行く帯状区画袋F2から抜け出る際に一旦上昇されていても中間シュート搭載円板14に当たらないように該搭載円板14の半径方向外側に出る必要がある為である。
【0007】
従って、溝カム27の揚程も包装フィルムの導出域Dから導入域Aにかけて高く、包装フィルム導入域Aから区画シール作業B域及び充填作業域Cを経て包装フィルム導出域Dまで低く形成されている。また、主シュート25の、包装フィルム導入域Aでの外側から円軌道へ入る為の旋回と包装フィルム導出域Dでの円軌道から外側へ出る為の旋回は、昇降棒26の下方に設けられたリング状の上向き溝カム30によって行われる。即ち、昇降棒26は、その下端に固定されたレバー32に溝カム30に係合するベアリング31を搭載している為にレバー32を介して所定範囲の旋回移動が与えられることになる。溝カム30の形状は、包装フィルム導入域Aでは接線方向から回転体20の外周部に入ってくる包装フィルムFの移動に沿うように主シュート25が外側から短いが直線状の移動ができ、また区画シール作業域B及び充填作業域Cから包装フィルム導出域Dまで円軌道に沿った移動ができ、更に包装フィルム導出域Dでその円軌道から外側に逸れるように形成されている。
【0008】
区画シール手段である開閉式の電熱シール装置23・・・は、回転体20の周辺部のリング状円盤20Aにおいて主シュート25・・・の間で区画袋F2の幅に相当するピッチで搭載されており、導入域Aに近接して設けられた二つ折りガイド5によって既に2つ折りされてV状を成した包装フィルム材F1を先行回転中のシール装置23・・・が挟んで引き込み、新たに後続のものが開状態で受けてから閉じて電熱で縦区画シールを行って区画袋F2を形成して行くものである。シール装置23は、回転体20の回転に伴って包装フィルムFに送りを掛けながら、粉粒体の充填後に接線方向に送り出す導出域Dの手前で開放されるようになっている。シール装置23の開閉は、回転体20のリング状円盤20Aの下方に設けられたカムレール24によってレバー23Aを介して行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の自動包装機2では、被包装物案内シュート25の昇降制御を行うカム溝27がシュートの外側で内向きに組立形成されている為に、カムフォロア転子28Aの周速度が大きくなり、それに伴って摩擦や摩耗も大きくなり、更にそれに伴って上下動案内体29に沿う案内ピン28Dに掛かる負荷も大きくなる。また、カム溝27が上下のリング状板とディスタンスピースとで組立形成されている為に加工が複雑で製造コストが高くなっている。
【0010】
本発明は、上述の点に鑑みて提案されたものであり、被包装物案内シュートの昇降制御手段のカム溝及びカムフォロア転子の摩耗を低減し且つ上下動案内ピンの負荷を軽減し得て更に回転体の回転速度を高めて自動包装機の生産性を高められ、被包装物案内シュートの昇降制御手段の構成を簡便化して製造コストを低減できる自動包装機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の請求項1の自動包装機は、回転中に外周部において少なくとも包装フィルムの導入域と区画シール作業域と充填作業域とを辿るように水平状態で回転駆動される回転体と、該回転体の周囲部の上記包装フィルム導入域において長手方向に供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムを折り線が下に位置するようにフィルム幅を2つ折りしていく折りガイドと、2つ折りされた上記包装フィルムを長手方向に所定ピッチで区画袋に区画シールするように上記回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段と、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御カム手段によって上記充填作業域に至るまでに昇降棒のカムフォロアを介して下降され且つ区画袋の開口上縁シールタイミングまでに上記カムフォロアを介して上昇されるように上記回転体に複数個隔設され、下降位置で被包装物を上記区画袋に充填する被包装物案内シュートと、上記区画袋の開口上縁をシールする水平シール手段とから構成されているものにおいて、上記昇降制御カム手段は、上記被包装物案内シュートの昇降棒に設けられたカムフォロアに係合するカム溝を該被包装物案内シュート列と上記回転体との間において機台に固定された筒体の外周面に形成していることを特徴としている。また、被包装物案内シュートの昇降棒は、上記カムフォロアに対して旋回可能に且つそれによって上下動案内体に沿って上下動されるように連接されており、また上記カムフォロアは転動可能な転子から構成されている。
【0012】
従って、自動包装機の回転体が一周回転する間に、包装フィルム導入域において供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムは、折りガイドによってV状に2つ折りされ、回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段によって所定ピッチで区画袋に縦区画シールされ、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御される被包装物案内シュートを介して充填作業域で被包装物が区画袋に充填され、水平シール手段によって開口上縁がシールされるが、被包装物案内シュートの昇降制御を行うカム手段は、シュートの昇降棒に設けられたカムフォロアを昇降作動するカム溝を被包装物案内シュート列と回転体との間において機台に固定された筒体の外周面に形成している為にカム溝内径を縮小してカムフォロア転子の周速度を従来よりも小さくでき、それに伴って摩擦や摩耗も小さくでき、更に上下動案内体が設けられた場合にそれに沿う案内ピンに掛かる負荷も軽減できる。これで生じる余裕に応じて回転体の回転速度を高めて自動包装機の生産性も高められる。他方、カム溝は、筒体の外周面に機械加工等で精度良く且つ低コストで形成され得るものであり、部品数も減らして製造コストを低減できる可能性も享受できる。また、上下動案内体にはカムフォロアの一部分が転動可能に接触する構成とでき、被包装物案内シュートを包装フィルムの導入域と導出域で各々V状に二つ折りされた包装フィルム内に上から下に入り込む作動や、また回転体から離れて行く包装フィルムの区画袋から抜け出る作動を可能にしつつも、上下動案内体に沿って移動する案内ピンを省いてカムフォロア転子の一部分にベアリング等を取り付けて代替させることができ、簡便な構成を得ることができる。
【0013】
請求項2記載のように、請求項1記載の自動包装機において、上記カム溝は、上記筒体の外周面にミーリング加工等の機械加工によって上記区画シール作業域後半の充填作業域にかけて下降レベル部分を有した1列の連続溝で形成され、従来の上下のリング状板とディスタンスピースとの組立に比べて大幅に精度良く且つ低コストで形成され、部品点数も減らして製造コストを低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を自動包装機の代表実施例によって添付図を参照にして以下に詳細に説明する。
図1は本発明に係る粉粒体用自動包装機の外観を示す立面図、図2は同自動包装機の要部の駆動機構を示す縦断面図、図3は同自動包装機の要部の平面図、図4は同自動包装機の包装フィルム導入域から区画シール作業域までの被包装物案内シュートの位置状態を示す説明図である。
【0016】
図1から図4において本発明の代表実施例に係る自動包装機1を説明するが、その基本構成は既に従来の自動包装機において説明したので、ここでは主に本発明の特徴的構成について説明する。但し、図1から図4には従来の自動包装機と共通する構成部品には、同じ符号を付してある。
自動包装機1は、従来の自動包装機2の備えていた中間シュート15とその搭載円板14とを省いており、また被包装物案内シュート25の昇降制御装置の構成を改善しているが、基本的に、回転中に外周部において包装フィルム導入域Aと区画シール作業域Bと充填作業域Cとを辿るように水平状態(若干の傾斜状態も含む)で回転駆動される回転体20と、その外周部の包装フィルム導入域Aにおいて長手方向に供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムFを折り線が下に位置するようにフィルム幅を2つ折りしていく折りガイド5と、2つ折りされた包装フィルムF1を長手方向に所定ピッチで区画袋F2に区画シールするように回転体外周部に複数個隔設された区画シール装置23・・・と、区画シール装置の隣接したもの同士の間で昇降制御カム装置40によって充填作業域Cに至るまでに昇降棒26のカムフォロア42を介して下降され且つ区画袋F2の導出域Dまでにカムフォロア転子42を介して上昇されるように回転体20に複数個隔設され、下降位置で被包装物の粉粒体を区画袋F2に充填する被包装物案内シュート25と、区画袋F2の開口上縁をシールする水平シーラ6とから構成されている。
【0017】
上記昇降制御カム装置40は、被包装物案内シュート25の昇降棒26に設けられたカムフォロア転子42に係合するカム溝41を被包装物案内シュート列と回転体20との間において機台3に固定された筒体45の外周面に形成されている。カム溝41は、筒体45の外周面にミーリング加工等の機械加工によって区画シール作業域Bの後半の充填作業域Cにかけて下降レベル部分を有し、包装フィルム導出域Dから包装フィルム導入域Aにかけて上昇レベル部分を有している。
【0018】
被包装物案内シュート25の昇降棒26は、カムフォロア転子42に対して旋回可能に且つそれによって上下動案内体49に沿って上下動されるようにスリーブ48を介して連接されている。スリーブ48は、昇降棒26の下端部の旋回用レバー上に搭載されており、上端がクリップによって昇降棒に拘束されており、従来の下ロックカラーを省くようにしている。カムフォロア転子42はスリーブ48の内側に取り付けられ、回転体20と共に回転する上下動案内体49にはカムフォロア転子42の付け根に回転可能に搭載されたミニベアリング43が転動可能に接触する構成となっている。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1記載の自動包装機によれば、回転中に外周部において少なくとも包装フィルムの導入域と区画シール作業域と充填作業域とを辿るように水平状態で回転駆動される回転体と、該回転体の周囲部の上記包装フィルム導入域において長手方向に供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムを折り線が下に位置するようにフィルム幅を2つ折りしていく折りガイドと、2つ折りされた上記包装フィルムを長手方向に所定ピッチで区画袋に区画シールするように上記回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段と、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御カム手段によって上記充填作業域に至るまでに昇降棒のカムフォロアを介して下降され且つ区画袋の開口上縁シールタイミングまでに上記カムフォロアを介して上昇されるように上記回転体に複数個隔設され、下降位置で被包装物を上記区画袋に充填する被包装物案内シュートと、上記区画袋の開口上縁をシールする水平シール手段とから構成されているものにおいて、上記昇降制御カム手段は、上記被包装物案内シュートの昇降棒に設けられたカムフォロアに係合するカム溝を該被包装物案内シュート列と上記回転体との間において機台に固定された筒体の外周面に形成していることを特徴としている為に、自動包装機の回転体が一周回転する間に、包装フィルム導入域において供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムは、折りガイドによってV状に2つ折りされ、回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段によって所定ピッチで区画袋に縦区画シールされ、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御される被包装物案内シュートを介して充填作業域で被包装物が区画袋に充填され、水平シール手段によって開口上縁がシールされるが、被包装物案内シュートの昇降制御を行うカム手段は、シュートの昇降棒に設けられたカムフォロアを昇降作動するカム溝を被包装物案内シュート列と回転体との間において機台に固定された筒体の外周面に形成している為にカム溝内径を縮小してカムフォロア転子の周速度を従来よりも小さくでき、それに伴って摩擦や摩耗も小さくでき、更に上下動案内体が設けられた場合にそれに沿う案内ピンに掛かる負荷も軽減できる。これで生じる余裕に応じて回転体の回転速度を高めて自動包装機の生産性も高められる。他方、カム溝は、筒体の外周面に機械加工等で精度良く且つ低コストで形成され得るものであり、部品数も減らして製造コストを低減できる可能性も享受できる。
【0020】
請求項2記載の自動包装機によれば、請求項1記載のものにおいて、上記カム溝は、上記筒体の外周面にミーリング加工等の機械加工によって上記区画シール作業域後半の充填作業域にかけて下降レベル部分を有した1列の連続溝で形成されている為に、従来の上下のリング状板とディスタンスピースとの組立に比べて大幅に精度良く且つ低コストで形成され、部品点数も減らして製造コストを低減することができる。
【0021】
請求項3記載の自動包装機によれば、請求項1記載のものにおいて、上記被包装物案内シュートの昇降棒は、上記カムフォロアに対して旋回可能に且つそれによって上下動案内体に沿って上下動されるように連接されており、また上記カムフォロアは転動可能な転子から構成されており、上記上下動案内体には上記カムフォロアの一部分が転動可能に接触する構成の為に、被包装物案内シュートを包装フィルムの導入域と導出域で各々V状に二つ折りされた包装フィルム内に上から下に入り込む作動や、また回転体から離れて行く包装フィルムの区画袋から抜け出る作動を可能にしつつも、上下動案内体に沿って移動する案内ピンを省いてカムフォロア転子の一部分にベアリング等を取り付けて代替させることができ、簡便な構成を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体用自動包装機の外観を示す立面図である。
【図2】同自動包装機の要部の駆動機構を示す縦断面図である。
【図3】同自動包装機の要部の平面図である。
【図4】同自動包装機の包装フィルム導入域から区画シール作業域までの被包装物案内シュートの位置状態を示す説明図である。
【図5】従来の自動包装機の要部の駆動機構を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 自動包装機
3 機台
5 2つ折りガイド
6 水平シール手段
20 回転体
23 区画シール手段
25 被包装物案内シュート
26 昇降棒
40 昇降制御カム手段
41 カム溝
42 カムフォロア(転子)
43 カムフォロアの一部分(ミニベアリング)
45 筒体
49 上下動案内体
A 包装フィルムの導入域
B 区画シール作業域
C 充填作業域
F 包装フィルム
F1 2つ折り包装フィルム
F2 区画袋
Claims (2)
- 回転中に外周部において少なくとも包装フィルムの導入域と区画シール作業域と充填作業域とを辿るように水平状態で回転駆動される回転体と、該回転体の周囲部の上記包装フィルム導入域において長手方向に供給されてくる長尺な熱溶着性包装フィルムを折り線が下に位置するようにフィルム幅を2つ折りしていく折りガイドと、2つ折りされた上記包装フィルムを長手方向に所定ピッチで区画袋に区画シールするように上記回転体の周囲部に複数個隔設された区画シール手段と、該区画シール手段の隣接したもの同士の間で昇降制御カム手段によって上記充填作業域に至るまでに昇降棒のカムフォロアを介して下降され且つ区画袋の開口上縁シールタイミングまでに上記カムフォロアを介して上昇されるように上記回転体に複数個隔設され、下降位置で被包装物を上記区画袋に充填する被包装物案内シュートと、上記区画袋の開口上縁をシールする水平シール手段とから構成されている自動包装機において、
上記昇降制御カム手段は、上記被包装物案内シュートの昇降棒に設けられたカムフォロアに係合するカム溝を該被包装物案内シュート列と上記回転体との間において機台に固定された筒体の外周面に形成しており、
上記被包装物案内シュートの昇降棒は、上記カムフォロアに対して旋回可能に且つそれによって上下動案内体に沿って上下動されるように連接されており、上記カムフォロアは転動可能な転子から構成されており、上記上下動案内体には上記カムフォロアの一部分が転動可能に接触する構成となっていることを特徴とする自動包装機。 - 上記カム溝は、上記筒体の外周面にミーリング加工等の機械加工によって上記区画シール作業域後半の充填作業域にかけて下降レベル部分を有した1列の連続溝で形成されている請求項1記載の自動包装機。
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