JP3585665B2 - 書棚の棚板取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、書棚本体の内側面の前部及び後部に上下位置変更可能に係着した棚受け具に、棚板を架設出来るようにした書棚に関し、特に、前記凹溝部を前記棚受け具に載置した後の棚受け具からの棚板の浮き上がりや逸脱を防止した書棚の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、書棚本体の側板の内側面の前部および後部に上下位置変更可能に係着した棚受け具に、棚板の左右下面の前後に形成した下面が開口する凹溝部を載置することにより、左右の側板間に棚板を架設出来るようにした書棚の棚板取付装置は、木製の書棚用として一般的に広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の装置において、前後奥行の広い棚板や、棚板を前後に傾斜させて使用するものにあっては、棚板上の前後のいずかに書籍等の負荷が集中した場合に、負荷の集中した側と逆の側で、棚板が棚受け具から浮き上がったり、棚板が外れて書籍等が落下するということがあった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、棚板上の前後のいずれかに書籍等の負荷が集中した場合にあっても、棚受け具からの棚板の浮き上がりや逸脱が防止されるようにした安全性の高い書棚の棚板取付装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項 1 の発明は、書棚本体の側板の内側面の前部および後部に上下位置変更可能に係着した棚受け具に、棚板の左右下面の前後に形成した凹溝部を載置することにより、左右の側板間に棚板を架設出来るようにした書棚において、
前記棚板の凹溝部が棚板下面に開口して形成されているとともに、前記凹溝部内には棚受け具からの棚板の浮き上がりや逸脱を防止する係止部材が設置され、該係止部材が棚受け具の下方の前記開口を覆う棚板固定位置と、棚受け具の下方の前記開口から外れた棚板移動位置との間を摺動可能に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によると、棚板を棚受け具に載置した後に、棚受け具の下方の少なくとも一部を覆う係止部材が棚板下面に設けられていることにより、棚板上の前後のいずれかに書籍等の負荷が集中した場合であっても、係止部材が棚受け具に当接して棚受け具からの棚板の浮き上がりが防止されるため、棚板が外れて、書籍等が落下することがなく、安全である。
また、係止部材を棚板固定位置にすると、棚受け具からの棚板の浮き上がりを防止でき、係止部材を棚板移動可能位置にすると、棚板を棚受け具の取外しが可能となり、棚板の高さ変更や書棚本体からの取外しが行えるとともに、係止部材の棚板固定位置と棚板移動可能位置との位置変更が摺動により容易に行えるばかりか、係止部材の棚板下面からの張り出しが少なく、係止部材が邪魔にならない。
【0006】
請求項2の発明は、請求項 1 において、凹溝部を、棚板の左右長手方向の寸法と同長でかつ全長にわたって下面が開口するように設けるとともに、前記凹溝部内に係止部材を左右摺動可能に、かつ下方に外れないように取付けられていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、係止部材の位置を左右広範囲に移動できるため、係止部材の不使用時には、係止部材を棚板の中央付近に収納できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明していくと、まず図1には本発明の適用される書棚1をやや下方から見た斜視図が示されており、2は該書棚1の天板、3は側板をそれぞれ示している。この側板3の内側には、例えば外周にローレットを施したナット5が2列に一定の間隔を以て固く埋め込まれており、このナット5の所定箇所には円筒形の棚受け具6がねじ込まれている。
【0008】
7は前記側板3間に架設される棚板であり、棚板7の下面前後には、左右方向の全長に渡って下面が開口する凹溝を有する金属又は合成樹脂からなる凹溝部としての前・後部レール8、9が設けられている。また、特に図2に示されるようにこの棚板7の上面及び前後側面には樹脂製の化粧板7aが貼着されており、下方の棚板7の化粧板7aの後端部においては、ストッパ片7bが突設されている。
【0009】
前記前・後部レール8、9は、棚板7の下面に形成される凹溝内に嵌合される断面略コ字状の金属又は合成樹脂部材からなり、これらの両下端には、それぞれ断面略J字状の係止杆10が互いに対向するように形成されている。尚、特に図示しないが、これら前・後部レール8、9には、棚板7上に並列される書籍類が倒れるのを防ぐ適宜線材からなるブックサポートが任意の位置に取付け出来るようになっている。
【0010】
このように構成される棚板7は左右両側板3の前後所定位置のナット5にねじ込まれた棚受け具6上に、前・後部レール8、9の左右両端部の凹溝部を載置することで左右側板3、3間に架設することが出来るようになっている。
【0011】
また、後部レール9の開口幅は棚受け具6の直径よりも幅広になっており、図1、2に示されるように、前後の棚受け具6をそれぞれ上下にずらして設けることで、下方の棚板7のように棚板7を前後に傾斜させた状態に架設することも出来る。この時、前記下方の棚板7上に載置される書籍類は、前記ストッパ片7bによって後方に滑り落ちないようになっている。
【0012】
前部レール8内には、特に図3に示されるように、棚受け具6の下半部を覆えるように断面略コ字状に屈曲形成される覆い片12と、該覆い片12の上端よりそれぞれ外方を向くように屈曲形成される係合片13とからなる係止部材11が、図4に示されるように左右方向にスライド可能に、かつ前記前部レール8の係止杆10と係合する係合片13を介して下方向への逸脱が不能に嵌装されている。尚、14は係止部材11をスライドさせるための取手片である。
【0013】
前記係止部材11は、棚板7を左右の側板3、3間に架設する際に予め前部レール8のそれぞれ左右両端部近傍(図4中実施線位置)に嵌装させておくことが出来、棚受け具6上に前部レール8を載置した後に、前述のように棚受け具6方向にそれぞれスライド移動させることが出来るようになっている。
【0014】
このように棚受け具6方向にスライド移動された係止部材11の覆い片12により、棚受け具6の少なくとも下方が覆われることになる。特に前後方向に傾斜して設けられた棚板7等において、その上面に載置される書籍類が特に前記棚板7の後部に集中して載置された場合、棚板7の前後のバランスが著しく偏るため、棚板7の前部が棚受け具6を中心として上方に浮き上がろうとするが、棚受け具6の前部下方が、後部レール9に対して逸脱不能に嵌装された係止部材11の覆い片12と当接し、浮き上がりが規制される。
【0015】
このように棚板7の下面所定箇所(レールを含む)に、棚受け具6の下方の少なくとも一部を覆う係止部材11が設けられていることで、棚板7の棚受け具6からの浮き上がりや逸脱が防止されるようになる。
【0016】
また、前記係止部材11が、棚受け具6の下方の少なくとも一部を覆う棚板固定位置と、前記棚受け具6から外れた棚板移動可能位置との間を移動可能に設けられていることで、棚板7の固定及び移動を簡単な操作で行うことが可能になる。
【0017】
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて説明してきたが、本発明は、上記実施の態様に限定されるものではなく、種々の実施形態を取り得る。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0019】
(a)請求項1の発明によれば、棚板を棚受け具に載置した後に、棚受け具の下方の少なくとも一部を覆う係止部材が棚板下面に設けられていることにより、棚板上の前後のいずれかに書籍等の負荷が集中した場合であっても、係止部材が棚受け具に当接して棚受け具からの棚板の浮き上がりが防止されるため、棚板が外れて、書籍等が落下することがなく、安全である。
また、係止部材を棚板固定位置にすると、棚受け具からの棚板の浮き上がりを防止でき、係止部材を棚板移動可能位置にすると、棚板を棚受け具の取外しが可能となり、棚板の高さ変更や書棚本体からの取外しが行えるばかりか、係止部材の棚板固定位置と棚板移動可能位置との位置変更が摺動により容易に行えるとともに、係止部材の棚板下面からの張り出しが少なく、係止部材が邪魔にならない。
【0020】
(b)請求項2の発明によれば、係止部材の位置を左右広範囲に移動できるため、係止部材の不使用時には、係止部材を棚板の中央付近に収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての書棚の一部を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の係止部材を示す斜視図である。
【図4】図2に対応する作用を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 書棚
2 天板
3 側板
5 ナット
6 棚受け具
7 棚板
7a 化粧板
7b ストッパ片
8 前部レール
9 後部レール
10 係止杆
11 係止部材
12 覆い片
13 係合片
14 取手片
Claims (2)
- 書棚本体の側板の内側面の前部および後部に上下位置変更可能に係着した棚受け具に、棚板の左右下面の前後に形成した凹溝部を載置することにより、左右の側板間に棚板を架設出来るようにした書棚において、
前記棚板の凹溝部が棚板下面に開口して形成されているとともに、前記凹溝部内には棚受け具からの棚板の浮き上がりや逸脱を防止する係止部材が設置され、該係止部材が棚受け具の下方の前記開口を覆う棚板固定位置と、棚受け具の下方の前記開口から外れた棚板移動位置との間を摺動可能に取り付けられていることを特徴とする書棚の棚板取付装置。 - 凹溝部を、棚板の左右長手方向の寸法と同長でかつ全長にわたって下面が開口するように設けるとともに、前記凹溝部内に係止部材を左右摺動可能に、かつ下方に外れないように取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の書棚の棚板取付装置。
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