JP3585229B2 - 多自由度位置決め装置 - Google Patents

多自由度位置決め装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3585229B2
JP3585229B2 JP2002079543A JP2002079543A JP3585229B2 JP 3585229 B2 JP3585229 B2 JP 3585229B2 JP 2002079543 A JP2002079543 A JP 2002079543A JP 2002079543 A JP2002079543 A JP 2002079543A JP 3585229 B2 JP3585229 B2 JP 3585229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
base
drive mechanism
guide members
substrate holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002079543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003279492A (ja
Inventor
和也 廣瀬
Original Assignee
和也 廣瀬
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和也 廣瀬 filed Critical 和也 廣瀬
Priority to JP2002079543A priority Critical patent/JP3585229B2/ja
Publication of JP2003279492A publication Critical patent/JP2003279492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3585229B2 publication Critical patent/JP3585229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばLCD,PDP等のガラス基板目視検査の際に光の反射角度を変えて欠陥部の発見を容易にしたガラス基板目視検査として実施可能な、多自由度位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、新規な多自由度位置決め装置を採用した、LCD,PDP等のガラス基板目視検査があり、このガラス基板目視検査装置は、基板ホルダが直接又は間接的に揺動フレームを介して、3つの脚部で支持した構成としている。これら3つの脚部には、それぞれ伸縮機構が内蔵され、また基台上に設けた案内部材に移動駆動機構により移動可能に配置する構成としていて、3つの脚部の伸縮機構、移動駆動機構を適宜駆動させて、前記基板ホルダを、自在に移動させたり、旋回させたり揺動させたりすることができるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、それぞれの脚部が上述のように伸縮機構、移動駆動機構等の駆動部を伴うので機構が複雑化することは避けられず、装置の重量が増大し、必然的に前記駆動部が大型化するという課題が出てきた、
本発明はかかる課題を改善するために提案されたものであって、揺動フレームを支持する脚部の構成をより簡単化して、製作を容易とすると共に、コンパクト、且つ軽量化を図ってガラス基板目視検査装置に好適な、多自由度位置決め装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明では、請求項1において、基台上に、第1軸方向に互いに平行に、第1、第2の案内部材を近接配置すると共に、これら第1、第2案内部材から離れて第3の案内部材を前記第1軸方向に平行に配置し、前記第1、第2案内部材上に第1移動部材を移動可能に装着すると共に、前記第3案内部材上に第2移動部材を移動可能に装着して、これら第1、第2移動部材に、伸縮調節機能を有する第1、第2の脚部の基端側をそれぞれ、前記第1軸周りに回動自在に取着して、これら第1、第2脚部により基板ホルダを支持し、前記第1、第2移動部材を、前記第1軸方向に移動調節するための第1、第2直動駆動機構を設け、前記第1移動部材に前記第1脚部を、第1軸周りに揺動調節するための第3直動駆動機構を設ける一方、前記第1、第2脚部の上端側と前記基板ホルダとは、少なくとも前記第1軸周りと第1軸に直交する第2の軸周りに回動自在な継手手段を介して結合する構成とした多自由度位置決め装置を提案する。
また本発明では、請求項2において、前記第1直動駆動機構は、基台上に配置したモータと、モータに連結して前記基台上の第1、第2案内部材間において、これら第1、第2案内部材に平行に配置したねじシャフトと、前記第1移動部材下面、中央側に取り付けたナットとによって構成し、前記第2直動駆動機構は、基台上に配置したモータと、モータに連結して、前記基台上の第3案内部材に平行に配置したねじシャフトと、前記第2移動部材に併設したナットとによって構成し、前記第3直動駆動機構は、基部パイプと、基部パイプ内に内蔵した伸縮駆動機構により、進退可能に設けた伸縮支柱とを有して、前記基部パイプの基端側を、前記基台上の第1、第2案内部材上に移動可能に載置した第1移動部材の上面に、前記第1軸周りに回動自在に取着してなる構成とした多自由度位置決め装置を提案する。
また本発明では、請求項3において、前記第1、第2脚部の上端側の継手手段のいずれかに、基板ホルダを第1軸に水平方向に直交する第3の軸周りに回動させる基板ホルダ回動駆動手段を介して、基板ホルダを支持する構成とした多自由度位置決め装置を提案する。
また本発明では、請求項4において、基台上に、互いに平行に配置した第1、第2のガイド部材と、これら第1、第2ガイド部材上に摺動可能に装着して、それぞれ直動駆動機構により第1、第2ガイド部材上を摺動させるようにした第1、第2の摺動部材とを有し、これら第1、第2摺動部材には、それぞれX状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の下部リンクの下端部を、軸受を介して、前記第1、第2ガイド部材と直交する軸周りに回動自在に取り付ける一方、これら一対の下部リンクの上端部に、X状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の上部リンクの下端部を、それぞれ回動自在に連結し、これら上部リンクの上端部に、中継部材、2自由度の継手手段を介して、揺動フレーム、基板ホルダを支持する構成とした多自由度位置決め装置を提案する。
さらに本発明では、請求項5において、前記第1、第2ガイド部材のいずれかを、基台 に揺動台を介して第1、第2ガイド部材の軸周りに揺動可能に支持し、前記揺動台を揺動させる揺動駆動機構を設けた多自由度位置決め装置を提案する。
【0005】
請求項1によれば、第1、第2直動駆動機構により選択動作制御することで、第1軸に沿う、第1〜第3案内部材上を第1、第2移動部材を移動させて基板ホルダを、第1軸方向に移動させたり、第1,または第2移動部材を移動させ、第3直動駆動機構により、第1脚部を、第1軸周りに揺動調節することで、第1、第2脚部上端側の、継手手段により、第2軸周りに基板ホルダを変位させることができる。
【0006】
請求項2によれば、第1直動駆動機構を駆動させると、第1、第2案内部材に沿って第1移動部材が移動し、第2直動駆動機構を駆動させると、第3案内部材に沿って第2移動部材が移動する。これによって、第1、第2移動部材上の第1、第2脚部を介し、基板ホルダを移動させることができる。この場合、第1、第2直動駆動機構を選択動作制御することで、基板ホルダの向きを変えたり、動作方向を変えることができる。
さらに、前記第1移動部材上の第3直動駆動機構を動作させることで、第1脚部を第1軸周りに揺動させ、基板ホルダを揺動調節することができる。
【0007】
請求項3によれば、基板ホルダを第1、第2脚部の上端側の継手手段において、第3軸周りに回動調節することができ、前記基板ホルダを様々な角度位置に調節することができる。
【0008】
請求項4によれば、直動駆動機構の選択制御動作によって、第1、第2摺動部材を、第1、第2ガイド部材上において適宜摺動移動させて、一対の下部リンク並びに上部リンクを開閉制御することで、基板ホルダを、所望の姿勢位置にもたらすことができる。
【0009】
請求項5によれば、第1、または第2ガイド部材を装着した揺動台を、揺動駆動機構によって揺動させることで、基板ホルダを揺動調節することができる。
【0010】
【発明の実施の態様】
以下、本発明にかかる多自由度位置決め装置につき、ガラス基板目視検査装置の一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づいて説明する。
図1にLCD,PDP等のガラス基板の基板目視検査装置1を示す。この基板目視検査装置1は、基台2上に基板ホルダ3を、伸縮調節機能を有する第1、第2の脚部4,5を介して支持している。
これら第1、第2脚部4,5のうち、第1脚部4は基端側を、前記基台2上において、第1、第2の案内部材6a,6b上を、第1の移動部材7を介し第1の軸方向、すなわち図中(Y軸方向)に移動可能とすると共に、このY軸周りに回動可能な結合構成としている。
一方、前記第2脚部5においても、基端側を、前記基台2上において、第3の案内部材6c上を、第2の移動部材8を介し、Y軸方向に移動可能とする結合構成としている。
これら第1、第2脚部4,5の上端側と前記基板ホルダ3とは、コ型状の揺動フレーム9、並びに前記Y軸周りとY軸に直交する第2の軸、すなわち、図中、Z軸周りに回動自在な継手手段10を介して結合する構成としている。
【0011】
前記基台2は、方形状の台枠部材であって、四隅に床面にがたつかないように接地するためのアジャスタ部材Aを取り付けている。かかる基台2のY軸と直交するX軸方向両端側寄りの上面に、Y軸方向に平行に、前記第1、第2案内部材6a,6b、並びに第3案内部材6cを突設している。
【0012】
前記基板ホルダ3は、検査すべきLCD,PDP等のガラス基板を載置できるようにした、方形状の枠部材であり、対向する両辺外側から前記揺動フレーム9を介し、X軸に平行な軸(図示省略)を回転軸として回動可能に支持されている。この場合、前記第1脚部4上端側の継手手段10と揺動フレーム9との間には、前記基板ホルダ3の回転軸と連結して基板ホルダ3を回動させるための基板ホルダ駆動手段11を設けている。
【0013】
前記第1、第2脚部4,5は、詳細は図示しないが、基本的には、それぞれ基部パイプ4a、5aと、これら基部パイプ4a、5a内に内蔵した伸縮駆動機構(図示省略)により、進退可能に設けた伸縮支柱4b、5bとを有している。
前記第1脚部4における基部パイプ4aの基端側は、前記基台2上の第1、第2の案内部材6a,6b上に移動可能に載置した第1移動部材7に、Y軸周りに回動自在に取着してなり、また、前記第2脚部5における基部パイプ5aの基端側は、基台2上の案内部材6c上に移動可能に載置した第2移動部材8に、Y軸周りに回動自在に取着している。
【0014】
前記第1移動部材7は、下面側両端近傍に、前記基台2上の第1、第2の案内部材6a,6b上に摺動自在に係止してなる摺動受部7a,7aを設けている。また、第1移動部材7中間には、第1の直動駆動機構12を構成するナット12nを取着している。そして、第1移動部材7の上面、一端側に、上述したように第1脚部4における基部パイプ4aの基端側をY軸周りに回動自在に取着するための突部7bを突設している。また、第1移動部材7の上面、他端側に、第3の直動駆動機構13を取り付けるための突部7bを突設している。
一方、前記第2移動部材8は、下面側に、前記基台2上の第3案内部材6c上に摺動自在に係止してなる摺動受部8aを設けると共に、第2の直動駆動機構14を構成するナット14nを併設している。また第2移動部材8上面に、第2脚部5における基部パイプ5aの基端側をY軸周りに回動自在に取着するための突部8bを突設している。
【0015】
次に、前記第1、第2移動部材7、8を、それぞれ、Y軸方向に移動調節するための第1、第2直動駆動機構12、14について説明する。
先ず、前記第1直動駆動機構12は、基台2上に配置したモータ12aと、モータ12aに連結して前記基台2上の第1、第2の案内部材6a,6b間において、これら第1、第2案内部材6a,6bに平行に配置したねじシャフト12bと、前記第1移動部材7下面、中央側に取り付けたナット12nとによって構成している。
一方、前記第2直動駆動機構14も、基台2上に配置したモータ14aと、モータ14aに連結して、前記基台2上の第3案内部材6cに平行に配置したねじシャフト14bと、前記第2移動部材8に併設したナット14nとによって構成している。
【0016】
また前記第3直動駆動機構13は、基本的には、第1、第2脚部4,5同様、基部パイプ13aと、これら基部パイプ13a内に内蔵した伸縮駆動機構(図示省略)により、進退可能に設けた伸縮支柱13bとを有している。
かかる基部パイプ13aの基端側を、前記基台2上の第1、第2の案内部材6a,6b上に移動可能に載置した第1移動部材7の上面、他端側の突部7bに、Y軸周りに回動自在に取着している。
一方、前記伸縮支柱13bの上端側は、前記第1脚部4における基部パイプ4a中間部に回動自在(Y軸周り)に軸着している。
【0017】
さらに前記第1、第2脚部4,5の上端側と前記基板ホルダ3とを、揺動フレーム9を介して連結するための継手手段10を説明する。
前記第1脚部4の上端側、すなわち伸縮支柱4b先端側の継手手段10は、基板ホルダ駆動手段11を介して前記揺動フレーム9と結合している受部10aと、受部10aに軸止めされた連結部10bとによって構成している(図2参照)。前記受部10aは、前記Y軸に直交する軸周り、すなわちZ軸周りに回動自在な軸部10zを保持している。一方、前記連結部10bは、前記伸縮支柱4b先端に固設しており、前記受部10aに、Y軸周りに回動可能に軸止めしている。
一方、前記第2脚部5上端の継手手段10は、直接、揺動フレーム9と結合しており、基本的には、前記第1脚部4の上端側の継手手段10と同構成である、2自由度のものであるので、説明は省略する。
【0018】
また、前記基板ホルダ駆動手段11は、図示は省略するが、モータの出力軸と基板ホルダ3の回転軸である、X軸に平行な軸とを連結している。並びに前記Y軸周りとY軸に直交する第2の軸、すなわち、図中、X軸周りに回動自在な介して結合する構成としている。
なお、以上説明した、第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構、第1、第2直動駆動機構12,14、第3直動駆動機構13、そして基板ホルダ駆動手段11は、コントロール装置(図示省略)に設定されたソフトウェアに基づいて動作する構成としている。
また、上述の基板目視検査装置1において、第1の軸方向をY軸方向とし、第2の軸方向をZ軸とし、さらに基台2のY軸と直交する軸をX軸として説明したが、勿論、X,Y,Z軸の決め方は適宜である。
【0019】
以上のように本発明にかかる基板目視検査装置1は構成されているので、様々な基板ホルダ3の調節動作が可能である。
例えば、基板ホルダ駆動手段11を起動して、基板ホルダ3を略水平方向に変位させて、基板ホルダ3上に、検査すべきガラス基板を載置し、第1、第2直動駆動機構12,14を起動して、同期的に、第1、第2案内部材6a,6b上の第1移動部材7と、第3案内部材6c上の第2移動部材8を同方向に移動させれば、基板ホルダ3は、略水平状態のまま、Y軸方向に移動させることができる(図3参照)。
【0020】
一方、前記第1、第2直動駆動機構12,14のうち、いずれか一方を起動したり、互いにモータ12a,14aを逆起動することで、第1、第2脚部4,5における伸縮支柱4b,5b上端の継手手段10の受部10aにおいて、軸部10zを中心として、継手手段10の連結部10bが変位することで、前記基板ホルダ3を、Z軸周りに回動させることができる(図2参照)。
【0021】
また、第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構を同時に、伸縮させることで、前記継手手段10の連結部10bがY軸周りに回動し、前記基板ホルダ3を、水平状態のまま昇降調節することができる。
また、前記第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構を停止した状態で、第3直動駆動機構13を起動して伸縮支柱13bを伸縮させることで、第1脚部4側を能動側として、第2脚部5を、基部パイプ5aと第3案内部材6c上の第2移動部材8上面の突部8bとの取付軸と、第2脚部5上端の継手手段10の連結部10bを中心としてY軸周りに連動変位し、基板ホルダ3をX軸方向に変位させることができる。
さらに、第3直動駆動機構13を停止した状態で第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構のうち、いずれか一方を起動したり、互いに逆動作させることで、前記第3直動駆動機構13の規制下に、基板ホルダ3をY軸と平行な軸周りに揺動変位させることができる(図2参照)。
【0022】
勿論この他、コントロール装置におけるソフトウェアに基づき、第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構、第1、第2直動駆動機構12,14、第3直動駆動機構13、並びに基板ホルダ駆動手段11を組合せ駆動制御動作させることで、第1、第2脚部4,5を第1、第2案内部材6a,6b、並びに第3案内部材6c上で移動させ、第1、第2脚部4,5における伸縮支柱4b,5bを伸縮させ、第3直動駆動機構13の伸縮支柱13bを伸縮させることで、基板ホルダ3を所望の向きに、また、自在に旋回調節することができる。
以上のように、本発明では、基板ホルダ3を第1、第2脚部4,5で支える構造であるので、構造が簡単化され、これまでのように第1、第2脚部4,5における伸縮駆動機構、第1、第2直動駆動機構12,14、第3直動駆動機構13、並びに基板ホルダ駆動手段11を組合せ駆動制御動作させることで、基板ホルダ3を自在に調節することができ、基板の検査に寄与することができる。
【0023】
本発明にかかる多自由度位置決め装置は、図4〜図7に示す基板目視検査装置1としても実施することができる。
この場合の基板目視検査装置1では、基台2上に、互いに平行に配置した第1、第2のガイド部材15,16と、これら第1、第2ガイド部材15,16上に摺動可能に装着して、それぞれ直動駆動機構17,17により第1、第2ガイド部材15,16上を摺動させるようにした第1、第2の摺動部材18,19とを有し、これら第1、第2摺動部材18,19には、それぞれX状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の下部リンク20,20の下端部を、軸受21を介して、第1案内部材15と直交する軸周りに回動自在に取り付ける一方、これら一対の下部リンク20,20の上端部に、同様に、X状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の上部リンク22,22の下端部を、それぞれ回動自在に連結し、これら上部リンク22,22の上端部に、中継部材23、2自由度の継手手段(後述)を介して、揺動フレーム9、基板ホルダ3を支持するようにしている。
なお、上述の下部リンク20,20と上部リンク22,22とは、必ずしもこの機構でなくてもよく、長さ寸法が前記下部リンク20,上部リンク22に比較して長い、一対のリンクのみでX状に交叉させて中間点で回動自在に連結した構成のものでもよい。
また、前記第1案内部材15は、基台2に揺動台24を介して第1案内部材15の軸周りに揺動可能に支持され、かかる揺動台24に揺動駆動機構25を連結している。この揺動駆動機構25は、モータ25aの減速機構部(図示省略)を介して前記揺動台24と連結した構成で、前記揺動台24をY軸周りに揺動させるようにしている。
【0024】
前記直動駆動機構17,17は、モータ17aと、モータ17aに連結して前記第1、第2ガイド部材15,16の両側に、それぞれ平行に所定間隔の位置に配設したねじ軸17bと、前記第1、第2摺動部材18,19に組み込んでこれらねじ軸17b上を移動させるナット17nとによって構成している。
【0025】
次に、前記上部リンク22,22の上端部に支持する揺動フレーム9、基板ホルダ3の支持構造について説明する。
前記上部リンク22,22の一方の上部リンク22の上端部は、前記中継部材23の下面側とX軸周りに回動可能とする軸受26を介して連結し、さらに前記中継部材23の側面側に、Y軸周りと、Z軸周りに回動可能な前記継手手段27を介して揺動フレーム9に取り付けている(図7参照)。
また、前記上部リンク22,22の他方の上部リンク22の上端部は、中継部材23の下面側とX軸周りに回動可能とする軸受26を介して連結し、前記中継部材23の側面側に、Y軸周りと、Z軸周りに回動可能な前記継手手段27、さらに継手手段27を、摺動支持手段28を介して、揺動フレーム9に取り付けている。
【0026】
かかる基板目視検査装置1において、直動駆動機構17,17の選択制御動作によって、第1、第2摺動部材18,19を、第1、第2ガイド部材15,16上において適宜摺動移動させて、一対の下部リンク20,20並びに上部リンク22,22を開閉制御し、また、第1案内部材15を装着した揺動台24を、揺動駆動機構25によって揺動させることで、前記揺動フレーム9、基板ホルダ3を、X軸、Y軸、Z軸方向に移動調節させると共に、旋回調節することができる。
【0027】
以上、本発明にかかる多自由度位置決め装置につき、ガラス基板目視検査装置に採用した実施の態様を挙げ、説明したが、勿論本発明の多自由度位置決め装置は、他の精密測定器具、精密加工機械においても有用なものとなる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、左右第1、第2脚部に支持された基板ホルダの上に設置されたガラス基板等を、前記第1、第2脚部を伸縮、旋回することによって、直交3軸に沿って並進、又は3軸の周りに旋回させ、基板表面の目視検査を行うようにしたので、製作が容易で、コンパクト、且つ軽量化を達成することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多自由度位置決め装置を採用した基板目視検査装置の一つの実施の形態を示す、省略的、且つ模式的な斜視説明図である。
【図2】図1に示す基板目視検査装置の構成、動作の説明に供する、側面説明図である。
【図3】図1に示す基板目視検査装置の構成、動作の説明に供する、別側面説明図である。
【図4】本発明にかかる多自由度位置決め装置を採用した基板目視検査装置の別の実施の形態を示す、省略的、且つ模式的な斜視説明図である。
【図5】図4に示す、基板目視検査装置の、省略的平面図である。
【図6】図4に示す基板目視検査装置の構成、動作の説明に供する、側面説明図である。
【図7】図4に示す基板目視検査装置における揺動フレームおよび基板ホルダの支軸構造を説明する、要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 基板目視検査装置
2 基台
3 基板ホルダ
4 第1脚部
5 第2脚部
4a,5a 基部パイプ
4b,5b 伸縮支柱
6a 第1案内部材
6b 第2案内部材
6c 第3案内部材
7 第1移動部材
7a 摺動受部
7b 突部
8 第2移動部材
8a 摺動受部
8b 突部
9 揺動フレーム
10 継手手段
10a 受部
10b 連結部
10Z 軸部
11 基板ホルダ駆動手段
12 第1直動駆動機構
12a モータ
12b ねじシャフト
12n ナット
13 揺動駆動機構
13a 基部パイプ
13b 伸縮支柱
14 第2直動駆動機構
14a モータ
14b ねじシャフト
14n ナット
15 第1ガイド部材
16 第2ガイド部材
17 直動駆動機構
17a モータ
17b ねじ軸
17n ナット
18 第1摺動部材
19 第2摺動部材
20 下部リンク
21 軸受
22 上部リンク
23 中継部材
24 揺動台
25 揺動駆動機構
25a モータ
26 軸受
27 継手手段
28 摺動支持手段

Claims (5)

  1. 基台上に、第1軸方向に互いに平行に、第1、第2の案内部材を近接配置すると共に、これら第1、第2案内部材から離れて第3の案内部材を前記第1軸方向に平行に配置し、前記第1、第2案内部材上に第1移動部材を移動可能に装着すると共に、前記第3案内部材上に第2移動部材を移動可能に装着して、これら第1、第2移動部材に、伸縮調節機能を有する第1、第2の脚部の基端側をそれぞれ、前記第1軸周りに回動自在に取着して、これら第1、第2脚部により基板ホルダを支持し、前記第1、第2移動部材を、前記第1軸方向に移動調節するための第1、第2直動駆動機構を設け、前記第1移動部材に前記第1脚部を、第1軸周りに揺動調節するための第3直動駆動機構を設ける一方、前記第1、第2脚部の上端側と前記基板ホルダとは、少なくとも前記第1軸周りと第1軸に直交する第2の軸周りに回動自在な継手手段を介して結合する構成としたことを特徴とする多自由度位置決め装置。
  2. 前記第1直動駆動機構は、基台上に配置したモータと、モータに連結して前記基台上の第1、第2案内部材間において、これら第1、第2案内部材に平行に配置したねじシャフトと、前記第1移動部材下面、中央側に取り付けたナットとによって構成し、前記第2直動駆動機構は、基台上に配置したモータと、モータに連結して、前記基台上の第3案内部材に平行に配置したねじシャフトと、前記第2移動部材に併設したナットとによって構成し、前記第3直動駆動機構は、基部パイプと、基部パイプ内に内蔵した伸縮駆動機構により、進退可能に設けた伸縮支柱とを有して、前記基部パイプの基端側を、前記基台上の第1、第2案内部材上に移動可能に載置した第1移動部材の上面に、前記第1軸周りに回動自在に取着してなる構成としたことを特徴とする請求項1記載の多自由度位置決め装置。
  3. 前記第1、第2脚部の上端側の継手手段のいずれかに、基板ホルダを第1軸に水平方向に直交する第3の軸周りに回動させる基板ホルダ回動駆動手段を介して、基板ホルダを支持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の多自由度位置決め装置。
  4. 基台上に、互いに平行に配置した第1、第2のガイド部材と、これら第1、第2ガイド部材上に摺動可能に装着して、それぞれ直動駆動機構により第1、第2ガイド部材上を摺動させるようにした第1、第2の摺動部材とを有し、これら第1、第2摺動部材には、それぞれX状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の下部リンクの下端部を、軸受を介して、前記第1、第2ガイド部材と直交する軸周りに回動自在に取り付ける一方、これら一対の下部リンクの上端部に、X状に交叉させて中間点で回動自在に連結した等長の一対の上部リンクの下端部を、それぞれ回動自在に連結し、これら上部リンクの上端部に、中継部材、2自由度の継手手段を介して、揺動フレーム、基板ホルダを支持する構成としたことを特徴とする多自由度位置決め装置。
  5. 前記第1、第2ガイド部材のいずれかを、基台に揺動台を介して第1、第2ガイド部材の軸周りに揺動可能に支持し、前記揺動台を揺動させる揺動駆動機構を設けたことを特徴とする請求項4記載の多自由度位置決め装置。
JP2002079543A 2002-03-20 2002-03-20 多自由度位置決め装置 Expired - Fee Related JP3585229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002079543A JP3585229B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 多自由度位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002079543A JP3585229B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 多自由度位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003279492A JP2003279492A (ja) 2003-10-02
JP3585229B2 true JP3585229B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=29228977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002079543A Expired - Fee Related JP3585229B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 多自由度位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3585229B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133099A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Micronics Japan Co Ltd 表示用パネルの検査装置
JP2007298437A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Fujimori Gijutsu Kenkyusho:Kk 検査対象物の目視検査方法及び目視検査装置
KR100783618B1 (ko) 2006-10-31 2007-12-07 (주)오엘케이 매크로 검사장치
JP6018755B2 (ja) * 2012-01-10 2016-11-02 ヤマハ発動機株式会社 X線検査装置
KR101383209B1 (ko) 2013-01-11 2014-04-09 주식회사 레드로버 곡선형 엘엠가이드와 랙기어를 이용한 3d 직교리그용 하프미러 품질평가장치
CN112452802A (zh) * 2020-09-25 2021-03-09 重庆电子工程职业学院 一种高清显示屏加工用硬度检测装置
CN112098896B (zh) * 2020-10-15 2023-10-20 中国兵器工业标准化研究所 一种数控机床研发用防漏电测试装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003279492A (ja) 2003-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503642B2 (ja) 折り畳み式ロボットアームを備えたロボットシステム
JP3973006B2 (ja) ダブルアーム型ロボット
EP2859252B1 (en) Apparatus for converting motion
JPH0942405A (ja) 多自由度位置決め機構
JP3585229B2 (ja) 多自由度位置決め装置
CN213270696U (zh) 一种应用于内折柔性屏终端的运动机构及内折柔性屏终端
JP3814460B2 (ja) 反射鏡調整機構
JP2004291166A (ja) 四自由度パラレルロボット
JP5263945B2 (ja) ダブルアーム型ロボット
JP2010253673A (ja) 作業台
JP4388037B2 (ja) 切断刃傾斜機構並びに該切断刃傾斜機構を備える切断装置
JP3072896B1 (ja) ハイブリッド型多自由度機構
JP2000275140A (ja) 基板検査装置
KR20090103260A (ko) 엘씨디 글라스 마크로 검사장치
KR20090060747A (ko) 천장고정형 디스플레이 마운팅 장치
KR102466628B1 (ko) 폴더블 디스플레이 유니버셜 폴딩 테스트 장치
JPH10207338A (ja) 疑似体験用搭乗者移動装置
JP2003302568A (ja) 反射面調整装置
JP2000291761A (ja) 多自由度機構
JP2969624B2 (ja) 平行移動装置
JPH09225868A (ja) マニピュレータ
WO2001022069A1 (fr) Mecanisme parallele et appareil d'essai
JP2004156679A (ja) 多自由度微動位置決め装置
JP2001004005A (ja) 多自由度機構
JPH1028779A (ja) 揺動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees