JP3585057B2 - カメラ一体型ビデオテープレコーダ - Google Patents
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Description
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図7)
発明が解決しようとする課題(図7)
課題を解決するための手段
作用
実施例(図1〜図6)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は表示装置及びカメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下、カメラ一体型VTRと呼ぶ)に関し、例えば本体に開閉自在に液晶パネルが取り付けられているカメラ一体型VTRに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいては、撮影現場等に携帯して被写体の画像を記録することができ、携帯者はビユーフアインダを覗き又は液晶パネルを見て撮影画像を確認する。また一旦記録した撮影画像についてもビユーフアインダ又は液晶パネルによつて確認することができる。
【0004】
図7に示すように、このカメラ一体型VTR1でのカメラ撮りの使用状況としては、ビユーフアインダ2を覗いて被写体を撮影する場合(図7(A))と、液晶パネル3を開いた状態(ビユーフアインダ2はオフ)で、液晶パネル3を見て被写体を撮影する場合(図7(B))と、液晶パネル3を開き当該液晶パネル3を反転させ(ビユーフアインダ2はオン)、ビユーフアインダ2を覗いて被写体を撮影するいわゆる対面撮影(図7(C))とがある。
【0005】
この対面撮影では、液晶パネル3を図7(B)に示すような状態のまま単に反転させただけでは、液晶パネル3が図7(B)に示すような状態のときに表示部4に表示する被写体の映像が上下逆になつた状態で表示部4に表示されるので、液晶パネル3を反転させても上下逆にならないような処理をして表示部4に表示させる表示モードがあり、この表示モードをミラーモードと言う。従つてミラーモードをオンすることにより、液晶パネル3を反転させたときに表示部4に表示される被写体の映像は、あたかも表示部4が鏡であるかのように表示部4に表示される。
【0006】
ここで液晶パネル3が開いた状態とは、図7(B)に示すように、カメラ一体型VTR1本体と液晶パネル3との接続部を軸に、液晶パネル3の表示部4の表面がビユーフアインダ2側に向き、かつカメラ一体型VTR1の本体にほぼ垂直となる方向に回転させた状態を言う。また液晶パネル3の反転とは、図7(C)に示すように、液晶パネル3を開いた状態で液晶パネル3を、液晶パネル3の上下が逆になる方向に回転させて表示部4をビユーフアインダ2と正反対の方向に向けることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで液晶パネル3を用いる際に、液晶パネル3の電源を切り換える液晶パネル用のスイツチは、カメラ一体型VTR1本体の表面に取り付けられている(図示せず)。従つてユーザは、図7(B)及び図7(C)のように液晶パネル3を用いる場合には、この液晶パネル用スイツチをオンに切り換える必要がある。またカメラ一体型VTR1の電源モードとしてVTRモードを選択した場合も同様である。
【0008】
ところがユーザは上述のように液晶パネル3の開閉状態に応じて、その都度液晶パネル3用のスイツチによつて液晶パネル3の電源を切り換えて液晶パネル3の表示部4に画像を表示し又は画像の表示を停止させなければならず、カメラ一体型VTRとして使い勝手が良くないという問題があつた。
また液晶パネル3の電源が入力状態のまま液晶パネル3を閉めてしまうおそれがあり、無駄な電力を消費するおそれがあつた。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、液晶パネルの開閉状態に応じて液晶パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させることができる表示装置及びカメラ一体型ビデオテープレコーダを提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルへの電源の切換えを制御し、表示パネルの開閉状態及び表示パネルの回転角に応じてビユーフアインダへの電源及び又は音声出力部への電源の切換えを制御し、表示パネルが開状態でかつ所定角度回転されたとき、表示パネルに表示される映像が上下逆となるように表示する表示モードの切換えを制御する制御手段とを設けるようにする。
【0012】
【作用】
本発明によれば、かかる制御手段を設けることにより表示パネル、ビユーフアインダ及び音声出力部に自動的に電源を投入することができると共に電力の無駄な消費を回避でき、かつ表示パネルに反転映像を表示することができ、かくして使い勝手を向上することができる。
【0013】
本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダに、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させる制御手段を設ける。これにより、表示パネルの電源の切換えを自動的に制御し得る。
【0014】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0015】
本発明の実施例によるカメラ一体型ビデオテープレコーダの概略構成を図1に示す。このカメラ一体型ビデオテープレコーダ10では、ビユーフアインダ11又は本体側面に開閉自在に取り付けられた表示パネルとしての液晶パネル12によつて記録中の映像信号及び記録済みの映像信号を確認することができる。
このカメラ一体型VTR10においては、液晶パネル12の開閉状態及び回転角(以下反転状態と言う)に応じてビユーフアインダ11、液晶パネル12、音声出力部としてのスピーカ(図示せず)の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御している。ここでこの実施例の場合、液晶パネル12の回転角は 180°に設定されている。
【0016】
すなわちこのカメラ一体型VTR10の使用状況としては、カメラモード及びVTRモードそれぞれにおいて、液晶パネル12の開閉状態によつて4つの形態がある。第1に、液晶パネル12を閉じた状態で使用する場合(図2(A))、第2に、液晶パネル12を開いた状態で使用する場合(図2(B))、第3に、液晶パネル12を開き、かつ反転させて(液晶パネル12を 180°回転させた状態、以下同じ)液晶パネル12の表示部13を被写体側に向けた状態(対面撮影)で使用する場合(図2(C))、第4に、液晶パネル12を反転させて閉じた状態で使用する場合(図2(D))がある。
【0017】
カメラ一体型VTR10の概略的な回路構成を図3に示す。カメラ一体型VTR10では、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及び表示モードとしてのミラーモードの切換えは上述の液晶パネル12の開閉状態及び回転角に応じて制御手段としてのマイクロコンピータ(以下単にマイコンと呼ぶ)15が自動的に制御している。
【0018】
ここでビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源の切換えとは、ビユーフアインダ11、液晶パネル12に画像を表示し又は画像の表示を停止させることの切換えを言い、スピーカ14の電源の切換えとは、スピーカ14から音声を出力し又は音声の出力を停止させることの切換えを言い、ミラーモードの切換えとは、液晶パネル12に表示させる映像を上下逆にして表示するか否かの切換えを言う。
【0019】
スイツチ16は電源モードとしてカメラモード又はVTRモードを選択するためのスライド式スイツチであり、カメラ一体型VTR10本体の表面に設けられている。このスイツチ16をVTRモード又はカメラモードに設定すると、マイコン15にVTR駆動信号S1 又はカメラ駆動信号S2 が送出される。マイコン15は入力されるVTR駆動信号S1 又はカメラ駆動信号S2 に基づいてカメラ一体型VTR10のカメラ機能又はVTR機能を作動させる。
【0020】
スイツチ17は液晶パネル12の開閉状態によつてオンオフがメカニカル(機械的)に切り換わるスイツチであり、液晶パネル12が開いている状態のときオンし、閉じている状態のときオフする。またスイツチ18は液晶パネル12の反転状態によつてオンオフがメカニカルに切り換わるスイツチであり、液晶パネル12が反転しているときオンし、反転していないときオフする。
【0021】
ここでカメラ一体型VTR10において、液晶パネル12の開閉状態及び回転角(反転又は非反転)によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えがどのように設定されるかをカメラモード及びVTRモードに分けて説明する。
【0022】
まずスイツチ16をカメラモードに設定した場合について説明する。液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合(図2(B))、スイツチ17はオン、スイツチ18はオフし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 及びパネル駆動信号S3 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合、液晶パネル12の電源だけがオンし、ビユーフアインダ11、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0023】
次に液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合(図2(C))、スイツチ17及び18はオンし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 、パネル駆動信号S3 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 及びミラーモード切換え信号S5 を出力して液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンし、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードがオンし、スピーカ14の電源はオフする。
【0024】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合(図2(A))、スイツチ17及び18はオフし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合、ビユーフアインダ11の電源だけがオンし、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0025】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合(図2(D))、スイツチ17はオフ、スイツチ18はオンし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、液晶パネル12にミラーモード切換え信号S5 を出力して液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードがオンし、スピーカ14の電源はオフする。
【0026】
次にスイツチ16をVTRモードに設定した場合について説明する。
液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合(図2(B))、スイツチ17はオン、スイツチ18はオフし、マイコン15にVTR駆動信号S1 及びパネル駆動信号S3 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、スピーカ14に音声出力信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合、液晶パネル12及びスピーカ14の電源がオンし、ビユーフアインダ11の電源及びミラーモードはオフする。
【0027】
ここで図3に示すように、マイコン15からの音声出力信号S7 は音声処理部19に出力され、音声処理部19では、この音声出力信号S7 に基づいて、入力される音声信号を処理してスピーカ14より音声として出力する(以下同じ)。
【0028】
液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合(図2(C))、スイツチ17及び18はオンし、マイコン15にVTR駆動信号S1 、パネル駆動信号S3 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、スピーカ14に音声出力信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源がオンし、ミラーモードはオフする。
【0029】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合(図2(A))、スイツチ17及び18はオフし、マイコン15にVTR駆動信号S1 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合、ビユーフアインダ11の電源だけがオンし、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0030】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合(図2(D))、スイツチ17はオフ、スイツチ18はオンし、マイコン15にVTR駆動信号S1 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、スピーカ18に音声制御信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源はオンし、ミラーモードはオフする。
【0031】
以下、マイコン15の動作を図5及び図6のフローチヤートを用いて説明する。
まず図5において、ステツプSP1より開始して、ステツプSP2において、マイコン15は電源モードがカメラモードに設定されているのかVTRモードに設定されているのかを判定する。カメラモードに設定されていると判定した場合、マイコン15はステツプSP3に進み、液晶パネル12が開いた状態か閉じた状態かを判定する。
【0032】
液晶パネル12が開いた状態にあると判定した場合、マイコン15はステツプ4に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP5に進み、液晶パネル12の電源だけをオンする。ステツプSP4において液晶パネル12が反転していると判定した場合、マイコン15はステツプSP6に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。
【0033】
ステツプSP3において、液晶パネル12は閉じた状態であると判定した場合、マイコン15はステツプSP7に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP8に進み、ビユーフアインダ11だけをオンする。ステツプSP7で液晶パネル12が反転していると判定した場合には、ステツプSP9に進み、マイコン15はビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。
【0034】
他方、ステツプSP2において、マイコン15が電源モードはVTRモードに設定されていると判定した場合、ステツプSP10(図6)に進み、マイコン15は液晶パネル12が開いた状態にあるか閉じた状態にあるかを判定する。液晶パネル12が開いた状態にあると判定した場合、マイコン15はステツプSP11に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。
【0035】
液晶パネル12は反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP12に進み、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンに設定する。液晶パネル12は反転していると判定した場合、マイコン15はステツプSP13に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンする。
【0036】
ステツプSP10において、マイコン15が液晶パネル12は閉じた状態にあると判定した場合、ステツプSP14に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。ステツプSP14で液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP15に進み、ビユーフアインダ11の電源だけをオンする。液晶パネル12が反転していると判定した場合には、マイコン15はステツプSP16に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンする。
【0037】
マイコン15は、それぞれステツプSP5、ステツプSP6、ステツプSP8、ステツプSP9、ステツプSP12、ステツプSP13、ステツプSP15、ステツプSP16において、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを決定すると、ステツプSP17(図5)に進み、電源モード又は液晶パネル12の開閉状態又は反転状態が変更されたか否かを判定する。肯定結果が得られると、マイコン15はステツプSP1に戻り上述のステツプを繰り返す。また否定結果が得られると、マイコン15はステツプSP18において処理を終了する。
【0038】
以上の構成において、カメラ一体型VTR10では、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じてマイコン15がビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを制御している。
従つてカメラ一体型VTR10では、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じて自動的に切り換えることができる。
【0039】
以上の構成によれば、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じて切り換えることができるので、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御でき、かくしてカメラ一体型VTR10の使い勝手を格段的に向上させることができる。
また上述の構成によれば、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御できるので、電源の消し忘れを防ぐことができ、電力の無駄な消費を回避することができる。
【0040】
なお上述の実施例においては、カメラ一体型VTR10において、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じてビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶パネルが本体に開閉自在に取り付けられた電子手帳等の表示装置に適用し得る。
【0041】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードのオンオフを図4に示すように設定した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードのオンオフの状態を液晶パネル12の開閉状態及び反転状態によつて他の状態に設定するようにしてもよい。
【0042】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の開閉状態によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば液晶パネル12の電源の切換えだけを、液晶パネル12の開閉状態によつて自動的に制御してもよい。
【0043】
また上述の実施例においては、液晶パネル12を表示部13の表面がカメラ一体型VTR10本体にほぼ垂直になるように開く場合について述べたが、本発明はこれに限らず、本体に対して他の角度になるように液晶パネル12を開くようにしてもよい。
【0044】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の反転状態として液晶パネル12を 180°回転させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶パネル12の回転角を他の角度に設定してもよい。
【0045】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルへの電源の切換えを制御し、表示パネルの開閉状態及び表示パネルの回転角に応じてビユーフアインダへの電源及び又は音声出力部への電源の切換えを制御し、表示パネルが開状態でかつ所定角度回転されたとき、表示パネルに表示される映像が上下逆となるように表示する表示モードの切換えを制御する制御手段とを設けたことにより、表示パネル、ビユーフアインダ及び音声出力部に自動的に電源を投入することができると共に電力の無駄な消費を回避でき、かつ表示パネルに反転映像を表示することができ、かくして使い勝手を向上することができる。
【0046】
また本発明によれば、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダに、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させる制御手段を設けることにより、表示パネルの電源の切換えを自動的に制御し得るので、カメラ一体型VTRの使い勝手を格段的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカメラ一体型VTRの概略構成を示す略線的斜視図である。
【図2】実施例によるカメラ一体型VTRの使用状態の説明に供する略線的斜視図である。
【図3】実施例によるカメラ一体型VTRの概略的な回路構成を示す回路図である。
【図4】実施例によるカメラ一体型VTRでのビユーフアインダ、液晶パネル、スピーカの電源及びミラーモードのオンオフの設定状態の一例を示す図表である。
【図5】実施例によるカメラ一体型VTRのマイコンの動作(1)の説明に供するフローチヤートである。
【図6】実施例によるカメラ一体型VTRのマイコンの動作(2)の説明に供するフローチヤートである。
【図7】従来のカメラ一体型VTRの使用状態の説明に供する略線的斜視図である。
【符号の説明】
1、10……カメラ一体型VTR、2、11……ビユーフアインダ、3、12……液晶パネル、4、13……表示部、14……スピーカ、15……マイクロコンピユータ、16、17、18……スイツチ、19……音声処理部。
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図7)
発明が解決しようとする課題(図7)
課題を解決するための手段
作用
実施例(図1〜図6)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は表示装置及びカメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下、カメラ一体型VTRと呼ぶ)に関し、例えば本体に開閉自在に液晶パネルが取り付けられているカメラ一体型VTRに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいては、撮影現場等に携帯して被写体の画像を記録することができ、携帯者はビユーフアインダを覗き又は液晶パネルを見て撮影画像を確認する。また一旦記録した撮影画像についてもビユーフアインダ又は液晶パネルによつて確認することができる。
【0004】
図7に示すように、このカメラ一体型VTR1でのカメラ撮りの使用状況としては、ビユーフアインダ2を覗いて被写体を撮影する場合(図7(A))と、液晶パネル3を開いた状態(ビユーフアインダ2はオフ)で、液晶パネル3を見て被写体を撮影する場合(図7(B))と、液晶パネル3を開き当該液晶パネル3を反転させ(ビユーフアインダ2はオン)、ビユーフアインダ2を覗いて被写体を撮影するいわゆる対面撮影(図7(C))とがある。
【0005】
この対面撮影では、液晶パネル3を図7(B)に示すような状態のまま単に反転させただけでは、液晶パネル3が図7(B)に示すような状態のときに表示部4に表示する被写体の映像が上下逆になつた状態で表示部4に表示されるので、液晶パネル3を反転させても上下逆にならないような処理をして表示部4に表示させる表示モードがあり、この表示モードをミラーモードと言う。従つてミラーモードをオンすることにより、液晶パネル3を反転させたときに表示部4に表示される被写体の映像は、あたかも表示部4が鏡であるかのように表示部4に表示される。
【0006】
ここで液晶パネル3が開いた状態とは、図7(B)に示すように、カメラ一体型VTR1本体と液晶パネル3との接続部を軸に、液晶パネル3の表示部4の表面がビユーフアインダ2側に向き、かつカメラ一体型VTR1の本体にほぼ垂直となる方向に回転させた状態を言う。また液晶パネル3の反転とは、図7(C)に示すように、液晶パネル3を開いた状態で液晶パネル3を、液晶パネル3の上下が逆になる方向に回転させて表示部4をビユーフアインダ2と正反対の方向に向けることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで液晶パネル3を用いる際に、液晶パネル3の電源を切り換える液晶パネル用のスイツチは、カメラ一体型VTR1本体の表面に取り付けられている(図示せず)。従つてユーザは、図7(B)及び図7(C)のように液晶パネル3を用いる場合には、この液晶パネル用スイツチをオンに切り換える必要がある。またカメラ一体型VTR1の電源モードとしてVTRモードを選択した場合も同様である。
【0008】
ところがユーザは上述のように液晶パネル3の開閉状態に応じて、その都度液晶パネル3用のスイツチによつて液晶パネル3の電源を切り換えて液晶パネル3の表示部4に画像を表示し又は画像の表示を停止させなければならず、カメラ一体型VTRとして使い勝手が良くないという問題があつた。
また液晶パネル3の電源が入力状態のまま液晶パネル3を閉めてしまうおそれがあり、無駄な電力を消費するおそれがあつた。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、液晶パネルの開閉状態に応じて液晶パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させることができる表示装置及びカメラ一体型ビデオテープレコーダを提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルへの電源の切換えを制御し、表示パネルの開閉状態及び表示パネルの回転角に応じてビユーフアインダへの電源及び又は音声出力部への電源の切換えを制御し、表示パネルが開状態でかつ所定角度回転されたとき、表示パネルに表示される映像が上下逆となるように表示する表示モードの切換えを制御する制御手段とを設けるようにする。
【0012】
【作用】
本発明によれば、かかる制御手段を設けることにより表示パネル、ビユーフアインダ及び音声出力部に自動的に電源を投入することができると共に電力の無駄な消費を回避でき、かつ表示パネルに反転映像を表示することができ、かくして使い勝手を向上することができる。
【0013】
本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダに、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させる制御手段を設ける。これにより、表示パネルの電源の切換えを自動的に制御し得る。
【0014】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0015】
本発明の実施例によるカメラ一体型ビデオテープレコーダの概略構成を図1に示す。このカメラ一体型ビデオテープレコーダ10では、ビユーフアインダ11又は本体側面に開閉自在に取り付けられた表示パネルとしての液晶パネル12によつて記録中の映像信号及び記録済みの映像信号を確認することができる。
このカメラ一体型VTR10においては、液晶パネル12の開閉状態及び回転角(以下反転状態と言う)に応じてビユーフアインダ11、液晶パネル12、音声出力部としてのスピーカ(図示せず)の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御している。ここでこの実施例の場合、液晶パネル12の回転角は 180°に設定されている。
【0016】
すなわちこのカメラ一体型VTR10の使用状況としては、カメラモード及びVTRモードそれぞれにおいて、液晶パネル12の開閉状態によつて4つの形態がある。第1に、液晶パネル12を閉じた状態で使用する場合(図2(A))、第2に、液晶パネル12を開いた状態で使用する場合(図2(B))、第3に、液晶パネル12を開き、かつ反転させて(液晶パネル12を 180°回転させた状態、以下同じ)液晶パネル12の表示部13を被写体側に向けた状態(対面撮影)で使用する場合(図2(C))、第4に、液晶パネル12を反転させて閉じた状態で使用する場合(図2(D))がある。
【0017】
カメラ一体型VTR10の概略的な回路構成を図3に示す。カメラ一体型VTR10では、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及び表示モードとしてのミラーモードの切換えは上述の液晶パネル12の開閉状態及び回転角に応じて制御手段としてのマイクロコンピータ(以下単にマイコンと呼ぶ)15が自動的に制御している。
【0018】
ここでビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源の切換えとは、ビユーフアインダ11、液晶パネル12に画像を表示し又は画像の表示を停止させることの切換えを言い、スピーカ14の電源の切換えとは、スピーカ14から音声を出力し又は音声の出力を停止させることの切換えを言い、ミラーモードの切換えとは、液晶パネル12に表示させる映像を上下逆にして表示するか否かの切換えを言う。
【0019】
スイツチ16は電源モードとしてカメラモード又はVTRモードを選択するためのスライド式スイツチであり、カメラ一体型VTR10本体の表面に設けられている。このスイツチ16をVTRモード又はカメラモードに設定すると、マイコン15にVTR駆動信号S1 又はカメラ駆動信号S2 が送出される。マイコン15は入力されるVTR駆動信号S1 又はカメラ駆動信号S2 に基づいてカメラ一体型VTR10のカメラ機能又はVTR機能を作動させる。
【0020】
スイツチ17は液晶パネル12の開閉状態によつてオンオフがメカニカル(機械的)に切り換わるスイツチであり、液晶パネル12が開いている状態のときオンし、閉じている状態のときオフする。またスイツチ18は液晶パネル12の反転状態によつてオンオフがメカニカルに切り換わるスイツチであり、液晶パネル12が反転しているときオンし、反転していないときオフする。
【0021】
ここでカメラ一体型VTR10において、液晶パネル12の開閉状態及び回転角(反転又は非反転)によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えがどのように設定されるかをカメラモード及びVTRモードに分けて説明する。
【0022】
まずスイツチ16をカメラモードに設定した場合について説明する。液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合(図2(B))、スイツチ17はオン、スイツチ18はオフし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 及びパネル駆動信号S3 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合、液晶パネル12の電源だけがオンし、ビユーフアインダ11、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0023】
次に液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合(図2(C))、スイツチ17及び18はオンし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 、パネル駆動信号S3 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 及びミラーモード切換え信号S5 を出力して液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンし、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードがオンし、スピーカ14の電源はオフする。
【0024】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合(図2(A))、スイツチ17及び18はオフし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合、ビユーフアインダ11の電源だけがオンし、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0025】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合(図2(D))、スイツチ17はオフ、スイツチ18はオンし、マイコン15にカメラ駆動信号S2 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はカメラ機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、液晶パネル12にミラーモード切換え信号S5 を出力して液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードがオンし、スピーカ14の電源はオフする。
【0026】
次にスイツチ16をVTRモードに設定した場合について説明する。
液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合(図2(B))、スイツチ17はオン、スイツチ18はオフし、マイコン15にVTR駆動信号S1 及びパネル駆動信号S3 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、スピーカ14に音声出力信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転していない場合、液晶パネル12及びスピーカ14の電源がオンし、ビユーフアインダ11の電源及びミラーモードはオフする。
【0027】
ここで図3に示すように、マイコン15からの音声出力信号S7 は音声処理部19に出力され、音声処理部19では、この音声出力信号S7 に基づいて、入力される音声信号を処理してスピーカ14より音声として出力する(以下同じ)。
【0028】
液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合(図2(C))、スイツチ17及び18はオンし、マイコン15にVTR駆動信号S1 、パネル駆動信号S3 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、スピーカ14に音声出力信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が開いた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源がオンし、ミラーモードはオフする。
【0029】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合(図2(A))、スイツチ17及び18はオフし、マイコン15にVTR駆動信号S1 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転していない場合、ビユーフアインダ11の電源だけがオンし、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードはオフする。
【0030】
液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合(図2(D))、スイツチ17はオフ、スイツチ18はオンし、マイコン15にVTR駆動信号S1 及びパネル反転信号S4 が入力される。これにより、マイコン15はVTR機能を作動させると共に、ビユーフアインダ11にビユーフアインダ駆動信号S6 を出力してビユーフアインダ11の電源をオンし、液晶パネル12にパネル駆動信号S3 を出力して液晶パネル12の電源をオンし、スピーカ18に音声制御信号S7 を出力してスピーカ14の電源をオンする。従つて図4に示すように、液晶パネル12が閉じた状態でかつ反転している場合、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源はオンし、ミラーモードはオフする。
【0031】
以下、マイコン15の動作を図5及び図6のフローチヤートを用いて説明する。
まず図5において、ステツプSP1より開始して、ステツプSP2において、マイコン15は電源モードがカメラモードに設定されているのかVTRモードに設定されているのかを判定する。カメラモードに設定されていると判定した場合、マイコン15はステツプSP3に進み、液晶パネル12が開いた状態か閉じた状態かを判定する。
【0032】
液晶パネル12が開いた状態にあると判定した場合、マイコン15はステツプ4に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP5に進み、液晶パネル12の電源だけをオンする。ステツプSP4において液晶パネル12が反転していると判定した場合、マイコン15はステツプSP6に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。
【0033】
ステツプSP3において、液晶パネル12は閉じた状態であると判定した場合、マイコン15はステツプSP7に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP8に進み、ビユーフアインダ11だけをオンする。ステツプSP7で液晶パネル12が反転していると判定した場合には、ステツプSP9に進み、マイコン15はビユーフアインダ11、液晶パネル12の電源及びミラーモードをオンする。
【0034】
他方、ステツプSP2において、マイコン15が電源モードはVTRモードに設定されていると判定した場合、ステツプSP10(図6)に進み、マイコン15は液晶パネル12が開いた状態にあるか閉じた状態にあるかを判定する。液晶パネル12が開いた状態にあると判定した場合、マイコン15はステツプSP11に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。
【0035】
液晶パネル12は反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP12に進み、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンに設定する。液晶パネル12は反転していると判定した場合、マイコン15はステツプSP13に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンする。
【0036】
ステツプSP10において、マイコン15が液晶パネル12は閉じた状態にあると判定した場合、ステツプSP14に進み、液晶パネル12が反転しているか否かを判定する。ステツプSP14で液晶パネル12が反転していないと判定した場合、マイコン15はステツプSP15に進み、ビユーフアインダ11の電源だけをオンする。液晶パネル12が反転していると判定した場合には、マイコン15はステツプSP16に進み、ビユーフアインダ11、液晶パネル12及びスピーカ14の電源をオンする。
【0037】
マイコン15は、それぞれステツプSP5、ステツプSP6、ステツプSP8、ステツプSP9、ステツプSP12、ステツプSP13、ステツプSP15、ステツプSP16において、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを決定すると、ステツプSP17(図5)に進み、電源モード又は液晶パネル12の開閉状態又は反転状態が変更されたか否かを判定する。肯定結果が得られると、マイコン15はステツプSP1に戻り上述のステツプを繰り返す。また否定結果が得られると、マイコン15はステツプSP18において処理を終了する。
【0038】
以上の構成において、カメラ一体型VTR10では、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じてマイコン15がビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを制御している。
従つてカメラ一体型VTR10では、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じて自動的に切り換えることができる。
【0039】
以上の構成によれば、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じて切り換えることができるので、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御でき、かくしてカメラ一体型VTR10の使い勝手を格段的に向上させることができる。
また上述の構成によれば、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御できるので、電源の消し忘れを防ぐことができ、電力の無駄な消費を回避することができる。
【0040】
なお上述の実施例においては、カメラ一体型VTR10において、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態に応じてビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶パネルが本体に開閉自在に取り付けられた電子手帳等の表示装置に適用し得る。
【0041】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の開閉状態及び反転状態によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードのオンオフを図4に示すように設定した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードのオンオフの状態を液晶パネル12の開閉状態及び反転状態によつて他の状態に設定するようにしてもよい。
【0042】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の開閉状態によつて、ビユーフアインダ11、液晶パネル12、スピーカ14の電源及びミラーモードの切換えを自動的に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば液晶パネル12の電源の切換えだけを、液晶パネル12の開閉状態によつて自動的に制御してもよい。
【0043】
また上述の実施例においては、液晶パネル12を表示部13の表面がカメラ一体型VTR10本体にほぼ垂直になるように開く場合について述べたが、本発明はこれに限らず、本体に対して他の角度になるように液晶パネル12を開くようにしてもよい。
【0044】
また上述の実施例においては、液晶パネル12の反転状態として液晶パネル12を 180°回転させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶パネル12の回転角を他の角度に設定してもよい。
【0045】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルへの電源の切換えを制御し、表示パネルの開閉状態及び表示パネルの回転角に応じてビユーフアインダへの電源及び又は音声出力部への電源の切換えを制御し、表示パネルが開状態でかつ所定角度回転されたとき、表示パネルに表示される映像が上下逆となるように表示する表示モードの切換えを制御する制御手段とを設けたことにより、表示パネル、ビユーフアインダ及び音声出力部に自動的に電源を投入することができると共に電力の無駄な消費を回避でき、かつ表示パネルに反転映像を表示することができ、かくして使い勝手を向上することができる。
【0046】
また本発明によれば、本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダに、表示パネルの開閉状態に応じて当該表示パネルに画像を表示し又は画像の表示を停止させる制御手段を設けることにより、表示パネルの電源の切換えを自動的に制御し得るので、カメラ一体型VTRの使い勝手を格段的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカメラ一体型VTRの概略構成を示す略線的斜視図である。
【図2】実施例によるカメラ一体型VTRの使用状態の説明に供する略線的斜視図である。
【図3】実施例によるカメラ一体型VTRの概略的な回路構成を示す回路図である。
【図4】実施例によるカメラ一体型VTRでのビユーフアインダ、液晶パネル、スピーカの電源及びミラーモードのオンオフの設定状態の一例を示す図表である。
【図5】実施例によるカメラ一体型VTRのマイコンの動作(1)の説明に供するフローチヤートである。
【図6】実施例によるカメラ一体型VTRのマイコンの動作(2)の説明に供するフローチヤートである。
【図7】従来のカメラ一体型VTRの使用状態の説明に供する略線的斜視図である。
【符号の説明】
1、10……カメラ一体型VTR、2、11……ビユーフアインダ、3、12……液晶パネル、4、13……表示部、14……スピーカ、15……マイクロコンピユータ、16、17、18……スイツチ、19……音声処理部。
Claims (1)
- 本体に開閉自在に取り付けられた表示パネルを有するカメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて、
上記表示パネルの開閉状態に応じて、上記表示パネルへの電源の切換えを制御し、
上記表示パネルの開閉状態及び上記表示パネルの回転角に応じて、ビユーフアインダへの電源及び又は音声出力部への電源の切換えを制御し、
上記表示パネルが開状態でかつ所定角度回転されたとき、上記表示パネルに表示される映像が上下逆となるように表示する表示モードの切換えを制御する制御手段
を具えることを特徴とするカメラ一体型ビデオテープレコーダ。
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