JP3583578B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低消費電力を実現可能な測定装置に関し、詳しくは、例えば電池電力によって長時間の連続動作が要求される測定機器や情報機器などの電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の低消費電力を実現している電子機器として、図4に示す温度測定装置51が従来から知られている。この温度測定装置51は、制御回路52、測定回路53、LCDパネル54およびPCカード56から構成されるメイン回路57と、所定時間毎にタイマ信号を出力するタイマ58と、測定された測定データをLCDパネル54に表示させるための操作スイッチ59と、メイン回路56に電源を供給するための電源回路60と、電源回路60およびタイマ回路58などに電源を供給するための電池61とを備えている。
【0003】
この温度測定装置51では、図3のフローチャートに示すように、初期状態では、操作スイッチ59がオンされると(ステップ71)、電源回路60が作動する(ステップ72)。次いで、制御回路52内のテンキーなどによってタイマ58のタイマ時間が設定されると(ステップ73)、タイマ時間がタイマに設定された後に、電源回路60が作動を停止する(ステップ74)。一方、操作スイッチ59が操作されると(ステップ75)、電源回路60が再び作動してメイン回路56に電源を供給する(ステップ76)。メイン回路56に電源が供給されると、制御回路52は、既に測定が行われて測定データを保持しているときには、測定データをLCDパネル54に一定時間のみ表示する(ステップ77)。この後、電源回路60は作動を停止する(ステップ74)。一方、設定したタイマ時間に達すると(ステップ78)、タイマ58がタイマ信号を電源回路60に出力することにより、電源回路60が作動してメイン回路56に電源を供給する(ステップ76)。この場合には、測定回路53が温度を測定した後、制御回路52が、PCカード55にアクセスすることにより、測定された測定データを記録する(ステップ77)。この後、電源回路60が作動を停止し(ステップ74)、上記したステップ74〜78が繰り返される。これらの処理が繰り返されることにより、この温度測定装置51では、メイン回路56を常時作動させる場合と比較して、消費電力の低減が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の温度測定装置51には、以下の問題点がある。
すなわち、従来の温度測定装置51では、温度を測定する場合や、LCDパネル54に測定データを表示する場合に、電源回路60からメイン回路56に電源が供給されることにより、常にメイン回路56全体が作動している。このため、LCDパネル54に測定データを表示する際には、温度を測定したり、PCカード55にアクセスしたりする必要がないにも拘わらず、測定回路53やPCカード55が作動している。また、同様に、温度を測定する際には、測定データを表示する必要がないにも拘わらず、LCDパネル54が作動している。この結果、従来の温度測定装置51には、不要に電力が消費されるため、電池寿命が短いという問題点がある。
【0005】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、消費電力のさらなる低減を図ることが可能な電子機器を提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の電子機器は、所定の処理をそれぞれ実行する複数の回路群と、各処理にそれぞれ対応する起動信号を出力可能な起動手段と、起動手段からいずれかの起動信号が出力されたときに、起動信号に対応した処理を実行する回路群に対して電源を供給する電源手段とを備えている電子機器であって、測定対象を所定時間間隔で連続的に測定する測定部によって測定された測定データを電気的に書き込み可能な記録媒体と、測定データを表示する表示部とを複数の回路群として備え、記録媒体および表示部は、同時に作動しないように電源手段によって電源供給されることを特徴とする。
この場合、本発明において、「回路群」とは、1または2以上の回路から構成される。また、各回路は、2以上の回路群に重複して含まれてもよい。
【0007】
この電子機器では、例えば、操作スイッチなどによる起動手段から起動信号が出力されると、電源手段が、起動信号に対応する記録媒体または表示部にこれらが同時に作動しないように電源を供給する。これにより、記録媒体に対する測定データの記録制御、および表示部による測定データの表示が別個独立して行われる。したがって、これらの各部を同時に作動させる場合と比較して、確実に低消費電力化を図ることが可能となる。
【0008】
請求項2記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、電源手段は、出力された各起動信号に基づいて個別的に作動し各起動信号に対応した処理を実行する回路群に電源をそれぞれ供給する複数の電源部から構成されていることを特徴とする。
【0009】
電源手段は、1つの電源部で構成してもよい。一方、電源手段を起動信号に応じて個別的にそれぞれ作動する複数の電源部から構成することにより、各電源部は、電源を出力する回路群の消費電力に応じた電力を出力可能に構成できるため、その効率が向上する。この結果、電源手段全体としての効率を向上させることが可能となる。
【0010】
請求項記載の電子機器は、請求項2記載の電子機器において、電源手段は、各起動信号が出力されたときに作動する主電源を備えて構成され、
主電源の電源を入力したときに、出力された起動信号に応じた電源部を作動させる電源制御部をさらに備えていることを特徴とする。
【0011】
起動手段からの起動信号を各回路群に直接的に出力してもよいが、起動信号の種類が増加して、1つの起動信号で2以上の電源部を作動させるような場合に、その制御が複雑になる。一方、この電子機器では、電源制御部が、起動信号の種類を判別すると共に判別結果に応じて各電源部を作動する。したがって、各電源部の起動制御を集中的に行うことが可能となる結果、各電源部の制御が簡易になる。
【0012】
請求項記載の電子機器は、請求項1から3のいずれかに記載の電子機器において、起動手段は、起動信号としてのスイッチ信号を出力する少なくとも1つの操作スイッチと、予め設定された所定時間毎に起動信号としてのタイマ信号を出力するタイマ回路とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の電子機器は、請求項1からのいずれかに記載の電子機器において、電源手段は、電池電力に基づいて作動することを特徴とする。
【0014】
電源手段に供給される電力が商用電源の場合であっても、電子機器の消費電力の低減が図られる。一方、電子機器が電池で駆動される場合には、1つの電池によって長時間の連続動作が可能となる。この結果、煩雑な電池交換の回数を低減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、温度湿度測定装置を例に挙げて、添付図面を参照しつつ、本発明に係る電子機器の好適な実施の形態について説明する。
【0016】
図1に示す温度湿度測定装置1(以下、「測定装置1」という)は、温度、湿度および露点温度の長期間に亘っての間欠的な測定を可能に構成されると共に、測定された測定データをPCカード6に記録可能に構成されている。
【0017】
まず、測定装置1の構成について、同図を参照して説明する。
【0018】
測定装置1は、温度および湿度に応じた電圧のセンサ信号を出力する温度・湿度センサ2と、温度・湿度センサのセンサ信号を増幅するアンプ部3と、アンプ部3によって増幅されたセンサ信号をアナログ−ディジタル変換するA/D変換部4と、本発明における電源制御部に相当し、A/D変換部4によって変換されたセンサ信号に基づく温度および湿度の演算、測定した温度や湿度の表示制御、各電源部14〜17の起動制御、並びにPCカード6への測定データの記録制御などを実行するCPU5と、測定データを記録するためのPCカード6と、測定データを表示するLCDパネル7とを備えるほか、RAM8、操作回路9、タイマ回路10、電池11、電源スイッチ12、ナンド回路13、4つの電源14〜17、およびプルアップ用の抵抗18を備えている。
【0019】
ここで、RAM8は、測定時間間隔を設定するためのタイマとして機能する測定時間カウンタ21と、LCDパネル7に表示させる測定データを記憶する表示用RAM22と、測定状態か測定停止状態かを記憶するスタートレジスタ23と、測定した測定データを一時的に記憶するデータRAM24とを備え、電源スイッチ12が投入された後は電池11によってバックアップされている。なお、RAM8を電池11に直接接続することによって常時バックアップさせておいてもよい。
【0020】
また、操作回路9は、測定時間間隔を設定するための間隔設定スイッチおよびテンキーと、LCDパネルに測定データを表示させるための結果表示スイッチとを備えている(いずれも図示せず)。
【0021】
さらに、各電源14〜17は、電池11の電池電力を入力し、負荷に応じた直流電力を生成するDC/DCコンバータでそれぞれ構成されている。A電源14は、本発明における主電源に相当し、ナンド回路13からの起動信号S1 に基づいて作動してCPU5に電源VA を出力する。B電源15は、CPU5からの起動信号S2 に基づいて作動してLCDパネル7に電源VB を出力する。C電源16は、CPU5からの起動信号S3 に基づいて作動し、温度・湿度センサ2、アンプ部3およびA/D変換部4(これらとCPU5とが測定部19を構成する)に電源VC を出力する。D電源17は、CPU5からの起動信号S4 に基づいて作動してPCカード6に電源VD を供給する。
【0022】
次に、この測定装置1における全体的な動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0023】
まず最初に、初期状態では、電源スイッチ12が投入されると(ステップ31)、タイマ回路10から起動信号S5 が出力されることにより、A電源14が作動して電源VA をCPU5に出力する(ステップ32)。この状態において、測定者が、操作回路9内の間隔設定スイッチおよびテンキーによって測定時間間隔を設定すると(ここでは、例として60秒が設定されたものとする)、測定時間カウンタ21内の基準カウント値記憶領域に値60が記憶されると共に計測カウント値記憶領域に初期値0が記憶される(ステップ33)。また、CPU5は、計測が開始されたことを意味するスタートフラグをスタートレジスタ23に記憶させた後、タイマ時間としての1秒を設定するためのタイマ信号ST をタイマ回路10に出力する。これにより、タイマ回路10は、この後、1秒が経過する毎に約20mSのタイマ信号Stを出力する。これらの処理が終了すると、A電源14は作動を停止し(ステップ34)、これに伴い、CPU5も作動を停止する。
【0024】
次に、操作回路9内の結果表示スイッチが操作されると(ステップ35)、操作回路9から起動信号S6 が出力され、これにより、ナンド回路13が起動信号S1 を出力することにより、A電源14が作動する。A電源14から電源A が出力されると、CPU5は、操作回路9から出力されている操作信号SO の種類を判別し、結果表示スイッチが操作されていると判別したときは、起動信号S2 を出力することによってB電源15を作動させる(ステップ36)。これにより、LCDパネル7が表示可能な状態になり、CPU5が、表示用RAM22に記憶されている表示用データに基づいてLCDパネル7に測定データを一定時間のみ表示させる(ステップ37)。なお、操作回路9からの起動信号S6 は結果表示スイッチが操作されているときにのみ出力されるため、CPU5は、LCDパネル7に表示させる一定時間の間、起動信号S7 を出力することによってA電源14の作動状態を維持させる。この後、CPU5が、起動信号S2 ,S7 の出力を停止することにより、A電源14およびB電源15が作動を停止することにより、CPU5およびLCDパネル7も作動を停止する(ステップ34)。
【0025】
一方、タイマ回路10からタイマ信号Stが出力されると(ステップ38)、ナンド回路13から起動信号S1 が出力されることによりA電源14が作動する結果、CPU5が作動する。CPU5は、操作回路9から操作信号SO が出力されていないためタイマ信号Stが出力されたものとして、起動信号S7 を出力した後、スタートレジスタ23にスタートフラグが記憶されているかを判別する。スタートフラグが記憶されていない場合には、CPU5は、起動信号S7 を出力することなく、タイマ信号Stの出力が停止されたときに作動を停止する。一方、スタートフラグが記憶されている場合には、CPU5は、起動信号S7 を出力すると共に、測定時間カウンタ21内の計測カウント値記憶領域に記憶されている計測カウント値に値1を加えて、その計測カウント値を再び記憶させる(ステップ40)。次いで、計測カウント値記憶領域に記憶されている計測カウント値が設定時間間隔である値60に達したか否かを判別する(ステップ41)。値60に達していないと、計測時間に達していないものと判別して、起動信号S7 の出力を停止することによりA電源14の作動を停止させる(ステップ34)。
【0026】
一方、ステップ41において、計測カウント値が値60に達しているときは計測時間に達したものと判別し、CPU5は、起動信号S3 を出力することにより、C電源16を作動させる(ステップ42)。これにより、温度・湿度センサ2,アンプ部3およびA/D変換部4に電源VC が供給される結果、温度および湿度の計測が開始される(ステップ43)。この場合、温度・湿度センサ2から出力されたセンサ信号は、アンプ部3によって増幅された後、A/D変換部4によってアナログ−ディジタル変換されてCPU5に出力される。CPU5は、入力したディジタル信号に基づいて温度および湿度を演算すると共に、演算した結果である測定データをデータRAM24に記憶させる。また、CPU5は、測定が終了したときには、測定時間カウンタ21内の計測カウント値をリセットして値0を書き込むことにより、60秒後に再び測定が開始可能となる。
【0027】
次いで、CPU5は、PCカード6にアクセスすべきか否かを判別する(ステップ44)。この場合、CPU5は、データRAM24内に例えば256個の測定データが既に記憶されている場合には、PCカード6に測定データを転送するものとする。これは、PCカード6に測定データを記録する場合に200mA程度の消費電流が必要とされるため、ある程度の大きさのデータ量をまとめて一時に記録することによって低消費電力化を図るためである。PCカード6にアクセスすべきでないと判別したときは、CPU5は、起動信号S7 ,S2 の出力を停止することによりA電源14およびB電源15の作動を停止する(ステップ34)。一方、PCカード6にアクセスすべきと判別したときは、CPU5は、起動信号S2 の出力を停止させることによりB電源15の作動を停止させた後、起動信号S4 を出力することによりD電源17を作動させる(ステップ45)。これにより、PCカード6が作動状態となる結果、測定データの記録制御が実行される。
【0028】
この測定データの記録制御では、CPU5は、最初に、測定データを記録するファイルを作成した後、作成したファイルをPCカード6内の所定の記録領域に確保すると共に、標準DOS(Disk Operating System )形式に従ってファイル名および記録日をデータとしてファイルに付加する。また、256個の測定データをテキスト形式に変換し、作成したファイル内に変換した測定データを記録する(ステップ46)。なお、2回以降の測定データの記録制御時においては、CPU5は、新たに変換した測定データを、既に記録されているテキスト形式の測定データに追加書き込みする。この記録制御が終了すると、CPU5が起動信号S7 ,S4 の出力を停止することにより(ステップ34)、CPU5およびPCカード6が作動を停止する。
【0029】
以上のように、この測定装置1によれば、タイマ回路10からのタイマ信号Stが出力されたときは、本発明における回路群としてのCPU5(または、測定時間カウンタ21内の計測カウント値に応じては測定部19)のみが作動し、操作回路9内の結果表示スイッチのスイッチ信号が出力されたときには、本発明における回路群としてのCPU5およびLCDパネル7のみが作動し、データRAM24内の測定データ数が所定数に達したときには、本発明における回路群としてのCPU5およびPCカード6のみが作動する。この結果、例えば、タイマ信号Stや結果表示スイッチのスイッチ信号が出力されたときに測定装置1内のすべての各回路を作動させる場合と比較して、確実に低消費電力化を図ることができる。
【0030】
なお、本発明は、本実施形態に示した構成に限定されない。例えば、本実施形態では、温度や湿度を測定する温度湿度測定装置を例にして説明したが、電圧、電流および電力などの測定データを測定する測定装置および記録装置にも適用が可能である。
【0031】
また、この実施形態では、タイマ信号Stや結果表示スイッチのスイッチ信号が入力されたときに、各電源14〜17の起動制御をCPU5が集中的に実行しているが、例えば、タイマ信号Stや各種スイッチ信号に対して起動すべき各電源14〜17に起動信号が入力されるように、ダイオードマトリクスなどを配設することにより各電源14〜17を起動制御してもよい。
【0032】
また、本実施形態では、電池11によって駆動される測定装置1について説明したが、消費電力を確実に低減することができるため、商用交流に基づいて作動する測定装置にも適用することができるのは勿論である。さらに、その構成は適宜変更が可能である。例えば、本実施形態に係るRAM8は、電池11の電池電力でバックアップされているが、EEPROM(Electrically Erasable PROM)などの不揮発性RAMを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の電子機器によれば、例えば、操作スイッチなどによる起動手段から起動信号を出力すれば、電源手段が起動信号に対応する記録媒体または表示部にこれらが同時に作動しないように電源を供給することにより、記録媒体に対する測定データの記録制御および表示部による測定データの表示が別個独立して行われる。したがって、これらの各部を同時に作動させる場合と比較して、確実に消費電力の低減を図ることができる。
【0034】
また、請求項2記載の電子機器によれば、電源手段を起動信号に応じて個別的にそれぞれ作動する複数の電源部から構成することにより、各電源部の効率を向上させることができ、これにより、電源手段全体としての効率を向上させることができる。この結果、さらなる消費電力の低減を図ることができる。
【0035】
さらに、請求項記載の電子機器によれば、電源制御部が、各電源部の起動制御を集中的に行うことにより、各電源部の起動制御が簡易となる。
【0036】
また、請求項記載の電子機器によれば、操作スイッチからの不定期なスイッチ信号や、タイマ回路からの定期的なタイマ信号が入力される場合であっても、確実に低消費電力化を図ることができる。
【0037】
また、請求項記載の電子機器によれば、1つの電池によって電子機器を長時間連続的に作動させることができる結果、煩雑な電池交換の回数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る温度湿度測定装置のブロック図である。
【図2】本実施形態に係る温度湿度測定装置における全体的な処理を示すフローチャートである。
【図3】従来の温度測定装置における全体的な処理を示すフローチャートである。
【図4】従来の温度測定装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 温度湿度測定装置
2 温度・湿度センサ
3 アンプ部
4 A/D変換部
5 CPU
6 PCカード
7 LCDパネル
9 操作回路
10 タイマ回路
14 A電源
15 B電源
16 C電源
17 D電源
19 測定部

Claims (5)

  1. 所定の処理をそれぞれ実行する複数の回路群と、前記各処理にそれぞれ対応する起動信号を出力可能な起動手段と、当該起動手段からいずれかの前記起動信号が出力されたときに、当該起動信号に対応した前記処理を実行する前記回路群に対して電源を供給する電源手段とを備えている電子機器であって、
    測定対象を所定時間間隔で連続的に測定する測定部によって測定された測定データを電気的に書き込み可能な記録媒体と、前記測定データを表示する表示部とを前記複数の回路群として備え、当該記録媒体および当該表示部は、同時に作動しないように前記電源手段によって電源供給されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記電源手段は、前記出力された各起動信号に基づいて個別的に作動し当該各起動信号に対応した前記処理を実行する前記回路群に電源をそれぞれ供給する複数の電源部から構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記電源手段は、前記各起動信号が出力されたときに作動する主電源を備えて構成され、
    前記主電源の電源を入力したときに、前記出力された起動信号に応じた前記電源部を作動させる電源制御部をさらに備えていることを特徴とする請求項記載の電子機器。
  4. 前記起動手段は、前記起動信号としてのスイッチ信号を出力する少なくとも1つの操作スイッチと、予め設定された所定時間毎に前記起動信号としてのタイマ信号を出力するタイマ回路とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記電源手段は、電池電力に基づいて作動することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
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