JP2001324355A - 測定装置 - Google Patents
測定装置Info
- Publication number
- JP2001324355A JP2001324355A JP2000141802A JP2000141802A JP2001324355A JP 2001324355 A JP2001324355 A JP 2001324355A JP 2000141802 A JP2000141802 A JP 2000141802A JP 2000141802 A JP2000141802 A JP 2000141802A JP 2001324355 A JP2001324355 A JP 2001324355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- displaying
- sensor
- display
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Indicating Measured Values (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 センサーの出力値を測定値に変換する関
数34と、その測定値と共に表示する単位35を外部か
ら設定できるようにし、ディスプレイ10のうち単位を
表示する領域12をドットマトリクスなどのキャラクタ
を自由に表示できるタイプにしている。したがって、製
造段階で測定値に変換する関数および表示単位を限定す
る必要がなく、システム設計、流通、在庫管理などのさ
まざまな面で経済効果の高い測定装置を提供することが
できる。
Description
を測定し表示する測定装置に関するものである。
まざまな物理量を測定する機器が市販されている。特
に、近年の測定装置では、液晶などによるディスプレイ
が設けられており、デジタル化された測定値が表示され
るようになっている。このため、センサーから出力され
る電圧信号あるいは電流信号をデジタル変換し、さら
に、それを所定の関数で測定値に変換して表示する機能
が多くの測定装置に搭載されている。
定対象によって利用可能なセンサーが異なるので測定装
置も異なっており、たとえば、温度測定用の測定装置に
より気圧が測定できるようにはなっていない。したがっ
て、温度測定装置であればディスプレイに表示される値
は温度、またはセンサーの出力をそのまま示す電圧値で
あり、単位としては、摂氏(°C)、華氏(°F)、さ
らには電圧(mV)が表示できれば良い。このため、デ
ィスプレイには、それらの単位を示すように加工された
セグメントが用意されており、ディスプレイする数値を
ユーザが選択したときに、それに対応する単位が表示さ
れるようになっている。温度と湿度のように、複数の物
理量を測定可能なセンサーを内蔵または取付け可能な測
定装置もあるが、このような測定装置では、温度と湿度
といった複数の測定対象の異なる測定値が表示できるセ
レクタが設けられており、表示される測定値が変わる
と、予め用意された単位表示の中から適当なものが自動
的に選択されるようになっている。
れる値は電圧値あるいは電流値といった限られた信号で
あるので、これらを処理できる機能があれば、汎用性の
高い測定装置を提供することはできる。たとえば、セン
サーからの出力値を取り込めるようになっている汎用な
コンピュータを用いた測定装置もあり、プラントなどに
おいて、さまざまなデータを集中管理するシステムに応
用されている。
トで使い捨てが可能なもの、一般のユーザが手軽に利用
できるものなどの経済性が最重要視される測定装置で
は、経済性を追求するために機能を限定することが最優
先されており、汎用性は求められない。しかしながら、
低コストで汎用性のある測定装置があれば、ユーザ側で
測定対象を自由に選択できるので、システム設計、流
通、在庫管理、スペアパーツなどがすべてフレキシブル
になる。したがって、測定装置単体の製造コストが変わ
らない、あるいは多少高くなっても、その他のさまざま
なコストを大幅に低減できる。もちろん、パーソナルコ
ンピュータを用いた測定装置と同様のシステムでは、測
定装置のコストが大幅に上昇するので経済的なメリット
はない。
用性があり、システム設計、流通、在庫管理などのさま
ざまな面で経済効果の高い測定装置を提供することを目
的としている。
ては、製造した後に、センサーなどの測定手段から出力
される値の変換方法およびその単位が設定できる測定装
置を提供するようにしている。すなわち、本発明の測定
装置は、測定手段の出力値を所定の関数により測定値に
変換する手段と、測定値を単位と共に表示可能なディス
プレイとを有し、このディスプレイの少なくとも単位を
表示する領域は汎用な表示が可能であり、さらに、所定
の関数を外部から設定可能な手段と、ディスプレイの単
位を表示する領域に表示する内容を外部から設定可能な
手段とを有することを特徴としている。測定手段は、た
とえば,センサーであり、センサーを内蔵した測定装
置、センサーを接続できるコネクタを備えた測定装置、
さらには、センサーと直接あるいは間接的に接続された
ケーブルを接続可能なコネクタを備えた測定装置も含ま
れる。
発明においては、数値を表示する領域と、これに隣接し
て単位を表示する領域とを有し、少なくとも単位を表示
する領域は汎用な表示が可能である表示装置を提供して
いる。この表示装置が液晶表示装置であれば、数値を表
示する領域には数値表示用のセグメントを配置し、単位
を表示する領域にはキャラクタ表示用のセグメントまた
はドットマトリクスを配置するようにしている。
イの単位を表示する領域がフレキシブルになっており、
その領域に表示するキャラクタを適当なインタフェース
により外部から設定することができる。また、出力値を
測定値に変換する関数も適当なタイミングで外部から設
定することができる。したがって、出荷時、ユーザが測
定装置を設置するときなど、測定装置の使用目的が明確
になったときに単位を設定すればよく、製造時に表示さ
れる単位を限定する必要がない。このため、使用目的が
未確定の状態で、製造および販売することが可能であ
り、ユーザも使用目的が未確定の状態で購入してストッ
クしておくことができる。
装置は、量産が容易であり、在庫管理、流通の手間およ
びコストを削減できる。また、ユーザにおいても、1種
類または限られた種類の測定装置を保管しておくことに
より、スペアとして、あるいは、その時々の異なる目的
で測定装置を使用することができる。さらに、単位およ
び関数を設定しなおすことにより、同じ測定装置を異な
る測定対象に適用することも可能となる。
測定値を測定された順番で記憶可能なメモリなどの手段
を設けることにより、汎用的なデータロガーとして使用
することができる。さまざまな物理量を測定するセンサ
ーとしては、電圧信号が出力するものが多いので、変換
する手段としては、センサーからの電圧信号をデジタル
化した出力値に基づき測定値を算出するものを採用する
ことにより汎用性の高い測定装置を提供できる。
施の形態について説明する。図1に、本発明に係る測定
装置の一例を示してある。この測定装置1は、ボディー
2の中心に液晶表示板(LCD)10が配置され、その
下方に操作ステーション5が配置されている。また、ボ
ディー2の左側にはセンサーを接続可能な2つの入力イ
ンタフェース3aおよび3bが用意され、ボディー2の
右側には、入出力インタフェースとしてRS−232C
インタフェース4が用意されている。
ーをそれぞれの入力インタフェース3aおよび3bに接
続することが可能であり、それぞれのチャンネルから入
力された電圧信号を処理できるようになっている。この
ため、LCD10には、測定された数値を表示する領域
11と、表示されている数値の単位を表示する領域12
と、表示されている数値の入力チャンネルを表示する領
域13とが用意されている。また、本例の測定装置1
は、測定されたデータを記憶する機能を備えており、メ
モリがフルになると記録を中止するワンタイムと、メモ
リがフルになると上書きするエンドレスの2つのモード
が用意されている。このため、数値を表示する領域11
の上方には、記録中であることを表示する領域14と、
ワンタイムあるいはエンドレスのいずれかの記録モード
を表示する領域15が用意されている。さらに、バッテ
リーの状況を示す領域16も用意されている。
領域11は、プラスマイナスを除き、4桁の8セグメン
トの数値専用の表示領域になっており、数値以外では、
エラー表示などの限られた範囲の内容を表示することが
できる。これに対し、単位を表示する領域12は、3つ
のキャラクタを並べて表示できるドットマトリクスタイ
プの表示領域になっており、数字はもちろん、さまざま
なキャラクタを表示することができる。
する機能に関する概略構成をブロック図により示してあ
る。この測定装置1は、入力インタフェース3aおよび
3bから入力された電圧信号φiを処理する入力信号処
理部20と、処理された信号をデジタルの出力値φvに
変換するA/D回路31と、出力値φvを所定の関数に
よりセンサーで測定された物理量に対応する測定値φ
o、たとえば、温度、湿度あるいは気圧などに変換して
その測定値φoの数値を表示する領域11に表示する変
換部32と、測定値φoに対応する単位、たとえば
「℃」、「RH」あるいは「Ps」を表示する領域12
に表示する単位表示部33とを備えている。変換部32
および単位表示部33には、RS−232Cインタフェ
ース4を介して外部接続されたパーソナルコンピュータ
などから変換部32の数値変換用の関数34、および単
位表示部33において単位として表示するキャラクタ3
5が設定できるようになっている。
された順番にメモリに記録する記録部39も備えてい
る。本例においては、測定チャンネル毎に、測定開始日
時、測定間隔なども記録されており、出力値φvを測定
順に記録するだけで測定された日時を特定できるように
なっている。また、記録されたデータは、RS−232
Cインタフェース4を介して外部のパーソナルコンピュ
ータなどに出力できるようになっており、データ解析な
どの目的で用いることができる。したがって、限られた
メモリ容量で大量のデータを記録することができ、小型
でありながら長期間にわたり測定対象をモニターするこ
とができる。もちろん、出力値φvの代わりに変換され
た測定値φoを記録したり、RTCユニットを内蔵して
測定値あるいは出力値ごとに測定された日時を記録する
ようにしても良い。
フェース3aあるいは3bから供給された電圧信号φi
を選択するセレクタ21と、増幅するためのアンプ22
と、アンプ22に入力するフルスケールを自動的に選択
可能な分圧回路23およびセレクタ24を備えている。
本例の測定装置1は、測定値への変換が自由に設定で
き、さらに、単位表示も自由に変えることができるの
で、対応できるセンサーは基本的には限定されない。し
たがって、センサーから入力可能な電圧信号の幅もでき
るだけ広範囲であることが望ましい。しかしながら、入
力バンド幅を広げるとアンプの性能は低下してしまう。
また、センサーの種類や出力値によって入力電圧をマニ
ュアルで設定するのは面倒であり、測定装置としての機
能を阻害する要因となる。
直列に接続して入力信号φiを分圧可能な回路23を採
用し、それぞれの分圧電圧のうち、アンプ22あるいは
A/D回路31でオーバーフローあるいはサチュレート
しない電圧を自動的に選択して出力値φvに変換するよ
うにしている。たとえば、入力電圧幅を15V程度にす
るとほとんどのセンサーに対応することが可能であり、
分圧回路23の出力幅を1/15、2/15、6/1
5、15/15などとすることにより、出力電圧が1V
程度のセンサーを接続した場合でも十分な精度で電圧信
号を出力値φvに変換することができる。
て一次関数(Y=AX+B)を採用しており、ホストと
して接続される外部のパーソナルコンピュータで稼動す
るアプリケーションソフトから定数AおよびBを変換関
数34として設定することによりセンサーからの電圧値
(出力値)φvを、そのセンサーにより測定される温
度、湿度、pHあるいは気圧などの測定値φoに変換し
ている。アプリケーションソフトとしては、一次関数を
定義するために定数AおよびBを入力する代わりに2点
の数値の組み合わせを入力するものであっても良い。も
ちろん、変換用の関数として二次関数などを採用するこ
とも可能であるが、測定範囲を適当に設定すれば一次関
数でほぼ測定値に変換することができ、変換のために必
要となる定数を削減でき、処理時間も短縮できるという
点ではメリットがある。
測定値φoに対応した単位35がキャラクタ、たとえ
ば、温度であれば℃、湿度であればRH、水質であれば
pH、気圧であればPsなどが外部のパーソナルコンピ
ュータからインタフェース4を介して設定され、測定値
φoと共にLCD10に表示される。本例の測定装置1
においては、電圧で示される出力値φvもLCD10に
表示できるようになっており、そのときの単位はmVあ
るいはVが選択される。そして、LCD10の単位を表
示する領域12はドットマトリクスタイプとなっている
ので、外部から設定された単位あるいはmVなどのディ
フォルトの単位を見やすく表示することができる。単位
を表示する領域12は、キャラクタを表示できれば良い
ので、ドットマトリクスの代わりに14セグメントの表
示体などを採用することが可能である。しかしながら、
セグメントタイプは表示可能なキャラクタの形状が限ら
れてしまうので、ユーザの好みにあった単位表示を実現
するにはドットマトリクスタイプのものが望ましい。
ったん関数34および単位35が設定されると、各チャ
ンネル毎に出力値が所定の周期で測定され、それを変換
した後の測定値およびその単位がLCD10に表示され
る。また、ユーザが操作部5のスイッチで操作すること
により、電圧表示などの他の形態で出力値あるいは測定
値をそれに対応する単位と共に表示することも可能であ
る。
能なものであり、特定のチャンネルからの入力を凝視す
る可能性もあることから、LCD10の表示モードとし
て各々のチャンネルのみを表示するモードと、非表示に
して記録のみを行うモードと、さらに、各々のチャンネ
ルを交互に切り替えて表示するモードを設けている。非
表示にすると、表示のための測定およびCPUが計算に
要する電力を削減できるので、測定装置の稼動期間を延
ばすことができる。
は、簡易なハードウェアで実現することが可能であり、
その一例を図3に示してある。この例では、測定装置1
の全体を制御するCPU51を中心に構成されており、
内部バス52およびLCDコントローラ53を介して表
示用のLCD10が接続されている。また、内部バス5
2にはデータ記憶用のRAM54が接続されており、出
力値などを記録するために用いられる。さらに、書き換
え可能な不揮発性メモリとしてEEPROM55が接続
されており、CPUファームウェアを記録すると共に、
外部のパーソナルコンピュータなどのホストから設定さ
れる値を記憶できるようになっている。したがって、出
力値を測定値に変換するための関数、測定値と共に表示
する単位のキャラクタもROM55に記憶される。本例
では、A/D変換回路はCPU51のA/D変換機能を
用いて実現されており、このため、入力インタフェース
3aおよび3bから入力された信号は処理部20を介し
てCPU51に供給されるようになっている。さらに、
バス52にはRS−232Cインタフェース4が接続さ
れており、ROM55の内容を書き換えたり、RAM5
4に記憶されたデータを出力することができる。
び単位を表示可能なLCD10を中心とした非常に小型
な測定装置であり、さらに構成も簡易なので低コストで
製造することができる。その一方で、LCD10に3文
字程度のキャラクタがフレキシブルに表示できる領域1
2を設けてあるので、LCD10に出力される測定値の
単位は自由に設定することができる。そして、出力値φ
vを適当な関数で測定値φoに変換する機能も備えてい
るので、測定対象が異なるセンサーを接続しても、その
センサーに適応させることができる。すなわち、RS−
232Cインタフェース4を介してホストから変換関数
の定数AおよびBと、単位として表示するキャラクタを
設定することにより、同一の測定装置1をさまざまなセ
ンサーに適応させることができ、そのセンサーに応じた
測定値と単位を表示することができる。さらに、同一セ
ンサーから得られた出力値φvを異なる関数によって測
定値に変換し、それに対応する単位と共に表示すること
も可能である。たとえば、気圧センサーを接続し、得ら
れた出力値φvを気圧に変換して「Ps」などの単位と
共に表示し、さらに、同じ出力値φvを高度に変換して
「m」などの単位と共に表示することができる。もちろ
ん、入力された電圧値を測定値として出力することも可
能であり、電圧測定装置としても採用できる。
を変えて、内部の設定をホスト側から変えることによ
り、車および電池機器のバッテリーの電圧降下状態を記
録する電圧ロガー、太陽電池の発電記録を行う測定装
置、加速度センサーを接続した加速度計、酸素・二酸化
炭素・一酸化炭素などを検出するセンサーを接続した大
気状態モニター、pH・BODなどを検出するセンサー
を接続した水質モニター、気圧センサーを接続した気圧
計あるいは高度計などのさまざまな用途に利用すること
ができる。そして、測定装置1の設定はRS−232C
インタフェースと接続可能なホストがあれば良いので、
製造するときのみならず、製造後、あるいは在庫の測定
装置を出荷するとき、モニター内部に組み込むとき、ス
ペアなどとして保管中の測定装置にセンサーを接続して
設置するときなど、測定装置の目的とユーザの都合など
に合わせていつでもどこでも可能である。したがって、
本例の測定装置は取り扱いが非常にフレキシブルであ
る。このため、量産が可能でありさらに低コストで提供
することができる。また、測定装置を発注する際も用途
を限定しなくて良く、購入した装置あるいは在庫の装置
を必要とされる用途にセッティングすることにより所望
の目的を果たすことができる。このため、製品の購入管
理も容易となり、それに費やされる時間および費用を圧
縮することができる。さらに、センサーが異なる場合で
も、セッティングしなおすことにより同一の測定装置を
用いることができるので、無駄がなく、効率的に利用す
ることができる。
測定値への変換方法および表示用の単位を多く用意して
おき、それらの中から適当なものを選択するというシス
テムではなく、ホストなどから単位の表示と変換用の関
数を自由に設定することができるようにしている。した
がって、多種多様な測定値を表示可能な測定装置であり
ながら、測定装置自体は簡易な機構で良く、また、表示
用の単位や関数などを記憶するメモリ容量も少なくて済
む。さらに、単位として表示するキャラクタなどの選
択、および、出力値から測定値に変換するための関数の
選択などがユーザに開放されるので、新しいセンサー
や、製造時には予想していないような用途に対してもフ
レキシブルに対応することが可能な測定装置を提供する
ことができる。
ら測定値への変換関数の設定という限られた部分をフレ
キシブルにすることにより多種多様なセンサーに対応で
きるようにしている。このため、パーソナルコンピュー
タなどを用いた測定装置とはことなり、簡易な機構で、
低コストで、コンパクトでありながら汎用性の高い測定
装置を実現することができる。したがって、本発明に係
る測定装置の用途は広く、携帯型の測定機器はもちろ
ん、上述した用途などに用いられる測定機器を低コスト
で提供することが可能となる。
接続可能な例であるが、1つのセンサーに対応した測定
装置であっても良く、さらには、3つ以上のセンサーに
対応できるように多チャンネル化された測定装置にも本
発明を適用することができる。さらに、センサーを内蔵
した測定装置であっても良い。また、センサーからの信
号が直に入力される測定装置に限らず、適当な変換機能
を備えた中継装置を介してセンサーからのデータが入力
される測定装置に対しても本発明を適用することができ
る。
能を有した中継装置に限らず、測定装置からセンサーに
対し出力される測定のタイミングを用いてさまざまな機
能を果たす中継ユニットが接続されることもあるが、そ
のような測定装置に対しても本発明を提供することは可
能である。たとえば、中継ユニットとしては、複数の測
定装置を接続し、それらの測定装置の1つをマスター、
他をスレーブとして測定のタイミングの同期を取るもの
がある。この中継ユニットを用いると、複数の測定装置
で複数の場所あるいは複数の物理量を同じタイミングで
測定することができ、位相解析、タイミング解析などを
目的とした測定に有効である。また、中継ユニットとし
てプレヒート機能を備えたものを接続することも可能で
ある。このプレヒート機能は、センサー自体が電力を消
費するタイプのものであるときに、測定を指示するタイ
ミングに合わせてセンサーに電力を供給し、その都度、
センサーをアクティブにするものである。したがって、
測定するタイミングに合わせて電力を供給し、測定が終
了すると電力を遮断することによりセンサーの電力消費
を大幅に低減することができる。このため、電池電源を
用いて測定する測定装置あるいは測定ステーションに好
適であり、記録可能な期間を大幅に延長することができ
る。また、プレヒート機能により電力を供給するタイミ
ングを示す信号と、スレーブとなっている測定装置で記
録するタイミングを示す信号とを共通に出力する中継ユ
ニットを設けることも可能である。さらに、このような
中継ユニットあるいはその機能を測定装置の本体内に内
蔵することも可能である。
号が出力される例を説明しているが、電流信号を出力す
るセンサーに対応した測定装置に本発明を適用すること
も可能である。さらに、単位を表示する領域12は3つ
のキャラクタが表示可能なドットマトリクスタイプを採
用しているが、上述したようにキャラクタ表示が可能な
セグメントタイプであっても良い。さらに、単位を表示
する領域12は3キャラクタ分に限らず、2キャラクタ
以下あるいは4キャラクタ以上であっても良い。しかし
ながら、2キャラクタ以下であると適切な単位表示がで
きない可能性あり、また、4キャラクタ以上になると表
示領域が大きくなり、コストが上昇する。したがって、
コストミニマムでコンパクトであり単位表示が適切にで
きる範囲として3キャラクタ分の単位表示領域12を本
例では用意している。
インタフェースの形式なども含めて一例に過ぎず、RS
−232Cに代わりUSBインタフェースなどの他の汎
用性の高いインタフェースを用意するなど、本発明に係
る測定装置は上記のハードウェア構成に限定されるもの
ではない。
述したような関数の設定および表示する単位の設定を行
う機能を備えたアプリケーションソフトウェアと共に提
供される。測定装置自体にユーザインタフェース的なフ
ァームウェアを用意し簡単な通信機能を備えた汎用ソフ
トウェアで設定できるようにしても良いが、そのような
ファームウェアのためにメモリが消費され、記録可能な
量が削減されるのは望ましくないであろう。また、専用
のアプリケーションソフトウェアにより、本例の測定装
置に記録された電圧値(一定の形式であればデータの形
式は問わない)を取り込んで、先に測定装置にセットす
るために入力された関数および単位を用いて変換しパー
ソナルコンピュータに表あるいはグラフ化して表示する
ことも可能である。さらに、センサーから出力された電
圧値で記録し、アプリケーションソフトウェアで処理す
ることにより、別の変換式でデータを処理し、単位ある
いはスケールを変換することも可能である。
は、センサーからの出力値を測定値に変換する関数と、
測定値と共に表示する単位を外部から設定可能とし、さ
らに、単位を表示する領域をドットマトリクス型の液晶
などのキャラクタを表示できるものにすることにより、
低コストで汎用性がある測定装置を実現している。した
がって、本発明によりシステム設計、流通、在庫管理な
どのさまざまな面で経済効果の高い測定装置を提供する
ことができる。
図である。
を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 測定手段の出力値を所定の関数により測
定値に変換する手段と、 前記測定値を単位と共に表示可能なディスプレイとを有
し、このディスプレイの少なくとも単位を表示する領域
は汎用な表示が可能であり、さらに、 前記所定の関数を外部から設定可能な手段と、 前記単位を表示する領域に表示する内容を外部から設定
可能な手段とを有する測定装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記測定手段はセン
サーであり、内蔵されたセンサー、センサーを接続可能
なコネクタ、または、センサーと直接あるいは間接的に
接続されたケーブルを接続可能なコネクタを有する測定
装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記出力値または測
定値を測定された順番で記憶する手段を有する測定装
置。 - 【請求項4】 数値を表示する領域と、これに隣接して
単位を表示する領域とを有し、少なくとも単位を表示す
る領域は汎用な表示が可能である表示装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記表示装置は液晶
表示装置であり、前記数値を表示する領域には数値表示
用のセグメントが配置され、前記単位を表示する領域に
はキャラクタ表示用のセグメントまたはドットマトリク
スが配置されている表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141802A JP2001324355A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141802A JP2001324355A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 測定装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010204612A Division JP2011013229A (ja) | 2010-09-13 | 2010-09-13 | 測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001324355A true JP2001324355A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18648871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000141802A Pending JP2001324355A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001324355A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300526A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-27 | Omron Corp | センサ装置 |
JP2006214891A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Toyota Motor Corp | 携帯計測装置 |
JP2007064781A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Sunx Ltd | 検出センサ |
JP2007322251A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Sunx Ltd | 検出センサ、そのセンサヘッド及びコントロールユニット |
JP2014032195A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-20 | Mitsutoyo Corp | ユーザ定義された表示を有するハンドヘルド測定機器 |
KR101900838B1 (ko) * | 2017-01-24 | 2018-09-20 | 주식회사 남전사 | Fnd 개별 단위 표출 및 자기 진단기능을 구비한 디지털미터 |
US11249445B2 (en) | 2018-03-19 | 2022-02-15 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device, display-unit setting method and recording medium |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04337418A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | ディジタル指示計 |
JPH0937359A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Yokogawa Electric Corp | 無線データ収集システム |
JPH1185806A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | T & D:Kk | 測定ユニット、測定管理装置、測定方法、測定管理方法および記録媒体 |
JPH11190665A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | T & D:Kk | 温度測定装置および温度測定方法 |
JP2000074700A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-14 | Horiba Ltd | 計測装置 |
-
2000
- 2000-05-15 JP JP2000141802A patent/JP2001324355A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04337418A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | ディジタル指示計 |
JPH0937359A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Yokogawa Electric Corp | 無線データ収集システム |
JPH1185806A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | T & D:Kk | 測定ユニット、測定管理装置、測定方法、測定管理方法および記録媒体 |
JPH11190665A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | T & D:Kk | 温度測定装置および温度測定方法 |
JP2000074700A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-14 | Horiba Ltd | 計測装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300526A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-27 | Omron Corp | センサ装置 |
JP2006214891A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Toyota Motor Corp | 携帯計測装置 |
JP2007064781A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Sunx Ltd | 検出センサ |
JP2007322251A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Sunx Ltd | 検出センサ、そのセンサヘッド及びコントロールユニット |
JP2014032195A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-20 | Mitsutoyo Corp | ユーザ定義された表示を有するハンドヘルド測定機器 |
KR101900838B1 (ko) * | 2017-01-24 | 2018-09-20 | 주식회사 남전사 | Fnd 개별 단위 표출 및 자기 진단기능을 구비한 디지털미터 |
US11249445B2 (en) | 2018-03-19 | 2022-02-15 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic device, display-unit setting method and recording medium |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5162725A (en) | Modular metering instrument including multiple sensing probes | |
US5638299A (en) | Light weight, self-contained programmable data-acquisition system | |
JP2001324355A (ja) | 測定装置 | |
KR20060008376A (ko) | 휴대용 실내공기 측정 장치 | |
AU660202B2 (en) | Clinical thermometer with digital and vocal indication | |
CN104107032A (zh) | 电子体温计及该电子体温计的校温方法 | |
JP2011013229A (ja) | 測定装置 | |
JP3147711B2 (ja) | 表示・記録システム | |
JP4111720B2 (ja) | 雰囲気管理システム | |
JP3577169B2 (ja) | ガバナ用デジタル式自記圧力計システム | |
JPH03152681A (ja) | 検知装置及び情報記録装置 | |
CN103487161A (zh) | 一种冷链物流温度显示记录仪 | |
CN101206142B (zh) | 女性体温计 | |
KR200212607Y1 (ko) | 온도 및 습도 기록장치 | |
JPH04341122A (ja) | 樹木活性度の携帯型判定器 | |
JP3629583B2 (ja) | データ収集装置、監視装置及び記録媒体 | |
JP2001021594A (ja) | 複合形記録計 | |
JPS6454320A (en) | Electronic clinical thermometer with storing function | |
JPS61284623A (ja) | 履歴温度計測装置 | |
JPH07281834A (ja) | アナログ信号変換器 | |
JP3070651B2 (ja) | 測定装置 | |
JPS593309U (ja) | 測定用計器 | |
JPH0737903B2 (ja) | 測定記録装置 | |
JP3102153B2 (ja) | 測定器のスケーリング方法 | |
JP3583578B2 (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100430 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20101104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20101227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110309 |