JP3582960B2 - ピストンポンプ・モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はピストンポンプ・モータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のピストンポンプ・モータは、シリンダブロックにその回転軸と平行に配設した複数のシリンダと、各シリンダにそれぞれ容積室を画成する複数のピストンと、を備える。ピストンの一端側はシリンダから突出され、斜板にいつも接触するシューに支持される。シリンダブロックが回転すると、各ピストンは斜板との間で往復動し、シリンダの容積室を拡縮させるようになっている。
【0003】
シリンダの吐き出しと吸い込みを制御する弁板が設けられ、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートおよび吐出ポートが開口される。各シリンダには弁板へ向けてキドニポートが形成され、シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートまたは吐出ポートと選択的に連通させる。
【0004】
シリンダブロックの1回転につき、各ピストンはシリンダを1往復する。シリンダの容積室を拡張する行程においては、弁板の吸込ポートから容積室に流体を吸い込み、シリンダの容積室を圧縮する行程においては、その流体を弁板の吐出ポートへ吐き出すのである。
【0005】
各容積室は“吸い込み”と“吐き出し”の行程を繰り返すが、これら行程の切り替わりに伴う圧力変動は、次式で表される特定の周波数成分をもっている。
【0006】
fn=n・Z・N/60[Hz]
(Z;ピストンの本数、N;回転速度、n=1,2,3,…;次数)
この圧力変動はポンプ・モータの振動や騒音の原因となる上、配管からアクチュエータなどへ伝わり、騒音や振動を装置全体に発生させかねない。また、この特定の周波数成分と配管や構造物の共振周波数が一致すると、騒音や振動の発生レベルを増大させるという可能性もあった。
【0007】
そのため、アキシャルピストンポンプにおいて、圧力変動の周波数成分を分散し、特定の周波数成分のレベルが大きくならないよう、図6のようにシリンダブロック22のシリンダ20およびキドニポート21を円周方向へ不規則な間隔(不等ピッチ)に配設したものや、図7のようにキドニポート21のみを円周方向へ不規則な間隔(不等ピッチ)に配設したもの、が知られている(特公昭48ー19121号公報,実開平6ー80871号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図6の従来例においては、キドニポート21を含めてシリンダ20を同一円周上で不等ピッチに配置するため、シリンダブロック22の回転方向に対して容積室の配列順序が一義的に決まってしまう。その結果、シリンダブロック22を逆方向へ回転させると、容積室の配列順序が反対になり、初期設計どおりの性能が得られない可能性があった。また、回転方向に応じたシリンダブロック22を製作しなければならず、コストアップを招くという不具合もあった。図7の従来例においては、キドニポート21のみを同一円周上で不等ピッチに配設するが、シリンダブロック22の回転方向が変わると、各キドニポート21が弁板の吸込ポートおよび吐出ポートと連通するタイミングが逆になるため、図6と同様の不具合があった。
【0009】
この発明はこのような問題点を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、シリンダブロックに奇数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプ・モータにおいて、奇数本のシリンダは、1つのシリンダの中心線と直交するシリンダブロックの中心線をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのシリンダ間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定される
【0011】
第2の発明では、シリンダブロックに偶数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、偶数本のシリンダは、1組の隣合うシリンダ間の中心およびこれと径方向の反対側に位置するもう1組のシリンダ間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または1つのシリンダの中心線およびこれと径方向の反対側に位置するもう1つのシリンダの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線、をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのシリンダ間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定される
【0012】
第3の発明では、シリンダブロックに奇数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、奇数本のシリンダの各キドニポートは、1つのキドニポートの中心線と直交するシリンダブロックの中心線をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのキドニポート間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定される
【0013】
第4の発明では、シリンダブロックに偶数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、偶数本のシリンダの各キドニポートは、1組の隣合うキドニポート間の中心およびこれと径方向の反対側に位置するもう1組のキドニポート間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または1つのキドニポートの中心線およびこれと径方向の反対側に位置するもう1つのキドニポートの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線、をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのキドニポート間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定される
【0014】
【発明の効果】
第1の発明では、円周方向へ隣合うシリンダの間隔を不等化することにより、各容積室の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングが不規則になり、回転周期の基本成分に振動エネルギが集中しなくなる。この場合、シリンダの本数が奇数のシリンダブロックにおいて、これらシリンダの不等間隔の角度配置は、1つのシリンダの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線に対して左右対称のため、シリンダの角度位置に対応してキドニポートを配設することにより、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロックの回転方向に関係なく一定になる。このため、シリンダブロックを逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロックは回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。
【0015】
第2の発明では、円周方向へ隣合うシリンダの間隔を不等化することにより、各容積室の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングが不規則になり、回転周期の基本成分に振動エネルギが集中しなくなる。この場合、シリンダの本数が偶数のシリンダブロックにおいて、これらシリンダの不等間隔の角度配置は、1組の隣合うシリンダ間の中心およびこれと径方向に向かい合うもう1組の隣合うシリンダ間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または2つのシリンダの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線に対して左右対称のため、これらシリンダの角度位置に対応してキドニポートを配設することにより、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロックの回転方向に関係なく一定になる。このため、シリンダブロックを逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロックは回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。
【0016】
第3の発明では、円周方向へ隣合うキドニポートの間隔を不等化することにより、各容積室の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングが不規則になり、回転周期の基本成分に振動エネルギが集中しなくなる。この場合、シリンダに対応する奇数のキドニポートにおいて、これらの不等間隔の角度配置は、1つのキドニポートの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線に対して左右対称なため、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロックの回転方向に関係なく一定になる。このため、シリンダブロックを逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロックは回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。
【0017】
第4の発明では、円周方向へ隣合うキドニポートの間隔を不等化することにより、各容積室の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングが不規則になり、回転周期の基本成分に振動エネルギが集中しなくなる。この場合、シリンダに対応する偶数のキドニポートにおいて、これらの不等間隔の角度配置は、1組の隣合うキドニポート間の中心およびこれと径方向に向かい合うもう1組の隣合うキドニポート間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または2つのキドニポートの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線に対して左右対称なため、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロックの回転方向に関係なく一定になる。このため、シリンダブロックを逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロックは回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1において、ケーシング1とポートブロック2とにより形成される内部空間にシリンダブロック3および斜板4が収装される。5はシリンダブロック3の中心部を貫通する回転軸(シャフト)であり、その一端側はケーシング1から外部へ突出される。回転軸5はポートブロック2の軸穴2aとケーシング1のベアリング1aとにより回転自由に支持され、シリンダブロック2を一体に回転させる。
【0019】
シリンダブロック2には回転軸5と平行に複数のシリンダ6が円周方向へ配置され、各シリンダ6にそれぞれ容積室7を画成するピストン8が挿入される。各ピストン8の一端側はシリンダブロック3から突出され、斜板4にいつも接触するシュー9に支持される。シリンダブロック3が回転すると、各ピストン8は斜板4との間で往復動し、シリンダ6の容積室7を拡縮させる。
【0020】
ケーシング1に斜板4は支持軸10を介して傾転可能に取り付けられる。各容積室7の“吐き出し”と“吸い込み”を制御する弁板11が設けられ、図示しないがシリンダブロック3の回転軸5を中心とする同一円周上に開口する吸込ポートおよび吐出ポートを備える。これらポートにそれぞれ連通する入口通路と出口通路がポートブロック2に設けられる。各シリンダ6には弁板11へ向けてキドニポート13が形成され、シリンダブロック3の回転角度に応じて各容積室7を弁板11の吸込ポート12aまたは吐出ポート12bと選択的に連通する。
【0021】
シリンダブロック3の1回転につき、各ピストン8はシリンダ6を1往復する。シリンダ6の容積室7を拡張する行程においては、弁板11の吸込ポートから容積室7に流体を吸い込み、シリンダ6の容積室7を圧縮する行程においては、その流体を弁板11の吐出ポートへ吐き出すのである。
【0022】
図2はシリンダ6およびキドニポート13の配設状態を表すものであり、シリンダ6はシリンダブロック3の回転軸5を中心とする同一円周上で不等間隔に配置される。回転軸5を中心とする同一円周上に隣合うシリンダ6の間隔は、シリンダ6の本数が奇数(この場合、9本)のため、1つのシリンダ6の中心軸qと直交するシリンダブロック3の中心線pをもって左右対称に不等化される。通常の等ピッチの場合、各シリンダ6間の角度はθ=2π/Z(Z;シリンダの本数)の一定値になるが、この例では等ピッチの角度θを増減する、θn=θ±αn(n;シリンダ番号)に設定される。
【0023】
具体的には、シリンダブロック3の中心線pが通るシリンダ6の中心軸qから右回りと左回りに同じ順序で角度θ〜θが配され、中心線pを跨ぐシリンダ6間に角度θが与えられる。各キドニポート13については、回転軸5を中心とする同一円周上で各シリンダ6の角度位置に対応して配設される。
【0024】
ピストンポンプ・モータの振動や騒音は、各容積室7の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わりに伴う圧力変動や流量変動や、各シリンダ6から吐き出される流量の総和が一定周期で変動することが主な発生原因となっており、この切り替わりタイミング(周期)および吐き出し流量変動により、騒音や振動の基本周期が決定される。
【0025】
円周方向へ隣合うシリンダ6およびキドニポート13の間隔を不等化することにより、各容積室7の“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングが不規則になり、回転周期の基本成分に振動エネルギが集中しなくなる。つまり、ポンプ・モータの低騒音化を促進できる。
【0026】
シリンダ6の本数が奇数のシリンダブロック5において、これらシリンダ6の不等間隔の角度配置は、1つのシリンダ6の中心軸qと直交するシリンダブロック3の中心線pをもって左右対称のため、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロック3の回転方向に関係なく一定になる。そのため、シリンダブロック3を逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロック3は回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。
【0027】
図3は別の実施形態としてシリンダ6およびキドニポート13の配設状態を表すものであり、シリンダ6は回転軸5を中心とする同一円周上で等間隔に配置される。キドニポート13については、回転軸5を中心とする同一円周上で不等間隔に配置され、シリンダ6の断面形状の範囲に納まるように形成される。円周方向へ隣合うキドニポート13の間隔は、シリンダ6の本数が奇数(この場合も9本)のため、1つのキドニポート13の中心軸qと直交するシリンダブロック3の中心線pをもって左右対称に不等化される。シリンダブロック3の中心線pが通るキドニポート13の中心軸qから右回りと左回りに同じ順序で角度θ〜θが配され、シリンダブロック3の中心線pを跨ぐキドニポート13間に角度θが与えられる。
【0028】
円周方向へ隣合うキドニポート13の間隔を不等化することにより、各キドニポート13が弁板11の吸込ポートおよび吐出ポートと連通するタイミングが不規則になり、シリンダ6ごとに発生する流動変動も異なるため、ポンプ・モータの低騒音化をいっそう促進できる。
【0029】
キドニポート13の不等間隔の角度配置は、シリンダブロック3の中心線pをもって左右対称なため、各キドニポート13が吸込ポートと吐出ポートと連通するタイミングの不規則なパターンは、シリンダブロック3の回転方向に関係なく一定になる。そのため、シリンダブロック3を逆方向へ回転させても、正方向へ回転させる場合と同じ性能が得られるし、シリンダブロック3は回転方向の違いに1種類で対応可能なため、コスト的にも有利となる。また、シリンダ6を円周方向へ等ピッチに配置し、キドニポート13はシリンダ6の断面形状の範囲に納めることにより、シリンダ6間の肉厚に薄くなる箇所を生じないし、キドニポート13間の肉厚もシリンダ6間の肉厚以上に薄くならないから、シリンダブロック3の良好な強度を確保できる。
【0030】
シリンダの本数が偶数のシリンダブロックにおいては、“吸い込み”と“吐き出し”の切り替わるタイミングの不規則なパターンをシリンダブロックの回転方向に関係なく一定にするため、図4,図5のようにシリンダ6またはキドニポート13の角度配置は、1組の隣合うシリンダ6間またはキドニポート13間の中心rおよびこれと径方向に向かい合うもう1組の隣合うシリンダ6間またはキドニポート13間の中心rを通るシリンダブロック3の中心線sをもって左右対称に不等化される。
【0031】
図示しないが、シリンダ6の本数が偶数のシリンダブロック3において、シリンダまたはキドニポートの角度配置は、180度間隔の2つのシリンダまたは180度間隔の2つのキドニポートの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線をもって左右対称に不等化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表すピストンポンプ・モータの断面図である。
【図2】同じくシリンダおよびキドニポートの配置状態図である。
【図3】同じくシリンダおよびキドニポートの配置状態図である。
【図4】同じくシリンダおよびキドニポートの配置状態図である。
【図5】同じくシリンダおよびキドニポートの配置状態図である。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
3 シリンダブロック
4 斜板
5 回転軸
6 シリンダ
7 容積室
8 ピストン
11 弁板
13 キドニポート
p シリンダブロックの中心線
q シリンダまたはキドニポートの中心軸
s シリンダブロックの中心線
r シリンダ間またはキドニポート間の中心

Claims (4)

  1. シリンダブロックに奇数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプ・モータにおいて、奇数本のシリンダは、1つのシリンダの中心線と直交するシリンダブロックの中心線をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのシリンダ間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定されることを特徴とするピストンポンプ・モータ。
  2. シリンダブロックに偶数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、偶数本のシリンダは、1組の隣合うシリンダ間の中心およびこれと径方向の反対側に位置するもう1組のシリンダ間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または1つのシリンダの中心線およびこれと径方向の反対側に位置するもう1つのシリンダの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線、をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのシリンダ間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定されることを特徴とするピストンポンプ・モータ。
  3. シリンダブロックに奇数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、奇数本のシリンダの各キドニポートは、1つのキドニポートの中心線と直交するシリンダブロックの中心線をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのキドニポート間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定されることを特徴とするピストンポンプ・モータ。
  4. シリンダブロックに偶数本のシリンダを円周方向へ配置し、各シリンダにそれぞれ容積室を画成するピストンを挿入する一方、シリンダブロックの回転に伴って各シリンダの容積室を拡縮するようピストンを往復動させる斜板と、シリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上に吸込ポートと吐出ポートとを形成した弁板と、各シリンダの容積室をそれぞれシリンダブロックの回転角度に応じて弁板の吸込ポートと吐出ポートとに選択的に連通させるキドニポートと、を備えるピストンポンプにおいて、偶数本のシリンダの各キドニポートは、1組の隣合うキドニポート間の中心およびこれと径方向の反対側に位置するもう1組のキドニポート間の中心を通るシリンダブロックの中心線、または1つのキドニポートの中心線およびこれと径方向の反対側に位置するもう1つのキドニポートの中心軸と直交するシリンダブロックの中心線、をもって左右対称に配置されており、しかも左右のそれぞれのキドニポート間がシリンダブロックの回転軸を中心とする同一円周上を不等ピッチに設定されることを特徴とするピストンポンプ・モータ。
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