JP3582679B2 - 油圧ショベルの旋回油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの旋回油圧回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械の旋回油圧回路に関わり、特に旋回モータの起動時または加速時の旋回リリーフ圧のロスを最小限に抑えるために、旋回リリーフ時は旋回モータへ供給する流量を減じるように油圧ポンプの斜板角を制御しエネルギーロスを低減する油圧ショベルの旋回油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧ショベルの旋回油圧回路について図12,図13により説明する。先ず、油圧ショベルについて図16により説明する。油圧ショベル50の下部走行体51は図示しない走行モータの駆動により走行自在となっている。
この下部走行体51の上部に旋回サークル52を介して図示しない旋回モータの駆動により旋回可能な上部旋回体53が設けられている。この上部旋回体53に作業機60が装着されており、この作業機60のブーム53が図示しない上部旋回体52上のブラケットに取着されている。作業機60はブーム61,アーム63,バケット65,各油圧シリンダ62,64,66等からなっている。
以下、旋回モータや作業機油圧シリンダを旋回および作業機のアクチュエータと言う。
【0003】
次に、従来の油圧ショベルの旋回油圧回路について図13により説明する。
尚、可変容量型油圧ポンプ2から圧油の供給を受ける上記旋回および作業機のアクチュエータはパラレル回路を構成しており、作業機の油圧回路は省略してある。エンジン1により可変容量型油圧ポンプ2(以下、油圧ポンプ2と言う。)およびパイロットポンプ3を駆動している。
この油圧ポンプ2は管路7を介して流量制御弁8と接続している。この流量制御弁8は管路9a,9bを介して旋回モータ20と接続している。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。
【0004】
前記油圧ポンプ2は斜板角を制御するサーボ機構を備えている。
このサーボ機構はサーボピストン4,制御弁5からなっている。この制御弁5一端は油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aと接続し、他端は流量制御弁8の下流側管路9a,9bと接続している。
この油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aから導かれる油圧ポンプ2の吐出圧P1 と負荷圧管路9a,9bから管路9c,9d,9eを介して導かれる負荷圧LP1 との差圧によってサーボ機構が油圧ポンプ2の斜板角を制御する。このP1 >LP1 のときは、制御弁5はb位置に切換わる。このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧はサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされるので、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少する。
逆に、P1 <LP1 のときは、制御弁5はa位置に切換わる。このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧はサーボピストン4のb室に流入し、a室のパイロット圧はタンクへドレーンされるので、サーボピストン4は左側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が増加するように制御している。
【0005】
前記旋回駆動管路9aから分岐する管路9f上に吸込弁10aを介在させている。また、管路9bから分岐する管路9g上に吸込弁10bを介在させている。これらの吸込弁10a,10bはタンク12と接続している。この吸込弁10a,10bは旋回モータ20の停止時に一方の管路9aまたは管路9bが真空にならないようにタンク12から油を吸込むようになっている。
更に、旋回駆動管路9aから分岐する管路9h上にリリーフ弁11aを介在させている。また、管路9bから分岐する管路9i上にリリーフ弁11bを介在させている。これらのリリーフ弁11a,11bはタンク12と接続している。
このリリーフ弁11a,11bは旋回モータ20の起動時、加速時等で旋回管路内に発生する高圧をリリーフしてタンク12へドレーンし、旋回モータ20等の油圧機器の損傷等を防止している。
【0006】
前記流量制御弁8を作動させる旋回レバー15,パイロット弁16,17等について説明する。先ず、旋回レバー15を右旋回側に操作するとパイロットポンプ3からのパイロット油圧は管路3aを介してパイロット弁16に導いており、このパイロット弁16の入力ポートと出力ポート間を常時遮断状態に付勢するばね力に抗して、前記パイロット弁16の入力ポートと出力ポートが連通する。
このパイロット油圧はパイロット弁16からパイロット管路167aを通って流量制御弁8の操作部8bに加わって流量制御弁8をb位置に切換える。
これにより、油圧ポンプ2から吐出する圧油は管路7から管路9aを介して旋回モータ20に流入する。このため、旋回モータ20は右旋回する。
また、旋回レバー15を左旋回側に操作するとパイロットポンプ3からのパイロット油圧は管路3aを介してパイロット弁17に導いており、このパイロット弁17の入力ポートと出力ポート間を常時遮断状態に付勢するばね力に抗して、前記パイロット弁17の入力ポートと出力ポートが連通する。
このパイロット油圧はパイロット弁16からパイロット管路167aを通って流量制御弁8の操作部8aに加わって流量制御弁8をa位置に切換える。
これにより、油圧ポンプ2から吐出する圧油は管路7から管路9bを介して旋回モータ20に流入する。このため、旋回モータ20は左旋回する。
【0007】
次に、旋回体の油圧回路として、例えば、特公平7−45748号公報が出願されている。同公報によれば、油圧ポンプにより駆動される旋回モータと、この旋回モータに連結された旋回体と、前記旋回モータの駆動を制御する制御弁と、この制御弁の開閉を制御する旋回レバーとを備えたものにおいて、前記旋回モータの駆動流量を求める手段と、前記旋回レバーの操作量に基づいて前記制御弁に対する指令流量を求める手段と、前記駆動流量と予め定められた一定流量との和が前記指令流量以下であるときのみ前記和の流量を前記制御弁に対し指令値として出力する出力手段とを設けたことを特徴とする旋回体駆動制御装置。
また、前記駆動流量を求める手段は、前記旋回モータの回転数を検出する回転数検出器と、この回転数検出器で検出された回転数に基づいて前記旋回モータの必要流量を演算する演算手段とで構成されていることを特徴とする旋回体駆動制御装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の図13に示すような旋回油圧回路であると、図10に示すように、bの旋回モータの起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプの吐出量Q1 が多く、この余剰油が前記リリーフ弁11a,11bからタンク12へドレーンされるので、斜線部に示すcのリリーフロス大となっている。
【0009】
前記特公平7−45748号公報に記載の旋回体駆動制御装置では、旋回レバーの操作量に基づいて旋回モータへ供給する流量を制御弁で制御(絞る)する構成では、旋回モータへの供給する流量を絞ると、油圧ポンプから吐出する流量は作業機のアクチュエータに流入するので、オペレータの意に反して作業機のアクチュエータ速度が速くなる。
即ち、旋回と作業機のアクチュエータはパラレル回路となっているので、旋回と作業機のアクチュエータの複合操作性が悪くなるとの問題がある。
【0010】
ところで、油圧ショベルの油圧ポンプの斜板角制御は、上記図13により説明したように、通常は油圧ポンプの吐出圧P1 と旋回モータの負荷圧LP1 との差圧により、P1 <LP1 のときは油圧ポンプ2の斜板角を増加するように制御している。このため、旋回起動時や加速時に旋回駆動管路が高圧となってリリーフ弁から余剰油をタンクへドレーンするときも油圧ポンプの斜板角は増加する制御が行われるので、無駄な油を吐出することになる。
したがって、旋回起動時や加速時に旋回駆動管路が高圧となる時には油圧ポンプの斜板角を減少させる制御が必要となる。
【0011】
本発明は上記従来の問題点に着目し、旋回の起動時や加速時に旋回駆動管路が高圧となったときは油圧ポンプの斜板角を減少させるようにしたので、オペレータの意に反して作業機のアクチュエータ速度が速くなるような問題がなく、油圧ポンプのエネルギーロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータや油圧機器の損傷等を防止する油圧ショベルの旋回油圧回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する第1制御弁5とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁5の切換えを制御する第2制御弁6と、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生するリリーフ圧を検知する第2検知手段14a,14bと、この第1および第2検知手段18a,18b,14a,14bからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力する制御装置40とを備えた構成としたものである。
【0013】
本発明に係る第2の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する第1制御弁5とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁5の切換えを制御する第2制御弁6と、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生するリリーフ圧を検知する第2検知手段14a,14bと、前記油圧ショベルの上部旋回体の回転数を検知する第3検知手段13と、この第1、第2および第3検知手段18a,18b,14a,14b,13からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力する制御装置40とを備えた構成としたものである。
【0014】
本発明に係る第3の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する第1制御弁5とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁5の切換えを制御する第2制御弁6と、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,8bと、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bの下流側に設けた絞り25a,25bとの間の管路26a,26bに発生する油圧を検知する第2検知手段27a,27bと、この第1および第2検知手段18a,18b,27a,27bからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力する制御装置40とを備えた構成としたものである。
【0015】
本発明に係る第4の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する第1制御弁5とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁5の切換えを制御する第2制御弁6と、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと並列に設けた第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bと、この第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bの下流側に設けた絞り30a,30bとの間の管路に発生する油圧を検知する第2検知手段32a,32bと、この第1および第2検知手段18a,18b,32a,32bからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力する制御装置40とを備えた構成としたものである。
【0016】
本発明に係る第5の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する第1制御弁5とからなるサーボ機構と、第1制御弁5の切換えを制御する第2制御弁6と、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aの作動量を検知するストローク検知手段33aおよび第2リリーフ弁(11b) の作動量を検知するストローク検知手段33bと、この第1検知手段およびストローク検知手段18a,18b,33a,33bからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力する制御装置40とを備えた構成としたものである。
【0017】
本発明に係る第6の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する制御弁5とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと接続する絞り25a,25bとの間の管路34c,34eおよびタンク12へのドレーン路9jと接続し、かつ、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁5の操作部5a,5bと接続する切換弁34と、この第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、前記絞り25a,25bの前後の油圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、前記絞り25a,25bの前後の差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じる構成としたものである。
【0018】
本発明に係る第7の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する制御弁5とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと接続する絞り35a,35bと、この絞り35a,35bと接続する管路34c,34eおよびタンク12へのドレーン路9jと接続し、かつ、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁5の操作部5a,5bと接続する切換弁34と、この第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、前記絞り35a,35bを通過することにより発生する動圧とタンク12へのドレーン路9jの静圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じる構成としたものである。
【0019】
本発明に係る第8の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する制御弁5とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aと並列に設けた第3リリーフ弁29aおよび第2リリーフ弁11bと並列に設けた第4リリーフ弁29bと、この第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bの下流側に設けた絞り30a,30bとの間の管路36a,36bおよび絞り30a,30bの下流側の管路39と接続し、かつ、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁5の操作部5a,5bと接続する切換弁34と、この第3リリーフ弁29aまたは第4リリーフ弁29bがリリーフしたときに、前記絞り30a,30bの前後の油圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、前記絞り30a,30bの前後の差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じる構成としたものである。
【0020】
本発明に係る第9の旋回油圧回路は、油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路であって、前記油圧ポンプ2の斜板角を制御するサーボピストン4およびサーボピストン4に制御圧油を供給する制御弁5とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ20の圧油の出入り管路9a,9bのいずれかに設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと、この第1リリーフ弁11aと並列に設けた第3リリーフ弁29aおよび第2リリーフ弁11bと並列に設けた第4リリーフ弁29bと、この第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bの下流側に設けた絞り37a,37bと接続する管路38a,38bおよび絞り37a,37bの下流側の管路39と接続し、かつ、前記パイロット弁16,17からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁5の操作部5a,5bと接続する切換弁34と、この第3リリーフ弁29aまたは第4リリーフ弁29bがリリーフしたときに、前記絞り37a,37bを通過することにより発生する動圧と絞り37a,37bの下流側の静圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じる構成としたものである。
【0021】
【作用】
本発明に係る第1の旋回油圧回路によれば、制御装置40は、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生する圧力を検知する第2検知手段14a,14bとからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力するようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0022】
本発明に係る第2の旋回油圧回路によれば、制御装置40は、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生する圧力を検知する第2検知手段14a,14bと、前記油圧ショベルの上部旋回体の回転数を検知する第3検知手段13とからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力するようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0023】
本発明に係る第3の旋回油圧回路によれば、制御装置40は、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記旋回モータ駆動管路に設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bと絞り25a,25bとの間に発生する油圧を検知する第2検知手段27a,27bとからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力するようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0024】
本発明に係る第4の旋回油圧回路によれば、制御装置40は、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、旋回モータ駆動管路から分岐する管路に設けた第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bと絞り30a,30bとの間に発生する油圧を検知する第2検知手段32a,32bとからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力するようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がない。 この場合、第1および第2リリーフ弁11a,11bのセット圧に対して、第3および第4リリーフ弁29a,29bのセット圧が低くしてある。
これにより、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生する圧力に対して第1および第2リリーフ弁11a,11bが開動作する前に、先に第3および第4リリーフ弁29a,29bを開動作するようにしてある。このため、旋回モータ20の起動時や加速時は第3および第4リリーフ弁29a,29bと下流側の絞り30a,30bとの間に発生する圧力によって、油圧ポンプ2の斜板角を減じるようにしたので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0025】
本発明に係る第5の旋回油圧回路によれば、制御装置40は、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記旋回モータ駆動管路に設けた第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bの作動量を検知するストローク検知手段33a,33bとからの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力するようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bの作動量を検知するストローク検知手段33a,33bを用いたことにより、回路が簡素化される。
【0026】
本発明に係る第6の旋回油圧回路によれば、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り25a,25bの前後の油圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、前記絞り25a,25bの前後の差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0027】
本発明に係る第7の旋回油圧回路によれば、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り35a,35bをを通過することにより発生する動圧とタンク12へのドレーン路9jの静圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0028】
本発明に係る第8の旋回油圧回路によれば、旋回モータ駆動管路から分岐する管路28a,8bに設けた第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bがリリーフしたときに、絞り30a,30bの前後の油圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、絞り30a,30bの前後の差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題がない。
この場合も、前記第4の旋回油圧回路と同様に、第1および第2リリーフ弁11a,11bのセット圧に対して、第3および第4リリーフ弁29a,29bのセット圧が低くしてある。
これにより、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生する圧力に対して第1および第2リリーフ弁11a,11bが開動作する前に、先に第3および第4リリーフ弁29a,29bを開動作するようにしてある。このため、旋回モータ20の起動時や加速時は第3および第4リリーフ弁29a,29bと下流側の絞り30a,30bとの間に発生する圧力によって、油圧ポンプ2の斜板角を減じるようにしたので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0029】
本発明に係る第9の旋回油圧回路によれば、第1および第2リリーフ弁11a,11bのセット圧に対して、第3および第4リリーフ弁29a,29bのセット圧が低くしてある。
これにより、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生する圧力に対して第1および第2リリーフ弁11a,11bが開動作する前に、先に第3および第4リリーフ弁29a,29bを開動作するようにしてある。このため、旋回モータ20の起動時や加速時は第3および第4リリーフ弁29a,29bの下流側の絞り37a,37bを通過することにより発生する動圧とタンク12へのドレーン路9jの静圧とを切換弁34を介して制御弁5の操作部5a,5bに入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁5を切換えて前記油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されて複合操作性は問題がなく、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る第1の旋回油圧回路を図1を参照して説明する。尚、図12,図13と同一符号を付したものは構成および作動説明は同一である。
エンジン1により油圧ポンプ2およびパイロットポンプ3を駆動している。
この油圧ポンプ2は管路7を介して流量制御弁8と接続している。この流量制御弁8は管路9a,9bを介して旋回モータ20と接続している。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。
このパイロット弁16はパイロット管路16aから分岐する管路16bを介して油圧センサ18b(以下、第1検知手段18bと言う。)と接続している。
この第1検知手段18bは制御装置40と接続している。
また、パイロット弁17はパイロット管路17aから分岐する管路17bを介して油圧センサ18a(以下、第1検知手段18aと言う。)と接続している。
この第1検知手段18aは制御装置40と接続している。
【0031】
前記旋回駆動管路9aから分岐する管路9f上に吸込弁10aを介在させている。また、管路9bから分岐する管路9g上に吸込弁10bを介在させている。
これらの吸込弁10a,10bはタンク12と接続している。この吸込弁10a,10bは旋回モータ20の停止時に一方の管路9aまたは管路9bが真空にならないようにタンク12から油を吸込むようになっている。
更に、旋回駆動管路9aから分岐する管路9h上に第1リリーフ弁11aを介在させている。また、管路9bから分岐する管路9i上に第2リリーフ弁11bを介在させている。これらのリリーフ弁11a,11bはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。
【0032】
前記旋回駆動管路9a,9bは旋回モータ20と接続している。この旋回駆動管路9aから分岐する管路13aを介して油圧センサ14a(以下、第2検知手段14aと言う。)と接続している。この第2検知手段14aは制御装置40と接続している。
また、この旋回駆動管路9bから分岐する管路13bを介して油圧センサ14b(以下、第2検知手段14bと言う。)と接続している。この第2検知手段14bは制御装置40と接続している。
【0033】
前記油圧ポンプ2は斜板角を制御するサーボ機構を備えている。
このサーボ機構はサーボピストン4,第1制御弁5および第2制御弁6とからなっている。この第1制御弁5一端は油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aと接続し、他端は流量制御弁8の下流側管路9a,9bから分岐する管路9c,9d,9eを介して接続している。
この第1制御弁5の操作部5bと第2制御弁6と接続している。第2制御弁6は制御装置40と接続している。
油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aを介して第1制御弁5の操作部5bに入力するポンプ吐出圧とパイロットポンプ3のパイロット管路3aから管路3bを通って管路3cから第2制御弁6を介して第1制御弁5の操作部5bに入力するパイロット圧との合計圧力P1 と、前記旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路9c,9d,9eを介して導かれる負荷圧LP1 との差圧によってサーボ機構が油圧ポンプ2の斜板角を制御するようになっている。
このP1 >LP1 のときは油圧ポンプ2の斜板角を減少し、P1 <LP1 のときは油圧ポンプ2の斜板角を増加するように制御している。
前記制御装置40からの指令信号が第2制御弁6へ発信されていない時は、油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aを介して第1制御弁5の操作部5bに入力するポンプ吐出圧P1 と前記旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路9c,9d,9eを介して導かれる負荷圧LP1 との差圧によってサーボ機構が油圧ポンプ2の斜板角を制御するようになっている。
【0034】
前記流量制御弁8を作動させる旋回レバー15,パイロット弁16,17等について説明する。
先ず、旋回レバー15を右旋回側に操作するとパイロットポンプ3からのパイロット油圧は管路3aを介してパイロット弁16に導いており、このパイロット弁16の入力ポートと出力ポート間を常時遮断状態に付勢するばね力に抗して、前記パイロット弁16の入力ポートと出力ポートが連通する。
このパイロット油圧はパイロット弁16からパイロット管路16aを通って流量制御弁8の操作部8bに加わって流量制御弁8をb位置に切換える。
これにより、油圧ポンプ2から吐出する圧油は管路7から管路9aを介して旋回モータ20に流入する。このため、旋回モータ20は右旋回する。
また、旋回レバー15を左旋回側に操作するとパイロットポンプ3からのパイロット油圧は管路3aを介してパイロット弁17に導いており、このパイロット弁17の入力ポートと出力ポート間を常時遮断状態に付勢するばね力に抗して、前記パイロット弁17の入力ポートと出力ポートが連通する。
このパイロット油圧はパイロット弁17からパイロット管路17aを通って流量制御弁8の操作部8aに加わって流量制御弁8をa位置に切換える。
これにより、油圧ポンプ2から吐出する圧油は管路7から管路9bを介して旋回モータ20に流入する。このため、旋回モータ20は左旋回する。
【0035】
次に、図1の第1の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生するリリーフ圧力を検知する第2検知手段14a,14bとからの検知信号を制御装置40が受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力して、この第2制御弁6をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は管路3aを通って管路3bを介して管路3cから第1制御弁5の操作部5b作用して第1制御弁5をb位置に切換える。
このパイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0036】
次に、本発明に係る第2の旋回油圧回路を図2を参照して説明する。尚、図1と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。
エンジン1により油圧ポンプ2およびパイロットポンプ3を駆動している。
この油圧ポンプ2は管路7を介して流量制御弁8と接続している。この流量制御弁8は管路9a,9bを介して旋回モータ20と接続している。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。
このパイロット弁16はパイロット管路16aから分岐する管路16bを介して油圧センサ18b(以下、第1検知手段18bと言う。)と接続している。
この第1検知手段18bは制御装置40と接続している。
また、パイロット弁17はパイロット管路17aから分岐する管路17bを介して油圧センサ18a(以下、第1検知手段18aと言う。)と接続している。
この第1検知手段18aは制御装置40と接続している。
【0037】
前記旋回駆動管路9a,9bは旋回モータ20と接続している。この旋回駆動管路9aから分岐する管路13aを介して油圧センサ14a(以下、第2検知手段14aと言う。)と接続している。この第2検知手段14aは制御装置40と接続している。
また、この旋回駆動管路9bから分岐する管路13bを介して油圧センサ14b(以下、第2検知手段14bと言う。)と接続している。この第2検知手段14bは制御装置40と接続している。
【0038】
前記旋回モータ20は駆動軸先端にピニオン20aを有している。図12で説明した油圧ショベル50の上部旋回体53は旋回サークル52と一体的に固着している。下部走行体51はアクスル54と連結している。アクスル54と内歯52aが一体的に固着している。この内歯52aは玉軸受52bを挟んで旋回サークル52と連結している。
この上部旋回体53の回転数を回転センサ13(以下、第3検知手段13と言う。)で検知し、その検知信号は制御装置40に入力している。
【0039】
次に、図2の第2の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生するリリーフ圧力を検知する第2検知手段14a,14bと、前記油圧ショベルの上部旋回体53の回転数を検知する第3検知手段13とからの検知信号からの検知信号を制御装置40が受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力して、この第2制御弁6をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は管路3aを通って管路3bを介して管路3cから第1制御弁5の操作部5b作用して第1制御弁5をb位置に切換える。
このパイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0040】
次に、本発明に係る第3の旋回油圧回路を図3を参照して説明する。尚、図1と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。このパイロット弁16はパイロット管路16aから分岐する管路16bを介して油圧センサ18b(以下、第1検知手段18bと言う。)と接続している。この第1検知手段18bは制御装置40と接続している。
また、パイロット弁17はパイロット管路17aから分岐する管路17bを介して油圧センサ18a(以下、第1検知手段18aと言う。)と接続している。
この第1検知手段18aは制御装置40と接続している。
【0041】
旋回モータ20を駆動する管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。
この第1リリーフ弁11aの下流側管路に絞り25aを介在させている。この絞り25aはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。
また、第2リリーフ弁11bの下流側管路に絞り25bを介在させている。この絞り25bはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。
前記第1リリーフ弁11aと絞り25aとの間の管路から分岐する管路26bを介して油圧センサ27b(以下、第2検知手段27bと言う。)と接続している。前記第2リリーフ弁11bと絞り25bとの間の管路から分岐する管路26aを介して油圧センサ27a(以下、第2検知手段27aと言う。)と接続している。この第2検知手段27a,27bは制御装置40と接続している。
【0042】
次に、図3の第3の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記流量制御弁8と旋回モータ20との間の管路9a,9bに発生するリリーフ圧力を検知する第2検知手段14a,14bとから検知信号を制御装置40が受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力して、この第2制御弁6をb位置に切換える。
このパイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0043】
次に、本発明に係る第4の旋回油圧回路を図4を参照して説明する。尚、図1と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。
旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。このパイロット弁16はパイロット管路16aから分岐する管路16bを介して油圧センサ18b(以下、第1検知手段18bと言う。)と接続している。この第1検知手段18bは制御装置40と接続している。
また、パイロット弁17はパイロット管路17aから分岐する管路17bを介して油圧センサ18a(以下、第1検知手段18aと言う。)と接続している。
この第1検知手段18aは制御装置40と接続している。
【0044】
旋回モータ20を駆動する管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。
前記管路9a,9bから分岐する管路28a,28bに第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bを設けている。
この第3リリーフ弁29aの下流側管路に絞り30aを介在させている。この絞り30aは管路28cからドレーン路9jを介してタンク12と接続している。また、第4リリーフ弁29bの下流側管路に絞り30bを介在させている。この絞り30bは管路28cからドレーン路9jを介してタンク12と接続している。前記第3リリーフ弁29aと絞り30aとの間の管路から分岐する管路31aを介して油圧センサ32a(以下、第2検知手段32aと言う。)と接続している。前記第4リリーフ弁29bと絞り30bとの間の管路から分岐する管路31bを介して油圧センサ32b(以下、第2検知手段32bと言う。)と接続している。この第2検知手段32a,32bは制御装置40と接続している。
【0045】
次に、図4の第4の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路28a,28bに発生するリリーフ圧力を検知する第2検知手段32a,32bとからの検知信号を制御装置40が受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力して、この第2制御弁6をb位置に切換える。
この場合、第1および第2リリーフ弁11a,11bのセット圧に対して、第3および第4リリーフ弁29a,29bのセット圧が低くしてある。
前記パイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされるので、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少する。前記旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生する圧力に対して第1および第2リリーフ弁11a,11bが開動作する前に、先に第3および第4リリーフ弁29a,29bを開動作するようにしてある。
このため、旋回モータ20の起動時や加速時は第3および第4リリーフ弁29a,29bと下流側の絞り30a,30bとの間に発生する圧力によって、油圧ポンプ2の斜板角を減じることができる。
これにより、油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0046】
次に、本発明に係る第5の旋回油圧回路を図5を参照して説明する。尚、図1と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。このパイロット弁16はパイロット管路16aから分岐する管路16bを介して油圧センサ18b(以下、第1検知手段18bと言う。)と接続している。この第1検知手段18bは制御装置40と接続している。
また、パイロット弁17はパイロット管路17aから分岐する管路17bを介して油圧センサ18a(以下、第1検知手段18aと言う。)と接続している。
この第1検知手段18aは制御装置40と接続している。
【0047】
旋回モータ20を駆動する管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。
この第1リリーフ弁11aがリリーフする時の開作動するストロークを検知するストロークセンサ33a(以下、第2検知手段33aと言う。)を設けている。この第2検知手段33aからの検知信号は制御装置40に入力している。
また、第2リリーフ弁1baがリリーフする時の開作動するストロークを検知するストロークセンサ33b(以下、第2検知手段33bと言う。)を設けている。この第2検知手段33aからの検知信号は制御装置40に入力している。
【0048】
次に、図5の第5の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、旋回レバー15と連動するパイロット弁16,17からのパイロット圧を検知する第1検知手段18a,18bと、前記第1および第2リリーフ弁11a,11bがリリーフする時の開作動するストロークを検知する第2検知手段33a,33bとからの検知信号を制御装置40が受けて演算し、その演算結果に基づいて油圧ポンプ2の吐出流量を減じるように前記第2制御弁6を切換える指令信号を出力して、この第2制御弁6をb位置に切換える。
このパイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、ストロークを検知する第2検知手段33a,33bを用いることにより回路が簡素化される。
更に、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0049】
次に、本発明に係る第6の旋回油圧回路を図6を参照して説明する。尚、図1と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。エンジン1により油圧ポンプ2およびパイロットポンプ3を駆動している。この油圧ポンプ2は管路7を介して流量制御弁8と接続している。この流量制御弁8は管路9a,9bを介して旋回モータ20と接続している。旋回レバー15はパイロット弁16,17と連結している。このパイロット弁16,17は管路3aを介してパイロットポンプ3と接続している。パイロット弁16はパイロット管路16aを介して流量制御弁8の操作部8bと接続し、パイロット弁17はパイロット管路17aを介して流量制御弁8の操作部8aと接続している。
前記パイロット弁16はパイロット管路16cを介して切換弁34の操作部34aと接続している。また、パイロット弁17はパイロット管路17cを介して切換弁34の操作部34bと接続している。
【0050】
前記旋回駆動管路9aから分岐する管路9h上に第1リリーフ弁11aを介在させている。また、管路9bから分岐する管路9i上に第2リリーフ弁11bを介在させている。これらのリリーフ弁11a,11bはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。前記旋回駆動管路9a,9bは旋回モータ20と接続している。
【0051】
前記第1リリーフ弁11aの下流側管路に絞り25aを介在させている。この絞り25aはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。
また、第2リリーフ弁11bの下流側管路に絞り25bを介在させている。この絞り25bはドレーン路9jを介してタンク12と接続している。
前記第1リリーフ弁11aと絞り25aとの間の管路から分岐する管路34eを介して切換弁34と接続している。
この第2リリーフ弁11bと絞り25bとの間の管路から分岐する管路34cを介して切換弁34と接続している。
前記ドレーン路9jから分岐する管路34dを介して切換弁34と接続している。この切換弁34は管路34fを介して制御弁5の操作部5aと接続している。同弁34は管路34gを介して制御弁5の操作部5bと接続している。
【0052】
前記油圧ポンプ2は斜板角を制御するサーボ機構を備えている。
このサーボ機構はサーボピストン4,制御弁5とからなっている。この制御弁5一端は油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aと接続し、他端は流量制御弁8の下流側管路9a,9bと接続している。
油圧ポンプ2の吐出管路7から分岐する管路7aを介して制御弁5の操作部5bに入力するポンプ吐出圧P1 と、前記旋回駆動管路9a,9bから導かれる負荷圧LP1 との差圧によってサーボ機構が油圧ポンプ2の斜板角を制御するようになっている。
このP1 >LP1 のときは油圧ポンプ2の斜板角を減少し、P1 <LP1 のときは油圧ポンプ2の斜板角を増加するように制御している。
【0053】
次に、図6の第6の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、前記パイロット弁16またはパイロット弁17からのパイロット圧が切換弁34の操作部34aまたは操作部34bに作用し、同弁34はa位置またはb位置に切換わる。
この旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り25a,25bの前後のリリーフ圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5aまたは5bに入力し、前記絞り25aまたは25bの前後の差圧が所定値となったときは制御弁5をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、油圧ポンプ2の吐出流量を減じる制御が精度良く行うことができるので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0054】
次に、本発明に係る第7の旋回油圧回路を図7を参照して説明する。尚、図1,図6と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。旋回モータ20と接続する旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。前記第1リリーフ弁11aの下流側管路に絞り35aを介在させている。この絞り35aの下流側管路はドレーン路9jを介してタンク12と接続している。 また、第2リリーフ弁11bの下流側管路に絞り35bを介在させている。この絞り35bの下流側管路はドレーン路9jを介してタンク12と接続している。前記絞り35aは管路34eを介して切換弁34と接続している。
また、絞り35bは管路34cを介して切換弁34と接続している。
前記ドレーン路9jから分岐する管路34dを介して切換弁34と接続している。この切換弁34は管路34fを介して制御弁5の操作部5aと接続している。同弁34は管路34gを介して制御弁5の操作部5bと接続している。
【0055】
次に、図7の第7の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、前記パイロット弁16またはパイロット弁17からのパイロット圧が切換弁34の操作部34aまたは操作部34bに作用し、同弁34はa位置またはb位置に切換わる。
この旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り35aまたは絞り35bを通過することにより発生する動圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5bに入力している。これと同時にタンク12のドレーン路9jの静圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5a入力している。この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁5をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、油圧ポンプ2の吐出流量を減じる制御が精度良く行うことができるので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0056】
次に、本発明に係る第8の旋回油圧回路を図8を参照して説明する。尚、図1,図6と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。旋回モータ20と接続する旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。前記管路9a,9bから分岐する管路28a,28bに第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bを設けている。この第3リリーフ弁29aの下流側管路に絞り30aを介在させている。前記第3リリーフ弁29aと絞り30aとの間の管路から分岐する管路36aを介して切換弁34と接続している。
前記絞り30aは下流側管路39を介して切換弁34と接続すると共に、管路28cを通って管路9jを介してタンク12と接続している。
また、第4リリーフ弁29bの下流側管路に絞り30bを介在させている。
前記第4リリーフ弁29bと絞り30bとの間の管路から分岐する管路36bを介して切換弁34と接続している。
前記絞り30bは下流側管路39を介して切換弁34と接続すると共に、管路28cを通って管路9jを介してタンク12と接続している。
この切換弁34は管路34fを介して制御弁5の操作部5aと接続している。同弁34は管路34gを介して制御弁5の操作部5bと接続している。
【0057】
次に、図8の第8の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、前記パイロット弁16またはパイロット弁17からのパイロット圧が切換弁34の操作部34aまたは操作部34bに作用し、同弁34はa位置またはb位置に切換わる。
この旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り30a,30bの前後のリリーフ圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5aまたは5bに入力し、前記絞り30aまたは30bの前後のリリーフ差圧が所定値となったときは制御弁5をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、油圧ポンプ2の吐出流量を減じる制御が精度良く行うことができるので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0058】
次に、本発明に係る第9の旋回油圧回路を図9を参照して説明する。尚、図8と同一符号を付したものは同一部品であり構成、作動説明は省略する。旋回モータ20と接続する旋回駆動管路9a,9bから分岐する管路9h,9iに第1リリーフ弁11aおよび第2リリーフ弁11bを設けている。
前記管路9a,9bから分岐する管路28a,28bに第3リリーフ弁29aおよび第4リリーフ弁29bを設けている。この第3リリーフ弁29aの下流側管路に絞り37aを介在させている。前記第3リリーフ弁29aの下流側の絞り37aは管路38aを介して切換弁34と接続している。
前記絞り37aの下流側管路39を介して切換弁34と接続すると共に、管路28cを通って管路9jを介してタンク12と接続している。
また、第4リリーフ弁29bの下流側管路に絞り37bを介在させている。
前記第4リリーフ弁29bの下流側の絞り37bは管路38bを介して切換弁34と接続している。前記絞り37bの下流側管路39を介して切換弁34と接続すると共に、管路28cを通って管路9jを介してタンク12と接続している。この切換弁34は管路34fを介して制御弁5の操作部5aと接続している。同弁34は管路34gを介して制御弁5の操作部5bと接続している。
【0059】
次に、図9の第9の旋回油圧回路の作動について説明する。
旋回レバー15を右旋回または左旋回を操作して、旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、前記パイロット弁16またはパイロット弁17からのパイロット圧が切換弁34の操作部34aまたは操作部34bに作用し、同弁34はa位置またはb位置に切換わる。
この旋回モータ20の旋回起動時または加速時に、第1リリーフ弁11aまたは第2リリーフ弁11bがリリーフしたときに、絞り37aと絞り37bで発生するリリーフ圧と絞り37aと絞り37bの下流側で発生するリリーフ圧を切換弁34を介して制御弁5の操作部5aまたは5bに入力し、リリーフ圧の差圧が所定値となったときは制御弁5をb位置に切換える。
このため、パイロットポンプ3からのパイロット圧は、管路3aから管路3bを介してサーボピストン4のa室に流入し、b室のパイロット圧はタンクへドレーンされる。
これにより、サーボピストン4は右側に移動して油圧ポンプ2の斜板角が減少するので、前記図10で説明したリリーフロス大に対して本発明では図11に示すように、bの旋回モータ20の起動時や加速時の旋回速度における必要流量Qn に対して、aの油圧ポンプ2の吐出量Qn と旋回モータ20の起動時や加速時に必要なリリーフ流量qとの合計した油圧ポンプの吐出量はQn +qで良いので、cのリリーフロスが低減できる。
したがって、油圧ポンプ2の吐出流量を減じる制御が精度良く行うことができるので、旋回モータ20の起動時や加速時に旋回駆動管路9a,9bに発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ20等の油圧機器の損傷、劣化を防止し、油圧ポンプのエネルギーロスを低減できる。
また、旋回モータ20の旋回起動時または加速時のリリーフロスを低減するために油圧ポンプ2の吐出流量を減じるようにしたので、旋回と作業機のアクチュエータの速度は同程度に保持されるので複合操作性は問題ない。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る油圧ショベルの旋回油圧回路によれば、旋回モータの起動時や加速時に旋回駆動管路に発生するリリーフロスを低減すると共に、発熱や高圧による旋回モータ等の油圧機器の損傷、劣化を防止し耐久性を向上すると共に、油圧ポンプのエネルギーロスを小さくして燃費の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の旋回油圧回路図である。
【図2】同、第2の旋回油圧回路図である。
【図3】同、第3の旋回油圧回路図である。
【図4】同、第4の旋回油圧回路図である。
【図5】同、第5の旋回油圧回路図である。
【図6】同、第6の旋回油圧回路図である。
【図7】同、第7の旋回油圧回路図である。
【図8】同、第8の旋回油圧回路図である。
【図9】同、第9の旋回油圧回路図である。
【図10】従来のポンプ吐出流量とリリーフロスの説明図である。
【図11】本発明のポンプ吐出流量とリリーフロスの説明図である。
【図12】油圧ショベルの側面図である。
【図13】従来の油圧ショベルの旋回油圧回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 油圧ポンプ
3 パイロットポンプ
4 サーボピストン
5,6 制御弁
8 流量制御弁
11a 第1リリーフ弁
11b 第2リリーフ弁
13 第3検知手段
14a,14b,27a,27b,32a,32b 第2検知手段
15 旋回レバー
16,17 パイロット弁
18a,18b 第1検知手段
25a,25b,30a,30b,35a,35b,37a,37b 絞り
29a 第3リリーフ弁
29b 第4リリーフ弁
33a,33b ストローク検知手段
34 切換弁
40 制御装置
50 油圧ショベル

Claims (9)

  1. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する第1制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁(5) の切換えを制御する第2制御弁(6) と、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧を検知する第1検知手段(18a,18b) と、前記流量制御弁(8) と旋回モータ(20)との間の管路(9a,9b) に発生するリリーフ圧を検知する第2検知手段(14a,14b) と、この第1および第2検知手段(18a,18b,14a,14b) からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じるように前記第2制御弁(6) を切換える指令信号を出力する制御装置(40)とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  2. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する第1制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁(5) の切換えを制御する第2制御弁(6) と、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧を検知する第1検知手段(18a,18b) と、前記流量制御弁(8) と旋回モータ(20)との間の管路(9a,9b) に発生するリリーフ圧を検知する第2検知手段(14a,14b) と、前記油圧ショベルの上部旋回体の回転数を検知する第3検知手段(13)と、この第1、第2および第3検知手段(18a,18b,14a,14b,13)からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じるように前記第2制御弁(6) を切換える指令信号を出力する制御装置(40)とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  3. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する第1制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁(5) の切換えを制御する第2制御弁(6) と、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧を検知する第1検知手段(18a,18b) と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) の下流側に設けた絞り(25a,25b) との間の管路(26a,26b) に発生する油圧を検知する第2検知手段(27a,27b) と、この第1および第2検知手段(18a,18b,27a,27b) からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じるように前記第2制御弁(6) を切換える指令信号を出力する制御装置(40)とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  4. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する第1制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記第1制御弁(5) の切換えを制御する第2制御弁(6) と、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧を検知する第1検知手段(18a,18b) と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と並列に設けた第3リリーフ弁(29a) および第4リリーフ弁(29b) と、この第3リリーフ弁(29a) および第4リリーフ弁(29b) の下流側に設けた絞り(30a,30b) との間の管路に発生する油圧を検知する第2検知手段(32a,32b) と、この第1および第2検知手段(18a,18b,32a,32b) からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じるように前記第2制御弁(6) を切換える指令信号を出力する制御装置(40)とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  5. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する第1制御弁(5) とからなるサーボ機構と、、第1制御弁(5) の切換えを制御する第2制御弁(6) と、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧を検知する第1検知手段(18a,18b) と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) の作動量を検知するストローク検知手段(33a) および第2リリーフ弁(11b) の作動量を検知するストローク検知手段(33b) と、この第1検知手段およびストローク検知手段(18a,18b,33a,33b) からの検知信号を受けて演算し、その演算結果に基づいて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じるように前記第2制御弁(6) を切換える指令信号を出力する制御装置(40)とを備えたことを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  6. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と接続する絞り(25a,25b) との間の管路(34c,34e) およびタンク(12)へのドレーン路(9j)と接続し、かつ、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁(5) の操作部(5a,5b) と接続する切換弁(34)と、この第1リリーフ弁(11a) または第2リリーフ弁(11b) がリリーフしたときに、前記絞り(25a,25b) の前後の油圧を切換弁(34)を介して制御弁(5) の操作部(5a,5b) に入力し、前記絞り(25a,25b) の前後の差圧が所定値となったときは制御弁(5) を切換えて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じることを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  7. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と接続する絞り(35a,35b) と、この絞り(35a,35b) と接続する管路(34c,34e) およびタンク(12)へのドレーン路(9j)と接続し、かつ、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁(5) の操作部(5a,5b) と接続する切換弁(34)と、この第1リリーフ弁(11a) または第2リリーフ弁(11b) がリリーフしたときに、前記絞り(35a,35b) を通過することにより発生する動圧とタンク(12)へのドレーン路(9j)の静圧を切換弁(34)を介して制御弁(5) の操作部(5a,5b) に入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁(5) を切換えて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じることを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  8. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) と並列に設けた第3リリーフ弁(29a) および第2リリーフ弁(11b) と並列に設けた第4リリーフ弁(29b) と、この第3リリーフ弁(29a) および第4リリーフ弁(29b) の下流側に設けた絞り(30a,30b) との間の管路(36a,36b) および絞り(30a,30b) の下流側の管路(39)と接続し、かつ、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁(5) の操作部(5a,5b) と接続する切換弁(34)と、この第3リリーフ弁(29a) または第4リリーフ弁(29b) がリリーフしたときに、前記絞り(30a,30b) の前後の油圧を切換弁(34)を介して制御弁(5) の操作部(5a,5b) に入力し、前記絞り(30a,30b) の前後の差圧が所定値となったときは制御弁(5) を切換えて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じることを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
  9. 油圧ショベルの上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、旋回モータ駆動管路に設けたリリーフ弁と、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を制御するサーボ機構と、油圧ポンプの吐出量を旋回モータへ圧油の供給を行う流量制御弁と、パイロットポンプから吐出されるパイロット圧を受けて流量制御弁の切換え操作をする旋回レバーと連動するパイロット弁とを備えた油圧ショベルの旋回油圧回路において、前記油圧ポンプ(2) の斜板角を制御するサーボピストン(4) およびサーボピストン(4) に制御圧油を供給する制御弁(5) とからなるサーボ機構と、前記旋回モータ(20)の圧油の出入り管路(9a,9b) のいずれかに設けた第1リリーフ弁(11a) および第2リリーフ弁(11b) と、この第1リリーフ弁(11a) と並列に設けた第3リリーフ弁(29a) および第2リリーフ弁(11b) と並列に設けた第4リリーフ弁(29b) と、この第3リリーフ弁(29a) および第4リリーフ弁(29b) の下流側に設けた絞り(37a,37b) と接続する管路(38a,38b) および絞り(37a,37b) の下流側の管路(39)と接続し、かつ、前記パイロット弁(16,17) からのパイロット圧により切換えると共に、前記制御弁(5) の操作部(5a,5b) と接続する切換弁(34)と、この第3リリーフ弁(29a) または第4リリーフ弁(29b) がリリーフしたときに、前記絞り(37a,37b) を通過することにより発生する動圧と絞り(37a,37b) の下流側の静圧を切換弁(34)を介して制御弁(5) の操作部(5a,5b) に入力し、この動圧と静圧との差圧が所定値となったときは制御弁(5) を切換えて前記油圧ポンプ(2) の吐出流量を減じることを特徴とする油圧ショベルの旋回油圧回路。
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