JPH08253955A - 建設機械用油圧回路 - Google Patents

建設機械用油圧回路

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JPH08253955A
JPH08253955A JP7260999A JP26099995A JPH08253955A JP H08253955 A JPH08253955 A JP H08253955A JP 7260999 A JP7260999 A JP 7260999A JP 26099995 A JP26099995 A JP 26099995A JP H08253955 A JPH08253955 A JP H08253955A
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JP
Japan
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hydraulic pump
variable displacement
valve
regulator
control
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JP7260999A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kimoto
健蔵 木元
Isao Nagaoka
功 長岡
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の油圧ポンプを合流して使用中に旋回モ
ータを単独で駆動するときは、この複数の油圧ポンプの
うちの一方の斜板角を減ずる制御を行って旋回モータに
見合った吐出流量に油圧ポンプを制御する。 【構成】 複数の油圧ポンプ2A,2Bを備え、油圧ポ
ンプ2Bのサーボピストン24を制御するサーボ弁25
と制御弁26を備え、この制御弁26の操作部と操作手
段14を接続し、この操作手段14からの信号により制
御弁26を閉位置26aに切換え、サーボ弁25の作動
圧を遮断し油圧ポンプ2Bの斜板角を減ずるようにサー
ボピストン24を制御する構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動する複数の可変容量型油圧ポンプのうちの一方の斜板
角を増加中に他方の斜板角を減少させる建設機械用油圧
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベルの油圧回路について
図6乃至図8により説明する。先ず、油圧ショベルにつ
いて図6により説明する。油圧ショベル50の下部走行
体51は図示しない走行モータの駆動により走行自在と
なっている。この下部走行体51の上部に図示しない旋
回モータの駆動により旋回可能な上部旋回体52が設け
られている。この上部旋回体52に作業機60が装着さ
れており、この作業機60のブーム53が図示しない上
部旋回体52上のブラケットに取着されている。作業機
60はブーム53,アーム55,バケット57,複数の
油圧シリンダ54,56,58,チルトレバー59a,
リンク59bからなっている。ブーム53はブームシリ
ンダ54の駆動により上下揺動自在となっている。この
ブーム53の先端にはアーム55が取着されており、こ
のアーム55はアームシリンダ56の駆動により上下揺
動自在となっている。また、このアーム55の先端には
バケット57が取着されており、バケットシリンダ58
の一端とチルトレバー59aの一端およびリンク59b
の一端を共に連結し、このチルトレバー59aの他端は
アーム55と連結し、リンク59bの他端はバケット5
7に連結されている。
【0003】次に、従来の油圧ショベルの油圧回路につ
いて図7により説明する。尚、各操作弁70,80の操
作パイロット回路は省略する。エンジン1により可変容
量型油圧ポンプ30,31,32,33,34(以下油
圧ポンプと言う。)を駆動している。この油圧ポンプ3
0と31は、4連操作弁70と接続している。油圧ポン
プ32と33は、4連操作弁80と接続している。右走
行弁35は右走行モータ45と接続している。左走行弁
43は左走行モータ46と接続している。第1ブーム弁
36と第2ブーム弁40はブームシリンダ54と接続し
ている。第1バケット弁37と第2バケット弁42はバ
ケットシリンダ58に接続している。第1アーム弁38
と第2アーム弁41はアームシリンダ56に接続してい
る。油圧ポンプ34は独立して旋回弁39を介して旋回
モータ44と接続している。
【0004】ところで、大型油圧ショベルでは、各シリ
ンダ54,56,58,走行モータ45,46を駆動す
るために大流量の油が必要となり、図7に示すように大
容量の油圧ポンプ31および33は、小容量の油圧ポン
プ30および32とをそれぞれ合流させて利用してお
り、パラレル回路を構成している。ブームシリンダ5
4,アームシリンダ56,バケットシリンダ58を駆動
するときは、4つの油圧ポンプ30,31,32,33
を合流して使用している。旋回モータ44の駆動は1つ
の油圧ポンプ34を使用している。
【0005】この旋回モータ44へ独立した旋回ポンプ
34から圧油を供給するためコスト高となる問題があ
り、この問題を解決するために図5に示すように旋回弁
39を5連操作弁80に連なって組込み、油圧ポンプ3
2と33からの圧油を供給する構成としている。
【0006】図8に示す油圧ポンプの吐出流量を制御す
る先行技術として例えば、実開平3−49290号公報
においては、エンジン90により駆動される油圧ポンプ
91と旋回モータ92との間で圧油の流量制御する制御
弁93を備え、この油圧ポンプ91と制御弁93との間
で一定流量のみ制御弁93へ流し、余剰油をタンク94
へドレーンする流量調整弁95に関する技術が記載され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図7に示すような油圧回路であると、旋回モータ44へ
独立した旋回ポンプ34から圧油を供給するためコスト
高となる問題があり、この問題を解決するために図5に
示すように旋回弁39を5連操作弁80に連なって組込
み、油圧ポンプ32と33からの圧油を供給するように
した。ところが、油圧ポンプは上記のように作業機60
の各シリンダ54,56,58,走行モータ45,46
の駆動に見合った流量を吐出するように油圧ポンプの容
量を決めており、油圧ポンプ31および33は160c
c/revの吐出容量のものと、油圧ポンプ30および
32は90cc/revの吐出容量のものとをそれぞれ
合流して使用している。このため作業機60の各シリン
ダ54,56,58および走行モータ45,46を駆動
するときは、これらの油圧ポンプ30,31,32,3
3を合流して使用すれば充分な流量が確保されるが、旋
回モータ44のみを駆動するときは油圧ポンプ32と3
3の吐出する合計流量(250cc/rev)では多す
ぎるとの新たな問題がある。したがって、小流量で駆動
できる旋回モータと、大流量で駆動する作業機用アクチ
ュエータおよび走行モータとを有しているので、作業機
用アクチュエータと、走行モータとの組合わせて複合操
作中に、旋回モータを駆動するときは複数の可変容量型
油圧ポンプのうちの少なくとも1つの吐出流量を減じて
小流量を旋回モータへ供給する必要がある。
【0008】図8に示す前記先行技術である実開平3−
49290号公報においては、油圧ポンプ91から吐出
する圧油の余剰油をタンク94にドレーンする構造では
油圧ポンプ91を駆動するエンジンの負荷は大きくエネ
ルギーロスがあり、また、回路内の温度上昇が伴って油
圧機器の耐久性に問題がある。
【0009】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたもので、作業機の各シリンダと走行モータおよび旋
回モータの駆動する複数の油圧ポンプは同一とし、旋回
モータを単独で駆動するときは、この複数の油圧ポンプ
のうちの一方を斜板角を減ずる制御を行って旋回モータ
に見合った吐出流量にする建設機械用油圧回路を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の建設機械用油圧回路は、エンジ
ンにより駆動される複数の可変容量型油圧ポンプと、こ
の複数の可変容量型油圧ポンプの吐出量を制御する各サ
ーボ機構と、複数の可変容量型油圧ポンプの吐出量を合
流して旋回、ブーム、アーム、バケットからなる作業機
および走行用各アクチュエータへ圧油の供給を行う各方
向切換弁とを備えた建設機械用油圧回路であって、小流
量で駆動する旋回用アクチュエータと、大流量で駆動す
る作業機用アクチュエータおよび走行用アクチュエータ
とを有し、作業機用アクチュエータおよび/あるいは走
行用アクチュエータとの組合わせて複合操作中に、旋回
用アクチュエータを駆動するときは旋回用操作手段から
の信号を受けて複数の可変容量型油圧ポンプのうちの少
なくとも1つの吐出流量を減じるようにサーボ機構に指
令信号を出力する制御手段を備えた構成としたものであ
る。
【0011】本発明に係る第2の建設機械用油圧回路
は、エンジン1により駆動される第1可変容量型油圧ポ
ンプ2Aと、第2可変容量型油圧ポンプ2Bと、パイロ
ットポンプ3を有し、この第1可変容量型油圧ポンプ2
Aの斜板角を制御する第1サーボピストン4と、第2可
変容量型油圧ポンプ2Bの斜板角を制御する第2サーボ
ピストン24と、パイロットポンプ3からの作動圧によ
り作動し第1サーボピストン4および第2サーボピスト
ン24の作動を制御する第1サーボ弁5および第2サー
ボ弁25と、この第1サーボ弁5および第2サーボ弁2
5の作動圧を制御する第1制御弁6および第2制御弁2
6,26Aとを備え、かつ、第1可変容量型油圧ポンプ
2Aと第2可変容量型油圧ポンプ2Bとを合流した後に
アクチュエータ20の方向を切換える方向切換弁16,
16Aと、この方向切換弁16,16Aを切換える操作
手段14,15Aとを備えた建設機械用油圧回路であっ
て、前記第1可変容量型油圧ポンプ2Aと第2可変容量
型油圧ポンプ2Bの斜板角を連動して制御し吐出流量を
増加または減少中に、前記操作手段14,15Aからの
信号を第1制御弁6あるいは第2制御弁26,26Aに
伝え、第1サーボピストン4あるいは第2サーボピスト
ン24を制御し第1可変容量型油圧ポンプ2Aあるいは
第2可変容量型油圧ポンプ2Bの吐出流量を減ずる構成
としたものである。
【0012】また、上記構成において、操作手段14は
パイロットポンプ3からの作動圧を制御する圧力制御器
からなる構成としたものである。
【0013】そして、上記構成において、操作手段15
Aは電気式にすることにより電気信号により第1制御弁
6あるいは第2制御弁26Aを制御する構成としたもの
である。
【0014】本発明に係る第3の建設機械用油圧回路
は、エンジン1により駆動される第1可変容量型油圧ポ
ンプ2Aと、第2可変容量型油圧ポンプ2Bと、この第
1可変容量型油圧ポンプ2Aの斜板角を制御する第1レ
ギュレータ4,5,6と、第2可変容量型油圧ポンプ2
Bの斜板角を制御する第2レギュレータ24,25,2
6と、第1レギュレータ4,5,6および第2レギュレ
ータ24,25,26へ制御圧を供給するパイロットポ
ンプ3と、第1可変容量型油圧ポンプ2Aと第2可変容
量型油圧ポンプ2Bとを合流した後に旋回モータ20の
駆動方向を切換える方向切換弁16と、前記パイロット
ポンプ3から吐出するパイロット圧を制御し、方向切換
弁16を切換える操作手段14と、旋回モータ20の回
転速度を検知する検知手段27とを備えた建設機械用油
圧回路において、前記第1可変容量型油圧ポンプ2Aと
第2可変容量型油圧ポンプ2Bの斜板角を前記第1レギ
ュレータ4,5,6および第2レギュレータ24,2
5,26で制御し吐出流量を増加または減少して旋回モ
ータを駆動中に、前記旋回モータ20の回転速度NS
が、所定回転速度値N0 に対して、NS ≧N0 と演算さ
れたときは、前記第1可変容量型油圧ポンプ2Aまたは
第2可変容量型油圧ポンプ2Bの吐出流量を減ずる制御
を第1レギュレータ4,5,6,100,103,10
5または第2レギュレータ24,25,26,101,
104,106へ指令信号を出力する制御手段65,6
5a,66,67を備えた構成としたものである。
【0015】また、上記構成において、前記旋回モータ
20の回転速度NS が、所定回転速度値N0 に対して、
NS <N0 のときは第1可変容量型油圧ポンプ2Aまた
は第2可変容量型油圧ポンプ2Bの吐出流量を増加する
制御を前記第1レギュレータ4,5,6,100,10
3,105と第2レギュレータ24,25,26,10
1,104,106へ指令信号を出力する制御手段6
5,65a,66,67を備えた構成としたものであ
る。
【0016】更に、上記構成において、前記旋回モータ
20の回転速度NS が、所定回転速度値N0 に対して、
NS ≧N0 と演算され、かつ、旋回と作業機または走行
のアクチュエータが複合操作されたときは、前記第1可
変容量型油圧ポンプ2Aまたは第2可変容量型油圧ポン
プ2Bの吐出流量を減ずる制御を第1レギュレータ4,
5,6,100,103,105または第2レギュレー
タ24,25,26,101,104,106へ指令信
号を出力する制御手段65,65a,66,67を備え
た構成としたものである。
【0017】また、上記構成において、前記制御手段
は、制御装置65と接続する電磁弁65aと、電磁弁6
5aと接続し、かつ、油圧源67から吐出するパイロッ
ト圧を切換える切換弁66とからなり、前記電磁弁65
aは前記制御装置65からの信号が入力されないとき、
あるいは制御装置65と電磁弁65aを接続する信号ラ
イン65bが断線したときは閉位置b位置に切換わり、
前記第1レギュレータの第1制御弁6,105あるいは
第2レギュレータの第2制御弁26,106に制御圧が
入力されて第1可変容量型油圧ポンプ2Aあるいは第2
可変容量型油圧ポンプ2Bの吐出流量を減ずる制御を行
う構成としたものである。
【0018】本発明に係る第4の建設機械用油圧回路
は、エンジン1により駆動される第1可変容量型油圧ポ
ンプ2Aと、第2可変容量型油圧ポンプ2Bと、この第
1可変容量型油圧ポンプ2Aの斜板角を制御する第1レ
ギュレータ4,5,6と、第2可変容量型油圧ポンプ2
Bの斜板角を制御する第2レギュレータ24,25,2
6と、第1レギュレータ4,5,6および第2レギュレ
ータ24,25,26へ制御圧を供給するパイロットポ
ンプ3と、第1可変容量型油圧ポンプ2Aと第2可変容
量型油圧ポンプ2Bとを合流した後に旋回モータ20の
駆動方向を切換える方向切換弁16と、前記パイロット
ポンプ3から吐出するパイロット圧を制御し、方向切換
弁16を切換える操作手段14と、旋回モータ、作業機
シリンダおよび走行モータの操作レバーの操作圧を検知
する検知手段68a,68b,68c,68d,68e
とを備えた建設機械用油圧回路において、旋回モータと
作業機シリンダあるいは走行モータとの複合操作時は、
旋回モータ、作業機シリンダおよびは走行モータの各検
知手段68a,68b,68c,68d,68eからの
操作圧を電圧信号に変換して、この旋回モータと作業機
シリンダあるいは走行モータの加算した電圧信号V1 が
所定値V0 に対してV1 >V0 のときは、第1レギュレ
ータ4,5,6または第2レギュレータ24,25,2
6に第1可変容量型油圧ポンプ2Aまたは第2可変容量
型油圧ポンプ2Bの吐出流量を減ずる指令信号を出力
し、かつ、前記電圧信号V1 が所定値V0 に対してV1
<V0 のときは、第1レギュレータ4,5,6と第2レ
ギュレータ24,25,26に第1可変容量型油圧ポン
プ2Aおよび第2可変容量型油圧ポンプ2Bの吐出流量
を増加する指令信号を出力する制御手段65,65a,
66,67を備えた構成としたものである。
【0019】
【作用】上記構成によれば、油圧ショベルのアクチュエ
ータを単独駆動するときは、操作手段の操作信号を複数
の油圧ポンプのうちの一方の油圧ポンプのサーボ機構に
入力して、斜板角を減じるようにした。これによりアク
チュエータ単独駆動に必要な流量を供給することが可能
となる。作業機の各シリンダを駆動するときは複数の油
圧ポンプの吐出流量を有効に使用し、負荷の軽い旋回モ
ータを駆動するときは複数の油圧ポンプのうちの一方の
油圧ポンプの斜板角を減ずるようにすれば、エンジンの
エネルギーロスは無く、しかも油圧回路内に絞り等を介
在させないので油温が上昇することもない。
【0020】このような油圧ポンプの制御装置にすれ
ば、上記旋回モータ以外の各シリンダおよび各モータに
も適用できるので各シリンダおよび各モータを単独で駆
動するときに必要な流量を供給することが可能である。
【0021】また、旋回モータの回転速度NS が、所定
値N0 に対して、NS ≧N0 のときは、第1レギュレー
タまたは第2レギュレータに第1可変容量型油圧ポンプ
あるいは第2可変容量型油圧ポンプの吐出流量を減ずる
指令信号を出力し、旋回モータに見合った吐出流量に制
御するので旋回モータがオーバランすることは無い。逆
に、NS <N0 のときは前記第1レギュレータと第2レ
ギュレータに第1可変容量型油圧ポンプおよび第2可変
容量型油圧ポンプの吐出流量を増加する指令信号を出力
し旋回モータを駆動するので、旋回モータを安定的に駆
動することができる。
【0022】更に、旋回モータと作業機あるいは走行装
置との複合操作時は、これらの旋回モータ、作業機、走
行装置の各操作手段からの操作圧を電圧信号に変換し
て、これらの加算した電圧信号V1 が所定値V0 に対し
てV1 >V0 のときは、第1レギュレータまたは第2レ
ギュレータに第1可変容量型油圧ポンプまたは第2可変
容量型油圧ポンプの吐出流量を減ずる指令信号を出力
し、旋回モータに見合った吐出流量に制御するので旋回
モータがオーバランすることは無い。また、電圧信号V
1 が所定値V0 に対してV1 <V0 のときは、第1レギ
ュレータと第2レギュレータに第1可変容量型油圧ポン
プおよび第2可変容量型油圧ポンプの吐出流量を増加す
る指令信号を出力し旋回モータを駆動するので、旋回モ
ータを安定的に駆動することができる。
【0023】そして、電磁弁、信号ライン等の電気回路
が故障しても操作手段から制御圧は第1レギュレータま
たは第2レギュレータの第1,第2制御弁に入力してポ
ンプ斜板角を減少するように回路を構成してある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建設機械用油
圧回路の第1実施例を図1を参照して説明する。尚、本
発明に係るブーム、アーム、バケット、走行の油圧回路
については図5,図7で説明したものと同一であり、こ
こでは説明を省略し、本発明に係る旋回用の油圧ポンプ
の制御装置と旋回弁、旋回モータの駆動について詳述す
る。
【0025】先ず、図1に示す建設機械用油圧回路につ
いて説明する。エンジン1により駆動される第1可変容
量型油圧ポンプ2A(以下、第1油圧ポンプと言う。)
と、第2可変容量型油圧ポンプ2B(以下、第2油圧ポ
ンプと言う。)と、パイロットポンプ3とを備えてい
る。第1油圧ポンプ2Aは第1サーボピストン4により
斜板角を制御されるようになっており、この第1サーボ
ピストン4の作動圧を制御する第1サーボ弁5と接続し
ている。この第1サーボ弁5は第1制御弁6と、カット
オフ弁(以下CO弁と言う)7と、可変式トルクコント
ロール弁8とを直列に接続している。第1油圧ポンプ2
Aの吐出管路12から分岐する管路12aはCO弁7の
操作部と、可変式トルクコントロール弁8の操作部とを
接続している。この可変式トルクコントロール弁8はパ
イロットポンプ3の吐出管路13から分岐する管路13
aを介して管路13bと接続している。エンジン1の回
転数を検知する回転センサ1aは入力ライン9を介して
制御装置10に接続している。制御装置10は可変式ト
ルクコントロール弁8に出力ライン11で接続してい
る。
【0026】第2油圧ポンプ2Bは第2サーボピストン
24により斜板角を制御されるようになっており、この
第2サーボピストン24の作動圧を制御する第2サーボ
弁25と接続している。この第2サーボ弁25は第2制
御弁26と直列に接続している。第2サーボ弁25はパ
イロットポンプ3の吐出管路13から分岐する管路13
aを介して管路13eと接続している。この第2制御弁
26の操作部は旋回レバー15と連結する操作手段14
と接続するシャトル弁14Aを介して管路14cと接続
している。この第2制御弁26は前記第1制御弁6の下
流側管路13cから分岐する管路13dと接続してい
る。この第1油圧ポンプ2Aの斜板角を制御するサーボ
ピストン、サーボ弁、制御弁を第1レギュレータと言
う。また、第2油圧ポンプの斜板角を制御するサーボピ
ストン、サーボ弁、制御弁を第2レギュレータと言う。
この第1レギュレータと第2レギュレータを以下サーボ
機構と言う。
【0027】前記第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ
2Bは吐出管路12で合流し管路12は方向切換弁16
と接続している。方向切換弁16は管路21a,21b
を介して旋回モータ20と接続すると共に、管路18を
介してジェットセンサ(圧力検出部)17と接続してい
る。ジェットセンサ17はドレーン路19と接続してい
る。前記第1制御弁6の操作部の一端はジェットセンサ
17の管路23と接続し、他端はジェットセンサ17の
ドレーン路19から下流側管路22を介して接続してい
る。また、前記パイロットポンプ3の吐出管路13は操
作手段14と接続している。この操作手段14から管路
14a,14bを介して方向切換弁16の操作部と接続
している。12bはリリーフ弁である。
【0028】次に、図1の油圧回路の作動について説明
する。第1油圧ポンプ2Aを制御する第1制御弁6は、
ジエットセンサ17で検出された圧力を管路23から一
側の操作部に入力し、このジエットセンサ17の下流側
のドレーン路19で検出された圧力を管路22から他側
の操作部に入力してこのジエットセンサ17前後の差圧
によって切換わるようになっている。図に示す方向切換
弁16が中立位置の場合には第1油圧ポンプ2Aおよび
第2油圧ポンプ2Bの吐出流量が全てジエットセンサ1
7を通ってドレーン路19からタンクへドレーンされる
のでジエットセンサ17前後の差圧が大きくなり第1制
御弁6は図に示す6a位置となる。
【0029】このとき、エンジン1の回転数センサ1a
からの回転数信号を制御装置10に入力し、その回転数
信号に応じて制御装置10から指令信号が前記可変式ト
ルクコントロール弁8の操作部8cに入力される。可変
式トルクコントロール弁8の操作部8dには第1油圧ポ
ンプ2Aの吐出圧が入力されており、エンジン回転数信
号の指令信号に対して、第1油圧ポンプ2Aの吐出圧が
低いときは図に示す8aの位置にあって、CO弁7が7
aの位置、第1制御弁6が6aの位置にあるときは前記
管路13bからのパイロット圧は管路13cを介して第
1サーボ弁5の操作部に入力されるので第1サーボ弁5
は5a位置に切換わる。これにより、第1サーボピスト
ン4のボトム側のパイロット圧はドレーンされ、ヘッド
側に前記管路13aからのパイロット圧が流入し、サー
ボピストン4は左へ移動して油圧ポンプ吐出量を増加さ
せる。
【0030】これとは逆に、エンジン回転数信号の指令
信号に対して、第1油圧ポンプ2Aの吐出圧が高いとき
は可変式トルクコントロール弁8は8bの位置に切換わ
り、前記管路13bからのパイロット圧は第1サーボ弁
5の操作部に入力されないので第1サーボ弁5は5bの
位置に切換わる。これにより第1サーボピストン4のボ
トム側に前記管路13aからのパイロット圧が流入し、
ヘッド側のパイロット圧はドレーンされ、第1サーボピ
ストン4は右へ移動してポンプ吐出量を減少させる。
【0031】前記CO弁7は通常は第1油圧ポンプ2A
の吐出圧力に対して、スプリング7cの力が大きく設定
されているので7aの位置にある。第1油圧ポンプ2A
が最大圧力になると7bの位置に切換わるようになって
おり、最大圧力をカットオフ制御するようになってい
る。
【0032】前記可変式トルクコントロール弁8は、エ
ンジン回転数Nと、油圧ポンプの吐出圧力Pに対応して
油圧ポンプの吐出流量Q(Q=q(cc/rev)・
N)が一定となるように制御するようになっており、油
圧ポンプの吸収馬力は、ほぼ等馬力(P・Q=一定)の
一定線上に制御される。このような油圧ポンプの制御装
置について出願人は特公平5−53948号公報にて出
願している。
【0033】次に、油圧ポンプ2Bの制御について説明
する。第2制御弁26は通常は図に示す開位置26aに
ある。前記第1制御弁6からのパイロット圧は下流側管
路13cを介して管路13dから第2制御弁26を通っ
て第2サーボ弁25の操作部に入力し、第2サーボ弁2
5を25aの位置に切換わる。これにより、第2サーボ
ピストン24のボトム側のパイロット圧はタンクへドレ
ーンされ、ヘッド側に前記管路13eからのパイロット
圧が流入し、第2サーボピストン24は左へ移動して油
圧ポンプ2Bの吐出量を増加させる。すなわち、第1油
圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ2Bは連動して吐出流量
を増加することが可能であり、これとは逆に上記の第1
サーボ弁5と第2サーボ弁25の操作部にパイロット圧
を作用させないと第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ
2Bは、連動して吐出流量を減少させることが可能とな
っている。
【0034】上記第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ
2Bを連動して吐出流量を増加または減少しているとき
に操作手段14を操作するとパイロット圧はシャトル弁
14Aを介して第2制御弁26の操作部に入力される。
これにより第2制御弁26は閉位置26bに切換わる。
このため管路13dからのパイロット圧は第2制御弁2
6で遮断され、第2サーボ弁25の操作部に作用しない
ので第2サーボ弁25は25bの位置に切換わる。パイ
ロットポンプ3からのパイロット圧は管路13eから第
2サーボ弁25を通って第2サーボピストン24のボト
ム室に流入し、ヘッド室のパイロット圧はタンクへドレ
ーンされ、第2サーボピストン24は右へ移動して第2
油圧ポンプ2Bの吐出量を減少させることができる。こ
れにより、第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ2Bを
連動して吐出量を増加または減少しているときに操作手
段14を操作すると、この操作手段14からの操作信号
を優先してサーボ機構(サーボピストン24,サーボ弁
25,第2制御弁26からなる。)を制御し斜板角を減
少することができる。
【0035】このように、エンジン1により駆動される
複数の可変容量型油圧ポンプ2A,2Bの吐出量を制御
するサーボ機構4,5,6,24,25,26と、複数
の可変容量型油圧ポンプ2A,2Bの吐出量を合流して
旋回、ブーム、アーム、バケットからなる作業機および
走行用各アクチュエータへ圧油の供給を行う各方向切換
弁とを備えた構成とした油圧回路であって、小流量で駆
動する旋回用アクチュエータ20と、大流量で駆動する
図示しない作業機用アクチュエータおよび走行用アクチ
ュエータとを有し、作業機用アクチュエータおよび/あ
るいは走行用アクチュエータとを組合わせて複合操作中
に、旋回用アクチュエータ20を駆動するときは旋回用
操作手段15および図2に示す15Aからの信号を受け
て複数の可変容量型油圧ポンプ2A,2Bのうちの少な
くとも1つの吐出流量を減じるようにサーボ機構4,
5,6,24,25,26に指令信号を出力する制御手
段14,および図2に示す15Cを備えたので、可変容
量型油圧ポンプの消費馬力を低く抑えることができるの
でエンジンの燃費低減が可能となる。
【0036】したがって、油圧ショベルの作業機の各シ
リンダおよび走行モータを駆動するときは第1油圧ポン
プ2Aと第2油圧ポンプ2Bを連動させて吐出流量を増
減することが可能であり、旋回モータのように大流量が
必要のないアクチュエータへの圧油の供給は流量を減ず
るようにすれば油圧ポンプを効率的に使用することがで
きる。また、上記実施例では第2油圧ポンプ2Bの斜板
角を減ずる制御について説明したが、第1油圧ポンプ2
Aの斜板角を減ずるようにしても良い。
【0037】次に、上記第1実施例の操作手段を電気式
操作手段にしたときの実施例について説明する。尚、図
1と同一符号を付した部品は同一であり、ここでは説明
を省略する。
【0038】先ず、第1実施例で説明した操作手段14
を図2に示すように電気式操作手段にした実施例につい
て説明する。ポテンショメータ15Bは電気レバー15
Aの操作変位に対応する電圧信号V1 を発生し、この電
圧信号V1 を制御部15Cに出力する。この制御部15
Cはポテンショメータ15Bから入力される信号V1に
基づき比例電磁式方向切換弁16Aおよび比例電磁式制
御弁26A(図1の第2制御弁26と同一機能を有す
る。)を作動するための指令信号V01, V02,V03を演
算し、これらの指令信号V01, V02,V03は増幅器15
D,15E,15Fに入力され、増幅器によって増幅さ
れた後、指令信号V01は増幅器15Dから比例電磁式方
向切換弁16Aの操作部16aに入力する。指令信号V
02は増幅器15Eから比例電磁式方向切換弁16Aの操
作部16bに入力する。指令信号V03は増幅器15Fか
ら比例電磁式制御弁26Aの操作部に入力する。
【0039】次に、図2の作動について説明する。電気
レバー15Aを右旋回の方向R位置に操作すると、ポテ
ンショメータ15Bは電気レバー15Aの操作変位に対
応する電圧信号V1 を発生し、この電圧信号V1 を制御
部15Cに出力する。これにより制御部15Cで演算さ
れた指令信号V01は増幅器15Dを介して比例電磁式方
向切換弁16Aの操作部16aに入力すると共に、制御
部15Cで演算された指令信号V03は増幅器15Fを介
して比例電磁式制御弁26Aに入力する。これにより比
例電磁式制御弁26A(図1の第2制御弁26と同一機
能を有する。)は閉位置26bに切換わる。上記図1と
同様に管路13dからのパイロット圧は比例電磁式制御
弁26Aで遮断され、第2サーボ弁25の操作部に作用
しないので第2サーボ弁25は25bの位置に切換わ
る。パイロットポンプ3からのパイロット圧は管路13
eから第2サーボ弁25を通って第2サーボピストン2
4のボトム室に流入し、ヘッド室のパイロット圧はタン
クへドレーンされ、第2サーボピストン24は右へ移動
して第2油圧ポンプ2Bの吐出量を減少させる。このと
き比例電磁式方向切換弁16Aは左に移動し16Rの位
置に切換わり、第1油圧ポンプ2Aおよび第2油圧ポン
プ2Bの吐出する流量は管路12を通って比例電磁式方
向切換弁16Aを介して管路21bから旋回モータ20
へ流入し右回転する。
【0040】電気レバー15Aを左旋回の方向L位置に
操作すると、ポテンショメータ15Bは電気レバー15
Aの操作変位に対応する電圧信号V1 を発生し、この電
圧信号V1 を制御部15Cに出力する。これにより制御
部15Cで演算された指令信号V02は増幅器15Eを介
して比例電磁式方向切換弁16Aの操作部16bに入力
すると共に、制御部15Cで演算された指令信号V03は
増幅器15Fを介して比例電磁式制御弁26Aに入力す
る。これにより比例電磁式制御弁26Aは閉位置26b
に切換わる。上記と同様に管路13dからのパイロット
圧は比例電磁式制御弁26Aで遮断され、第2サーボ弁
25の操作部に作用しないので第2サーボ弁25は25
bの位置に切換わる。パイロットポンプ3からのパイロ
ット圧は管路13eから第2サーボ弁25を通って第2
サーボピストン24のボトム室に流入し、ヘッド室のパ
イロット圧はタンクへドレーンされ、第2サーボピスト
ン24は右へ移動して第2油圧ポンプ2Bの吐出量を減
少させる。このとき比例電磁式方向切換弁16Aは右に
移動し16Lの位置に切換わり、第1油圧ポンプ2Aお
よび第2油圧ポンプ2Bの吐出する流量は管路12を通
って比例電磁式方向切換弁16Aを介して管路21aか
ら旋回モータ20へ流入し左回転する。このように操作
手段を図1に示す油圧式あるいは図2に示す電気式にす
ることが可能である。
【0041】次に、本発明に係る建設機械用油圧回路の
第2実施例を図3を参照して説明する。尚、図1と同一
符号を付した部品は同一であり、ここでは説明を省略す
る。
【0042】先ず、第1油圧ポンプ2Aの斜板角を制御
する第1レギュレータを有している。この第1レギュレ
ータは第1制御弁6と第1サーボ弁5および第1サーボ
ピストン4とからなる。第2油圧ポンプ2Bの斜板角を
制御する第2レギュレータを有している。この第2レギ
ュレータは第2制御弁26と第1サーボ弁25および第
1サーボピストン24とからなる。この第1油圧ポンプ
2Aと第2油圧ポンプ2Bの斜板角を制御するサーボピ
ストン、サーボ弁、制御弁を以下サーボ機構と言う。図
3に示す旋回レバー15は操作手段14と連結してい
る。この操作手段14はパイロットポンプ3と接続し、
シャトル弁14Aを介して管路14cと接続している。
この管路14cは切換弁66の操作部と接続している。
切換弁66は油圧源67と接続し、管路14eを介して
電磁弁65aと接続している。この管路14e上に絞り
66aを介在させている。この絞り66aは管路内の油
圧の脈動を抑えるために設けてある。制御装置65から
の指令信号は電磁弁65aに入力している。この電磁弁
65aは管路14fを介して第2制御弁26の操作部に
接続している。
【0043】次に、第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポン
プ2Bは合流して管路12を介して方向切換弁16と接
続している。この方向切換弁16は管路21a,21b
を介して旋回モータ20と接続している。この旋回モー
タ20は駆動軸先端にピニオン20aを有し、図示しな
い旋回フレームと連結している。油圧ショベル50の上
部旋回体52は下部に旋回フレーム52aを配設してい
る。この旋回フレーム52aは旋回サークル52bと一
体的に固着されている。 下部走行体51はアクスル5
1aと連結している。アクスル51aと内歯51bが一
体的に固着されている。この内歯51bは玉軸受51c
を挟んで旋回サークル52bと連結している。
【0044】上記旋回モータ20の回転数を回転センサ
27で検知し、その出力信号は制御装置65に入力して
いる。前記旋回レバー15の操作による操作手段14か
らの出力信号は管路14cから分岐管路14dを通って
油圧スイッチ68aを介して制御装置65に入力してい
る。ここで、ブーム、アーム、バケット、走行の図示し
ないアクチュエータを駆動する操作レバー、操作手段お
よびシャトル弁は図3に示す旋回レバー15,操作手段
14およびシャトル弁14Aと同一構成となっており省
略してある。ブームレバーの操作による操作手段からの
操作圧は油圧スイッチ68bを介して制御装置65に入
力している。アームレバーの操作による操作手段からの
操作圧は油圧スイッチ68cを介して制御装置65に入
力している。バケットレバーの操作による操作手段から
の操作圧は油圧スイッチ68dを介して制御装置65に
入力している。走行レバーの操作による操作手段からの
操作圧は油圧スイッチ68eを介して制御装置65に入
力している。
【0045】前記旋回モータ20の回転速度NS が、制
御装置65にメモリされた所定値N0 に対して、NS ≧
N0 のときは前記第1レギュレータ4,5,6または第
2レギュレータ24,25,26に第1油圧ポンプ2A
あるいは第2油圧ポンプ2Bの吐出流量を減ずる指令信
号を電磁弁65aに出力する。また、旋回モータ20の
回転速度NS が、制御装置65にメモリされた所定値N
0 に対して、NS <N0 のときは前記第1レギュレータ
4,5,6と第2レギュレータ24,25,26に第1
油圧ポンプ2Aおよび第2油圧ポンプ2Bの吐出流量を
増加する指令信号を電磁弁65aに出力する。
【0046】次に、図3の油圧回路の作動について説明
する。第1油圧ポンプ2Aを制御する第1制御弁6は、
ジエットセンサ17で検出された圧力を管路23から一
側の操作部に入力し、このジエットセンサ17の下流側
のドレーン路19で検出された圧力を管路22から他側
の操作部に入力してこのジエットセンサ17前後の差圧
によって切換わるようになっている。図に示す方向切換
弁16が中立位置の場合には第1油圧ポンプ2Aおよび
第2油圧ポンプ2Bの吐出流量が全てジエットセンサ1
7を通ってドレーン路19からタンクへドレーンされる
のでジエットセンサ17前後の差圧が大きくなり第1制
御弁6は図に示す6a位置となる。
【0047】このとき、エンジン1の回転数センサ1a
からの回転数信号を制御装置10に入力し、その回転数
信号に応じて制御装置10から指令信号が前記可変式ト
ルクコントロール弁8の操作部8cに入力される。可変
式トルクコントロール弁8の操作部8dには第1油圧ポ
ンプ2Aの吐出圧が入力されており、エンジン回転数信
号の指令信号に対して、第1油圧ポンプ2Aの吐出圧が
低いときは図に示す8aの位置にあって、CO弁7が7
aの位置、第1制御弁6が6aの位置にあるときは前記
管路13bからのパイロット圧は管路13cを介して第
1サーボ弁5の操作部に入力されるので第1サーボ弁5
は5a位置に切換わる。これにより、第1サーボピスト
ン4のボトム側のパイロット圧はドレーンされ、ヘッド
側に前記管路13aからのパイロット圧が流入し、サー
ボピストン4は左へ移動して第1油圧ポンプ2Aの吐出
量を増加させる。
【0048】これとは逆に、エンジン回転数信号を制御
装置10に入力し、制御装置10からの指令信号に対し
て、第1油圧ポンプ2Aの吐出圧が高いときは可変式ト
ルクコントロール弁8は8bの位置に切換わり、前記管
路13bからのパイロット圧は第1サーボ弁5の操作部
に入力されないので第1サーボ弁5は5bの位置に切換
わる。これにより第1サーボピストン4のボトム側に前
記管路13aからのパイロット圧が流入し、ヘッド側の
パイロット圧はドレーンされ、第1サーボピストン4は
右へ移動して第1油圧ポンプ2Aの吐出量を減少させ
る。
【0049】前記CO弁7は通常は第1油圧ポンプ2A
の吐出圧力に対して、スプリング7cの力が大きく設定
されているので7aの位置にある。第1油圧ポンプ2A
が最大圧力になると7bの位置に切換わるようになって
おり、最大圧力をカットオフ制御するようになってい
る。
【0050】次に、第2油圧ポンプ2Bの制御について
説明する。第2制御弁26は通常は図に示す開位置26
aにある。前記第1制御弁6からのパイロット圧は下流
側管路13cを介して管路13dから第2制御弁26を
通って第2サーボ弁25の操作部に入力し、第2サーボ
弁25を25aの位置に切換わる。これにより、第2サ
ーボピストン24のボトム側のパイロット圧はタンクへ
ドレーンされ、ヘッド側に管路13aから分岐する管路
13eを介してパイロット圧が流入し、第2サーボピス
トン24は左へ移動して第2油圧ポンプ2Bの吐出量を
増加させる。すなわち、第1油圧ポンプ2Aと第2油圧
ポンプ2Bは連動して吐出流量を増加することが可能で
あり、これとは逆に上記の第1サーボ弁5と第2サーボ
弁25の操作部にパイロット圧を作用させないと第1油
圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ2Bは、連動して吐出流
量を減少させることが可能となっている。
【0051】上記第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ
2Bを連動して吐出流量を増加または減少しているとき
に旋回レバーを単独操作すると操作手段14からのパイ
ロット圧はシャトル弁14Aを介して管路14cから切
換弁66の操作部に入力される。これにより、切換弁6
6はa位置に切換わって油圧源67からの制御圧は管路
14eに流入する。この時、電磁弁65aには制御装置
65からの指令信号は入力されておらず、図に示すb位
置にあり前記油圧源67からの制御圧は管路14eから
絞り66aを通って管路14fに流入し、前記第2制御
弁26の操作部に入力される。
【0052】これにより第2制御弁26は閉位置26b
に切換わる。このため管路13dからのパイロット圧は
第2制御弁26で遮断され、第2サーボ弁25の操作部
に作用しないので第2サーボ弁25は25bの位置に切
換わる。パイロットポンプ3からのパイロット圧は管路
13eから第2サーボ弁25を通って第2サーボピスト
ン24のボトム室に流入し、ヘッド室のパイロット圧は
タンクへドレーンされ、第2サーボピストン24は右へ
移動して第2油圧ポンプ2Bの吐出量を減少させること
ができる。
【0053】このように第1油圧ポンプ2Aと第2油圧
ポンプ2Bを連動して吐出量を増加または減少している
ときに旋回レバーを単独操作すると操作手段14からの
操作信号を優先してレギュレータ(サーボピストン2
4,サーボ弁25,第2制御弁26からなる。)を制御
し第2油圧ポンプ2Bの斜板角を減少することができ
る。すなわち、第1油圧ポンプ2Aの吐出量(160c
c/rev)と第2油圧ポンプ2Bの吐出量(90cc
/rev)の合計吐出量(250cc/rev)で用い
る場合と、第1油圧ポンプ2Aの吐出量(160cc/
rev)のみで各作業機(ブーム、アーム、バケッ
ト)、走行および旋回の単独、複合操作によって自在に
ポンプ制御を行うことが可能となっている。以下詳細に
説明する。
【0054】次に、作業機のブーム、アーム、バケッ
ト、走行および旋回の各アクチュエータの単独操作また
は複合操作時の第2油圧ポンプ2Bの制御について説明
する。先ず、作業機のブーム、アーム、バケット、走行
の各々の単独操作またはブーム、アーム、バケット、走
行の4つの組合わせ(ブーム+アーム等)て複合操作す
る時は油圧スイッチ68b,68c,68d,68eか
らの出力信号は制御装置65に入力し、その出力信号に
よって制御装置65から電磁弁65aに指令信号が送信
し、a位置に切換わる。このため前記旋回レバー15の
操作により油圧源67から出力される制御圧は電磁弁6
5aで遮断される。
【0055】このように、電磁弁65aがa位置にあっ
て前記制御圧が遮断されているときは、以下のようにポ
ンプ制御される。第1制御弁6からのパイロット圧は下
流側管路13cを介して管路13dから第2制御弁26
を通って第2サーボ弁25の操作部に入力し、第2サー
ボ弁25を25aの位置に切換わる。これにより、第2
サーボピストン24のボトム側のパイロット圧はタンク
へドレーンされ、ヘッド側に管路13aから分岐する管
路13eを介してパイロット圧が流入し、第2サーボピ
ストン24は左へ移動して斜板角を増加して第2油圧ポ
ンプ2Bの吐出量を増加させる。これとは逆に上記の第
1サーボ弁5と第2サーボ弁25の操作部にパイロット
圧を作用させないと第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポン
プ2Bは、連動して斜板角を減少して吐出流量を減少さ
せることが可能となっている。すなわち、第1油圧ポン
プ2Aと第2油圧ポンプ2Bは連動して吐出流量を増減
することが可能である。
【0056】旋回単独操作は上記に説明したとおり第2
油圧ポンプ2Bの斜板角を減少させて、第1油圧ポンプ
2Aのみの吐出流量で旋回モータを駆動する。次に、旋
回と作業機(ブーム、アーム、バケット)または走行と
の複合操作時のポンプ制御について説明する。旋回レバ
ー15の操作により操作手段14から出力されるパイロ
ット圧は、シャトル弁14Aから管路14cを通って分
岐管路14dに流入し、油圧スイッチ68aで電気信号
に変換されて制御装置65に入力されている。また、作
業機(ブーム、アーム、バケット)または走行の各操作
レバーの操作により図示しない操作手段から出力される
パイロット圧は、各油圧スイッチ68b,68c,68
d,68eを介して制御装置65に入力されている。前
記旋回モータ20の回転速度を検知する回転センサ27
からの回転数信号は制御装置65に入力されている。
【0057】この制御装置65は、旋回と作業機(ブー
ム、アーム、バケット)または走行の各レバーからの加
算した信号V1,V2 ……が所定電圧値V0 より大きいか
否かを演算し、また旋回と作業機(ブーム、アーム、バ
ケット)または走行の2つの信号が入力されて複合操作
か否かを演算している。また制御装置65は旋回モータ
20の回転速度NS とメモリされた所定回転速度値N0
が、NS ≧N0 かを演算している。制御装置65は、旋
回モータ20がオーバランしないようにするために、旋
回モータ20に見合ったポンプ吐出流量に制御するもの
である。
【0058】この第2実施例の第1は、旋回モータの回
転速度を検知して、旋回モータ20の回転速度NS と所
定回転速度N0 が、NS ≧N0 のときは電磁弁65aに
指令信号を送信せず、電磁弁65aをOFF(b位置)
とし制御圧を第2制御弁26に入力して第2油圧ポンプ
2Bの斜板角を減少せしめて吐出量を減少させる。これ
により旋回モータは第1油圧ポンプ2Aの吐出量のみで
駆動されるのでオーバランすることもない。
【0059】また、第2は、旋回と作業機(ブーム、ア
ーム、バケット)または走行の複合操作を検知したき
に、旋回モータの回転速度を検知して、旋回モータ20
の回転速度NS と所定回転速度N0 が、NS ≧N0 のと
きは上記と同様に電磁弁65aに指令信号を送信せず、
電磁弁65aをOFF(b位置)とし制御圧を第2制御
弁26に入力して第2油圧ポンプ2Bの斜板角を減少せ
しめて吐出量を減少させるようにすれば旋回モータに見
合った吐出流量に制御するので旋回モータがオーバラン
することは無い。
【0060】更に、第3は、逆に、NS <N0 のときは
電磁弁65aに指令信号を送信して、電磁弁65aをO
N(a位置)とし制御圧を電磁弁65aで遮断すれば、
第2制御弁26は開位置(26a位置)となり前記第1
レギュレータと第2レギュレータは連動して制御され、
第1油圧ポンプ2Aおよび第2油圧ポンプ2Bの吐出流
量を増加する指令信号を出力し旋回モータを安定的に駆
動することができる。
【0061】また、第4は、旋回モータ20と作業機あ
るいは走行装置との複合操作時は、これらの各操作手段
からの操作圧を電圧信号に変換して、この加算された電
圧信号V1 が所定値V0 に対してV1 >V0 のときは、
第1レギュレータまたは第2レギュレータに第1油圧ポ
ンプあるいは第2油圧ポンプの吐出流量を減ずる指令信
号を出力し、旋回モータに見合った吐出流量に制御する
ので旋回モータがオーバランすることは無い。また、加
算された電圧信号V1 が所定値V0 に対してV1 <V0
のときは、第1レギュレータと第2レギュレータに第1
油圧ポンプおよび第2油圧ポンプの吐出流量を増加する
指令信号を出力し旋回モータを駆動するので、旋回モー
タを安定的に駆動することができる。
【0062】そして、第5は、電磁弁65a、信号ライ
ン65b等の電気回路が故障したときは、操作手段から
の制御圧は第1レギュレータまたは第2レギュレータの
第1,第2制御弁6,26に入力してポンプ斜板角を減
少するように回路を構成したので、電気回路が故障して
も旋回モータ20を安定的に駆動することができる。
【0063】したがって、第1〜第2実施例で説明した
ように油圧ショベルの作業機の各シリンダおよび走行モ
ータを駆動するときは第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポ
ンプ2Bを連動させて吐出流量を増減することが可能で
あり、旋回モータのように大流量が必要のないアクチュ
エータへの圧油の供給は流量を減ずるようにすれば油圧
ポンプを効率的に使用することができる。また、上記実
施例では第2油圧ポンプ2Bの斜板角を減ずる制御につ
いて説明したが、第1油圧ポンプ2Aの斜板角を減ずる
ようにしても良い。
【0064】次に、本発明に係る建設機械用油圧回路の
第3実施例を図4を参照して説明する。尚、第2実施例
に対して第1,第2油圧ポンプの斜板角制御を独立した
レギュレータにより行うことが異なる。これ以外は図3
と基本的に同一油圧回路を備えている。図3,図4を参
照して説明する。
【0065】先ず、第1油圧ポンプ2Aは斜板角を制御
する第1レギュレータを有している。この第1レギュレ
ータは第1制御弁105と第1サーボ弁103および第
1サーボピストン100とからなる。第2油圧ポンプ2
Bは斜板角を制御する第2レギュレータを有している。
この第2レギュレータは第2制御弁106と第1サーボ
弁104および第1サーボピストン101とからなる。
この第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ2Bの斜板角
を制御するサーボピストン、サーボ弁、制御弁を以下サ
ーボ機構と言う。第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポンプ
は合流して管路12を介して、図3に示す方向切換弁1
6と接続している。この方向切換弁16は、管路21
a,21bを介して旋回モータ20(図3参照)と接続
している。
【0066】次に、パイロットポンプ3は図3に示す操
作手段14と接続している。図3に示す油圧回路と同様
に、操作手段14は旋回レバー15と連結し、シャトル
弁14Aを介して管路14cと接続している。この管路
14cは切換弁66の操作部と接続し、切換弁66は油
圧源67と接続し、管路14eを介して電磁弁65aと
接続している。この管路14e上に絞り66aを介在さ
せている。この絞り66aは管路内の油圧の脈動を抑え
るために設けてある。制御装置65からの指令信号は電
磁弁65aに入力している。この電磁弁65aは管路1
4fを介して第2制御弁106の操作部dに接続してい
る。また、図3と同様に、旋回モータ20の回転速度を
検知する回転センサ27および旋回、作業機および走行
操作レバーの操作手段からの操作圧を検知する油圧スイ
ッチ68a,68b,68c,68d,68eを備え、
それぞれ制御装置65へ入力している。
【0067】前記第1レギュレータは、油圧源107か
ら制御圧を吐出する管路の一方を第1制御弁105と接
続し、他方を第1サーボ弁103と接続している。この
第1制御弁105と第1サーボ弁103の操作部cと接
続している。第1サーボ弁103は第1サーボピストン
100と接続している。この第1制御弁105の操作部
cは第1油圧ポンプ2Aの吐出管路と接続し、第1制御
弁105の操作部dはアクチュエータ(図3に示す旋回
モータ又は作業機シリンダ等)へ圧油を供給する駆動管
路と接続している。前記第2レギュレータは、油圧源1
08から制御圧を吐出する管路の一方を第2制御弁10
6と接続し、他方を第1サーボ弁104と接続してい
る。この第1制御弁106と第1サーボ弁104の操作
部cと接続している。第1サーボ弁104は第1サーボ
ピストン101と接続している。この第2制御弁106
の操作部cは第2油圧ポンプ2Bの吐出管路と接続し、
第2制御弁106の操作部dは管路14fを介して電磁
弁65aと接続している。第2制御弁106の操作部e
はアクチュエータ(図3に示す旋回モータの駆動管路2
1a,21b又は作業機シリンダの駆動管路等)へ圧油
を供給する駆動管路と接続している。
【0068】次に、図4の油圧回路の作動について説明
する。第1油圧ポンプ2Aを制御する第1制御弁105
は、第1油圧ポンプ2Aの吐出管路で検出された圧力
(以下、ポンプ圧と言う。)を一側の操作部cに入力
し、アクチュエータの駆動管路で検出された圧力(以
下、アクチュエータ負荷圧と言う。)を他側の操作部d
に入力して、このポンプ圧とアクチュエータ負荷圧との
差圧によって制御される。アクチュエータ負荷圧がポン
プ圧より高いときは、第1制御弁105はb位置に切換
わり、油圧源107から吐出する制御圧は第1サーボ弁
103の操作部cに入力する。これにより第1サーボ弁
103はb位置に切換わり、油圧源107から吐出する
制御圧は第1サーボピストン100のヘッド側に入力す
る。このため第1サーボピストン100は左へ移動して
第1油圧ポンプ2Aの斜板角を大きくして吐出流量を増
加するように制御する。これとは逆に、アクチュエータ
負荷圧がポンプ圧より低いときは、第1制御弁105は
a位置に切換わり、油圧源107から吐出する制御圧は
第1制御弁105で遮断される。これにより制御圧は第
1サーボ弁103の操作部cに入力されず、第1サーボ
弁103はa位置に切換わり、油圧源107から吐出す
る制御圧は第1サーボピストン100のボトム側に入力
する。このため第1サーボピストン100は右へ移動し
て第1油圧ポンプ2Aの斜板角を小さくして吐出流量を
減少するように制御する。
【0069】第2油圧ポンプ2Bを制御する第2制御弁
106は、第2油圧ポンプ2Bの吐出管路で検出された
圧力(以下、ポンプ圧と言う。)を一側の操作部cに入
力し、アクチュエータの駆動管路で検出された圧力(以
下、アクチュエータ負荷圧と言う。)を他側の操作部e
に入力して、このポンプ圧とアクチュエータ負荷圧との
差圧によって制御される。アクチュエータ負荷圧がポン
プ圧より高いときは、第2制御弁106はb位置に切換
わり、油圧源107から吐出する制御圧は第2サーボ弁
104の操作部cに入力する。これにより第2サーボ弁
104はb位置に切換わり、油圧源107から吐出する
制御圧は第2サーボピストン101のヘッド側に入力す
る。このため第2サーボピストン101は左へ移動して
第2油圧ポンプ2Bの斜板角を大きくして吐出流量を増
加するように制御する。
【0070】これとは逆に、アクチュエータ負荷圧がポ
ンプ圧より低いときは、第2制御弁106はa位置に切
換わり、油圧源107から吐出する制御圧は第2制御弁
106で遮断される。これにより制御圧は第2サーボ弁
104の操作部cに入力されず、第2サーボ弁104は
a位置に切換わり、油圧源107から吐出する制御圧は
第2サーボピストン101のボトム側に入力する。この
ため第2サーボピストン101は右へ移動して第2油圧
ポンプ2Bの斜板角を小さくして吐出流量を減少するよ
うに制御する。
【0071】このように、第1油圧ポンプ2Aと、第2
油圧ポンプ2Bは第1レギュレータ、第2レギュレータ
の独立した斜板角制御により、吐出流量の増減を制御し
ている。
【0072】次に、図3,図4を参照して説明する。旋
回と作業機(ブーム、アーム、バケット)または走行と
の複合操作時のポンプ制御について説明する。旋回レバ
ー15の操作により操作手段14から出力されるパイロ
ット圧は、シャトル弁14Aから管路14cを通って分
岐管路14dに流入し、油圧スイッチ68aで電気信号
に変換されて制御装置65に入力されている。また、作
業機(ブーム、アーム、バケット)または走行の各操作
レバーの操作により図示しない操作手段から出力される
パイロット圧は、各油圧スイッチ68b,68c,68
d,68eを介して制御装置65に入力されている。前
記旋回モータ20の回転速度を検知する回転センサ27
からの回転数信号は制御装置65に入力されている。
【0073】この制御装置65は、旋回と作業機(ブー
ム、アーム、バケット)または走行の各レバーからの信
号V1,V2 ……が所定電圧値V0 より大きいか否かを演
算し、また旋回と作業機(ブーム、アーム、バケット)
または走行の2つの信号が入力されて複合操作か否かを
演算している。また制御装置65は旋回モータ20の回
転速度NS とメモリされた所定回転速度値N0 が、NS
≧N0 かを演算している。制御装置65は、旋回モータ
20がオーバランしないようにするために、旋回モータ
20に見合ったポンプ吐出流量に制御するものである。
【0074】この第3実施例の第1は、旋回モータの回
転速度を検知して、旋回モータ20の回転速度NS と所
定回転速度N0 が、NS ≧N0 のときは電磁弁65aに
指令信号を送信せず、電磁弁65aをOFF(b位置)
とし制御圧を第2制御弁106の操作部dに入力する。
このため第2制御弁106はa位置に切換わり、制御圧
は第2サーボ弁104の操作部cに入力されず、第2サ
ーボ弁104をa位置に切換える。油圧源108から吐
出される制御圧は第2サーボ弁104のa位置から第2
サーボピストン101のボトム側に入力し、第2サーボ
ピストン101を左へ移動し第2油圧ポンプ2Bの斜板
角を減少せしめて吐出量を減少させる。これにより旋回
モータは第1油圧ポンプ2Aの吐出量のみで駆動される
のでオーバランすることはない。
【0075】また、第2は、旋回と作業機(ブーム、ア
ーム、バケット)または走行の複合操作を検知(前記油
圧スイッチ68a〜68eで検知)したきに、旋回モー
タの回転速度を検知して、旋回モータ20の回転速度N
S と所定回転速度N0 が、NS ≧N0 のときは上記と同
様に電磁弁65aに指令信号を送信せず、電磁弁65a
をOFF(b位置)とし制御圧を第2制御弁106に入
力して第2油圧ポンプ2Bの斜板角を減少せしめて吐出
量を減少させるようにすれば複合操作時の旋回モータに
見合った吐出流量に制御できるので旋回モータがオーバ
ランすることは無く安定的に旋回駆動が可能けとなって
いる。
【0076】更に、第3は、逆に、NS <N0 のときは
電磁弁65aに指令信号を送信して、電磁弁65aをO
N(a位置)とし制御圧を電磁弁65aで遮断すれば、
第2制御弁106は開位置(b位置)となり、第2制御
弁106はポンプ圧とアクチュエータ負荷圧との差圧で
制御され第2油圧ポンプ2Bの吐出流量の増減を制御す
るようになっている。前記第2レギュレータはと第2レ
ギュレータは連動して制御され、第1油圧ポンプ2Aお
よび第2油圧ポンプ2Bの吐出流量を増加する指令信号
を出力し旋回モータを安定的に駆動することができる。
【0077】そして、第4は、電磁弁65a、信号ライ
ン65b等の電気回路が故障したときは、操作手段から
の制御圧は第1レギュレータまたは第2レギュレータの
第1,第2制御弁105,106に入力してポンプ斜板
角を減少するように回路を構成すれば、電気回路が故障
しても旋回モータ20を安定的に駆動することができ
る。
【0078】したがって、第1〜第3実施例で説明した
ように油圧ショベルの作業機の各シリンダおよび走行モ
ータを駆動するときは第1油圧ポンプ2Aと第2油圧ポ
ンプ2Bを連動あるいは独立して吐出流量を増減するこ
とが可能であり、旋回モータのように大流量が必要のな
いアクチュエータへの圧油の供給を減ずるようにすれば
油圧ポンプを効率的に使用することができる。また、上
記実施例では第2油圧ポンプ2Bの斜板角を減ずる制御
について説明したが、第1油圧ポンプ2Aの斜板角を減
ずるようにしても良い。
【0079】第1および第2レギュレータは、図に示す
構成以外のものでも可能であり、第1サーボ弁と第2サ
ーボ弁を連動あるいは単独制御できるものであれば適用
できる。上記実施例では旋回モータについて説明した
が、油圧ショベル以外の建設車両に用いる複数のアクチ
ュエータを駆動するとき大流量が必要なアクチュエータ
と小流量で駆動できるアクチュエータによって本発明の
建設機械用油圧回路は適用できることは言うまでもな
い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建設
機械用油圧回路によれば、操作手段からの信号を複数の
油圧ポンプのうちの一方の油圧ポンプのサーボ機構に入
力して、斜板角を減ずるようにしたので、旋回モータの
駆動に必要な流量のみ供給することができるのでエンジ
ンのエネルギーロスが無い。しかも油圧回路内に絞り等
を介在させないので油温が上昇することもないので油圧
機器の耐久性が向上する。
【0081】このような油圧回路にすれば、上記旋回モ
ータ以外の各作業機シリンダおよび各走行モータ等のア
クチュエータにも適用できるので各アクチュエータを単
独で駆動するときに必要な流量を供給することが可能で
ある。
【0082】また、旋回モータの回転速度NS が、所定
値N0 に対して、NS ≧N0 のときは、第1レギュレー
タまたは第2レギュレータに第1可変容量型油圧ポンプ
あるいは第2可変容量型油圧ポンプの吐出流量を減ずる
指令信号を出力し、旋回モータに見合った吐出流量に制
御するので旋回モータがオーバランすることは無い。逆
に、NS <N0 のときは前記第1レギュレータと第2レ
ギュレータに第1可変容量型油圧ポンプおよび第2可変
容量型油圧ポンプの吐出流量を増加する指令信号を出力
し旋回モータを駆動するので、旋回モータを安定的に駆
動することができる。
【0083】更に、旋回モータと作業機あるいは走行装
置との複合操作時は、これらの旋回モータ、作業機、走
行装置の各操作手段からの操作圧を電圧信号に変換し
て、この電圧信号V1 が所定値V0 に対してV1 >V0
のときは、第1レギュレータまたは第2レギュレータに
第1可変容量型油圧ポンプあるいは第2可変容量型油圧
ポンプの吐出流量を減ずる指令信号を出力し、旋回モー
タに見合った吐出流量に制御するので旋回モータがオー
バランすることは無い。また、電圧信号V1 が所定値V
0 に対してV1 <V0 のときは、第1レギュレータと第
2レギュレータに第1可変容量型油圧ポンプおよび第2
可変容量型油圧ポンプの吐出流量を増加する指令信号を
出力し旋回モータを駆動するので、旋回モータを安定的
に駆動することができるので耐久性が向上する。
【0084】そして、電磁弁、信号ライン等の電気回路
が故障しても操作手段から制御圧は第1レギュレータま
たは第2レギュレータの第1,第2制御弁に入力してポ
ンプ斜板角を減少するように回路を構成したので安全性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械用油圧回路の第1実施例説明
図である。
【図2】同、電気式操作手段の説明図である。
【図3】本発明の建設機械用油圧回路の第2実施例説明
図である。
【図4】本発明の建設機械用油圧回路の第3実施例説明
図である。
【図5】建設機械の油圧回路図である。
【図6】油圧ショベルの側面図である。
【図7】第1の従来の油圧回路図である。
【図8】第2の従来の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2A 第1可変容量型油圧ポンプ 2B 第2可変容量型油圧ポンプ 3 パイロットポンプ 4,100 第1サーボピストン 5,103 第1サーボ弁 6,105 第1制御弁 7 カットオフ弁 8 可変式トルクコントロール弁 10、65 制御装置 14 操作手段 15A 電気式操作手段 15B ポテンショメータ 15C 制御部 15D,15E,15F 増幅器 16 方向切換弁 16A 比例電磁式方向切換弁 20 旋回モータ 24,101 第2サーボピストン 25,104 第2サーボ弁 26,106 第2制御弁 26A 比例電磁式制御弁 27 回転センサ 65a 電磁弁 65b 信号ライン 66 切換弁 67 油圧源 68a,68b,68c,68d,68e 油圧スイッ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される複数の可変容
    量型油圧ポンプと、この複数の可変容量型油圧ポンプの
    吐出量を制御する各サーボ機構と、複数の可変容量型油
    圧ポンプの吐出量を合流して旋回、ブーム、アーム、バ
    ケットからなる作業機および走行用各アクチュエータへ
    圧油の供給を行う各方向切換弁とを備えた建設機械用油
    圧回路において、小流量で駆動する旋回用アクチュエー
    タと、大流量で駆動する作業機用アクチュエータおよび
    走行用アクチュエータとを有し、作業機用アクチュエー
    タおよび/あるいは走行用アクチュエータとを組合わせ
    て複合操作中に、旋回用アクチュエータを駆動するとき
    は旋回用操作手段からの信号を受けて複数の可変容量型
    油圧ポンプのうちの少なくとも1つの吐出流量を減じる
    ようにサーボ機構に指令信号を出力する制御手段を備え
    たことを特徴とする建設機械用油圧回路。
  2. 【請求項2】 エンジン(1) により駆動される第1可変
    容量型油圧ポンプ(2A)と、第2可変容量型油圧ポンプ(2
    B)と、パイロットポンプ(3) を有し、この第1可変容量
    型油圧ポンプ(2A)の斜板角を制御する第1サーボピスト
    ン(4) と、第2可変容量型油圧ポンプ(2B)の斜板角を制
    御する第2サーボピストン(24)と、パイロットポンプ
    (3) からの作動圧により作動し第1サーボピストン(4)
    および第2サーボピストン(24)の作動を制御する第1サ
    ーボ弁(5) および第2サーボ弁(25)と、この第1サーボ
    弁(5) および第2サーボ弁(25)の作動圧を制御する第1
    制御弁(6) および第2制御弁(26,26A)とを備え、かつ、
    第1可変容量型油圧ポンプ(2A)と第2可変容量型油圧ポ
    ンプ(2B)とを合流した後に制御圧を受けてアクチュエー
    タ(20)の方向を切換える方向切換弁(16,16A)と、この方
    向切換弁(16,16A)を切換える操作手段(14,15A)とを備え
    た建設機械用油圧回路において、前記第1可変容量型油
    圧ポンプ(2A)と第2可変容量型油圧ポンプ(2B)の斜板角
    を制御し吐出流量を増加または減少中に、前記操作手段
    (14,15A)からの信号を第1制御弁(6)あるいは第2制御
    弁(26,26A)に伝え、第1サーボピストン(4) あるいは第
    2サーボピストン(24)を制御し第1可変容量型油圧ポン
    プ(2A)あるいは第2可変容量型油圧ポンプ(2B)の吐出流
    量を減ずることを特徴とする建設機械用油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記操作手段(14)はパイロットポンプ
    (3) からの作動圧を制御する圧力制御器からなることを
    特徴とする請求項1記載の建設機械用油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記操作手段(15A) は電気式としたこと
    を特徴する請求項1記載の建設機械用油圧回路。
  5. 【請求項5】 エンジン(1) により駆動される第1可変
    容量型油圧ポンプ(2A)と、第2可変容量型油圧ポンプ(2
    B)と、この第1可変容量型油圧ポンプ(2A)の斜板角を制
    御する第1レギュレータ(4,5,6) と、第2可変容量型油
    圧ポンプ(2B)の斜板角を制御する第2レギュレータ(24,
    25,26)と、第1レギュレータ(4,5,6)および第2レギュ
    レータ(24,25,26)へ制御圧を供給するパイロットポンプ
    (3) と、第1可変容量型油圧ポンプ(2A)と第2可変容量
    型油圧ポンプ(2B)とを合流した後に旋回モータ(20)の駆
    動方向を切換える方向切換弁(16)と、前記パイロットポ
    ンプ(3) から吐出するパイロット圧を制御し、方向切換
    弁(16)を切換える操作手段(14)と、旋回モータ(20)の回
    転速度を検知する検知手段とを備えた建設機械用油圧回
    路において、前記第1可変容量型油圧ポンプ(2A)と第2
    可変容量型油圧ポンプ(2B)の斜板角を前記第1レギュレ
    ータ(4,5,6) および第2レギュレータ(24,25,26)で制御
    した吐出流量で旋回モータを駆動中に、前記旋回モータ
    (20)の回転速度NS が、所定回転速度値N0 に対して、
    NS ≧N0 と演算されたときは、前記第1可変容量型油
    圧ポンプ(2A)または第2可変容量型油圧ポンプ(2B)の吐
    出流量を減ずる制御を第1レギュレータ(4,5,6,100,10
    3,105) または第2レギュレータ(24,25,26,101,104,10
    6)へ指令信号を出力する制御手段(65,65a,66,67)を備え
    たことを特徴とする建設機械用油圧回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記旋回モータ(20)
    の回転速度NS が、所定回転速度値N0 に対して、NS
    <N0 のときは第1可変容量型油圧ポンプ(2A)および第
    2可変容量型油圧ポンプ(2B)の吐出流量を増加する制御
    を前記第1レギュレータ(4,5,6) と第2レギュレータ(2
    4,25,26)へ指令信号を出力する制御手段(65,65a,66,67)
    を備えたことを特徴とする建設機械用油圧回路。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記旋回モータ(20)
    の回転速度NS が、所定回転速度値N0 に対して、NS
    ≧N0 と演算され、かつ、旋回と作業機または走行のア
    クチュエータが複合操作されたときは、前記第1可変容
    量型油圧ポンプ(2A)または第2可変容量型油圧ポンプ(2
    B)の吐出流量を減ずる制御を第1レギュレータ(4,5,6,1
    00,103,105) または第2レギュレータ(24,25,26,101,10
    4,106)へ指令信号を出力する制御手段(65,65a,66,67)を
    備えたことを特徴とする建設機械用油圧回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記制御手段は、制
    御装置(65)と接続する電磁弁(65a) と、電磁弁(65a) と
    接続し、油圧源(67)から吐出するパイロット圧を切換え
    る切換弁(66)とからなり、前記電磁弁(65a) は前記制御
    装置(65)からの信号が入力されないとき、あるいは制御
    装置(65)と電磁弁(65a) を接続する信号ライン(65b) が
    断線したときは閉位置(b位置) に切換わり、前記第1レ
    ギュレータの第1制御弁(6,105) あるいは第2レギュレ
    ータの第2制御弁(26,106)に制御圧が入力されて第1可
    変容量型油圧ポンプ(2A)あるいは第2可変容量型油圧ポ
    ンプ(2B)の吐出流量を減ずる制御を行うことを特徴とす
    る建設機械用油圧回路。
  9. 【請求項9】 エンジン(1) により駆動される第1可変
    容量型油圧ポンプ(2A)と、第2可変容量型油圧ポンプ(2
    B)と、この第1可変容量型油圧ポンプ(2A)の斜板角を制
    御する第1レギュレータ(4,5,6) と、第2可変容量型油
    圧ポンプ(2B)の斜板角を制御する第2レギュレータ(24,
    25,26)と、第1レギュレータ(4,5,6)および第2レギュ
    レータ(24,25,26)へ制御圧を供給するパイロットポンプ
    (3) と、第1可変容量型油圧ポンプ(2A)と第2可変容量
    型油圧ポンプ(2B)とを合流した後に旋回モータ(20)の駆
    動方向を切換える方向切換弁(16)と、前記パイロットポ
    ンプ(3) から吐出するパイロット圧を制御し、方向切換
    弁(16)を切換える操作手段(14)と、旋回モータ、作業機
    シリンダおよび走行モータの操作レバーの操作圧を検知
    する検知手段(68a,68b,68c,68d,68e) とを備えた建設機
    械用油圧回路において、旋回モータと作業機シリンダあ
    るいは走行モータとの複合操作時は、旋回モータ、作業
    機シリンダおよびは走行モータの各検知手段(68a,68b,6
    8c,68d,68e) からの操作圧を電圧信号に変換して、この
    旋回モータと作業機シリンダあるいは走行モータの加算
    した電圧信号V1 が所定値V0 に対してV1 >V0 のと
    きは、第1レギュレータ(4,5,6) または第2レギュレー
    タ(24,25,26)に第1可変容量型油圧ポンプ(2A)または第
    2可変容量型油圧ポンプ(2B)の吐出流量を減ずる指令信
    号を出力し、かつ、前記電圧信号V1 が所定値V0 に対
    してV1 <V0 のときは、第1レギュレータ(4,5,6) と
    第2レギュレータ(24,25,26)に第1可変容量型油圧ポン
    プ(2A)および第2可変容量型油圧ポンプ(2B)の吐出流量
    を増加する指令信号を出力する制御手段(65,65a,66,67)
    を備えたことを特徴とする建設機械用油圧回路。
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