JP3582332B2 - 鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄筋結束機において所定の長さの結束用ワイヤを送り出した後にワイヤリールの回転を停止させるブレーキ機構に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に鉄筋結束機は、交差された鉄筋の周囲に所定の長さの結束用ワイヤを巻き回した後にこのワイヤを捩り用フックで捩って結束するものである。ワイヤは結束機本体の後部に装着されたワイヤリールに巻回され、ワイヤ送り時にはワイヤ送り手段によってワイヤが前方に送り出され、このときワイヤリールが回転してワイヤが巻き出される。ワイヤの送り量は正確に制御され、所定の長さのワイヤが送られると、ワイヤの送りは急停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ワイヤ送り機構によれば、所定の長さの送りがなされるとワイヤの送りは急停止するが、図5のようにワイヤリール20は慣性によって余分に回り続けるから、ワイヤリール20上のワイヤ21の径は膨らんでしまい、ワイヤ21が絡みあって円滑な巻き出しができなくなり、次段のワイヤ送りに支障をきたすことがある。
【0004】
これに対応するものとして、ワイヤリールに板バネ等で常時ブレーキをかけてワイヤリールの惰性回転を防止することも考えられるが、この場合は送りの負荷が増大するので、消費電流が増加し、モータが発熱し、スピードが低下する等の問題が生じる。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、所定のワイヤ送りが終了するとほぼ同時にワイヤリールの回転にブレーキをかけることができる鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構は、結束機本体の後部の収納部に回転自在に設けたワイヤリールから結束用ワイヤを結束機本体の前方に引き出して交差した鉄筋の周囲に巻き付け、捩って結束する鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構において、上記収納部の両側壁に前後に長く形成した凹部に上記ワイヤリールの軸を軸受けさせることにより、上記ワイヤリールを前後方向に移動可能に配置し、ワイヤリールの後方にブレーキパッドを固定するとともに、上記ワイヤリールの周縁部を上記ブレーキパッドに係合するように後方に付勢するバネを上記凹部内に配置し、ワイヤの引き出し時にはワイヤの引き出し力によりワイヤリールを上記バネのバネ力に抗してブレーキパッドから離反するように移動させ、ワイヤの引き出し終了後には、上記バネのバネ力により反対側に移動させてワイヤリールの周縁部をブレーキパッドに係合させることによりワイヤリールの回転にブレーキをかけることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2はそれぞれ鉄筋結束機における結束機構の概要を示す側面図及び平面図で、同図において符号1は結束機本体、2は結束機本体1の後部に回転自在に設けたワイヤリールを示す。結束機本体1にはワイヤ3の通路(図示せず)が形成され、通路にはワイヤ3を前方に送り出す送り手段5が配置され、また結束機本体1の前部にはワイヤ3をループ状に曲がるように案内するガイド6が設けられている。また、結束機本体1には鉄筋7の周囲に巻き付けられたワイヤ3に係合して捩る捩り用フック8が形成され、この捩り用フック8はモータ9によって駆動されるように構成されている。なお、上記送り手段5も図示しない別のモータによって駆動される。
【0008】
上記鉄筋結束機は一対の歯車5a、5bによる送り手段5によってワイヤ3リール2から所定の長さのワイヤ3を引き出して交差された鉄筋7の周囲に巻き回した後、送り手段5からの信号に基づいて捩り用モータ9が作動し、捩り用フック8を駆動してワイヤ3を捩って結束するものである。
【0009】
次に、図2に示されるように上記ワイヤリール2はドラム2aとフランジ2bとからなり、フランジ2bの周縁部には鋸歯状の係合部4が形成されている。そして、ワイヤリール2は結束機本体1の後部一側に形成された収納部10に着脱自在に収納配置されている。この収納部10にはワイヤリール2に対するブレーキ機構が設けられている。
【0010】
すなわち、図2、図3に示されるようにワイヤリール2の軸11は上記収納部の両側壁に形成された凹部12に係合している。この軸受け用凹部12は前後方向(ワイヤ3の引き出し方向)に長く形成され、このためワイヤリール2は前後方向に移動することができる。なお、ワイヤリール2の軸11の一端には凹部12の幅と略同じ幅の係合片13が形成され、この係合片13によって上記軸11は両側の凹部12に沿って円滑に移動することができる。また、係合片13と凹部12の前端面との間には圧縮バネ14が配置され、この圧縮バネ14のバネ力によりワイヤリール2は通常は凹部12の後方の移動端に位置するように付勢されている。なお、圧縮バネ14のバネ力は送り手段5によってワイヤ3が引き出される際にワイヤリール2が前方に移動する力よりも弱く設定されている。
【0011】
結束機本体には、ワイヤリール2の後方にブレーキパッド15が固定されている。このブレーキパッド15の前面にはワイヤリール2の周縁部の係合部4に対応する鋸歯状の係合面が形成されている。
【0012】
上記構成によれば、待機時はワイヤ3がワイヤリール2から引き出されていないので、ワイヤリール2は圧縮バネ14のバネ力により後方に移動し、図3のようにその周縁部の係合部はブレーキパッド15に係合している。このため、ワイヤリール2は回転できない。次に、ワイヤ3送り時にはワイヤ3送り手段5によりワイヤリール2のワイヤ3が引き出されるから、この引き出し力が圧縮バネ14のバネ力に勝り、ワイヤリール2は前方に(ワイヤ3引き出し側に)移動する。これにより図4に示すようにワイヤリール2とブレーキパッド15との係合が外れるので、ワイヤリール2は回転可能となり、ワイヤ3が前方に送り出される。そして、所定の長さのワイヤ3送りが終了すると、送り手段5が停止するので、ワイヤ3の引き出し力がゼロになり、ワイヤリール2は圧縮バネ14のバネ力により後方に移動して図3のようにその周縁部がブレーキパッド15に係合し、ワイヤリール2の回転にブレーキがかかり急停止する。再び、ワイヤ3送りがなされると、上述のようにブレーキが解除されて次段のワイヤ3送りが準備される。
【0013】
上述のように、所定の長さのワイヤ3の送り終了とほぼ同時に、ワイヤリール2が後方に移動してブレーキパッド15に係合してワイヤリール2にブレーキがかけられてその回転が急停止するので、ワイヤリール2が回転し過ぎてワイヤ3の径が膨らむことがなく、常にワイヤを円滑に送ることができ、従来のブレーキ機構のような消費電流の増加、モータの発熱、スピード低下等の不都合を良好に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄筋結束機の結束機構の概要を示す側面の縦断面図
【図2】ワイヤリールのブレーキ機構の概要を示す断面図
【図3】上記ブレーキ機構のワイヤ送り前及びワイヤ送り終了後の状態を示す側面の説明図
【図4】上記ブレーキ機構のワイヤ送り時の状態を示す側面の説明図
【図5】従来のブレーキ時のワイヤリールの状態説明図
【符号の説明】
2 ワイヤリール
3 結束用ワイヤ
5 送り手段
12 凹部
15 ブレーキパッド
Claims (1)
- 結束機本体の後部の収納部に回転自在に設けたワイヤリールから結束用ワイヤを結束機本体の前方に引き出して交差した鉄筋の周囲に巻き付け、捩って結束する鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構において、
上記収納部の両側壁に前後に長く形成した凹部に上記ワイヤリールの軸を軸受けさせることにより、上記ワイヤリールを前後方向に移動可能に配置し、ワイヤリールの後方にブレーキパッドを固定するとともに、上記ワイヤリールの周縁部を上記ブレーキパッドに係合するように後方に付勢するバネを上記凹部内に配置し、
ワイヤの引き出し時にはワイヤの引き出し力によりワイヤリールを上記バネのバネ力に抗してブレーキパッドから離反するように移動させ、ワイヤの引き出し終了後には、上記バネのバネ力により反対側に移動させてワイヤリールの周縁部をブレーキパッドに係合させることによりワイヤリールの回転にブレーキをかける
ことを特徴とする鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構。
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JP33657097A JP3582332B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP33657097A Expired - Fee Related JP3582332B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 鉄筋結束機におけるワイヤリールのブレーキ機構 |
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-
1997
- 1997-11-21 JP JP33657097A patent/JP3582332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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