JP6999297B2 - ワイヤリールおよびワイヤリールの製造方法 - Google Patents

ワイヤリールおよびワイヤリールの製造方法 Download PDF

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Description

本明細書で開示する技術は、鉄筋結束機用ワイヤリールおよび鉄筋結束機用ワイヤリールの製造方法に関する。
特許文献1には、リールと、リールに巻回されたワイヤを備える鉄筋結束機用ワイヤリールが開示されている。このワイヤリールでは、ワイヤに粘着性のあるコーティング剤を塗布した後にワイヤを巻回することで、リールに巻回されたワイヤの緩みを防止している。
特開平11-159145号公報
上記のワイヤリールを鉄筋結束機で使用する場合、ワイヤリールからワイヤを送り出すワイヤ送り機構や、ワイヤを案内するワイヤ案内機構などで、ワイヤのコーティング剤が剥がれ落ちてしまい、コーティング剤の剥離片が堆積したり、鉄筋結束機の内部に侵入したりするおそれがある。ワイヤにコーティング剤を塗布することなく、リールに巻回されたワイヤの緩みを防止することが可能な技術が期待されている。
本明細書は、リールと、リールに巻回されたワイヤを備える鉄筋結束機用ワイヤリールを開示する。鉄筋結束機用ワイヤリールは、後に巻回されたワイヤが、先に巻回されたワイヤより沈み込むことで、後に巻回されたワイヤと先に巻回されたワイヤが係合する係合部を有する。
上記の構成によれば、係合部において、後に巻回されたワイヤが、先に巻回されたワイヤと係合しており、リールから離れる方向に移動することが禁止されるので、リールに巻回されたワイヤが緩んでしまうことを防止することができる。上記の構成によれば、ワイヤにコーティング剤を塗布することなく、リールに巻回されたワイヤの緩みを防止することができる。
本明細書は、リールと、リールに巻回されたワイヤを備える鉄筋結束機用ワイヤリールの製造方法も開示する。その製造方法は、ワイヤの一端をリールに固定する工程と、リールを回転させながらワイヤを送り出すことで、リールにワイヤを巻回する工程と、リールを回転させながらワイヤの送り出しを停止することで、後に巻回されたワイヤを、先に巻回されたワイヤより沈み込ませて、後に巻回されたワイヤと先に巻回されたワイヤを係合させる工程を備えている。
上記の製造方法によれば、リールを回転させながらワイヤを送り出して、リールにワイヤを巻回した後に、リールを回転させながらワイヤの送り出しを停止することで、ワイヤに大きな張力を作用させて、それによって、後に巻回されたワイヤを、先に巻回されたワイヤより沈み込ませて、後に巻回されたワイヤと先に巻回されたワイヤを係合させることができる。上記の製造方法によれば、ワイヤにコーティング剤を塗布することなく、リールに巻回されたワイヤの緩みを防止することができる。
実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2を右上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2の結束機本体4の内部構造を右上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のワイヤ送り機構32を左上前方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2の結束機本体4の内部構造を左方から見た断面図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2の結束機本体4の内部構造を左前方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30を右上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のカバー116を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116が完全に閉じた状態の内部構造を上方から見た断面図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2の左アウタハウジング14と中継部材104を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116が完全に閉じた状態を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116が少し開いた状態を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116がさらに開いた状態を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116が完全に開いた状態を左上後方から見た斜視図である。 実施例のワイヤリール9が使用される鉄筋結束機2のリール支持機構30のカバー116が完全に開いた状態の内部構造を上方から見た断面図である。 実施例のワイヤリール9が鉄筋結束機2に装着される前の状態を示す斜視図である。 実施例のワイヤリール9のリール10の構成を示す斜視図である。 実施例のワイヤリール9において、ワイヤ11の一層目がリール10に巻回される様子を示す断面図である。 実施例のワイヤリール9において、ワイヤ11の二層目がリール10に巻回される様子を示す断面図である。 実施例のワイヤリール9を製造する様子を示す斜視図である。 実施例のワイヤリール9において、ワイヤ11の係合部11bを形成する様子を示す断面図である。 実施例のワイヤリール9において、ワイヤ11の係合部11bを形成する様子を示す断面図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、リールは、ワイヤが巻回される胴部と、胴部の両端に設けられた鍔部を備えていてもよい。
上記の構成によれば、胴部に巻回されたワイヤの胴部に沿う方向への移動が、両側の鍔部によって規制されるので、後に巻回されたワイヤを先に巻回されたワイヤより沈み込ませた時に、後に巻回されたワイヤと先に巻回されたワイヤを確実に係合させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態では、係合部において、後に巻回されたワイヤが、先に巻回されたワイヤと、鍔部に係合していてもよい。
上記の構成によれば、後に巻回されたワイヤを先に巻回されたワイヤより沈み込ませる際に、鍔部をガイドとして利用することができ、後に巻回されたワイヤを先に巻回されたワイヤより沈み込ませることが容易となる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、鍔部の少なくとも一部は、弾性材料からなってもよい。
上記の構成によれば、鍔部が弾性変形することで、後に巻回されたワイヤを先に巻回されたワイヤより沈み込ませることが容易となる。また、上記の構成によれば、鍔部の弾性復元力によって、後に巻回されたワイヤと先に巻回されたワイヤの係合が維持されるので、リールに巻回されたワイヤの緩みをより確実に防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ワイヤの先端からワイヤの係合部までの長さは、所定長さ以上であってもよい。
上記の構成では、ワイヤの先端からワイヤの係合部までの長さを、例えば、使用者が鉄筋結束機にリールおよびワイヤをセットする作業において引き出す必要があるワイヤの長さより長くしておくことで、使用者が鉄筋結束機にリールおよびワイヤをセットする作業を行っている間に、ワイヤが緩んでしまうことを防止することができる。
(実施例)
図17に示す本実施例のワイヤリール9は、リール10と、リール10に巻回されたワイヤ11を備えている。ワイヤリール9は、図1に示す鉄筋結束機2に装着されて使用される。鉄筋結束機2は、複数の鉄筋Rをワイヤ11によって結束するための電動工具である。
図1、図2に示すように、鉄筋結束機2は、結束機本体4と、結束機本体4の下部に設けられたグリップ6と、グリップ6の下部に設けられたバッテリ取り付け部8を備えている。グリップ6の前方上部には、トリガ7が設けられている。バッテリ取り付け部8の下部には、バッテリBが着脱可能に取り付けられている。結束機本体4と、グリップ6と、バッテリ取り付け部8は、右アウタハウジング12と、左アウタハウジング14を組み合わせることにより、一体的に形成されている。また、結束機本体4は、右アウタハウジング12と左アウタハウジング14の間に、インナハウジング16を備えている。右アウタハウジング12、左アウタハウジング14およびインナハウジング16は、それぞれハウジングプレートということができる。結束機本体4の上面には、第1操作表示部18が設けられている。第1操作表示部18には、鉄筋結束機2の電源のオン/オフを切り換えるメインスイッチ20および鉄筋結束機2の電源のオン/オフの状態を表示する主電源LED22が設けられている。バッテリ取り付け部8の前方上面には、第2操作表示部24が設けられている。第2操作表示部24には、ワイヤ11の送り出し量や捩り強さなどを設定する設定ボタン26および設定ボタン26によって設定された内容を表示する表示部28が設けられている。バッテリB、トリガ7、第1操作表示部18および第2操作表示部24は、後述する制御基板134に接続されている。
図3-図6に示すように、結束機本体4は、主に、リール支持機構30(図3参照)と、ワイヤ送り機構32(図3、図4参照)と、ワイヤ案内機構34(図5、図6参照)と、ブレーキ機構36(図3参照)と、ワイヤ切断機構38(図5参照)と、ワイヤ捩り機構40(図5、図6参照)と、制御基板134(図3、図5、図6参照)を備えている。なお、図示の明瞭化のため、図3では、右アウタハウジング12、カバー116(詳細は後述する)の図示を省略しており、図4では、カバー116の図示を省略しており、図6では、左アウタハウジング14、カバー116の図示を省略している。また、図3-図6では、鉄筋結束機2の内部の配線の図示も省略している。制御基板134は、結束機本体4の中央下部にインナハウジング16を跨いで配置されている。制御基板134の一部は、インナハウジング16から見て一方の側(右アウタハウジング12側)に配置されており、制御基板134の別の一部は、インナハウジング16から見て他方の側(左アウタハウジング14側)に配置されている。
図3に示すリール支持機構30は、リール10を着脱可能に支持する第1状態と、リール10を着脱不能に支持する第2状態の間で切換可能である。リール支持機構30の詳細については、後述する。
図3、図4に示すワイヤ送り機構32は、第2状態のリール支持機構30(図3参照)に支持されたリール10から供給されるワイヤ11を、結束機本体4の前方のワイヤ案内機構34(図5、図6参照)へと送り出す。ワイヤ送り機構32は、ガイド部材42と、ベース部材43と、送りモータ44と、主動ギヤ46と、減速機構47と、従動ギヤ48と、リリースレバー50と、圧縮バネ52と、レバーホルダ54と、固定レバー56を備えている。ガイド部材42は、後端が広く先端が狭い円錐台形状の貫通孔42aを備えている。ガイド部材42は、ベース部材43に固定されている。主動ギヤ46と従動ギヤ48は、ガイド部材42よりも前方に配置されている。主動ギヤ46は、減速機構47を介して送りモータ44に連結されており、送りモータ44の駆動によって回転する。送りモータ44は、図示しない配線によって制御基板134に接続されている。制御基板134は、送りモータ44の動作を制御することができる。主動ギヤ46の側面には、高さ方向中央で周方向に伸びるV字形状溝46aが形成されている。図4に示すように、従動ギヤ48は、リリースレバー50のギヤアーム50aに回転可能に支持されている。従動ギヤ48の側面には、高さ方向中央で周方向に伸びるV字形状溝48aが形成されている。リリースレバー50は、ギヤアーム50aと、操作アーム50bを備える、略L字型の部材である。リリースレバー50は、揺動軸50cを介してベース部材43に揺動可能に支持されている。リリースレバー50の操作アーム50bは、圧縮バネ52を介してレバーホルダ54のバネ受け部54aに連結している。レバーホルダ54は、インナハウジング16と左アウタハウジング14に挟み込まれて固定されている。圧縮バネ52は、操作アーム50bをバネ受け部54aから離れる方向に付勢する。通常時は、圧縮バネ52の付勢力によって、リリースレバー50に従動ギヤ48を主動ギヤ46に近づける方向のトルクが作用し、従動ギヤ48が主動ギヤ46に押し当てられている。これによって、従動ギヤ48の側面の歯と主動ギヤ46の側面の歯が係合するとともに、主動ギヤ46のV字形状溝46aと従動ギヤ48のV字形状溝48aの間に、ワイヤ11が挟持される。この状態で、送りモータ44が主動ギヤ46を回転させると、従動ギヤ48が逆方向に回転するとともに、主動ギヤ46と従動ギヤ48により挟持されたワイヤ11がワイヤ案内機構34へと送り出され、リール10からワイヤ11が引き出される。
固定レバー56は、揺動軸56aを介してレバーホルダ54に揺動可能に支持されている。固定レバー56は、図示しない捩りバネによって、リリースレバー50の操作アーム50bに当接する方向に付勢されている。固定レバー56には、リリースレバー50の操作アーム50bの先端と係合する凹部56bが形成されている。
鉄筋結束機2の使用者が、圧縮バネ52の付勢力に抗して操作アーム50bを押し込むと、リリースレバー50が揺動軸50cの周りで揺動して、従動ギヤ48が主動ギヤ46から離反する。この際に、固定レバー56が揺動軸56aの周りで揺動して、操作アーム50bの先端が凹部56bに係合することで、操作アーム50bは押し込まれた状態で保持される。リール10に巻回されたワイヤ11をワイヤ送り機構32にセットする際には、使用者は、操作アーム50bを押し込んで従動ギヤ48を主動ギヤ46から離反させ、その状態でリール10から引き出したワイヤ11の先端11aをガイド部材42の貫通孔42aを通して主動ギヤ46と従動ギヤ48の間に配置させる。そして、使用者が固定レバー56を操作アーム50bから離反する方向に揺動させると、リリースレバー50が揺動軸50cの周りで揺動して、従動ギヤ48が主動ギヤ46に係合するとともに、主動ギヤ46のV字形状溝46aと従動ギヤ48のV字形状溝48aの間にワイヤ11が挟持される。
図5、図6に示すワイヤ案内機構34は、ワイヤ送り機構32から送られたワイヤ11を、鉄筋Rの周囲に円環状に案内する。ワイヤ案内機構34は、案内パイプ58と、上側カールガイド60と、下側カールガイド62を備えている。案内パイプ58の後方側の端部は、主動ギヤ46と従動ギヤ48の間に向けて開口している。ワイヤ送り機構32から送られたワイヤ11は、案内パイプ58の内部へと送り込まれる。案内パイプ58の前方側の端部は、上側カールガイド60の内部に向けて開口している。上側カールガイド60には、案内パイプ58から送られるワイヤ11を案内するための第1案内通路64と、下側カールガイド62から送られるワイヤ11を案内するための第2案内通路66(図6参照)が設けられている。
図5に示すように、第1案内通路64には、ワイヤ11に下向きの巻きぐせをつけるようにワイヤ11を案内する複数の案内ピン68と、後述するワイヤ切断機構38の一部を構成するカッタ70が設けられている。案内パイプ58から送られたワイヤ11は、第1案内通路64において案内ピン68で案内され、カッタ70を通過して、上側カールガイド60の前端から下側カールガイド62に向けて送られる。なお、カッタ70を通過した後のワイヤ11は、使用者が上側カールガイド60を下方から覗き込むことで視認可能である。
図6に示すように、下側カールガイド62には、第3案内通路72が設けられている。第3案内通路72は、上側カールガイド60の前端から送られたワイヤ11を案内する右側案内壁72aおよび左側案内壁72bを備えている。下側カールガイド62により案内されたワイヤ11は、上側カールガイド60の第2案内通路66の後端に向けて送られる。
上側カールガイド60の第2案内通路66には、下側カールガイド62から送られたワイヤ11を案内して、上側カールガイド60の前端から下側カールガイド62に向けて送る、上側案内壁74が設けられている。
上側カールガイド60と下側カールガイド62によって、ワイヤ送り機構32から送られたワイヤ11は、鉄筋Rの周囲に円環状に巻回される。ワイヤ送り機構32は、使用者によって設定されたワイヤ11の送り出し量だけワイヤ11を送り出すと、送りモータ44を停止してワイヤ11の送り出しを停止する。
図3に示すブレーキ機構36は、ワイヤ送り機構32がワイヤ11の送り出しを停止するのと連動して、リール10の回転を停止する。ブレーキ機構36は、ソレノイド76と、リンク78と、ブレーキアーム80と、捩りバネ81を備えている。ブレーキ機構36のソレノイド76は、図示しない配線によって制御基板134に接続されている。制御基板134は、ブレーキ機構36の動作を制御することができる。リール10には、ブレーキアーム80が係合する係合部10aが、周方向に所定の角度間隔で形成されている。ソレノイド76への通電がされていない状態では、捩りバネ81の付勢力によってブレーキアーム80がリール10の係合部10aから離反している。ソレノイド76への通電がされた状態では、リンク78を介してブレーキアーム80が捩りバネ81の付勢力に抗して回動し、ブレーキアーム80がリール10の係合部10aに係合する。ブレーキ機構36は、ワイヤ送り機構32がワイヤ11の送り出しを行なう際には、ソレノイド76へ通電せずに、ブレーキアーム80をリール10の係合部10aから離反させている。これにより、リール10は自由に回転することができ、ワイヤ送り機構32はリール10からワイヤ11を引き出すことができる。また、ブレーキ機構36は、ワイヤ送り機構32がワイヤ11の送り出しを停止する際には、ソレノイド76へ通電して、ブレーキアーム80をリール10の係合部10aに係合させる。これにより、リール10の回転が禁止される。これによって、ワイヤ送り機構32がワイヤ11の送り出しを停止した後も、リール10が慣性により回転し続け、リール10とワイヤ送り機構32の間でワイヤ11が弛緩してしまうことを防ぐことができる。
図5に示すワイヤ切断機構38は、ワイヤ11を鉄筋Rの周囲に巻回した状態で、ワイヤ11を切断する。ワイヤ切断機構38は、カッタ70と、リンク82を備えている。リンク82は、後述するワイヤ捩り機構40と連動して、カッタ70を回転させる。カッタ70が回転することによって、カッタ70の内部を通過するワイヤ11が切断される。
図6に示すワイヤ捩り機構40は、鉄筋Rの周囲に巻回されたワイヤ11を捩ることで、鉄筋Rをワイヤ11で結束する。ワイヤ捩り機構40は、捩りモータ84と、減速機構86と、スクリューシャフト88(図5参照)と、スリーブ90と、一対のフック92を備えている。
捩りモータ84の回転は、減速機構86を介して、スクリューシャフト88に伝達される。捩りモータ84は、順方向および逆方向に回転可能であり、それに応じて、スクリューシャフト88も、順方向および逆方向に回転可能である。捩りモータ84は、図示しない配線によって制御基板134に接続されている。制御基板134は、捩りモータ84の動作を制御することができる。スリーブ90はスクリューシャフト88の周囲を覆うように配置されている。スリーブ90の回転が禁止されている状態では、スクリューシャフト88が順方向に回転すると、スリーブ90が前方に向けて移動し、スクリューシャフト88が逆方向に回転すると、スリーブ90が後方に向けて移動する。また、スリーブ90の回転が許容されている状態で、スクリューシャフト88が回転すると、スリーブ90はスクリューシャフト88と共に回転する。また、スリーブ90が初期位置から所定の位置まで前進すると、ワイヤ切断機構38のリンク82がカッタ70を回転させる。一対のフック92はスリーブ90の前端に設けられており、スリーブ90の前後方向の位置に応じて開閉する。スリーブ90が前方に移動すると、一対のフック92が閉じて、ワイヤ11を把持する。逆に、スリーブ90が後方に移動すると、一対のフック92が開いて、ワイヤ11を解放する。
ワイヤ捩り機構40は、鉄筋Rの周囲にワイヤ11が巻回された状態で、捩りモータ84を回転させる。この際、スリーブ90の回転は禁止されており、スクリューシャフト88の回転によってスリーブ90が前進するとともに一対のフック92が前進し、一対のフック92が閉じてワイヤ11を把持する。そして、スリーブ90の回転が許容されると、スクリューシャフト88の回転によってスリーブ90が回転するとともに一対のフック92が回転する。これによって、ワイヤ11が捩られて、鉄筋Rが結束される。ワイヤ11の捩り強さは、使用者が予め設定しておくことができる。ワイヤ捩り機構40は、設定された捩り強さまでワイヤ11を捩ると、捩りモータ84を逆方向に回転させる。この際、スリーブ90の回転は禁止されており、スクリューシャフト88の回転によってスリーブ90が後退するとともに一対のフック92が開きながら後退して、ワイヤ11が解放される。その後、初期位置まで一対のフック92が後退するとともに、スリーブ90の回転が許容されて、一対のフック92が初期角度に戻る。
図1に示すように、使用者が、上側カールガイド60と下側カールガイド62の間に複数の鉄筋Rが位置するように鉄筋結束機2を配置して、トリガ7を引き操作すると、鉄筋結束機2は、ワイヤ送り機構32、ワイヤ案内機構34およびブレーキ機構36によって、ワイヤ11を鉄筋Rの周囲に巻回するとともに、ワイヤ切断機構38およびワイヤ捩り機構40によって、ワイヤ11を切断して、鉄筋Rに巻回されたワイヤ11を捩る、一連の動作を実行する。
以下ではリール支持機構30の詳細について説明する。図7-図11に示すように、リール支持機構30は、リール装填室94と、固定軸受部96と、カバー保持部98と、可動軸受部100と、カバー116(図9参照)を備えている。なお、図示の明瞭化のために、図7、図8では、ワイヤリール9、カバー116の図示を省略している。
リール装填室94は、内部にワイヤリール9を載置可能な形状に形成されている。リール装填室94は上方が開口しており、上方からワイヤリール9を出し入れ可能である。リール装填室94の前面は、インナハウジング16によって規定されている。リール装填室94の右面は、右アウタハウジング12と、インナハウジング16によって規定されている。リール装填室94の左面は、左アウタハウジング14によって規定されている。リール装填室94の後面および底面は、右アウタハウジング12と、左アウタハウジング14と、インナハウジング16によって規定されている。結束機本体4の前後方向に関して、リール装填室94の前面、底面および後面は、下に凸な円弧形状を形成している。このため、リール装填室94にワイヤリール9を装填すると、ワイヤリール9はリール装填室94の底面の最下部に載置される。
図7に示すように、固定軸受部96は、リール装填室94の右面からリール装填室94の内部に突出するように配置されている。具体的には、固定軸受部96は、インナハウジング16の左アウタハウジング14と対向する面に、左アウタハウジング14に向けて突出するように配置されている。本実施例では、固定軸受部96はインナハウジング16と一体的に形成されている。固定軸受部96は、円筒形状の外形を有している。固定軸受部96の円筒形状の中心軸は、結束機本体4の左右方向と略一致している。固定軸受部96の先端の角部は、テーパ形状を有している。図10に示すように、リール10の固定軸受部96に対向する側の面の中央には、円筒形状の軸受溝10bが形成されている。固定軸受部96は、リール10の軸受溝10bに係合して、リール10を回転可能に支持する。
図8に示すように、カバー保持部98は、右アウタハウジング12の外面に配置されている。本実施例では、カバー保持部98は、右アウタハウジング12と一体的に形成されている。カバー保持部98は、円筒形状の外形を有している。カバー保持部98の円筒形状の中心軸は、固定軸受部96の円筒形状の中心軸と略一致している。
可動軸受部100は、リール装填室94の左面に配置されている。具体的には、可動軸受部100は、左アウタハウジング14を貫通するように配置されている。図10に示すように、可動軸受部100は、軸受部材102と、中継部材104と、カバー保持部材106と、圧縮バネ108を備えている。
図8に示すように、軸受部材102は、リール装填室94の左面からリール装填室94の内部に突出するように配置されている。軸受部材102は、円筒形状の外形を有している。軸受部材102の先端の角部は、テーパ形状を有している。軸受部材102の円筒形状の中心軸は、固定軸受部96の円筒形状の中心軸と略一致している。なお、以下では、軸受部材102の円筒形状の中心軸を、可動軸受部100の中心軸ともいう。図10に示すように、リール10の軸受部材102に対向する側の面の中央には、円筒形状の軸受溝10cが形成されている。軸受部材102は、リール10の軸受溝10cに係合して、リール10を回転可能に支持する。軸受部材102は、締結具110を介して中継部材104に固定されている。
図11に示すように、中継部材104は、左アウタハウジング14に形成された貫通穴14aを貫通して左アウタハウジング14に支持されている。中継部材104は、可動軸受部100の中心軸方向(すなわち、結束機本体4の左右方向)に摺動可能に、左アウタハウジング14に支持されている。中継部材104の外側面には、可動軸受部100の中心軸方向に沿って伸びる凸部104aが形成されており、貫通穴14aには、凸部104aに対応する凹部14bが形成されている。このため、中継部材104は、可動軸受部100の中心軸周り(すなわち、結束機本体4の左右方向周り)に回転不能に、左アウタハウジング14に支持されている。図10に示すように、中継部材104は、締結具112を介してカバー保持部材106に固定されている。
図7に示すように、カバー保持部材106は、左アウタハウジング14の外側に配置されている。カバー保持部材106は、円筒形状の外形を有している。カバー保持部材106の円筒形状の中心軸は、軸受部材102の円筒形状の中心軸と略一致している。また、カバー保持部材106の円筒形状の外側面には、周方向に所定の角度間隔で、カム突起106aが形成されている。
図10に示すように、圧縮バネ108は、左アウタハウジング14と軸受部材102を連結している。圧縮バネ108は、軸受部材102を、固定軸受部96に近づく方向に付勢する。
図9に示すように、カバー116は、カバー本体116aと、右側取付部116bと、左側取付部116cを備えている。カバー本体116aは、リール装填室94の上方と、ワイヤ送り機構32の上方を覆う形状に形成されている。より具体的には、カバー本体116aは、リール装填室94内のワイヤリール9と、ワイヤ送り機構32のガイド部材42、ベース部材43、主動ギヤ46、従動ギヤ48を、上方で覆う形状に形成されている。カバー本体116aがリール装填室94の上方を覆うことによって、ワイヤ11が弛緩してリール10から外れてしまうことを防ぐとともに、外部から水、塵、砂などがリール装填室94内に侵入することを防ぐことができる。カバー本体116aがワイヤ送り機構32の上方を覆うことによって、外部から水、塵、砂などがワイヤ送り機構32に侵入することを防ぐことができる。カバー本体116aは、鉄筋結束機2の使用者がカバー116の開閉操作をしやすいように、左右から掴みやすい形状に形成されている。なお、カバー本体116aに、使用者がカバー116を後方に引き起こす際に指を掛ける凸部または凹部が形成されていてもよい。また、カバー本体116aは、カバー116を閉じた状態であっても使用者がワイヤリール9の状態を外部から視認できるように、透明な材料によって形成されている。
右側取付部116bは、図8に示すカバー保持部98の外側面に摺動可能に取付可能な円環形状に形成されている。左側取付部116cは、図7に示す可動軸受部100のカバー保持部材106の外側面に摺動可能に取付可能な円環形状に形成されている。また、左側取付部116cには、カバー保持部材106のカム突起106aに対応して、周方向に所定の角度間隔で、カム溝116dが形成されている。カム溝116dは、カバー116が完全に閉じた状態のときに、カム突起106aが完全に内部に入り込む位置および形状に形成されている。また、カム溝116dは、カバー116が完全に開いた状態のときに、カム突起106aから外れた位置となるように配置されている。カム突起106aとカム溝116dは、カム機構を構成している。
図12に示すように、カバー116が完全に閉じた状態においては、圧縮バネ108によって、軸受部材102と、中継部材104と、カバー保持部材106に、結束機本体4の右方向(すなわち、固定軸受部96に近づく方向)に向けた付勢力が作用しており、カム突起106aをカム溝116dの内部に押し込む方向の力が作用している。すなわち、カバー116が閉じた状態においては、圧縮バネ108の付勢力によって、カバー116を閉じた状態が維持されている。この状態から、鉄筋結束機2の使用者が、カバー本体116aを掴んで、圧縮バネ108の付勢力に抗してカバー本体116aを後方に引き起こすと、右側取付部116bがカバー保持部98に対して摺動しながら回動するとともに、左側取付部116cがカバー保持部材106に対して摺動しながら回動する。この際に、図13に示すように、カム突起106aがカム溝116dから徐々に押し出されていき、カバー保持部材106、中継部材104および軸受部材102が、結束機本体4の左方向(すなわち、固定軸受部96から離れる方向)に一体的に移動していく。なお、この状態で鉄筋結束機2の使用者がカバー本体116aから手を離すと、圧縮バネ108の付勢力によってカム突起106aをカム溝116dの内部に押し込む方向の力が作用し、カバー116が閉じる方向に回動して、カバー116は閉じた状態に戻る。図13に示す状態から、鉄筋結束機2の使用者が、圧縮バネ108の付勢力に抗してカバー本体116aをさらに後方に引き起こすと、図14に示すように、カム突起106aがカム溝116dから完全に抜け出た状態となり、カム突起106aは左側取付部116cのカム溝116dが形成されていない箇所に当接して摺動する。なお、この状態で鉄筋結束機2の使用者がカバー本体116aから手を離しても、カム突起106aはカム溝116dから外れた位置にあるため、圧縮バネ108の付勢力がカバー116を閉じる方向の力として作用することはなく、カバー116は現在の開き角度をそのまま維持する。図14に示す状態から、鉄筋結束機2の使用者が、カバー本体116aをさらに後方に引き起こすと、図15に示すように、カバー116が完全に開いた状態となる。
図15に示すカバー116が完全に開いた状態から、鉄筋結束機2の使用者が、カバー本体116aを掴んで、カバー本体116aを前方に押し倒すと、右側取付部116bがカバー保持部98に対して摺動しながら回動するとともに、左側取付部116cがカバー保持部材106に対して摺動しながら回動する。そして、図14、図13に示すように、カバー116の回動によって、カム突起106aがカム溝116dから完全に抜け出た状態から、カム突起106aがカム溝116dに入り込んだ状態となると、圧縮バネ108の付勢力によって、軸受部材102と、中継部材104と、カバー保持部材106が、結束機本体4の右方向(すなわち、固定軸受部96に近づく方向)に向けて一体的に移動する。また、圧縮バネ108の付勢力によって、カム突起106aをカム溝116dの内部に押し込む方向の力が作用するので、鉄筋結束機2の使用者がカバー本体116aから手を離しても、カバー116は閉じる方向に回動して、図12に示すように、カバー116は完全に閉じた状態となる。
鉄筋結束機2にワイヤリール9を装着する手順について説明する。まず、使用者は、カバー116を開いた状態として、ワイヤリール9をリール装填室94の上に載置する。図16に示すように、この時点では、軸受部材102はワイヤリール9のリール装填室94への出し入れの際にリール10と干渉しない位置に配置されており、リール10は固定軸受部96や軸受部材102と係合することなく、リール装填室94の底面上に載置される。この状態において、ワイヤリール9はリール支持機構30に着脱可能に支持されているといえる。その後、使用者は、リール10からワイヤ11を引き出し、ワイヤ送り機構32にワイヤ11をセットする。その後、使用者がカバー116を閉じると、軸受部材102が固定軸受部96に近づく方向にリール10の軸受溝10cと係合する位置まで移動し、図10に示すように、軸受部材102がリール10の軸受溝10cに係合するとともに、リール10の軸受溝10bが固定軸受部96に係合することで、ワイヤリール9がリール支持機構30に着脱不能に支持される。
図10に示すように、鉄筋結束機2にワイヤリール9が装着された状態では、固定軸受部96と軸受部材102によってリール10が回転可能に支持されている。ワイヤ送り機構32によってリール10からワイヤ11が引き出される際には、固定軸受部96に対してリール10が摺動し、かつ軸受部材102に対してリール10が摺動して、リール10が回転する。なお、固定軸受部96をインナハウジング16に対して回転可能として、固定軸受部96に対してリール10が摺動することなくリール10が回転するように構成してもよいし、軸受部材102に対してリール10が摺動することなくリール10が回転するように構成してもよい。
鉄筋結束機2からワイヤリール9を取り外す手順について説明する。使用者が、カバー116を開くと、軸受部材102が固定軸受部96から離れる方向に移動することで、軸受部材102がリール10の軸受溝10cから離反するとともに、リール10の軸受溝10bが固定軸受部96から離反して、リール10はリール装填室94の底面上に載置された状態となる。図16に示すように、この状態では、軸受部材102は、ワイヤリール9のリール装填室94への出し入れの際にリール10と干渉しない位置まで移動している。使用者は、リール10から伸びるワイヤ11をワイヤ送り機構32から取り外した後、ワイヤリール9をリール装填室94から取り出すことができる。
以下ではワイヤリール9の製造方法について説明する。図18に示すように、ワイヤリール9のリール10は、ワイヤ11が巻回される胴部150と、胴部150の両端に設けられた鍔部152、154を備えている。リール10は弾性材料である樹脂製であり、胴部150と鍔部152、154は一体的に継ぎ目なく形成されている。胴部150は、略円筒形状を有している。鍔部152、154は、略円盤形状を有している。一方の鍔部152には、係合部10aと、軸受溝10b(図10、図16参照)が形成されている。他方の鍔部154には、軸受溝10cが形成されている。胴部150の中心軸と、鍔部152、154の中心軸は、リール10が鉄筋結束機2の固定軸受部96と軸受部材102によって回転可能に支持された時の回転軸に略一致する。
ワイヤリール9において、ワイヤ11は、リール10の胴部150に多層で巻回されている。図19に示すように、ワイヤ11は、一層目において、リール10の胴部150の外周面上に、一方の鍔部152から他方の鍔部154に向かう螺旋状に巻回されている。図20に示すように、ワイヤ11は、一層目が他方の鍔部154まで到達した箇所から二層目に移行し、胴部150にすでに巻回されたワイヤ11(すなわち一層目のワイヤ11)の外周面上に、他方の鍔部154から一方の鍔部152に向かう螺旋状に巻回されている。ワイヤ11はさらに、二層目が他方の鍔部154まで到達した箇所から三層目に移行し、胴部150にすでに巻回されたワイヤ11(すなわち二層目のワイヤ11)の外周面上に、一方の鍔部152から他方の鍔部154に向かう螺旋状に巻回されている。このように、本実施例のワイヤリール9において、ワイヤ11はリール10の胴部150に、多層に巻回されている。
図17に示すように、未使用のワイヤリール9においては、ワイヤ11の先端11aから所定長さLの位置に、係合部11bが形成されている。係合部11bでは、後に巻回されたワイヤ11が、先に巻回されたワイヤ11より沈み込むことで、後に巻回されたワイヤ11と先に巻回されたワイヤ11が係合しており、後に巻回されたワイヤ11の胴部150から離れる方向への移動(すなわち、胴部150の半径方向外側に向けた移動)が禁止されている。言い換えると、係合部11bでは、先端11aからの長さが短い箇所のワイヤ11が、先端11aからの長さが長い箇所のワイヤ11よりも沈み込むことで、先端11aからの長さが長い箇所のワイヤ11と係合して、胴部150から離れる方向への移動が禁止されている。本実施例のワイヤリール9は、係合部11bを有することによって、鉄筋結束機2にリール10およびワイヤ11をセットする前にワイヤ11が緩んでしまうことを防止することができる。なお、ワイヤ11の係合部11bは、使用者が後に巻回されたワイヤ11(すなわち、先に巻回されたワイヤ11より沈み込んでいるワイヤ11)を胴部150から離れる方向へ強く引くことで解くこともできるし、鉄筋結束機2にリール10およびワイヤ11をセットして、送りモータ44の駆動によってリール10からワイヤ11を引き出すことで解くこともできる。
図21に示すように、ワイヤリール9を製造する際には、まずワイヤ11が巻回されていないリール10を準備して、リール10をリール保持治具160に取り付ける。そして、ワイヤ供給源(図示せず)から供給されるワイヤ11の先端を、ワイヤ送り治具162を介して、リール10の胴部150に固定する。その後、リール保持治具160によってリール10を回転させながら、ワイヤ送り治具162によってワイヤ11の送り位置を上下方向(胴部150の中心軸方向に沿う方向)に往復移動させることで、ワイヤ11がリール10の胴部150に巻回されていく。
図22に示すように、ワイヤ11がリール10の胴部150に十分に巻回されると、リール保持治具160によってリール10を回転させつつ、ワイヤ送り治具162によってワイヤ11を拘束して、ワイヤ11の送り出しを停止する。これによって、リール保持治具160とワイヤ送り治具162の間のワイヤ11に大きな張力が作用し、図23に示すように、ワイヤ送り治具162からの張力を受けたワイヤ11’が、すでに巻回された下層側のワイヤ11を押しのけるようにして、胴部150に向けて沈み込みながら巻回される。これによって、後に巻回されたワイヤ11’が、先に巻回されたワイヤ11と係合して、係合部11bが形成される。その後、リール保持治具160によってリール10を回転させつつ、ワイヤ送り治具162によるワイヤ11の拘束を解除して、ワイヤ11の送り出しを再び行う。係合部11bから所定長さの箇所でワイヤ11を切断することで、ワイヤリール9が完成する。
ワイヤリール9における、ワイヤ11の先端11aから係合部11bまでの長さについては、種々の長さとすることができる。例えば、ワイヤ11の先端11aから係合部11bまでの長さを、ワイヤリール9が鉄筋結束機2に装着された時の、リール10からのワイヤ11の送り出し位置から主動ギヤ46および従動ギヤ48による挟持位置までの長さ(例えば80mm)以上としてもよい。この場合、使用者がワイヤリール9をリール装填室94上に載置して、リール10から引き出したワイヤ11の先端11aを、ガイド部材42の貫通孔42aを通して主動ギヤ46と従動ギヤ48の間に配置するまでの間、係合部11bによってワイヤ11の緩みが防止されるので、使用者の作業性を向上することができる。あるいは、ワイヤ11の先端11aから係合部11bまでの長さを、ワイヤリール9が鉄筋結束機2に装着された時の、リール10からのワイヤ11の送り出し位置からカッタ70の通過位置までの長さ(例えば270mm)以上としてもよい。ワイヤ11の先端11aがカッタ70の通過位置に到達するようにワイヤ11をセットする場合、使用者が上側カールガイド60を下方から覗き込むことでワイヤ11の先端11aがカッタ70を通過していることを視認でき、かつ最初の結束動作におけるワイヤ11の長さを確保することができる。上記の構成によれば、ワイヤ11の先端11aがカッタ70の通過位置に到達するようにワイヤ11をセットするまでの間、係合部11bによってワイヤ11の緩みが防止されるので、使用者の作業性を向上することができる。あるいは、ワイヤ11の先端11aから係合部11bまでの長さを、ワイヤリール9が鉄筋結束機2に装着された時の、リール10からのワイヤ11の送り出し位置から上側カールガイド60の通過位置までの長さ(例えば300mm)以上としてもよい。ワイヤ11の先端11aが上側カールガイド60の通過位置に到達するようにワイヤ11をセットする場合、使用者はワイヤ11の先端11aが上側カールガイド60を通過していることを容易に視認でき、かつ最初の結束動作におけるワイヤ11の長さを確保することができる。上記の構成によれば、ワイヤ11の先端11aが上側カールガイド60の通過位置に到達するようにワイヤ11をセットするまでの間、係合部11bによってワイヤ11の緩みが防止されるので、使用者の作業性を向上することができる。上記の何れの場合についても、使用者がワイヤリール9をリール装填室94上に載置して、リール10から引き出したワイヤ11をセットし、カバー116を閉じると、軸受部材102がリール10の軸受溝10cに係合するとともに、リール10の軸受溝10bが固定軸受部96に係合することで、固定軸受部96と軸受部材102によってリール10が回転可能に支持される。従って、その後にリール10からワイヤ11が引き出されて、係合部11bが解けた場合でも、緩んだワイヤ11がリール10の回転軸に絡んでしまうことがない。
以上のように、本実施例のワイヤリール9は、鉄筋結束機2で使用されるものであって、リール10と、リール10に巻回されたワイヤ11を備えている。ワイヤリール9は、後に巻回されたワイヤ11’が、先に巻回されたワイヤ11より沈み込むことで、後に巻回されたワイヤ11’と先に巻回されたワイヤ11が係合する係合部11bを有している。この構成によれば、係合部11bにおいて、後に巻回されたワイヤ11’が、先に巻回されたワイヤ11と係合しており、リール10から離れる方向に移動することが禁止されるので、リール10に巻回されたワイヤ11が緩んでしまうことを防止することができる。この構成によれば、ワイヤ11にコーティング剤を塗布することなく、リール10に巻回されたワイヤ11の緩みを防止することができる。
本実施例のワイヤリール9では、リール10は、ワイヤ11が巻回される胴部150と、胴部150の両端に設けられた鍔部152、154を備えている。この構成によれば、胴部150に巻回されたワイヤ11の胴部150に沿う方向への移動が、両側の鍔部152、154によって規制されるので、後に巻回されたワイヤ11’を先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませた時に、後に巻回されたワイヤ11’と先に巻回されたワイヤ11を確実に係合させることができる。
本実施例のワイヤリール9では、係合部11bにおいて、後に巻回されたワイヤ11’が、先に巻回されたワイヤ11と、鍔部152に係合している。この構成によれば、後に巻回されたワイヤ11’を先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませる際に、鍔部152をガイドとして利用することができ、後に巻回されたワイヤ11’を先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませることが容易となる。
本実施例のワイヤリール9では、鍔部152、154の少なくとも一部は、弾性材料からなる。この構成によれば、鍔部152、154が弾性変形することで、後に巻回されたワイヤ11’を先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませることが容易となる。また、この構成によれば、鍔部152、154の弾性復元力によって、後に巻回されたワイヤ11’と先に巻回されたワイヤ11の係合が維持されるので、リール10に巻回されたワイヤ11の緩みをより確実に防止することができる。
本実施例のワイヤリール9では、ワイヤ11の先端11aからワイヤ11の係合部11bまでの長さは、所定長さ以上、例えば80mm以上、あるいは270mm以上、あるいは300mm以上である。これらの構成では、ワイヤ11の先端11aからワイヤ11の係合部11bまでの長さを、使用者が鉄筋結束機2にリール10およびワイヤ11をセットする作業において引き出す必要があるワイヤ11の長さより長くすることで、使用者が鉄筋結束機2にリール10およびワイヤ11をセットする作業を行っている間に、ワイヤ11が緩んでしまうことを防止することができる。
本実施例のワイヤリール9の製造方法は、ワイヤ11の一端をリール10に固定する工程と、リール10を回転させながらワイヤ11を送り出すことで、リール10にワイヤ11を巻回する工程と、リール10を回転させながらワイヤ11の送り出しを停止することで、後に巻回されたワイヤ11’を、先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませて、後に巻回されたワイヤ11’と先に巻回されたワイヤ11を係合させる工程を備えている。本実施例の製造方法によれば、リール10を回転させながらワイヤ11を送り出して、リール10にワイヤ11を巻回した後に、リール10を回転させながらワイヤ11の送り出しを停止することで、ワイヤ11に大きな張力を作用させて、それによって、後に巻回されたワイヤ11’を、先に巻回されたワイヤ11より沈み込ませて、後に巻回されたワイヤ11’と先に巻回されたワイヤ11を係合させることができる。本実施例の製造方法によれば、ワイヤ11にコーティング剤を塗布することなく、リール10に巻回されたワイヤ11の緩みを防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :鉄筋結束機
4 :結束機本体
6 :グリップ
7 :トリガ
8 :バッテリ取り付け部
9 :ワイヤリール
10 :リール
10a :係合部
10b :軸受溝
10c :軸受溝
11 :ワイヤ
11’ :ワイヤ
11a :ワイヤの先端
11b :係合部
12 :右アウタハウジング
14 :左アウタハウジング
14a :貫通穴
14b :凹部
16 :インナハウジング
18 :第1操作表示部
20 :メインスイッチ
22 :主電源LED
24 :第2操作表示部
26 :設定ボタン
28 :表示部
30 :リール支持機構
32 :ワイヤ送り機構
34 :ワイヤ案内機構
36 :ブレーキ機構
38 :ワイヤ切断機構
40 :ワイヤ捩り機構
42 :ガイド部材
42a :貫通孔
43 :ベース部材
44 :送りモータ
46 :主動ギヤ
46a :V字形状溝
47 :減速機構
48 :従動ギヤ
48a :V字形状溝
50 :リリースレバー
50a :ギヤアーム
50b :操作アーム
50c :揺動軸
52 :圧縮バネ
54 :レバーホルダ
54a :バネ受け部
56 :固定レバー
56a :揺動軸
56b :凹部
58 :案内パイプ
60 :上側カールガイド
62 :下側カールガイド
64 :第1案内通路
66 :第2案内通路
68 :案内ピン
70 :カッタ
72 :第3案内通路
72a :右側案内壁
72b :左側案内壁
74 :上側案内壁
76 :ソレノイド
78 :リンク
80 :ブレーキアーム
81 :捩りバネ
82 :リンク
84 :捩りモータ
86 :減速機構
88 :スクリューシャフト
90 :スリーブ
92 :フック
94 :リール装填室
96 :固定軸受部
98 :カバー保持部
100 :可動軸受部
102 :軸受部材
104 :中継部材
104a :凸部
106 :カバー保持部材
106a :カム突起
108 :圧縮バネ
110 :締結具
112 :締結具
116 :カバー
116a :カバー本体
116b :右側取付部
116c :左側取付部
116d :カム溝
134 :制御基板
150 :胴部
152 :鍔部
154 :鍔部
160 :リール保持治具
162 :ワイヤ送り治具

Claims (6)

  1. リールと、
    記リールに径方向外側に向けて複数層に巻回されたワイヤを備え、
    記リールから引き出した前記ワイヤによって鉄筋を結束する鉄筋結束機に装着されて使用されるワイヤリールであって、
    後に巻回されて最外側の第1層目にある前記ワイヤが、に巻回されて前記第1層目の内側にある第2層目の前記ワイヤより沈み込むことで、前記第2層目の前記ワイヤと先に巻回されて前記第2層目の内側にある第3層目の前記ワイヤ係合する係合部を有する、ワイヤリール。
  2. 前記リールが、前記ワイヤが巻回される胴部と、前記胴部の両端に設けられた鍔部を備えている、請求項1のワイヤリール。
  3. 前記係合部において、後に巻回された前記第1層目の前記ワイヤが、に巻回された前記第2層目の前記ワイヤと、先に巻回された前記第3層目の前記ワイヤと、前記鍔部に係合する、請求項2のワイヤリール。
  4. 前記鍔部の少なくとも一部が、弾性材料からなる、請求項2または3のワイヤリール。
  5. 前記ワイヤの先端から前記ワイヤの前記係合部までの長さが、所定長さ以上である、請求項1から4の何れか一項のワイヤリール。
  6. リールと、
    記リールに径方向外側に向けて複数層に巻回されたワイヤを備え、
    記リールから引き出した前記ワイヤによって鉄筋を結束する鉄筋結束機に装着されて使用されるワイヤリールの製造方法であって、
    前記ワイヤの一端を前記リールに固定する工程と、
    前記リールを回転させながら前記ワイヤを送り出すことで、前記リールに前記ワイヤを巻回する工程と、
    前記リールを回転させながら前記ワイヤの送り出しを停止することで、それにより生じる張力によって、後に巻回されて最外側の第1層目にある前記ワイヤが、に巻回されて前記第1層目の内側にある第2層目の前記ワイヤを押しのけて、に巻回された前記第2層目の前記ワイヤよりみ込むことで、後に巻回された前記第1層目の前記ワイヤを、先に巻回された前記第2層目の前記ワイヤと、先に巻回されて前記第2層目の内側にある第3層目の前記ワイヤと係合させる工程を備える、ワイヤリールの製造方法。
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