JP3581572B2 - 排糞装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排便能力が弱ったり、なくなってしまった老人や患者の腸内に停滞している便を強制的に除去したり、便通を回復させるために腸内に停滞している糞を除去したり、宿便を除去したり、また、検査のために腸内の便を採取するのに用いる排糞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
長い日数便通のない状態になっている人の腸内には、糞が停滞しており、たまった糞は大腸の働きによって水分を失ってかたくなっている。従来において、この治療には、直腸へ液状の薬剤を注入し、便意を起こさせ、かたくなっている腸内へ停滞している糞を軟らかくする方法がよく取られている。それでも便通がうまく行かない場合や、老人や患者の状態によって、直腸へ液状の薬剤を注入することができない場合などには、医療用の手袋を付け、直接手の指を直腸に入れて、手で掻き出す方法が取られていた。しかし、人の指が入ることから患者の不快感が強く、また、指の長さに限界があることから届かない場合があり、また指を長い時間動かすことが痛くてできないため十分な効果を得られない場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は従来のこれらの問題を解消し、直腸へ挿入される不快感を少なくし、腸内の深くを排糞でき、処置する人が楽で、十分な効果が得られる排糞装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 直腸内へ挿入できる直腸挿入管の内部を排出路とし、直線的に伸びた状態から屈曲できてかつ直線的に伸びた状態に復元できる掻き取り体を前記直腸挿入管の先端に突設し、同掻き取り体の先端に線材を結着し、同線材を直腸挿入管を介して外部に引き出し、前記排出路を負圧発生装置に連結し、同線材を外部で引いて前記掻き取り体を伸ばした状態から直腸挿入管側へ屈曲するように変形できるようにし、掻き取り体を直腸挿入管側に屈曲させて腸内に停滞している糞を直腸挿入管内に掻き込むようにして排出する排糞装置
2) 掻き取り体として、弾性板に複数の硬質板を所定の間隔で貼着した構造とした前記1)記載の排糞装置
3) 掻き取り体として、厚い弾性板に所定の間隔で複数の溝を設け、同溝で変形して全体が屈曲できかつ弾性力で直線的状態に復元できるようにした構造とした前記1)記載の排糞装置
4) 掻き取り体を軟質の樹脂フィルムで覆った前記1)〜3)いずれかに記載の排糞装置
5) 掻き取り体と結着した線材を保護チューブで覆って直腸挿入管からの線材の露出部分を太くして腸内を傷つけないようにした前記1)〜4)いずれかに記載の排糞装置
6) 直腸挿入管の排出路を汚物収納容器に接続し、同汚物収納容器の上方空間と負圧発生装置を接続し、汚物収納容器内を負圧にして直腸挿入管の先端開口から糞を吸引できるようにした前記1)〜5)いずれかに記載の排糞装置
7) 直腸挿入管の外周壁に膨縮自在なバルーンを設けた前記1)〜6)いずれかに記載の排糞装置
8) 掻き取り体の先端に複数の線材を結着し、各々の線材を引張ると掻き取り体を異なる方向に屈曲するように線材を配装し、掻き取り体を異なる方向にも屈曲できるようにした前記1)〜7)いずれかに記載の排糞装置
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、直腸挿入管を直腸内へ挿入し、直腸挿入管の先端から突出させて設けた掻き取り体を直腸内で停滞している糞に当てて、掻き取り体の先端に取り付けた線材を後方で引く。掻き取り体の先端は、線材に引かれることにより曲がるように変形して直腸内で停滞している糞を掻き取る。線材を引く力をゆるめると、掻き取り体は直線的に伸ばした状態に戻る。これをくり返して直腸内に停滞している糞を掻き取る。
掻き取り体の構造として、弾性板に複数の硬質板を所定の間隔で貼着したものは、硬質板同士の間が曲がって段階的に曲がることによって人の指を曲げるのと同じ動きをする。また硬質板が掻くので掻き込み力を大きくできる。
掻き取り体の構造として、厚い弾性板に所定の間隔で複数の溝を設けたものは、弾性板に設けた複数の溝の部分が曲がって段階的に曲がることによって人の指を曲げるのと同じ動きをする。
掻き取り体を軟質の樹脂フィルムで覆ったものは、掻き取り体に汚れや水分が付着しないようにし、劣化しないようにし、また汚れがひどい場合に交換できるようにする。
掻き取り体と結着した線材を保護チューブで覆ったものは、線材に汚れや水分が付着しないようにし、劣化しにくくする。
直腸挿入管の後方に汚物収納容器と負圧発生装置を設けたものは、掻き取った糞を直腸挿入管の先端開口から吸引し、排出路を通して汚物収納容器へ排出する。
直腸挿入管の外周壁に膨縮自在なバルーンを設けたものは、直腸挿入管を直腸へ挿入し、バルーンを膨らませて、痛みを感じさせることなく直腸挿入管を人体へ固定する。
掻き取り体の先端に複数の線材を結着し、各々の線材が異る方向に引くように配置したものは、掻き取り体を異る方向に引いて多方向に掻き取る動きを行うようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
直腸挿入管は直腸へ挿入するため、ある程度の剛性が必要だが、腸の内壁等を傷つけないよう軟らかいものが好ましい。また先端は丸みのある形状にして腸の内壁等を傷つけないものが好ましい。
線材には、鋼線、樹脂線などがあり、強度があり腐食しにくいものが好ましい。
弾性板や硬質板は腐食しにくいものが好ましい。
掻き取り体には、樹脂をコーティングして汚れや水分が付着しないようにしてもよい。
【0007】
【実施例】
本発明の各実施例について図面を参照して具体的に説明する。
実施例1(図1〜6参照)
図1〜6に示す実施例1は、掻き取り体として弾性板に複数の硬質板を所定の間隔で貼着し、掻き取り体を軟質の樹脂フィルムで覆い、線材を保護チューブで覆い、直腸挿入管の後方に負圧発生装置を設け、直腸挿入管の外周壁にバルーンを設けた排糞装置の例である。
図1は実施例1の排糞装置の説明図である。図2は実施例1の排糞装置の掻き取り体の斜視図である。図3は実施例1の排糞装置の側面図である。図4は図3のA−A断面図である。図5は実施例1の排糞装置の概略図である。図6は実施例1の排糞装置を使用している状態を示す説明図である。
図中、1は排糞装置、2は直腸挿入管、2aは排出路、3は掻き取り体、3aは弾性板、3bは硬質板、3cは支持部、4は線材、5は保護チューブ、6は樹脂フィルム、7はバルーン、8はバルーン用空気注入管、9は空気ポンプ、10は排出チューブ、11は汚物収納容器、12は負圧発生装置、C1は直腸、C2は直腸に停滞している糞である。
実施例1の排糞装置では図1〜6に示すように、排出路2aを貫通させた直腸挿入管2の先端開口に支持部3cを取り付ける。次に支持部3cの外周側の面に弾性板3aを直腸挿入管2の先端開口から突出するようにして取り付ける。次に3つの硬質板3bを図1,2に示すように間隔をあけて弾性板3aの内径側に取り付ける。弾性板3aの先端に取り付けた硬質板3bは、弾性板3aより突出させる。この突出させた部分は図1,2に示すように丸みがつけられていて、この部分が腸の内壁に当たった場合に、腸を傷つけないようにしている。本実施例1では、この支持部3c、弾性板3a、硬質板3bで掻き取り体3を構成する。次にこの掻き取り体3を樹脂フィルム6で覆う。このように掻き取り体を樹脂フィルムで覆うことによって掻き取り体に水分や汚れが付着して腐食が進まないようにし、また汚れが取れなくなったら樹脂フィルム6を交換すれば長期間清潔に使用できる。弾性板3aの硬質板3b同士が取り付けられている間には、穴が貫通させてあるので、この部分で両側の樹脂フィルム6同士を接触させ、接着する。次に弾性板3aの先端に取り付けた硬質板3bの先端付近に、線材4を取り付け、先端より下方の硬質板3bの内側に保護チューブ5を取り付け、線材4を保護チューブ5の穴に貫通させるようにして掻き取り体に沿うように取り付け、直腸挿入管2の排出路2aの中を通って排出路の後端より出るように取り付ける。次に掻き取り体より下方の線材4を保護チューブ5の穴に貫通させるようにして、保護チューブ5を取り付ける。このように線材を保護チューブで覆うことによって線材に水分や汚れが付着して腐食が進まないようにし、汚れが保護チューブから取れなくなったら保護チューブを交換すれば長期間清潔に使用できる。次に図3、図4に示すように直腸挿入管2の外周に2つのバルーン7を設ける。次にバルーン7に各々バルーン用空気注入管8を取り付け、バルーン用空気注入管8の後端を空気ポンプ9に取り付ける。次に直腸挿入管2の後端の排出路2aの後部開口に排出チューブ10を取り付ける。次に汚物収納容器11を設けて、排出チューブ10の直腸挿入管2に取り付けたのと反対側の端を取り付ける。次に、汚物収納容器11に別の排出チューブを取り付け、排出チューブのもう一方に負圧発生装置を設けて取り付ける。また、保護チューブ5で覆った線材4は、排出チューブ10の途中で外へ取り出されていて、保護チューブ5と排出チューブ10の間は、弾性とシール性のある接着剤で取り付けられている。また、排出チューブ10の途中で取り出された線材4を覆った保護チューブ5の端には、線材4と保護チューブ5の間を密閉し、かつ、線材4が摺動可能なようにゴムキャップが取り付けられている。また、線材4の排出チューブ10の途中より取り出した端には取手が取り付けられている。
この実施例1の排糞装置を使用するには、まず、バルーン7を膨らませない状態で、直腸挿入管を直腸へ挿入する。この際には、2つのバルーン7の片方が直腸内、片方が体外になるようにする。次に空気ポンプ9により空気をバルーン7に送って、バルーン7を膨らませる。2つのバルーン7の片方が直腸内、片方が体外で膨んで、2つバルーン7によって肛門をはさむようにして直腸挿入管2を人体に固定する。このようにして直腸挿入管2を固定することによって、直腸挿入管が動いて痛みを感じさせたり、肛門等を傷つけたりすることがないようにする。次に負圧発生装置12を作動させ、後方の線材4の端に取り付けた取手を引く、すると掻き取り体3の弾性板3aの先端に取り付けた硬質板3bが直腸挿入管2側へ引かれる。先端の硬質板3bが直腸挿入管2側へ引かれることにより、硬質板3bと一体となっている弾性板3aが曲がっていく。この際、3つの硬質板3bが弾性板3aに取り付けられているため、弾性板3aは硬質板3b同士の間が曲がって、あたかも人が指を曲げたような動きをする。この動きによって掻き取り体3が腸に停滞している糞を掻き取って直腸挿入管2先端の排出路2aの先端開口へ誘導する。掻き取り体3に取り付けた硬質板3bが糞を掻き取るので、比較的硬いもので掻き取ることによって掻き込み力を大きくすることができる。また、線材4は掻き取り体に沿って取り付けられているので、線材4が掻き取りを邪魔しないようにし、かつ曲げ易くする。排出路2aの先端開口は、後方に設けられた負圧発生装置12に連結されているため、掻き取り体3によって排出路2aの先端開口へ誘導された糞は排出路2a内部へ吸引され送られて汚物収納容器11へ集められる。このように吸引させることによって多くの範囲の糞を効果的に排出できる。このようにして腸内に停滞している糞を排出すれば、人の指を直接患者の直腸に入れる必要がなくなり患者の不快感が少なくなり、人の指よりも奥の腸内深くまで挿入させることができ、処置する人は、患者の状態に気を配りつつ、線材4を引いたり、ゆるめたりをくり返せばよいため、比較的長い時間、この処置を行っても、指で行うのに比べて疲れることが少ない。また、直腸挿入管の排出路からお湯や薬剤を腸内へ注入し、排便をさせやすくしてもよい。このようにして腸内に停滞している糞のかたくなっている部分を取り除けば、便通を回復させることができる。また処置している間に便通が回復しても、2つのバルーン7が直腸挿入管2と肛門の間を密閉するので、便を直腸挿入管2の排出路2aを通って汚物収納容器11へ排出される。このように本実施例1の排糞装置を用いれば、便通を回復させるのに十分な効果をあげることができる。
実施例2(図7参照)
図7に示す実施例2は硬質板の代わりに湾曲し、復元できる弾性板を取り付けた排糞装置の例である。
図7は実施例2の排糞装置の説明図である。
図中、13は弾性板である。
実施例2では図7に示すように硬質板の代わりに1枚の弾性板13を取り付け線材4によって湾曲させて糞を掻き取るようにしたものである。このように掻き取り体全体が湾曲するようにしてもよい。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
実施例3(図8参照)
図8に示す実施例3は硬質板の代わりに複数の溝を設けた厚い弾性板を用いた排糞装置の例である。
図8は実施例3の排糞装置の説明図である。
図中、14は複数の溝を設けた厚い弾性体である。
実施例3では図8に示すように硬質板の代わりに複数の溝を設けた厚い弾性板を用いて人の指と同じ様に段階的に曲がる動きをさせている。また、一部をこのようにうすくすれば、段階的に曲がるものであれば、どのような材質でも用いることができる。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
実施例4(図9参照)
図9に示す実施例4は弾性板に6つの硬質板を取り付けた排糞装置の例である。
図9は実施例4の排糞装置の説明図である。
実施例4では図9に示すように弾性板3aに6つの硬質板3bを取り付けている。このように複数の硬質板3bを取り付けて細い段階的な動きをさせてもよい。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
実施例5(図10,図11参照)
図10,図11に示す実施例5は硬質板の両側に線材を取り付けた排糞装置の例である。
図10は実施例5の排糞装置の説明図である。図11は実施例5の排糞装置の説明図である。
実施例5では図10,図11に示すように硬質板3bの両側に線材4を取り付け、掻き取り体3が反対側にも曲がるようにしている。このようにすれば、より大きな範囲で掻き取り体3を動かすことができるためより効果的に腸に停滞している糞を排出することができる。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、直腸へ挿入される不快感を少なくし、腸内の深くを排糞でき、処置する人が楽で、十分な効果が得られる排糞装置を提供することができる。掻き取り体の構造として弾性板に複数の硬質板を所定の間隔で貼着したものと、厚い弾性板に所定の間隔で複数の溝を設けたものは、人の指を曲げるのと同じ動きをして、便通を回復させるのに十分な効果が得られる排糞装置にすることができる。
掻き取り体を軟質の樹脂フィルムで覆ったものと線材を保護チューブで覆ったものは、耐久性のある、長期間清潔に使用できる排糞装置にできる。
直腸挿入管の後方に汚物収納容器と負圧発生装置を設けたものは、多くの糞を効果的に排出できるようにする。
掻き取り体の先端に複数の線材を結着し、各々の線材が異る方向に引くように配置したものは、多くの範囲の糞を掻き取りより効果的に糞を排出できる排糞装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の排糞装置の説明図である。
【図2】実施例1の排糞装置の掻き取り体の斜視図である。
【図3】実施例1の排糞装置の側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】実施例1の排糞装置の概略図である。
【図6】実施例1の排糞装置を使用している状態を示す説明図である。
【図7】実施例2の排糞装置の説明図である。
【図8】実施例3の排糞装置の説明図である。
【図9】実施例4の排糞装置の説明図である。
【図10】実施例5の排糞装置の説明図である。
【図11】実施例5の排糞装置の説明図である。
【符号の説明】
1 排糞装置
2 直腸挿入管
2a 排出路
3 掻き取り体
3a 弾性板
3b 硬質板
3c 支持部
4 線材
5 保護チューブ
6 樹脂フィルム
7 バルーン
8 バルーン用空気注入管
9 空気ポンプ
10 排出チューブ
11 汚物用容器
12 負圧発生装置
13 弾性板
14 複数の溝を設けた厚い弾性体
C1 直腸
C2 直腸に停滞している糞
Claims (8)
- 直腸内へ挿入できる直腸挿入管の内部を排出路とし、直線的に伸びた状態から屈曲できてかつ直線的に伸びた状態に復元できる掻き取り体を前記直腸挿入管の先端に突設し、同掻き取り体の先端に線材を結着し、同線材を直腸挿入管を介して外部に引き出し、前記排出路を負圧発生装置に連結し、同線材を外部で引いて前記掻き取り体を伸ばした状態から直腸挿入管側へ屈曲するように変形できるようにし、掻き取り体を直腸挿入管側に屈曲させて腸内に停滞している糞を直腸挿入管内に掻き込むようにして排出する排糞装置。
- 掻き取り体として、弾性板に複数の硬質板を所定の間隔で貼着した構造とした請求項1記載の排糞装置。
- 掻き取り体として、厚い弾性板に所定の間隔で複数の溝を設け、同溝で変形して全体が屈曲できかつ弾性力で直線的状態に復元できるようにした構造とした請求項1記載の排糞装置。
- 掻き取り体を軟質の樹脂フィルムで覆った請求項1〜3いずれかに記載の排糞装置。
- 掻き取り体と結着した線材を保護チューブで覆って直腸挿入管からの線材の露出部分を太くして腸内を傷つけないようにした請求項1〜4いずれかに記載の排糞装置。
- 直腸挿入管の排出路を汚物収納容器に接続し、同汚物収納容器の上方空間と負圧発生装置を接続し、汚物収納容器内を負圧にして直腸挿入管の先端開口から糞を吸引できるようにした請求項1〜5いずれかに記載の排糞装置。
- 直腸挿入管の外周壁に膨縮自在なバルーンを設けた請求項1〜6いずれかに記載の排糞装置。
- 掻き取り体の先端に複数の線材を結着し、各々の線材を引張ると掻き取り体を異なる方向に屈曲するように線材を配装し、掻き取り体を異なる方向にも屈曲できるようにした請求項1〜7いずれかに記載の排糞装置。
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