JP3210128B2 - かき出し具 - Google Patents

かき出し具

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JP3210128B2
JP3210128B2 JP07123693A JP7123693A JP3210128B2 JP 3210128 B2 JP3210128 B2 JP 3210128B2 JP 07123693 A JP07123693 A JP 07123693A JP 7123693 A JP7123693 A JP 7123693A JP 3210128 B2 JP3210128 B2 JP 3210128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管体などの内部に堆積
した堆積物をかき出すためのかき出し具に関し、家庭用
あるいは工業用の配管等の清掃のほか、例えば体内(直
腸部)で固形化した宿便のかき出しにも好適な、かき出
し具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用あるいは工業用の配管な
どの内部に堆積した堆積物の除去は、配管の一方の開口
部から、圧力流体を強制的に導入したりあるいはブラシ
等の掃除具を先端部にそなえたワイヤを挿入したりし
て、行なっている。また、ベッドに長期間横臥している
長期療養中の患者のように、便が固形化して自然排便が
困難な患者に対し、医師等が患者の肛門に指を挿入して
便を掻き出すという、手作業によって対処している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の場
合、高圧の流体源や特殊構造のブラシを必要とするた
め、簡易に配管などの堆積物の除去が行なえないという
問題点があり、また後者の場合も手作業なため、医師お
よび患者の相方に不快感が伴なうという問題点がある。
本発明はこのような問題点の解決をはかろうとするもの
で、管体内部や直腸に堆積した堆積物や宿便などを簡単
な操作によって手軽にかき出せるようにした、かき出し
具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のかき出し具は、管体などの内部に堆積した
堆積物をかき出すためのかき出し具において、グリップ
部と、全体を細長いヘラ状に形成された可動ヘラ部とを
そなえ、同可動ヘラ部が、基端部側で上記グリップ部に
長手方向へのスライドを可能に装着されるとともに先端
部に可撓部を形成され、上記ヘラ部が引込まれた位置に
あるときにのみ上記可撓部を上記可動ヘラ部の主体部に
連続したほぼ一直線状の直線状態に保持するガイドピン
が設けられ、上記可動ヘラ部が上記引込まれた位置から
突出方向に押動されるとき、その押動量に応じて上記可
撓部を屈曲させるべく上記可動ヘラ部の先端部と上記グ
リップ部との間にスプリングが張設されていることを特
徴としている。
【0005】
【作用】上述の本発明の請求項1に記載のかき出し具で
は、可動ヘラ部の先端側が管体などの内部に挿入される
のであるが、その挿入時に、可動ヘラ部の先端部に形成
された可撓部がガイドピンの作用によって可動ヘラ部の
主体部に連続したほぼ一直線状の直線状態に保持される
ため、可動ヘラ部の管体への挿入がスムーズに行なわれ
る。そして、可動ヘラ部の先端側が管体などの内部へ所
定量挿入された後、可動ヘラ部が突出方向に押動される
と、可動ヘラ部の先端部に形成された可撓部がスプリン
グの張力で内方に屈曲されて、同可撓部がかき出し部と
しての作用を行なう。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
かき出し具について説明すると、図1は可動ヘラ部の引
込み状態における側断面図、図2は可動ヘラ部の突出し
状態における側断面図、図3は操作状態の斜視図、図4
は直線状態の可撓部の斜視図、図5は屈曲状態の可撓部
の斜視図である
【0007】の実施例のかき出し具は、管体の内部に
堆積した堆積物や患者の宿便のかき出しに好適なもの
で、図1、図2において、符号1はグリップ部を示して
いる。グリップ部1は合成樹脂製の二つ割りの成形品を
結合して構成されており、中芯部に長手方向の長孔2が
形成されている。長孔2は途中に段部3を形成されると
ともに、グリップ部1の前縁部に開口した開口部4に連
通している。そしてこの開口部4から可動ヘラ部5の基
端部側がスライド可能に長孔2に挿入されるようになっ
ている。
【0008】可動ヘラ部5は、ポリプロピレンの成形品
からなり、全体を細長いヘラ状に形成された2枚の外側
板体51と内側板体52とを両板体間にすき間53をあけて結
合して構成されている。さらに外側板体51の先端部に3
個の溝部5aが形成されていて、外側板体51の先端部に
内方への屈曲が可能な可撓部10を構成している。そして
可動ヘラ部5はその基端部側をグリップ部1の長孔2内
にスライド可能に挿入されて、グリップ部1に長手方向
へのスライドを可能に装着される構成となっている。
【0009】符号5bは可動ヘラ部5の後端部に形成さ
れたストッパを示していて、グリップ1の開口部4の内
端縁4aに当接して可動ヘラ部5の突出量を規制する一
方長孔2の段部3に当接して可動ヘラ部5の引込み量を
規制するようになっている。可動ヘラ部5のスライド
は、ストッパ5bと長孔2の内周面2aとの摺接および
開口部4の内周面と可動ヘラ部5の主体部外周面との摺
接により案内されながら行なわれる。なお可動ヘラ部5
の突出量および引込み量は、上述のとおりストッパ5b
により規制されるようになっている。
【0010】符号6は長孔2の内部に取付けられたスプ
リングを示している。このスプリング6は基端部をグリ
ップ部1の長孔2の後端部寄りに取付けられた固定ピン
7に取付けられている。そして可動ヘラ部5に形成され
ているすき間53内を経て、先端部を可動ヘラ部5の内面
側の先端部に取付けられている。スプリング6は、可動
ヘラ部5が図1に示したグリップ部1の長孔2内に最も
引込まれた位置にあるとき、張力がほぼ0となるように
設定されている。なおスプリング6のこの張力は、後述
のガイドピン8の強さ(剛性)との関連において決定さ
れるもので、ガイドピン8の剛性が大なとき上述の状態
におけるスプリング6に若干の張力があっても、さしつ
かえない。
【0011】また符号8はステンレス製のガイドピン
(2本)を示している。各ガイドピン8は、その主体部
を可動ヘラ部5のすき間53内に挿通され、基端部をグリ
ップ部1の長孔2の段部3のやや後方位置に取付けられ
た固定ピン9に取付けられ、先端部を、可動ヘラ部5が
図1に示したグリップ部1の長孔2内に最も引込まれた
位置にあるときに、可動ヘラ部5の内面側の先端部附近
に当接するように、配設されている(図1参照)。図中
の符号5cは可動ヘラ部5の内側板体52に突設されたつ
まみ部、符号5dは可動ヘラ部5の外側板体51の先端部
に形成された丸味部をそれぞれ示している。
【0012】上述の構成において、可動ヘラ部5が図1
に示す最も引込まれた位置にあるとき、スプリング6の
張力が0となり、かつ可動ヘラ部5の可撓部10はガイド
ピン8に支えられるため、可動ヘラ部5は主体部に連続
したほぼ一直線状の直線状態に保たれている(図4参
照)。可動ヘラ部5が図2の矢印方向に押動されて突出
させられると、可撓部10も図1,2において左方向に移
動する。一方ガイドピン8は移動しないため、可撓部10
はガイドピン8により支えられなくなる。これと同時
に、スプリング6によりヘラ部5の先端部が引張られる
ため、スプリング6の張力により、可撓部10は図2に示
すように、溝部5aを屈曲点として、内方に屈曲してか
き出し部となる(図5参照)。このとき、可撓部10の屈
曲量(屈曲角)は可動ヘラ部5の押動量(グリップ部1
からの突出量)によって決まる。
【0013】このようにして、可動ヘラ部5をグリップ
部1から突出する方向に押動することにより、可動ヘラ
部5の先端部に形成されている可撓部10を内方へ屈曲さ
せることができる。そしてこのようにして内方へ屈曲さ
せられた可撓部10が、かき出し部として作用する。この
可動ヘラ部5の押動操作は、図3に示すように、グリッ
プ部1を掌でつかみながら親指でつまみ部5cを押動す
ることにより、簡単に行なうことができる。
【0014】このようにして、可撓部10を主体部と連続
した直線状態に保ちながら、可動ヘラ部5の左端部を管
体などの内部へ所定寸法だけ挿入し、次いでつまみ部5
cを押動して、可撓部10を管体内で屈曲させ、その状態
を保ったままかき出し具を管体から引抜くことにより、
管体内の堆積物を簡単に排出することができる。なおこ
のとき、可撓部10にある程度以上の力がかかるとスプリ
ング6が伸びて可撓部10の屈曲度が緩和されるため、管
体の内壁面(例えば患者の直腸)を傷付けたり、あるい
は可撓部10が破損したりするのを防止できる。つまりス
プリング6は安全機構としての機能をも具備していると
いうことができる。
【0015】また上述の操作の際、つまみ部5cの移動
量の調節によって可撓部10の屈曲度の調節が行なえるこ
とは、言うまでもない。また、管体などへの挿入時に、
可撓部10がほぼ直線状に保たれているため、挿入抵抗は
ほとんど発生せず、挿入を容易に行なうことができる。
さらに、外側板体51の先端部に形成された丸味部5dに
より、管体などの挿入時に管体などに損傷を与えるおそ
れがない。なお、このかき出し具が患者の宿便のかき出
しに極めて有効であることは、上述の説明により明らか
であろう。このようにして、この実施例のかき出し具に
より、管体の清掃、あるいは患者の宿便のかき出しを、
手軽にかつ容易に行なうことができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のかき出し
具によれば、管体などの内部に堆積した堆積物や患者の
宿便などを手軽にかき出すことができる。特に長期療養
中の患者の宿便のかき出しを、手軽にかつ患者に精神的
あるいは肉体的な苦痛を与えることなく行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのかき出し具を示すも
ので可動ヘラ部の引込み状態における側断面図。
【図2】同可動ヘラ部の突出状態における側断面図。
【図3】同操作状態の斜視図。
【図4】同直線状態の下接部の斜視図。
【図5】同屈曲状態の下接部の斜視図
【符号の説明】
1 グリップ部 2 長孔 3 段部 4 開口部 5 可動ヘラ部 5a 溝部 5b ストッパ 5c つまみ部 6 スプリング 7 固定ピン 8 ガイドピン 9 固定ピン 10 可撓部 51 外側板体 52 内側板体 53 すき間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/00 - 17/34 A61B 10/00 A61C 15/00 - 17/00 A46B 5/00 A47K 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体などの内部に堆積した堆積物をかき
    出すためのかき出し具において、グリップ部と、全体を
    細長いヘラ状に形成された可動ヘラ部とをそなえ、同可
    動ヘラ部が、基端部側で上記グリップ部に長手方向への
    スライドを可能に装着されるとともに、その先端部に可
    撓部を形成され、上記可動ヘラ部が引込まれた位置にあ
    るときにのみ上記可撓部を上記可動ヘラ部の主体部に連
    続したほぼ一直線状の直線状態に保持するガイドピンが
    設けられ、上記可動ヘラ部が上記引込まれた位置から突
    出方向に押動されるとき、その押動量に応じて上記可撓
    部を屈曲させるべく上記可動ヘラ部の先端部と上記グリ
    ップ部との間にスプリングが張設されていることを特徴
    とする、かき出し具
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