JP3581478B2 - 内視鏡のシール部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外壁部がプラスチックで形成された内視鏡のシール部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の操作部やコネクタ部等は、軽量化や形状設計の自由性等から、外壁部をプラスチックで形成するのが一般的になってきている。
【0003】
また、内視鏡使用後に洗浄および消毒を行うためには、全体を水密構造にする必要があるので、外壁部品とその隣接部品との間には弾力性のある部材からなるOリングを介在させて、外部と内部との間のシールをしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図8に例示されるように、外壁部品91とその隣接部品92との継ぎ目部分にOリング93を介在させるためには、その部分だけ外壁部品91を薄肉に形成する必要がある。91aがその薄肉部である。
【0005】
ところが、内視鏡を滅菌消毒するためにオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)装置に入れると、内視鏡の外壁部品91は蒸気による高温にさらされ、しかも内部と外部との間に最大3気圧程度の大きな圧力変化が加えられる。
【0006】
そのため、オートクレーブ装置に入れられた内視鏡の外壁部品91は、高温と大きな内外圧力差によって薄肉部91aが図9に示されるように変形し、オートクレーブ装置から取り出されて内外圧力差がなくなった後も、図10に示されるような変形が残る。
【0007】
その結果、Oリング93によるシールが不完全になり、水分が内視鏡の内部に侵入するいわゆる水漏れ事故が発生してしまう場合がある。なお、変形防止を考慮して薄肉部91a全体を厚くするような肉付けをすると、プラスチックモールド成型時にひけが発生しやすくなって、うまくいかない。
【0008】
そこで本発明は、Oリングを配置するために薄肉に形成された内視鏡の外壁部を構成するプラスチック製部品の薄肉部が、オートクレーブ等によって変形しない優れた耐久性を有し、しかもモールド成型時にひけ等が発生しない内視鏡のシール部の構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡のシール部の構造は、内視鏡の外壁部を構成するプラスチック製の外壁部品とその隣接部品との間に弾力性のある部材からなるOリングを介在させて、外部と内部との間のシールをした内視鏡のシール部の構造において、上記Oリングを配置するために薄肉に形成された上記外壁部品の薄肉部とその薄肉部に隣接する厚肉部とにまたがってリブを形成したことを特徴とする。
【0010】
なお、上記外壁部品がプラスチックモールド成形によって形成されていて、上記リブが上記外壁部品と一体にプラスチックモールド成形により形成されていてもよい。
【0011】
そして、上記リブが、上記外壁部品の薄肉部と厚肉部との境界線に対してほぼ直角方向に直線状に設けられていてもよく、上記リブが、上記外壁部品の薄肉部から上記厚肉部を通って再び上記薄肉部に至るように連続的に形成されていて、それが曲線状であってもよい。
【0012】
また、上記リブを複数設けてもよく、薄肉部が外圧によって内没するのを防止するために、上記外壁部品を内側から受ける受け部を上記隣接部品に形成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡観察画像を固体撮像素子で撮像するようにした内視鏡を示しており、全体として、外部から内部に水等が侵入しない水密構造に構成されている。
【0014】
内視鏡は、先端に固体撮像素子が内蔵された挿入部1の基端が操作部2に連結されていて、図示されていない光源装置兼ビデオプロセッサに接続されるコネクタ部3が、操作部2に一端が連結された可撓性の連結管4の先端に取り付けられている。
【0015】
コネクタ部3は、例えばポリサルフォンのような耐熱性のあるプラスチック製のケース31によって周囲が囲まれていて、その端面側開口部分は同様に耐熱性のあるプラスチックからなる前板32によって塞がれている。
【0016】
前板32には、図示が省略されている照明用のライトガイドファイババンドルの入射端部が内挿されたライトガイド接続管33と、内視鏡観察画像の撮像信号等を伝送するための接点ピンが配置された信号コネクタ34とが突設されている。
【0017】
コネクタ部3内には、固体撮像素子の駆動回路等が実装された回路基板(図示せず)等が内蔵されている。35は、内視鏡の内圧を外圧に対応して調整するための内外圧調整弁である。
【0018】
コネクタ部3は、他の部分と同様に、外部から内部に水等が侵入しない水密構造に構成されており、そのために、図1に断面が拡大図示されるように、ケース31と前板32との連結接続部の継ぎ目部分には、ゴム材のような弾力性部材からなるOリング36が潰された状態で装着されている。
【0019】
それによって、コネクタ部3の外部と内部との間がシールされて、外部から内部への水分等の侵入が阻止されているが、ケース31は、Oリング36を装着して前板32と重ね合わせるために、その部分31aの肉厚が薄く形成されている。
【0020】
そこで、この実施の形態においては、薄肉部31aとその薄肉部31aに隣接する厚肉部31bとにまたがるように、複数のリブ37がケース31と一体のプラスチックモールド成形によって形成されている。
【0021】
図2におけるIII−III線でケース31を切断した断面図である図3に示されるように、リブ37はケース31の外面側に、互いの間隔をあけて例えば16ヵ所に突設されており、飛び飛びに部分的に設けられているので、成型時にひけ等が発生しない。
【0022】
リブ37は、図2に示されるように、薄肉部31aと厚肉部31bとの境界線に対してケース31の端部からほぼ直角方向に直線状に設けられていて、各リブ37が平行になっている。
【0023】
このように、シール用のOリング36を配置するために薄肉に形成されたケース31の薄肉部31aとその薄肉部31aに隣接する厚肉部31bとにまたがって、複数のリブ37を形成したことにより、その部分の変形に対する強度が大幅に向上して、オートクレーブ装置等に入れられても変形しない。
【0024】
図4は本発明の第2の実施の形態を示しており、リブ37を、ケース31の薄肉部31aから厚肉部31bを通って再び薄肉部31aに至るような連続的な曲線状に形成したものである。このように、リブ37の形状は各種の態様をとることができる。
【0025】
図5は本発明の第3の実施の形態を示しており、ケース31の薄肉部31aにリブを形成する代わりに、ケース31の薄肉部31aが外圧によって内没するのを防止するために、薄肉部31aに隣接する部分で厚肉部31bを内側から受ける受け部38を前板32に形成したものである。
【0026】
受け部38は前板32と一体にプラスチックモールド成型により形成されていて、III−III位置の断面図である図6に示されるように、互いの間隔をあけて複数箇所に前板32から突設されている。ただし、図7に示されるように、前板32を全周にわたって内側に延長して形成してもよい。
【0027】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明をコネクタ部3以外の部分に適用してもよく、また内視鏡観察像をイメージガイドファイババンドル又はリレーレンズ系等で伝達する光学式の内視鏡に適用してもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、Oリングを配置するために薄肉に形成された外壁部品の薄肉部とその薄肉部に隣接する厚肉部とにまたがってリブを形成し、あるいは、外壁部品を内側から受ける受け部を隣接部品に形成したことにより、外壁部品の薄肉部が、オートクレーブ等によって変形せず優れた耐久性を有し、しかもモールド成型時にひけ等が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の部分断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の全体側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のケースのIII−III断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の部分側面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の部分断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のIII−III位置における断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の部分断面図である。
【図8】従来の内視鏡のシール部の部分断面図である。
【図9】従来のオートクレーブ装置に入れられた内視鏡のシール部の部分断面図である。
【図10】従来のオートクレーブ装置から出された内視鏡のシール部の部分断面図である。
【符号の説明】
3 コネクタ部
31 ケース
31a 薄肉部
31b 厚肉部
32 前板
36 Oリング
37 リブ
38 受け部

Claims (6)

  1. 内視鏡の外壁部を構成するプラスチック製の外壁部品とその隣接部品との間に弾力性のある部材からなるOリングを介在させて、外部と内部との間のシールをした内視鏡のシール部の構造において、
    上記Oリングを配置するために薄肉に形成された上記外壁部品の薄肉部とその薄肉部に隣接する厚肉部とにまたがってリブを形成したことを特徴とする内視鏡のシール部の構造。
  2. 上記外壁部品がプラスチックモールド成形によって形成されていて、上記リブが上記外壁部品と一体にプラスチックモールド成形により形成されている請求項1記載の内視鏡のシール部の構造。
  3. 上記リブが、上記外壁部品の薄肉部と厚肉部との境界線に対してほぼ直角方向に直線状に設けられている請求項1又は2記載の内視鏡のシール部の構造。
  4. 上記リブが、上記外壁部品の薄肉部から上記厚肉部を通って再び上記薄肉部に至るように連続的に形成されている請求項1又は2記載の内視鏡のシール部の構造。
  5. 上記リブが曲線状に形成されている請求項4記載の内視鏡のシール部の構造。
  6. 上記リブが複数設けられている請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡のシール部の構造。
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