JP3580946B2 - 自走台車の走行制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自走台車の走行を制御する走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自走台車の走行制御のために方位センサが用いられる場合が多い。しかし、この方位センサは一般にドリフトを持っており、それはセンサの誤差角度として一般に時間の経過とともに増大する。例えば、それは図8に示すような特性をもって増大する。また、センサの出力信号を処理する信号処理回路には積分器等が含まれており、この積分器等もドリフトを持っている。両者のドリフトが重なってセンサ出力すなわち変位角度信号の誤差が時間の経過とともに増大していく。
【0003】
そこで、このドリフト誤差を軽減するために、走行開始から一定時間経過し、かつ進行方向が走行開始時の方向にほぼ一致しており変位に対する変位角度信号の安定性が大きい状態にあるとき、通常の走行制御処理に割込を発生させて台車の走行を停止させ、その停止の間に、方位センサにリセットをかけるリセット方式すなわち出力変位角度信号に修正を加えて走行開始時のゼロ値に修正する方式提案されている(特開平6−236212号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような方位センサのリセットを行う場合、次のような問題が生ずる。すなわち、走行開始後、一定時間経過する前にも、図11に示すように、方向変更のための旋回や方位測定のための停止時に自走台車10の積載状況や床面と車輪11a,11bとの間のすべり等により、停止時の自走台車10の方向が正しい0°方向Pから最大0.6°程度までのずれを生じ得ることが知られている。この時の誤差角度θがセンサリセット後の方向制御に悪影響を及ぼすことは明らかである。例えば、図12において、自走台車10が図上、左下位置の走行開始点で走行開始して0°方向に直進走行し、最初の右90°旋回するために“Q点”で走行停止して方位センサをリセットした場合、台車10が正しく0°方向を向いているときは方位センサの出力と台車の向きとが正しく一致することになる。しかし、“Q点”で台車が正しく0°方向を向いていないにもかかわらず、センサ出力がリセットされた場合、方位センサには結果的に台車の実際の向きとは逆方向の符号をもって相対誤差が生ずることになる。このときの誤差角度は“Q点”におけるセンサのリセット動作ごとに累積される。台車10がn往復するとした場合、最終的に方位センサには最大限、0.6°×nに相当する累積誤差が生ずる。図12示した例では、5箇所の“Q点”が存在することにより、0.6°×5=3.0°の誤差角度が方位センサに累積される。このような状況のもとで台車10が仮に20m前進走行するものとすれば、台車10は、20×tan 3.0°=1.0(m)だけ0°方向から横方向にずれを生ずることになる。
【0005】
したがって本発明は、ドリフト誤差を軽減するために方位センサのリセットを行う場合に台車側の方向誤差によってセンサ出力に生じ得る角度誤差を解消させることの可能な自走台車の走行制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、方位センサによって基準方位からの変位角度を検出し、その変位角度をゼロにするように、台車を予め設定された走行経路に沿って所定の方向に走行制御する自走台車の走行制御装置において、方向変更のため台車をいったん停止させたとき、自走台車の基準方位からの変位角度をゼロにするように自走台車を旋回動作させる方向修正制御手段と、自走台車の基準方位からの変位角度がほぼゼロであることが確認されたとき方位センサを基準方向角度にリセットするリセット手段と、方位センサをリセットした後、方向変更のために台車を次の操行方向に向けて旋回動作させる方向変更制御手段と、次の操行方向に向けられた台車を走行経路に沿って再走行させる操行制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
方向修正制御手段は、基準方位からの変位角度が所定値より大きいときは台車をより高速度で旋回させ、基準方位からの変位角度が所定値より小さいときは台車をより低速度で旋回させるものとするのがよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態による自走台車の走行制御装置について図面を参照して説明する。
【0009】
まず、図3を参照して本発明による走行制御の対象となる自走台車10の走行機構および制御装置の概略について説明する。
【0010】
図3には矢印Pで示す走行方向に走行する自走台車10が示されており、左右両側に一対の車輪すなわち左車輪11aおよび右車輪11bを備えている。車輪11a,11bはそれぞれ左駆動モータ12aおよび右駆動モータ12bによって独立に回転駆動される。駆動モータ12a,12bは左ドライバ13aおよび右ドライバ13bによって駆動される。
【0011】
各駆動モータ12a,12bには、一定回転角度ごとにパルスを発生する左パルス発信器14aおよび右パルス発信器14bが別々に設けられている。これらのパルス発信器の発生パルスの積算値に基づいて車両の走行距離を求めたり、走行速度を求めたりすることができる。また、自律走行のために方位を検出する方位センサ15、前方障害物を検出する前方障害物センサ16a、左側方および右側方の障害物を検出する左側方障害物センサ16bおよび右側方障害物センサ16cが設けられている。これらの障害物センサおよびパルス発信器の各検出信号は制御装置20に入力される。制御装置20には操作パネル17が付設されており、マニュアル操作により種々の初期設定等をすることができる。制御装置20は入力された各センサの検出出力および操作パネル17による設定内容に基づきドライバ13a,13bおよび駆動モータ12a,12bを介して車輪11a,11bの回転を制御する。
【0012】
図4は制御装置20とその入出力部のより詳細な構成を示すものである。制御装置20は、インタフェース21a〜21c、メインコントローラ22、およびカウンタ23を備えている。障害物センサ16a、16bおよび16cの検出信号はインタフェース21aを介してメインコントローラ22に入力され、方位センサ15は基準方位に対する自走台車10の走行方位を検出し、その方位検出信号をインタフェース21bを介してメインコントローラ22に入力する。操作パネル17からは操作者により入力された情報がインタフェース21bを介してメインコントローラ22に入力される。さらにパルス発信器14a,14bによって発生されたパルスをカウンタ23によりカウントすることにより自走台車10の走行距離に比例するカウント値が得られ、それがメインコントローラ22に入力される。ここでカウント値に所定の係数を乗ずることによって台車10の走行距離が得られ、単位時間あたりの走行距離を演算することによって台車10の走行速度を得ることができる。
【0013】
メインコントローラ22は障害物センサ16a〜16cの各検出出力、方位センサ15の検出出力、カウンタ23のカウント出力、および操作パネル17の操作内容に基づいて所定の制御演算を行い、その結果得られた出力信号を、第3のインタフェース21cを介してドライバ13a,13bに送出し、これを介して駆動モータ12a,12bすなわち車輪11a,11bの回転を制御し、例えば、図5に示すように、所定の走行領域51内を矢印D1〜D11により示す所定の走行経路を、左手前位置からスタートして走行するとした場合、D1直進、右90度旋回、D2直進、右90度旋回、D3直進、左90度旋回、D4直進、および左90度旋回の一連のステップを各センサの検出信号および予め設定された走行経路に関する情報に基づき制御装置20のメインコントローラ22による駆動モータ12a,12bの制御を通して繰り返し、走行領域51内をくまなく走行することができる。
【0014】
自走台車10を図12の各“Q”点すなわち当初に設定した進行方向に進行させて90°右旋回する地点で停止させ、方位センサ15のリセットを行う。その場合、方位センサ15の角度データが0°(スタート方向)または所定の角度方向に対応する基準角度方向になるまで台車10を左右方向にその地点で旋回させ、方位センサ15の角度データが0°となったところで台車10の旋回を停止させる。この制御動作が本発明に係る方向修正制御である。図6は0°方向に対し台車10がプラス方向の偏差角度+δをもってずれている場合を例示しており、この場合は左方向への角度−δの旋回動作により偏差角度+δを相殺してゼロにすることができる。図7は、0°方向に対し台車10がマイナス方向の偏差角度−δをもってずれている場合を例示しており、この場合は右方向への角度+δの旋回動作により偏差角度−δを相殺してゼロにすることができる。この動作の後、方位センサ15のリセットを行う。
【0015】
方向修正制御の目標となる方位センサ15の角度データは多少の誤差を含んでいるものであり、図8に示すように、誤差が急激に増加する前の、誤差の小さい時点ta で方位センサ15をリセットするようにすれば角度誤差を可及的に小さくすることができる。リセット点は、この条件を満たすように適宜設定すればよい。
【0016】
以下に方向修正制御の概要について述べる。
台車10が比較的大きな偏差角度をもって停止した場合、左右両車輪11a,11bを微小速度で回転させ、台車10を低速(3.0°/s)で旋回させ、方位センサが0°(スタート方向)を検出したら旋回停止とする。台車10が旋回によりオーバーランするのを防止し、正確に0°(スタート方向)で旋回停止させるため、設定速度を複数段階、例えば2段階とするのがよい。すなわち、例えば±0.5°以上の角度誤差をもってずれている場合、やや高めの旋回速度(例えば、3.0°/s)を設定し、±0.5°以内の角度誤差の場合は低めの旋回速度(例えば、0.5°/s)を設定する。
【0017】
ここに示す速度3.0°/sまたは0.5°/sは実験的に求められる最適値とすればよい。本例においては、絶対方位0°(スタート方向)を基準として説明しているが、絶対方位90°または180°を基準とする場合でも上記と同様に適用可能である。
【0018】
一定時間経過後の方位センサ15のリセットの前にも停止時に車輪と床面との間のスリップ等により、車輪の回転から算出した車輪11a,11bの制御角度と方位センサ15の検出角度との間に差が生じて累積され、その累積誤差のため台車10が設定した軌道から外れ得ることはすでに述べたが、本発明によれば方向変更等のため、設定した直進方向(通常はスタート時の0°方向)で台車10が停止する比較的短い時間で、誤差の少ない時に、方位センサ15をリセットしてしまうので誤差が累積されない。また、方向修正に際しては通常の旋回速度よりも遅い速度で左右に旋回させ、また設定した直進方向(0°方向)に近くなった時さらに旋回速度を遅くして設定した直進方向(0°方向)になったことを検出して停止させる。これにより、旋回動作に基づくすべり、旋回時のオーバーランが無くなり、高精度の停止を実現することができる。
【0019】
以下、フローチャートを参照し、メインコントローラ22によって実行される台車走行のための演算制御について図9以下を参照しながら詳述する。
【0020】
1.メインルーチン
図9において、自走台車10を方位センサ15からの角度データを基に0°方向(または他の設定方向、例えば90°または180°等)へ走行させる(ステップ41)。カウンタ23のカウント内容に基づいて台車10の走行距離を算出し(ステップ42)、その走行距離が所定値を超えるか否かを判断し(ステップ43)、超えていれば台車10を減速停止させ(ステップ44)、方向修正制御を行い(ステップ45)、台車10の向きを進行開始時または他の設定方向に合わせる。この方向修正制御については別途、図1および図2のサブルーチンを参照して詳述する。走行距離が所定値を超えていないときは、ステップ41〜43を繰り返し、台車10の走行を続ける。方向修正制御の後、方位センサ15が前回サンプリングを行った時点から一定時間経過しているか否かをチェックし(ステップ46)、一定時間経過している場合は方位センサ15のサンプリングを行う(ステップ47)とともに方位センサ15のリセットを行い(ステップ48)、台車10の向きの角度データを0°または設定方向にリセットする。前回行った方位センサ15のサンプリングからまだ一定時間経過していない場合は、方位センサ15のサンプリングを行わない。
【0021】
(方向修正制御サブルーチン)
図1および図2を参照して方向修正制御サブルーチンについて説明する。
まず偏差角度の正負(プラス・マイナス)、方向修正制御で用いる角度状態フラグの値の定義について説明する。図10に示すように、目標方位、例えば、絶対方位0°、90°、180°等を基準としてそれを相対的な意味での0°とし、その右半分がプラスの偏差角度領域、左半分がマイナスの偏差角度領域であると定義する。また角度状態フラグSSPFGと、その時の台車10の動作との対応を以下に示すように設定する。
【0022】
角度データがプラスのときは図1のステップ53以下のフローチャートに従う制御を実行し、角度データがマイナスのときは図2のステップ71以下のフローチャートに従う制御を実行する。
【0023】
さて、図9のステップ48に引き続き、図1において方位センサ15からの角度データを読み込み(ステップ51)、読み込んだ偏差角度が負か否かをチェックする(ステップ52)。偏差角度が負の場合はステップ71(図2)に進む。偏差角度が負でなかった場合はさらに偏差角度が0.0°か否かをチェックする(ステップ53)。ここで、0.0°であった場合、すなわち台車10がスタート時方向または設定方向と一致しているときは減速停止させる(ステップ54)。0.0°でなかった場合、すなわち偏差角度が正のある値をもっている場合は、フラグSSPFGの値が3以上か否かを判断し(ステップ55)、SSPFG≦2、すなわち台車10の状態が右旋回によりマイナス偏差角度からプラス偏差角度へ変化したときは偏差角度値に応じて低速または高速に左旋回させるべく、まず台車10の減速・停止を行う(ステップ56)。ステップ52で偏差角度の正負を判断し、正のみのケースが対象になっているはずであるから、通常はSSPFG≧3である。したがって、SSPFG≦2のときは、ステップ52からステップ55までの間に右旋回したことになる。ここで偏差角度の再チェック、すなわち偏差角度が0.5°以上か否かをチェックする(ステップ57)。ステップ55において、SSPFG≧3のときはステップ56を実行することなくステップ57を実行する。このとき通常は正の偏差角度状態になっている。ステップ57において、偏差角度が0.5°以上であるときは、フラグSSPFGを“4”にセットし(ステップ58)、目標角度方向から遠い角度状態にあるものとして高速データを取得し(ステップ59)、また偏差角度が0.5°以下であるときは、フラグSSPFGを“3”にセットし(ステップ60)、目標角度方向に近い角度状態にあるものとして低速データを取得し(ステップ61)、それぞれ取得した高速データまたは低速データで左車輪11aを後退方向に、右車輪11bを前進方向にそれぞれ駆動して左方向旋回を実施する(ステップ62)。この後、再びステップ51へ戻る。
【0024】
ステップ52において偏差角度がマイナスであった場合は、ステップ55以下に類似したステップ71以下(図2)が実行される。この場合は、フラグSSPFGの値が3以上か否かを判断し(ステップ71)、SSPFG≧3、すなわち台車10の状態が左旋回によりプラス偏差角度からマイナス偏差角度へ変化したときは、偏差角度値に応じて低速または高速に右旋回させるため、台車10の減速・停止を行う(ステップ72)。ここで偏差角度の再チェック、すなわち偏差角度が−0.5°以下か否かをチェックする(ステップ73)。ステップ71において、SSPFG≦2であったときはステップ72を実行することなくステップ73を実行する。このとき通常は負の偏差角度状態になっている。ステップ73において、偏差角度が−0.5°以下(偏差角度が左方向に0.5°以上ずれた値)であるときは、フラグSSPFGを“1”にセットし(ステップ74)、目標角度方向から遠い角度状態にあるものとして高速データを取得し(ステップ75)、また偏差角度が−0.5°以上(偏差角度が−0.5°〜−0.1°の範囲内)であるときは、フラグSSPFGを“2”にセットし(ステップ76)、目標角度方向に近い角度状態にあるものとして低速データを取得し(ステップ77)、それぞれ取得した高速データまたは低速データで左車輪11aを前進方向に、右車輪11bを後退方向にそれぞれ駆動して右方向旋回を実施する(ステップ78)。この後、再びステップ51(図1)へ戻る。
【0025】
【発明の効果】
以上述べた本発明の自走台車の走行制御装置によれば、ドリフト誤差を軽減するために方位センサのリセットを行う場合に台車側の方向誤差によって相対的にセンサ出力に生じ得る角度誤差を解消し、長時間にわたって高精度で自走台車の走行制御を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における方向修正制御の手順を示すフローチャート。
【図2】本発明の一実施の形態における方向修正制御の手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の方向修正制御を適用する自走台車の走行機構および制御装置の概略を示す説明図。
【図4】図3の装置における制御装置の詳細を示すブロック図。
【図5】本発明を適用する自走台車の走行経路の一例を示す経路図。
【図6】台車がプラスの角度誤差をもって走行停止した状態を示す説明図。
【図7】台車がマイナスの角度誤差をもって走行停止した状態を示す説明図。
【図8】方位センサの角度誤差を補償するために行うリセット動作の実行タイミングを説明する線図。
【図9】本発明の方向修正制御を含んで行われる台車走行制御のメインルーチンを示すフローチャート。
【図10】本発明に係る角度状態フラグの設定内容を説明するための説明図。
【図11】自走台車が所定距離を走行して停止した時の台車の角度誤差について説明するための説明図。
【図12】自走台車の走行経路と方位センサのリセット点および方向修正制御点の一例を示す説明図。
【符号の説明】
10 自走台車
11a、11b 車輪
12a,12b 駆動モータ
13a,13b ドライバ
14a、14b パルス発信器
15 方位センサ
16a〜16c 障害物センサ
17 操作パネル
20 制御装置
21a〜21c インタフェース
22 メインコントローラ
23 カウンタ
D1〜D11 走行経路
Claims (2)
- 方位センサによって基準方位からの変位角度を検出し、その変位角度をゼロにするように、台車を予め設定された走行経路に沿って所定の方向に走行制御する自走台車の走行制御装置において、
方向変更のため台車をいったん停止させたとき、前記自走台車の前記基準方位からの変位角度をゼロにするように前記自走台車を旋回動作させる方向修正制御手段と、
前記自走台車の前記基準方位からの変位角度がほぼゼロであることが確認されたとき前記方位センサを基準方向角度にリセットするリセット手段と、
前記方位センサをリセットした後、前記方向変更のために前記台車を次の操行方向に向けて旋回動作させる方向変更制御手段と、
次の操行方向に向けられた台車を前記走行経路に沿って再走行させる操行制御手段と
を具備したことを特徴とする自走台車の走行制御装置。 - 前記方向修正制御手段は、前記基準方位からの変位角度が所定値より大きいときは前記台車をより高速度で旋回させ、前記基準方位角度からの変位角度が所定値より小さいときは前記台車をより低速度で旋回させるものであることを特徴とする請求項1に記載の自走台車の走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11468896A JP3580946B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 自走台車の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11468896A JP3580946B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 自走台車の走行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09305231A JPH09305231A (ja) | 1997-11-28 |
JP3580946B2 true JP3580946B2 (ja) | 2004-10-27 |
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ID=14644156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11468896A Expired - Lifetime JP3580946B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 自走台車の走行制御装置 |
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Families Citing this family (2)
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1996
- 1996-05-09 JP JP11468896A patent/JP3580946B2/ja not_active Expired - Lifetime
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