JP3579395B2 - ディスク記憶装置及びアクセス方法 - Google Patents

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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にはハードディスクドライブなどのディスク記憶装置に関し、特に、ディスク記録媒体上の複数のデータトラックから連続的にデータをアクセスするアクセス方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハードディスクドライブを代表とするディスクドライブは、コンピュータデータだけでなく、音声データや映像データ(総称してAVデータ)を格納する記憶装置として利用されている。パーソナルコンピュータやディジタル・テレビジョン機器等のホストシステムは、ディスクドライブに録画動作や録音動作により格納されたAVデータをアクセスして、ディスプレイやスピーカなどの再生機器に再生する。
【0003】
ところで、コンピュータデータとは異なり、AVデータは連続的処理が要求されるため、アクセス動作には以下のような特徴がある。まず、AVデータに対するアクセスでは、データの正確性よりも、例えば画像や音声のデータ量に応じて任意の転送レートを維持することが要求される。この転送レートを維持するために、ホストシステムは、ディスクドライブへのアクセスに対して任意の制限時間を設ける。ディスクドライブは、当該制限時間以内にアクセス処理を完了させることで、転送レートを維持している。
【0004】
また、AVデータに対するアクセスでは、ディスク記録媒体(以下単にディスクと表記)上に、シーケンシャルに続くアドレスへ連続的に記録されたり、あるいは当該ディスク上から連続的に再生される。この場合、ディスク上の指定のデータトラックにAVデータを記録しながら、別のデータトラックから以前に記録されたAVデータを再生するようなアクセスも頻繁に実行される。このようなアクセスでは、一方の記録又は再生に関するアクセスを優先的に実行するのではなく、双方のアクセスが交互に実行される。
【0005】
一般的に、ディスクドライブは、ホストシステムからの要求(コマンドの発行)に応じて、前記のようなアクセス動作を実行する。しかし、ホストシステムからの要求に従ったアクセス動作のみでは、ホストシステム間でのデータ転送のパフォーマンスが低下する。具体的には、ディスクドライブでは、ディスク上から指定のデータを記録又は再生するアクセス動作時には、データ転送には関係しないヘッドのシーク動作等の処理時間(いわば準備処理に要する時間)が必要となるためである。
【0006】
そこで、通常のディスクドライブでは、ホストシステムからの要求データのアクセス動作の合間に、シーケンシャルに続くデータへのアクセスを継続する方法が採用されている。再生に関するアクセス動作では、ディスク上の要求データがアクセスされた後に、当該要求データセクタに連続するデータセクタからデータを継続してアクセスする先読み動作が実行される。一方、記録に関するアクセス動作では、ホストシステムからドライブ内のバッファメモリに転送された要求データ(ライトデータ)を、当該連続するデータセクタに書き込み続ける書き込み動作が実行される。
【0007】
このような方法は、ホストシステム間のデータ転送(ホスト転送と称する場合がある)のパフォーマンスを向上させる上で有効である。しかしながら、前述の交互アクセス動作において、各データトラックに対してシーケンシャル・アクセスが交互に実行されると、再生における先読み動作がほとんどできない状況が発生することが確認されている。従って、単に通常のアクセス継続方法を採用しても、AVデータを再生するときの交互アクセス動作では、必ずしもホスト転送のパフォーマンスを向上させることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
通常のディスクドライブにおいて、アクセス継続方法を採用して、再生に関するアクセス動作時に先読み動作を実行することにより、ホスト転送のパフォーマンスを向上させることができる。しかしながら、前述したように、特にAVデータの再生などのシーケンシャルかつ交互にアクセスを実行するアクセス動作では、アクセス対象の異なるデータトラックに対するヘッドのシーク動作の回数や、ディスクの回転待ち時間などが関係して、再生における先読み動作がほとんどできない状況が発生する。このため、必ずしもホスト転送のパフォーマンスを向上させることはできない。このため、先行技術として、シーケンシャルかつ交互にアクセスを実行するアクセス動作では、各アクセス動作を最短時間で処理するための方法等が提案されている(例えば特開平6−12188号公報を参照)。しかしながら、先行技術の方法でも、先読み動作を実行できない状況を解消できないため、ホスト転送のパフォーマンスを向上させることはできない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、特にシーケンシャルかつ交互にアクセスを実行するアクセス動作を実行する時に、ホスト転送のパフォーマンスを向上させて、アクセス動作全体の向上を図ることができるディスクドライブのアクセス方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の観点は、特にディスク記録媒体上の複数のデータトラックに対して、データをシーケンシャルかつ交互にアクセスを実行するディスクドライブにおいて、先読み動作の確保及びシーク動作の回数削減を実現するアクセス方法に関する。
【0011】
本発明の観点に従ったアクセス方法は、ディスク記録媒体上に構成される複数のデータトラックから、ヘッドを介して要求データをアクセスするディスク記憶装置に適用するアクセス方法であって、前記ヘッドの移動を伴って、前記ディスク記録媒体上の第1のデータトラックと第2のデータトラックとから交互に要求データをアクセスし、かつ当該第1及び第2の各データトラックのそれぞれにおいて連続するデータセクタをシーケンシャルにアクセスするときに、当該要求データ以外の先読みデータをアクセスするステップと、前記要求データ及び先読みデータをバッファメモリに蓄積するステップとを有し、前記各データトラックのデータ転送レート差に基づいて、データ転送レートの高いデータトラックから先読みデータをアクセスするアクセス時間を所定の時間分だけ確保する構成である。
【0012】
このようなアクセス方法であれば、シーケンシャルかつ交互にアクセスを実行するアクセス動作時に、先読み動作を確実に実行できる。従って、先読みデータ量の増大化を実現し、当該先読みデータを要求データとしてホストシステムに転送できる可能性が高くなる。これにより、結果として、ヘッドのシーク回数を減少できるため、ホスト転送を含むアクセス動作全体のパフォーマンスを向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
(第1の実施形態)
本実施形態に関するディスクドライブ15は、図1に示すように、ホストシステム16から発行されるリード/ライトコマンドに応じて、記録媒体であるディスク1をアクセスして、データの記録又は再生を実行する機構を有する。本実施形態のアクセス動作では、ディスク1上のデータトラックをアクセスするディスクアクセス(DA)と、バッファメモリ(バッファRAM)8のアクセスとは区別される。ホストシステム16は、例えばパーソナルコンピュータや、ディジタル・テレビジョンなどのディジタル機器である。
【0015】
ディスク1は、1枚または複数枚がスピンドルモータ(SPM)2に取り付けられて回転される。ディスク1は、同心円状の多数のデータトラックが構成されており、当該各データトラックは複数のデータセクタに分割されている。アクセス動作では、ヘッド(ここでは磁気ヘッド)3は、各データトラックのデータセクタ単位でデータを記録したり、また各データセクタからデータを再生する。ヘッド3は、データ再生(リード動作)を行なうためのリードヘッド30と、データ記録(ライト動作)を行なうためのライトヘッド31とを有する。ヘッド3は、ボイスコイルモータ(VCM)4を含むアクチュエータ5に搭載されている。アクチュエータ5は、VCM4の駆動力により、ヘッド3をディスク1上の半径方向に移動させるシーク動作を実行する。
【0016】
SPM2及びVCM4は、SPMドライバとVCMドライバとが集積化されたモータドライバIC6から駆動電流が供給される。モータドライバIC6は、CPU10により制御される。CPU10は、ROM12に格納されているプログラムにより制御動作を実行するドライブのメイン制御装置である。RAM11は、CPU10の制御動作でのワークメモリとして使用される。
【0017】
更に、ディスクドライブ15は、ディスクコントローラ(HDC)7と、バッファメモリ(バッファRAM)8と、ゲートアレイ9と、リード/ライト(R/W)チャネル13と、ヘッドアンプ(プリアンプ)IC14とを有する。
【0018】
HDC7は、ドライブ15とホストシステム16とのインターフェースを構成し、ホストシステム16からのコマンドを受信したり、リード/ライトデータの転送を制御する。バッファメモリ8は、HDC7によりデータ転送されるリードデータ(再生データ)及びライトデータ(記録データ)を一時的に格納する。本実施形態での先読み動作での先読みデータは、バッファメモリ8に蓄積される。
【0019】
ゲートアレイ9は、サーボデータを再生するためのサーボコントローラや、各種のデータや信号の交換を行なうためのインターフェースコントローラなどを含む。R/Wチャネル13は、リード/ライト信号処理回路である。R/Wチャネル13は、ヘッドアンプIC14を介して、リードヘッド30により読み出されたリード信号から元の記録データを再生(復号化)し、当該再生データ(ディジタルのリードデータ)をHDC7に送出する。また、R/Wチャネル13は、HDC7からライトデータを受け取り、所定の記録データに符号化してヘッドアンプIC14に送出する。ヘッドアンプIC14は、リードヘッド30からのリード信号を増幅するリードアンプと、R/Wチャネル13からの符号化データをライト電流に変換するためのライトアンプとを有する。
【0020】
(アクセス動作)
以下、図1と共に図2から図6を参照して、本実施形態に関するアクセス動作を説明する。
【0021】
本実施形態は、例えばディスク1上に記録されているAVデータを、ホストシステム16からのアクセス要求に応じてアクセスするための再生に関するアクセス動作を想定する。ここでは、図2(A)に示すように、ディスク1上の内周側のデータトラック100Mと、外周側のデータトラック100Nとを交互かつシーケンシャルにアクセスする。
【0022】
通常のディスクドライブでは、ディスク1上の各データトラックはそれぞれ、複数のデータセクタ200N,200Mに分割されている。即ち、アクセス動作では、データセクタ単位でデータの記録又は再生が実行される。ディスク1上の内周側と外周側とでは、図2(B)に示すように、各データトラック100M,100Nに含まれるデータセクタ数が異なる。即ち、外周側のデータトラック100Nは、相対的に内周側トラック100Mより多いデータセクタ数を含む。アクセス動作では、外周側のデータトラック100Nからアクセスしたデータの転送レート(単位時間当たりのデータ量)は、内周側トラック100Mの転送レートよりも高いレートとなる。
【0023】
本実施形態のディスクドライブ15は、図3に示すように、ディスク1上の各データトラック100M,100Nに対して交互かつシーケンシャルにアクセスし、各データトラック100M,100Nから読出したデータをホストシステム16に転送する。このようなアクセス動作では、各データトラック100M,100N間でヘッド3を移動させるシーク動作(HS)を伴なうことになる。このシーク動作(HS)中は、各データトラック100M,100Nに対するディスクアクセス(DAm),(DAn)は停止状態となる。また、ホストシステム16からのアクセス要求に応じたディスクアクセスだけでは、先読み動作は実行できない状況となるため、バッファメモリ8に先読みデータをほとんど蓄積できないことになる。
【0024】
そこで、本実施形態のアクセス方法は、前記のように、各データトラック100M,100Nでの転送レートの差を利用して、高い転送レートの外周側のデータトラック100Nに対する先読み動作を優先的に実行させる。これにより、結果としてシーク動作の一部(300)を削減し、シーク動作の回数を減少させてアクセス動作全体のパフォーマンスの向上を図る。ここで、各データトラック100M,100N間では、転送レートに差があるため、ディスクアクセスに要する時間が異なる。本実施形態のアクセス方法は、当該ディスクアクセスに要する時間差分だけ、外周側のデータトラック100Nに対する先読み動作を優先的に実行させる。
【0025】
以下、図4から図6を参照して、本実施形態のアクセス方法を具体的に説明する。図4では、符号T1〜T4はそれぞれ、ディスク1の1回転時間に相当する間隔を示す。符号DAn,DAmはそれぞれ、データトラック100N,100Mに対するディスクアクセスを示す。符号RN,RMはそれぞれ、データトラック100N,100Mに対するホスト処理(コマンド発行処理など)を示す。符号COは、アクセス準備処理(コマンドオーバーヘッド)を示す。符号HSはヘッド3のシーク動作を示す。符号400は削減されるシーク動作を示す。符号401N,401Mはそれぞれ、データトラック100N,100Mから読出されたデータを示す。符号ATはディスクアクセスの待機時間を示す。
【0026】
(基本的動作)
ホストシステム16からアクセス要求を示すコマンドが発行されると、ディスクドライブ15では、HDC7が当該コマンドを受信する(ステップS1)。CPU10は、HDC7が受付けたコマンドを解読する。ここでは、ディスク1上のデータトラック(100M及び100N)からデータを再生するリードコマンドを想定する。通常では、CPU10は、アクセス要求のデータが記録されているデータトラック上に、ヘッド3を位置決めするためのシーク動作を実行する。具体的には、CPU10は、モータドライバ6を介してVCM4を駆動制御することにより、ヘッド3をディスク1上の目標位置であるデータトラック上まで移動させる。
【0027】
ここでは、ヘッド3に含まれるリードヘッド30は、当該データトラックから記録データを読出し、ヘッドアンプIC14に出力する。R/Wチャネル13は、ヘッドアンプIC14から送られたリード信号の信号処理(復号化処理など)を実行して、元のデータを復元してHDC7に送出する。HDC7は、R/Wチャネル13からの再生データ(リードデータ)をバッファメモリ8に蓄積すると共に、ホストシステム16へのデータ転送を行なう。
【0028】
このような基本的動作を前提として、HDC7がホストシステム16からのコマンドを受信したときに、CPU10は、ディスクアクセス(リードヘッド30によるリード動作)が実行中であるか否かを判定する(ステップS1,S2)。ディスクアクセスが実行中の場合には、CPU10は、当該ディスクアクセスを停止させるか否かを判断する(ステップS2のYES,S8)。即ち、当該ディスクアクセスが、ホストシステム16のアクセス要求とは無関係なデータトラックの場合には、CPU10は、当該ディスクアクセスを停止させる(ステップS8のNO,S9)。
【0029】
CPU10は、ホストシステム16の要求データがバッファメモリ8に蓄積されている場合には、ディスクアクセスを実行することなく、HDC7から当該要求データをホストシステム16に転送させる(ステップS3のYES,S6)。要求データがバッファメモリ8に蓄積されていない場合には、CPU10は、要求データのディスクアクセスを実行する準備に移行する(ステップS3のNO,S4)。CPU10は、要求データのアドレスの設定やヘッド3のシーク動作等の準備が完了すると、リードヘッド30によるディスクアクセスを実行させる(ステップS5)。このディスクアクセスの実行により、前記のように、HDC7は、R/Wチャネル13からの再生データ(要求データ)をバッファメモリ8に蓄積すると共に、ホストシステム16へのデータ転送を行なう(ステップS6,S7)。
【0030】
以上のようなディスクアクセスの実行に伴なう動作を、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
【0031】
まず、図4の期間T1において、ホスト要求(RN)に応じて、例えばデータトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)が実行される。このディスクアクセス(DAn)により、データトラック100Nに記録されたデータ(ここでは2セクタ分)は、ホストシステム16に転送される。全てのホスト転送が終了すると、ホスト処理(RN)が終了する。ここで、ホスト処理が終了すると、ホストシステム16は、次のコマンドを発行するための準備(CO:コマンドオーバーヘッド)に移行する。この準備期間にも、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)は、継続されている(先読み動作)。この先読み動作により読出されたデータは、HDC7に送られて、バッファメモリ8に蓄積される。
【0032】
次に、ホスト処理(RM)により、データトラック100Mへのコマンドが発行されると、CPU10は、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を停止し、ヘッド3のシーク動作(HS)を実行させる。このシーク動作(HS)が完了して、ヘッド3がデータトラック100Mに到達するまでは、ディスクアクセスは全く実行できない状態となる。
【0033】
ヘッド3がデータトラック100Mに到達すると、CPU10は、ディスクアクセスの待機時間AT(回転待ち)を経て、データトラック100Mに対するディスクアクセス(DAm)を実行する(期間T2)。このディスクアクセス(DAm)は、前記の期間T1と同様に、次のホスト要求(RN)が発行されるまで継続される。これにより、ディスクアクセス(DAm)により読出された要求データ及び先読みデータは、HDC7に送られて、バッファメモリ8に蓄積される。当該要求データは、HDC7からホストシステム16に転送される。
【0034】
以上のようにして、ホスト要求(RN,RM)に応じて、データトラック100Nとデータトラック100Mに対して、ヘッド3のシーク動作を伴ないながら、交互にディスクアクセス(DAn,DAm)が実行される。このディスクアクセス(DAn,DAm)により読出された要求データは、HDC7を介してホストシステム16に転送される(ホスト転送)。
【0035】
次に、図6のフローチャートを参照して、ホスト転送の終了後に実行される先読み動作を説明する。
【0036】
図4の期間T2で、次のホスト要求(RN)が発行されると、CPU10は、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を実行する(期間T3)。ここで、ホスト要求(RN)に対応する要求データ(401N)は、以前のディスクアクセスにより、バッファメモリ8に蓄積されている場合を想定する。この場合には、HDC7は、バッファメモリ8から読出した要求データ(401N)をホストシステム16に転送する。
【0037】
このホスト転送が終了後に、CPU10は、当該データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を続行するか否かを判断する(ステップS10)。即ち、次のホスト要求(RM)が発行されるまで、先読み動作を実行するか否かを判断する。ここでは、先読み動作、即ちディスクアクセス(DAn)を続行する場合を想定する(ステップS10のYES)。
【0038】
ここで、CPU10は、直前のコマンド(RM)と現コマンド(RN)におけるディスク転送レートの差があるか否かを判定する(ステップS11)。ここでは、内周側で相対的に低転送レートのデータトラック100Mと、外周側で相対的に高転送レートのデータトラック100Nとを交互にアクセスしているため、ディスク転送レートの差が存在する。CPU10は、当該転送レート差分のデータセクタ数を算出する(ステップS12)。CPU10は、算出したデータセクタ数分の先読み動作に相当するディスクアクセス(DAn)を続行する(期間T3を参照)。このディスクアクセス(DAn)が完了すると、コマンドを終了する(ステップS13のYES,S14)。
【0039】
更に、CPU10は、次のホスト要求(RM)の発行に基づいて、ディスクアクセス(DAn)を継続させるか否かを判断する(ステップS15)。次のホスト要求(RM)が発行されると、ディスクアクセス(DAn)を停止する(ステップS15のNO,S16)。
【0040】
以上のように、高転送レートのデータトラック100Nをアクセスする時には、前コマンド(RM)に対応する低ディスク転送レートとの差分だけ、先読み動作を実行する。このため、ホスト処理(RN)の終了が多少遅れることになるが、十分な先読みデータをバッファメモリ8に確保することができる。
【0041】
次に、ホスト処理(RM)により、データトラック100Mへのコマンドが発行されると、CPU10は、シーク動作(HS)を実行して、ヘッド3をデータトラック100Nからデータトラック100Mへ移動させる。ここで、ホスト要求の要求データの一部は、例えばバッファメモリ8に蓄積されているため、実際のディスクアクセス(DAm)は短時間で終了する(期間T4を参照)。データトラック100Mは転送レートが低いため、ホスト要求の要求データがホストシステム16に転送されると、当該ホスト処理は最短時間(1回転時間)で終了する。
【0042】
次に、ホスト処理(RN)により、データトラック100Nへのコマンドが発行されると、当該要求データは、期間T3での先読み動作により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(401N)に含まれている。従って、CPU10は、ヘッド3をデータトラック100Nまで移動させるシーク動作(400)が不要になる。当該要求データは、HDC7により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(401N)から読出されて、ホストシステム16に転送される。
【0043】
従って、ホスト処理(RN)は、シーク動作及びディスクアクセスが無いため、非常に短時間で終了することになる。このホスト処理(RN)の期間では、シーク動作(400)が不要になったので、CPU10は、データトラック100Mに対するディスクアクセス(DAm)を継続させて、先読み動作を実行する。
【0044】
(効果)
以上要するに、高い転送レートのデータトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を、転送レート差分、換言すれば低転送レートのデータトラック100Mに対するディスクアクセス(DAm)に相当する時間だけ継続させる。これにより、ホスト処理に要する時間が多少遅くなるが、データトラック100Nに対するシーケンシャル・アクセスの対象に含まれる要求データを、先読み動作により事前に確保することが可能となる。換言すれば、シーケンシャルかつ交互アクセス動作において、高い転送レートのデータトラック100Nに対する先読み動作の時間を確保することができる。従って、データトラック100Nに対するホスト要求が発生したときに、シーク動作及びディスクアクセスを要することなく、当該要求データを、バッファメモリ8に蓄積された先読みデータから読出して転送できる。これにより、ホスト処理(RM,RN)に要する全体的実行時間の短縮化を図ることが可能となるため、結果としてシーケンシャルかつ交互アクセス動作のパフォーマンスを向上させることができる。
【0045】
以下、本実施形態の効果を具体例により説明する。
【0046】
ここでは、データトラック100M,100Nのそれぞれに対するシーケンシャルかつ交互アクセスにおいて、同様の要求データ量に対するアクセス時間が1:1.2(256セクタのアクセスに対して5ms:6ms)であるとする。また、シーク動作(HS)に要する時間を13msとしたときに、転送レート差として、データセクタ数にして51セクタ分の差であることを想定する。
【0047】
次に、データトラック100Nに対するアクセスにおいて、コマンド終了を51セクタ分の先読み動作が終了するまで遅らせることを繰り返すことで、6回目の繰り返しで1回のホスト要求を満たす分、バッファメモリ8への蓄積を確保できる。よって、データトラック100Nに対するアクセスにおいて、6ms(1ms×6回)分の先読み動作を進めることにより、データトラック100M,100N間を往復するのに要するシーク動作において、シーク時間(13ms×2)分の処理時間を削減できる。
【0048】
(第2の実施形態)
一般的に、AVデータなどを再生する場合に、ホストシステム16は、転送レートを維持するために、各データトラック100M,100Nに対するアクセスには制限時間を設定する。第2の実施形態は、当該制限時間において、最大限のコマンド処理時間を確保して、ディスクアクセスを継続するアクセス方法に関する。具体的には、ホスト要求の終了後に、アクセス制限時間内で先読み動作を続行し、最大限の先読みデータを確保するアクセス方法である。
【0049】
以下、図7から図9を参照して、本実施形態を具体的に説明する。
【0050】
まず、図8のフローチャートに示すように、HDC7がホストシステム16からのコマンドを受信したときに、CPU10は、ディスクアクセス(リードヘッド30によるリード動作)が実行中であるか否かを判定する(ステップS21,S22)。ディスクアクセスが実行中の場合には、CPU10は、当該ディスクアクセスを停止させるか否かを判断する(ステップS22のYES,S28)。即ち、当該ディスクアクセスが、ホストシステム16のアクセス要求とは無関係なデータトラックの場合には、CPU10は、当該ディスクアクセスを停止させる(ステップS28のNO,S29)。
【0051】
CPU10は、ホストシステム16の要求データがバッファメモリ8に蓄積されている場合には、ディスクアクセスを実行することなく、HDC7から当該要求データをホストシステム16に転送させる(ステップS23のYES,S26)。要求データがバッファメモリ8に蓄積されていない場合には、CPU10は、要求データのディスクアクセスを実行する準備に移行する(ステップS23のNO,S24)。CPU10は、要求データのアドレスの設定やヘッド3のシーク動作等の準備が完了すると、リードヘッド30によるディスクアクセスを実行させる(ステップS25)。このディスクアクセスの実行により、前記のように、HDC7は、R/Wチャネル13からの再生データ(要求データ)をバッファメモリ8に蓄積すると共に、ホストシステム16へのデータ転送を行なう(ステップS26,S27)。
【0052】
以上のようなディスクアクセスの実行に伴なう動作を、図7のタイミングチャートを参照して説明する。
【0053】
まず、図7の期間T1において、ホスト要求(RN)に応じて、例えばデータトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)が実行される。このディスクアクセス(DAn)により、データトラック100Nに記録されたデータ(ここでは2セクタ分)は、ホストシステム16に転送される。全てのホスト転送が終了すると、ホスト処理(RN)が終了する。ここで、ホスト処理が終了すると、ホストシステム16は、次のコマンドを発行するための準備(CO:コマンドオーバーヘッド)に移行する。この準備期間にも、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)は、継続されている(先読み動作)。この先読み動作により読出されたデータ(701N)は、HDC7に送られて、バッファメモリ8に蓄積される。
【0054】
次に、ホスト処理(RM)により、データトラック100Mへのコマンドが発行されると、CPU10は、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を停止し、ヘッド3のシーク動作(HS)を実行させる。このシーク動作(HS)が完了して、ヘッド3がデータトラック100Mに到達するまでは、ディスクアクセスは全く実行できない状態となる。
【0055】
ヘッド3がデータトラック100Mに到達すると、CPU10は、ディスクアクセスの待機時間AT(回転待ち)を経て、データトラック100Mに対するディスクアクセス(DAm)を実行する(期間T2)。このディスクアクセス(DAm)は、前記の期間T1と同様に、次のホスト要求(RN)が発行されるまで継続される。これにより、ディスクアクセス(DAm)により読出された要求データ及び先読みデータは、HDC7に送られて、バッファメモリ8に蓄積される。当該要求データは、HDC7からホストシステム16に転送される。
【0056】
以上のようにして、ホスト要求(RN,RM)に応じて、データトラック100Nとデータトラック100Mに対して、ヘッド3のシーク動作を伴ないながら、交互にディスクアクセス(DAn,DAm)が実行される。このディスクアクセス(DAn,DAm)により読出された要求データは、HDC7を介してホストシステム16に転送される(ホスト転送)。
【0057】
ところで、本実施形態では、図7に示すように、各データトラック100N,100Mに対して実行されるディスクアクセスには、ホストシステム16から制限時間(LTn,LTm)が指定されている。当該制限時間(LTn,LTm)に対して、実際のディスクアクセスに要する経過時間に余裕があれば、この余裕時間分だけ先読み動作を続行する。以下、図7と共に、図9のフローチャートを参照して、当該先読み動作について説明する。
【0058】
図7に示す期間T1において、ホスト転送が終了後に、CPU10は、当該データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を続行するか否かを判断する(ステップS30)。即ち、次のホスト要求(RM)が発行されるまで、先読み動作を実行するか否かを判断する。ここでは、先読み動作、即ちディスクアクセス(DAn)を続行する場合を想定する(ステップS30のYES)。
【0059】
CPU10は、ホストシステム16により指定された制限時間(LTn)の最大限まで先読み動作(ディスクアクセスDAn)を続行する(ステップS31)。このディスクアクセス(DAn)が完了すると、コマンドを終了する(ステップS31のYES,S32)。更に、CPU10は、次のホスト要求(RM)の発行に基づいて、ディスクアクセス(DAn)を継続させるか否かを判断する(ステップS33)。次のホスト要求(RM)が発行されると、ディスクアクセス(DAn)を停止する(ステップS33のNO,S34)。
【0060】
以上のように、ホストシステム16が指定した制限時間(LTn,LTm)内であれば、ホスト転送終了後に、先読み動作を最大限続行する。従って、ホスト処理(RN)の終了が多少遅れることになるが、十分な先読みデータをバッファメモリ8に確保することができる。
【0061】
次に、図7に示すように、ホスト処理(RM)により、データトラック100Mへのコマンドが発行されると、CPU10は、データトラック100Nに対するディスクアクセス(先読み動作)を停止して、シーク動作(HS)を実行して、ヘッド3をデータトラック100Nからデータトラック100Mへ移動させる。CPU10は、データトラック100Mに対するディスクアクセス(DAm)を実行する(期間T2)。このディスクアクセス(DAm)により、データトラック100Mから読み出された要求データは、HDC7を介してホストシステム16に転送される(ホスト転送)。
【0062】
次に、ホストシステム16から、データトラック100Nへのコマンド(RN)が発行されると、当該要求データは、期間T1での先読み動作により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(701N)に含まれている。従って、ヘッド3をデータトラック100Nまで移動させるシーク動作(700)が不要になる。当該要求データは、HDC7により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(701N)から読出されて、ホストシステム16に転送される。
【0063】
CPU10は、シーク動作(700)及びディスクアクセス(DAm)の停止のいずれも不要となるため、当該ディスクアクセス(DAm)を続行し、データトラック100Mに対する先読み動作を継続する。続いて、ホスト処理(RM)により、データトラック100Mへのコマンドが発行されると、当該要求データは、期間T2での先読み動作により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(701M)に含まれている。従って、ヘッド3をデータトラック100Mまで移動させるシーク動作(700)が不要になる。当該要求データは、HDC7により、バッファメモリ8に蓄積されている先読みデータ(701M)から読出されて、ホストシステム16に転送される。
【0064】
CPU10は、シーク動作(700)及びディスクアクセス(DAm)の停止のいずれも不要となるため、さらに当該ディスクアクセス(DAm)を続行し、データトラック100Mに対する先読み動作を継続する(期間T3)。以下同様にして、ホスト処理(RN)により、データトラック100Nへのコマンドが発行されると、CPU10は、データトラック100Mに対するディスクアクセス(先読み動作)を停止して、シーク動作(HS)を実行して、ヘッド3をデータトラック100Nからデータトラック100Mへ移動させる(期間T3)。CPU10は、データトラック100Nに対するディスクアクセス(DAn)を実行する。
【0065】
以上要するに、ホスト要求(RN,RM)に応じて、各データトラック100N,100Mに対するディスクアクセスを実行するときに、ホストシステム16から指定された制限時間(LTn,LTm)内の最大限まで、ディスクアクセスを続行する。従って、要求データのホスト転送が終了した後に、制限時間(LTn,LTm)内で余裕時間があれば、当該データトラックでの先読み動作を継続する。従って、ディスクアクセスの制限時間内で、ホスト処理に要する時間が多少遅くなるが、シーケンシャル・アクセスの対象に含まれる要求データを、先読み動作により事前に確保することが可能となる。これにより、シーケンシャルかつ交互アクセス動作において、シーク動作及びディスクアクセスの回数を減少化できるため、ホスト処理(RM,RN)に要する全体的実行時間の短縮化を図ることが可能となる。従って、結果としてアクセス全体のパフォーマンスを向上させることができる。
【0066】
なお、本実施形態の方法の場合に、制限時間内で最大限に先読み動作を続行するため、ホスト処理が相対的に遅くなるが、ホストシステムが指定する制限時間内であるため、ホストシステムが要求する転送レートを保証することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、例えばAVデータなどの連続的データを、特にシーケンシャルかつ交互にアクセスするときに、先読み動作の確保及びシーク動作の回数削減を実現することにより、ホスト転送のパフォーマンスを向上させて、アクセス動作全体の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。
【図2】各実施形態に関するディスクアクセスでのデータ転送レートを説明するための図。
【図3】各実施形態に関するアクセス動作の概略を説明するための図。
【図4】第1の実施形態に関するアクセス動作を説明するためのタイミングチャート。
【図5】第1の実施形態に関するアクセス方法の手順を説明するためのフローチャート。
【図6】第1の実施形態に関するアクセス方法の手順を説明するためのフローチャート。
【図7】第2の実施形態に関するアクセス動作を説明するためのタイミングチャート。
【図8】第2の実施形態に関するアクセス方法の手順を説明するためのフローチャート。
【図9】第2の実施形態に関するアクセス方法の手順を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ディスク
2…スピンドルモータ(SPM)
3…ヘッド
4…ボイスコイルモータ(VCM)
5…アクチュエータ
6…モータドライバIC(VCM/SPMドライバ)
7…ディスクコントローラ(HDC)
8…バッファメモリ
9…ゲートアレイ
10…CPU
11…RAM
12…ROM
13…R/Wチャネル
14…ヘッドアンプIC
15…ディスクドライブ
16…ホストシステム
30…リードヘッド
31…ライトヘッド

Claims (11)

  1. ディスク記録媒体上に構成される複数のデータトラックから、ヘッドを介して要求データをアクセスするディスク記憶装置に適用するアクセス方法であって、
    前記ヘッドの移動を伴って、前記ディスク記録媒体上の第1のデータトラックと第2のデータトラックとから交互に要求データをアクセスし、かつ当該第1及び第2の各データトラックのそれぞれにおいて連続するデータセクタをシーケンシャルにアクセスするときに、当該要求データ以外の先読みデータをアクセスするステップと、
    前記要求データ及び先読みデータをバッファメモリに蓄積するステップとを有し、
    前記各データトラックのデータ転送レート差に基づいて、データ転送レートの高いデータトラックから先読みデータをアクセスするアクセス時間を所定の時間分だけ確保することを特徴とするアクセス方法。
  2. 前記アクセス時間として、前記データ転送レートの低いデータトラックから要求データをアクセスする時間に相当する時間分を確保することを特徴とする請求項1に記載のアクセス方法。
  3. ホストシステムからのアクセス要求に対応する要求データが前記バッファメモリに蓄積されているときには、当該要求データを前記バッファメモリから前記ホストシステムに転送することを特徴とする請求項1に記載のアクセス方法。
  4. 前記ホストシステムからのアクセス要求に応じて、データ転送レートの高いデータトラックから要求データをアクセスするときに、当該要求データが前記バッファメモリに蓄積されていれば、当該要求データを前記バッファメモリから前記ホストシステムに転送し、
    当該データトラックから前記所定の時間分だけ先読みデータをアクセスすることを特徴とする請求項3に記載のアクセス方法。
  5. 同心円状の多数のデータトラックが構成されたディスク記録媒体と、
    前記各データトラックに対してデータの記録又は再生を行なうためのヘッドと、
    前記ヘッドを前記各データトラック間を移動させるためのシーク機構と、
    前記各データトラックの第1のデータトラックと第2のデータトラックとから交互に要求データをアクセスし、かつ当該第1及び第2の各データトラックのそれぞれにおいて連続するデータセクタをシーケンシャルにアクセスするときに、当該要求データ以外の先読みデータを、前記各データトラックのデータ転送レート差に基づいて所定の時間分だけアクセスするように制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  6. 前記制御手段は、前記各データトラックのデータ転送レート差に基づいて、データ転送レートの高いデータトラックから先読みデータをアクセスするアクセス時間を確保することを特徴とする請求項5に記載のディスク記憶装置。
  7. 前記ディスクからアクセスされた要求データ及び先読みデータを一時的に蓄積するバッファメモリを有し、
    前記制御手段は、前記バッファメモリから要求データをホストシステムに転送し、また前記先読みデータから当該要求データをホストシステムに転送するように制御することを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  8. ディスク記録媒体上に構成される複数のデータトラックから、ヘッドを介して要求データをアクセスするディスク記憶装置に適用するアクセス方法であって、
    前記ヘッドの移動を伴って、前記ディスク記録媒体上の第1のデータトラックと第2のデータトラックとから交互に要求データをアクセスし、かつ当該第1及び第2の各データトラックのそれぞれにおいて連続するデータセクタをシーケンシャルにアクセスするときに、当該要求データ以外の先読みデータをアクセスするステップと、
    前記要求データ及び先読みデータをバッファメモリに蓄積するステップとを有し、
    前記各データトラックのアクセス制限時間に応じて、前記要求データのアクセス時間以外に、前記先読みデータをアクセスするアクセス時間を所定の時間分だけ確保することを特徴とするアクセス方法。
  9. ホストシステムから制限されている前記各データトラックのアクセス制限時間内で、前記各データトラックに対するディスクアクセスに要する時間を最大限に設定するステップを付加したことを特徴とする請求項8に記載のアクセス方法。
  10. 同心円状の多数のデータトラックが構成されたディスク記録媒体と、
    前記各データトラックに対してデータの記録又は再生を行なうためのヘッドと、
    前記ヘッドを前記各データトラック間を移動させるためのシーク機構と、
    前記各データトラックの第1のデータトラックと第2のデータトラックとから交互に要求データをアクセスし、かつ当該第1及び第2の各データトラックのそれぞれにおいて連続するデータセクタをシーケンシャルにアクセスするときに、前記各データトラックのアクセス制限時間に応じて、前記要求データのアクセス時間以外に、所定の時間分だけ前記先読みデータをアクセスするように制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  11. 前記制御手段は、前記各データトラックのアクセス制限時間内で、前記要求データのアクセス時間を除く最大限の時間分を前記先読みデータのアクセス時間として確保することを特徴とする請求項10に記載のディスク記憶装置。
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