JP3579192B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビドアホン装置に係わり、特に玄関子機のカメラで撮像された映像信号の黒レベルを固定化し、室内親機に設けられた偏平CRTモニタで映像信号が鮮明に再現できるテレビドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビインターホン装置は図6に示すように、CCDカメラ51、映像変調回路52、多重回路53、音声レベル変換回路54、電源回路55、子機CPU56、マイク57、スピーカ58、呼出釦SW3を備えた玄関子機BQ2と、平衡・不平衡変換回路61、カメラ子機電源回路62、データ送出回路63、呼出検出回路64、音声レベル変換回路65、受話器66aと送話器66bを設けた送受器66、映像復調回路67、モニタ電源回路79、モニタ釦SW4が接続された親機CPU80及びモニタ回路MO2を備えた室内親機AQ2で構成される。
【0003】
尚、モニタ回路MO2はビデオ信号アンプ回路69、偏平CRTモニタ70、10V安定化回路71、同期分離回路72、水平ドライブ回路73、垂直ドライブ回路74、高圧駆動回路75、キーストン補正回路77、アンド回路78、偏向ヨーク76を備えている。
【0004】
玄関子機BQ2の端子T11と端子T12はラインL11、L12(本線及び基準電位点線)を介して室内親機AQ2の端子T13と端子T14にそれぞれ接続され、玄関子機BQ2に設けられたCCDカメラ51の出力側は映像変調回路52を介して多重回路53の映像側と接続され、多重回路53の線路側はコイル59aを介して端子T11と接続されている。
【0005】
多重回路53の音声側はマイク57とスピーカ58が接続された音声レベル変換回路54が接続され、かつ一端が基準電位点に接続された呼出釦SW3の他端が電源回路55と共に接続されている。
【0006】
一端が基準電位点に接続されたコイル59bの他端は端子T12を介してラインL12と接続され、子機CPU56の制御出力側はCCDカメラ51及び多重回路53の制御側とそれぞれ接続されている。
【0007】
室内親機AQ2の端子T13はコイル60aの一端と接続され、コイル60aの他端は平衡・不平衡変換回路61の平衡側と接続されている。平衡・不平衡変換回路61の不平衡側は映像復調回路67、モニタ回路MO2に設けられたビデオ信号アンプ回路69を介して偏平CRTモニタ70のG1電極70aと接続されている。
【0008】
コイル60aの他端は、カメラ子機電源回路62、データ送出回路63、呼出検出回路64及び音声レベル変換回路65が接続され、カメラ子機電源回路62の制御入力側は親機CPU80の制御出力側が接続されている。
【0009】
データ送出回路63の制御線側は親機CPU80と接続され、呼出検出回路64の制御出力側は親機CPU80の制御入力側と接続されている。
【0010】
音声レベル変換回路65の制御線側は親機CPU80と接続され、音声レベル変換回路65の受話音声レベル側と送話音声レベル側は、それぞれ送受器66の受話器66a及び送話器66bと接続されている。
【0011】
親機CPU80の制御出力側はモニタ電源回路79を介してモニタ回路MO2に設けられた10V安定化回路71の受電側と接続され、10V安定化回路71の給電側はビデオ信号アンプ回路69、高圧駆動回路75及び同期分離回路72の電源側とそれぞれ接続されている。
【0012】
同期分離回路72のビデオ信号入力側はビデオ信号アンプ回路69と接続され、同期分離回路72の垂直同期側は垂直ドライブ回路73と接続されている。
【0013】
垂直ドライブ回路73の垂直偏向ヨーク側は垂直偏向ヨーク76の一方の偏向ヨークを介して基準電位点と接続されている。
【0014】
垂直ドライブ回路73のキーストン補正側はキーストン補正回路77を介してアンド回路78の他方の入力側と接続され、アンド回路78の出力側は垂直偏向ヨーク76の他方の偏向ヨークを介して基準電位点と接続されている。
【0015】
同期分離回路72の水平同期側は水平ドライブ回路74と接続され、水平ドライブ回路74の出力側はアンド回路78の一方の入力側及び高圧駆動回路75の高圧側とそれぞれ接続されている。
【0016】
高圧駆動回路75の出力側は偏平CRTモニタ70のHv電極70b、G2電極70c及びG3電極70dとそれぞれ接続されている。
【0017】
このようなテレビインターホン装置において、玄関子機BQ2に設けられた呼出釦SW3を押下すると、室内親機AQ2に設けられた呼出検出回路64が動作し玄関子機BQ2から呼出があったことを親機CPU80へ知らせる。
【0018】
親機CPU80は玄関子機BQ2から呼出があったことを知ると、カメラ子機電源回路62、モニタ電源回路79を制御する。カメラ子機電源回路62から玄関子機BQ2の電源回路55へ撮像用給電を開始し、モニタ電源回路79からモニタ回路MO2にモニタ用給電を開始する。
【0019】
これにより子機BQ2の各回路がそれぞれ能動となり、玄関子機BQ2のCCDカメラ51で撮像された映像信号が室内親機AQ2へ送出され、マイク57、スピーカ58による音声信号が室内親機AQ2へ送受可能となる。
【0020】
また、モニタ回路MO2に給電が開始されると、モニタ回路MO2の各回路は動作する。
【0021】
室内親機AQ2の平衡・不平衡変換回路61に入力された映像信号は平衡・不平衡変換回路61で、平衡信号から不平衡信号に変換され、映像復調回路67へ送出される。
【0022】
映像復調回路67は入力された映像信号(FM信号)を、ビデオ信号(コンポジット信号)に復調し、モニタ回路MO2に設けられたビデオ信号アンプ回路69へ送出する。
【0023】
ビデオ信号アンプ回路69は入力された映像信号を偏平CRTモニタ70のG1電極70aへ送出する。
【0024】
またビデオ信号アンプ回路69から出力されたビデオ信号は同期分離回路72に入力され、同期分離回路72はビデオ信号に含まれている垂直同期信号と水平同期信号を取り出し、垂直偏向ヨーク76及び高圧駆動回路75へ送出し偏平CRTモニタ70のHv電極70b、G2電極70c及びG3電極70dにより偏平CRTモニタ70の電子ビームを偏向し偏平CRTモニタ70にCCDカメラ51で撮像された映像信号を映し出す。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来のテレビドアホン装置では、CCDカメラ51で撮像された映像信号は偏平CRTモニタ70で平均化して映し出されるので、平均的に暗い映像は偏平CRTモニタ70では白っぽい映像として再生されるという難点がある。
【0026】
本発明は、このような難点を解消するためになされたもので、玄関子機のCCDカメラで撮像された映像信号の黒レベルを固定化し、室内親機に設けられた偏平CRTモニタで映像信号が鮮明に再現できるテレビドアホン装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のテレビドアホン装置は、カメラを有する玄関子機と偏平CRTモニタを有する室内親機とを2線で接続し、玄関子機のカメラで撮像した映像信号を偏平CRTモニタのG1電極に印加し、映像信号から分離された水平、垂直同期信号で偏平CRTモニタの偏向ヨークを駆動し、かつ偏平CRTモニタのHv電極、G2電極、G3電極を高圧駆動することにより、映像信号を室内親機の偏平CRTモニタで再生するテレビドアホン装置であって、室内親機は映像信号を偏平CRTモニタのG1電極に印加して映像信号の黒レベルを固定化するクランプ回路を設け、クランプ回路は、映像信号の交流成分のみを通過させるコンデンサと、交流成分がエミッタに印加されベース、エミッタ間の電位差を場面が明るい時はエミッタに流れる直流分が少なく、場面が暗い時はエミッタに流れる直流分が大きくなるよう変化させる直流分再生用トランジスタと、直流分再生用トランジスタのベースに一定の直流電圧を加える抵抗と、直流分再生用トランジスタに接続され映像信号を出力するビデオ信号出力用トランジスタとを有する構成である。
【0028】
このようなテレビインターホン装置において、玄関子機に設けられたカメラで撮像された映像信号を2線を介して室内親機へ送出する。
【0029】
室内親機は入力された映像信号を偏平CRTモニタのG1電極に印加する。
【0030】
また、映像信号から分離された水平、垂直同期信号で偏平CRTモニタの偏向ヨークを駆動し、かつ偏平CRTモニタのHv電極、G2電極、G3電極を高圧駆動する。
【0031】
映像信号を偏平CRTモニタのG1電極に印加する際、クランプ回路で映像信号の黒レベルを固定化する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビドアホン装置をその一実施例について図にしたがって詳述する。
【0033】
本発明のテレビドアホン装置は、図1に示すように、CCDカメラ1、映像変調回路2、多重回路3、音声レベル変換回路4、電源回路5、子機CPU6、マイク7、スピーカ8、呼出釦SW1を備えた玄関子機BQ1と、平衡・不平衡変換回路11、カメラ子機電源回路12、データ送出回路13、呼出検出回路14、音声レベル変換回路15、受話器16aと送話器16bを設けた送受器16、映像復調回路17、モニタ電源回路29、モニタ釦SW2が接続された親機CPU30及びモニタ回路MO1を備えた室内親機AQ1で構成される。
【0034】
尚、モニタ回路MO1はG1クランプ回路18、ビデオ信号アンプ回路19、偏平CRTモニタ20、10V安定化回路21、同期分離回路22、水平ドライブ回路23、垂直ドライブ回路24、高圧駆動回路25、キーストン補正回路27、アンド回路28、偏向ヨーク26を備えている。
【0035】
G1クランプ回路18は図2に示すように、直流分再生用トランジスタQ1とビデオ信号出力用トランジスタQ2を有し、G1クランプ回路18のビデオ信号入力端子18aは映像復調回路17のビデオ信号出力側と接続され、クランプビデオ信号出力端子18bはビデオ信号アンプ回路19のビデオ信号入力側と接続されている。
【0036】
また、安定化電源受電端子18cは10V安定化回路21の安定化電源供給側が接続されている。
【0037】
ビデオ信号入力端子18aはコンデンサC1及び抵抗R1のそれぞれの一端が接続され、抵抗R1の他端は基準電位点と接続されている。
【0038】
コンデンサC1の他端は直流分再生用トランジスタQ1のエミッタと接続され、直流分再生用トランジスタQ1のコレクタは安定化電源受電端子18cと接続されている。
【0039】
一端が安定化電源受電端子18cと接続された抵抗R2の他端は直流分再生用トランジスタQ1のベースと接続され、直流分再生用トランジスタQ1のベースは抵抗R3及びコンデンサC2の一端がそれぞれ接続されている。
【0040】
コンデンサC2の他端は基準電位点と接続され、抵抗R3の他端はダイオードユニットDUに直列接続されて設けられたダイオードD1、D2のアノード、カソードを介して基準電位点と接続されている。
【0041】
ビデオ信号出力用トランジスタQ2のベースは、直流分再生用トランジスタQ1のエミッタと接続され、ビデオ信号出力用トランジスタQ2のコレクタは安定化電源受電端子18cと接続されている。
【0042】
ビデオ信号出力用トランジスタQ2のエミッタは抵抗R4の一端とクランプビデオ信号出力端子18bとそれぞれ接続され、抵抗R4の他端は基準電位点と接続されている。
【0043】
玄関子機BQ1の端子T1と端子T2はラインL1、L2(本線及び基準電位点線)を介して室内親機AQ1の端子T3と端子T4にそれぞれ接続され、玄関子機BQ1に設けられたCCDカメラ1の出力側は映像変調回路2を介して多重回路3の映像側と接続され、多重回路3の線路側はコイル9aを介して端子T1と接続されている。
【0044】
多重回路3の音声側はマイク7とスピーカ8が接続された音声レベル変換回路4が接続され、かつ、一端が基準電位点に接続された呼出釦SW1の他端が電源回路5と共に接続されている。
【0045】
一端が基準電位点に接続されたコイル9bの他端は端子T2を介してラインL2と接続され、子機CPU6の制御出力側はCCDカメラ1及び多重回路3の制御側とそれぞれ接続されている。
【0046】
室内親機AQ1の端子T3はコイル10aの一端と接続され、コイル10aの他端は平衡・不平衡変換回路11の平衡側と接続されている。平衡・不平衡変換回路11の不平衡側は映像復調回路17を介してモニタ回路MO1に設けられたG1クランプ回路18のビデオ信号入力端子18aと接続されG1クランプ回路18のクランプビデオ信号出力端子18bはビデオ信号アンプ回路19のビデオ信号入力側と接続されている。
【0047】
ビデオ信号アンプ回路19のビデオ信号入力側は偏平CRTモニタ20のG1電極G1と接続されている、
コイル10aの他端は、カメラ子機電源回路12、データ送出回路13、呼出検出回路14及び音声レベル変換回路15が接続され、カメラ子機電源回路12の制御入力側は親機CPU30の制御出力側が接続されている。
【0048】
データ送出回路13の制御線側は親機CPU30と接続され、呼出検出回路14の制御出力側は親機CPU30の制御入力側と接続されている。
【0049】
音声レベル変換回路15の制御線側は親機CPU30と接続され、音声レベル変換回路15の受話音声レベル側と送話音声レベル側は、それぞれ送受器16の受話器16a及び送話器16bと接続されている。
【0050】
親機CPU30の制御出力側はモニタ電源回路29を介してモニタ回路MO1に設けられた10V安定化回路21の受電側と接続され、10V安定化回路21の給電側はビデオ信号アンプ回路19、高圧駆動回路25、同期分離回路22の電源側及びG1クランプ回路18の安定化電源受電端子18cとそれぞれ接続されている。
【0051】
同期分離回路22のビデオ信号入力側はビデオ信号アンプ回路19と接続され、同期分離回路22の垂直同期側は垂直ドライブ回路24と接続されている。
【0052】
垂直ドライブ回路24の垂直偏向ヨーク側は垂直偏向ヨーク26の一方の偏向ヨークを介して基準電位点と接続されている。
【0053】
垂直ドライブ回路24のキーストン補正側はキーストン補正回路27を介してアンド回路28の他方の入力側と接続され、アンド回路28の出力側は垂直偏向ヨーク26の他方の偏向ヨークを介して基準電位点と接続されている。
【0054】
同期分離回路22の水平同期側は水平ドライブ回路23と接続され、水平ドライブ回路23の出力側はアンド回路28の一方の入力側及び高圧駆動回路25の高圧側とそれぞれ接続されている。
【0055】
高圧駆動回路25の出力側は偏平CRTモニタ20のHv電極Hv、G2電極G2及びG3電極G3とそれぞれ接続されている。
【0056】
このようなテレビドアホン装置において、玄関子機BQ1に設けられた呼出釦SW1を押下すると、室内親機AQ1に設けられた呼出検出回路14が動作し玄関子機BQ1から呼出があったことを親機CPU30へ知らせる。
【0057】
親機CPU30は玄関子機BQ1から呼出があったことを知ると、カメラ子機電源回路12、モニタ電源回路29を制御する。カメラ子機電源回路12から玄関子機BQ1の電源回路5へ撮像用給電を開始し、モニタ電源回路29からモニタ回路MO1の10V安定化回路21にモニタ用給電を開始する。
【0058】
これにより子機BQ1の各回路がそれぞれ能動となり、玄関子機BQ1のCCDカメラ1で撮像された映像信号が室内親機AQ1へ送出され、マイク7、スピーカ8による音声信号が室内親機AQ1に設けられた送受器16の受話器16aと送話器16bで送受可能となる。
【0059】
また、モニタ回路MO1に給電が開始されると、モニタ回路MO1の各回路は動作する。
【0060】
室内親機AQ1の平衡・不平衡変換回路11に入力された映像信号は平衡・不平衡変換回路11で平衡信号から不平衡信号に変換され、映像復調回路17へ送出される。
【0061】
映像復調回路17は入力された映像信号(FM信号)を、ビデオ信号(コンポジット信号)として復調し、モニタ回路MO1に設けられたG1クランプ回路18のビデオ信号入力端子18aへ送出する。
【0062】
G1クランプ回路18は入力されたビデオ信号を黒レベルでクランプしクランプビデオ信号出力端子18bからビデオ信号アンプ回路19を介して偏平CRTモニタ20のG1電極G1へ送出する。
【0063】
またビデオ信号アンプ回路19から出力されたビデオ信号は同期分離回路22に入力され、同期分離回路22はビデオ信号に含まれている垂直同期信号と水平同期信号を取り出し、垂直偏向ヨーク26及び高圧駆動回路25へ送出し偏平CRTモニタ20のHv電極Hv、G2電極G2及びG3電極G3により偏平CRTモニタ20の電子ビームを偏向し偏平CRTモニタ20にCCDカメラ1で撮像された映像信号を映し出す。
【0064】
図2に示すようにG1クランプ回路18に設けられたコンデンサC1はビデオ信号の交流成分のみを通過させる。
【0065】
直流分再生用トランジスタQ1のエミッタに交流成分が印加されると、直流分再生用トランジスタQ1のベース、エミッタ間の電位差は、場面が明るい時はエミッタに流れる直流分が少なく、場面が暗い時はエミッタに流れる直流分が大きくなるよう変化する。
【0066】
なお、抵抗R 2 、R 3 は10V安定化回路21から給電され一定の直流電圧を直流分再生用トランジスタQ 1 のベースに加える。直流分再生用トランジスタQ1のベースバイアスダイオードユニットDUに直列接続されて設けられたダイオードD1、D2は直流分再生用トランジスタQ1とビデオ信号出力用トランジスタQ2の温度変化補正ダイオードである。コンデンサC 2 はエミッタに流れる直流分におけるビデオ信号によるリップルの影響でベース電圧が脈動するのを低減するものである。
【0067】
図3は偏平CRTモニタ20に1Vppのホワイトフィールド信号の全白信号及び1Vppのホワイトフィールド信号インバースの全黒信号を印加した場合の従来の波形で、▲1▼が白レベル、▲2▼が全白信号のブランキング信号、▲3▼が全黒信号ブランキング信号でそれぞれのブランキング信号は不揃いで本来は黒であるはずのものが▲4▼に示す灰色となっている。
【0068】
図4に本発明の波形を示す。
【0069】
▲2▼、▲3▼に示すようにブランキング信号は同一レベルにクランプされ、黒のレベルを固定化することで暗闇などの映像において、赤外照明のあたっている人物だけを浮き上がらせることができ鮮明な映像がモニタできる。
【0070】
図5にパターンジェネレータの各種ビデオ信号の偏平CRTモニタ20におけるカソード電流との関係を示す。
【0071】
▲5▼、▲6▼、▲7▼の波形は従来、▲1▼、▲2▼、▲3▼は本願の波形で、白レベルの少ないビデオ信号では▲1▼に示すよう(従来は▲5▼)にカソード電流を押え、モノスコープパターンや全白信号のような白レベルの多いビデオ信号では▲3▼に示すよう(従来は▲7▼)にカソード電流を信号成分に忠実に流す(従来は忠実でない)ようにしている。
【0072】
尚、カソード電流が30μA以上になるとフオーカス特性の限界を越え映像がぼけるので30μA以上にならないようになっている。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のテレビドアホン装置によれば、玄関子機のカメラで撮像された映像信号の黒レベルを固定化し、室内親機に設けられた偏平CRTモニタで映像信号が鮮明に再現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビドアホン装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明によるテレビドアホン装置で使用するG1クランプ回路。
【図3】本発明によるテレビドアホン装置の特性を比較するための従来のビデオ信号における白レベル、黒レベルの波形図。
【図4】本発明によるテレビドアホン装置の特性を説明するためのビデオ信号における白レベル、黒レベルの波形図。
【図5】本発明によるテレビドアホン装置のカソード電流の特性図。
【図6】従来のテレビドアホン装置のブロック図。
【符号の説明】
1‥‥‥CCDカメラ(カメラ)
18‥‥‥G1クランプ回路(クランプ回路)
20‥‥‥偏平CRTモニタ
26‥‥‥偏向ヨーク
G1‥‥‥G1電極
Hv‥‥‥Hv電極
G2‥‥‥G2電極
G3‥‥‥G3電極
AQ1‥‥‥室内親機
BQ1‥‥‥玄関子機
L1、L2‥‥‥ライン(2線)
C1‥‥‥コンデンサ
Q1‥‥‥直流分再生用トランジスタ
R 2 、R 3 ‥‥‥抵抗
Q2‥‥‥ビデオ信号出力用トランジスタ
Claims (1)
- カメラ(1)を有する玄関子機(BQ1)と偏平CRTモニタ(20)を有する室内親機(AQ1)とを2線(L1、L2)で接続し、前記玄関子機の前記カメラで撮像した映像信号を前記偏平CRTモニタのG1電極(G1)に印加し、前記映像信号から分離された水平、垂直同期信号で前記偏平CRTモニタの偏向ヨーク(26)を駆動し、かつ前記偏平CRTモニタのHv電極(Hv)、G2電極(G2)、G3電極(G3)を高圧駆動することにより、前記映像信号を前記室内親機の前記偏平CRTモニタで再生するテレビドアホン装置であって、
前記室内親機には前記映像信号を前記偏平CRTモニタのG1電極に印加して前記映像信号の黒レベルを固定化するクランプ回路(18)を設け、
前記クランプ回路は、前記映像信号の交流成分のみを通過させるコンデンサ(C1)と、前記交流成分がエミッタに印加されベース、エミッタ間の電位差を場面が明るい時はエミッタに流れる直流分が少なく、場面が暗い時はエミッタに流れる直流分が大きくなるよう変化させる直流分再生用トランジスタ(Q 1 )と、前記直流分再生用トランジスタのベースに一定の直流電圧を加える抵抗(R 2 、R 3 )と、前記直流分再生用トランジスタに接続され前記映像信号を出力するビデオ信号出力用トランジスタ(Q2)とを有することを特徴とするテレビドアホン装置。
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