JP3577633B2 - ブロック体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロック体に関し、更に詳しくは、運搬、保管等に供する突起体をその外壁に外突してなるブロック体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のブロック体としては、例えて図8(イ)乃至(ニ)に示す如く、矩形又は円形枠体の上面に嵌着された受枠金具27にある上面開口を蓋体28で閉塞したブロック体21等があり、同図(イ)及び(ロ)に示す矩形のブロック体21の対向せる短辺及び長辺の外壁22には凹部25が帯状又は窓状を呈して設けられてなり、又、同図(ハ)及び(ニ)に示す円形のブロック体21においては、外壁22をなす下方漸開状の斜壁23面から凹陥する凹部25が背向して設けられている。
而して、上記各凹部25を運搬、据え付け時等の手掛け部となしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の各ブロック体21に設けらた凹部25を手掛け部として使用するに当っては殊更支障はないが、かかる凹部25は各外壁22面から凹陥して形成されているため、地中に埋設されてその枠内に空間を形成するというこの種ブロック体の使用状態に鑑みると、特に、矩形のブロック体21にあって凹部25における手指の係止し易さを探求して、その凹陥度合を大きくすると、ブロック体21の外周に作用する土圧によって枠状部材に生じる曲げモーメントに抵抗するべき断面が部分的に欠損することとなって構造上好ましくない、又、上記欠点を補うべく枠状部材の厚みを分厚くなすのでその重量が重くなっていた。
更に、その外壁22を下方漸開状の斜壁23となすブロック体として例示した円形のブロック体21にあっては、前記斜壁23を地盤面と当接させ、ブロック体21を起立させて保管等しようとすると、ブロック体21が傾き、又、回転、移動して危険を伴うために、整然とした状態で集積できない。
又、上記円形のブロック体21に限らず、ブロック体21の外壁22が下方漸開状の斜壁23に形成されてなるものは、地中に埋設使用されその上面に輪荷重等を負載してブロック体21を沈下させようとする鉛直力が作用した際に、外壁22をなす斜壁23と該斜壁23を囲繞する埋め戻し材との接触により生じる摩擦が小さい(斜壁23が垂下する時、埋め戻し材と競り合わない)ため、ブロック体21の沈下に対する抵抗力に劣るという問題点をも有していた。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、ブロック体の外壁面に外突する突起体の突出度合やその形態を特定して、構造上安定した状態をなすとともに、運搬、保管等が簡便且つ安全に行えるブロック体を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るブロック体は、ブロック体1の上面に嵌着される受枠金具7の外側縁7aに連設されてブロック体1の外壁2をなす下方漸開状の斜壁3に、その突端面4a前記斜壁3の下端部3aからの上向き垂直線上に略位置して外突する突起体4が設けられ、該突起体4の下端面4bと前記斜壁3の下端部3aとの間にスペースが形成されてなることを特徴とする。
かかる構成からなるブロック体1にあっては、外壁2をなす下方漸開状の斜壁3面から外突する突起体4の突端面4aが、前記斜壁3の下端部3aからの上向き垂直線上に略位置するとともに、突起体4の下部には該突起体4に手指を係止し得るスペースが形成される。即ち、垂直方向で略面一状をなす斜壁3の下端部3aと突起体4の突端面4a間から凹陥して斜壁3に連設される突起体4の下端面4bが手指の係止部となるのであり、該下端面4bを把持すればブロック体1を容易且つ安全に持ち上げることができる。
又、下端面4bと斜壁3とにより形成される係止部は、ブロック体1の厚みを侵すことがないので、部材に生じる曲げモーメントに抵抗するべき断面が健全に保たれ、枠状部材としての構造が安定した堅固なブロック体1となすことができる。特に、受枠金具7を具備する当該ブロック体1は、地表面に埋設使用されて車両等の通行等により負載する荷重と、これに伴って生じる曲げモーメントが大きいことから、上記断面が健全である点の優位性は顕著である。
更に、垂直方向において斜壁3の下端部3aと略面一状態で突設された突起体4は、何れの方向から眺めてもブロック体1の最大寸法内にあるので、諸作業時の邪魔にならないことは素より、地盤面Gに前記斜壁3側が位置するべくブロック体1を起立せしめても、地盤面Gと当接する前記突起体4の突端面4aがブロック体1を略垂直起立状態で支持、支承するので、その保管や集積が安全且つ整然とした状態で行えるのである。
【0005】
又、本発明に係るブロック体は、請求項2記載の如く、ブロック体1の外壁2に外突する突起体4の下位に、前記外壁2から凹陥せる凹部5が設けられ、該凹部5の上縁5a前記突起体4の下端面4bと連設して連設面6が形成されてなることを特徴とする。
かかる構成からなるブロック体1にあっては、外壁2面から外突する突起体4の下端面4bが、前記外壁2面から凹陥する凹部5の上縁5aと連設してなるために、前記突起体4の突設度合が制限されてその下端面4bの奥行き寸法が短くなっても、該下端面4bと上縁5aとが連なることで形成される連設面6が手指を係けるに好適な係止部となるので、該連設面6を把持すればブロック体1を容易且つ安全に持ち上げることができる。
又、外壁2面から突出する下端面4bの奥行きを補う程度の凹陥度合をもって凹部5を設けるので、枠状部材の厚みの欠損度合が小さくなって、該所の厚みを増加させる必要性等、構造面に派生する影響が低減される。
【0006】
更に、本発明に係るブロック体は、請求項3記載の如く、ブロック体1の上面に嵌着される受枠金具7の外側縁7aと連設した外壁2に外突される突起体4の下位に、その上縁5aを前記突起体4の下端面4bと連設して前記外壁2から凹陥せる凹部5が設けられ、前記突起体4の上端面4cを、前記受枠金具7の外周でその上面と水平方向で略面一状に舗装される表層材9の下部9a以下に位置させるべく、ブロック体1の上面から下方に離隔した所定位置に形成することを特徴とする。
かかる構成からなるブロック体1にあっては、外突せる突起体4の上端面4cが表層材9の下部9a以下に位置するべく、ブロック体1の上面から下方に離隔した所定位置に設けられてなるために、受枠金具7の外周に舗装される表層材9の厚みを侵すことなく、その舗装を均一に仕上げせしめることができ、且つ突起体4の上端面4cの位置を表層材9の下部9aと合致させると、舗装厚の目印となり施工上好ましい。
又、外壁2から外突する突起体4の下位には、その上縁5aを前記突起体4の下端面4bと連設して前記外壁2から凹陥せる凹部5が設けられるため、前記突起体4の下端面4b以下に、表層材9の下方に積層される埋め戻し材が圧密充填され、ブロック体1の上面に負載する輪荷重等によりブロック体1が沈下しようとしても、前記凹部5に埋め戻し材がブロック体1に食い込む如く充填されて前記下端面4bがその下部で圧密充填された埋め戻し材に係止する如き状態で受承され、該埋め戻し材との摩擦抵抗を増大せしめてその沈下防止に寄与することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参酌しつつ説明する。
図1(イ)乃至(ニ)は、本実施形態の一例に係るブロック体1を示し、当該ブロック体1は平面視矩形の四隅部に丸みを付した枠状体の上面に、その内周段部に蓋体8を嵌合して上面開口を閉塞した受枠金具7を装着し、長辺側の両外壁2をその下端部3aに少許の直壁部を連設した下方漸開状の斜壁3に形成するとともに、その上縁を前記受枠金具7の外側縁7aの下端に連設し、且つ該斜壁3面の上部寄りで左右方向に対をなす突起体4が外突されてなる。
ここで、上記突起体4の突端面4aは、垂直方向において前記斜壁3の下端部3aと略面一状をなすべく、前記下端部3aからの上向き垂直線上に合致する位置まで夫々突出してなる。
而して、ブロック体1を上記図面に示す如き平置き状態で運搬、設置等する際には、長辺側の外壁2にあって垂直方向において略面一状をなす下端部3aと突端面4a間から凹陥した側面視略楔形のスペースに手指を差し入れ、該スペースの上側に位置して外方に張り出す前記突起体4の下端面4bを手指の係止部となして把持することで、確実且つ安全に持ち上げることができる。尚、前記突起体4は何れの方向から眺めてもブロック体1の最大寸法内にあるので、邪魔にならず諸作業に支障を来さない。
又、ブロック体1の構造面からしても、上記斜壁3面と下端面4bによる係止部は、ブロック体1の厚みを侵すことなく形成されるので、外壁2に作用する外力に対して抵抗するべき断面が欠損することなく健全に保たれ、特に、地表面に埋設使用されて車両等の通行等により負載する荷重と、これに伴う曲げモーメントが大きく作用する当該ブロック体1を堅固な枠状構造となすことができる。
更に、ブロック体1を起立させて保管等する際には、図1(ホ)に示す如く、地盤面Gに前記斜壁3側を位置せしめても、該斜壁3面にあってその下端部3aと略面一位置まで外突する突起体4の突端面4aが地盤面Gに平面的に当接してブロック体1を略垂直起立状態に支持、支承する。従って、多数個のブロック体1を安定した状態で並列及び/又は積層状に集積することができる。
【0008】
次に、上記ブロック体の他実施形態を図2(イ)及び(ロ)に示すと、当該ブロック体1は、上記実施形態における突起体4の直下に外壁2をなす斜壁3面から凹陥した凹部5が設けられ、且つ該凹部5の上縁5aが突起体4の下端面4bと連なって連設面6を構成してなるものである。
かかる突起体4によれば、その突端面4aの突出度合が制限されて下端面4bの奥行き寸法が短かくなった場合にあっても、凹部5の上縁5aと前記下端面4bが連なって、手指を係けるに好適な係止部としての連設面6を形成するので、該連設面6が係止された手指の滑り等を防止して確実な把持を可能となす。
又、斜壁3面にある凹部5は、下端面4bの奥行きを補う程度の凹陥度合で窪ませるので、枠状部材の厚みの欠損度合が少なくてすみ、従来の凹部25に比べて、枠状部材の厚みを増加させて補強する等、構造面への配慮を低減することができる。
尚、当該凹部5は、図2(ロ)に示す如く、その下縁が斜壁3面と合致して、窪みが漸次消滅する断面略楔形を呈してなるため、前記構造面への配慮を更に低減できるという優位性を有する。
【0009】
尚、上記突起体4は、受枠金具7の上面開口を蓋体8で閉塞した隅丸枠状体に実施されてブロック体1を構成してなるが、かかるブロック体の態様は上記隅丸枠状体に限定されず、例えて図3(イ)乃至(ニ)に示す如き隅切枠状のブロック体1や、図4(イ)乃至(ニ)に示す如き円形枠状のブロック体1でもよい他、矩形枠、多角形枠、楕円形枠からなるブロック体等、任意に変更可能である。
ここで、図4(イ)乃至(ニ)に示す円形枠状のブロック体1にあっては、その上面に嵌着された受枠金具7の外側縁7aに連設されて下方で漸開する斜壁3の下端部3aからの上向き垂直線上に略位置し、該下端部3a垂直方向において略面一状態で突設された突起体4の突端面4aが直面状に形成されてなるために、該突端面4aを地盤面Gに当接させてブロック体1を起立せしめれば、該ブロック体1はその回転が阻止されて略垂直直立状態で停止するという作用を奏するものである。
又、突起体4の数や突設位置並びに突起体4及び凹部5の態様も図3及び図4に示す他、本発明の意図する範囲内で適宜に設定することができる。
【0010】
更に又、図5(イ)及び(ロ)に示す如き枠状のブロック体1にも実施可能で、当該各ブロック体1は、上記各実施形態に示した受枠金具7を具備するブロック体1の下段用ブロック等をなすべく、受枠金具を有せずして上下面で開口する枠状に形成されるとともに、斜壁3をなす外壁2若しくは直壁をなす外壁2の上端には、垂直方向においてその突端面4aを前記斜壁3の下端部3a若しくは直壁をなす外壁2の下部に別途設けた突起体4′の突端面4a′と略面一状をなすべく、前記下端部3aからの上向き垂直線上に合致する位置まで突出した突起体4を有してなる
【0011】
図6(イ)乃至(ニ)は、本発明の他実施形態に係るブロック体を示し、先ず同図(イ)及び(ロ)に示すブロック体1は、受枠金具7の外側縁7aに連設されて外壁2をなす斜壁3の下端部3aと突起体4の突端面4aとの位置関係が異なってなる。
即ち、図6(イ)に示すブロック体1にあっては、外壁2が拡開度合いを異にした2つの斜壁3によって形成され、突端面4aを上方の斜壁3の下端部3aからの上向き垂直線の位置よりも外方に突出させ、下方の斜壁3の下端部3aからの上向き垂直線の位置までは達しない程度に突出させることで各斜壁3の両下端部3a間に位置せしめてその破損を予防してなる。次に、図6(ロ)に示すブロック体1にあっては、突端面4aが下端部3aからの上向き垂直線の位置よりも外方に突出して位置し、係止部としての連設面6が張り出し状に形成されてその機能性を向上せしめている。又、上記各突端面4aの下位には、斜壁3面から凹陥せる凹部5が設けられるとともに、その上縁5aが各突起体4の下端面4bと連なって連設面6を形成してなる。
尚、上記他実施形態におけるブロック体1は、突起体4や凹部5を設ける外壁2を下方漸開状の斜壁3となしているが、かかる外壁2が直壁である更なる他実施形態としてのブロック体1を図6(ハ)に例示する。而して、該ブロック体1は、前出の下段用ブロックと同様に、受枠金具を有せずして上下面で開口する枠状に形成されるとともに、直壁をなす外壁2の略中位に突起体4と凹部5を設け、且つその下端面4bと上縁5aとから連設面6を形成してなる。
ここで、連設面6は直線的に形成されてなるが、かかる連設面6を形成する下端面4bと上縁5aの連設形態は自由で、例えて図6(ニ)に示す如く、段部5bを有するべく屈折した連設面6となし、手指の係止が更に確実に行える形状となすことも可能である。
【0012】
更に、本発明の他実施形態に係るブロック体について説明すると、当該ブロック体1は、図7の上段に示す如く蓋体8を嵌合して上面開口を閉塞した受枠金具7の外側縁7aの下端と連設する外壁2に、その上端面4cを前記受枠金具7の外周で、該受枠金具7の上面と略面一状態に舗装される表層材9の下部9a以下に位置させた突起体4が外突されるとともに、該突起体4の直下に外壁2から凹陥した凹部5が設けられ、且つ凹部5の上縁5aが突起体4の下端面4bと連なって連設面6を形成してなる。
而して、上記ブロック体1は、図7全容に示す如く埋設機器14を保護するべく組積された枠状ブロック13の最上段に載置され、外壁2が埋め戻し材としての路盤材11や基層材10で囲繞され、又、受枠金具7の外周が表層材9により舗装(通常舗装厚:4〜5cm、但し交通量に応じ変更有り)されて供用されるものである。
ここで、上記突起体4の上端面4cがブロック体1の上面から下方に離隔した所定位置に設けられて表層材9の下部9a以下にあることで、ブロック体1の外周部における表層材9の厚みが侵されることなく均一に仕上げられ(図7上段右半部)、且つ上端面4cの位置を表層材9の下部9aと合致させると(図7上段左半部)、舗装厚の目印となる。
更に、突起体4の直下に凹部5が設けられるとともに、突起体4の下面にある連設面6以下には、上記埋め戻し材が圧密充填されるので、前記凹部5に埋め戻し材がブロック体1に食い込む如く充填されてブロック体1は連設面6が係止する如き状態で埋め戻し材と接触して競り合い、該埋め戻し材との摩擦抵抗が極めて大きくなる。従って、外壁2がたとえ斜壁3に形成されても(図7上段右半部)、ブロック体1の上面に負載する輪荷重等に対し顕著な沈下防止作用を奏する
【0013】
【発明の効果】
本発明に係るブロック体は、ブロック体の上面に嵌着される受枠金具の外側縁に連設されてブロック体の外壁をなす下方漸開状の斜壁に、その突端面前記斜壁の下端部からの上向き垂直線上に略位置して外突する突起体が設けられ、該突起体の下端面と前記斜壁の下端部との間にスペースが形成されてなるために、斜壁に連設される突起体の下端面が前記スペースに差し入れた手指の係止部となり、該下端面を把持すればブロック体を容易且つ安全に持ち上げることができる。
又、上記係止部は、ブロック体の厚みを侵すことなく形成されるため、部材に作用する外力に抵抗するべき断面が欠損することなく健全に保たれ、枠状部材として安定構造の堅固なブロック体となる。
更に、地表面に埋設使用されて車両等の通行等により負載する荷重と、これに伴う曲げモーメントが大きく作用する受枠金具を具備したブロック体にあっては、前記断面が健全である点の優位性が特に顕著となる。
更に又、垂直方向において斜壁の下端部と略面一状態で突設された突起体は、何れの方向からもブロック体の最大寸法内に位置するため、諸作業時に邪魔にならず、又、地盤面に前記斜壁側が位置するべくブロック体を起立せしめても、地盤面と当接する突起体の突端面がブロック体を略垂直起立状態で支持、支承することとなって、安全、安定且つ整然とした状態でブロック体を保管や集積できる。
【0014】
又、本発明に係るブロック体は、外壁に外突する突起体の下位に、前記外壁から凹陥せる凹部が設けられ、該凹部の上縁前記突起体の下端面と連設して連設面が形成されてなるために、前記突起体の突設度合が制限されることでその下端面の奥行き寸法が短くなっても、該下端面と凹部の上縁とが連なって形成される連設面が手指を係けるに好適な係止部を構成し、かかる連設面を把持すれば手指の滑り等が防止されてブロック体を容易且つ安全に持ち上げることができる。
更に、凹部は外壁面から突出する下端面の奥行きを補う程度の凹陥度合で設けるので、枠状部材の厚みの欠損度合を小さくできて、枠状部材の厚みを増加させる必要性等、構造面に派生する影響を低減せしめることができる。
【0015】
更に、本発明に係るブロック体は、ブロック体の上面に嵌着される受枠金具の外側縁と連設した外壁に外突される突起体の上端面を、前記受枠金具の外周でその上面と略面一状に舗装される表層材の下部以下に位置させるべく、ブロック体の上面から下方に離隔した所定位置に形成するため、受枠金具の外周に舗装される表層材の厚みが均一に仕上げられ、又、突起体の上端面の位置を表層材の下部と合致させて、舗装厚の目印となすことができる。
又、外壁から外突する突起体の下位には、その上縁を前記突起体の下端面と連設して前記外壁から凹陥せる凹部が設けられるため、前記突起体の下端面以下に、表層材の下方にある埋め戻し材が圧密充填され、ブロック体の上面に負載する輪荷重等により該ブロック体が沈下しようとしても、前記凹部に埋め戻し材がブロック体に食い込む如く充填されて前記下端面がその下部で圧密充填された埋め戻し材に係止する如き状態で受承され、該埋め戻し材との摩擦抵抗を増大せしめてその沈下防止に顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブロック体を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は側面図、(ニ)は(ロ)におけるA−A断面図、(ホ)は起立状態を示す断面図。
【図2】本発明の他実施形態に係るブロック体を示し、(イ)は一部拡大正面図、(ロ)は(イ)における一部B−B断面図。
【図3】本発明の他実施形態に係るブロック体を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は側面図、(ニ)は(ロ)におけるC−C断面図。
【図4】本発明の他実施形態に係るブロック体を示し、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は側面図、(ニ)は(イ)におけるD−D断面図。
【図5】本発明の他実施形態に係るブロック体を示し、(イ)及び(ロ)は一部拡大断面図
【図6】(イ)乃至(ニ)は本発明の他実施形態に係るブロック体の一部拡大断面図。
【図7】本発明の他実施形態に係るブロック体の供用状態を示す断面図。
【図8】従来のブロック体を示し、(イ)は正面図(一部(ロ)におけるE−E断面図)、(ロ)は平面図、(ハ)は正面図(一部(ニ)におけるF−F断面図)、(ニ)は平面図。
【符号の説明】
1…ブロック体、2…外壁、3…斜壁、3a…下端部、4…突起体、4a…突端面、4b…下端面、4c…上端面、5…凹部、5a…上縁、5b…段部、6…連設面、7…受枠金具、7a…外側縁、9…表層材、9a…下部、G…地盤面

Claims (3)

  1. ブロック体(1)の上面に嵌着される受枠金具(7)の外側縁(7a)に連設されてブロック体(1)の外壁(2)をなす下方漸開状の斜壁(3)に、その突端面(4a)前記斜壁(3)の下端部(3a)からの上向き垂直線上に略位置して外突する突起体(4)が設けられ、該突起体(4)の下端面(4b)と前記斜壁(3)の下端部(3a)との間にスペースが形成されてなることを特徴とするブロック体。
  2. ブロック体(1)の外壁(2)に外突する突起体(4)の下位に、前記外壁(2)から凹陥せる凹部(5)が設けられ、該凹部(5)の上縁(5a)前記突起体(4)の下端面(4b)と連設して連設面(6)が形成されてなることを特徴とするブロック体。
  3. ブロック体(1)の上面に嵌着される受枠金具(7)の外側縁(7a)と連設した外壁(2)に外突される突起体(4)の下位に、その上縁(5a)を前記突起体(4)の下端面(4b)と連設して前記外壁(2)から凹陥せる凹部(5)が設けられ、前記突起体(4)の上端面(4c)を、前記受枠金具(7)の外周でその上面と略面一状に舗装される表層材(9)の下部(9a)以下に位置させるべく、ブロック体(1)の上面から下方に離隔した所定位置に形成することを特徴とするブロック体。
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