JP3577554B2 - 関数計算機、グラフ表示制御装置、およびグラフ表示制御方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、任意に入力された関数式をグラフ化して表示する機能を備えた小型電子式計算機等の関数計算機、グラフ表示制御装置、およびグラフ表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば関数計算機能を備えた小型電子式計算機等において、入力された関数式をグラフ化して表示するグラフ表示機能を搭載したものが実用されている。
すなわち、予め指定された表示画面上でのX,Y座標の座標レンジ(Xmin,Xmax)(Ymin,Ymax)に従って、1表示ドット毎のX座標値が関数式に代入され、これにより算出される各Y座標値がVRAM(ビデオメモリ)上に順次書込まれて関数式のグラフ化表示がなされるもので、この場合、例えば2つの関数式をグラフ化して同一画面上に表示させた際には、当該グラフの解析を行なう上で、各グラフ同士の交点座標が必要になることがある。
【0003】
すなわち、例えば直交座標系の2つの関数式がグラフ化されて表示された場合に、その交点座標は、各関数式に対するX座標値を順次変化させた際に得られる各Y座標値の比較一致を判断することで求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の関数計算機では、上述した直交座標系関数式同士のグラフ交点、あるいは極座標系関数式同士のグラフ交点等、同一座標系同士のグラフ交点を求めることはできるものの、異なる座標系の関数式同士のグラフ交点を求めることはできない問題がある。
【0005】
本発明は前記課題に鑑みなされたもので、同一画面上にグラフ表示された、異なる座標系関数式が同じ座標系の関数式である否かに応じて交点を求め、この求められた交点のポイント表示等の表示制御を行うことが可能な関数計算機、グラフ表示制御装置、およびグラフ表示制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1記載の発明は、
複数の関数式を記憶する式記憶手段と、
この式記憶手段に記憶された複数の関数式をグラフ化して表示する表示手段と、
この表示手段に表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第1の表示制御手段と、
前記判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第2の表示制御手段と、
前記第1および第2の表示制御手段の制御により前記各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御する第3の表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
2つの関数式データを記憶している式記憶部とこの式記憶部に記憶されている2つの関数式データそれぞれに対応するグラフを表示するグラフ表示部とを備えているグラフ表示制御装置において、
前記グラフ表示部に表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第1の表示制御手段と、
前記判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第2の表示制御手段と、
前記第1および第2の表示制御手段の制御により前記各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御する第3の表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別し、2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、また、2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、更に、各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明によれば、表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別し、2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、また、2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、更に、各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御することができる。
【0009】
【実施例】
以下図面により本発明の一実施例について説明する。
図1は関数計算機を示す外観図である。
この関数計算機の装置本体10は、例えばユーザが片手で把持できる程度の大きさからなる。
【0010】
この装置本体10の正面には、キー入力部11及びドットマトリクス式の液晶画面からなるグラフィック表示部12が設けられる。
前記キー入力部11には、グラフとして表示したい関数式等を入力したり、該入力式のグラフ化に伴なうX軸及びY軸の座標レンジ(Xmin,Xmax)(Ymin,Ymax)を入力したりするための数値・記号キー13、直交座標関数式の入力を指定するための「直」キー14、極座標関数式の入力を指定するための「極」キー15、パラメータ座標関数式の入力を指定するための「パラ」キー16、入力された関数式のグラフ化表示を行なうための「Graph」キー17、複数関数式のグラフ上の交点座標を求めるための「交点」キー18、及び前記入力関数式の決定等を行なうための「EXE」キー19等が備えられる。
【0011】
前記グラフィック表示部12は、例えば縦64dots,横128dotsの液晶表示画面を有し、前記数値・記号キー13により入力された直交座標系の関数式や極座標系の関数式、あるいはパラメータ座標系の関数式等、異なる座標系の関数式がユーザ指定されたX軸及びY軸の座標レンジに従ってグラフ化されて表示される。
【0012】
ここで、例えば入力された直交座標関数式と極座標関数式とが前記グラフィック表示部12に同時表示された際に、「交点」キー18が操作されると、各グラフ同士の交点座標が計算され、そのグラフ上交点位置のポイント表示と共に交点座標値が表示される。
【0013】
図2は前記関数計算機の電子回路の構成を示すブロック図である。
この関数計算機の電子回路には、CPU(中央処理装置)20が備えられ、このCPU20により回路各部の動作制御が実行される。
【0014】
前記CPU20には、前記キー入力部11、及び表示制御部21を介したグラフィック表示部12の他、ROM22,RAM23,VRAM24が接続される。
【0015】
前記ROM22には、この関数計算機を動作させるための基本システムプログラムが予め記憶されると共に、キー入力された関数式等に対応してグラフ表示を行なうためのグラフ表示処理プログラム、表示された複数グラフ間の交点座標を求めるための交点演算処理プログラム等が予め記憶される。
【0016】
そして、このROM22に記憶された各プログラムに従って前記CPU20による制御動作が実行される。
前記RAM23には、キー入力レジスタや各種フラグレジスタ等の他、前記数値・記号キー13や「直」キー14,「極」キー15,「パラ」キー16等の操作に応じて入力された関数式を記憶する式レジスタ25、入力式のグラフ化表示に際し、グラフィック表示部12に対し設定されたX,Y座標レンジ(Xmin,Xmax)(Ymin,Ymax)が記憶されるレンジレジスタ26、前記交点演算処理の実行に際し、直交座標系の座標値に変換された一方の関数式に対応する座標値(X1 ,Y1 )と他方の関数式に対応する座標値(X2 ,Y2 )とが必要に応じて格納される交点演算用レジスタ27等が備えられる。
【0017】
前記VRAM24は、前記グラフィック表示部12の表示領域に1:1に対応するビデオメモリ領域を有するもので、前記グラフ表示処理の実行に際し、入力された関数式に対応するグラフ化データが記憶される。
【0018】
次に、前記構成による関数計算機の動作について説明する。
図3は前記関数計算機のグラフモードにおける全体処理を示すフローチャートである。
【0019】
図4は前記関数計算機のグラフモード処理に伴なうグラフ化演算処理を示すフローチャートである。
図5は前記関数計算機のグラフモード処理に伴なう交点演算全体処理を示すフローチャートである。
【0020】
図6は前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なう極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャートである。
図7は前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なうパラメータ座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャートである。
【0021】
図8は前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なう極座標系グラフ/パラメータ座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャートである。
図9は前記関数計算機のグラフモードにおける全体処理に伴なう関数式の入力表示状態を示す図である。
【0022】
図10は前記極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理に伴なう交点座標表示状態を示す図である。
すなわち、図3におけるグラフモードの全体処理において、キー入力部11の数値・記号キー13と共に「直」キー14,「極」キー15,「パラ」キー16を選択的に操作し、例えば直交座標関数式「Y=X+1」、極座標関数式「r=sinθ」、パラメータ座標関数式「Xt =2cosT,Yt =2sinT」を入力すると、このそれぞれの入力関数式は、RAM23内の式レジスタ25に記憶されると共に、VRAM24に書込まれ、図9に示すようにグラフィック表示部12に表示される(ステップS1)。
【0023】
この場合、前記パラメータ座標関数式「Xt =2cosT,Yt =2sinT」は、「パラ」→「2cosT,2sinT」→「EXE」と操作するだけで入力され、表示部12に「Xt =」「Yt =」と付加されて2段表示される。
【0024】
こうして、任意の関数式が入力されて記憶された状態で、「Graph」キー17を操作すると、図4におけるグラフ化演算処理が起動され、前記入力関数式はグラフ化されてグラフィック表示部12に表示される(ステップS2)。
【0025】
そして、「交点」キー18を操作すると、図5における交点演算全体処理が起動され、前記グラフ化演算処理によりグラフ化表示された2つの関数式同士の交点座標が算出表示される(ステップS3)。
【0026】
すなわち、前記図4におけるグラフ化演算処理において、前記「Graph」キー17の操作に応じてRAM23の式レジスタ25から、例えば直交座標関数式「Y=X+1」が読出されると、レンジレジスタ26に予め記憶された表示部12上でのX,Y座標レンジに従って、1表示ドット毎のX座標値に対応するY座標値が計算され、そのそれぞれの(X,Y)座標値からなるグラフ化データがVRAM24に書込まれると共に、グラフィック表示部12に表示される(ステップA1,A2→A3)。
【0027】
一方、前記「Graph」キー17の操作に応じてRAM23の式レジスタ25から、例えば極座標関数式「r=sinθ」が読出されると、X軸を0度とする角度θを順次変化させた場合の原点からの距離rが算出されてそのそれぞれの(r,θ)に対応する(X,Y)座標値が座標変換により求められ、レンジレジスタ26に予め記憶された表示部12上でのX,Y座標レンジに従って、そのグラフ化データがVRAM24に書込まれると共に、グラフィック表示部12に表示される(ステップA1,A2→A4)。
【0028】
一方、前記「Graph」キー17の操作に応じてRAM23の式レジスタ25から、例えばパラメータ座標関数式「Xt =2cosT,Yt =2sinT」が読出されると、パラメータTを順次変化させた場合の(X,Y)座標値からなるグラフ化データが、レンジレジスタ26に予め記憶された表示部12上でのX,Y座標レンジに従ってVRAM24に書込まれると共に、グラフィック表示部12に表示される(ステップA1,A2→A5)。
【0029】
そして、前記「交点」キー18の操作に応じて、図5における交点演算全体処理が起動された際に、VRAM23を通してグラフィック表示部12に表示された関数式のグラフが3つ以上ある場合には、交点演算の対象となる2つのグラフが特定できないので、以降の交点演算処理は実行されない(ステップB1)。
【0030】
この場合、グラフィック表示部12に3つ以上表示されているグラフの中で交点演算の対象となる2つのグラフを指定して以降の交点演算処理を実行させてもよい。
【0031】
一方、グラフィック表示部12に表示された関数式のグラフが1つであると判断されると共に、該表示されているグラフは直交座標関数式「Y=X+1」のグラフであると判断された場合には、Y座標値“0”に対応するX座標値「−1」、つまり、X軸との交点座標が計算され、その交点座標(−1,0)がグラフ上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値「X=−1,Y=0」がグラフィック表示部12の下部に表示される(ステップB2→B3→B4,B8)。
【0032】
一方、グラフィック表示部12に表示された関数式のグラフが2つで、その2つのグラフ式が何れも同一座標系の関数式であると判断された場合には、そのそれぞれの関数式に対し共通の変数値を順次変化させて代入演算することにより、その互いの解が一致する点が交点座標として求められ、その交点座標がグラフ上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示される(ステップB5→B6,B8)。
【0033】
すなわち、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、何れも直交座標関数式「Y1 =f1 (X1 )」「Y2 =f2 (X2 )」である場合には、各関数式のX座標値X1 ,X2 を順次同値変化した際のY座標値Y1 ,Y2 が求められ、それぞれ対応する交点演算用レジスタ27に更新して格納されると共に、各Y座標値Y1 ,Y2 の一致した点が交点座標としてポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示される。
【0034】
また、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、何れも極座標関数式「r1 =g1 (θ1 )」「r2 =g2 (θ2 )」である場合には、各関数式の角度θ1 ,θ2 を順次同値変化した際の距離r1 ,r2 が求められ、それぞれ対応するX,Y座標値が交点演算用レジスタ27に更新して格納されると共に、各X,Y座標値の一致した点(X1 =X2 )(Y1 =Y2 )が交点座標としてポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示される。
【0035】
さらに、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、何れもパラメータ座標関数式「X1 =f1 (T1 ),Y1 =f1 (T1 )」「X2 =f2 (T2 ),Y2 =f2 (T2 )」である場合には、例えば第1関数式のパラメータT1 を順次変化した際のX1 座標が第2関数式のX2 座標として代入され、そのとき得られる第2関数式のパラメータT2 に基づくY2 座標が求められ、それぞれ対応する交点演算用レジスタ27に更新して格納されると共に、各X,Y座標値の一致した点(X1 =X2 )(Y1 =Y2 )が交点座標としてポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示される。
【0036】
一方、グラフィック表示部12に表示された関数式のグラフが2つで、その2つのグラフ式が異なる座標系の関数式であると判断された場合には、極座標関数式で与えられる極座標値やパラメータ座標関数式で与えられるパラメータ座標値は、何れも直交座標系の座標値に変換され、各関数式の変数値を変化させた際の相互のY座標値の一致する点が交点座標として求められ、その交点座標がグラフ上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示される(ステップB5→B7,B8)。
【0037】
ここで、例えば図10で示すように、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、曲座標関数式「r=g(θ)」と直交座標関数式「Y=f(X)」である場合には、図6における極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理が起動される(ステップB5→B7)。
【0038】
すなわち、まず、極座標関数式「r=g(θ)」の角度θに最小値θmin が代入されて距離rが計算され、そのときの極座標(r,θmin )に対応する直交座標が(X1 ,Y1 )として座標変換により求められ、交点演算用レジスタ27に格納される(ステップC1,C2,C3)。
【0039】
すると、前記現在の極座標(r,θmin )に対応する座標点(X1 ,Y1 )が当該極座標グラフ上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値もグラフィック表示部12の下部に表示される(ステップC4)。
【0040】
そして、直交座標に変換された座標X1 が直交座標関数式「Y=f(X)」に代入され対応する座標Y2 が計算されて交点演算用レジスタ27に格納されるもので、ここで、前記極座標(r,θmin )を直交座標に変換して得られた座標Y1 と前記直交座標関数式「Y=f(X)」により得られた座標Y2 との一致/不一致が判断される(ステップC5,C6)。
【0041】
このステップC6において、前記極座標変数θに基づき各関数式より得られた座標Y1 ,Y2 が不一致で、前記ステップC4において表示された座標点(X1 ,Y1 )は各グラフ上の交点でないと判断された場合には、前記極座標変数θが(+α)されてθ1 に更新される(ステップC6→C7)。
【0042】
ここで、前記更新された極座標変数θ(=θ1 )がその最大値θmax を越えてないことが判断された場合には、その極座標変数θ1 が極座標関数式「r=g(θ)」に代入されて距離r1 が計算され、そのときの極座標(r1 ,θ1 )に対応する直交座標が(X1 ,Y1 )として座標変換により求められ、交点演算用レジスタ27に格納される(ステップC8→C2,C3)。
【0043】
すなわち、前記ステップC2〜C8の処理が繰返し実行されることで、極座標変数θが順次(+α)されてθ2 →θ3 →…と更新され、その各時点における極座標(r2 ,θ2 )→(r3 ,θ3 )→…に対応して座標変換された座標点(X1 ,Y1 )が、順次ポイントP及びX,Y座標値で表示されると共に、その座標Y1 と、座標X1 に基づき前記直交座標関数式「Y=f(X)」により得られた座標Y2 との一致/不一致が判断される。
【0044】
こうして、前記極座標変数θが順次更新され、図10の矢印kで示すように、そのグラフ上のポインタPが移動更新される状態で、ステップC6において、前記極座標変数θが例えばθ10に更新された際の極座標(r10,θ10)を座標変換した座標点(X1 ,Y1 )と、そのX座標X1 に基づき前記直交座標関数式「Y=f(X)」より得られた座標Y2 とが一致したと判断されると、そのときの座標点(X1 ,Y1 )が交点Pとして極座標グラフ及び直交座標グラフの交点上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示されるようになる(ステップC6→C9,B8)。
【0045】
一方、前記極座標変数θが順次更新され、そのグラフ上のポインタPが移動更新される状態で、ステップC8において、更新された極座標変数θn がその最大値θmax を越えたと判断されると、グラフィック表示部12に表示されている極座標グラフ及び直交座標グラフ間には交点は存在しないとして、例えば解なしメッセージ“交点なし”が表示部12の下部に表示されるようになる(ステップC8→C10,B8)。
【0046】
一方、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、パラメータ座標関数式「X=P1 (T),Y=P2 (T)」と直交座標関数式「Y=f(X)」である場合には、図7におけるパラメータ座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理が起動される(ステップB5→B7)。
【0047】
すなわち、このパラメータ座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理では、パラメータTを順次変化させた場合にその関数式「X=P1 (T),Y=P2 (T)」より得られるX,Y座標を座標点(X1 ,Y1 )とし、前記極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理と同様にして、その座標Y1 と、座標X1 に基づき前記直交座標関数式「Y=f(X)」により得られた座標Y2 との一致/不一致が判断されるもので、こうして、前記パラメータTが順次更新され、そのグラフ上のポインタPが移動更新される状態で、例えばT10に更新された際の座標点(X1 ,Y1 )と、そのX座標X1 に基づき前記直交座標関数式「Y=f(X)」より得られた座標Y2 とが一致したと判断されると、そのときの座標点(X1 ,Y1 )が交点Pとしてパラメータ座標グラフ及び直交座標グラフの交点上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示されるようになる(ステップD1,D2)。
【0048】
一方、グラフィック表示部12に表示されている2つのグラフの関数式が、極座標関数式「r=g(θ)」とパラメータ座標関数式「X=P1 (T),Y=P2 (T)」である場合には、図8における極座標系グラフ/パラメータ座標系グラフ間の交点演算処理が起動される(ステップB5→B7)。
【0049】
すなわち、この極座標系グラフ/パラメータ座標系グラフ間の交点演算処理では、極座標変数θを順次変化させた場合にその関数式「r=g(θ)」より得られる極座標(r,θ)を直交座標値に変換して座標点(X1 ,Y1 )とすると共に、その座標X1 を前記パラメータ座標関数式「X=P1 (T)」に代入して計算されたパラメータTをさらに前記パラメータ座標関数式「Y=P2 (T)」に代入して計算されたY座標をY2 とし、前記極座標対応の直交座標Y1 との一致/不一致が判断されるもので、こうして、前記極座標変数θが順次更新され、そのグラフ上のポインタPが移動更新される状態で、例えばθ10に更新された際の座標点(X1 ,Y1 )と、そのX座標X1 を代入して前記パラメータ座標関数式「X=P1 (T),Y=P2 (T)」より得られた座標Y2 とが一致したと判断されると、そのときの座標点(X1 ,Y1 )が交点Pとして極座標グラフ及びパラメータ座標グラフの交点上にポイント表示されると共に、そのX,Y座標値がグラフィック表示部12の下部に表示されるようになる(ステップE1,E2)。
【0050】
したがって、前記構成の関数計算機によれば、キー入力部11の数値・記号キー13及び「直」キー14,「極」キー15,「パラ」キー16を選択的に操作して、例えば極座標関数式「r=g(θ)」と直交座標関数式「Y=f(X)」とをRAM23内の式レジスタ25に記憶させ、「Graph」キー17を操作して各関数式をグラフ化してグラフィック表示部12に表示させた場合に、「交点」キー18を操作すると、極座標変数θが順次更新されて計算された極座標(r,θ)が直交座標値(X1 ,Y1 )に変換され、この座標X1 を前記直交座標関数式「Y=f(X)」に代入して計算された座標YをY2 とし、前記Y1 とY2 の一致を比較判断して各グラフ間の交点座標が求められ、その交点Pがポイント表示されると共にその座標値(X1 ,Y1 )も表示されるので、異なる座標系の関数式同士のグラフ交点でも容易に求めることができるようになる。
【0051】
この場合、前記極座標変数θが順次更新されてその極座標(r,θ)が更新される状態では、そのグラフ上の座標点(X1 ,Y1 )を示すポインタPも移動更新されるので、グラフィック表示部12に表示される各関数式のグラフ間で交点が求められる過程が視覚的に判断できるようになる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別し、2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、また、2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、更に、各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御することができる。
【0053】
請求項2記載の発明によれば、表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別し、2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、また、2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行い、更に、各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる関数計算機を示す外観図。
【図2】前記関数計算機の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】前記関数計算機のグラフモードにおける全体処理を示すフローチャート。
【図4】前記関数計算機のグラフモード処理に伴なうグラフ化演算処理を示すフローチャート。
【図5】前記関数計算機のグラフモード処理に伴なう交点演算全体処理を示すフローチャート。
【図6】前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なう極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャート。
【図7】前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なうパラメータ座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャート。
【図8】前記関数計算機の交点演算全体処理に伴なう極座標系グラフ/パラメータ座標系グラフ間の交点演算処理を示すフローチャート。
【図9】前記関数計算機のグラフモードにおける全体処理に伴なう関数式の入力表示状態を示す図。
【図10】前記極座標系グラフ/直交座標系グラフ間の交点演算処理に伴なう交点座標表示状態を示す図。
【符号の説明】
10…装置本体、11…キー入力部、12…グラフィック表示部、13…数値・記号キー、14…「直」キー、15…「極」キー、16…「パラ」キー、17…「Graph」キー、18…「交点」キー、19…「EXE」キー、20…CPU(中央処理装置)、21…表示制御部、22…ROM、23…RAM、24…VRAM、25…式レジスタ、26…レンジレジスタ、27…交点演算用レジスタ。
Claims (8)
- 複数の関数式を記憶する式記憶手段と、
この式記憶手段に記憶された複数の関数式をグラフ化して表示する表示手段と、
この表示手段に表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第1の表示制御手段と、
前記判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第2の表示制御手段と、
前記第1および第2の表示制御手段の制御により前記各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御する第3の表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする関数計算機。 - 2つの関数式データを記憶している式記憶部とこの式記憶部に記憶されている2つの関数式データそれぞれに対応するグラフを表示するグラフ表示部とを備えているグラフ表示制御装置において、
前記グラフ表示部に表示された各グラフの関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別する判別手段と、
この判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第1の表示制御手段と、
前記判別手段にて2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第2の表示制御手段と、
前記第1および第2の表示制御手段の制御により前記各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御する第3の表示制御手段と、
を具備したことを特徴とするグラフ表示制御装置。 - 前記第1および第2の表示制御手段により求められた交点の座標を表示させる交点座標表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグラフ表示制御装置。
- 前記表示手段は、前記式記憶手段に記憶された2つの関数式データを、同一座標軸を用いてグラフ表示させることを特徴とする請求項1に記載の関数計算機。
- 前記グラフ表示部は、前記式記憶部に記憶された2つの関数式データを、同一座標軸を用いてグラフ表示させることを特徴とする請求項2に記載のグラフ表示制御装置。
- 2つの関数式データを記憶している式記憶部とこの式記憶部に記憶されている2つの関数式データそれぞれに対応するグラフを表示するグラフ表示部とを備えているグラフ表示制御装置に用いられるグラフ表示制御方法において、
前記グラフ表示部に表示された2つのグラフそれぞれに対応する各関数式が同じ座標系の関数式であるか否かを判別する判別ステップと、
この判別ステップにて2つの関数式が同じ座標系の関数式でないと判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換し、この変換された座標値と他の座標系の関数式における座標値とを比較して前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第1の表示制御ステップと、
前記判別ステップにて2つの関数式が同じ座標系の関数式であると判別された際は、一方の座標系の関数式における座標値を他の座標系の関数式における座標値に変換することなく、前記各グラフの交点を求め、この求められた交点に対応した位置にポイント表示を行うよう制御する第2の表示制御ステップと、
前記第1および第2の表示制御手段の制御により前記各グラフの交点が求められない場合、交点なしを示す表示を行うよう制御する第3の表示制御ステップと、
を具備したことを特徴とするグラフ表示制御方法。 - 前記第1および第2の表示制御ステップにより求められた交点の座標を表示させる交点座標表示制御ステップを備えることを特徴とする請求項6に記載のグラフ表示制御方法。
- 前記グラフ表示部は、前記式記憶部に記憶された2つの関数式データを、同一座標軸を用いてグラフ表示させることを特徴とする請求項6に記載のグラフ表示制御方法。
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