JP3577415B2 - トランスファ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪駆動車に適用され、原動機からの駆動トルクを多板クラッチに対する押圧力に応じた配分比で前輪および後輪に伝達するトランスファ装置に関し、特に、多板クラッチに対する押圧力の発生源である液圧アクチュエータの信頼性の向上を図るとともに、小型化を図るようにしたトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスファ装置として、例えば、特開平9−272354号公報に示されるものがある。このトランスファ装置は、原動機からの駆動トルクを前輪あるいは後輪に伝達する駆動系に設けられる多板クラッチと、この多板クラッチを所定の押圧力で押圧する押圧部材と、この押圧部材に伝達する液圧を発生する液圧アクチュエータとを有し、液圧アクチュエータからの液圧によって押圧部材を多板クラッチに押圧させ、原動機からの駆動トルクを多板クラッチに対する押圧力に応じた配分比で前輪および後輪に伝達するものである。
【0003】
図4は、液圧アクチュエータを示す。この液圧アクチュエータ3は、ハウジング300を有し、このハウジング300に、シリンダ301、モータ302およびギヤカバー303を取り付け、シリンダ301の外部に、液圧室308の圧力を検出する圧力センサ304、およびリターンポート305a,サプライポート305cを備えたリザーブタンク305を取り付けている。また、液圧アクチュエータ3は、シリンダ301内に、ピストン310、送りねじ軸320、ナット330およびばね部材340を収容している。
【0004】
シリンダ301は、筒状のシリンダ本体301aとシリンダキャップ301bとを一体的に形成してなり、シリンダキャップ301bに出力ポート306を備え、シリンダ301内のシリンダキャップ301bとピストン310との間には、作動液が満たされている。
【0005】
ピストン310は、筒状のピストン本体310aとピストンヘッド310bとを一体的に形成してなり、ピストン本体310aの外周面の前後にパッキン311を各々備えている。
【0006】
送りねじ軸320は、雄ねじ部321を有し、この雄ねじ部321の先端にナット330の脱落を防止するストッパ322を設け、雄ねじ部321の基端には取付部323を形成し、この取付部323に嵌入した軸受307により回転可能にハウジング300に支持されている。
【0007】
ナット330は、シリンダ本体301a内を褶動する大径部331を有し、シリンダ301の出力ポート306側にピン312が移動可能な凹部332およびピン312に係止する凸部333を形成し、送りねじ軸320の雄ねじ部321にねじ係合する雌ねじ部(図示せず)を貫通させている。この凸部333を設けることにより、ナット330をハウジング300側に戻す際に、凸部333にピンが係止し、ピストン310を戻すことができる。
【0008】
ばね部材340は、ピストン本体310aの開放端とナット330の大径部331との間で圧縮変形されるようシリンダ301内に配置されている。
【0009】
また、液圧アクチュエータ3は、ハウジング300とギヤカバー303との間に、モータ302の出力軸302bの回転を減速して送りねじ軸320に伝達するための減速ギヤ機構350を配置している。この減速ギヤ機構350は、モータ302の出力軸302bに取り付けられた出力ギヤ351と、両端を軸受309により回動可能に支持された中間軸352と、この中間軸352に取り付けられ出力ギヤ351に噛合する大ギヤ353および小ギヤ354と、送りねじ軸320の取付部323に取り付けられ小ギヤ354に噛合する大ギヤ355とから構成されている。
【0010】
ところで、ナット330は、送りねじ軸320の回転運動を直線運動に変換するものであるため、送りねじ軸320の回転に伴って回転しないように回り止め機構を設けている。すなわち、大径部331に凸部331aを形成し、凸部331aを受け入れ、凸部331aの軸方向の移動を許容し、かつ、ナット330の回転を止める凹状溝301cをシリンダ本体301aの内周面に形成している。
【0011】
このように構成されたトランスファ装置において、液圧アクチュエータ3のモータ302の出力軸302bが回転すると、その回転トルクは、減速ギヤ機構350を介して送りねじ軸320に伝達され、その送りねじ軸320を回転させる。送りねじ軸320の回転によってナット330が回り止め機構によって回転することなく前進し、液圧室308に所定の液圧が発生し、押圧部材に伝達される。押圧部材は、液圧アクチュエータ3からの液圧に基づく押圧力で多板クラッチを押圧する。原動機からの駆動トルクが多板クラッチに対する押圧力に応じた配分比で前輪および後輪に伝達される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のトランスファ装置によると、ナット330の回り止め機構としてシリンダ301に凹状溝301cを形成しているため、ピストン310をシリンダ301内に組み込む際、パッキン311が凹状溝301cによって損傷を受けて信頼性が低下するという問題がある。
一方、凹状溝301cを形成するシリンダ301の内径をパッキン311の外径より大きくしてパッキン311の損傷を回避する構成も考えられるが、この構成では、液圧アクチュエータ3の大型化を招くという問題がある。
【0013】
従って、本発明の目的は、多板クラッチの駆動源となる液圧アクチュエータの信頼性の向上を図るとともに、小型化を図ったトランスファ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、原動機からの駆動トルクを前輪あるいは後輪に伝達する駆動系に設けられる多板クラッチと、前記多板クラッチを所定の押圧力で押圧する押圧部材とを有し、前記原動機からの前記駆動トルクを前記所定の押圧力に応じた配分比で前記前輪および前記後輪に伝達するトランスファ装置において、
所定の内径を有する筒状の摺動面を備えたシリンダと、
前記シリンダの前記摺動面に接触するパッキンを有して前進および後退可能に前記シリンダ内に収容され、前進することによって前記押圧部材に前記所定の押圧力を生じさせる液圧を発生するピストンと、
外部からの制御信号に基づいて駆動トルクを発生する駆動手段と、
前記駆動手段からの前記駆動トルクによって回転する回転部材と、
前記回転部材の回転運動を直線運動に変換し、前記ピストンを前進あるいは後退させる変位部材と、
前記摺動面の前記所定の内径より小なる径を有して前記シリンダ内に設けられ、前記回転部材の回転に基づく前記変位部材の回転を止める回り止め機構とを備えたことを特徴とするトランスファ装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るトランスファ装置を示す。このトランスファ装置1は、装置本体2と、この装置本体2にパイプ5を介して接続された液圧アクチュエータ3と、この液圧アクチュエータ3を制御する制御回路4とを有している。
【0016】
装置本体2は、トランスファケース2Aを有し、このトランスファケース2A内に、原動機(図示せず)からの駆動トルクが入力する入力軸20Aと、この入力軸20Aに同軸的に配置される後輪用出力軸20Bと、前輪用出力軸20Cとを収容している。これらの入力軸20A,後輪用出力軸20Bおよび前輪用出力軸20Cは、ボールベアリング21Aによってトランスファケース2Aに支持されている。また、トランスファケース2Aは、液圧アクチュエータ3からの作動油をパイプ5,ノズル6を介して後述するクラッチピストン26側へ導くための導入路28を形成している。
【0017】
後輪用出力軸20Bの外周には、後輪用出力軸20Bに非結合的に貫通支持されるドライブスプロケット22Aと、多板クラッチ23を収容するクラッチハウジング24と、多板クラッチ23を押圧又は開放する押圧部材25と、押圧部材25を押圧するクラッチピストン26とを設けている。多板クラッチ23は、互いに面接触することによって駆動トルクの伝達を行う複数のクラッチディスク23aおよびプッシャープレート23bから構成されている。クラッチハウジング24は、クラッチディスク23aを収容してドライブスプロケット22Aに結合的に支持されたアウタハウジング24aと、プッシャープレート23bを収容して後輪用出力軸20Bに結合的に支持されたインナハウジング24bとから構成されている。多板クラッチ23の開放時にクラッチディスク23aとプッシャープレート23bとを非接触状態にするため、インナハウジング24bと押圧部材25との間にクラッチスプリング27を配置している。また、クラッチピストン26が回転中の押圧部材25に押圧力を伝達できるようにするため、押圧部材25とクラッチピストン26との間にニードルベアリング21Bを配置している。
【0018】
前輪用出力軸20Cの外周には、ドリブンスプロケット22Bを設け、このドリブンスプロケット22Bおよびドライブスプロケット22Aにチェーン22Cを巻装している。
【0019】
図2は、液圧アクチュエータ3を示す。なお、同図は、2WDモードの状態を示している。液圧アクチュエータ3は、ハウジング300を有し、このハウジング300にシリンダ301と、パルスモータ,DCモータ等のモータ302と、ギヤカバー303とを取り付け、シリンダ301の外部に圧力センサ304およびリザーブタンク305を取り付けている。また、液圧アクチュエータ3は、シリンダ301内に、ピストン310、送りねじ軸320およびナット330を収容している。
【0020】
シリンダ301は、所定の内径を有する筒状の摺動面を備えたシリンダ本体301aとシリンダキャップ301bとを一体的に形成してなり、シリンダキャップ301bに出力ポート306を備え、シリンダ301内のシリンダキャップ301bとピストン310との間には、作動液が満たされている。
【0021】
ピストン310は、筒状のピストン本体310aとピストンヘッド310bとを一体的に形成してなり、ピストン本体310aの外周面の前後にシリンダ本体301aの摺動面に接触するパッキン311を各々備え、前後のパッキン311の間に補給室310eを形成し、シリンダ301内に移動可能に配置されている。
【0022】
送りねじ軸320は、雄ねじ部321を有し、雄ねじ部321の基端には取付部323を形成し、この取付部323に嵌入した軸受307により回転可能にハウジング300に支持されている。
【0023】
ナット330は、送りねじ軸320の雄ねじ部321にねじ係合する雌ねじ部を貫通させ、ピストン310にリング312によって取り付けられている。
【0024】
また、液圧アクチュエータ3は、ハウジング300とギヤカバー303との間に、モータ302の出力軸302bの回転を減速して送りねじ軸320に伝達するための減速ギヤ機構350を配置している。この減速ギヤ機構350は、モータ302の出力軸302bに取り付けられた出力ギヤ351と、両端を軸受307により回動可能に支持された中間軸352と、この中間軸352に取り付けられ出力ギヤ351に噛合する大ギヤ353および小ギヤ354と、送りねじ軸320の取付部323に取り付けられ小ギヤ354に噛合する大ギヤ355とから構成されている。
【0025】
圧力センサ304は、液圧室308の圧力を示す液圧検出信号Sを制御回路4に出力するものである。
【0026】
リザーブタンク305は、作動液を戻すためのリターンポート305aと、作動液を供給するためのサプライポート305cとを備えている。
【0027】
制御回路4は、図示しないセレクトレバー部からのモード選択信号Sに基づいて、圧力センサ304からの液圧検出信号Sが所定の液圧になるまで回転する回転信号Sをモータ302に出力し、液圧検出信号Sが所定の液圧に達した後は、モータ302を停止させるものであり、モータ302の停止後は送りねじ軸320の摩擦力によりナット330が逆戻りしないため、所定液圧を保持し、モード選択信号Sに対応する配分比で原動機から入力軸20Aに入力する駆動トルクを前輪および後輪に伝達させるものである。
【0028】
図3は、ナット330の回り止め機構を示す。ナット330は、送りねじ軸320の回転運動を直線運動に変換するものであるため、送りねじ軸320の回転に伴って回転しないように回り止め機構を設けている。この回り止め機構は、シリンダ301の摺動面の内側に設けられ、ナット330に突起部334を形成し、突起部334を受け入れて突起部334の軸方向の移動を許容し、かつ、ナット330の回転を止める溝300bをハウジング300の円環状突起300aに形成したものである。突起部334は、ピストン310に形成した凹部310fから外側に突出して溝300bに嵌入する。
【0029】
次に、本装置1の動作を2WDモードから4WDモードに変換する場合について説明する。2WDモードでは、液圧アクチュエータ3は図2に示す状態にある。この2WDモードでは、液圧室308に液圧は発生していないため、クラッチピストン26および押圧部材25への押圧力は略0であり、多板クラッチ23のクラッチディスク23aとプッシャープレート23bとはクラッチスプリング27により非接触状態にある。従って、原動機(図示せず)から入力軸20Aに入力する駆動トルクは、前輪用出力軸20Cに伝達せず、後輪用出力軸20Bのみに伝達している。
【0030】
ここで操作者が、セレクトレバー部(図示せず)を操作して4WDモードを選択すると、セレクトレバー部は、選択された4WDモードを示すモード選択信号Sを制御回路4に出力する。
【0031】
制御回路4は、モード選択信号Sに基づいて、ナット330が前進する方向(図2の矢印方向)の回転信号Sをモータ302に出力する。ここで、ナット330が前進する出力軸302bの回転方向を正転方向とする。モータ302は、回転信号Sの入力に基づいて出力軸302bを正転方向に回転させ、減速ギヤ機構350を介して所定の減速比に減速された回転トルクを送りねじ軸320に伝達し、ナット330は回り止め機構によって回転せずに前進する。圧力センサ304からの液圧検出信号Sが4WDモードに対応した所定の液圧に到達すると、制御回路4は、モータ302の駆動を停止する。液圧アクチュエータ3は、ピストン310等が前進し4WDモードの状態となる。この4WDモードの状態では、原動機からの駆動トルクは、所定の配分比で後輪用出力軸20Bおよび前輪用出力軸20Cに伝達される。
【0032】
上記構成の本装置1によれば、ナット330の回り止め機構が、シリンダ301の摺動面の内側に設けられているので、シリンダ301内にピストン310を組み込む際、パッキン311の損傷を防止でき、液圧アクチュエータ3の信頼性の向上を図ることができる。
また、シリンダ301にナット330の回り止めとしての凹部あるいは凸部を直接形成していないので、シリンダ301の大径化を防げ、液圧アクチュエータ3の小型化が図れる。
また、ピストン310にナット330を取り付けた後、ピストン310をシリンダ301内に組み込み、ハウジング300をシリンダ301に取り付けることにより、ナット330の回り止め機構が完成するので、液圧アクチュエータ3の組立を容易に行うことができる。
【0033】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々な実施の形態が可能である。例えば、ナット330とピストン310を一体的に形成してもよい。これにより、部品点数が少なくなり、組立が容易になる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明のトランスファ装置によると、変位部材の回り止め機構をシリンダの摺動面の内側に設けたので、ピストンをシリンダ内に組み込む際に、ピストンが有するパッキンが損傷するのを防止でき、液圧アクチュエータの信頼性の向上を図ることができる。
また、シリンダに回り止め機構を設けていないので、シリンダの大径化を防げ、液圧アクチュエータの小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスファ装置の構成図である。
【図2】本発明に係る液圧アクチュエータの断面図である。
【図3】本発明に係る液圧アクチュエータの要部斜視図である。
【図4】従来のトランスファ装置の液圧アクチュエータの断面図である。
【符号の説明】
1 トランスファ装置
2 装置本体
2A トランスファケース
3 液圧アクチュエータ
4 制御回路
5 パイプ
6 ノズル
20A 入力軸
20B 後輪用出力軸
20C 前輪用出力軸
21A ボールベアリング
21B ニードルベアリング
22A ドライブスプロケット
22B ドリブンスプロケット
22C チェーン
23 多板クラッチ
23a クラッチディスク
23b プッシャープレート
24 クラッチハウジング
24a アウタハウジング
24b インナハウジング
25 押圧部材
26 クラッチピストン
27 クラッチスプリング
28 導入路
300 ハウジング
300a 円環状突起
300b 溝
301 シリンダ
301a シリンダ本体
301b シリンダキャップ
302 モータ
302b 出力軸
303 ギヤカバー
304 圧力センサ
305 リザーブタンク
305a リターンポート
305c サプライポート
306 出力ポート
307 軸受
308 液圧室
310 ピストン
310a ピストン本体
310b ピストンヘッド
310e 補給室
310f 凹部
311 パッキン
312 リング
320 送りねじ軸
321 雄ねじ部
323 取付部
330 ナット
334 突起部
350 減速ギヤ機構
351 出力ギヤ
352 中間軸
353 大ギヤ
354 小ギヤ
355 大ギヤ
モード選択信号
回転信号
液圧検出信号

Claims (3)

  1. 原動機からの駆動トルクを前輪あるいは後輪に伝達する駆動系に設けられる多板クラッチと、前記多板クラッチを所定の押圧力で押圧する押圧部材とを有し、前記原動機からの前記駆動トルクを前記所定の押圧力に応じた配分比で前記前輪および前記後輪に伝達するトランスファ装置において、
    所定の内径を有する筒状の摺動面を備えたシリンダと、
    前記シリンダの前記摺動面に接触するパッキンを有して前進および後退可能に前記シリンダ内に収容され、前進することによって前記押圧部材に前記所定の押圧力を生じさせる液圧を発生するピストンと、
    外部からの制御信号に基づいて駆動トルクを発生する駆動手段と、
    前記駆動手段からの前記駆動トルクによって回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転運動を直線運動に変換し、前記ピストンを前進あるいは後退させる変位部材と、
    前記摺動面の前記所定の内径より小なる径を有して前記シリンダ内に設けられ、前記回転部材の回転に基づく前記変位部材の回転を止める回り止め機構とを備えたことを特徴とするトランスファ装置。
  2. 前記回り止め機構は、前記シリンダに取り付けられた回り止め部材を有し、前記変位部材に凸部あるいは凹部を形成し、前記回り止め部材に凹部あるいは凸部を形成し、前記凹部は、前記凸部を受け入れて前記変位部材の前進および後退を許容し、かつ、前記変位部材の回転を止める構成の請求項1記載のトランスファ装置。
  3. 前記変位部材は、前記ピストンと一体的に形成された構成の請求項1記載のトランスファ装置。
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