JP3576830B2 - 机用サイドチェスト - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は机用サイドチェストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、机用サイドチェストは、通常、机の天板下方に収納され、収納庫として使用されるが、デスクの作業面を拡大する必要がある場合には、机の天板下方から引出して移動し、該サイドチェストの天板により拡大された作業面を提供する。
【0003】
ところで、サイドチェストは、机の天板下方に収納される必要があるため、該サイドチェストの天板が机の天板よりも低くなるよう構成されている。従って、サイドチェストを机の天板下方から外部に移動し、該サイドチェストの天板を作業面として利用する際、机の天板に対しサイドチェストの天板が段差を有するため、デスク作業を良好に行えないという問題がある。
【0004】
そこで、サイドチェストを机の天板下方から外部に移動した状態で、サイドチェストの天板を机の天板とほぼ面一となるように、昇降自在に構成したのもが公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そして、天板を昇降せしめる手段として図7に示すような平行リンク機構を構成したものが公知である。即ち、図7に示すサイドチェストはチェスト本体8の頂部に配置した天板1を昇降自在ならしめるように、起伏回動自在な前部リンク11及び後部リンク12から成る平行リンク機構を備え、前後部リンク11、12の起伏回動軸13、14をチェスト本体8側に軸支する一方、前後部リンク11、12の先端部を天板1側に連結回動軸15、16を介して連結している。従って、天板1は実線に示す下降位置と鎖線に示す上昇位置との間で昇降自在である。
【0006】
ところで、公知の平行リンク機構によれば、机の天板とほぼ面一になるようサイドチェストの天板1を上昇せしめると、天板1がリンクの回動方向に位置ずれし、チェスト本体8の外側に大きく突出する。
【0007】
然しながら、上昇位置における天板1の位置ずれが大きく、チェスト本体8の外側に大きく突出すると、該天板1の突出部に重量物を載置したり、使用者が椅子から立ち上がるとき手をついたりする等、天板1に上方から外力が作用したとき、チェスト本体8が転倒する。殊に、チェスト本体8の下部にキャスターを備えているような場合、滑り易いため容易に転倒し極めて危険であるという問題がある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明はサイドチェストにおける天板の昇降手段として、該天板を机の天板とほぼ面一になるよう上昇せしめた状態において、チェスト本体の外側に対し天板が位置ずれを起こさず、天板を机の天板と面一となった状態で、天板の上昇を停止せしめる机用サイドチェストを提供する事を目的とする。そこで、本発明が前記課題を解決するための手段として構成したところは、 チェスト本体と、該チェスト本体の頂部に配置された天板と、前記天板をチェスト本体の頂部に対し昇降自在ならしめる昇降手段を備え、昇降手段は、チェスト本体の左右側板の前後方向略中央内部に保持された固定脚と、固定脚に昇降自在に嵌装され、上端に前後方向で対称となした昇降脚座を介して天板と連結される昇降脚と、昇降脚内に上下動自在に保持された作動杆と、作動杆の上下動に連動して回動し、固定脚の上下方向に形成された複数個の係止孔に係脱自在となるよう昇降脚に回動自在に保持された係止体と、昇降脚の下端部に回動自在に保持され、昇降脚が最も上昇した時、固定脚に形成されたストッパー孔に係止して昇降脚の上昇を停止させるストッパー体と、昇降脚座に回動自在に保持され、作動杆を上下動せしめる操作杆と、昇降脚の下端部に取り付けられて昇降脚が最も下降した時には固定脚の底片の上面と当接する緩衝用キャップより構成され、ストッパー体は、固定脚に形成されたストッパー孔に係止する方向に自重によって付勢され、昇降脚が最も上昇した時には、ストッパー孔に係止して昇降脚の上昇を停止させるストッパー突起と、ストッパー突起がストッパー孔に係止した状態で、昇降脚の後壁に当接し、ストッパー突起のストッパー孔への係止状態を維持する係止状態維持突起を有するものである。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。図2に示すように、机用サイドチェストは、チェスト本体8と、該チェスト本体8の頂部に配設された天板1とを備え、天板1をチェスト本体8に対して昇降自在ならしめるよう昇降手段を備えている。尚、チェスト本体8は抽斗17、18、19を備えた収納庫を構成し、下部に設けたキャスター10により床面上を移動できる。チェスト本体8は、左右側板81、81と、左右側板81、81の後端部間に配設された後板82と、左右側板81、81と後板82の上端部に囲まれた部分に配設された頂板83と、左右側板81、81と後板82の下端部に囲まれた部分に配設され、下面4隅に前記キャスター10が取付られる底板(図示せず。)より構成されている。
【0010】
昇降手段は、チェスト本体8の左右側板81、81の前後方向略中央内部に保持される固定脚2、2と、固定脚2、2に昇降自在に嵌装され、上端に一体化された昇降脚座31、31を介して天板1が連結される昇降脚3、3と、昇降脚3、3内に上下動自在に保持される作動杆4、4と、作動杆4、4の上下動に連動して揺動し、固定脚2、2の上下方向に形成された複数個の係止孔21・・・に係脱自在で昇降脚3、3に回動自在にもうけられた係止体5、5と、固定脚2、2に形成されたストッパー孔71、71に係脱自在で昇降脚3、3に回動自在にもうけられたストッパー体7、7と、天板1の裏面に保持され、作動杆4を上下動せしめる操作杆6、6より構成されている。尚、昇降脚3、3の下端部と、固定脚2、2の上端部間に引っ張りバネを張設し、昇降脚3、3を常に上昇方向に付勢して、天板1の引き上げを容易にする事も可能である。
【0011】
固定脚2、2、昇降脚座31、31、昇降脚3、3、作動杆4、4、係止体5、5、ストッパー体7、7、操作杆6、6は左右に対向した同形に形成されているので、以下、一方側についてのみ説明する。固定脚2は、側板81の前後方向略中央内面の上下方向に形成された嵌合凹部84内に前後方向に若干の間隙を有して合致する、前後片22、22と、嵌合凹部84の内面に当接する側片23、底片24よりなる、上端と内側面が開放された形状で、前後片22、22と、底片24の所定位置で外方に突出し、左右側板81の内面とネジ止めされる取付突片25・・・が連設され、前片22の上下方向に所定間隔を有して、前記係止体5が係止する係止孔21・・・が形成され、後片22の上下方向中央部にストッパー体7が係止するストッパー孔71が形成されている。
【0012】
符号27は合成樹脂材より形成された、固定脚2に対し昇降脚3の昇降を円滑に行う為の滑り用キャップをしめしている。滑り用キャップ27は、固定脚2の上端4隅内面と昇降脚3の4隅外面間に位置する振れ止め脚部271を有し、側板81の上面にネジ止めされる。
【0013】
昇降脚3は、固定脚2の内部に嵌装する前後壁32、32、側壁33、下端部の底壁34よりなる、上端と内側面が開放された断面略コ字形で、前後壁32、32に内側片35、35が連設され、必要に応じて、側壁33の上下方向中央部やや下方位置で内側に突出して、係止体5を常に係止姿勢に付勢する係止用引っ張りバネ(図示せず。)の下端部がとりつけられるバネ下保持座36が形成されている。そして、バネ下保持座36のやや上方前側の側壁33に係止体5の枢止孔37が形成され、枢止孔37のやや下方の前壁32に係止体5の挿通孔38が形成されている。
【0014】
そして、底壁34の下面と、側壁33、前後壁32、32の下端部外面を覆い、固定脚2の内面に接触し、前記滑り用キャップ27の振れ止め脚部271と共に、昇降脚3の固定脚2に対する昇降時の円滑な摺動と、振れ防止を行うと共に、昇降脚3が最も下降した時、固定脚2の底片24との衝突を和らげるための合成樹脂製の緩衝用キャップ30・・・が昇降脚3の下端部に取付られている。
【0015】
緩衝用キャプ30は、昇降脚3の前後壁32、32、側壁33の下端部外面に位置する囲壁301と、底壁34の下面に位置する基板302と、基板302の前後端部より下方に突出する緩衝脚部303、303と、緩衝脚部303、303間に位置する弾性脚部304より形成されている。
【0016】
昇降脚座31は前後周壁311、311と、外周壁312と、内周壁313と、天板1にネジ止めされる底周壁314より、上面が開口する断面上向きコ字形をなし、内周壁313の前後方向中央部に、内方向に突出し天板1の裏面とネジ止めされる天板連結突片315が連設され、底周壁314に形成された昇降脚3に合致する大きさの嵌入孔より、昇降脚3の上端が嵌入し、昇降脚3の上端と昇降脚座31が溶接にて一体化され、底周壁314の前後端部及び天板連結突片315と天板1の裏面が連結された状態で、昇降脚3と天板1の連結強度のアップが計られている。
【0017】
そして、昇降脚3が位置する内周壁313の前後方向中央部を底周壁314より下方に突出せしめ、この突出部に前記作動杆4の上端内面と操作杆6の後端部が臨む位置に上下方向に長い作動用長孔316が形成され、作動用長孔316と前後方向に等しい距離で、天板連結突片315の前後端部に、操作杆6の前端部を回動中心とするための操作杆支持部317、317が前後方向に突出して形成され、昇降脚3と昇降脚座31は、左右どちら側にも使用可能となしコストダウンを計っている。この場合、昇降脚3内の係止体5は一方が固定脚2の前壁32に係止すれば、他方は後壁32に係止し、昇降脚3と固定脚2の係止時の安定性を向上せしめている。又、作動用長孔316の所定寸法内方側の天板連結突片315に前記操作杆6の取付状態を維持するための合成樹脂製の操作間移動規制部材305を取りつけるための取付孔306が形成されている。
【0018】
作動杆4は合成樹脂材より形成され、前記昇降脚3の開口側の内部に位置してもうけられ、前記作動用長孔316を貫通して内方に突出し、中心部に貫通孔411を有し、操作杆6の後端部が嵌装して、回動自在に連結される作動杆連結突部41を上端部の内面に有し、下端部に係止体5の一端を所定範囲で移動させる大きさの回動用孔42が形成され、前後方向の下端部に前記昇降脚3の前後壁32、32の内面に接触する翼片43、43が形成され、上端部に上方に逆ハの字形に突出する弾性突片44、44が形成され、前後方向で対称形に構成されている。すなわち、作動杆4は昇降脚3の開放された内側面を隠蔽して美観の向上を計ると共に、内側片35、35の端面を覆って安全性の向上を計ると共に、左右何れか側でも使用可能となし、コストダウンを計ると共に、取付状態で弾性突片44、44の上端面が、天板1の下面に当接し、作動杆4が常に下方に移動するよう付勢せしめている。
【0019】
係止体5は、係止部51と回動部52と作動部53と、係止部51が昇降脚3の係止体5の挿通孔38より固定脚2側に突出して、係止孔21に係合した状態で、昇降脚3の前壁32の内面に当接し、係止部5のそれ以上の回動を阻止する当接部54より、重心が回動中心の下方後部に位置する形状に形成され、係止部51が挿通孔38より常に突出する方向に回動するよう付勢され、回動部52は、昇降脚3の枢止孔37に回動自在に枢止連結され、作動部53は前記作動杆の回動用孔42に挿通し所定範囲で回動できるよう連結されている。
【0020】
ストッパー体7は、昇降脚3の後壁32の下端部に形成された挿通孔501より固定脚2の後片22側に突出し、ストッパー孔71に係止するストッパー突起72と、後壁32に当接してストッパー体7の係止状態を維持する係止状態維持突起73と、後壁32に当接してストッパー体7の係止状態を解除する方向への回動範囲を規制する回動規制突起74と、回動取付部75より、重心が回動中心の下方後部に位置する形状に形成され、ストッパー突起72がストッパー孔71に係止する方向に回動するよう付勢されている。
【0021】
操作杆6、操作部61と、操作部61の前端に連続する回動突部62より形成され、操作部61の後端に、前記作動杆連結突部41の貫通孔411に回動自在に嵌入する作動杆支持突部611が形成され、操作部61の回動突部62の左右側端部が、前記昇降脚座31の操作杆支持部317に回動自在に保持されている。そして、操作杆6と作動杆4が連結された状態で、天板連結突片315の取付孔306に操作杆移動規制部材305を嵌入し、移動規制脚部307を操作部61の内側に位置せしめて、操作部61の内側方向への移動を阻止し、作動杆連結突部41の貫通孔41から作動杆支持突部611が抜け出すのを防止している。
【0022】
本発明は上記の如く構成されており、図1に示す状態(天板1が最も下降した状態)で、昇降脚3の底壁34の下端部に形成された緩衝用キャプ30の下面が、固定脚2の底片24上に当接し、天板1のそれ以上の下降を阻止している。この時、係止体5の自重、及び、弾性突片44、44の上端面と天板1の当接による作動杆4の下方への付勢によって、係止体5の係止部51は挿通孔38より固定脚2側に突出し、最下端の係止孔21に係止するとともに、当接部54は昇降脚3の前壁32の内面に当接し、作動杆4の作動杆連結突部41は昇降脚座31の作動用長孔316の下端部に当接し、操作杆6の操作部61は回動突部62を中心に後方が下方に回動した状態となっている。
【0023】
この状態から、天板1を持ち上げると(この時、昇降脚3と固定脚2間に張りバネを張設していると、天板1の荷重を軽減しているので、天板1を軽く持ち上げることができる。)、係止体5の係止部51の上面は係止孔21の上端面にて、図1において反時計廻りに回動し、固定脚2の前片22の内面に接触しながら昇降脚3と共に上昇し、所望の高さに天板1が位置した状態で天板1の上昇動作を停止するか、やや下方に移動させると、係止体5は弾性突片44、44の付勢(作動杆4の下動)等によって時計廻りの方向に回動し、係止部51が係止孔21に係合し、当接部54と昇降脚3の前壁32の内面に当接し、係止部5のそれ以上の回動を阻止し、天板1を所望の高さに維持する。
【0024】
又、天板1を最も引き上げると、係止体5は係止孔21と係脱を繰り返しながら昇降脚3と共に上昇し、やがて、ストッパー体7は、自重によってストッパー突起72がストッパー孔71に係止する方向に付勢されているので、ストッパー突起72が固定脚2のストッパー孔71に位置すると、係止する方向に回動してストッパー孔71内に突出すると共に、係止状態維持突起73が後壁32に当接して、ストッパー体7の係止状態を維持し、昇降脚3の上昇を停止させる。そして、この状態から、天板1をやや下方に移動させると、係止体5は上記同様の作動によって、最も高位置の係止孔21に係合し、天板1が最も上昇した高さを維持する。
【0025】
次に、天板1を下降させる時は、操作杆6の操作部61、61を指先で天板1と共に上方に持ち上げて、作動杆支持突部611、611及び作動杆連結突部41を上方に移動させて作動杆4を上方に移動させる。この時、作動杆4の弾性突部44、44は天板1の下面に当接しているので、作動杆4の上端面と天板1の裏面との衝突による音の発生もない。そして、作動杆4の上方への移動によって、係止体5は図1で、反時計廻りの方向に回動し、係止孔21との係合状態が解除される。
【0026】
そして、この状態を維持しながら、天板1を持ち上げている力をゆるめると、天板1の自重によって、昇降脚3と共に天板1は下降し、操作部61、61から指先をはなす事により、自重と弾性突部44、44よって、係止体5は下方の最も近い係止孔21に係止する。又、天板1を最も下降させると、昇降脚3の底壁34の緩衝用キャプ30の下面が、固定脚2の底片24の上面に当接し、天板1のそれ以上の下降を阻止するとともに、係止体5は最も低い位置の係止孔21に係合する。
【0027】
一方、ストッパー体7は、ストッパー孔71の下端面によって係止状態が解除される方向に回動し、ストッパー突起72の端面が後片22の内面に接触しながら、昇降脚3と共に下降する。この時、回動規制突起74が昇降脚3の後壁32に当接し、ストッパー体7の必要以上の回動を防止している。
【発明の効果】
本発明によれば、チェスト本体と、該チェスト本体の頂部に配置された天板と、前記天板をチェスト本体の頂部に対し昇降自在ならしめる昇降手段を備え、昇降手段は、チェスト本体の左右側板の前後方向略中央内部に保持される固定脚と、固定脚に昇降自在に嵌装され、上端に昇降脚座を介して天板と連結される昇降脚より構成されているので、天板はチェスト本体に対して外方に位置ずれをおこすことなく昇降し、天板上に重量物が載置されても、チェスト本体が転倒することなく安全である。又、天板は複数個の係止孔に係止体が順次係合するので、所望の高さを選択することができる。又、係止体は常に係止孔に係止するよう作動杆によって付勢されているので、天板を持ち上げるだけの簡単な操作で天板を上昇位置に維持することができる。又、昇降脚内に上下動自在に保持される作動杆と、作動杆の上下動に連動して係止体が回動し、係止孔から係脱自在で、作動杆を作動させる操作杆が天板裏面側に保持されているので、天板を下降させる時、操作杆と天板を同時に指先で支持できるので操作が簡単である。さらに、昇降脚が連結された昇降脚座と、作動杆を前後方向で対称形に形成し左右何れ側でも使用できるようにしているので、部材点数が削減でき、在庫管理が容易で、製造段階での組立間違いがなく、量産に適し安価に製作できる。又、昇降脚の下端部に固定脚に形成されたストッパー孔に係止する方向に自重によって回動自在に付勢されたストッパー体を設け、ストッパー体は、昇降脚が最も上昇した時には、ストッパー孔に係止するストッパー突起と、ストッパー突起がストッパー孔に係止した状態で、昇降脚の後壁に当接し、ストッパー突起のトッパー孔への係止状態を維持する係止状態維持突起を有しているので、昇降脚を勢いよく引き上げても、固定脚から抜け出す恐れはなく、従って、天板を上昇させた状態でも、本発明サイドチェストを持ち上げることが可能である。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降手段の縦断面図
【図2】本発明の斜視図
【図3】昇降手段の横断面図
【図4】昇降脚と昇降脚座と作動杆と係止体とストッパー体の斜視図
【図5】固定脚の斜視図
【図6】操作杆の斜視図
【図7】従来の昇降手段を示す説明図
【符号の説明】
1 天板
2 固定脚
21 係止孔
3 昇降脚
31 昇降脚座
4 作動杆
5 係止体
6 操作杆
7 ストッパー体
72 ストッパー突起
8 チェスト本体
【発明の属する技術分野】
本発明は机用サイドチェストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、机用サイドチェストは、通常、机の天板下方に収納され、収納庫として使用されるが、デスクの作業面を拡大する必要がある場合には、机の天板下方から引出して移動し、該サイドチェストの天板により拡大された作業面を提供する。
【0003】
ところで、サイドチェストは、机の天板下方に収納される必要があるため、該サイドチェストの天板が机の天板よりも低くなるよう構成されている。従って、サイドチェストを机の天板下方から外部に移動し、該サイドチェストの天板を作業面として利用する際、机の天板に対しサイドチェストの天板が段差を有するため、デスク作業を良好に行えないという問題がある。
【0004】
そこで、サイドチェストを机の天板下方から外部に移動した状態で、サイドチェストの天板を机の天板とほぼ面一となるように、昇降自在に構成したのもが公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そして、天板を昇降せしめる手段として図7に示すような平行リンク機構を構成したものが公知である。即ち、図7に示すサイドチェストはチェスト本体8の頂部に配置した天板1を昇降自在ならしめるように、起伏回動自在な前部リンク11及び後部リンク12から成る平行リンク機構を備え、前後部リンク11、12の起伏回動軸13、14をチェスト本体8側に軸支する一方、前後部リンク11、12の先端部を天板1側に連結回動軸15、16を介して連結している。従って、天板1は実線に示す下降位置と鎖線に示す上昇位置との間で昇降自在である。
【0006】
ところで、公知の平行リンク機構によれば、机の天板とほぼ面一になるようサイドチェストの天板1を上昇せしめると、天板1がリンクの回動方向に位置ずれし、チェスト本体8の外側に大きく突出する。
【0007】
然しながら、上昇位置における天板1の位置ずれが大きく、チェスト本体8の外側に大きく突出すると、該天板1の突出部に重量物を載置したり、使用者が椅子から立ち上がるとき手をついたりする等、天板1に上方から外力が作用したとき、チェスト本体8が転倒する。殊に、チェスト本体8の下部にキャスターを備えているような場合、滑り易いため容易に転倒し極めて危険であるという問題がある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明はサイドチェストにおける天板の昇降手段として、該天板を机の天板とほぼ面一になるよう上昇せしめた状態において、チェスト本体の外側に対し天板が位置ずれを起こさず、天板を机の天板と面一となった状態で、天板の上昇を停止せしめる机用サイドチェストを提供する事を目的とする。そこで、本発明が前記課題を解決するための手段として構成したところは、 チェスト本体と、該チェスト本体の頂部に配置された天板と、前記天板をチェスト本体の頂部に対し昇降自在ならしめる昇降手段を備え、昇降手段は、チェスト本体の左右側板の前後方向略中央内部に保持された固定脚と、固定脚に昇降自在に嵌装され、上端に前後方向で対称となした昇降脚座を介して天板と連結される昇降脚と、昇降脚内に上下動自在に保持された作動杆と、作動杆の上下動に連動して回動し、固定脚の上下方向に形成された複数個の係止孔に係脱自在となるよう昇降脚に回動自在に保持された係止体と、昇降脚の下端部に回動自在に保持され、昇降脚が最も上昇した時、固定脚に形成されたストッパー孔に係止して昇降脚の上昇を停止させるストッパー体と、昇降脚座に回動自在に保持され、作動杆を上下動せしめる操作杆と、昇降脚の下端部に取り付けられて昇降脚が最も下降した時には固定脚の底片の上面と当接する緩衝用キャップより構成され、ストッパー体は、固定脚に形成されたストッパー孔に係止する方向に自重によって付勢され、昇降脚が最も上昇した時には、ストッパー孔に係止して昇降脚の上昇を停止させるストッパー突起と、ストッパー突起がストッパー孔に係止した状態で、昇降脚の後壁に当接し、ストッパー突起のストッパー孔への係止状態を維持する係止状態維持突起を有するものである。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。図2に示すように、机用サイドチェストは、チェスト本体8と、該チェスト本体8の頂部に配設された天板1とを備え、天板1をチェスト本体8に対して昇降自在ならしめるよう昇降手段を備えている。尚、チェスト本体8は抽斗17、18、19を備えた収納庫を構成し、下部に設けたキャスター10により床面上を移動できる。チェスト本体8は、左右側板81、81と、左右側板81、81の後端部間に配設された後板82と、左右側板81、81と後板82の上端部に囲まれた部分に配設された頂板83と、左右側板81、81と後板82の下端部に囲まれた部分に配設され、下面4隅に前記キャスター10が取付られる底板(図示せず。)より構成されている。
【0010】
昇降手段は、チェスト本体8の左右側板81、81の前後方向略中央内部に保持される固定脚2、2と、固定脚2、2に昇降自在に嵌装され、上端に一体化された昇降脚座31、31を介して天板1が連結される昇降脚3、3と、昇降脚3、3内に上下動自在に保持される作動杆4、4と、作動杆4、4の上下動に連動して揺動し、固定脚2、2の上下方向に形成された複数個の係止孔21・・・に係脱自在で昇降脚3、3に回動自在にもうけられた係止体5、5と、固定脚2、2に形成されたストッパー孔71、71に係脱自在で昇降脚3、3に回動自在にもうけられたストッパー体7、7と、天板1の裏面に保持され、作動杆4を上下動せしめる操作杆6、6より構成されている。尚、昇降脚3、3の下端部と、固定脚2、2の上端部間に引っ張りバネを張設し、昇降脚3、3を常に上昇方向に付勢して、天板1の引き上げを容易にする事も可能である。
【0011】
固定脚2、2、昇降脚座31、31、昇降脚3、3、作動杆4、4、係止体5、5、ストッパー体7、7、操作杆6、6は左右に対向した同形に形成されているので、以下、一方側についてのみ説明する。固定脚2は、側板81の前後方向略中央内面の上下方向に形成された嵌合凹部84内に前後方向に若干の間隙を有して合致する、前後片22、22と、嵌合凹部84の内面に当接する側片23、底片24よりなる、上端と内側面が開放された形状で、前後片22、22と、底片24の所定位置で外方に突出し、左右側板81の内面とネジ止めされる取付突片25・・・が連設され、前片22の上下方向に所定間隔を有して、前記係止体5が係止する係止孔21・・・が形成され、後片22の上下方向中央部にストッパー体7が係止するストッパー孔71が形成されている。
【0012】
符号27は合成樹脂材より形成された、固定脚2に対し昇降脚3の昇降を円滑に行う為の滑り用キャップをしめしている。滑り用キャップ27は、固定脚2の上端4隅内面と昇降脚3の4隅外面間に位置する振れ止め脚部271を有し、側板81の上面にネジ止めされる。
【0013】
昇降脚3は、固定脚2の内部に嵌装する前後壁32、32、側壁33、下端部の底壁34よりなる、上端と内側面が開放された断面略コ字形で、前後壁32、32に内側片35、35が連設され、必要に応じて、側壁33の上下方向中央部やや下方位置で内側に突出して、係止体5を常に係止姿勢に付勢する係止用引っ張りバネ(図示せず。)の下端部がとりつけられるバネ下保持座36が形成されている。そして、バネ下保持座36のやや上方前側の側壁33に係止体5の枢止孔37が形成され、枢止孔37のやや下方の前壁32に係止体5の挿通孔38が形成されている。
【0014】
そして、底壁34の下面と、側壁33、前後壁32、32の下端部外面を覆い、固定脚2の内面に接触し、前記滑り用キャップ27の振れ止め脚部271と共に、昇降脚3の固定脚2に対する昇降時の円滑な摺動と、振れ防止を行うと共に、昇降脚3が最も下降した時、固定脚2の底片24との衝突を和らげるための合成樹脂製の緩衝用キャップ30・・・が昇降脚3の下端部に取付られている。
【0015】
緩衝用キャプ30は、昇降脚3の前後壁32、32、側壁33の下端部外面に位置する囲壁301と、底壁34の下面に位置する基板302と、基板302の前後端部より下方に突出する緩衝脚部303、303と、緩衝脚部303、303間に位置する弾性脚部304より形成されている。
【0016】
昇降脚座31は前後周壁311、311と、外周壁312と、内周壁313と、天板1にネジ止めされる底周壁314より、上面が開口する断面上向きコ字形をなし、内周壁313の前後方向中央部に、内方向に突出し天板1の裏面とネジ止めされる天板連結突片315が連設され、底周壁314に形成された昇降脚3に合致する大きさの嵌入孔より、昇降脚3の上端が嵌入し、昇降脚3の上端と昇降脚座31が溶接にて一体化され、底周壁314の前後端部及び天板連結突片315と天板1の裏面が連結された状態で、昇降脚3と天板1の連結強度のアップが計られている。
【0017】
そして、昇降脚3が位置する内周壁313の前後方向中央部を底周壁314より下方に突出せしめ、この突出部に前記作動杆4の上端内面と操作杆6の後端部が臨む位置に上下方向に長い作動用長孔316が形成され、作動用長孔316と前後方向に等しい距離で、天板連結突片315の前後端部に、操作杆6の前端部を回動中心とするための操作杆支持部317、317が前後方向に突出して形成され、昇降脚3と昇降脚座31は、左右どちら側にも使用可能となしコストダウンを計っている。この場合、昇降脚3内の係止体5は一方が固定脚2の前壁32に係止すれば、他方は後壁32に係止し、昇降脚3と固定脚2の係止時の安定性を向上せしめている。又、作動用長孔316の所定寸法内方側の天板連結突片315に前記操作杆6の取付状態を維持するための合成樹脂製の操作間移動規制部材305を取りつけるための取付孔306が形成されている。
【0018】
作動杆4は合成樹脂材より形成され、前記昇降脚3の開口側の内部に位置してもうけられ、前記作動用長孔316を貫通して内方に突出し、中心部に貫通孔411を有し、操作杆6の後端部が嵌装して、回動自在に連結される作動杆連結突部41を上端部の内面に有し、下端部に係止体5の一端を所定範囲で移動させる大きさの回動用孔42が形成され、前後方向の下端部に前記昇降脚3の前後壁32、32の内面に接触する翼片43、43が形成され、上端部に上方に逆ハの字形に突出する弾性突片44、44が形成され、前後方向で対称形に構成されている。すなわち、作動杆4は昇降脚3の開放された内側面を隠蔽して美観の向上を計ると共に、内側片35、35の端面を覆って安全性の向上を計ると共に、左右何れか側でも使用可能となし、コストダウンを計ると共に、取付状態で弾性突片44、44の上端面が、天板1の下面に当接し、作動杆4が常に下方に移動するよう付勢せしめている。
【0019】
係止体5は、係止部51と回動部52と作動部53と、係止部51が昇降脚3の係止体5の挿通孔38より固定脚2側に突出して、係止孔21に係合した状態で、昇降脚3の前壁32の内面に当接し、係止部5のそれ以上の回動を阻止する当接部54より、重心が回動中心の下方後部に位置する形状に形成され、係止部51が挿通孔38より常に突出する方向に回動するよう付勢され、回動部52は、昇降脚3の枢止孔37に回動自在に枢止連結され、作動部53は前記作動杆の回動用孔42に挿通し所定範囲で回動できるよう連結されている。
【0020】
ストッパー体7は、昇降脚3の後壁32の下端部に形成された挿通孔501より固定脚2の後片22側に突出し、ストッパー孔71に係止するストッパー突起72と、後壁32に当接してストッパー体7の係止状態を維持する係止状態維持突起73と、後壁32に当接してストッパー体7の係止状態を解除する方向への回動範囲を規制する回動規制突起74と、回動取付部75より、重心が回動中心の下方後部に位置する形状に形成され、ストッパー突起72がストッパー孔71に係止する方向に回動するよう付勢されている。
【0021】
操作杆6、操作部61と、操作部61の前端に連続する回動突部62より形成され、操作部61の後端に、前記作動杆連結突部41の貫通孔411に回動自在に嵌入する作動杆支持突部611が形成され、操作部61の回動突部62の左右側端部が、前記昇降脚座31の操作杆支持部317に回動自在に保持されている。そして、操作杆6と作動杆4が連結された状態で、天板連結突片315の取付孔306に操作杆移動規制部材305を嵌入し、移動規制脚部307を操作部61の内側に位置せしめて、操作部61の内側方向への移動を阻止し、作動杆連結突部41の貫通孔41から作動杆支持突部611が抜け出すのを防止している。
【0022】
本発明は上記の如く構成されており、図1に示す状態(天板1が最も下降した状態)で、昇降脚3の底壁34の下端部に形成された緩衝用キャプ30の下面が、固定脚2の底片24上に当接し、天板1のそれ以上の下降を阻止している。この時、係止体5の自重、及び、弾性突片44、44の上端面と天板1の当接による作動杆4の下方への付勢によって、係止体5の係止部51は挿通孔38より固定脚2側に突出し、最下端の係止孔21に係止するとともに、当接部54は昇降脚3の前壁32の内面に当接し、作動杆4の作動杆連結突部41は昇降脚座31の作動用長孔316の下端部に当接し、操作杆6の操作部61は回動突部62を中心に後方が下方に回動した状態となっている。
【0023】
この状態から、天板1を持ち上げると(この時、昇降脚3と固定脚2間に張りバネを張設していると、天板1の荷重を軽減しているので、天板1を軽く持ち上げることができる。)、係止体5の係止部51の上面は係止孔21の上端面にて、図1において反時計廻りに回動し、固定脚2の前片22の内面に接触しながら昇降脚3と共に上昇し、所望の高さに天板1が位置した状態で天板1の上昇動作を停止するか、やや下方に移動させると、係止体5は弾性突片44、44の付勢(作動杆4の下動)等によって時計廻りの方向に回動し、係止部51が係止孔21に係合し、当接部54と昇降脚3の前壁32の内面に当接し、係止部5のそれ以上の回動を阻止し、天板1を所望の高さに維持する。
【0024】
又、天板1を最も引き上げると、係止体5は係止孔21と係脱を繰り返しながら昇降脚3と共に上昇し、やがて、ストッパー体7は、自重によってストッパー突起72がストッパー孔71に係止する方向に付勢されているので、ストッパー突起72が固定脚2のストッパー孔71に位置すると、係止する方向に回動してストッパー孔71内に突出すると共に、係止状態維持突起73が後壁32に当接して、ストッパー体7の係止状態を維持し、昇降脚3の上昇を停止させる。そして、この状態から、天板1をやや下方に移動させると、係止体5は上記同様の作動によって、最も高位置の係止孔21に係合し、天板1が最も上昇した高さを維持する。
【0025】
次に、天板1を下降させる時は、操作杆6の操作部61、61を指先で天板1と共に上方に持ち上げて、作動杆支持突部611、611及び作動杆連結突部41を上方に移動させて作動杆4を上方に移動させる。この時、作動杆4の弾性突部44、44は天板1の下面に当接しているので、作動杆4の上端面と天板1の裏面との衝突による音の発生もない。そして、作動杆4の上方への移動によって、係止体5は図1で、反時計廻りの方向に回動し、係止孔21との係合状態が解除される。
【0026】
そして、この状態を維持しながら、天板1を持ち上げている力をゆるめると、天板1の自重によって、昇降脚3と共に天板1は下降し、操作部61、61から指先をはなす事により、自重と弾性突部44、44よって、係止体5は下方の最も近い係止孔21に係止する。又、天板1を最も下降させると、昇降脚3の底壁34の緩衝用キャプ30の下面が、固定脚2の底片24の上面に当接し、天板1のそれ以上の下降を阻止するとともに、係止体5は最も低い位置の係止孔21に係合する。
【0027】
一方、ストッパー体7は、ストッパー孔71の下端面によって係止状態が解除される方向に回動し、ストッパー突起72の端面が後片22の内面に接触しながら、昇降脚3と共に下降する。この時、回動規制突起74が昇降脚3の後壁32に当接し、ストッパー体7の必要以上の回動を防止している。
【発明の効果】
本発明によれば、チェスト本体と、該チェスト本体の頂部に配置された天板と、前記天板をチェスト本体の頂部に対し昇降自在ならしめる昇降手段を備え、昇降手段は、チェスト本体の左右側板の前後方向略中央内部に保持される固定脚と、固定脚に昇降自在に嵌装され、上端に昇降脚座を介して天板と連結される昇降脚より構成されているので、天板はチェスト本体に対して外方に位置ずれをおこすことなく昇降し、天板上に重量物が載置されても、チェスト本体が転倒することなく安全である。又、天板は複数個の係止孔に係止体が順次係合するので、所望の高さを選択することができる。又、係止体は常に係止孔に係止するよう作動杆によって付勢されているので、天板を持ち上げるだけの簡単な操作で天板を上昇位置に維持することができる。又、昇降脚内に上下動自在に保持される作動杆と、作動杆の上下動に連動して係止体が回動し、係止孔から係脱自在で、作動杆を作動させる操作杆が天板裏面側に保持されているので、天板を下降させる時、操作杆と天板を同時に指先で支持できるので操作が簡単である。さらに、昇降脚が連結された昇降脚座と、作動杆を前後方向で対称形に形成し左右何れ側でも使用できるようにしているので、部材点数が削減でき、在庫管理が容易で、製造段階での組立間違いがなく、量産に適し安価に製作できる。又、昇降脚の下端部に固定脚に形成されたストッパー孔に係止する方向に自重によって回動自在に付勢されたストッパー体を設け、ストッパー体は、昇降脚が最も上昇した時には、ストッパー孔に係止するストッパー突起と、ストッパー突起がストッパー孔に係止した状態で、昇降脚の後壁に当接し、ストッパー突起のトッパー孔への係止状態を維持する係止状態維持突起を有しているので、昇降脚を勢いよく引き上げても、固定脚から抜け出す恐れはなく、従って、天板を上昇させた状態でも、本発明サイドチェストを持ち上げることが可能である。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降手段の縦断面図
【図2】本発明の斜視図
【図3】昇降手段の横断面図
【図4】昇降脚と昇降脚座と作動杆と係止体とストッパー体の斜視図
【図5】固定脚の斜視図
【図6】操作杆の斜視図
【図7】従来の昇降手段を示す説明図
【符号の説明】
1 天板
2 固定脚
21 係止孔
3 昇降脚
31 昇降脚座
4 作動杆
5 係止体
6 操作杆
7 ストッパー体
72 ストッパー突起
8 チェスト本体
Claims (1)
- チェスト本体と、該チェスト本体の頂部に配置された天板と、前記天板をチェスト本体の頂部に対し昇降自在ならしめる昇降手段を備え、昇降手段は、チェスト本体の左右側板の前後方向略中央内部に保持された固定脚と、固定脚に昇降自在に嵌装され、上端に前後方向で対称となした昇降脚座を介して天板と連結される昇降脚と、昇降脚内に上下動自在に保持された作動杆と、作動杆の上下動に連動して回動し、固定脚の上下方向に形成された複数個の係止孔に係脱自在となるよう昇降脚に回動自在に保持された係止体と、昇降脚の下端部に回動自在に保持され、昇降脚が最も上昇した時、固定脚に形成されたストッパー孔に係止して昇降脚の上昇を停止させるストッパー体と、昇降脚座に回動自在に保持され、作動杆を上下動せしめる操作杆と、昇降脚の下端部に取り付けられて昇降脚が最も下降した時には固定脚の底片の上面と当接する緩衝用キャップより構成され、ストッパー体は、固定脚に形成されたストッパー孔に係止する方向に自重によって付勢され、昇降脚が最も上昇した時には、ストッパー孔に係止するストッパー突起と、ストッパー突起がストッパー孔に係止した状態で、昇降脚の後壁に当接し、ストッパー突起のストッパー孔への係止状態を維持する係止状態維持突起を有する事を特徴とする机用サイドチェスト。
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