JP3576363B2 - ドアコーナー部のアウタカバー取付構造 - Google Patents

ドアコーナー部のアウタカバー取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ドアのドアコーナー部に装着されるアウタカバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の中には、リヤドアではドアサッシュの前傾したサッシュ後側辺の下側部に、およびフロントドアではドアサッシュの後傾したサッシュ前側辺の下側部に、ドア本体内から略垂直に立上がるロアサッシュの上端部を接続して、ドアウィンドウパネルの昇降ガイドを行わせるようにしたものが知られているが、この場合、サッシュ後側辺又はサッシュ前側辺とロアサッシュおよびドア本体のドアウエスト部とで側面略3角形状の空間部が生じるため、該コーナー部に前記形状に合わせて側面略3角形状に形成した樹脂製のアウタカバーを取付けて外観を整えるようにしている。
【0003】
図6,7はこのようなアウタカバーの取付構造の一例を示すもので、1はリヤドアのドア本体でそのドアウエスト部1Aに立設したドアサッシュ2の前傾した後側辺3の下側部に、ドア本体1内から略垂直に立上がるロアサッシュ4の上端部を接続してある。
【0004】
ドアサッシュ2は外周にドアウェザーストリップ嵌着溝2aと、その一側から立上がって外側へ曲折されて張り出してドアグラスラン嵌着溝2bの外周側の側壁を構成する顎部2cを備えている。
【0005】
ロアサッシュ4は断面略チャンネル形に形成されていて、その上端は内側壁を切除して略L字形断面として形成してあり、該上端を前記顎部2cに突き合わせて図外のブラケットを介して接続固定してある。
【0006】
ドアウェザーストリップ5は基部6aをドアウェザーストリップ嵌着溝2aに嵌合した中空のメインシールリップ6と、基部6aに延設されて顎部2cの外側を覆い、該顎部2cの端末にフック部7aを係着したカバー部7と、顎部2cの背面上でカバー部7に一体成形されたサブリップ8および該サブリップ8の内側面に先端が当接してサブリップ8に反力を付与する支持リップ9とを備えている。
【0007】
グラスラン11はドアサッシュ2のドアグラスラン嵌着溝2bとロアサッシュ4とに亘って嵌着され、ドアグラスラン嵌着溝2bに嵌着される部分は略E字形断面に形成されている一方、ロアサッシュ4に嵌着される部分は断面略チャンネル形の異形に形成されている。
【0008】
そして、サッシュ後側辺3とロアサッシュ4およびドアウエスト部1Aとで囲繞された側面略3角形状の空間部を閉塞するため、該コーナー部分に側面略3角形状に形成した樹脂製のアウタカバー12を装着して外観を整えるようにしている。
【0009】
このアウタカバー12は後縁にフランジ部13を備え、該フランジ部13をドアウェザーストリップ5のカバー部7のフック部7aに密接させてシールを行わせており、該アウタカバー12は基本的にはその下側部をドアサッシュ2の顎部2cに接合したリテーナプレート14に後述するようにボルト固定されるが、上端部の浮き上がりを抑えるため前記フランジ部13の上端部を前記顎部2cに締結固定するようにしている。
【0010】
このフランジ部13の固定のため該フランジ部13の上端部背面にボス部13aを突設し、このボス部13aにドアサッシュ4の顎部2cのビス挿入孔15からビス16を挿入して螺合し、フランジ部13の上端部を該顎部2cにしっかりと締結固定するようにしている。
【0011】
図中、17は前記コーナー部の車室側に配設した樹脂材からなる側面略3角形状のインナカバーで、該インナカバー17は後述するように前記リテーナプレート14に固定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ドア艤装部品の取付工順としては、ドアサッシュ2にドアウェザーストリップ5およびドアグラスラン11を組付けた後に、アウタカバー12が組付けられる関係上、ドアサッシュ2の顎部2cにアウタカバー12のフランジ部13の上端部背面のボス部13aをビス16で締結固定するためには、図7に示すようにドアウェザーストリップ5のカバー部7に顎部2cのビス挿入孔15に対応する部分に例えばコ字形に切れ目7bを設けて可撓片7cを形成し、該可撓片7cを同図に示すように開いてビス16による締結を行えるようにする必要がある。
【0013】
一方、カバー部7には車体開口縁部18に密接するサブリップ8と、サブリップ8の支持リップ9が一体成形されているため、そのまま前述のようにビス16の装着のため切れ目7bを設けて可撓片7cを形成しようとすると、これらサブリップ8および支持リップ7に切れ目を入れてしまうことになってシール性が損なわれしてしまう。
【0014】
このようなことから、ドアウェザーストリップ5は前記ビス16の装着部分よりも若干上方の部分から下側の部分5Aを異形の断面に、即ち、サブリップ8Aを車外側の側縁に偏寄して一体成形した別体のものとして成形し、これらを接合してサブリップ8,8Aが連続するように成形して、該下側の部分5Aに前述の切れ目7b,可撓片7cを設ける必要があってコスト的におよびシール上不利となってしまう。
【0015】
そこで、本発明はドアウェザーストリップが不連続となることなくアウタカバーの上端部をサッシュ側辺にしっかりと締結固定することができて、コスト的におよびシール上有利に得ることができるドアコーナー部のアウタカバー取付構造を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、ドア本体のドアウエスト部上に立設したドアサッシュの前後方向に傾斜したサッシュ側辺と、前記ドアウエスト部とでなすドアコーナー部に側面略3角形状のアウタカバーを配置し、該アウタカバーの側縁に曲折成形したフランジ部をサッシュ側辺の内周に対向させて、該フランジ部の上端部をサッシュ側辺に締結固定する構造において、前記サッシュ側辺の内周の所定位置にクリップ部材を予め締結固定し、該クリップ部材に前記アウタカバーのフランジ部を差し込み係着して取付けてあり、該クリップ部材は、サッシュ側辺に外周側から貫通装着されるねじ部材の螺合部を有し、該サッシュ側辺の内周に係合定置されるスペーサ部と、該スペーサ部に併設されてアウタカバーのフランジ部を差し込むクリップ部とを備えていることを特徴としている。
【0018】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載のクリップ部は、スペーサ部にその側面と所要の間隔をおいて一体成形されて該スペーサ部の側面との間にアウタカバーのフランジ部の差し込み溝を形成するばね片を備え、該ばね片の内側面には係止突起を形成してある一方、アウタカバーのフランジ部には前記係止突起が落ち込み係合する係止孔を形成したことを特徴としている。
【0019】
請求項3の発明にあっては、請求項2に記載のばね片の端部には、アウタカバーのフランジ部の差し込みを案内する傾斜したガイド部を曲折成形したことを特徴としている。
【0020】
請求項4の発明にあっては、請求項2,3に記載のアウタカバーのフランジ部には、クリップ部材の差し込み溝に挿入する差し込み片が突設され、該差し込み片に係止孔を設けたことを特徴としている。
【0021】
請求項5の発明にあっては、請求項4に記載のアウタカバーのフランジ部には、差し込み片の突設部分にクリップ部材のスペーサ部又はばね片に係合する位置決め用の凹部を形成したことを特徴としている。
【0022】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、サッシュ側辺の内周の所定位置に予めクリップ部材を締結固定してあるため、ドアサッシュにドアウェザーストリップおよびドアグラスランを装着した後にドアコーナー部にアウタカバーを装着する際に、該アウタカバーのフランジ部を前記クリップ部材に差し込み係着することによって、該フランジ部を簡単、かつ、確実に固定することができて、アウタカバーの取付作業性を向上することができる。
【0023】
また、クリップ部材は予めサッシュ側辺に締結固定してあるため、ドアウェザーストリップにはアウタカバーのフランジ部を固定する締結部材の装着用の切れ目等を設ける必要がなく、従って、シール性を向上できると共にドアウェザーストリップを同一断面形状で一連に一体に押出し成形することができて、前述のアウタカバーの取付作業性を改善できることと相俟ってコスト的に有利に得ることができる。
【0024】
更に、クリップ部材はそのスペーサ部がサッシュ側辺の内周に係合定置されるから、サッシュ側辺の外周側から該スペーサ部の螺合部にねじ部材を螺装して、クリップ部材が回転することなく容易に締結固定することができると共に、スペーサ部の存在によってクリップ部を所定位置に配置することができてアウタカバーのフランジ部の差し込み係着を容易に行わせることができる。
【0025】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、アウタカバーのフランジ部をクリップ部の差し込み溝に挿入すれば、ばね片の係止突起がフランジ部の係止孔に落ち込んで係合するため、該フランジ部の取付けの適否を容易に判断することができて、フランジ部の固定を確実に行うことができる。
【0026】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、クリップ部のばね片の端部には傾斜したガイド部を曲折成形してあるため、アウタカバーのフランジ部をこのガイド部に沿って摺動させて差し込み溝へ案内させることができて、フランジ部のクリップ部への挿入作業性を向上することができる。
【0027】
請求項4の発明によれば、請求項2,3の発明の効果に加えて、アウタカバーのフランジ部には前記係止孔を有する差し込み片を突設してあるため、該差し込み片を固定部の目安としてクリップ部へ差し込み係着すればよいから、フランジ部の固定作業性を向上することができる。
【0028】
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加えて、差し込み片を差し込み溝へ挿入する際に位置決め用の凹部がスペーサ部又はばね片に係合して差し込み片の位置決めを行えるから、係止突起と係止孔との落ち込み係合を容易に行わせることができて、フランジ部の固定作業性をより一層向上することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0030】
図1〜3において、リヤドアのドア本体1のドアウエスト部1Aに立設したドアサッシュ2の前傾した後側辺3の下側部には、ドア本体1内から略垂直に立上がるロアサッシュ4の上端部を接続してあり、これらサッシュ後側辺3とロアサッシュ4およびドアウエスト部1Aとで囲繞されたドアコーナー部の側面略3角形状の空間部を閉塞して側面略3角形状に形成した樹脂製のアウタカバー12を装着してある。
【0031】
サッシュ後側辺3のドアグラスラン嵌着溝2bの外周側の側壁を構成する顎部2cの内周には図4,5にも示すようにリテーナプレート14を接合固定してあり、該リテーナプレート14にアウタカバー12をその背面のボス部12aを介してボルト19によりクリップ20と共締め固定してある。
【0032】
ロアサッシュ4の車室側の側壁の中間部にはスタッドボルト21を設けてあり、該スタッドボルト20を前記リテーナプレート14に貫通させて該リテーナプレート14の側面にもう1つのクリップ20をナット22により共締め固定してあり、インナカバー17をその背面に突設したフック片23,23を介して前記クリップ20,20に係着固定してある。
【0033】
ドアサッシュ2の外周に装着したドアウェザーストリップ5はメインシールリップ6の基部6aからカバー部7を一体に延設してあり、該カバー部7で顎部2cの外周面を被覆して端末のフック部7aを、顎部2cの端末に係着して固定してある。
【0034】
カバー部7の外面にはサブリップ8と該サブリップ8を支持する支持リップ9とを一体に形成してあり、該サブリップ8を車体開口縁部18に、具体的にはフイニッシャー18aに密接させてシールするようにしてある。
【0035】
ドアサッシュ2のドアグラスラン嵌着溝2bからロアサッシュ4に亘ってドアグラスラン11を装着してあって、該ドアグラスラン11はドアグラスラン嵌着溝2bに嵌着した部分は略E字形断面に、およびロアサッシュ4に嵌着した部分は断面略チャンネル形の異形断面に形成してある。
【0036】
アウタカバー12の後側縁にはフランジ部13を曲折成形してあって、このフランジ部13を前記ドアウェザーストリップ5のカバー部7のフック部7aに密接させてシールを行わせている。
【0037】
以上の基本的な構造は前記従来の構造と同様であるが、ここで、本実施形態にあっては前記サッシュ後側片3の顎部2cの内周の所定位置、具体的には後述するアウタカバー7の後側縁のフランジ部13の上端部に突設した差し込み片39に対応する位置には、合成樹脂製のクリップ部材30を予め締結固定してあって、該クリップ部材30に前記フランジ部13の上端部を差し込み係着して固定するようにしてある。
【0038】
このクリップ部材30はドアサッシュ2にドアウェザーストリップ5およびドアグラスラン11を装着する以前に、顎部2cのビス孔15に外側から挿入したビス16によって予め締結固定されていて、該クリップ部材30は顎部2cの内周の断面形状に略整合して断面略台形状に形成されて、前記ビス16を螺装する螺合部としてのナット32を埋設したスペーサ部31と、該スペーサ部31に併設されて前記アウタカバー12のフランジ部13を差し込むクリップ部33とを備えている。
【0039】
クリップ部33は前記スペーサ部31にその側面と所要の間隔をおいて一体成形されて該スペーサ部31との間にアウタカバー12のフランジ部13の差し込み溝35を形成するばね片34を備えていて、該ばね片34の内側面には係止突起36を形成してあると共に、該ばね片34の端部にはアウタカバー12のフランジ部13の差し込みを案内する傾斜したガイド部37を曲折成形してある。
【0040】
一方、アウタカバー12のフランジ部13には、前記ばね片34の係止突起36が落ち込み係合する係止孔38を形成してある。
【0041】
本実施形態では前記フランジ部13の上端部に、クリップ部材30の差し込み溝35に挿入する差し込み片39を突設してあって、この差し込み片39に前述の係止孔38を形成してある。
【0042】
また、この差し込み片39の突設部分の外面側には、該差し込み片39をクリップ部材30の差し込み溝35に挿入した際にスペーサ部31に係合する位置決め用の凹部40を形成してある。
【0043】
この位置決め用の凹部40は場合によってフランジ部13の内面側に形成して、クリップ部33のばね片34に係合するようにしてもよい。
【0044】
なお、図1中、41は車体開口縁部18の周縁フランジ18bに装着され、ドアサッシュ2の車室側の側面と密接してシールする車体側ドアウェザーストリップ、42はドアウィンドウパネルを示す。
【0045】
以上の実施形態の構成によれば、アウタカバー12はドアサッシュ2にドアウェザーストリップ5およびドアグラスラン11を装着した後に、サッシュ後側辺3とドアウエスト部1Aとでなすドアコーナー部に外側から配置し、基本的にはその下側部を前述のようにリテーナプレート14にボルト19により締結固定し、そして、後側縁のフランジ部13の上端部をサッシュ後側辺3の顎部2cに固定してその浮き上がりを抑えるが、このサッシュ後側辺3の顎部2cの所定位置には予めクリップ部材30をビス16によって締結固定してあるため、フランジ部13の上端部をこのクリップ部材30に差し込み係着することによって、該フランジ部13を簡単、かつ、確実に固定することができるから、アウタカバー12の取付作業性を著しく向上することができる。
【0046】
また、このようにクリップ部材30は予めサッシュ後側辺3の顎部に締結固定してあるため、ドアウェザーストリップ5のカバー部7には従来の如きビス装着のための切れ目7bと可撓片7(図7参照)を設ける必要がなく、従って、シール性を向上できると共にドアウェザーストリップ5を同一断面形状で一連に一体に押出し成形することができて、前述のアウタカバーの取付作業性を改善できることと相俟ってコスト的に有利に得ることができる。
【0047】
特に本実施形態によれば、クリップ部材30はそのスペーサ部31をサッシュ後側辺3の顎部2cの内周形状に略合わせて形成して、該顎部2cの内周に係合定置できるようにしてあるから、顎部2cの外側からビス孔15にビス16を挿入して該スペーサ部31の螺合部としてのナット32に螺合した場合に、クリップ部材30が回転することがなく容易に締結固定することができ、しかも、このスペーサ部31の存在によってクリップ部33を所定位置に配置することができてアウタカバー12のフランジ部13の差し込み係着を容易に行わせることができる。
【0048】
また、クリップ部33のばね片34の端部には傾斜したガイド部37を曲折成形してあって、このガイド部37によりフランジ部13が摺接ガイドされて差し込み溝35へ案内することができ、とりわけ、フランジ部13には差し込み片39を突設してあるのでこの差し込み片39を固定部の目安として差し込み溝35へ挿入すればよくクリップ部33への挿入性がよく、しかも、該差し込み片39の形成部分には位置決め用の凹部40を形成してあって、この凹部40がスペーサ部31に係合して位置決めされるから、フランジ部13の固定作業性を向上することができる。
【0049】
更に、クリップ部33のばね片34に設けた係止突起36と差し込み片39に設けた係止孔38との落ち込み係合によって、フランジ部13の固定を確実に行うことができると共に、これら両者の落ち込み係合によってフランジ部13の取付けの適否を容易に判断できるから取付不良を誘発することがなく、品質感および信頼性を高めることができる。
【0050】
なお、前記実施形態ではリヤドアのサッシュ後側辺3側のドアコーナー部を例に採って説明したが、フロントドアのサッシュ前側辺側のドアコーナー部に適用して前述と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】本発明の一実施形態のアウタカバーとクリップ部材との関係を示す分解斜視図。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図。
【図5】図1のC−C線に沿う断面図。
【図6】従来の構造を示す斜視図。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ドア本体
1A ドアウエスト部
2 ドアサッシュ
3 サッシュ側辺
4 ロアサッシュ
12 アウタカバー
13 フランジ部
16 ねじ部材
30 クリップ部材
31 スペーサ部
32 螺合部
33 クリップ部
34 ばね片
35 差し込み溝
36 係止突起
37 ガイド部
38 係止孔
39 差し込み片
40 凹部

Claims (5)

  1. ドア本体のドアウエスト部上に立設したドアサッシュの前後方向に傾斜したサッシュ側辺と、前記ドアウエスト部とでなすドアコーナー部に側面略3角形状のアウタカバーを配置し、該アウタカバーの側縁に曲折成形したフランジ部をサッシュ側辺の内周に対向させて、該フランジ部の上端部をサッシュ側辺に締結固定する構造において、前記サッシュ側辺の内周の所定位置にクリップ部材を予め締結固定し、該クリップ部材に前記アウタカバーのフランジ部を差し込み係着して取付けてあり、該クリップ部材は、サッシュ側辺に外周側から貫通装着されるねじ部材の螺合部を有し、該サッシュ側辺の内周に係合定置されるスペーサ部と、該スペーサ部に併設されてアウタカバーのフランジ部を差し込むクリップ部とを備えていることを特徴とするドアコーナー部のアウタカバー取付構造。
  2. クリップ部は、スペーサ部にその側面と所要の間隔をおいて一体成形されて該スペーサ部の側面との間にアウタカバーのフランジ部の差し込み溝を形成するばね片を備え、該ばね片の内側面には係止突起を形成してある一方、アウタカバーのフランジ部には前記係止突起が落ち込み係合する係止孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載のドアコーナー部のアウタカバー取付構造。
  3. ばね片の端部には、アウタカバーのフランジ部の差し込みを案内する傾斜したガイド部を曲折成形したことを特徴とする請求項2に記載のドアコーナー部のアウタカバー取付構造。
  4. アウタカバーのフランジ部には、クリップ部材の差し込み溝に挿入する差し込み片が突設され、該差し込み片に係止孔を設けたことを特徴とする請求項2,3に記載のドアコーナー部のアウタカバー取付構造。
  5. アウタカバーのフランジ部には、差し込み片の突設部分にクリップ部材のスペーサ部又はばね片に係合する位置決め用の凹部を形成したことを特徴とする請求項4に記載のドアコーナー部のアウタカバー取付構造。
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