JP3574261B2 - ギヤードモータと同ギヤードモータを用いる電動便器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ギヤードモータとこのギヤードモータを用いる電動便器に係り、特に蓋体に連結して蓋体の開閉動作をスムーズに行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にギヤードモータは減速比が大きいため、出力軸を手動回転させるには、強大な回転トルクが必要である。特にコアードタイプの小型直流モータを駆動源として用いるものでは、コギングトルクによりさらに強い回転トルクが必要で、通常はこの対策としてソレノイドクラッチでギヤの連結を開閉して手動回転が容易にできるようにしたものが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにクラッチで手動時にギヤの連結を解除する構成では便器の便座や便座カバーなどの蓋体などの比較的大きな重量物に出力軸を連結するものでは、こんどは容易に開閉しすぎて、開閉時に衝撃音が問題となってしまう。
この対策としては、出力軸、ギヤ軸などに粘性の高いオイルダンパ処理を施したりする構成が考えられるが、バラツキも多くトルク調整が困難で高価なものとなってしまうし、オイルダンパ自体が負荷となって省エネルギ上からも問題となっている。
【0004】
この発明の目的は、蓋体などに連結して用いるギヤードモータにおいて、手動開閉するとき、その開閉トルクが強すぎず、また弱すぎて便器本体にバタンと落ちる衝撃音が発生するのを簡単な構成で防止しようとするものであり、別の目的は、前記の目的を達成するのに負荷を増大させないような構造にするためにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためには、ギヤ連結を開いた時にも、出力軸の手動によるトルクを適度コントロールする手段を設けることによって達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記課題を実施するには、駆動用モータの出力を複数のギヤにより減速して出力軸へ伝達するギヤードモータにおいて、前記複数のギヤの、連続した駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤを接続、或いは、接続解除するクラッチ機構と、前記連続した駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤとを常時摩擦により接続する摩擦ブレーキ手段を設ければよい。
【0007】
また、前記駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤは、同軸上に配され、前記クラッチ機構 は前記同軸上を移動する接続部材を有し、前記摩擦ブレーキ手段はフェルト材による摩擦を用いるように構成するればよい。
【0008】
そして、このようなギヤードモータの出力軸を便座や便座カバーなどの蓋体に連結して電動便器にするのがよい。
【0009】
上記のように、ギヤ連結開閉部に摩擦ブレーキ手段を配すると、連結時にはそのまま負荷を増大させることなく機能が発揮でき、連結を解除して出力軸を手動回転させるときには適度な摩擦力となってフリクションをきかせることができる。
【0010】
摩擦ブレーキ手段としてフェルト材を介在させれば、簡単でバラツキなくコントロールできる。
【0011】
このようなギヤードモータの出力軸を便座や便座カバーなどの蓋体に連結することにより電動便器として好適なものとなる。
【0012】
【実施例】
次に、この発明のギヤードモータの実施例の構成を図1に示す要部断面図で説明する。
同図において、1はギヤードモータを構成するケーシングで、内部に駆動用直流モータ2が枠1aに取り付けられ、このモータ2の出力軸2aにピニオンギヤ3が固着されている。ピニオンギヤ3には第1の平ギヤ4が噛み合わされ、小径の軸5を介して前記ケーシング1に回転自在に配される。この平ギヤ4の小径ギヤ部4aには、第2の平ギヤ6が噛み合わされ、同様に小径の軸7を介してケーシング1の部材に回動自在に配されている。この第2の平ギヤ6には、クラッチ機能を果たすために、少なくとも1個(本図では2個)の円弧孔6aが軸7と同心に配されており、この円弧孔6aに臨むクラッチカバー8aを設けたクラッチ8が前記軸7に装着されている。このクラッチ8には、複数個の係止透孔8bが配されると共に、この係止透孔8bから係止突起9aが突き出されるようにしてクラッチギヤ9が組み合わされている。クラッチ動作は軸7の先方に配したソレノイド10をオンすることによりクラッチ8を第2の平ギヤ6に近づけて係止突起9aを係止透孔8bに噛み合わせることによって達成する。さらにクラッチ8と第2の平ギヤ6間にはクラッチ動作を解除する働きを有する圧縮はね11が介在されている。このようにして、ギヤ連結部分が構成されている。
【0013】
前記係止突起9aを第2の平ギヤ6の間には本発明の特徴である摩擦ブレーキ手段としてのリング状のフェルト材12が介在されており、常時、たとえば、前記ソレノイド10をオフにしクラッチ機能を解除したときでも、クラッチギヤ9と第2の平板ギヤ6とは適度な摩擦力を有するようになっている。
図中13はクラッチギヤのスラフト量をコントロールするクラッチディスクであって、摩擦ブレーキを軽減させるために、先端を丸くした突起13aでケース1の一部に支承されている。
【0014】
前記クラッチギヤ9には、第3の平ギヤ14が軸15を介して回転自在にケーシング1に装着され、その小ギヤ部14aが大径の出力軸16と一体の出力ギヤ17と噛み合わされている。出力軸16の出力端にはジョイント部18を介して便座や便座カバーなどの蓋体19(一部のみ図示)に連結される。
【0015】
このようにすると、摩擦ブレーキ手段としてのフェルト材12は、クラッチ8とクラッチギヤ9が回転方向には一体となっているため、クラッチ閉時、すなわち、駆動モータ2の出力を減速して出力軸16から増大させたトルクを取り出すときは何等負荷になるものでなく、クラッチ解除時においては出力軸16を手動回転させるとき、適度なブレーキが得られる。
したがって、便座や便座カバーのような比較的重量物を開閉するのにあたってバタンという衝撃音がなくなる。
【0016】
【発明の効果】
この発明によるギヤードモータ及び同ギヤードモータを用いる電動便器は、上記のように簡単な構成で、便座や便座カバーなどの蓋体に連結して用いると、手動開閉時にその開閉トルクが強すぎず、また弱すぎて便器本体にバタンと衝撃することを防止でき、しかも電動駆動時には負荷を増大することなく省エネルギ上からも好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のギヤードモータ及び同ギヤードモータを用いる電動便器の一部を有する要部断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 駆動用モータ
3 ピニオンギヤ
4 第1の平ギヤ
6 第2の平ギヤ
8 クラッチ
8a 係止透孔
9 クラッチギヤ
9a 係止突起
12 フェルト材
14 第3の平ギヤ
16 出力軸
17 第4の平ギヤ
19 蓋体

Claims (3)

  1. 駆動用モータの出力を複数のギヤにより減速して出力軸へ伝達するギヤードモータにおいて、
    前記複数のギヤの、連続した駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤを接続、或いは、接続解除するクラッチ機構と、前記連続した駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤとを常時摩擦により接続する摩擦ブレーキ手段を設けたことを特徴とするギヤードモータ。
  2. 前記駆動用モータ側ギヤと出力軸側ギヤは、同軸上に配され、前記クラッチ機構は前記同軸上を移動する接続部材を有し、前記摩擦ブレーキ手段はフェルト材による摩擦を用いたことを特徴とする請求項1に記載のギヤードモータ。
  3. 請求項1乃至請求項2に記載の前記出力軸を蓋体に連結して用いる電動便器。
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