JP3573794B2 - 温風暖房機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は温風暖房機の温風吹出口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられている内部に横置きバーナを備え温風吹出口を前面下部に配置した温風暖房機の温風吹出口の構成は、例えば、図3に示すように水平羽根2を配設したルーバー枠となる温風吹出口枠1の横枠部3と前面板(正面パネル)4との間には、前記水平羽根2の係止端部2aの突出幅分の間隙aが生じる構造となっている。また、温風吹出口枠1の吹出開口部5は図4に示すように単に枠一杯の大口構成としているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、例えば温風暖房機の温風吹出口の前方に開口を塞ぐような障害物が置かれるなどして温風cの前方への流れが妨げられると、この温風cは前方に向かわず水平羽根2の係止端部2aに沿って横方向へ流れ前記間隙aを経て前面板4の内側へと流れ込み(図3の点線矢印参照)、この前面板4の内部を必要以上に加熱し内部温度を150℃近くまで上昇させるものである。このため、器具前面下部の樹脂性台脚が熱変形する虞れがあり、且つ前面板の内板面に断熱材等を配設する必要があり複雑構造となる。また、温風吹出口枠1の吹出開口部5が全部開いた大口状態では、吹出開口部5を出た温風cの流れが、器具の左側と壁が近接した設置の場合に壁dと床面eに直接当たるように流れるため(図4の矢印参照)、この壁と床面の温度を上昇させる虞れがある。このことは、横置きバーナを備え温風暖房機では、器具内にはバーナ6と燃焼室7が上部に位置し温風吹出口に臨む熱交換器8が燃焼ガス路9を介してUターン状に配置しているため、どうしても片側(図示にあって左側)の温風が高温となり、この点からも近傍の壁及び床面が必要以上に加熱される欠点があった。
【0004】
本発明は上記実情に鑑み、温風吹出口枠と前面板の間隙を塞ぐと共に、吹出開口部を部分的に閉塞するようにしたことで、上記課題を解決する温風暖房機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぐようにした構成である。
【0006】
また、本発明では、内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぎ、かつ、前記温風吹出口枠の片側縦縁に所定幅の吹出規制片を設けた構成である。
【0007】
また、本発明では、内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぎ、かつ、前記温風吹出口枠の下段の一部に吹出規制片を設けた構成である。
【0008】
【作用】
上記のように、温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を、前面板の温風吹出口の開口縁に温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成した水平羽根挿入用櫛形溝付きの切り起こし部で塞ぐ構成としているため、仮に温風吹出口の前部に障害物等が位置し、温風の前方への流れが妨げられてその温風が水平羽根に沿って横方向へ進み温風吹出口の開口縁部に達しても、この温風吹出口の開口縁部には仕切り壁となる切り起こし部があるので、温風が前面板の内部へ流れ込むことはない。また、この温風吹出口の片側(左側)と下段の吹出口が吹出規制片で部分的に規制されているため、側壁への温風吹出量が規制され、且つ床面への温風吹出量も規制されるので、壁と床面を必要以上に加熱することもない。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図2の図面に基づいて説明する。1は前面に複数枚の水平羽根2を所定間隔をもって平行配設したルーバー枠となる温風吹出口枠で、この温風吹出口枠1の横枠部3に水平羽根2の係止端部2aが固定され、且つこの各水平羽根2の係止端部2aは、温風吹出口枠1の前面に配設する前面板4の温風吹出口開口縁10に前面板の奥部側に向けて折曲形成した切り起こし部11に有する水平羽根挿入用櫛形溝12に差し込みする支持構成とし、温風暖房機の温風吹出口としている。この場合、前記切り起こし部11の折曲幅は内側の温風吹出口枠1の横枠部3に達する長さをもち、この切り起こし部11を仕切り壁としてなる。また、温風吹出口枠1の片側(左側)の縦縁1aに所定幅をもつ吹出規制片13を配設し吹出口を部分塞ぎとすると共に、温風吹出口枠1の下段(下段吹出口)の一部をも水平羽根2に平行となる所定幅の吹出規制片14で塞ぎ吹出方向を規制する構成としている。
【0010】
いまこの作用を説明すれば、所定の暖房運転を行う場合、公知の温風暖房機同様にバーナ6で噴射した燃焼ガスが燃焼室7で燃焼しその燃焼ガスが熱交換器8で熱交換され(燃焼室7の上方部)に備えるフアンにより温風として温風吹出口枠1の水平羽根2間を通り前面板4の温風吹出開口部5から室内に流出する。
【0011】
この場合、温風吹出開口部5は内部に位置する前記温風吹出口枠1の高い温風の流れる片側(図示にあって左側)を縦配設の吹出規制片13で、温風吹出開口部5の片側端の流出を規制するため、温風暖房機が壁側に近く設置されても吹出し方向が規制され温風の流れが壁dから離れ、この壁dを加熱しない。また、温風吹出開口部5は床面eに近い下方に配設しているが、この温風吹出開口部5の下部は温風吹出口枠1の下段に横配設の吹出規制片14の下方への吹出し方向を規制しているため、床面eに対し温風温度の高い部分の流れが近付かず、床面eを必要以上に加熱させることもない。
【0012】
更に、温風暖房機の温風吹出口の前方に障害物等を置かれ室内へ流出する温風cの流れが妨げられ、この温風cが水平羽根2に沿って横方向へ流れても、この水平羽根2の係止端部2aは前面板4に曲げた切り起こし部11の櫛形溝12に案内され、切り起こし部11が一種の仕切り壁となっているため、前面板4の内側となる器具内部に流れ込むことがなく、内部温度を上げることもない。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかのように、前面板の温風吹出口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぐようにしたので、温風吹出口の前方に障害物が置かれた場合に、温風が前面板の内側に流入するのを切り起こし部で阻止でき、機器の前面下部に設けた樹脂性台脚などの部品が温度上昇による変形する心配がなく、しかも、前面板と温風吹出口枠の横枠部との間にシール材を貼りつける必要もないため、部品点数を削減できる。
【0014】
また、温風吹出口枠の片側縦縁に設けた吹出規制片で温風の斜め吹き出しを規制できるため、例えば部屋のコーナ近くにした場合、機器の左側の壁面の温度上昇を抑制でき、安全性を向上できる。
【0015】
また、温風吹出口枠の下段の一部に設けた吹出規制片で、温風の斜め下方への吹き出しを規制できるため、機器前方の床面の温度上昇も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す温風暖房機の要部の斜視図である。
【図2】同他の実施例を示す温風暖房機の説明図である。
【図3】従来品の温風暖房機の要部の斜視図である。
【図4】同単なる温風吹出口を備えた温風暖房機の説明図である。
【符号の説明】
1 温風吹出口枠
2 水平羽根
2a 係止端部
3 横枠部
4 前面板
5 温風吹出開口部(温風吹出口)
10 温風吹出口開口縁
11 切り起こし部
13 吹出規制片
14 吹出規制片
Claims (3)
- 内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぐようにしたことを特徴とする温風暖房機。
- 内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぎ、かつ、前記温風吹出口枠の片側縦縁に所定幅の吹出規制片を設けたことを特徴とする温風暖房機。
- 内部にバーナ及び熱交換器を有するとともに、前面板の下部に温風吹出口を設け、この温風吹出口の内側に、複数の水平羽根を有する温風吹出口枠を装備した温風暖房機において、前記前面板の温風吹出開口の開口縁に水平羽根挿入用櫛形溝を有する切り起こし部を前記温風吹出口枠の横枠部に達する長さで前面板の奥側に向けて形成し、この切り起こし部の水平羽根挿入用櫛形溝に前記水平羽根の係止端部を差し込むことにより、前記温風吹出口枠の横枠部と前面板間の間隙を前記切り起こし部で塞ぎ、かつ、前記温風吹出口枠の下段の一部に吹出規制片を設けたことを特徴とする温風暖房機。
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JP13742394A JP3573794B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13742394A JP3573794B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 温風暖房機 |
Publications (2)
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JPH085155A JPH085155A (ja) | 1996-01-12 |
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Family Applications (1)
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JP13742394A Expired - Fee Related JP3573794B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 温風暖房機 |
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CN2046512U (zh) * | 1988-11-22 | 1989-10-25 | 张俊生 | 预制钢筋混凝土花管、分支承载桩施工装置 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13742394A patent/JP3573794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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