JP3573285B2 - 遊技機 - Google Patents

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株式会社サンセイアールアンドディ
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動部材を貫通した螺子を固定部材に螺合し、その螺子を中心にして可動部材を回転可能に保持した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13には、遊技機に備えた回動部材の一例として係止レバー1が示されている。この係止レバー1には、螺子4が貫通しており、その螺子4を枠体2に螺合することで、係止レバー1が、パチンコ遊技機の枠体2に回転可能に保持されている。そして、枠体2にパチンコ遊技機の遊技盤3を宛って係止レバー1を回転させると、係止レバー1と枠体2との間に、遊技盤3の縁部が挟まれて、遊技盤3が枠体2に固定される。ところで、従来の遊技機では、螺子4の頭部と枠体2との間に、摺動を目的としない市販の金属製のワッシャ5を挟むか、或いは、螺子4の頭部を係止レバー1に直接当接させた構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機では、係止レバー1を何度か回転させるうちに、螺子4の頭部と前記ワッシャ5或いは係止レバー1との間の摩擦により、螺子4の螺合が緩む場合があった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可動部材を回転可能に保持する螺子を緩みにくくした遊技機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技場の遊技島に固定される枠体と、枠体に着脱可能な遊技機本体とからなり、枠体を遊技島に固定したまま遊技機本体を新規なものに交換可能とした遊技機において、枠体に備えられた前面枠と、前面枠に形成された遊技窓と、前面枠の後面から起立しかつ遊技窓を囲む囲壁と、遊技機本体を構成しかつ囲壁の内側に嵌合される遊技盤と、前面枠に螺合された螺子により前面枠に保持されて、その螺子を中心に回転し、遊技盤を囲壁内に嵌合可能とする係止解除姿勢と、遊技盤の縁部の後方に重ねられて囲壁内に遊技盤を抜け止めする係止姿勢とに変更可能な係止レバーと、螺子の頭部と係止レバーとの間に介在された摺動手段とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る遊技機は、遊技場の遊技島に固定される枠体と、枠体に着脱可能な遊技機本体とからなり、枠体を遊技島に固定したまま遊技機本体を新規なものに交換可能とした遊技機において、枠体に備えられた前面枠と、前面枠に形成された遊技窓と、前面枠の後面から起立しかつ遊技窓を囲む囲壁と、遊技機本体を構成しかつ囲壁の内側に嵌合される遊技盤と、前面枠に螺合された螺子により前面枠に保持されて、その螺子を中心に回転し、遊技盤を囲壁内に嵌合可能とする係止解除姿勢と、遊技盤の縁部の後方に重ねられて囲壁内に遊技盤を抜け止めする係止姿勢とに変更可能な係止レバーと、螺子の頭部と係止レバーとの間に、係止レバーの回転による螺子の頭部にかかる摩擦を低減するための摺動手段を介在させたところに特徴を有する。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、摺動手段は、螺子に貫通されたリング状摺動部材で構成され、リング状摺動部材は、係止レバーに宛われる側が先細り形状をなし、係止レバーのうち螺子が貫通した貫通孔の一端は、リング状摺動部材の先細り部分を受容する漏斗形状をなしたところに特徴を有する。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、前面枠から係止レバーに向けて円柱体を起立形成すると共に、係止レバーのうち螺子が貫通した貫通孔は、円柱体が内側に嵌合される大径部と、一端側に円柱体が突き合わされかつ他端側に摺動手段が当接される小径部とを備えたところに特徴を有する。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、係止レバーは、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであるところに特徴を有する。
【0009】
請求項6の発明に係る遊技機は、遊技機を構成する遊技機構成部品と、可動部材と、固定部材とを備え、可動部材が固定部材に保持されると共に可動部材により遊技機構成部品が固定部材に対して係脱されるように構成された遊技機において、可動部材は、可動部材を貫通した螺子を固定部材に螺合することで、固定部材に対して螺子を中心に回転可能に軸止されており、可動部材の回転位置を係止姿勢に変更することで遊技機構成部品が、固定部材と可動部材とによって形成される一方、可動部材の回転位置を係止解除姿勢に変更することで、遊技機構成部品が係止状態から解除されることによって離脱可能とされるように構成され、螺子の頭部と可動部材との間に摺動手段を介在させたところに特徴を有する。
請求項7の発明に係る遊技機は、遊技機を構成する遊技機構成部品と、可動部材と、固定部材とを備え、可動部材が固定部材に保持されると共に可動部材により遊技機構成部品が固定部材に対して係脱されるように構成された遊技機において、可動部材は、可動部材を貫通した螺子を固定部材に螺合することで、固定部材に対して螺子を中心に回転可能に軸止されており、可動部材の回転位置を係止姿勢に変更することで遊技機構成部品が、固定部材と可動部材とによって形成される一方、可動部材の回転位置を係止解除姿勢に変更することで、遊技機構成部品が係止状態から解除されることによって離脱可能とされるように構成され、螺子の頭部と可動部材との間に、可動部材の回転による螺子の頭部にかかる摩擦を低減するための摺動手段を介在させたところに特徴を有する。
【0010】
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の遊技機において、摺動手段は、螺子に貫通されたリング状摺動部材で構成され、リング状摺動部材は、可動部材に宛われる側が先細り形状をなし、可動部材のうち螺子が貫通した貫通孔の一端は、リング状摺動部材の先細り部分を受容する漏斗形状をなしたところに特徴を有する。
【0011】
請求項9の発明は、請求項6乃至8の何れかに記載の遊技機において、固定部材から可動部材に向けて円柱体を起立形成すると共に、可動部材のうち螺子が貫通した貫通孔は、円柱体が内側に嵌合される大径部と、一端側に円柱体が突き合わされかつ他端側に摺動手段が当接される小径部とを備えたところに特徴を有する。
【0012】
請求項10の発明は、請求項6乃至9の何れかに記載の遊技機において、可動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであるところに特徴を有する。
【0013】
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機において、摺動手段は、樹脂製摺動部材で構成されたところに特徴を有する。
【0014】
請求項12の発明は、請求項11に記載の遊技機において、樹脂製摺動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂及び超高分子ポリエチレンの何れかであるところに特徴を有する。
【0015】
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の遊技機において、摺動部材は、低摩擦係数特性を有する樹脂であるところに特徴を有する。
【0016】
請求項14の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機において、摺動手段は、金属製摺動部材で構成されたところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項14に記載の遊技機において、摺動手段は、螺子の頭部に施された摺動表面処理であるところに特徴を有する。
【0017】
【発明の作用及び効果】
請求項1及び2の発明>
請求項1及び2の遊技機では、遊技場の遊技島に固定される枠体と、枠体に着脱可能な遊技機本体とからなり、枠体を遊技島に固定したまま遊技機本体を新規なものに交換するときには、係止レバーが螺子を中心に回転されて、遊技盤を囲壁内に嵌合可能とする係止解除姿勢と、遊技盤の縁部の後方に重ねられて囲壁内に遊技盤を抜け止めする係止姿勢とに変更される。ここで、本発明では、係止レバーを回転したときに、その係止レバーを回転可能に保持する螺子の頭部に摺動手段が摺接し、螺子の頭部にかかる摩擦を低減するので、従来のものより螺子を緩みにくくすることができる。
【0018】
請求項3の発明>
請求項3の遊技機では、摺動手段が、螺子に貫通されたリング状摺動部材であるので、螺子の頭部の全体が摺動手段に接触し、螺子の締め付け力の分散均一化を図ることができる。そして、螺子を締め付けると、リング状摺動部材の先細り部分が、係止レバーの貫通孔のうち漏斗部分に押し付けられて、その漏斗の中心に案内される。これにより、リング状摺動部材の貫通孔内で螺子が芯だしされ、貫通孔の内面が螺子に擦られることを規制することができる。
【0019】
請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、前面枠から起立した円柱体が、係止レバーに形成された貫通孔の大径部に嵌合され、係止レバーが円柱体によって軸支されるので、螺子かかる負荷を低減することができる。
【0020】
請求項5の発明>
請求項5の遊技機のように、係止レバーは、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであることが好ましい。
【0021】
請求項6及び7の発明>
請求項6及び7の遊技機では、遊技機構成部品を固定部材に対して係脱するときには、可動部材が螺子を中心に回転されて、可動部材が螺子を中心に回転されて、係止解除姿勢と係止姿勢とに変更される。ここで、本発明では、可動部材を回転したときに、その可動部材を回転可能に保持する螺子の頭部に摺動手段が摺接し、螺子の頭部にかかる摩擦を低減するので、従来のものより螺子を緩みにくくすることができる。
【0022】
請求項8の発明>
請求項8の遊技機では、摺動手段が、螺子に貫通されたリング状摺動部材であるので、螺子の頭部の全体が摺動手段に接触し、螺子の締め付け力の分散均一化を図ることができる。そして、螺子を締め付けると、リング状摺動部材の先細り部分が、可動部材の貫通孔のうち漏斗部分に押し付けられて、その漏斗の中心に案内される。これにより、リング状摺動部材の貫通孔内で螺子が芯だしされ、貫通孔の内面が螺子に擦られることを規制することができる。
請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、前面枠から起立した円柱体が、可動部材に形成された貫通孔の大径部に嵌合され、可動部材が円柱体によって軸支されるので、螺子かかる負荷を低減することができる。
請求項10の発明>
請求項10の遊技機のように、可動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであることが好ましい。
【0023】
請求項11〜15の発明>
摺動手段は、樹脂製摺動部材で構成してもよいし(請求項11の発明)、金属製摺動部材で構成してもよい(請求項14の発明)。また、摺動部材は低摩擦係数特性を有する樹脂であることが好ましい(請求項13の発明)。さらに、樹脂製摺動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであることが好ましい(請求項12の発明)。特に、樹脂製摺動部材及び/又は可動部材は、ポリアセタールが、自己潤滑性に優れるので好ましい。また、摺動手段が、螺子の頭部に施された摺動表面処理であるから、部品を増やさずに、可動部材と螺子との摩擦を抑えることができる(請求項15の発明)。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。本実施形態のパチンコ遊技機は、一般のものと同様に、遊技場の遊技島に固定される枠体80(図4参照)と、枠体80から脱着可能な遊技機本体81(図4参照)とに区分することができる。まずは、遊技機本体81について説明すると以下の通りである。
【0025】
遊技機本体81は、図1に示した遊技盤11に種々の部品を組み付けてなる遊技盤側アッシと、同図に示したメインセット75に種々の部品を組み付けてなるメインセット側アッシの2つのアッシよりなる。遊技盤側アッシを構成する各部品に関して説明すると、遊技盤11(本発明の「遊技機を構成する部品」に相当する)は、木製の概矩形板材で構成されている。遊技盤11の前面には、図2に示すように、ガイドレール12が取り付けられ、ガイドレール12の内側が、遊技領域R1となっている。遊技領域R1のほぼ中央部には、液晶表示装置13が設けられ、液晶表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち液晶表示装置13、及び始動入賞口14等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18及び風車19、一般入賞口20,21が設けられ、ガイドレール12に沿った両側部には、サイドランプ22,22が設けられている。さらに、これら入賞口等以外に、遊技領域R1には、図示しない複数の釘が起立している。
【0026】
各部位の詳細は、以下のようである。前記始動入賞口14は、両側に可動翼片14C,14Cを備える。可動翼片14C,14Cは、常には、始動入賞口14に遊技球が1つ入賞可能な大きさで開口しており、始動ゲート18に遊技球が通過すると、後述する主制御装置50により乱数による抽選を行い、当たりだと遊技盤11の裏に設けたソレノイド(図示せず)が駆動され、可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って左右に拡開して、始動入賞口14へ入賞し易くなる。
【0027】
前記大入賞口15は、横長に形成されて、常には可動扉15Tにて閉塞されている。そして、所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が大当たり状態になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。
【0028】
前記液晶表示装置13は、遊技盤11に貫通形成された開口部に対し、遊技盤11の前面側から取り付けた装飾枠23と、遊技盤11の後面側から取り付けた図柄制御装置57とで構成されている。そして、遊技盤11の前面側から、装飾枠23を介して、図柄制御装置57に備えた液晶画面を見ることができる。その液晶画面には、特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。各特別図柄13A,13B,13Cは、それぞれ例えば「0」〜「11」の12種類の数字体で構成されており、遊技の当たり外れを示すために用いられる。具体的には、各特別図柄13A,13B,13Cは、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごとに、所定の種類のものが停止表示されている。そして、前記始動入賞口14に遊技球が入賞したときには、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順に、各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、これら特別図柄13A,13B,13Cが、例えば、ぞろ目になったか否かにより、遊技の当たり外れが判定される。
【0029】
遊技盤11の後面のうち液晶表示装置13を構成する図柄制御装置57より下側には、各入賞口14,15,20,21及びアウト口16に入った遊技球を回収するためのダクト(図示せず)が取り付けられ、そのダクトの後側に重ねて、図3に示したランプ制御装置55と音声制御装置56とが横並びにして取り付けられている。また、ランプ制御装置55、音声制御装置56及び図柄制御装置57の後側に重ねて主制御装置50が取り付けられている。
【0030】
主制御装置50は、CPUとROM及びRAMを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコンを主要部として備え、定期リセット回路にて生成した割り込みパルスに基づき、ROMに記憶した種々のプログラムをランすることで、遊技機を統括制御する。
【0031】
図柄制御装置57は、主制御装置50から受けた信号を表示用CPUで処理すると共に、表示用CPUの処理結果に基づき、VDP(図示せず)にて画像データを生成して、これを液晶表示装置13の液晶画面に出力する。
【0032】
ランプ制御装置55は、左右のサイドランプ22,22、及び、液晶表示装置13の装飾枠23等への電力供給をオンオフする駆動回路を内蔵して備え、主制御装置50から受けた信号に基づき、前記駆動回路を作動させて、各ランプ、LEDを駆動制御する。
【0033】
音声制御装置56は、主制御装置50から受けた信号に基づいて、所定の音声信号を図示しないROMから取り出し、これをアナログ信号に変換及び増幅して後述するスピーカ59Sから音を出力させる。なお、前記各制御装置50,55〜57は、さらに個々に透明な樹脂ケースに収容されている。
【0034】
以上が、遊技盤側アッシを構成する各部品の説明である。次いで、メインセット側アッシについて説明すると、メインセット75は、透明な合成樹脂で構成され、図1に示すように、全体として遊技盤11より縦方向に長い矩形状をなす。同図に示すように、メインセット75には、矩形窓74が形成され、メインセット75が、後述するように遊技盤11に重ねられると、前記した遊技盤11に固定の各制御装置50,55〜57が、矩形窓74内に配置される。また、矩形窓74の縁部には、図3及び図4に示すように、前記各制御装置50,55〜57を収容する筐体状のカバー76が着脱可能に取り付けられている。
【0035】
メインセット75のうち矩形窓74より下方には、図3に示すように、払出制御装置58と電源装置70とが横並びにして取り付けられている。払出制御装置58は、主制御装置50から受けた信号に基づき、後述の払出装置72を駆動して、所定数の遊技球を賞球として、後述の上皿27Aに払い出させる。電源装置70は、パチンコホールに備えたAC24V設備電源から電力を受け、これを所定の電圧に変圧して各部位に配電する。なお、これら各装置58,70は、さらに個々に透明な樹脂ケースに収容されている。
【0036】
メインセット75のうち矩形窓74より上側には、図3に示すように、遊技球タンク75Tが設けられると共に、メインセット75のうち矩形窓74より側方部分には、払出装置72が設けられている。そして、遊技球タンク75Tと払出装置72との間が、遊技球誘導レール75Rにより連絡されている。
【0037】
メインセット75のうち払出装置72が配された側の側部には、図1に示すように、上下方向に1対のヒンジピン71,71が取り付けられ、これらヒンジピン71,71が、枠体80に備えた後述の前面枠90の一側部に係合し、メインセット75が前面枠90に対して回動可能に組み付けられる。
【0038】
また、メインセット75は、次述するナイラッチ68と係止窓69とストッパー67とを、前面枠90の各部位に係止することで、前面枠90に対して回り止めされて固定される。即ち、ナイラッチ68は、図1に示されており、メインセット75のうちヒンジピン71と反対側の側部に上下方向に対をなして設けられている。ナイラッチ68は、先端が縦割りにされた筒体68Bの内側に、先端が膨出した摘み軸68Aをスライド可能に組み付けてなる。そして、ナイラッチ68は、メインセット75の側縁部に固定されており、前面枠90に形成された係止孔68Cに、筒体68Bの先端を突入した状態で、摘み軸68Aが筒体68Bに押し込まれる。これにより、前記係止孔68C内で筒体68Bの先端が拡がって抜け止めされ、メインセット75の一部が前面枠90に固定される。
【0039】
係止窓69は、図1に示されており、メインセット75のうち矩形窓74より下方に配置されると共に横長矩形状をなし、ここに前面枠90に設けた回転係止部材69Kが係止する。具体的には、回転係止部材69Kは、図1に示すように、前面枠90から起立した回動軸にて平板体を軸支した構造をなす。そして、回転係止部材69Kを横向き姿勢にして係止窓69に通してから、縦向き姿勢に回転することで抜け止めされ、メインセット75の一部が、前面枠90に固定される。
【0040】
ストッパー67は、図1に示されており、メインセット75のうち矩形窓74の下方に貫通形成されたスリット(図示せず)の上縁部に回転可能に取り付けられたレバー構造をなし、そのレバーの内側にリンク部材が連結されている。そして、前面枠90から起立したフック67Fを前記スリットに挿通させた状態で、ストッパー67をメインセット75側に寝かせることで、リンク部材が前記フック67Fに係止して、メインセット75の一部が、前面枠90に固定される。
【0041】
以上、遊技機本体81に関する説明であり、次に枠体80の構成について説明する。枠体80は、図5及び図6に示した外枠82に前面枠90を回動可能に備えてなる。外枠82は、図8に示すように、4つの木製の長板83を縦長矩形状に接合して構成されており、外枠82のうち両側辺を構成する長板83の下端部の間には、前面板84が差し渡され、その前面板84の下縁部が、下辺を構成する長板83に接合されている。
【0042】
外枠82のうち一方の側辺には、その上下の2箇所に、金属製のヒンジ片85,85が取り付けられている。また、外枠82のうちヒンジ片85と反対側の側辺を構成する長板83には、その上端寄りと下端寄りの内面の2箇所に、1対の被係止部86,86が取り付けられている。さらに、外枠82のうちヒンジ片85を備えた側の外側面には、図4に示すように、プリペードカードユニット150が取り付けられる。
【0043】
前面枠90は、例えば、合成樹脂で構成され、図8に示すように、外枠82の前面のうち前面板84より上方部分に対応した矩形構造をなす。前面枠90の一方の側辺には、その上下の2箇所に、金属製のヒンジ片91,91が備えられ、これら各ヒンジ片91と前記外枠82に設けた各ヒンジ片85とを重ねて、ヒンジピン92を貫通させてある。これにより、前面枠90が、外枠82に対して開閉する。
【0044】
図7に示すように、前面枠90には、遊技窓90Wが形成されており、前面枠90の前面には、ガラス枠95が、遊技窓90Wに重ねて設けられている。ガラス枠95は、前面枠90のうちヒンジ片91側の側縁部に回動可能に取り付けられており、遊技窓90Wより一回り小さな窓95Wを備えて、そこにガラス板が張られている。また、図5に示すように、ガラス枠95の前面うち窓95Wの縁部には、装飾ランプ96が配されている。
【0045】
図7に示すように、前面枠90のうちガラス枠95の下方には、横長の回動板97が、ガラス枠95と同様に、前面枠90に対して回動可能に取り付けられている。また、この回動板97には、上皿27Aが取り付けられ、前面枠90のうち回動板97の下方に、下皿27Bが取り付けられている。そして、遊技を行った場合の賞球としての遊技球が、上皿27Aに払い出され、上皿27Aに設けたボタン29を押すと、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動する。
【0046】
上皿27Aの左右の両端部寄り位置には、1対のスピーカ59S,59Sが設けられると共に、下皿27Bの右端部には、操作ノブ28が設けられている。これらスピーカ59S、操作ノブ28及び前記装飾ランプ96等は、遊技機本体81の所定の電気回路にコネクタ接続されている。そして、操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11上に向けて弾き出され、遊技の進行状況に応じて、装飾ランプ96及びスピーカ59Sが駆動される。
【0047】
上述した前面枠90及びガラス枠95は、図8に示した施錠機構100により、閉止状態に施錠される。施錠機構100は、前面枠90の後面のうちヒンジ片91と反対側の側縁部に取り付けられている。施錠機構100には、上下の両端に回動部材102,102が備えられ、その回動部材102の先端に形成した係止爪103を、外枠82の被係止部86に係止して、前面枠90が閉止状態に施錠される。
【0048】
図8に示すように、前面枠90の後面には、遊技窓90Wを囲むように囲壁93が起立している。そして、図9に示すように、この囲壁93の内部に前記遊技盤11が嵌合され、囲壁93に備えた複数の係止レバー114にて遊技盤11が前面枠90に係脱可能に固定される。
【0049】
さて、係止レバー114は、本発明の「可動部材」に相当し、合成樹脂、具体的には例えばポリカーボネートで構成されている。また、係止レバー114は、例えば、前面枠90のうち囲壁93の上辺の略中央に1つと、囲壁93の両側辺に1対ずつの計5つ設けられている。そして、係止レバー114は、螺子120に貫通されて、その螺子120を前面枠90に螺合することで、前面枠90(本発明の「固定部材」に相当する)に対して螺子120を中心に回転可能に保持されている。
【0050】
詳細には、以下のようである。係止レバー114は、図10に拡大して示すように、平板部115から摘み壁116を起立して備える。平板部115は、図10において上下方向に延びた長板部117の上端部から一側方に向けて先細り状の係止片118を張り出した形状をなす。係止片118の一辺は、長板部117の上端から水平方向に延びる一方、係止片118の他辺は長板部117の長手方向の中間位置から斜め上方に延び、それら一辺の他辺とが係止片118の先端部で湾曲して繋がっている。
【0051】
摘み壁116は、長板部117のうち上端部を除いた全体から起立して内部が空洞になっており、その空洞が平板部115の裏面(前面枠90に対向する面)に開放している。また、平板部115の裏側面には、長板部117のうち係止片118側の縁部に沿って突状106が突出すると共に、係止片118の先端部から突起107が突出している。一方、平板部115の表面には、図10に示すように次述する貫通孔119の開口縁と平板部115の外縁とに沿ってリブ105が形成されている。
【0052】
図10における長板部117の上端部には、貫通孔119が形成されている。図11(A)に示すように、貫通孔119のうち係止レバー114の裏面側は、大径部119Bをなし、表面側は、漏斗部119A(本発明の「小径部」に相当する)になっている。具体的には、漏斗部119Aは、係止レバー114の表面から奥側に向かうに従って窄んだ形状をなす一方、大径部119Bは、漏斗部119Aの奥部を段付き状に拡げた形状をなす。そして、大径部119Bの内部に、貫通孔119から起立した円柱体130が嵌合され、漏斗部110A側から通した螺子120が、円柱体130の中心部に形成した螺着用孔132に螺合される。
【0053】
円柱体130は、図10に示すように、先端寄り位置を除く外周面から上下左右の四方に向かって突条131を張り出して備え、そのうちの1つの突条131が囲壁93の外面に連続している。また、円柱体130の中心部には、螺着用孔132が形成されており、例えば、その螺着用孔132の内径は、螺子120の軸部122の外径より若干小さくなっている。一方、螺子120の軸部122には、長手方向の途中部分から先端部にかけて、所謂、木ねじが形成されており、予めねじが形成されていない螺着用孔132内に押し込んで螺合されている。
【0054】
さて、螺子120が係止レバー114に通される前に、螺子120には予め摺動リング140(本発明の「摺動手段」「リング状摺動部材」に相当する)が挿通される。本実施形態の摺動リング140は、樹脂製摺動部材で構成されている。より具体的には、摺動リング140は、ポリアセタール(例えば、ポリプラスチックス株式会社製の商品名「ジュラコン」)で構成されている。
【0055】
また、摺動リング140は、螺子120の頭部121より若干外径が大きいリング状をなす。さらに、摺動リング140のうち螺子120の頭部121に宛われる側は平坦面をなし、係止レバー114に宛われる側が先細り部141になっている。そして、図11(B)に示すように、例えば、先細り部141の外面が、漏斗部119Aの内面に密着する。
【0056】
なお、本実施形態では、摺動リング140は、樹脂製摺動部材で構成されているが、金属製摺動部材で構成してもよい。その金属製摺動部材としては、例えば、含油メタル、錫台ホワイトメタル、鉛台ホワイトメタル、ガドミウム合金、ケルメット等が挙げられる。ここで、本発明において「樹脂製摺動部材」とは、市販の金属製のワッシャを構成する部材より、自己潤滑性に優れた樹脂部材をいい、「金属製摺動部材」とは、市販の金属製のワッシャを構成する部材より、自己潤滑性に優れた金属部材をいう。
【0057】
次に、上記構成からなる本実施形態の作用・効果を説明する。
枠体80と遊技機本体81とが組み付けられる前の状態では、本発明に係る係止レバー114は、枠体80に備えた前面枠90に取り付けられている。その取り付け方法について説明すると、以下のようである。即ち、螺子120の軸部122に摺動リング140を挿通し、摺動リング140の先細り部141を軸部122の先端側に向けた状態にする。次いで、前面枠90から起立した円柱体130を、係止レバー114に形成した貫通孔119の大径部119Bに嵌合した状態にして、その貫通孔119の漏斗部119A側から螺子120の軸部122を挿入する。
【0058】
この状態で、螺子120の先端を、円柱体130に形成された螺着用孔132に押し込みながら回すと、螺子120の軸部122が、螺着用孔132内に螺合され、かつ、螺着用孔132の内面と軸部122の外面との摩擦でもって螺着用孔132内に螺着される。ここで、螺子120を締め付けるときに、摺動リング140の先細り部141が、貫通孔119の漏斗部119Aに押し付けられて、その漏斗の中心に案内される。これにより、螺子120が貫通孔119に対して芯だしされ、係止レバー114を回転したときに貫通孔119の内面が螺子120に擦られることを規制することができる。
【0059】
さて、枠体80に遊技機本体81を組み付けるには、遊技機本体81のうちまずは遊技盤側アッシを先に前面枠90に組み付けてから、次いで、メインセット側アッシを前面枠90に組み付ける。遊技盤側アッシを前面枠90に組み付けるには、遊技盤側アッシの遊技盤11を、前面枠90の囲壁93内に嵌合する。その準備として、係止レバー114を係止解除姿勢にする。即ち、図12の破線で示すように、係止レバー114の摘み壁116を、囲壁93から外方に直立させた姿勢にして、係止レバー114における係止片118を囲壁93の外側に位置させる。ここで、係止レバー114を回転したときに、螺子120の頭部121と摺動リング140とが摺接するが、この摺動リング140は、自己潤滑性に優れたポリアセタール(摩擦係数0.3)で構成されているから、螺子120の頭部121にかかる摩擦を効果的に低減することができ、従来より螺子120が緩みにくい。なお、本実施形態では、摩擦係数が0.3以下の低摩擦係数特性を有する樹脂としてポリアセタールを用いたが、摩擦係数が0.4以下の低摩擦係数特性を有する樹脂であれば、ポリアセタール以外の樹脂を用いてもよい。
【0060】
そして、囲壁93内に、遊技盤11を嵌め込んでから、今度は、係止レバー114を逆方向に回転して係止姿勢にする。即ち、図12の実線で示すように、前面枠90の摘み壁116が囲壁93に平行になる姿勢にして、係止レバー114における係止片118を囲壁93の内側に移動させる。
【0061】
係止レバー114が係止姿勢になると、係止片118が遊技盤11の縁部の後方に重ねられ、遊技盤11が囲壁93内に抜け止めされる。この状態で、係止片118の裏面に設けた突起107が、遊技盤11に食い込んで、係止レバー114の周り止めが図られる。ここで、本実施形態では、前面枠90から起立した円柱体130が、係止レバー114のうち貫通孔119の大径部119Bに嵌合して、係止レバー114を軸支しているので、係止レバー114が遊技盤11から反力を受けても、螺子120に係る負荷は軽減され、螺子120に対する摺動摩擦を減らすことができる。
【0062】
全ての係止レバー114を係止姿勢にしたら、メインセット側アッシを前面枠90に取り付ける。そのためには、前面枠90のヒンジピン71を前面枠90のヒンジ片71Aに係止することで、まずは、メインセット75を、前面枠90に対して回動可能な状態にする。そして、メインセット75を遊技盤11の後面に重ねた状態にして、ナイラッチ68と係止窓69とストッパー67とを、前面枠90に備えた各部位に係止する。そして、遊技盤側アッシとメインセット側アッシのそれぞれの電気回路をハーネスで接続し、これをもって、パチンコ遊技機が完成される。
【0063】
また、パチンコ遊技機が遊技場に納入されてから、機種交換を行う場合には、枠体80は、遊技場の島に固定されたまま、遊技機本体81だけが、新規なものに交換される。このとき、係止レバー114が回転されるが、上述のごとく係止レバー114を回転しても、摺動リング140が螺子120の頭部121に摺接して摩擦を低減するので、螺子120が従来より緩みにくく、螺子120を逐一締め直す必要がない。
【0064】
このように、本実施形態の構成によれば、係止レバー114を回転したときに、係止レバー114を回転可能に保持するための螺子120の頭部121が、摺動リング140に摺接して、螺子120の頭部121にかかる摩擦を低減するので、従来より螺子120が緩みにくくなる。特に、本実施形態のように、部品(遊技盤11)を固定部材(枠体80の前面枠90)に係脱するための係止レバー114に関する螺子120の緩み規制に摺動リング140を用いれば、回転頻度が低い部位の螺子の緩み規制をシンプルな構成で行うことができる。また、摺動リング140は螺子120の頭部121の全体に接触するリング状をなすので、螺子120の締め付け力の分散均一化を図ることができる。さらに、頭部121の位置調整を行いたい場合に、摺動リング140が調整用スペーサーを兼ねることもできる。
【0065】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限られず、例えば、コイン遊技機やスロットマシン等に本発明を適用してもよい。
【0066】
(2)前記実施形態では、摺動リング140は、ポリアセタール(摩擦係数0.3)で構成されていたが、摺動リング140は、樹脂製摺動部材であれば、例えば、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレン、その他、低摩擦係数を有する樹脂や、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレン等に摩擦係数を低下させる効果を有する物質(例えば、フッ素樹脂)を混合させたもので構成してもよい。なお、本発明に係る樹脂製摺動部材としては、摩擦係数が0.4以下の低摩擦係数特性を有する樹脂であることが好ましく、摩擦係数が0.3以下のものがより好ましい。
【0067】
(3)前記実施形態では、係止レバー114(可動部材)は、ポリカーボネートで構成されていたが、例えば、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレン、その他、低摩擦係数を有する樹脂や、ABS、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレン等に摩擦係数を低下させる効果を有する物質(例えば、フッ素樹脂)を混合させたもので構成してもよい。
【0068】
(4)前記実施形態では、螺子120に摺動リング140を一つだけ挿通させた構成であったが、例えば、摺動リング140を平坦な円板状に形成して、複数の摺動リング140を螺子120に挿通させた構成にしてもよい。
【0069】
(5)前記実施形態では、螺子120に、別部品の摺動リング140を挿通した構成であったが、螺子120における頭部121のうちに係止レバー114に対向する側の面の表面処理を行い、この表面処理を本発明に係る摺動手段とてもよい。このような構成すれば、部品を増やさずに、可動部材(係止レバー114)と螺子との摩擦を抑えることができる。なお、表面処理の具体例としては、金属ハロゲン化物層が挙げられる。
【0070】
(6)前記実施形態では、遊技機を構成する部品(遊技盤11)を係脱するための係止レバー114に、本発明を適用したものを例示したが、係脱用の部品に関わらず、例えば、遊技を行う際に回転する役物用部品を、螺子で回転可能に保持し、その螺子の頭部と役物用部品との間に、摺動手段を介在させた構成にしてもよい。
【0071】
(7)前記実施形態の摺動手段としての摺動リング140は、環状(リング状)であったが、摺動手段の形状は、これに限定されるものではない。
【0072】
(8)前記実施形態の摺動手段として、小型のベアリングを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機の部品を示す斜視図
【図2】パチンコ遊技機に備えた遊技盤の前面図
【図3】パチンコ遊技機の後面図
【図4】パチンコ遊技機の後方斜視図
【図5】枠体の前方斜視図
【図6】前面枠を開いた状態の斜視図
【図7】ガラス枠を開いた状態の斜視図
【図8】枠体の部品を示した斜視図
【図9】枠体の前面枠に遊技盤を取り付けた状態の斜視図
【図10】係止レバーが取り付けられる部分の分解斜視図
【図11】係止レバーが取り付けられる部分の側断面図
【図12】係止レバーを取り付けた部分の斜視図
【図13】従来の遊技機において、係止レバーを取り付けた部分の斜視図
【符号の説明】
11…遊技盤(遊技機を構成する部品)
80…枠体(固定部材)
90…前面枠(固定部材)
114…係止レバー(可動部材)
119…貫通孔
119A…漏斗部
119B…大径部
120…螺子
121…頭部
122…軸部
130…円柱体
140…摺動リング(摺動手段、リング状摺動部材)
141…先細り部分

Claims (15)

  1. 遊技場の遊技島に固定される枠体と、前記枠体に着脱可能な遊技機本体とからなり、前記枠体を前記遊技島に固定したまま前記遊技機本体を新規なものに交換可能とした遊技機において、
    前記枠体に備えられた前面枠と、
    前記前面枠に形成された遊技窓と、
    前記前面枠の後面から起立しかつ前記遊技窓を囲む囲壁と、
    前記遊技機本体を構成しかつ前記囲壁の内側に嵌合される遊技盤と、
    前記前面枠に螺合された螺子により前記前面枠に保持されて、その螺子を中心に回転し、前記遊技盤を前記囲壁内に嵌合可能とする係止解除姿勢と、前記遊技盤の縁部の後方に重ねられて前記囲壁内に前記遊技盤を抜け止めする係止姿勢とに変更可能な係止レバーと、
    前記螺子の頭部と前記係止レバーとの間に介在された摺動手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技場の遊技島に固定される枠体と、前記枠体に着脱可能な遊技機本体とからなり、前記枠体を前記遊技島に固定したまま前記遊技機本体を新規なものに交換可能とした遊技機において、
    前記枠体に備えられた前面枠と、
    前記前面枠に形成された遊技窓と、
    前記前面枠の後面から起立しかつ前記遊技窓を囲む囲壁と、
    前記遊技機本体を構成しかつ前記囲壁の内側に嵌合される遊技盤と、
    前記前面枠に螺合された螺子により前記前面枠に保持されて、その螺子を中心に回転し、前記遊技盤を前記囲壁内に嵌合可能とする係止解除姿勢と、前記遊技盤の縁部の後方に重ねられて前記囲壁内に前記遊技盤を抜け止めする係止姿勢とに変更可能な係止レバーと、
    前記螺子の頭部と前記係止レバーとの間に、前記係止レバーの回転による前記螺子の頭部にかかる摩擦を低減するための摺動手段を介在させたことを特徴とする遊技機。
  3. 前記摺動手段は、前記螺子に貫通されたリング状摺動部材で構成され、前記リング状摺動部材は、前記係止レバーに宛われる側が先細り形状をなし、前記係止レバーのうち前記螺子が貫通した貫通孔の一端は、前記リング状摺動部材の先細り部分を受容する漏斗形状をなしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記前面枠から前記係止レバーに向けて円柱体を起立形成すると共に、前記係止レバーのうち前記螺子が貫通した貫通孔は、前記円柱体が内側に嵌合される大径部と、一端側に前記円柱体が突き合わされかつ他端側に前記摺動手段が当接される小径部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記係止レバーは、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 遊技機を構成する遊技機構成部品と、可動部材と、固定部材とを備え、前記可動部材が前記固定部材に保持されると共に前記可動部材により前記遊技機構成部品が前記固定部材に対して係脱されるように構成された遊技機において、
    前記可動部材は、前記可動部材を貫通した螺子を前記固定部材に螺合することで、前記固定部材に対して前記螺子を中心に回転可能に軸止されており、
    前記可動部材の回転位置を係止姿勢に変更することで前記遊技機構成部品が、前記固定部材と前記可動部材とによって形成される一方、前記可動部材の回転位置を前記係止解除姿勢に変更することで、前記遊技機構成部品が係止状態から解除されることによって離脱可能とされるように構成され、
    前記螺子の頭部と前記可動部材との間に摺動手段を介在させたことを特徴とする遊技機。
  7. 遊技機を構成する遊技機構成部品と、可動部材と、固定部材とを備え、前記可動部材が前記固定部材に保持されると共に前記可動部材により前記遊技機構成部 品が前記固定部材に対して係脱されるように構成された遊技機において、
    前記可動部材は、前記可動部材を貫通した螺子を前記固定部材に螺合することで、前記固定部材に対して前記螺子を中心に回転可能に軸止されており、
    前記可動部材の回転位置を係止姿勢に変更することで前記遊技機構成部品が、前記固定部材と前記可動部材とによって形成される一方、前記可動部材の回転位置を前記係止解除姿勢に変更することで、前記遊技機構成部品が係止状態から解除されることによって離脱可能とされるように構成され、
    前記螺子の頭部と前記可動部材との間に、前記可動部材の回転による前記螺子の頭部にかかる摩擦を低減するための摺動手段を介在させたことを特徴とする遊技機。
  8. 前記摺動手段は、前記螺子に貫通されたリング状摺動部材で構成され、前記リング状摺動部材は、前記可動部材に宛われる側が先細り形状をなし、前記可動部材のうち前記螺子が貫通した貫通孔の一端は、前記リング状摺動部材の先細り部分を受容する漏斗形状をなしたことを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機。
  9. 前記固定部材から前記可動部材に向けて円柱体を起立形成すると共に、前記可動部材のうち前記螺子が貫通した貫通孔は、前記円柱体が内側に嵌合される大径部と、一端側に前記円柱体が突き合わされかつ他端側に前記摺動手段が当接される小径部とを備えたことを特徴とする請求項6乃至7の何れかに記載の遊技機。
  10. 前記可動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂、超高分子ポリエチレンの何れかであることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 前記摺動手段は、樹脂製摺動部材で構成されたことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機。
  12. 前記樹脂製摺動部材は、ポリアセタール、フッ素樹脂及び超高分子ポリエチレンの何れかであることを特徴とする請求項11に記載の遊技機。
  13. 前記摺動部材は、低摩擦係数特性を有する樹脂であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の遊技機。
  14. 前記摺動手段は、金属製摺動部材で構成されたことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機。
  15. 前記摺動手段は、前記螺子の頭部に施された摺動表面処理であることを特徴とする請求項14に記載の遊技機。
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