JP3572816B2 - 受配電設備の配電制御方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道あるいは道路などに沿って設置される受配電設備の配電制御方式、特に非常用発電機稼働時の自動配電制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気鉄道においては、線路沿いの複数個所に変電所を設置して商用電源系統から受電している。その場合、受電停電に備えて1個所以上に非常用発電機を設置している。そして、変電所が全て受電停電した場合、非常用発電機を自動的に起動し、関係受電所(変電所)の非常回線には操作員の手動制御により給電するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
操作員が全受電の停電を認識し、関係受電所に発電機から給電する場合、操作員が各受電所の遮断器状態を判断した後、発電機が設置されている変電所から順次給電遮断器、連絡用遮断器などの投入制御を行うため、全受電所の復旧まで時間が掛かる。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、受電停電の監視や非常用発電機による配電制御をコンピュータで行うことにより、受電停電時に非常用発電機による関係受電所への給電を迅速に行うことができる受配電設備の配電制御方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、鉄道あるいは道路などに沿って複数の変電所が設置され、かつその中の1個所以上に非常用発電機が設置された受配電設備の配電制御方式において、複数変電所の受電停電をコンピュータにより常時監視し、全変電所に受電停電が発生した時に非常用発電機による配電をコンピュータを使用して実施する機能と、非常用発電機による給電が可能か否かの判断条件を変更可能な状態で予めコンピュータに登録し、停電が発生しこの給電判断条件不成立の場合にはリトライし、タイムアウトであれば異常終了とするようにコンピュータで制御する機能と、前記判断条件成立し、且つ前記非常用発電機の電圧確立を条件とし、予め設定された順序に従って各受電所の復旧をコンピュータにより自動的に制御する機能とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図6に本発明の一実施形態を示す。図1は非常用発電機配電自動制御フロー図、図2は高圧配電系統の単線接続図、図3〜図6は起動条件や終了条件を示す論理図である。
【0007】
実施形態は電気鉄道に適用した場合であり、図2に示すように変電所(受電所)A〜Dと負荷施設a〜nの間に2回線(施設aのみ1回線)の高圧配電系統を構成している。施設c、g、jの連絡母線に区分開閉器T1、T2を設け、変電所A〜Dの担当区域を設定している。区分開閉器T1、T2は、通常は「開」状態とする。変電所B、Cには非常用発電機Gを設置している。つまり、商用電源系統の停電(受電停電)に備えている。負荷施設aは車庫、負荷施設b〜nは駅であり、施設a〜fはB変電所配電系統、施設g〜nはC変電所配電系統としている。施設b〜nには給電用開閉装置(遮断器及び断路器)1S、2Sを設置している。
【0008】
本実施形態では、受配電設備の全受電所復旧までの配電制御にコンピュータを用い、自動化と時間短縮を図る。即ち、
1)受電停電を認識するために、各変電所A〜Dの受電停電をコンピュータにより常時監視し、全変電所の受電停電が発生した時に非常用発電機Gによる配電制御をコンピュータにより自動的に開始する、
2)非常用発電機Gによる給電が可能か否かの判断条件を予めコンピュータに登録できる、
3)上記判断条件を変更可能とする、
4)停電が発生しこの給電判断条件不成立の場合にはリトライし、タイムアウトであれば異常終了とするようにコンビュータで制御する
5)判断条件成立及び非常用発電機Gの電圧確立を条件とし、予め設定されている順序に従って各受電所の復旧自動制御をコンピュータにて実施する、
などの機能を持たせる。
【0009】
次に、図1に基づいて非常用発電機配電制御フローを説明する。受電停電が発生した時には(ステップS1)、起動条件が成立したか否かを判断する(S2)。同時に、変電所の発電機盤Hに受電停電を知らせる。起動条件成立時には開始メッセージ、区分開閉器制御、負荷制限1,3指令(後記の表1を参照)の処理を行い(S3)、不成立時には再度判断する。開始メッセージなどの処理後、TG配電(発電機による給電)条件が成立したか否かを判断し(S4)、成立時にはTG配電実行の諾否を判断する(S5)。TG配電条件の不成立時にはリトライするか、タイムアウトの時は異常終了(S6)とする。TG配電実行の判断がリトライの時はステップ3の開始メッセージなどの処理に戻し、中止の時は中止終了(S7)とする。判断がGOの時はTG配電実行となり(S8)、変電所の遠隔制御装置子局Rに指令する。ここで、ハードシーケンス起動準備OKとなると(S31)、前述の発電機盤Hにおける発電機起動(S21)、電圧確立(S22)を条件に変電所の発電機連絡遮断器52TG「入」制御を行い(S32)、続いて変電所の高圧配電遮断器52L1「入」制御を実行する。
【0010】
上記制御実行後、TG配電応動の有無を判断し(S9)、Noの時はTG配電実行の諾否の判断(S5)に戻す。Yesの時は区分開閉器順次制御を行い(S10)、次いで終了か否かを判断する(S11)。Noの時は前のステップ(S10)に戻し、区分開閉器制御失敗の時は異常終了とする(S6)。区分開閉器順次制御終了時(Yes時)には終了条件成立か否かを判断し(S12)、Noの時は異常終了(S6)、Yesの時は正常終了(S13)とする。各終了処理(S6、S7、S13)の後、復電条件が成立したか否かを判断し(S14)、Noの時は同判断を繰り返し、Yesの時はステップS2の起動条件が成立したか否かの判断に戻す。
【0011】
非常用発電機配電自動制御起動条件(ステップS2)は、図3に示す論理条件とし、AND条件成立時に起動条件が成立する。即ち、A変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、B変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、C変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、D変電所の電圧継電器(84VR)が無電圧を検出する、変電所A〜Dの各遠隔制御装置が正常である、との条件を満たした時に起動条件成立とする。
【0012】
TG配電起動条件(ステップ4)は、図4に示す論理条件とし、AND条件成立時に条件が成立する。即ち、A変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、B変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、C変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、D変電所の電圧継電器(84VR)が無電圧を検出する、負荷施設c、gの区分開閉器(遮断器)T1、T2が「切」状態である、との条件を満たした時に条件成立とする。
【0013】
TG配電終了条件(ステップ12)は、図5に示す論理条件とし、AND条件成立時に条件が成立する。即ち、A変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、B変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、C変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が無電圧を検出する、D変電所の電圧継電器(84VR)が無電圧を検出する、負荷施設cの区分開閉器(遮断器)T1が「入」状態である、負荷施設cの区分開閉器(遮断器)T2が「切」状態である、負荷施設gの区分開閉器(遮断器)T1、T2が「切」状態である、変電所A、Bの遠隔制御装置が正常である、との条件を満たした時に条件成立とする。
【0014】
復電条件(ステップ14)は、図6に示す論理条件とし、OR条件成立時に条件が成立する。即ち、A変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が電圧を検出する、B変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が電圧を検出する、C変電所の電圧継電器(84VR1及び84VR2)が電圧を検出する、D変電所の電圧継電器(84VR)が電圧を検出する、との条件を満たした時に条件成立とする。
【0015】
また、区分開閉器制御、負荷制限制御項目(ステップ3,4)を表1に、TG配電応動項目(ステップ9)を表2に、区分開閉器制御項目(ステップS10)を表3に示す。
【0016】
【表1】
Figure 0003572816
【0017】
【表2】
Figure 0003572816
【0018】
【表3】
Figure 0003572816
【0019】
上記の自動配電制御により、施設c及びjの区分開閉器T1が「閉」状態となり(施設gの区分開閉器T1、T2は共に「開」状態)、B変電所配電系統はB変電所の発電機Gに、またC変電所配電系統はC変電所の発電機Gにより、それぞれ接続され、各施設b〜nの所定の負荷に給電が行われる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、停電監視や給電可能かどうかの判断にコンピュータを用いることにより、操作員による確認、チェックの手間や時間を省くことができる。また、発電機による給電条件が不成立の場合には条件に合致するようリトライを行い、タイムアウトの時には異常終了するようコンピュータで自動制御したり、判断条件成立及び発電機の電圧確立を条件としてコンピュータで自動的に給電制御を行うので、手動操作を大幅に削減できるようになり、復旧までの時間を大幅に短縮できる。更に、予め設定されている復旧手順でコンピュータにより復旧操作を自動で行うことにより、動作が正確になる、といった利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す非常用発電機配電自動制御フロー図。
【図2】一実施形態の高圧配電系統の構成を示す単線接続図。
【図3】一実施形態における非常用発電機配電自動制御の起動条件を示す論理図。
【図4】一実施形態におけるTG配電起動条件を示す論理図。
【図5】一実施形態におけるTG配電終了条件を示す論理図。
【図6】一実施形態における復電条件を示す論理図。
【符号の説明】
A〜D…変電所
a〜n…負荷施設(車庫及び駅)
G…非常用発電機
T1、T2…区分開閉器
1S、2S…給電用開閉装置
S1〜S14…非常用発電機配電自動制御フローのステップ
S21、22…非常用発電機配電自動制御フローのステップ(発電機盤)
S31〜S33…非常用発電機配電自動制御フローのステップ(遠制装置)

Claims (1)

  1. 鉄道あるいは道路などに沿って複数の変電所が設置され、かつその中の1個所以上に非常用発電機が設置された受配電設備の配電制御方式において、
    複数変電所の受電停電をコンピュータにより常時監視し、全変電所に受電停電が発生した時に非常用発電機による配電をコンピュータを使用して実施する機能と、非常用発電機による給電が可能か否かの判断条件を変更可能な状態で予めコンピュータに登録し、停電が発生しこの給電判断条件不成立の場合にはリトライし、タイムアウトであれば異常終了とするようにコンピュータで制御する機能と、前記判断条件成立し、且つ前記非常用発電機の電圧確立を条件とし、予め設定された順序に従って各受電所の復旧をコンピュータにより自動的に制御する機能とを備えたことを特徴とする受配電設備の配電制御方式。
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