JP3572769B2 - ディジタルオーディオ信号処理装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタルオーディオ信号処理装置、特に、エラーデータを補間する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルオーディオ信号を記録/再生する装置としては、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DAT(ディスクオーディオテープレコーダ)等のオーディオ専用装置のみならず、ディジタルVCR(ビデオカセットテープレコーダ)等の画像データと関連するディジタルオーディオ信号を記録/再生する装置も知られている。これらのディジタルオーディオ信号記録/再生装置では、記録/再生の過程でエラーが生じることを避けられないので、エラー訂正符号を使用し、エラー対策を図るのが普通である。しかしながら、エラー訂正符号の訂正能力を越えるエラーが発生した場合では、訂正が不可能である。この場合では、エラーサンプルを時間的に近傍の正しいサンプルを使用して補間し、エラーの影響を低減している。
【0003】
図1は、従来から周知の平均値補間の処理を示す。すなわち、時間的に連続するオーディオサンプルの系列において、サンプルaがエラーの場合、その前後の正しいオーディオサンプルa−1およびaの平均値(1/2(a−1+a))によって、サンプルaの補間値が生成される。図2Aでは、連続する2サンプルaおよびaがエラーデータであることを示す。サンプルa−1は、後のサンプルaもエラーデータであるため、平均値補間ができず、前の正しいサンプルa−2をホールドした値a−1´により補間される。次のエラーサンプルaは、a´とaの平均値a´により補間される。さらに、図2Bに示すように、連続する3サンプルa−1、a、aがエラーデータの場合では、a−1およびaの補間値として、aをホールドした値a−1´およびa´が使用され、aの補間値として、a´とaとの平均値a´が使用される。このように、連続するエラーサンプルの数が増加すると、前置ホールドされるサンプル数が増加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前置ホールドと平均値補間とを組み合わせた補間方法は、ハードウエアが簡単であるが、平均値補間では、高周波成分が失われ、前置ホールドでは、波形が大きく歪む問題があった。また、平均値補間を一定数のサンプルごとに行う場合では、特定の周波数のノイズが発生する問題があった。
【0005】
従って、この発明の目的は、これらの問題点を解決することができ、補間された音の品質を向上すると共に、特定の周波数のノイズが発生しないようにできるディジタルオーディオ信号処理装置および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エラーサンプルを補間するようにしたディジタルオーディオ信号処理装置において、
記録時になされるディジタルオーディオ信号の配列を元の配列と異なるものとするシャフリング処理と対応するデシャフリング処理がなされ、
デシャフリング後の、エラーサンプルを含む複数サンプルの配列であるエラーパターンを検出し、
デシャフリング処理の結果、発生し易い複数のエラーパターンに対して、予め用意され、各エラーパターンにそれぞれ対応する係数と次数の少なくとも一方が異なる複数の補間式によってエラーサンプルを補間することを特徴とするディジタルオーディオ信号処理装置である。
請求項3の発明は、エラーサンプルを補間するようにしたディジタルオーディオ信号処理方法において、
記録時になされるディジタルオーディオ信号の配列を元の配列と異なるものとするシャフリング処理と対応するデシャフリング処理を行うステップと、
デシャフリング後の、エラーサンプルを含む複数サンプルの配列であるエラーパターンを検出するステップと、
デシャフリング処理の結果、発生し易い複数のエラーパターンに対して、予め用意され、各エラーパターンにそれぞれ対応する係数と次数の少なくとも一方が異なる複数の補間式によってエラーサンプルを補間するステップとからなることを特徴とするディジタルオーディオ信号処理方法である。
【0007】
エラーサンプルの前後の複数サンプルのエラーの有無に対応したエラーパターンが検出される。このエラーパターンに対応した次数の補間式が採用される。高次補間を行うことによって、単なる平均値補間に比較して、高周波成分が失われたり、波形が歪むことを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図3は、ディジタルオーディオ信号再生装置の一例の構成を示す。1は、メカデッキを示す。メカデッキ1は、回転ドラムに180°の角間隔で取り付けられた一対の磁気ヘッドと、テープカセットから引き出され、回転ドラムに巻き付けられた磁気テープと、磁気テープを所定のパスに沿って走行させるテープ走行機構等を含む。この一実施例は、ヘリカルスキャン型のディジタルVCR(ビデオカセットテープレコーダ)である。
【0009】
磁気テープ上には、図4に示すように、一対の磁気ヘッドによって交互に信号が記録され、斜めのトラックが順次形成される。525(ライン)/60(フィールド)システムのビデオ信号の場合では、1フレーム分のビデオ信号およびオーディオ信号が10本のトラックとして記録される。これらのトラックに対して、0〜9のトラック番号が付される。各トラックは、ビデオデータが記録されるエリアと、オーディオデータが記録されるエリアと、サブコードが記録されるエリアとを有する。オーディオ信号は、1サンプルが16ビットで、48kHz、44.1kHz、または32kHzのサンプリング周波数でもってディジタル化される。10本のトラックの前半の5トラックに、2チャンネル(例えば左および右のチャンネル)のディジタルオーディオ信号の一方のチャンネルの信号が記録され、その後半の5トラックにその他方のチャンネルの信号が記録される。
【0010】
メカデッキ1からの再生信号が再生アンプ2を介してイコライザ3に供給される。イコライザ3の出力がチャンネル符号化の復調器4およびPLL6に供給される。チャンネル符号化は、例えば24ビットの情報語を25ビットの符号語へ変換するものが使用されている。復調器4の出力がシンク/ID検出器5に供給される。記録データは、シンクブロックの構成とされている。シンクブロックは、先頭にシンクを有し、シンクの後にIDが付加され、IDの後にデータ(ビデオデータ、オーディオデータ、またはサブコード)が位置し、その後にシンクブロック単位で付加される内符号のパリティが位置するデータ構成を有する。PLL6は、再生信号と同期したクロックを再生し、このクロックを復調器4および検出器5へ供給する。
【0011】
シンク/ID検出器5の出力信号がECCデコーダ7に供給される。ECCデコーダ7は、エラー訂正符号を復号し、エラーサンプルを訂正する。エラー訂正符号としては、例えば積符号が使用される。積符号は、記録/再生方向に内符号の符号化を行い、それと直交する方向に外符号の符号化を行うものである。従って、最初に内符号の復号処理がされ、次に配列を並び替えてから外符号の復号処理がなされる。オーディオデータ、ビデオデータ、サブコードのそれぞれが独立に積符号の符号化がなされている。ビデオデータおよびサブコードの処理は、この発明との関係が少ないので、図3では、ECCデコーダ7より後では、オーディオデータの処理の構成のみが示されている。
【0012】
ECCデコーダ7により復号されたデータおよび各サンプルのエラーの有無を指示するエラーフラグがメモリ8に格納される。メモリ8に対してデシャフリング回路9が結合され、記録時においてなされたシャフリング(データの配列の並び替え)と逆のデシャフリング処理がなされる。デシャフリング回路9に対してコンシール回路10が接続される。コンシール回路10には、コンシールフラグ(エラーフラグ)も供給され、後述するように、エラーサンプルが再生音上で目立たないように、コンシールされる。コンシール回路10の出力がD/A変換器11に供給される。D/A変換器11から再生オーディオ信号が得られる。
【0013】
図5および図6は、オーディオ信号のシャフリングパターンを示す。図5は、1フレームが10本のトラック(トラック0〜トラック9)に記録される、525/60システムの場合を示し、図6は、1フレームが12本のトラック(トラック0〜トラック11)に記録される、625/50システムの場合を示す。図5および図6において、D0〜D1619は、1フレームに含まれる、オーディオサンプルの番号である。各チャンネルのオーディオサンプルは、例えば16ビットである。図5および図6中で、iがトラック内のシンクブロック番号、jがシンクブロック内のバイト位置番号を示す。また、図5および図6は、前半の5(または6)トラックに一方のチャンネルのオーディオデータが記録され、後半の5(または6)トラックに他方のチャンネルのオーディオデータが記録される、2チャンネルモードの場合のシャフリング処理を示している。
【0014】
図5の例では、各チャンネルの連続する5サンプル例えばD0〜D4がトラック0(またはトラック5)、トラック2(またはトラック7)、トラック4(またはトラック9)、トラック1(またはトラック6)、トラック3(またはトラック8)に順番に振り分けられている。これと共に、各トラック内で記録されるシンクブロックの位置も順次シフトされている。このようなシャフリングによって、連続するオーディオサンプルが誤ることが低減されている。図6の625/50システムにおいても、同様のシャフリング処理がなされている。
【0015】
各トラックに記録されるオーディオデータ毎に積符号の符号化がなされる。図5および図6における水平方向に整列する複数のデータに対して(すなわち、シンクブロック毎に)、内符号の符号化がされ、その垂直方向に整列する複数のデータに対して外符号の符号化がなされる。一例として、内符号として(85,77)リード・ソロモン符号が使用され、外符号として(14,9)リード・ソロモン符号が使用される。従って、内符号により4バイトまでのエラーを訂正でき、外符号により2バイトまでのエラーを訂正できる。
【0016】
このようなエラー訂正符号化を行っていても、テープ上の傷、テープに付着した指紋等によって、極めて多いエラーが発生した時には、訂正不可能となる。例えばトラック0のデータが全てエラーデータとなると、オーディオサンプルD0、D5、D10、D15、・・・、D1615を補間する必要が生じる。この例のようなシャフリングを行っていると、コンシールすべきオーディオサンプルが5サンプル毎に周期的に発生する場合が生じる。従来の前置ホールドあるいは平均値補間によるコンシールでは、周期的にコンシールがなされるために、特定の周波数のノイズが再生オーディオ信号中に発生する問題があった。以下に述べるこの発明によるコンシールは、かかる問題を解決することができる。
【0017】
図7は、この発明が適用されたコンシール回路10の一例の構成を示す。入力端子21から1サンプル16ビットのオーディオデータが供給され、入力端子22から各サンプルのエラーの有無を示すコンシールフラグが供給される。オーディオデータが積和演算回路23に供給され、コンシールフラグがエラーパターン検出回路24に供給される。エラーパターン検出回路24は、時間的に連続するコンシールフラグからエラーパターンを検出する。検出したエラーパターンの情報が係数メモリ25に供給される。
【0018】
係数メモリ25には、予め係数がエラーパターンと対応して格納されており、検出されたエラーパターンの情報が供給されるとによって、対応する係数が読出され、読出された係数が積和演算回路23に供給される。図8は、積和演算回路23の一例を示す。この図8から分かるように、積和演算回路23は、ディジタルフィルタの演算と同様に、係数とデータの線形1次結合式の演算を行う。出力端子26には、コンシールされた再生オーディオデータが得られる。
【0019】
積和演算回路23は、図8に示すように、入力端子27からオーディオデータの各サンプルが順に遅延素子(Rで示す)の直列回路に対して供給される。遅延素子は、1サンプル周期の遅延時間を有し、8個の遅延素子が直列接続されている。従って、遅延素子の直列回路から導出された各タップには、時間的に連続する9個のオーディオサンプルa−4、a−3、・・・・、a、a、・・・、aが取り出される。これらのタップ出力が乗算器にそれぞれ供給され、各乗算器において、係数メモリ25からの係数c−4、c−3、・・・、c、c、・・・、cと乗算される。乗算出力が加算回路28によって加算され、加算回路28から出力端子26にオーディオ信号が取り出される。図8に示す構成は、一例であって、DSPを使用して補間値を求めるようにしても良い。
【0020】
図9は、上述のコンシール回路23において使用される補間式とエラーパターンの対応関係の一例を示すものである。補間しようとする注目サンプルデータをaとし、このデータの時間的に前のデータをa−1、a−2、・・・とし、後のデータa、a、・・・とする。エラーパターン(コンシールフラグ)は、これらのサンプルのエラーの有無を示し、`0’ がエラー無し、`1’ がエラー有りを示す。また、補間式を区別するために、次数と添字とが使用されている。最も単純な補間式は、1次であり、平均値補間である。最も高次の補間式は、7次である。平均値補間の場合では、a−1およびaの2点を通る点(a)の値を求め、7次の補間では、a−4、a−3、・・・・・a、aの8点を通る多項式をラグランジュの方法により求め、その式を単純化し、aの補間値を求める式を得る。
【0021】
図9の対応関係に従って、補間値を生成する場合の処理が図10のフローチャートに示される。エラーパターンは、注目サンプルaより前の4サンプルとその後の4サンプルとの合計9ビットのビットパターンである。エラーパターンの`0’ 、`1’ のビットのそれぞれの規定(エラーの有無)は、上述したのものと同様である。また、xは、`0’ および`1’ の何れでも良いことを意味している。また、上から順に示されている決定のステップは、受け取ったエラーパターンepと検査用のパターンとの論理積をとることによって比較を行うものである。そして、各決定のステップにおいて、その左側に示されているエラーパターンの場合には、肯定の検出結果が得られ、その検出結果に応答して補間式が選択され、この補間式によって補間データが生成される。補間式は、図9中の用いた記号で区別されている。
【0022】
図10の最も上側、すなわち、最初になされる決定のステップは、〔ep&01efh=0〕について説明する。検査用のビットパターンが01efh(hは16進表示を意味する)で表される。より具体的には、この検査用ビットパターンは、(01 1110 1111)(先頭の`0’ は検査に使用されない)である。&は、1ビット毎についての論理積であり、エラーパターンの9ビットと検査用ビットパターンの間で1ビットでも一致する場合では、(=0)が成立しないものとして、次(図における下側)のステップに処理が移行する。従って、この最初の決定のステップが成立するのは、左側に示されるエラーパターンep(=0 0001 0000)のみである。このエラーパターンが検出されると、そのために必要な係数がメモリから読出され、この係数と、正しい8個のサンプルa−4、a−3、a−2、a−1、a、a、a、aの線形結合である7次の補間式によって、aの補間値が形成される。
【0023】
7次の補間式は、図9に示されるように、下記のものである。
=(a−4+8a−3−28a−2+56a−1+56a−28a+8a−a)/70
求められた値が丸めの処理(例えば小数点以下を四捨五入して整数化する)を受け、補間値の生成動作が次のものへ移る。
【0024】
第2番目の決定のステップは、〔ep&00eeh=0〕である。検出用ビットパターンは、(00 1110 1110)である。従って、エラーパターンepが(x 0001 000x)の場合に、上記の条件が成立し、5次cで表される下記の補間式によって、aの補間値が計算される。
=(a−3−6a−2+15a−1+15a−6a+a)/20
この補間値が丸めの処理を受ける。
【0025】
以下同様に、各エラーパターンの検出のための決定のステップと、検出されたパターンに応じた補間値の計算がなされる。全ての決定のステップに示される条件が成立しない場合では、1次補間(平均値補間)がなされ、桁丸めの処理がされる。上述したエラーパターンは、理論的に考えられる全てのパターンではないが、この発明の一実施例の上述したシャフリング処理において、1あるいは複数のトラックの殆どのデータがヘッドクロッグ、テープ上の傷等によってエラーとなる時に、発生しやすいエラーパターンに対して補間を行うことを可能とするように考慮されている。例えば7次の補間式が使用されるエラーパターンは、5トラックの中の1トラックのデータがエラーとなる場合に発生する。同様に、2トラック、あるいは3トラックのデータがエラーとなる場合に発生するエラーパターンに対しても補間を行うことが可能とされている。
【0026】
なお、上述したディジタルVCRに限らず、DAT(ディジタルオーディオテープレコーダ)、CD、DVD(ディジタルビデオディスク)等を媒体とするディスク再生装置等におけるエラーデータの補間に対しても、この発明を適用することができる。さらに、データのシャフリングとしては、上述したもの以外の場合に対しても適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明は、前置ホールドと平均値補間を組み合わせた補間と比較して、高次補間を使用することによって、補間後に高周波成分が失われたり、波形が大きく歪むことを防止することができる。また、この発明は、データの配列の並び替えを行っている場合に、周期的にエラーデータを平均値補間することによって生じる特定の周波数成分のノイズが発生することを防止することができる。さらに、この発明は、データのシャフリングの態様を考慮して、発生し易いエラーパターンを検出し、そのエラーパターンに適切な補間式を対応させるので、良好な補間を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】平均値補間の方法を説明するための略線図である。
【図2】連続的なエラーが発生した場合の補間方法を説明するための略線図である。
【図3】この発明の一実施例の全体的なブロック図である。
【図4】この発明の一実施例のトラックパターンを示す略線図である。
【図5】この発明の一実施例における525/60システムの場合のシャフリングの方法を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施例における625/50システムの場合のシャフリングの方法を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施例におけるコンシール回路の一例のブロック図である。
【図8】この発明の一実施例における積和演算回路の一例のブロック図である。
【図9】この発明の一実施例におけるエラーパターンと補間式との対応関係を示す略線図である。
【図10】この発明の一実施例における補間処理の方法の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
7 ECCデコーダ
9 デシャフリング回路
10 コンシール回路
23 積和演算回路
24 エラーパターン検出回路

Claims (4)

  1. エラーサンプルを補間するようにしたディジタルオーディオ信号処理装置において、
    記録時になされるディジタルオーディオ信号の配列を元の配列と異なるものとするシャフリング処理と対応するデシャフリング処理がなされ、
    デシャフリング後の、エラーサンプルを含む複数サンプルの配列であるエラーパターンを検出し、
    記デシャフリング処理の結果、発生し易い複数のエラーパターンに対して、予め用意され、各エラーパターンにそれぞれ対応する係数と次数の少なくとも一方が異なる複数の補間によって上記エラーサンプルを補間することを特徴とするディジタルオーディオ信号処理装置。
  2. 請求項1において、
    上記検出されたエラーパターンが予め用意されている対応関係に存在しない場合には、上記検出されたエラーパターンと無関係に同一の補間式でエラーサンプルを補間することを特徴とするディジタルオーディオ信号処理装置。
  3. エラーサンプルを補間するようにしたディジタルオーディオ信号処理方法において、
    記録時になされるディジタルオーディオ信号の配列を元の配列と異なるものとするシャフリング処理と対応するデシャフリング処理を行うステップと、
    デシャフリング後の、エラーサンプルを含む複数サンプルの配列であるエラーパターンを検出するステップと、
    記デシャフリング処理の結果、発生し易い複数のエラーパターンに対して、予め用意され、各エラーパターンにそれぞれ対応する係数と次数の少なくとも一方が異なる複数の補間によって上記エラーサンプルを補間するステップとからなることを特徴とするディジタルオーディオ信号処理方法。
  4. 請求項3において、
    上記検出されたエラーパターンが予め用意されている対応関係に存在しない場合には、上記検出されたエラーパターンと無関係に同一の補間式でエラーサンプルを補間することを特徴とするディジタルオーディオ信号処理方法。
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