JP3572551B2 - 交換ネットワーク制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、輻輳発生時に於いても効率の良いルーティング処理を可能とする交換ネットワーク制御システムに関する。
ノード間が中継方路を介して接続された交換ネットワークに於けるノードは、ルーティングテーブルに基づいて中継方路を選択し、その中継方路に輻輳が発生すると、他の中継方路に迂回させるものである。その場合に、迂回側の中継方路に再び輻輳が発生する可能性がある。従って、輻輳発生時の効率の良い制御が要望されている。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来例の説明図であり、ノードNOD00,NOD01,NOD02がそれぞれ中継方路RUT01,RUT02,RUT03を介して接続され、ノードNOD00に端末DTEa,DTEb,DTEcが収容され、ノードNOD01に端末DTEd,DTEe,DTEfが収容され、各ノードNOD00,NOD01,NOD02は、ルーティングテーブルRT0,RT1,RT2を備えている場合を示す。
【0003】
各ノードNOD00,NOD01,NOD02は、ルーティングテーブルRT0,RT1,RT2を参照して中継方路RUT01,RUT02,RUT03を選択する。例えば、端末DTEaから端末DTEdにデータを送出する場合、ノードNOD00は、ルーティングテーブルRT0を参照し、端末DTEdが収容されているノードNOD01に対する第一方路はRUT01であるから、その方路RUT01を選択することになる。
【0004】
この場合、中継方路RUT01に輻輳が発生すると、ノードNOD00は、ルーティングテーブルRT0を参照して、ノードNOD01に対する第二方路RUT02を選択する。即ち、ノードNOD02を介した迂回経路を選択する。それによって、輻輳が発生しても、端末DTEa,DTEd間の通信を継続させることができる。
【0005】
輻輳状態は、通信量が増加してルーティング処理等を行うプロセッサの処理負担が大きくなって、正常な制御が困難となる状態、又は処理前のフレームがバッファに蓄積されて、そのバッファに接続された回線は通信ができなくなる状態、又は方路対応の送信待ちキューに規定数以上の送信待ちが接続された状態の場合を示し、このような輻輳状態が発生する前に規制する制御が必要となる。
【0006】
その為に、プロセッサの処理状態を監視し、端末からのフレームの流入量の規制や、ネットワークからの発呼を切断して、ネットワーク内の輻輳の復旧を行うものであり、例えば、端末に対しては、優先度の低い端末に対しての送信規制、全端末に対する送信規制等が行われる。
【0007】
図8は優先交換処理の説明図であり、例えば、前述の端末DTEa,DTEb,DTEcを収容したノードNOD00に於いて、優先度に対応した送信待ちキューPR1Q,PR2Q,PR3Qを備えた場合を示し、端末DTEaの優先度を1、端末DTEbの優先度を2、端末DTEcの優先度を3とすると、端末DTEaは優先度1の送信待ちキューPR1Qに接続され、端末DTEbは優先度2の送信待ちキューPR2Qに接続され、端末DTEcは優先度3の送信待ちキューPR3Qに接続されて、各端末DTEa,DTEb,DTEcのフレームa,b,cは、優先度1の送信待ちキューPR1Qのフレームaが先に中継方路RUT01に送出され、次に優先度2の送信待ちキューPR2Qのフレームbが送出され、次に優先度3の送信待ちキューPR3Qのフレームcが送出される。即ち、各端末に対して優先度を設定し、優先度の高い端末からのフレームを優先的に送出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来例に於ける輻輳発生時の制御は、例えば、優先度の低い端末に対して受信不可コードを送出して、ノードへのフレーム流入量を規制し、優先度に関係なく全端末を第一方路から第二方路へ切替える方式や、優先度の低い端末からのフレームを廃棄する処理を行う方式等が知られており、全端末を第一方路から第二方路に切替えた時に、第二方路に於いても輻輳が発生する可能性が大きい問題がある。
【0009】
又第一方路の輻輳が復旧して、第二方路から第一方路へ切戻しても、端末からのフレーム送出量が長時間にわたって増大している場合は、第一方路に於いて再び輻輳が発生する可能性が大きい問題がある。このように輻輳発生が繰り返されると、優先度の高い端末の通信も大きな影響を受けることになる。又フレームの廃棄処理を行うと、再送処理や送信順序制御等の処理を行う為の端末の処理負担の増加及び処理遅延が大きくなる問題がある。
本発明は、端末又は論理パスの優先度を考慮して輻輳制御を行い、優先度の高い端末に与える影響を軽減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の交換ネットワーク制御システムは、(1)中継方路を介して接続された複数のノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・を有する交換ネットワークに於ける各ノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・は、そのノードに収容された端末DTEa,DTEb,DTEc,DTEd,DTEe,DTEf,・・・単位又は論理パス単位に優先度を設定し、この優先度に従って論理パス毎に中継方路を決定する為のルーティングテーブル1−0,1−1,・・と、標準中継方路に於ける輻輳発生時にルーティングテーブルを参照して優先度の低い順に第2中継方路へ迂回させ、且つ輻輳復旧時に第2中継方路から標準中継方路へ優先度の高い順に復旧させるルーティング処理部とを備えている。又2−0,2−1は端末の優先度テーブルを示す。
【0011】
又(2)ノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・は、標準中継方路に於ける輻輳発生時に、優先度の低い論理パスを第2中継方路へ迂回させると共に、標準中継方路の送信待ちキューに接続された優先度の低い論理パスのフレームを廃棄して、標準中継方路の複数を予め設定した第1の輻輳規制値mまで緩和させる構成を備えることができる。
【0012】
又(3)ノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・は、標準中継方路に於ける輻輳発生時に、優先度の低い論理パスを第2中継方路に迂回させ、標準中継方路の使用率が、第1の輻輳規制値mより小さい値の第2の輻輳規制値nまで低下した時に、第2中継方路へ迂回された論理パス対応の端末に対して通信レートの低下指示を通知する構成を備えることができる。
【0013】
又(4)ノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・は、標準中継方路に於ける輻輳発生時に、優先度の低い論理パスを第2中継方路に迂回させ、標準中継方路の使用率が、第1の輻輳規制値mより小さい値の第二の輻輳規制値nまで低下した時に、第2中継方路へ迂回された論理パス対応の端末に対して通信レートの低下指示を通知し、この端末の通信レートが予め設定した閾値まで低下したことを確認した後、フレームのヘッダ部に輻輳復旧通知識別コードを付加して送出し、それ以降のこの端末からのフレームをバッファに蓄積する。
【0014】
又(5)着端末を収容したノードは、輻輳復旧通知識別コードの受信識別を行った時に、この輻輳復旧通知識別コードを付加して送出したノードに対して、受信確認通知を送出する構成を備えることができる。
【0015】
又(6)ノードNOD00,NOD01,NOD02,・・・は、着端末を収容したノードからの輻輳復旧通知識別コードの受信確認通知を所定時間内に受信できない時は、再度輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加したフレームを送出する構成とすることができる。
【0016】
【作用】
(1)ノードNOD00,NOD01,NOD02に於けるルーティグ処理は、ルーティングテーブル1−0,1−1,1−2を参照して行うものであり、例えば、優先度テーブル2−0に示すように、ノードNOD00に収容された端末DTEaの優先度を1、端末DTEbの優先度を2、端末DTEcの優先度を3とし、ノードNOD00,NOD01間の中継方路RUT01を標準中継方路とし、この標準中継方路に対して中継方路RUT02を第2中継方路とし、端末DTEa,DTEb,DTEcからのフレームa,b,c(論理パス)を標準中継方路RUT01に矢印(図1参照)で示すように送出している時に、この標準中継方路RUT01に於ける輻輳発生時に、優先度の低い端末DTEcのフレームcを第2中継方路RUT02に矢印で示すように迂回させる。これによっても、標準中継方路RUT01の輻輳が緩和されない場合、次の優先度の端末DTEbのフレームbを第2中継方路RUT02に迂回させる。又第2中継方路RUT02から標準中継方路RUT01に復旧させる時は、優先度の高い順に行うものである。
【0017】
(2)標準中継方路に於ける輻輳発生時、例えば、ノードNOD00の標準中継方路RUT01に於ける輻輳発生時に、優先度の低い端末DTEcの論理パスを第2中継方路RUT02に迂回させ、又標準中継方路RUT01の送信待ちキューに接続された端末DTEcのフレームを廃棄する。この処理によって、第1の輻輳規制値mまで輻輳が緩和しない場合は、次の優先度の端末DTEbの論理パスを迂回させ、且つ送信待ちキューに接続されたフレームを廃棄する。
【0018】
(3)標準中継方路に於ける輻輳発生時、例えば、ノードNOD00の標準中継方路RUT01に於ける輻輳発生時に、優先度の低い端末DTEcの論理パスを第2中継方路RUT02に迂回させ、又標準中継方路RUT01の使用率が、第2の輻輳規制値n(n<m)まで低下した時に、端末DTEcに対して通信レートの低下指示を通知して、第2中継方路RUT02から標準中継方路RUT01への切戻しの準備を行う。
【0019】
(4)標準中継方路に於ける輻輳発生時、例えば、ノードNOD00の標準中継方路RUT01に於ける輻輳発生時に、前述の場合と同様に、優先度の低い端末DTEcの論理パスを第2中継方路RUT02に迂回させ、又標準中継方路RUT01の使用率が、第2の輻輳規制値n(n<m)まで低下した時に、端末DTEcに対して通信レートの低下指示を通知して、第2中継方路RUT02から標準中継方路RUT01への切戻しの準備を行い、第2の輻輳規制値nまで低下したことを確認した時に、輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加したフレームを送出して、着端末を収容したノードに輻輳復旧を通知した後、優先度の低い端末DTEcのフレームを第2中継方路RUT02に送出しないで、バッファに蓄積し、標準中継方路RUT01への切戻しの準備を行う。
【0020】
(5)着端末を収容したノード、例えば、ノードNOD01は、ネットワーク内制御フレーム等によってその受信確認通知をノードNOD00に送出する。
【0021】
(6)輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加したノード、例えば、ノードNOD00は、ノードNOD01からの受信確認通知を所定時間内に受信できない時は、何らかの障害かエラー発生かによってノードNOD01が輻輳復旧通知識別コードを受信識別できないと判断して、再度輻輳復旧通知識別コードを送出して、第2中継方路RUT02から標準中継方路RUT01への切戻しの準備を行う。
【0022】
【実施例】
図1は本発明の実施例の説明図であり、ノードNOD00,NOD01,NOD02を中継方路RUT00,RUT01,RUT02を介して接続した交換ネットワークの場合を示し、又1−0〜1−2はルーティングテーブル、2−0,2−1は優先度テーブル、10はフレーム構成を示す。このフレームは、発ノード番号と着ノード番号と輻輳復旧通知識別コードとを含む網間制御のヘッダ部とユーザデータ部とを有する場合を示す。なお、端末間のフレームのヘッダ部は、発端末番号,着端末番号,発ノード番号,着ノード番号を含む構成とすることができる。
【0023】
ノードNOD00に於けるルーティングテーブル1−0は、ノードNOD01に対する第一方路(標準中継方路)をRUT01、第二方路(第2中継方路)をRUT02とし、ノードNOD02に対する第一方路(標準中継方路)をRUT02、第二方路(第2中継方路)をRUT01とした場合を示し、ノードNOD01に於けるルーティングテーブル1−1及びノードNOD02に於けるルーティングテーブル1−2についても、同様に、第一方路(標準中継方路)と第二方路(第2中継方路)とが設定されている。
【0024】
又ノードNOD00に於ける優先度テーブル2−0は、端末DTEa,DTEb,DTEcのそれぞれの論理パスを1本として、優先度を1,2,3とした場合を示し、又ノードNOD01に於ける優先度テーブル2−1は、端末DTEd,DTEe,DTEfのそれぞれの論理パスを1本として、優先度を1,2,3とした場合を示す。なお、1端末に対する論理パスが複数本の場合は、それぞれの論理パスに異なる優先度或いは同一の優先度を付与することができる。
【0025】
図2は本発明の実施例のノードの要部説明図であり、図1に於けるノードNOD00の要部を示し、1−0はルーティングテーブル、2−0は優先度テーブル、3はルーティング処理部、4−1,4−2は中継方路対応の送信待ちキュー、5は端末DTEa,DTEb,DTEcに対するインタフェース部、6−1は中継方路RUT01に対するインタフェース部、6−2は中継方路RUT02に対するインタフェース部、7はバッファを示す。又端末DTEa,DTEb,DTEcからフレームを送出する場合を示し、フレーム受信の構成は図示を省略している。
【0026】
又送信待ちキュー4−1,4−2のP1,P2,P3は、端末の優先度に対応した送信待ちキューを示し、優先度テーブル2−0による優先度とルーティングテーブル1−0とを参照して、端末DTEa,DTEb,DTEcからのフレームが送信待ちキュー4−1,4−2に接続される。
【0027】
図1に於けるノードNOD00に収容された端末DTEa,DTEb,DTEcと、ノードNOD01に収容された端末DTEd,DTEe,DTEfとの間の通信は、ノードNOD00に於いては、ルーティングテーブル1−0を参照して、第一方路RUT01が標準中継方路となり、又優先度テーブル2−0を参照して、端末DTEaからのフレームは送信待ちキュー4−1のP1に、端末DTEbからのフレームは送信待ちキュー4−1のP2に、端末DTEcからのフレームは送信待ちキュー4−1のP3にそれぞれ接続される。そして、図8について説明したように、優先度が高い端末又は論理パスの順にフレームを送出する優先交換処理が行われる。
【0028】
例えば、ノードNOD00の標準中継方路RUT01に対応する送信待ちキュー4−1に接続された送信待ちのフレーム数が所定数を超えたことによる輻輳発生時に、送信待ちキュー4−1からルーティング処理部3に通知し、ルーティング処理部3は、送信待ちキュー4−1の優先度の低いP3に接続されたフレーム、即ち、優先度3の端末DTEcからのフレームを廃棄する。そして、ルーティングテーブル1−0を参照して、標準中継方路RUT01に対する第2中継方路を検索し、優先度の低い端末DTEcの論理パスをその第2中継方路RUT02に迂回させる。図1に於ける標準中継方路RUT01にフレームa,b,cを矢印で示すように、ノードNOD00からノードNOD01に送出し、この標準中継方路RUT01の輻輳発生により、優先度の低い端末DTEcのフレームcを第2中継方路RUT02に矢印で示すように迂回させる。
【0029】
この状態で、標準中継方路RUT01の使用率が予め設定された第1の輻輳規制値m〔%〕まで低下したか否かを判定し、低下しない場合は、次の優先度の端末DTEbの論理パスを第2中継方路RUT02に迂回させ、且つ送信待ちキュー4−1のP2に接続されたフレームを廃棄する。このような処理によって、優先度の高い端末DTEaの論理パスは、標準中継方路RUT01に継続して設定され、第2中継方路RUT02に迂回する必要が生じなくなる。即ち、優先度の高い端末の通信は輻輳発生によっても中断しないことになり、リアルタイム性を要求される端末或いは重要な端末に対して信頼性の高い交換ネットワークを提供することができる。
【0030】
図3,図4及び図5は本発明の実施例のフローチャートであり、先ず、各ノードに於いては、端末/論理パス単位に優先度(1〜k)を設定する(a)。図1及び図2に於ける優先度テーブル1−0,1−1はk=3とした場合を示す。そして、端末からの通信要求によってノードはルーティングテーブルを参照し、中継方路を選択する。そして、通信を開始し(b)、その中継方路に輻輳が発生すると(c)、送信待ちキューからルーティング処理部3に輻輳通知を行う(d)。例えば、ノードNOD00の送信待ちキュー4−1に於ける送信待ちフレーム数が所定数以上となると、ルーティング処理部3に輻輳通知を行う。以下このノードNOD00を中心に説明する。
【0031】
ルーティング処理部3は、優先度の最も低い端末/論理パスを検索する(e)。そして、その中継方路RUT01の送信待ちキュー4−1に優先度の最も低い端末/論理パスのフレームが接続されているか否かを判定する(f)。この場合、優先度の最も低い端末DTEc(優先度3)からのフレームが送信待ちキュー4−1のP3に接続されているか否かを判定し、接続されていなければステップ(h)に移行し、接続されていると、送信待ちキュー4−1のP3に接続されたフレームを廃棄する(g)。
【0032】
又ルーティング処理部3は、ルーティングテーブル1−0を参照して、第一方路RUT01に対する第二方路RUT02を求めて、端末DTEcの論理パスの迂回処理を行う(h)。その場合、端末DTEcからのフレームは、送信待ちキュー4−2のP3に接続され、インタフェース部6−2を介して第2中継方路RUT02に送出される。そして、第一方路である標準中継方路の使用率が第1の輻輳規制値m〔%〕まで低下したか否かを判定する(i)。若し、第1の輻輳規制値m〔%〕まで低下しない場合は、ステップ(e)に戻って、優先度が次に最も低い端末DTEb(優先度2)について、ステップ(f),(g),(h),(i)の処理を行う。
【0033】
使用率が第1の輻輳規制値m〔%〕まで低下した場合は、輻輳が発生した標準中継方路RUT01の使用率を監視し(j)(図4参照)、その使用率が第2の輻輳規制値n〔%〕(n<m)まで低下したか否かを判定する(k)。低下した場合は、送信待ちキュー4−1からルーティング処理部3へ輻輳復旧通知を行う(l)。そして、輻輳迂回中の端末のうち、最高優先度の端末に対して、通信レートの抑制を依頼する(m)。この場合、輻輳迂回中の端末がDTEcのみであれば、その端末DTEcに通信レートの低下指示を行い、又輻輳迂回中の端末がDTEb,DTEcの場合は、優先度の高い端末DTEbに対して通信レートの低下指示を行う。
【0034】
そして、通信レートが予め設定された閾値h〔%〕まで低下したか否かを判定し(n)、低下しない場合は、再度通信レートの低下指示を行う。この場合、最高優先度の端末のみでなく、次に優先度が高い端末に対しても通信レートの低下指示を行うことができる。
【0035】
通信レートが閾値h〔%〕まで低下すると、切戻し対象端末からの1フレームの網内制御ヘッダ部、即ち、図1のフレーム10のヘッダ部に示すように、輻輳復旧通知識別コードを付加してノードNOD02に向けて送出する(o)。そして、その後の端末DTEcからのフレームを迂回経路に送出することなくバッファ7に蓄積する(p)。この場合のバッファ7は、ルーティング処理部3内に設けた場合を示すが、他の部分に設けることもできる。
【0036】
ヘッダ部に輻輳復旧通知識別コードを付加したフレームは、ノードNOD02を介して着ノードNOD01に転送される。各ノードは、フレームのヘッダ部を監視し、発ノードや着ノードを識別すると共に、着ノードに於いては、ヘッダ部に付加された輻輳復旧通知識別コードを受信識別する機能を備え、この輻輳復旧通知識別コードを受信識別すると、網内制御ヘッダ部に受信確認通知を付加したフレームを発ノード宛に送出する。その場合のユーザデータ部は空きとなる。
【0037】
ノードNOD00は、着ノードNOD01からの輻輳復旧通知識別コードの受信確認通知を受信したか否かを判定し(q)、受信確認通知を受信すると、バッファ7内に蓄積したフレームを順次第一方路(標準中継方路RUT01)に送出する(r)(図5参照)。この場合、ステップ(o)に於いて輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加して送出した後、タイマ起動等によって所定時間経過後も、着ノードからの受信確認通知を受信できない時は、再度、輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加したフレームを着ノードに向けて送出する。
【0038】
そして、当該方路、即ち、標準中継方路RUT01の使用率を監視し(s)、使用率がp〔%〕(n<p<m)になったか否かを判定し(t)、第2の輻輳規制値nより大きく、第1の輻輳規制値mより小さい値のp〔%〕になると、次の優先度の端末について前述の切戻し処理と同様に切戻し処理を行う(u)。
【0039】
前述のように、輻輳発生時には、優先度を基に迂回制御を行うもので、優先度の高い端末の通信の中断を回避することが可能となり、重要な端末についての交換ネットワークの信頼性を向上することができる。
【0040】
図6はATMセルの説明図であり、ユーザ・網インタフェース(UNI)のフォーマットを示し、5バイトのヘッダ部と、48バイトの情報フィールドとからなり、ヘッダ部のGFCは一般フロー制御部、VPIは仮想パス識別子、VCIは仮想チャネル識別子、PTはペイロードタイプ、CLPはセル損失優先表示部、HECはヘッダ誤り制御部である。
【0041】
本発明は、ATM(Asynchronous Transfer Mode )方式の交換ネットワークに対しても適用できるものであり、端末又は論理パスについての優先度は、要求通信品質QOS(Quality of Service)と、セル損失優先表示部CLPとを組合せて、例えば、QOS=4,CLP=1を優先度1、QOS=4,CLP=0を優先度2、QOS=3,CLP=1を優先度3、QOS=3,CLP=0を優先度4、QOS=2,CLP=1を優先度5、QOS=2,CLP=0を優先度6、QOS=1,CLP=1を優先度7、QOS=1,CLP=0を優先度8とすることができる。なお、他の条件の組合せによって、端末又は論理パスの優先度を設定することも可能である。
【0042】
又輻輳状態の検出は、各ノードの送信待ちキューの使用率が所定値以上に上昇した場合、又はセルヘッダ部内のペイロードタイプPTによる輻輳表示の何れか又はそれらの組合せにより行われる。又通信レートの低下指示通知は、例えば、端末との間で、特定のVPI/VCIのセルを通信レートの抑制用として割当てることにより、このセルを用いて端末へ通信レートの低下通知を行うことができる。又着ノードに対する輻輳復旧通知識別コードの送出は、予め特定のVPI/VCIのセルを、ノード間の制御情報の送受信に割当て、このセルを利用して、発ノードから着ノードへの輻輳復旧通知及び着ノードから発ノードへの受信確認通知を行うことができる。
【0043】
本発明は、前述の各実施例にのみ限定されるものではなく、種々付加変更することができるものであり、総ての端末又は論理パスに異なる優先度を割当てる場合のみでなく、同一の優先度を割当てる場合を含み、又第一方路(標準中継方路)に対する迂回方路として第二方路(第2中継方路)を有する場合を示すが、第三方路,第四方路等の多数の中継方路を選択できる構成の場合も含むもので、この場合の選択は、第一方路の輻輳発生時に於ける他の中継方路の使用率や迂回による使用率の上昇予測等を基に行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、標準中継方路に対する輻輳発生時に、優先度が低い方の端末単位又は論理パス単位の順に迂回処理を行うから、優先度の高い端末/論理パスについては通信の中断が生じることがなく、又優先度の低い端末/論理パスは迂回処理されるが、通信が停止されるものではないから、輻輳発生時に於ける影響を少なくして、輻輳を復旧させることができる。
【0045】
又輻輳復旧時は、優先度の高い端末/論理パスの順に標準中継方路に復旧させ、優先度の高い端末/論理パスの伝送遅延を低減できる。又迂回された端末の通信レートを低下させた後に、標準中継方路への切戻しを行うことにより、再度の輻輳発生を回避できる利点がある。又発ノードと着ノード間で輻輳復旧時の連絡を行うことにより、輻輳復旧時の切戻しを円滑にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図である。
【図2】本発明の実施例のノードの要部説明図である。
【図3】本発明の実施例のフローチャートである。
【図4】本発明の実施例のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例のフローチャートである。
【図6】ATMセルの説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】優先交換処理の説明図である。
【符号の説明】
1−0,1−1 ルーティングテーブル
2−0,2−1 優先度テーブル
NOD00〜NOD02 ノード
DTEa〜DTEf 端末
RUT01〜RUT03 中継方路

Claims (5)

  1. 中継方路を介して接続された複数のノードを有する交換ネットワークに於ける前記各ノードは、該ノードに収容された端末又は該端末の論理パス単位に優先度を設定し、該優先度に従って論理パス毎に中継方路を決定する為のルーティングテーブルと、標準中継方路に於ける輻輳発生時に、前記ルーティングテーブルを参照して前記優先度の低い論理パスを前記標準中継方路より優先度の低い第2中継方路に迂回させ、前記標準中継方路の使用率が、予め設定した第1の輻輳規制値mより小さい値の第2の輻輳規制値nまで低下した時に、前記第2中継方路へ迂回された論理パス対応の端末に対して通信レートの低下指示を通知し、且つ輻輳復旧時に前記第2中継方路から前記標準方路へ優先度の高い順に復旧させるルーティング処理部と
    を備えたことを特徴とする交換ネットワーク制御システム。
  2. 中継方路を介して接続された複数のノードを有する交換ネットワークに於ける前記各ノードは、該ノードに収容された端末又は該端末の論理パス単位に優先度を設定し、該優先度に従って論理パス毎に中継方路を決定する為のルーティングテーブルと、標準中継方路に於ける輻輳発生時に、前記ルーティングテーブルを参照して前記優先度の低い論理パスを前記標準中継方路より優先度の低い第2中継方路に迂回させると共に、前記標準中継方路の送信待ちキューに接続された前記優先度の低い論理パスのフレームを廃棄して、該標準中継方路の輻輳を予め設定した第1の輻輳規制値mまで緩和させ、且つ前記標準方路の使用率が、前記第1の輻輳規制値mより小さい値の第2の輻輳規制値nまで低下した時に、前記第2中継方路へ迂回された論理パス対応の端末に対して通信レートの低下指示を通知し、且つ輻輳復旧時に前記第2中継方路から前記標準方路へ優先度の高い順に復旧させるルーティング処理部と
    を備えたことを特徴とする交換ネットワーク制御システム。
  3. 前記ノードは、該ノードの前記標準中継方路に於ける輻輳発生時に、前記優先度の低い論理パスを前記第2中継方路に迂回させ、前記標準中継方路の使用率が、前記第1の輻輳規制値mより小さい値の第2の輻輳規制値nまで低下した時に、前記第2中継方路へ迂回された論理パス対応の端末に対して通信レートの低下指示を通知し、該端末の通信レートが予め設定した閾値まで低下したことを確認した後、ヘッダ部に輻輳復旧通知識別コードを付加したフレームを送出して、それ以降の該端末からのフレームをバッファに蓄積し、前記輻輳復旧通知識別コードに対する受信確認通知を受信した時に、前記バッファに蓄積されたフレームを前記標準中継方路へ順次送出する構成を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換ネットワーク制御システム。
  4. 着端末を収容したノードは、前記輻輳復旧通知識別コードの受信識別を行った時に、該輻輳復旧通知識別コードを付加して送出したノードに対して、受信確認通知を送出する構成を備えたことを特徴とする請求項3記載の交換ネットワーク制御システム。
  5. 前記ノードは、前記着端末を収容したノードからの前記輻輳復旧通知識別コードの受信確認通知を所定時間内に受信できない時に、再度前記輻輳復旧通知識別コードをヘッダ部に付加したフレームを送出する構成を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の交換ネットワーク制御システム。
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