JP3571196B2 - 発振型近接センサ - Google Patents

発振型近接センサ Download PDF

Info

Publication number
JP3571196B2
JP3571196B2 JP29572197A JP29572197A JP3571196B2 JP 3571196 B2 JP3571196 B2 JP 3571196B2 JP 29572197 A JP29572197 A JP 29572197A JP 29572197 A JP29572197 A JP 29572197A JP 3571196 B2 JP3571196 B2 JP 3571196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillation
voltage
circuit
proximity sensor
type proximity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29572197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11134988A (ja
Inventor
好明 近藤
Original Assignee
杉山電機システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 杉山電機システム株式会社 filed Critical 杉山電機システム株式会社
Priority to JP29572197A priority Critical patent/JP3571196B2/ja
Publication of JPH11134988A publication Critical patent/JPH11134988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571196B2 publication Critical patent/JP3571196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発振回路において高周波を発振する発振型近接センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばプレス機の下死点検出用として用いられる発振型近接センサは、プレス機の上型を被検出体とした場合、この上型を感知するセンサヘッド、上型とセンサヘッド間の距離に対応した発振電圧を出力する発振回路、発振電圧を整流する整流回路、整流された発振電圧に含まれるノイズを除去するフィルタ回路、及び電源回路等から成り、センサヘッド以外の、発振回路、整流回路、フィルタ回路、及び電源回路等は本体部に収納される。
上記センサヘッドは一般にコイルで構成されておりケ−ブルを介して本体部の発振回路に接続される。このケ−ブルは長さに対応した静電容量を持つため、ケ−ブルの長さが規定範囲を外れると、調整済の発振回路の発振電圧出力特性に影響を与えるため、センサヘッドと被検出体間の距離を正確に検出することができなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の発振型近接センサをプレス機の下死点検出用として用いるような場合、プレス機によっては本体部の取付位置が限定されるため、必ずしもセンサヘッドと本体部間のケ−ブルの長さが規定範囲に収まるとは限らない。このようにセンサヘッドと本体部間のケ−ブルの長さが規定範囲に収まらない場合は発振回路を再調整する必要があるが、この調整作業はユ−ザ−では困難であるためメ−カ−に再調整を依頼することになり、ユ−ザ−にとっては時間と調整費用とをロスするという問題がある。
そこで本発明では、センサヘッドと本体部間のケ−ブルの長さに対応して、発振回路から出力される発振電圧を自動的に適正値に調整することが可能な発振型近接センサを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被検出体とセンサヘッド間の距離に対応した発振電圧を出力する発振回路を有し、前記センサヘッドと前記発振回路とをケ−ブルで接続する発振型近接センサにおいて、前記ケ−ブルの長さに基づくパラメ−タに対応して前記発振電圧を適正値に自動調節する自動調整手段を備えることである。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発振型近接センサにおいて、前記自動調整手段は、電源投入時に前記発振電圧を自動調整することである。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1の発振型近接センサにおいて、前記自動調整手段は、調整用スイッチがオンされたときに前記発振電圧を自動調整することである。
【0007】
請求項1の発明によれば、センサヘッドと発振回路とを接続するケ−ブルの長さが変化しても、そのケ−ブルの長さに基づくパラメ−タに対応して発振回路から出力される発振電圧を適正値に自動調節することができるため、ケ−ブルの長さにかかわらず、被検出体とセンサヘッド間の距離を正確に検出することができる。
【0008】
請求項2の発明によれば、電源が供給されたときに発振電圧が適正値に自動調節される。
【0009】
請求項3の発明によれば、調整用スイッチがオンされたタイミングで発振電圧が適正値に自動調節される。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、プレス機の上型の下死点検出用として用いられる発振型近接センサ1の全体的な構成を示したブロック図である。
発振型近接センサ1は、上型(被検出体2)が近接するセンサヘッド3や、ケ−ブル4を介してセンサヘッド3と接続される本体部5から構成されている。
【0011】
本体部5に収納された発振回路6はエミッタ帰還型発振回路等で構成されており、上記ケ−ブル4を介してセンサヘッド(コイルが内蔵されている)3と接続され、高周波を発振するとともに、センサヘッド3に被検出体2が近接した場合、センサヘッド3のインピ−ダンス変化に基づいて被検出体2とセンサヘッド3間の距離に対応した発振電圧を出力する。
【0012】
発振回路6から出力された発振電圧は整流回路7で整流され、直流電圧に変換される。この直流電圧はロ−パスフィルタ8によりノイズが除去された状態で出力回路9に入力される。出力回路9は、この直流電圧を入力し、図示していないプレス制御回路に対して、被検出体2とセンサヘッド3間の距離に対応した信号を出力する。
【0013】
上記ケ−ブル4は静電容量を持つため、ケ−ブル4の長さが規定範囲を外れると、パラメ−タとしての静電容量の変化により発振回路6の発振電圧出力特性に影響し、センサヘッド3が被検出体2を検出していない状態のときの発振回路6から出力される発振電圧が適正値範囲に収まらなくなるため、実際にセンサヘッド3が被検出体2を検出した場合の被検出体2とセンサヘッド3間の距離に対応した発振電圧を正確に出力できなくなる。そのため、本実施の形態では、ケ−ブル4の長さが規定範囲を外れても発振回路6から出力される発振電圧を自動的に適正値範囲に収めるように制御する自動調整回路が付加されている。
尚、この自動調整回路は、被検出体2とセンサヘッド3間の距離が十分に離れている状態、即ち、センサヘッド3が被検出体2を検出していない状態のときに発振回路6から出力される発振電圧を自動的に適正値範囲に収めるように制御する。
【0014】
上記自動調整回路は、ウインドウコンパレ−タ10と、マイクロコンピュ−タ11と、メモリ12と、D/Aコンバ−タ13と、発振電圧調整回路14とで構成されている。
ロ−パスフィルタ8の出力側に接続されたウインドウコンパレ−タ10は、ロ−パスフィルタ8を介した前記直流電圧が適正電圧範囲であるか、適正電圧範囲より大きいか、あるいは適正電圧範囲より小さいかの判定信号を出力する。
【0015】
マイクロコンピュ−タ11は、ウインドウコンパレ−タ10から前記判定信号を入力すると、その判定信号が前記直流電圧が適正電圧範囲より大きいか、あるいは適正電圧範囲より小さい信号である場合は、同直流電圧を適正電圧範囲に収めるようなディジタル信号をD/Aコンバ−タ13に出力する。そして、マイクロコンピュ−タ11は、D/Aコンバ−タ13に出力したディジタル信号のデ−タをメモリ12に記憶し、自動調整回路の次回の調整開始時(後述の電源投入時)に、D/Aコンバ−タ13に対する出力デ−タとする。
【0016】
上記マイクロコンピュ−タ11からのディジタル信号を入力したD/Aコンバ−タ13は、このディジタル信号をアナログ変換した電圧信号を発振電圧調整回路14に出力する。発振電圧調整回路14は、この電圧信号に基づいて発振回路6に発振電圧調整信号を出力する。この発振電圧調整信号が発振回路6に入力されると、発振回路6の発振電流が一定になるように制御され、図3に示すように発振回路6から出力される発振電圧が適正発振電圧範囲(上限がUで、下限がL)に収束される。
【0017】
尚、図1に示すように、本体部5には電源16が設けられており、電源16に外部から商用100ボルト電圧が供給されると、上記発振回路6から出力される発振電圧を自動的に規定値範囲に収める自動調整回路が始動するようにマイクロコンピュ−タ11がプログラムされている。
また、本体部5に調整開始ボタン15を設け、この調整開始ボタン15がオンされたときに上記自動調整回路が始動するようにマイクロコンピュ−タ11をプログラムしてもよい。
【0018】
次に、上記自動調整回路の作用を図2のフロ−チャ−トに従って説明する。
前記電源16に外部から商用100ボルト電圧が供給されると、前記ケ−ブル4の長さに応じた発振電圧の自動調整作用が開始される。
ステップS1において、マイクロコンピュ−タ11は、前記メモリ12に前記D/Aコンバ−タ13に出力したディジタル信号のデ−タが記憶されているか否かを判断する。
【0019】
メモリ12に上記ディジタル信号のデ−タが記憶されていないと判断した場合、マイクロコンピュ−タ11は、ステップS2において、前記D/Aコンバ−タ13に対する出力信号をゼロとしたあと、ステップS4に進む。尚、このステップS2を繰り返す毎にマイクロコンピュ−タ11は、D/Aコンバ−タ13に対する出力信号の大きさを、前記発振回路6の発振電圧が適正範囲になるまで増加させる。
また、メモリ12に前記ディジタル信号のデ−タが記憶されていると判断した場合、ステップS3において、メモリ12に記憶されたデ−タのディジタル信号をD/Aコンバ−タ13に出力したあと、ステップS4に進む。
【0020】
ステップS4において、マイクロコンピュ−タ11は、前記ウインドウコンパレ−タ10からの前記判定信号を読み取る。ステップS5において、マイクロコンピュ−タ11は、前記発振回路6からの発振電圧(詳しくはロ−パスフィルタを介してノイズが除去された直流電圧)が、図3に示した適正発振電圧の上限値(U)より大きいか否かを判断する。
上記発振電圧が適正発振電圧の上限値(U)より大きいと判断した場合、ステップS6において、マイクロコンピュ−タ11は、D/Aコンバ−タ13に対する出力信号の大きさを小さくし、ステップS4に戻る。
【0021】
また、ステップS5において、上記発振電圧が適正発振電圧の上限値(U)より大きくないと判断した場合、ステップS7に進んで上記発振電圧が適正発振電圧の下限値(L)より小さいか否かを判断する。
ステップS7において、上記発振電圧が適正発振電圧の下限値(L)より小さいと判断した場合、ステップS8において、マイクロコンピュ−タ11は、D/Aコンバ−タ13に対する出力信号の大きさを増し、ステップS4に戻る。
【0022】
ステップS7において、上記発振電圧が適正発振電圧の下限値(L)より小さくないと判断した場合、適正発振電圧範囲にあるものと判断し、ステップS9において、このときのD/Aコンバ−タ13に対して出力れているディジタル信号のデ−タを前記メモリ12に格納することによって、自動調整を終了する。
【0023】
以上のように、前記ケ−ブル4の長さを長くしたり、短くしなければならない状況が生じても、ケ−ブル4の長さに応じて、自動的に、発振回路6から出力される発振電圧が適正発振電圧範囲に調整されるため、従来のように発振回路6を再調整する必要がない。
【0024】
【発明の効果】
請求項1〜3の発明によれば、センサヘッドと発振回路とを接続するケ−ブルの長さが変化しても、そのケ−ブルの長さに応じて発振回路から出力される発振電圧を適正値に自動調節することができるため、ケ−ブルの長さにかかわらず、被検出体とセンサヘッド間の距離を正確に検出することができる。

【図面の簡単な説明】
【図1】発振型近接センサの全体的な構成を示したブロック図である。
【図2】発振型近接センサの作用を示したフロ−チャ−トである。
【図3】発振回路から出力される発振電圧の適正電圧範囲の説明図である。
【符号の説明】
1 発振型近接センサ
2 被検出体
3 センサ−ヘッド
4 ケ−ブル
5 本体部
6 発振回路
7 整流回路
8 ロ−パスフィルタ
9 出力回路
10 ウインドウコンパレ−タ
11 マイクロコンピュ−タ
12 メモリ
13 D/Aコンバ−タ
14 発振電圧調整回路
15 調整開始ボタン
16 電源

Claims (3)

  1. 被検出体とセンサヘッド間の距離に対応した発振電圧を出力する発振回路を有し、前記センサヘッドと前記発振回路とをケーブルで接続する発振型近接センサであって、前記ケーブルの長さに基づくパラメータに対応して前記発振電圧を適正値に自動調整する自動調整手段を備えたことを特徴とする発振型近接センサ。
  2. 前記自動調整手段は、電源投入時に前記発振電圧を自動調整することを特徴とする請求項1に記載の発振型近接センサ。
  3. 前記自動調整手段は、調整用スイッチがオンされたときに前記発振電圧を自動調整することを特徴とする請求項1に記載の発振型近接センサ。
JP29572197A 1997-10-28 1997-10-28 発振型近接センサ Expired - Lifetime JP3571196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29572197A JP3571196B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 発振型近接センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29572197A JP3571196B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 発振型近接センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11134988A JPH11134988A (ja) 1999-05-21
JP3571196B2 true JP3571196B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=17824312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29572197A Expired - Lifetime JP3571196B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 発振型近接センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571196B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11134988A (ja) 1999-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03157018A (ja) 周波数シンセサイザ
EP1179493B1 (en) Method and apparatus for controlling piezoelectric vibratory parts feeder
US6288914B1 (en) Switching power source
JPH09139661A (ja) 磁性金属物体および非磁性金属物体の検出のための誘導近接検出器
JP3571196B2 (ja) 発振型近接センサ
JPH0628230Y2 (ja) 超音波振動子の振動制御装置
JP3440566B2 (ja) 近接スイッチ
JP2002014175A (ja) 近接スイッチ
JPH05241722A (ja) 位置入力装置
JPH04150421A (ja) 無線選択呼び出し受信機
JPH0793083A (ja) 位置検出装置
JP2878917B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2745168B2 (ja) 誘導加熱調理器の鍋材質検知装置
JP2589159Y2 (ja) 調理用誘導加熱装置
JP2554985Y2 (ja) 近接スイッチ
JPS63153622U (ja)
JP3427618B2 (ja) 便座の制御装置
EP3399624A1 (en) Method for controlling a charging device and charging device
JPH0665138B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPH0244950Y2 (ja)
JPH0243114Y2 (ja)
JP2516402Y2 (ja) タイマー付電子機器
JPH0239696A (ja) 音声信号処理装置
JPS5936030Y2 (ja) 掃引受信機
JPH10167009A (ja) リモートコントロール用受信器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term