JPH05241722A - 位置入力装置 - Google Patents

位置入力装置

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JPH05241722A
JPH05241722A JP4493092A JP4493092A JPH05241722A JP H05241722 A JPH05241722 A JP H05241722A JP 4493092 A JP4493092 A JP 4493092A JP 4493092 A JP4493092 A JP 4493092A JP H05241722 A JPH05241722 A JP H05241722A
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oscillation
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resonance
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俊顕 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置指示器に多数のスイッチを搭載するな
ど、状態設定の拡張性を容易に得られるようにし、しか
も回路の簡素化を計る。 【構成】位置指示器5に備えた共振回路4が第1の結合
手段1及び第2の結合手段2に近づくと、電磁結合M1
及びM2が発生し、増幅回路3の出力、第1の結合手段
1、電磁結合M1、共振回路4、電磁結合M2、第2の
結合手段2、増幅回路3の入力を一連の経路とした正帰
還ループが構成され、共振回路4の共振周波数において
発振が起こり、発振信号101が得られる。発振信号1
01の振幅は位置指示器5の位置に応じて変化し、位置
検出回路6は発振信号101の振幅から位置指示器5の
位置情報を得、状態検出回路8は発振信号101の周波
数から状態設定回路7で設定したスイッチSW1及びS
W2のスイッチ情報を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の電子
機器へ位置情報を入力する位置入力装置に関し、特に電
磁誘導現象を応用したワイヤレス位置入力装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置入力装置は励磁回路
から発生した励磁信号でセンスラインを励磁し、センス
ラインから発生した磁界によって位置指示器に備えた共
振回路を共振させ、共振回路から発生した磁界を他のセ
ンスラインで検出し、この検出信号を増幅して検出信号
の振幅から位置情報を得ていた。
【0003】また、位置指示器に備えたスイッチ等の状
態設定手段の設定状態を本体側で検出する手段として、
位置指示器に備えた共振回路の共振周波数を状態設定手
段によって僅かに変化させ、位置入力装置本体側で基準
となる励磁信号とセンスラインからの検出信号との位相
差を検出することによって設定状態の検出を実現してい
た。
【0004】また位置指示器にスイッチを多数搭載し、
多数の状態設定を必要としたり、位置指示器に筆圧検出
機能を設けるなどの状態設定の拡張を必要とする場合に
は、本体側に僅かな位相の変化を精度よく、しかも安定
して検出することのできる検出回路を搭載して検出精度
を確保するとともに、位置指示器の製造時において、共
振回路の共振周波数を精度よく調整し、調整後において
も温度変化、経時変化等、周囲環境変化に対して高い安
定性を得られるように安定度の良い部品を使用するなど
して実現していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
式による従来の前記位置入力装置では、励磁回路や位相
差検出回路が必要であり、さらに多スイッチ化などの状
態設定の拡張を求めるほど回路に高い精度と安定性が要
求され、このような要求は本体側の回路を複雑にし、小
型化を困難にしていた。
【0006】また位置指示器においては製造工程におけ
る調整作業を増大させ、コスト高を引き起こし、結果と
して多スイッチ化や筆圧検出などの状態設定手段の拡張
を困難にするという問題点を有していた。本発明の目的
は、励磁信号などの基準信号によって共振回路を励磁
し、その応答を検出するという従来の方法によらず、励
磁回路、位相差検出回路を排除し、回路の簡素化が計
れ、しかも状態設定手段の拡張性を容易に得ることがで
きる位置入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、位置入力装置
として、増幅回路と、増幅回路の出力に接続した第1の
結合手段と、増幅回路の入力に接続した第2の結合手段
と、位置検出手段と、共振回路を有する位置指示器とか
らなり、共振回路は、第1の結合手段と第2の結合手段
との双方と電磁結合を有することによって、増幅回路と
第1の結合手段と第2の結合手段とともに正帰還ループ
をなし、共振回路の共振周波数によって発振する発振回
路を形成し、位置検出手段は、正帰還ループによって発
生する発振の振幅情報から位置指示器の位置情報を得る
構成とした。
【0008】また、本発明の位置入力装置において、第
1の結合手段は、XY直交座標軸の一方の軸に平行で、
かつ互いに等間隔に敷設した複数のセンスラインからな
る第1のセンスライン群と、第1のセンスライン群を順
次選択する回路であって増幅回路の出力に接続される第
1の走査回路とからなり、第2の結合手段は、他方の軸
に平行でかつ互いに等間隔に敷設した複数のセンスライ
ンからなる第2のセンスライン群と、第2のセンスライ
ン群を順次選択する回路であって増幅回路の入力に接続
される第2の走査回路とからなり、位置検出手段は、第
1及び第2の走査回路を走査して得られた発振信号の振
幅情報から位置指示器の位置情報を得る構成とした。
【0009】そして、本発明の位置入力装置において、
共振回路の共振周波数を変化させる状態設定手段と、発
振の周波数情報から状態設定手段によって設定した状態
を検出する状態検出手段とを設けた構成とした。さら
に、本発明の位置入力装置において、増幅回路の増幅度
を制御するAGC回路を設け、位置検出手段は、AGC
(自動利得制御)回路が出力する制御信号もしくは増幅
回路の入力信号から得られる発振の振幅情報から位置指
示器の位置情報を得る構成とした。
【0010】
【作用】本発明による位置入力装置において、第1及び
第2の結合手段と共振回路との間に距離がある場合、す
なわち互いに磁気結合がない状態においては、増幅回路
の入出力間で帰還は構成されず発振は発生しない。しか
し第1及び第2の結合手段と共振回路との距離を小さく
し、互いに磁気結合が生じると、ここに増幅器の出力、
第1の結合手段、共振回路、第2の結合手段、増幅器の
入力を一連の経路とした正帰還ループが構成され、共振
回路の共振周波数による発振が発生する。この正帰還ル
ープに現れる発振振幅は、第1及び第2の結合手段と共
振回路との距離で決まる帰還量に応じて変化し、距離が
近いほど帰還量は増加し大きな発振振幅が得られ、距離
が遠いほど帰還量は減少し発振振幅は小さくなる。従っ
て位置検出手段はこの発振振幅から共振回路を備えた位
置指示器の位置情報を得ることができる。
【0011】また、第1の結合手段を第1のセンスライ
ン群とし、第2の結合手段を第2のセンスライン群と
し、それぞれに第1および第2の走査回路を設けた場合
には、共振回路は、第1の走査回路によって順次選択さ
れるセンスラインと、第2の走査回路によって順次選択
されるセンスラインとの双方と結合することによって正
帰還ループをなし、たとえば第1の走査回路によって選
択されたセンスラインが共振回路の真下に位置し、かつ
第2の走査回路によって選択されたセンスラインが共振
回路の真下に位置した場合に最大の発振振幅が得られ、
選択されるセンスラインが共振回路から遠くなるに従っ
て発振振幅は小さくなる。位置検出手段は、第1及び第
2の走査回路を走査して得られた発振信号の振幅情報か
ら位置指示器の位置情報を得ることができる。
【0012】さらに、共振回路の共振周波数を変化させ
る状態設定手段を設け、該状態設定手段によって共振回
路の共振周波数を変化させると、これに伴って、正帰還
ループにあらわれる発振周波数も同様に変化する。従っ
て状態検出手段はこの周波数情報を検出し、状態設定手
段によって設定した状態を検出することができる。そし
て、増幅回路の増幅度を制御するAGC回路を設けた場
合には、共振回路が第1及び第2の結合手段と結合して
いない状態において増幅器の増幅度を十分に確保してお
き、共振回路が第1及び第2の結合手段に近づき発振が
開始すると、AGC回路は増幅回路の増幅度を制御し出
力振幅を制限する。これによって発振は安定し増幅回路
の出力振幅は以後一定となる。共振回路と第1及び第2
の結合手段との距離がさらに近づいてゆくと、AGC回
路から出力される制御信号及び増幅回路の入力信号は距
離に応じて変化するので、位置検出手段は、AGC回路
が出力する制御信号もしくは増幅回路の入力信号から得
られる発振の振幅情報から位置指示器の位置情報を得る
ことができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の基本原理図である。図において、
3は増幅回路、1は増幅回路3の出力に接続される第1
の結合手段、2は増幅回路3の入力に接続される第2の
結合手段、4は第1の結合手段1及び第2の結合手段2
の双方と電磁結合を有する共振回路、5は共振回路4を
有する位置指示器、101は増幅回路3から出力される
発振信号、102は増幅回路3の入力信号、6は発振信
号101の振幅から位置指示器5の位置情報を検出する
位置検出手段、M1は第1の結合手段1と共振回路4と
の電磁結合、M2は第2の結合手段と共振回路4との電
磁結合である。
【0014】図1において、位置指示器5が第1の結合
手段1及び第2の結合手段2から離れた位置にあって、
共振回路4と第1の結合手段1及び第2の結合手段2と
の間に電磁結合がないときは帰還は発生せず発振は起こ
らない。しかし、位置指示器5が第1の結合手段1及び
第2の結合手段2の近傍にあって、共振回路4と第1の
結合手段1及び第2の結合手段2との間に電磁結合M1
及びM2が発生すると、増幅回路3の出力、第1の結合
手段1、電磁結合M1、共振回路4、電磁結合M2、第
2の結合手段2、増幅回路3の入力を一連の経路とした
正帰還ループが構成され、共振回路4の共振周波数にお
いて発振が起こる。発振は増幅回路3が発生する雑音、
自然雑音等により励起され、この種の発振作用において
周知の現象である。
【0015】ここで共振回路4と第1の結合手段1及び
第2の結合手段2とがさらに近づくと、発振周波数は変
化しないが、その距離に応じて帰還量が変化し、距離が
近いほど帰還量は増加し大きな発振振幅が得られ、距離
が遠いほど帰還量は減少し発振振幅は小さくなる。この
ようにして増幅回路3の出力には位置指示器5の位置に
応じた振幅の発振信号101が得られ、位置検出手段6
はこの発振信号101の振幅から位置情報を得ることが
できる。
【0016】なお、第1と第2の結合手段は、共振回路
との結合が無いときに第1と第2の結合手段を通じて直
接帰還がかからないようにしたものであればどのような
形態であっても良い。また、振幅の絶対値は小さいが増
幅回路3の入力信号102からも同様に位置情報を得ら
れる。次に本発明の第1の実施例を図2乃至図6に基づ
き説明する。
【0017】図2は、本実施例の構成図である。1aは
第1のセンスライン、2aは第2のセンスライン、3は
増幅回路、4は共振回路、5は位置指示器、6aは位置
検出手段、101は発振信号、102は入力信号、Aと
BとCは位置指示器5が指示する位置である。図3は、
位置検出手段6aの構成図である。位置検出手段、51
は整流回路、52は平滑回路、53はAD変換回路、5
4aは一般的なCPU回路で構成される制御回路、10
1は発振信号、151はAD変換前の発振信号である。
【0018】図4は、図3の発振信号151の振幅変化
の一例を示す図である。縦軸は発振信号151の振幅、
横軸は図2の位置指示器5の示す位置であり、A、B、
Cは図2の位置A、B、Cと対応している。図5は、図
2で示した第1のセンスライン1aと第2のセンスライ
ン2aの第2の構成例である。1bは第1のセンスライ
ン、2bは第2のセンスライン、5は位置指示器、4は
共振回路である。
【0019】図6は、図2で示した第1のセンスライン
1aと第2のセンスライン2aの第3の構成例である。
1cは第1のセンスライン、2cは第2のセンスライ
ン、5は位置指示器、4は共振回路である。以下本実施
例の動作について説明する。図2において、第1のセン
スライン1a及び第2のセンスライン2aは、図1の基
本原理図で示した第1の結合手段1及び第2の結合手段
2に相当し、第1のセンスライン1aと第2のセンスラ
イン2aは平面上に直交した状態に敷設され、第1のセ
ンスライン1aは増幅回路3の出力に接続され、第2の
センスライン2aは増幅回路3の入力に接続されてい
る。このように第1のセンスライン1aと第2のセンス
ライン2aが直交した状態においては互いに結合は無
く、位置指示器5が無ければ帰還は発生せず発振は起こ
らない。
【0020】しかし、第1のセンスライン1aと第2の
センスライン2aとの交差点の近傍に位置指示器5を近
づけると、共振回路4は第1のセンスライン1aと第2
のセンスライン2aとの双方と結合し、正帰還ループが
構成されることによって発振が起こり、発振信号101
が得られる。発振信号101は位置検出手段6aすなわ
ち図3において、整流回路51で整流され、平滑回路5
2で平滑され、AD変換回路53でデジタル化され、制
御回路54aで処理される。
【0021】ここで、図2において各センスラインから
位置指示器5までの高さを一定とし、位置指示器5をた
とえば位置Aから位置Cまで動かしたとき、図3の発振
信号151すなわちAD変換前の発振信号の振幅の変化
の一例を図4に示す。図4において、振幅は位置Aから
位置Bにかけて増加し、位置Bから位置Cにかけて減少
し、各センスラインの交差点の中心である位置Bを最大
とする対称な変化が得られる。したがって図3におい
て、制御回路54aは発振信号の振幅と、あらかじめ用
意した振幅と距離とを対応させるテーブルから、位置B
から位置指示器5までの距離を求めることができる。
【0022】増幅回路3は周知のオペレーショナルアン
プなどで実現でき、センスラインの巻き方向と接続極性
とによって正帰還ループを構成可能なものであれば反転
型、非反転型どちらでも良い。また、共振回路が無いと
きに互いに結合が無く、共振回路が近傍にある時にそれ
ぞれが共振回路と結合するという条件を満たす結合手段
としては、図2に示した第1のセンスライン1aと第2
のセンスライン2aのような構成の他に、図5に示した
ような一方のセンスラインを途中で反転させた構成、ま
た図6に示すような双方のセンスラインを立体的に交差
させた構成なども考えられる。
【0023】次に本発明の第2の実施例として、第1及
び第2の結合手段を複数のセンスライン及び走査回路か
ら構成した実施例を図7乃至図11に基づき説明する。
図7は本実施例の構成図である。図において、5は位置
指示器、1dは第1の結合手段、2dは第2の結合手
段、3は増幅回路、6bは位置検出手段、S1はセンス
ラインy1〜ynを有する第1のセンスライン群、61
は増幅回路3の出力に接続され第1のセンスライン群S
1を順次選択する第1の走査回路、S2はセンスライン
x1〜xmを有する第2のセンスライン群、62は増幅
回路3の入力に接続され第2のセンスライン群S2を順
次選択する第2の走査回路、101は発振信号、102
は入力信号、103は第1のセンスライン群S1を選択
する選択信号、104は第2のセンスライン群S2を選
択する選択信号である。
【0024】また、位置指示器5は、図示していない
が、図2と同様の共振回路を有している。図8は、第1
の結合手段1dの構成例である。1dは第1の結合手
段、S1は第1のセンスライン群、61は第1の走査回
路、201はデコーダ、211〜21nはアナログスイ
ッチ、101は増幅回路3の出力から接続される発振信
号、103は位置検出手段6bより出力される選択信号
である。また、第2の結合手段2dの詳細は図示しない
が、第1の結合手段1dと同一の構成であり、異なる点
は第1の結合手段1dは増幅回路3の出力に接続される
のに対し、第2の結合手段2dは増幅回路3の入力に接
続される点である。
【0025】図9は、位置検出手段6bの構成例であ
る。6bは位置検出手段、51は整流回路、52は平滑
回路、53はAD変換回路、54bは一般的なCPU回
路で構成される制御回路である。図10および図11
は、発振信号の波形図および座標算出のための説明図で
ある。 以下本実施例の動作について説明する。図7に
おいて、位置指示器5がセンスラインx4とセンスライ
ンy4の交わるところ(図7のA部)に位置していた場
合について説明する。
【0026】第1の走査回路61は位置検出手段6bよ
り出力される選択信号103により、まず第1のセンス
ライン群S1のセンスラインy1を選択する。すなわ
ち、図8においてデコーダ201は選択信号103によ
りアナログスイッチ211をオンし、増幅回路の出力を
第1のセンスラインy1へ接続する。一方、第2の走査
回路62はこの間に位置検出手段6bより出力される選
択信号104により第2のセンスライン群S2をx1,
x2・・・xmと順次選択していく。そして、第2のセ
ンスライン群の走査が一通り終了したならば次に、第1
の走査回路61は位置検出手段6bより出力される選択
信号103により第1のセンスライン群S1のセンスラ
インy2を選択し、第2の走査回路62はこの間に位置
検出手段6bより出力される選択信号104により第2
のセンスライン群S2をx1,x2・・・xmと順次選
択していく。以下同様にこの走査を繰り返し、最後に第
1の走査回路61は第1のセンスライン群S1のセンス
ラインynを選択し、第2の走査回路62はこの間に第
2のセンスライン群S2をx1,x2・・・xmと順次
選択していく。
【0027】位置検出手段6bは、第2のセンスライン
群S2を順次選択することによって得られた発振信号1
01を、図9に示す整流回路51及び平滑回路52にて
波形整形し、その大きさ(振幅)をAD変換回路53で
順次デジタル化し、さらに制御回路54bにより順次処
理する。ここで、上記発振信号101の大きさについて
の詳細を図10を基に説明する。図10は、位置指示器
5が図7のA部に位置しているときの波形図で、第1の
走査回路61および第2の走査回路62へ入力される選
択信号103、104と位置検出手段6bにおいてAD
変換される前の発振信号(図9の信号151)を示す。
【0028】aは、A部の真下すなわち第1のセンスラ
インy4と第2のセンスラインx4が選択されたときの
発振信号であり走査の中で発生した信号のうち最も大き
な信号となる。その理由は、第1のセンスライン群S1
のうち位置指示器5と最も距離の近いセンスラインy4
を選択したとき位置指示器5の共振回路とセンスライン
y4の結合度は最も大きく、同様に第2のセンスライン
群S2のうち位置指示器5との距離が最も近いセンスラ
インx4を選択したとき位置指示器5の共振回路とセン
スラインx4の結合度も最も大きく、双方の結合が最大
となることによって最も大きな帰還量が得られるからで
ある。
【0029】bおよびcは、A部の左右すなわち第1の
センスラインy4と第2のセンスラインx3が選択され
たとき、および第1のセンスラインy4と第2のセンス
ラインx5が選択されたときの発振信号である。この場
合、位置指示器5の共振回路と第1のセンスラインy4
の結合度は同じであるが、位置指示器5と選択された第
2のセンスラインの距離が離れている分、発振信号bお
よび発振信号cの大きさは発振信号aより小さくなる。
【0030】またdおよびeは、A部の上下すなわち第
1のセンスラインy3と第2のセンスラインx4が選択
されたとき、および第1のセンスラインy5と第2のセ
ンスラインx4が選択されたときの発振信号である。こ
の場合、位置指示器5の共振回路と第2のセンスライン
x4の結合度は同じであるが、位置指示器5と選択され
た第1のセンスラインの距離が離れている分、発振信号
bおよび発振信号cの大きさは発振信号aより小さくな
る。
【0031】以上、発振信号a〜eについて説明した
が、他の信号についても第1のセンスライン群S1およ
び第2のセンスライン群S2の中から選択されるセンス
ラインの位置と位置指示器5の位置関係によりその大き
さは決まる。なお、前記第2の実施例で述べたように、
第1のセンスライン群S1と第2のセンスライン群S2
とは直交しているので、基本的に第1のセンスライン群
S1と第2のセンスライン群S2との間に結合は無く、
位置指示器5が存在しない状態において発振は起こらな
い。したがって、以上説明したように、第1のセンスラ
イン群S1および第2のセンスライン群S2の中から選
択されるセンスラインの位置と位置指示器5の位置関係
により発振信号の大きさを考えることができる。ここで
上記5つの発振信号a〜eに着目し、座標算出の方法に
ついて説明する。
【0032】最初に、X座標の算出方法について図11
を基に発振信号a、b、cに着目し説明する。図11
(1)は、図7に示すA部周辺を拡大したものであり、
位置指示器5がセンスラインy4の中心上を、センスラ
インx4の中心L0からセンスラインx4とセンスライ
ンx5の中間点L1へ移動する場合を考える。図11
(2)および(3)は、位置指示器5がL0およびL1
に位置しているときの発振信号a、b、cについて示し
たものである。
【0033】まず、図11(2)に示した位置指示器5
がL0に位置する場合について説明する。前述したよう
に発振信号aは、センスラインy4を選択している間に
センスラインx4を、発振信号bはセンスラインx3
を、発振信号cはセンスラインx5を選択したときの信
号である。このとき、発振信号aが最も大きな値にな
り、発振信号bとcは、位置指示器5とセンスラインx
3の距離および位置指示器5とセンスラインx5の距離
が同じため等しくなる。
【0034】次に、図11(3)に示した位置指示器5
がL1に位置する場合について説明する。このとき発振
信号aとcは、位置指示器5とセンスラインx4の距離
および位置指示器5とセンスラインx5の距離が同じた
め等しくなる。ここで、本出願人が提案した方式(特開
昭55−96411号)を適用し座標を算出することが
できる。すなわち上記発振信号を基に次式で定義される
計算を行う。
【0035】 Q=(Vp −Vp+1 )/(Vp −Vp-1 ) ・・・(式−1) ただし、Vp+1 >Vp-1 上式において、発振信号aをVp に、発振信号bをVp-
1 に、発振信号cをVp+1 に代入し、位置指示器5をL
0からL1へ移動させたときの(式−1)に示すQの変
化を図11(4)に示す。位置指示器5がL0の位置に
あるときQ=1となり、位置指示器5がL1の位置にあ
るときQ=0となる事は上述した説明より明らかであ
る。また、位置指示器5がL0とL1の間に位置すると
きQは、この位置と1対1に対応した0<Q<1の範囲
の値をとる。したがって、このQの特性をあらかじめ実
験的に求めておくことにより、発振信号a、b、cから
Qを算出し、このQからセンスライン上のL0−L1間
における位置指示器5の詳細な位置を求めることができ
る。さらに、このQと発振信号aを検出したセンスライ
ンの位置によりX座標を求めることができる。なお、こ
の座標算出方式の詳細については、特開昭55−964
11号公報に述べられているのでここでは省略する。
【0036】次に、Y座標の算出方法について図11を
基に発振信号a、d、eに着目し説明する。Y座標につ
いても上述したX座標と同様に考えることができる。図
11(1)において、位置指示器5がセンスラインx4
の中心上をセンスラインy4の中心L0からセンスライ
ンy4とセンスラインy5の中間点L2へ移動する場合
を考える。図11(5)および(6)は、位置指示器5
がL0およびL2に位置しているときの発振信号a、
d、eについて示したものである。
【0037】まず、図11(5)に示した位置指示器5
がL0に位置する場合について説明する。前述したよう
に、発振信号aはセンスラインy4を選択している間に
センスラインx4を、発振信号dはセンスラインy3を
選択している間にセンスラインx4を、発振信号eはセ
ンスラインy5を選択している間にセンスラインx4を
選択したときの信号である。このとき、発振信号aが最
も大きな値になり、発振信号dとeは、位置指示器5と
センスラインy3の距離および位置指示器5とセンスラ
インy5の距離が同じため等しくなる。
【0038】次に、図11(6)に示した位置指示器5
がL2に位置する場合について説明する。このとき発振
信号aとeは、位置指示器5とセンスラインy4の距離
および位置指示器5とセンスラインy5の距離が同じた
め等しくなる。したがって、前述したX座標の場合と同
様に位置指示器5をL0からL2へ移動させたときのQ
の特性を、(式−1)に基づき発振信号aをVp に、発
振信号dをVp-1 に、発振信号eをVp+1 に代入し求め
ると図11(7)に示したようになる。これは、図11
(4)のX座標の場合の特性とほぼ同様の特性が得ら
れ、X座標の場合と同様にこのQの特性を用いてY座標
を求めることができる。なお、以上の処理は、一般的な
CPU回路で構成される制御回路54b(図9記載)に
おいて行われる。
【0039】次に本発明の第3の実施例として、状態設
定手段と状態検出手段とを設けた実施例を図12及び図
13に基づき説明する。図12は、本実施例の構成図で
ある。図において、3は増幅回路、1は第1の結合手
段、2は第2の結合手段、4は共振回路、5は位置指示
器、6は位置検出手段、101は発振信号、102は入
力信号、M1及びM2は第1及び第2の結合手段と共振
回路4との電磁結合、7は共振回路4の共振周波数を変
化させる状態設定手段、SW1は第1のスイッチ、SW
2は第2のスイッチ、8は発振信号101の周波数から
状態設定手段7で設定した状態を検出する状態検出手段
である。
【0040】図13は、状態検出手段8の構成図を示
す。図において、55は波形整形回路、56は周波数カ
ウンタ回路、54cは一般的なCPU回路で構成される
周波数識別回路である。以下本実施例の動作について説
明する。図12において、第1のスイッチSW1及び第
2のスイッチSW2をOFFとしたときの共振回路4の
共振周波数を300kHz、第1のスイッチSW1をO
Nとしたときの共振周波数を280kHz、第2のスイ
ッチSW2をONとしたときの共振周波数を260kH
zに設定すると、前述した基本原理によって増幅回路3
の出力には、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチ
をOFFとしたときに300kHz、第1のスイッチS
W1をONとしたときに280kHz、第2のスイッチ
SW2をONとしたときに260kHzの発振信号10
1が得られ、発振信号101は状態設定手段8へ出力さ
れる。
【0041】図13において発振信号101は波形整形
回路55によって波形整形され、周波数カウンタ回路5
6によって周波数を計数し、周波数識別回路54cに
て、得られた周波数が300kHzと280kHzと2
60kHzのうちどの周波数に該当するかを識別するこ
とによって、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチ
SW2の設定状態を検出することができる。
【0042】また周波数の識別において、270kHz
から290kHzの範囲であれば第1のスイッチSW1
がONであるというように、それぞれ範囲を設けて識別
を行えば、温度変化や部品定数のばらつきによる共振周
波数の変動を吸収することができる。本実施例では位置
指示器5にスイッチを2個搭載した例を示したが、発振
周波数すなわち共振周波数は、増幅回路3の位相特性、
増幅度が保証される範囲内たとえば100kHz〜1M
Hzであれば任意に設定することができ、これによって
さらに多数のスイッチを位置指示器5に搭載し、識別す
ることも可能である。たとえば300kHzから500
kHzまでの周波数範囲を10分割し、20kHzごと
に10個のスイッチを割り当てることも可能であり、こ
れらの周波数割当は温度変化や部品定数のばらつきなど
による共振周波数の変動範囲を考慮して設定することが
できる。
【0043】また位置指示器を複数とし、それぞれの位
置指示器に特定の周波数範囲を割り当てることによって
状態設定の識別と同時に位置指示器の個体識別を実現す
ることも可能である。本実施例では共振回路の周波数を
変化させる状態設定手段として共振回路に並列にコンデ
ンサを接続し、スイッチを押したときに共振周波数が低
くなるように構成したが、たとえば状態設定手段として
スイッチではなく、筆圧センサ等によって周波数を連続
的に変化させ、状態検出手段で筆圧を検出するなど、共
振回路の共振周波数を変化させる手段は他にも数多く存
在し、他の実施例によっても実現可能であることはいう
までもない。また、位置検出手段の構成も周波数の変化
を検出し得るものであればどのようなものであってもよ
く、本実施例に限定されるものではない。また、第1及
び第2の結合手段は前述した実施例で説明したようなも
のであればいずれでもよい。
【0044】次に本発明の第4の実施例として、増幅回
路の増幅度を制御するAGC回路を設けた実施例を図1
4乃至図16に基づき説明する。図14は、本実施例の
構成例である。図において、3aは増幅度を制御可能な
増幅回路、1は第1の結合手段、2は第2の結合手段、
4は共振回路、5は位置指示器、6は位置検出手段、1
01は発振信号、102は入力信号、M1及びM2は第
1及び第2の結合手段と共振回路4との電磁結合、9は
増幅回路3aの増幅度を制御するAGC回路、103は
AGC回路から出力される制御信号である。
【0045】図15は、AGC回路9の構成例である。
図において、57は整流回路、58は積分回路、59は
比較回路、60は振幅設定値、101は発振信号、10
3は制御信号である。図16に入力信号102から位置
情報を得る場合の構成例である。以下本実施例の動作に
ついて説明する。図14において、共振回路4が第1の
結合手段1及び第2の結合手段2と結合していない状態
で予め増幅回路3aの増幅度を十分に確保しておき、共
振回路4が第1の結合手段1及び第2の結合手段2に近
づき発振が開始すると、AGC回路9は増幅回路3aの
増幅度を制御し発振信号101の振幅を制限する。すな
わち、AGC回路9は図15において発振信号101を
整流回路57で整流し、積分回路58で積分し、比較回
路59で発振信号の振幅と振幅設定値60とを比較する
ことによって、発振信号101の振幅が振幅設定値60
で設定した振幅で一定となるように制御信号103を増
幅回路3aに出力する。
【0046】ここで共振回路4と第1の結合手段1及び
第2の結合手段2との距離がさら近づいてゆくと、AG
C回路9から出力される制御信号103は距離に応じて
変化し、位置検出手段6は、AGC回路9が出力する制
御信号103から得られる発振の振幅情報から位置指示
器5の位置情報を得ることができる。このようにAGC
回路9による制御を行うことによって発振は安定し、発
振信号101の振幅は共振回路4の位置が変化しても一
定となり、AGC回路9が出力する制御信号103から
位置情報を得ることができる。
【0047】また、図16に示すように絶対値は小さい
が増幅回路3aの入力信号102からも同様にして位置
情報を得ることができる。また、第3の実施例に示した
状態設定手段と状態検出手段との組み合わせにおいて
も、振幅が一定となった発振信号101を利用すること
ができ、より安定した検出が可能となる。本実施例の増
幅回路3aは外部から増幅度を可変できるVCAなどの
周知のもので実現でき、たとえばTL026(TI社)
などがある。
【0048】このように本実施例は、増幅器の増幅度を
制御するAGC回路を設け、増幅器のダイナミックレン
ジを有効に活用することによって位置指示器の検出可能
距離範囲をより広くとることができ、より安定した発振
が得られる。また、第1及び第2の結合手段は前述した
実施例で説明したようなものであればいずれでもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、増
幅回路の正帰還ループの中に位置指示器の共振回路を挿
入するという簡単な構成によって、共振回路の共振周波
数を発振信号として直接得ることができ、励磁や位相差
検出といった要素が不要となるため回路の簡素化を計る
ことができる。さらに、共振周波数の設定が任意に行え
ることから、多スイッチ化や筆圧検出などの状態設定手
段の拡張性を容易に得られるという効果を有する。そし
て、AGC回路を設けたことにより、正帰還ループの発
振信号が安定化し、位置指示器の検出可能距離範囲をよ
り広くとることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置入力装置の基本原理図である。
【図2】本発明の位置入力装置の第1の実施例を示す構
成図である。
【図3】本発明の第1の実施例における位置検出手段6
aの構成図である。
【図4】図3の発振信号151の振幅変化の一例を示す
図である。
【図5】図2で示した第1のセンスライン1aと第2の
センスライン2aの第2の構成例を示す図である。
【図6】図2で示した第1のセンスライン1aと第2の
センスライン2aの第3の構成例を示す図である。
【図7】本発明の位置入力装置の第2の実施例を示す構
成図である。
【図8】本発明の第2の実施例における第1の結合手段
1dの構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例における位置検出手段6
bの構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例における発振信号の波
形図である。
【図11】第2の実施例における座標算出のための説明
図である。
【図12】本発明の位置入力装置の第3の実施例を示す
構成図である。
【図13】本発明の第3の実施例における状態検出手段
8の構成図である。
【図14】本発明の位置入力装置の第4の実施例を示す
構成図である。
【図15】本発明の第4の実施例におけるAGC回路9
の構成図である。
【図16】本発明の第4の実施例において入力信号10
2から位置情報を得る場合の構成図である。
【符号の説明】
1 第1の結合手段 2 第2の結合手段 3 増幅回路 4 共振回路 5 位置指示器 6 位置検出手段 7 状態設定手段 8 状態検出手段 9 AGC回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅回路と、該増幅回路の出力に接続し
    た第1の結合手段と、前記増幅回路の入力に接続した第
    2の結合手段と、位置検出手段と、共振回路を有する位
    置指示器とから構成され、前記共振回路は、前記第1の
    結合手段と前記第2の結合手段との双方と電磁結合を有
    することによって、前記増幅回路と前記第1の結合手段
    と前記第2の結合手段とともに正帰還ループをなし、前
    記共振回路の共振周波数によって発振する発振回路を形
    成し、前記位置検出手段は、前記正帰還ループによって
    発生する発振の振幅情報から前記位置指示器の位置情報
    を得ることを特徴とする位置入力装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の位置入力装置におい
    て、第1の結合手段は、XY直交座標軸の一方の軸に平
    行で、かつ互いに等間隔に敷設した複数のセンスライン
    からなる第1のセンスライン群と、該第1のセンスライ
    ン群を順次選択する回路であって前記増幅回路の出力に
    接続される第1の走査回路とからなり、第2の結合手段
    は、他方の軸に平行でかつ互いに等間隔に敷設した複数
    のセンスラインからなる第2のセンスライン群と、該第
    2のセンスライン群を順次選択する回路であって前記増
    幅回路の入力に接続される第2の走査回路とからなり、
    位置検出手段は、前記第1及び第2の走査回路を走査し
    て得られた発振信号の振幅情報から位置指示器の位置情
    報を得ることを特徴とした位置入力装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1及び2記載の位置入力装置
    において、共振回路の共振周波数を変化させる状態設定
    手段と、発振の周波数情報から前記状態設定手段によっ
    て設定した状態を検出する状態検出手段とを設けたこと
    を特徴とする位置入力装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至3記載の位置入力装置
    において、増幅回路の増幅度を制御するAGC回路を設
    け、位置検出手段は、前記AGC回路が出力する制御信
    号もしくは前記増幅回路の入力信号から得られる発振の
    振幅情報から位置指示器の位置情報を得ることを特徴と
    する位置入力装置。
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