JPH0784708A - 座標読取装置 - Google Patents

座標読取装置

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JPH0784708A
JPH0784708A JP22737093A JP22737093A JPH0784708A JP H0784708 A JPH0784708 A JP H0784708A JP 22737093 A JP22737093 A JP 22737093A JP 22737093 A JP22737093 A JP 22737093A JP H0784708 A JPH0784708 A JP H0784708A
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JP
Japan
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coordinate
coordinate indicator
magnetic flux
sense line
indicator
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Application number
JP22737093A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Mitsuoka
靖幸 光岡
Hideki Kitajima
秀樹 北島
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ等の外部装置へ座標情報を入力
する座標読取装置に関して、ペン状の座標指示器が検出
装置上で傾いた場合でも、精度良く座標算出ができる座
標読取装置を提供する。 【構成】 ペン状の座標指示器内部の磁束発生源の長さ
L(mm)と、前記座標指示器先端から前記磁束発生源
の下端までの距離R(mm)と、センスライン幅W(m
m)の関係を次式のように規定した。 W2/72 - W/4 + 5.45 - L/4 ≦ R ≦ W2/72 - W/4 + 7.0
5 - L/4 ただし、13 ≦ L ≦ 25, 2.5 ≦ R ≦ 10, 15 ≦ W
≦ 33 に制限する。 【効果】 ペン状の座標指示器が傾いた場合の誤差(傾
き誤差)を1mm以内に抑えることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の外部
装置へ座標情報を入力する座標読取装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】これまで、電磁誘導現象を利用して座標
指示器が指示する座標を読み取る座標読取装置には様々
な方式が提案されてきた。例えば、座標指示器と検出装
置が信号線で接続されている座標読取装置においては、
座標指示器内部に磁束発生源であるコイル(空芯または
フェライトなどのコアを有していても良い)を有し、そ
のコイルに座標指示器の外部から交流電圧を印加する。
そして、前記コイルから生じる交番磁界を検出装置本体
に敷設されているセンスラインで受信し、そのセンスラ
インに生じる誘導信号を検出することにより、座標を読
み取っていた。
【0003】さらに、座標指示器と検出装置が信号線で
接続されていない座標読取装置の1例について説明す
る。図2に従来の座標読取装置の構成図を示し、この図
をもとに座標を検出する動作について説明する。励磁ラ
イン903に代表される励磁ライン群とセンスライン9
02に代表されるセンスライン群を直交して敷設し、そ
れぞれを第1の走査回路908および第2の走査回路9
09に接続して順次選択するように構成する。第1の走
査回路908には励磁回路915から励磁信号s906
が供給されているので、選択された励磁ライン903は
励磁信号s906により交番磁界を発生する。座標指示
器906は前記励磁信号s906の周波数に共振する共
振回路(図示していない)を有し、この共振回路は、磁
束発生源であるコイル(フェライトからなるコアを有す
る場合が多い)と、コンデンサから構成されている。そ
して座標指示器906をセンスライン上に置くと、励磁
ライン903、座標指示器906、センスライン902
の三者間の結合によってセンスライン902には誘導信
号s901が発生する。この誘導信号s901を第2の
走査回路909によって順次選択し、信号処理回路90
4に導いて振幅信号s905とし、さらにこの信号を座
標検出回路905に入力して誘導信号s901の分布状
態から座標を算出する。ここで制御回路911は、励磁
回路915、第1および第2の走査回路908、90
9、座標検出回路905を制御するものである。
【0004】次に、座標算出方法について説明する。座
標算出方法についても多くの方式があるが、ここでは図
2で示した構成からなる座標読取装置における座標算出
方法の1例について、図3から図6を用いて簡単に説明
する。もちろん、この座標算出方式は、他の座標読み取
り方式にも適用できるものである。図3は励磁ライン群
とセンスライン群の一部を拡大したものである。図4と
図5はそれぞれ、座標指示器がセンスラインx4の中心
線L0上にあるときと、センスラインx4とx5から等
距離にある線L1上にある場合の、各センスラインx3
からx5に誘導される誘導信号の大きさを示す。
【0005】まず、座標指示器が図3に示すセンスライ
ンx4の中心線L0上に位置する場合について説明す
る。このとき、センスラインx3からx5に表れる誘導
信号の振幅は、図4に示すようにセンスラインx4の誘
導信号の振幅Vx4が最も大きくなり、センスラインx3
とx5の誘導信号の振幅Vx3、Vx5は、座標指示器とセ
ンスラインx3および座標指示器とセンスラインx5の
距離が同じため等しくなる。
【0006】次に、座標指示器が図3に示すセンスライ
ンx4とx5から等距離にある線L1上に位置する場合
について説明する。このとき、センスラインx4とx5
の誘導信号の振幅Vx4とVx5は、座標指示器とセンスラ
インx4および座標指示器とセンスラインx5の距離が
同じため等しくなる。
【0007】ここで、本出願人が提案した方式(特開昭
55−96411号)を適用し座標を算出することがで
きる。すなわち上記誘導信号の振幅を基に次式で定義さ
れる計算を行う。 Q=(Vp −Vp+1 )/(Vp −Vp-1 ) (式1) ただし、Vp+1 >Vp-1 上式において、Vx4をVp に、Vx3をVp-1 に、Vx5
p+1 に代入し、座標指示器をx軸に平行にL0からL
1へ移動させたときの(式1)に示すQの変化を図6に
示す。座標指示器がL0の位置にあるときQ=1とな
り、座標指示器がL1の位置にあるときQ=0となる事
は上述した説明より明らかである。また、座標指示器が
L0とL1の間に位置するとき、Qはこの位置と1対1
に対応した0<Q<1の範囲の値をとる。したがって、
このQの特性をあらかじめ実験的に求めておくことによ
り、誘導信号の振幅からQを算出し、このQからL0−
L1間における座標指示器の詳細な位置を求めることが
できる。
【0008】つまり誘導信号の振幅が最大となるセンス
ラインの位置により、座標指示器のx方向(図3の横方
向)の大まかな位置がわかり、さらにQから求められる
詳細な位置を前記大まかな位置に加減算することによ
り、x方向の正確な座標を求めることができる。y座標
についても同様であるので説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の座標
読取装置においてペン形状の座標指示器を使用する場
合、ペン形状の座標指示器の傾き角によって算出される
座標が変化するため、使い勝手が悪いという課題があっ
た。
【0010】ペン形状の座標指示器ではなく、検出装置
上に密着して使用されるいわゆるカーソルと呼ばれる座
標指示器の場合は、座標指示器が検出装置上で傾くこと
はなかった。ところが、ペン形状の座標指示器の場合
は、検出装置上で様々な方向に傾いた状態で使用される
ことが多い。
【0011】ペン形状の座標指示器内部の磁束発生源か
ら生じる磁束の検出装置上での分布状態は、座標指示器
の傾き角によって変化する。その結果、各センスライン
に生じる誘導信号の振幅の分布状態が変化する。そのた
め、誘導信号の振幅の分布状態から座標指示器の指示し
ている座標を算出する方式においては、座標指示器の傾
き角によって算出される座標が変化するのである。
【0012】通常、ペン形状の座標指示器は、検出装置
上で垂直に保持されているときに正確な座標が算出され
るように設計されているため、座標指示器を垂直から傾
ける(傾き角を大きくする)ほど算出される座標の値は
大きく変化する。そこで、座標指示器が垂直時の算出座
標と傾いたときの算出座標の差を傾き誤差と呼ぶ。従来
は、傾き角が45度程度で2〜3mmの傾き誤差が生じ
ていたため、使い勝手が悪いという課題があった。
【0013】そこで本発明の目的は、従来のこのような
課題を解決するために、ペン形状の座標指示器が検出装
置上で傾いた場合でも、正確な座標算出ができるように
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、磁束発生源を有する座標指示器と、前記
磁束発生源から発生する磁束を検出する複数のセンスラ
インと、前記センスラインに生じる誘導信号の振幅情報
から前記座標指示器が指示する座標を算出する座標算出
手段とから構成され、前記磁束発生源の長さをL(m
m)、前記センスラインの幅をW(mm)、前記座標指
示器の先端から前記磁束発生源の下端までの距離をR
(mm)とした場合、前記LとWとRが W2/72 - W/4 + 5.45 - L/4 ≦ R ≦ W2/72 - W/4 + 7.0
5 - L/4, 13 ≦ L ≦ 25,2.5 ≦ R ≦ 10,15 ≦ W ≦ 33 で示される条件を満たすようにした。
【0015】
【作用】上記のように構成された座標読取装置において
は、ペン形状の座標指示器が検出装置上で傾き、磁束発
生源から発生する磁束の検出装置上での分布状態が変化
した場合でも、センスラインに生じる誘導信号の振幅の
分布状態の変化は小さくなる。その結果、誘導信号の振
幅の分布状態から座標指示器が指示する座標を算出する
方式においては、傾き誤差は非常に小さくできる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明による実施例を図に基づき説
明する。図1(a)は本発明の座標読取装置における各
種パラメータを示す図、図1(b)は本発明の座標読取
装置におけるパラメータ間の関係を示す図である。ペン
状の座標指示器7(以下単に座標指示器と呼ぶ)の先端
から座標指示器7の内部に設けられている磁束発生源1
の下端までの距離(回転半径)をR(mm)、磁束発生
源1の長さをL(mm)、座標算出手段(図示しない)
に接続され、磁束発生源1から発生する磁束を検出する
センスライン4の幅をW(mm)、座標指示器7はxz
平面内で傾くと仮定し、その傾き角をθとする。ここ
で、磁束発生源1は空芯のコイルでも良いし、フェライ
トなどからなるコアを有するコイルでも良いが、通常は
コアを有している場合が多いため、以下の説明では磁束
発生源1の長さLとしてはコアの長さを意味する。
【0017】図2で示した座標読取装置において、以上
のパラメータを様々に変化させてセンスライン4に生じ
る誘導信号の振幅分布を測定し、式1で示した座標算出
方法を用いて座標を算出した。そして、座標指示器7の
傾き角θが45度以内で傾き誤差が非常に小さくなる条
件を求めたところ、図1(b)にプロットした結果とな
った。そこで、傾き誤差に最も影響が大きいパラメータ
は回転半径Rであったことから、回転半径Rに関して各
実験結果の近似式を求めたところ、次式のようになっ
た。
【0018】 R = W2/72 - W/4 + 6.25 - L/4 (式2) また、図1(b)は、磁束発生源1の長さLを変えて上
式をグラフで示した図である。次に、解析においても傾
き誤差が小さくなる条件を求めた。解析方法としては、
図2で示した座標読み取り方式とは異なるが、座標指示
器7内部の磁束発生源1が空芯のコイルであると仮定
し、そのコイルに一定の電流を流したときに発生する磁
束分布をビオ・サバールの式を用いて計算し、センスラ
イン4に誘導される信号の振幅から座標を算出した。そ
して、図1(a)で示したパラメータを変化させて傾き
誤差が小さくなる条件を求めたところ、磁束発生源1が
コアを有する実験とコアを有さない解析との違いがある
ため定数項は+1だけ異なったが、実験から求めた条件
である式2とほぼ一致した。
【0019】また、上述した実験や解析ともに、座標指
示器7はxz平面で傾くと仮定したが、どの方向に傾い
ても傾き誤差はxz平面で傾いたときより大きくなるこ
とはなかった。ところで、上記パラメータは座標読取装
置の設計仕様に応じて、さまざまに変える必要がある。
例えば回転半径Rは、座標指示器7のデザインや使いや
すさの点からできるだけ大きくしたい。また、センスラ
イン幅Wは、精度を良くするためには小さい方が有利で
ある。さらに、磁束発生源1の長さLは、座標指示器7
と検出装置との電磁結合を強めて読み取り高さを大きく
するために、できるだけ大きくしたい。しかし、これら
の要求は傾き誤差を小さくするためには相反するもので
ある。
【0020】そこで、通常では傾き誤差は小さいほど良
いが、設計上の自由度を制限しないために±1mm以下
の傾き誤差を許容し、この範囲で要求仕様を満たす様に
最適なパラメータを決定する。上述した解析および実験
双方での回転半径Rによる傾き誤差の変化率は約0.8
であったため、傾き誤差が±1mm以下となる条件は、
式2の回転半径Rに関して±0.8mmの範囲を許容
し、次式のようになる。
【0021】 W2/72 - W/4 + 5.45 - L/4 ≦ R ≦ W2/72 - W/4 + 7.05 - L/4 (式3) ただし、各パラメータは設計上次式の範囲に制約され
る。 13 ≦ L ≦ 25 2.5 ≦ R ≦ 10 15 ≦ W ≦ 33 以上は電磁誘導現象を利用して座標を読み取る多くの方
式の中で、図2で示した検出装置本体と座標指示器との
間を信号線で接続する必要のないワイヤレス座標読取装
置を実現する一方式を例に取り述べてきた。しかし、本
発明の内容は、上述した座標読み取り方式に限らず、電
磁誘導を利用した他の座標読み取り方式においても適用
可能である。以下本発明を適用可能な新しい座標読み取
り方式の1例について簡単に述べる。
【0022】図7は新しい座標読み取り方式による座標
読取装置の構成図である。図において、6は制御回路、
7は座標指示器、8は増幅回路、9は増幅回路8の出力
に接続される発振信号処理回路、S1'はセンスライン
y1〜ynを有する第1のセンスライン群、2は増幅回
路8の出力に接続され第1のセンスライン群S1'を順
次選択する第1の走査回路、S2'はセンスラインx1
〜xmを有する第2のセンスライン群、3は増幅回路8
の入力に接続され第2のセンスライン群S2'を順次選
択する第2の走査回路、s101は発振信号、s102
は入力信号、s103は第1のセンスライン群S1'を
選択する選択信号、s104は第2のセンスライン群S
2'を選択する選択信号である。
【0023】また、図8は図7における発振信号処理回
路9の構成を示す構成図である。図において、11は整
流回路、12は平滑回路、13はAD変換回路である。
以下にこの座標読み取り装置の動作について説明する。
第1の走査回路2は制御回路6より出力される選択信号
s103により順次センスラインy1,y2・・・と走
査していく。そして第1のセンスライン群S1'のセン
スラインykを選択した場合を考える。このとき第2の
走査回路3は制御回路6より出力される選択信号s10
4により第2のセンスライン群S2'を順次走査してい
き、今、センスラインxkを選択しているとする。この
ように、第1及び第2の走査回路によって、第1及び第
2のセンスライン群をマトリクス状に選択することがで
きる。
【0024】第1のセンスライン群S1'と第2のセン
スライン群S2'は平面上に直交した状態に敷設され、
第1のセンスラインykは第1の走査回路2を介して増
幅回路8の出力に接続され、第2のセンスラインxkは
第2の走査回路3を介して増幅回路8の入力に接続され
ている。このように第1と第2のセンスラインが直交し
た状態においては互いに結合はなく、座標指示器7がな
ければ増幅回路8の入出力間で帰還は発生せず、発振は
発生しない。しかし、座標指示器7を各センスライン群
に近づけることにより座標指示器7に設けられた共振回
路(図示しない)が第1および第2のセンスラインと結
合すると、ここに増幅回路8の出力、第1のセンスライ
ンyk、共振回路、第2のセンスラインxk、増幅回路
8の入力を一連の経路とした正帰還ループが構成され、
共振回路の共振周波数による発振が発生する。
【0025】この正帰還ループに現れる発振振幅は、第
1および第2のセンスラインと共振回路との距離で決ま
る帰還量に応じて変化し、距離が近いほど帰還量は増加
し大きな発振振幅が得られる。従って、発振信号s10
1を発振信号処理回路9を経て制御回路6で処理するこ
とにより、この発振振幅から座標指示器7の位置情報を
得ることができる。ただし、発振信号処理回路9では、
発振信号s101を図8に示す整流回路11及び平滑回
路12にて波形整形し、その大きさ(振幅)をAD変換
回路13で順次デジタル化する。以上により、発振信号
の分布状態を得ることができるので、図2で示した座標
読み取り方式の場合と同様に座標を算出することができ
る。
【0026】この座標読み取り装置においても、座標指
示器7に設けられた共振回路を構成しているコイルある
いはコアは磁束発生源1と考えることができて、式3で
示した本発明を適用することにより、座標指示器7の傾
き角に関係なく傾き誤差が±1mm以下と、非常に精度
良く座標算出ができるようになった。
【0027】さらに、上述した2つの座標読み取り方式
のように、座標指示器内部に電源を有さず、かつ、座標
指示器が検出装置と信号線で接続されていない方式に限
らず、座標指示器と検出装置が信号線で接続されている
か、あるいは座標指示器内部に電源を持つことにより、
座標指示器内部の磁束発生源から磁界を発生させ、その
磁界を検出装置側のセンスラインで検出する方式に関し
ては、全てに本発明を適用できることは言うまでもな
い。
【0028】また座標算出方法に関しても、式1で述べ
た座標算出方法に限らず、検出装置のセンスラインに誘
導する誘導信号の振幅分布から座標を算出する方式な
ら、本発明を適用することにより、座標指示器の傾きに
関係なくセンスラインに生じる誘導信号の振幅の分布状
態の変化は小さくなるため、精度良く座標算出できるこ
とは言うまでもない。
【0029】また、通常は座標指示器と検出装置との電
磁結合を大きくし、読み取り高さを高くする必要から、
磁束発生源としてはコアを有することが多い。そのた
め、式2および式3は磁束発生源がコアを有する場合に
ついての条件であるが、磁束発生源がコアを有さない場
合に関しては、式2および式3の定数項に+1すれば良
いという実験結果が得られている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、座
標読取装置の各種パラメータが式3で示した条件式を満
足するように設定することにより、ペン形状の座標指示
器の傾き角に関係なく傾き誤差は±1mm以内と精度良
く座標を読み取ることができるため、コストアップする
ことなく使い勝手の良い座標読取装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標読取装置における各種パラメータ
と、パラメータ間の関係を示す図である。
【図2】従来の座標読取装置の構成図である。
【図3】座標算出方法を説明するための説明図である。
【図4】図3のL0上に座標指示器がある場合の誘導信
号の振幅を示す図である。
【図5】図3のL1上に座標指示器がある場合の誘導信
号の振幅を示す図である。
【図6】座標指示器が図3のL0からL1の間にある場
合のQの変化を示す図である。
【図7】新しい座標読み取り方式による座標読取装置の
構成図である。
【図8】図7における発振信号処理回路の構成を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 磁束発生源 2 第1の走査回路 3 第2の走査回路 4 センスライン 6 制御回路 7 座標指示器 8 増幅回路 9 発振信号処理回路 11 整流回路 12 平滑回路 13 AD変換回路 902 センスライン 903 励磁ライン 904 信号処理回路 905 座標検出回路 906 座標指示器 908 第1の走査回路 909 第2の走査回路 911 制御回路 915 励磁回路 S1' 第1のセンスライン群 S2' 第2のセンスライン群 s101 発振信号 s102 入力信号 s103、s104 選択信号 s901 誘導信号 s905 振幅信号 s906 励磁信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束発生源を有する座標指示器と、 前記磁束発生源から発生する磁束を検出する複数のセン
    スラインと、 前記センスラインに生じる誘導信号の振幅情報から前記
    座標指示器が指示する座標を算出する座標算出手段とか
    ら構成され、 前記磁束発生源の長さをL(mm)、前記センスライン
    の幅をW(mm)、前記座標指示器の先端から前記磁束
    発生源の下端までの距離をR(mm)とした場合、前記
    LとWとRが W2/72 - W/4 + 5.45 - L/4 ≦ R ≦ W2/72 - W/4 + 7.0
    5 - L/4, 13 ≦ L ≦ 25 2.5 ≦ R ≦ 10 15 ≦ W ≦ 33 で示される条件を満たすことを特徴とする座標読取装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191860A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Casio Comput Co Ltd 電磁誘導型入力パネル及び電磁誘導型入力パネルを備えた液晶表示装置

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JP2008191860A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Casio Comput Co Ltd 電磁誘導型入力パネル及び電磁誘導型入力パネルを備えた液晶表示装置

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