JP3570611B2 - ワイパーブレード - Google Patents
ワイパーブレード Download PDFInfo
- Publication number
- JP3570611B2 JP3570611B2 JP26391998A JP26391998A JP3570611B2 JP 3570611 B2 JP3570611 B2 JP 3570611B2 JP 26391998 A JP26391998 A JP 26391998A JP 26391998 A JP26391998 A JP 26391998A JP 3570611 B2 JP3570611 B2 JP 3570611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- lever
- bent
- wiper blade
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイパーブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでのワイパーブレードには、図1に示すように、ラバーを挿通するリボン1の両端側に、山形状に折り曲げ、且つ両端に設けた爪(図示しない)で、前記リボン1を摺動自在に狭持する第1のヨーク2を配し、この各第1のヨークの上には、一端を第1のヨーク2の山形状折り曲げ部を回動自在に抱持する状態で連結する連結部と他端に設けた爪で前記リボンを摺動自在に狭持する山形状に折り曲げた第2のヨークを3配し、この第2のヨーク3には、両端部を第2のヨークの山形折り曲げ部を回動自在に抱持する状態で連結する連結部を形成したレバー4を配した3段式構造として組み立てられ、前記第1のヨークの山形状折り曲げ部を抱持する状態で連結する第2のヨーク3の連結部、並びに第2のヨーク3の山形状折り曲げ部を抱持する状態で連結するレバーの連結部は図2に示すようにリベット5を貫通して連結していた。
【0003】
ところで、これまでのワイパーブレードには前記した3段式構造として組み立てるワイパーブレードの他にも、第2のヨーク3を省略して第1のヨーク2とレバー4から成る2段式構造として組み立てる多段式構造のワイパーブレードがあり、いずれもヨーク2,3或いはレバー4の連結は、リベット5を貫通して連結しその組立には、またリベット貫通工程を経なければならないことは当然のこととされていた。
しかし、ヨーク2,3、レバー4を多段式に配して組み立てる多段式構造のワイパーブレードの組立に、リベット5を省略することができればリベット貫通工程は勿論省略することができ、その結果、作業は簡略化され、生産コストの減少に通じ、ひいては、低廉な価格で需要者に提供できることになり、このことは生産者側にも需要者側にも多大な利益をもたらすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の理想を実現するため、多段式構造のワイパーブレードの組立にリベットを省略し、部品点数を減らし、組立作業工程を簡略化するとともに需要者に対する提供価格を低廉にし、生産者の利益に併せて需要者の利益の向上に寄与しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ラバーを挿通するリボンの両端側に、山形状に折り曲げたヨークを配し、このヨークに、連結材として更に他のヨークを配し、或いは配さないで、レバーを連結して組み立てる多段構造のワイパーブレードにおいて、ヨークとレバーを長尺平板を長手方向に表面板の両側を折り曲げ横断面チャンネル型の骨組材に形成し、ヨークの連結個所を、該骨組材を長手方向に山形に折り曲げ、その頂部をヨークの骨組材の表面板を横断する横断辺とするとともに、その横断辺の一辺を利用した横溝を連結材配置側に形成し、このヨークの連結個所に連結する連結材である他のヨーク或いはレバーの連結部を、前記骨組材の表面板の両側基部から切り込み延長片を突設し、その切り込み端から切り込み延長片を、該骨組材のチャンネル型内側にほぼ直角に折り曲げ、且つ先端を表面板の延長方向にゆるい下向傾斜角を以て折り曲げて形成し、該連結材の切り込み延長片を、ヨークの前記連結個所に設けた横溝に差し込んで挿通し、ヨークの骨組材の山形折り曲げ部の頂部を連結材の骨組材の先端側で抱持状態で連結する多段構造のワイパーブレードとする。
【0006】
【作用】
本発明は、上記の構造となっており、ヨーク、レバーの連結個所をリベットを用いずに組合せをすることができ、その上、上記構造のヨーク、レバーを組合せたワイパーブレードは、リベットを用いたと同様に回動自在に且つ確実に連結することができる。
【0007】
【実施例】
本発明は、ラバーを挿通して成るリボン1と、一個或いは複数個のヨーク2,3並びにレバーを多段構造として組み立てる図1の型式構造のワイパーブレードに関するもので、その特徴は、ヨーク2,3とレバー4を多段構造とするための連結個所並びに連結部について新しい技術を開発したものであり、ヨーク2,3とレバー4の連結個所並びに連結部以外は従来の技術を踏襲するものである。
【0008】
ヨーク2,3とレバー4は、図3に示すとおり長さ、巾、厚みはそれぞれに適した長尺平板を用い、その長尺平板は長手方向に向けて両側を折り曲げ、表面板の両側に垂下板を形成した横断面チャンネル型とした骨組材を以て構成する。
【0009】
ヨーク2,3は、第1のヨーク2は勿論、第2のヨーク3を用いるときは、両ヨーク2,3とも前記骨組材は、長手方向の中間部をゆるい角度をもった山形状に折り曲げた頂部とし、その頂部は、ヨーク2,3の表面板を横断する横断辺2A,3Aとして形成する。
更に、第1のヨーク2,第2のヨーク3を山形状に折り曲げた前記骨組材の頂部に形成される横断辺2A,3Aには、図3に示すように横断辺2A,3Aの一辺を利用する横溝2B、3Bを連結材である第2のヨーク3、或いはレバー4を配する側に形成する。
【0010】
第1のヨーク2、第2のヨーク3の連結個所である山形状折り曲げ部を抱持状態で連結する連結材であるレバー4の先端に形成する連結部は、図3、図5に示すとおりになるように前記骨組材の表面板4Aの両端に、前記第1,並びに第2ヨーク2,3の山形状折り曲げ部に設けた横溝2B、3Bに相当する巾の舌片4C突設し、該舌片4Cは基部から表面板に向かった切り込み4Bを設け、舌片4Cを切り込み4Bの延長片とする。
その延長片である舌片4Cは、図3、図5に示すとおり切り込み4Bの基部から、レバー4内側にほぼ直角に折り曲げ、その折り曲げ片を、更にヨーク2,3を構成する骨組材の厚みに相当する長さ位置からレバー4先端に向けてゆるい角度で折り曲げた折り曲げ舌片4Cとした延長片とする。
【0011】
第2ヨーク3を第1ヨーク2に連結材として用いる場合には、第2ヨーク3の先端である第1のヨーク2の山形状折り曲げ部を切り込み3Dが抱持状態で折り曲げ舌片4Cを横溝に差し込んで連結する連結部も、図3、図5に示した前記したレバー4の先端と同じ構造とする。
【0012】
ヨーク2,3とレバー4の連結について説明する。
ヨーク2、3もレバー4の先端も図3、図5に示すように形成されている。これを以て第1ヨーク2の連結個所である山形状折り曲げ部の頂部に構成される前記横溝2Bに第2ヨーク3の先端を、第2ヨーク3の連結個所である山形状折り曲げ部の頂部に構成された横溝3Bに、レバー4の先端に形成された前記のとおり折り曲げた舌片4Cとした延長片を差し込んで挿通する。
この折り曲げ舌片とした第2ヨークに形成された舌片3Cを形成する延長片、レバー4に形成された延長片である舌片4Cを前記横溝2B、3Bに挿通することにより、図6の通りヨークの表面板の山形状に折り曲げた連結個所は、頂部の横溝に差込挿通した折り曲げ舌片とした第2ヨーク3、並びにレバー4の舌片3C、4Cである延長片で、第2ヨーク3、レバー4の表面板に連結し、また、図7の通りヨーク2,3の山形状に折り曲げた個所の両側垂下板は、第2ヨーク、レバーの両側垂下板の切り込み3D、4Bに挟まれた状態となり、更に、第2ヨーク3、レバー4の表面板の先端を折り曲げ舌片とした延長片3C、4Cは、前記した角度で折り曲げてあるので、ヨークの山形折り曲げ部の横溝からははずれないように差し込まれ、前記状態下で、レバーに対し、回動自在となる。
【0013】
【発明の効果】
即ち、本発明によるヨークとレバーの連結部個所は上記の如く構成されるのでヨークの山形折り曲げ部は、レバーの先端の表面板、両垂下板で抱持された状態でリベットを用いず回動自在に連結される。
レバー4に直接第1のヨークを連結する場合も、第2のヨークに第1のヨークを連結する場合も同じことになる。
しかも、ヨークと連結するヨーク、レバーの連結は、連結部において、連結材がヨークを抱持する状態で連結するので、強い向かい風を受けた場合には勿論のこと、強い横風を受けた場合にもヨークとヨーク、レバーの連結部がはずれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のワイパーブレードの斜視図
【図2】図1の4−A線拡大断面図
【図3】ワイパーブレードを構成する骨組材の斜視図
【図4】レバー表面板先端に形成した折り曲げ舌片の斜視図
【図5】本発明のワイパーブレードの斜視図
【図6】図5のA−A線拡大断面図
【図7】図5のB−B線拡大断面図
【符号の説明】
1 ラバーを挿通したリボン
2 第1のヨーク
2A 山形折り曲げ部の頂部に形成する横断辺
2B 横断辺を利用した横溝
3 第2のヨーク
3A 山形折り曲げ部の頂部に形成する横断辺
3B 横断辺を利用した横溝
4 レバー
4B 切り込み
4C 延長片
5 リベット
Claims (1)
- ラバーを挿通するリボンの両端側に、山形状に折り曲げたヨークを配し、このヨークに、更に他のヨークを配し、或は配さないで、レバーを連結して組み立て、そのヨークとレバーをそれぞれ長尺平板の両側を長手方向に折り曲げて横断面チャンネル型の骨組材に形成し、ヨークの連結個所は、ヨークの構成材である骨組材を山形に折り曲げ、その折り曲げ頂部の表面を横断する横断辺の連結材配置側に横溝を形成し、このヨークの連結個所に連結する連結材である他のヨーク或はレバーの連結部を、連結材であるヨーク或はレバーで構成する前記チャンネル型とした骨組材の表面の両側基部から突設した舌片を横断溝L字状に折り曲げた延長片とし、その延長片を、ヨークの前記連結個所に設けた横溝に差し込んで挿通しヨークの骨組材の山形折り曲げ部の頂部を連結材の骨組材の先端の側で抱持してヨークである骨組材と、ヨーク或はレバーである連結材を連結する多段構造のワイパーブレードにおいて、ヨークである骨組材の前記構成から成るヨーク、レバー等の連結材を、先端において平行した切り込みを設けるとともに、該切り込みの間に連結材の表面の基部に突設した舌片を段付延長片としたことを特徴とする多段構造のワイパーブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26391998A JP3570611B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ワイパーブレード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26391998A JP3570611B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ワイパーブレード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000071943A JP2000071943A (ja) | 2000-03-07 |
JP3570611B2 true JP3570611B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=17396101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26391998A Expired - Fee Related JP3570611B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | ワイパーブレード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570611B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP26391998A patent/JP3570611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000071943A (ja) | 2000-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4652472A (en) | Window unit with decorative bars | |
JP2007153327A (ja) | ワイパーブレード | |
JP2008539116A (ja) | フロントガラス用ワイパーブレードを駆動アームに接続するためのコネクタ | |
US6301843B1 (en) | Muntin joint | |
US6237301B1 (en) | Flexible runner | |
CA2212344C (en) | Flexible runner | |
JP3570611B2 (ja) | ワイパーブレード | |
JP2002052269A (ja) | 少量の髪のカット或いは特殊スタイル用の散髪用ハサミ | |
JP2000064554A (ja) | 壁パネル | |
JP4763214B2 (ja) | ウィンドウガラスワイパのためのジョイント部分 | |
JP3198278B2 (ja) | 連結構造、継手および枠組体 | |
JP4994948B2 (ja) | カーテンレールの連結構造 | |
KR200184795Y1 (ko) | 부채 손잡이 연결구조 | |
JP2002061348A (ja) | 軒樋カバー継手 | |
JP2000087441A (ja) | グレーチング | |
JP2009215796A (ja) | 間仕切りパネルの製造方法 | |
JP3775620B2 (ja) | プラスチックシートの筋押し方法 | |
JPS6318672Y2 (ja) | ||
KR200184525Y1 (ko) | 체결스트립용 체결헤드 | |
JP2619336B2 (ja) | 屋根材 | |
CN2153962Y (zh) | 剪切式刀刃为主的混合型指甲剪 | |
JPS5851296Y2 (ja) | Tバ−の連結構造 | |
JP3098994B2 (ja) | 安全かみそり | |
US1879924A (en) | Rake | |
JP2625050B2 (ja) | 電気かみそりの外刃構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040617 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050418 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |