JP3570537B2 - デジタルテレビジョン信号受信チューナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばQPSK変調等のデジタル変調が施されて、放送衛星から送信されるデジタルテレビジョン信号を受信するデジタルテレビジョン信号受信チューナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルテレビジョン信号受信チューナーの構成及び動作を図2に従って説明する。まず、屋外のパラボラアンテナ(図示せず)で受信したデジタルテレビジョン信号は、野外に設置されたコンバータ(図示せず)で周波数変換されて、デジタルテレビジョン信号受信チューナーに入力される。
【0003】
デジタルテレビジョン信号受信チューナーに入力されたデジタルテレビジョン信号は、まず、増幅器21で増幅された後、可変減衰手段22を介して混合器23に入力される。そして、可変減衰手段22は、その減衰量が、混合器23に入力されるデジタルテレビジョン信号のレベルがほぼ一定となるように制御される。
【0004】
混合器23に入力されたデジタルテレビジョン信号は、局部発振器24からの局部発振信号と混合されて中間周波信号に周波数変換されて、復調器25に入力される。
そして、復調器25では、デジタルテレビジョン信号が復調され、位相の異なる二つのデジタル信号(I信号、Q信号)が出力され、同時に、自動利得制御電圧(以下、AGC電圧という。)VAGCが出力される。このAGC電圧VAGCは、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応しており、可変減衰手段22に入力される。
【0005】
この結果、可変減衰手段22は、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルが大きい場合には、大きく減衰し、デジタルテレビジョン信号のレベルが小さいときには、小さく減衰し結果的に混合器23に入力されるデジタルテレビジョン信号のレベルが一定になるように制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、送信されるデジタルテレビジョン信号には、ビットレートが低い(例えば、ビットレートが40Mbps以下)低ビットレートのデジタルテレビジョン信号と、ビットレートが高い(例えば、ビットレートが40Mbps以上)高ビットレートのデジタルテレビジョン信号とがある。
そして、送信されてくるデジタルテレビジョン信号が低ビットレートのデジタルテレビジョン信号であるか、または高ビットレートのデジタルテレビジョン信号であるかは、送信側によって決定されている。
【0007】
低ビットレートのデジタルテレビジョン信号は、同じデータ量のテレビジョン信号を送信する場合には、高ビットレートのデジタルテレビジョン信号の場合に比べて、単位時間当たりに送信されるデータ量が少なくなっている。
また、逆に、高ビットレートのデジタルテレビジョン信号の場合には、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号に比べて、単位時間当たりに送信されるデータ量が多くなっている。
【0008】
従って、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号は、高ビットレートのデジタルテレビジョン信号よりも信号帯域が狭くなっている。そのため、混合器23に入力された場合に、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号の入力レベルは同じなので、ピークレベルは高ビットレートのデジタルテレビジョン信号のレベルよりも高くなる。
【0009】
その結果、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号を受信した場合は、混合器23を介して局部発振器24に漏れる低ビットレートのデジタルテレビジョン信号のレベルが大きくなり、局部発振信号の周波数が大きく振られてしまい、その結果、局部発振信号の位相雑音が劣化し、ビットエラーを起こす原因となっていた。
【0010】
本発明は、この問題を解決するためのもので、その目的は、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号を受信した場合の局部発振信号の位相雑音の劣化を抑えてビットエラーを防ぐことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、受信したデジタルテレビジョン信号が入力されるとともに周波数変換して中間周波信号を出力する混合器と、混合器に局部発振信号を入力する局部発振器とを備え、デジタルテレビジョン信号が所定のビットレートよりもビットレートが低い第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合と、デジタルテレビジョン信号が所定のビットレートよりもビットレートが高い第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合とでは、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルと第二のデジタルテレビジョン信号のレベルとを異ならせ、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、混合器に入力される第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くした。
【0012】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルを減衰して混合器に入力する第一の可変減衰手段を設け、同一の自動利得制御電圧に対し、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第一の可変減衰手段の減衰量を、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第一の可変減衰手段の減衰量よりも大きくして、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、混合器に入力される第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くした。
【0013】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、第一の可変減衰手段は、直列接続された第一の複数のピンダイオードを有し、第一の複数のピンダイオードの各々には、自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、第一のデジタルテレビジョン信号を複数のピンダイオードの全てを通過して混合器に入力するようにし、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、第二のデジタルテレビジョン信号を複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して混合器に入力するようにした。
【0014】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、混合器から出力された中間周波信号を復調する復調器と、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、混合器から出力された中間周波信号を減衰して復調器に入力する第二の可変減衰手段とを設け、同一の自動利得制御電圧に対し、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合には、第二の可変減衰手段の減衰量を、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第二の可変減衰手段の減衰量よりも小さくし、復調器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号のレベルと、第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号のレベルとをほぼ同一とした。
【0015】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、第二の可変減衰手段は、直列接続された第二の複数のピンダイオードを有し、第二の複数のピンダイオードの各々には、自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、混合器から出力された第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を第二の複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して復調器に入力するようにし、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、混合器から出力された第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を複数のピンダイオードの全てを通過して復調器に入力するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーの構成及び動作を図1に従って説明する。まず、屋外のパラボラアンテナ(図示せず)で受信されたデジタルテレビジョン信号は、屋外に設置されたコンバータ(図示せず)で周波数変換されて、デジタルテレビジョン信号受信チューナーに入力される。
【0017】
ここで、送信されるデジタルテレビジョン信号には、ビットレートが低い(例えば、ビットレートが40Mbps以下)低ビットレートのデジタルテレビジョン信号と、ビットレートが高い(例えば、ビットレートが40Mbps以上)高ビットレートのデジタルテレビジョン信号とがある。
【0018】
そして、送信されてくるデジタルテレビジョン信号が低ビットレートのデジタルテレビジョン信号であるか、または高ビットレートのデジタルテレビジョン信号であるかは、送信側によって決定されている。
【0019】
デジタルテレビジョン信号受信チューナーに入力されたデジタルテレビジョン信号は、まず、増幅器1で増幅された後、第一の可変減衰手段2を介して混合器3に入力される。
【0020】
第一の可変減衰手段2は、第一、第二及び第三のピンダイオード4、5、6と第一の切替手段7とを有し、第一のピンダイオード4と第二のピンダイオード5とが直列に接続されており、第三のピンダイオード6は第一の切替手段7によって、第二のピンダイオード5に接続されるか、または、接続されないようになっている。
【0021】
そして、増幅器1で増幅されたデジタルテレビジョン信号は、第一のピンダイオード4に入力され、第三のピンダイオード6が第二のピンダイオード5に接続された場合には、第三のピンダイオード6から出力されて混合器3に入力され、第三のピンダイオード6が第二のピンダイオード5に接続されない場合には、第二のピンダイオード5から出力されて混合器3に入力されるようになっている。
【0022】
そして、第一、第二及び第三のピンダイオード4、5、6は、PN接合の向きが同じになるように接続され、復調器8(後述)から出力される自動利得制御電圧(以下、AGC電圧という。)VAGCが印加されて、その減衰量が制御される。
【0023】
また、第一の切替手段7は、切替制御部9によって切替制御される。この切替制御部9は、受信したデジタルテレビジョン信号が低ビットレートのデジタルテレビジョン信号である第一のデジタルテレビジョン信号の場合には、第二のピンダイオード5と第三のピンダイオード6とを接続するように第一の切替手段7を切替制御し、受信したデジタルテレビジョン信号が高ビットレートのデジタルテレビジョン信号である第二のデジタルテレビジョン信号の場合には、第二のピンダイオード5と第三のピンダイオード6との接続を解くように第一の切替手段7を切替制御する。
【0024】
従って、第一のデジタルテレビジョン信号は、第一、第二及び第三のピンダイオード4、5、6を通過することによって、そのレベルが大きく減衰されて混合器3に入力され、第二のデジタルテレビジョン信号は、第一及び第二のピンダイオード4、5のみを通過することによって、そのレベルが小さく減衰されて混合器3に入力される。
【0025】
そして、混合器3に入力された第一のデジタルテレビジョン信号または第二のデジタルテレビジョン信号は、局部発振器10からの局部発振信号と混合されて第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号(以下、第一のIF信号という。)、または第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号(以下、第二のIF信号という。)に周波数変換されて出力される。
【0026】
このように、第一のデジタルテレビジョン信号は大きく減衰して混合器3に入力されるので、局部発振器10に漏れるレベルも小さくなる。
従って、局部発振信号の位相雑音の劣化を抑えることができるので、ビットエラーを防ぐことができる。
【0027】
そして、混合器3から出力された第一または第二のIF信号は、第二の可変減衰手段11を介して復調器8(後述)に入力される。
【0028】
第二の可変減衰手段11は、第四、第五及び第六のピンダイオード12と13と14と第二の切替手段15とを有し、第四のピンダイオード12と第五のピンダイオード13とが直列に接続されており、第六のピンダイオード14が切替手段15によって、第五のピンダイオード13に接続されるか、または、接続されないようになっている。
【0029】
そして、混合器3から出力された第一または第二のIF信号は、第四のピンダイオード12に入力され、第六のピンダイオード14が第五のピンダイオード13に接続された場合には、第六のピンダイオード14から出力されて復調器8に入力され、第六のピンダイオード14が第五のピンダイオード13に接続されない場合には、第五のピンダイオード13から出力されて復調器8に入力されるようになっている。
【0030】
そして、第四、第五及び第六のピンダイオード12、13、14には、復調器8から出力されるAGC電圧VAGCが印加されて、その減衰量が制御される。
【0031】
また、第二の切替手段15は、第一の切替手段7と連動して、切替制御部9によって切替制御される。この切替制御部9は、受信したデジタルテレビジョン信号が第二のデジタルテレビジョン信号の場合には、第五のピンダイオード13と第六のピンダイオード14とを接続するように第二の切替手段15を切替制御し、受信したデジタルテレビジョン信号が第一のデジタルテレビジョン信号である場合には、第五のピンダイオード13と第六のピンダイオード14との接続を解くように第二の切替手段15を切替制御する。
【0032】
従って、第一のIF信号は、第四及び第五のピンダイオード12、13のみを通過することによって、そのレベルは小さく減衰されて復調器8に入力され、第二のIF信号は、第一、第二及び第三のピンダイオード12、13、14を通過することによって、そのレベルが大きく減衰されて復調器8に入力される。
【0033】
このように、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合には、第一の可変減衰手段2の減衰量を大きくするとともに第二の可変減衰手段11の減衰量を小さくし、一方、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合には、第一の可変減衰手段2の減衰量を小さくするとともに第二の可変減衰手段11の減衰量を大きくするようにしているので、復調器8に入力される第一のIF信号のレベルと第二のIF信号のレベルとは、ほぼ同じになる。
【0034】
そして、復調器8に入力された第一のIF信号または第二のIF信号は、復調されてベースバンド信号(I信号及びQ信号)が出力される。さらに、復調器8からは、入力されたIF信号のレベルに対応するAGC電圧VAGCが出力され、第一及び第二の可変減衰手段2、11に供給される。
【0035】
このように、復調器8に入力される第一のIF信号のレベルと第二のIF信号のレベルとがほぼ同一になるので、復調器8からの出力を一定にすることができる。
【0036】
【発明の効果】
上記のように、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、混合器と、混合器に局部発振信号を入力する局部発振器とを備え、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合と、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合とでは、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルと第二のデジタルテレビジョン信号のレベルとを異ならせ、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、混合器に入力される第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くしたことで、低ビットレートのデジタルテレビジョン信号を受信する場合の局部発振信号の位相雑音の劣化を抑えることができるので、ビットエラーを防ぐことができる。
【0037】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルを減衰して混合器に入力する第一の可変減衰手段を設け、同一の自動利得制御電圧に対し、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第一の可変減衰手段の減衰量を、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第一の可変減衰手段の減衰量よりも大きくして、混合器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、混合器に入力される第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くしたことで、第一の可変減衰手段に供給する自動利得制御電圧が同一であっても、第一の可変減衰手段2のみで第一のデジタルテレビジョン信号を大きく減衰し、第二のデジタルテレビジョン信号を小さく減衰することができる。
【0038】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、第一の可変減衰手段は、直列接続された第一の複数のピンダイオードを有し、第一の複数のピンダイオードの各々には、自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、第一のデジタルテレビジョン信号を複数のピンダイオードの全てを通過して混合器に入力するようにし、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、第二のデジタルテレビジョン信号を複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して混合器に入力するようにしたことで、第一または第二のデジタルテレビジョン信号に応じて、受信したデジタルテレビジョン信号が通過するピンダイオードの数を増減して、簡単に減衰量を変えることができる。
【0039】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、混合器から出力された中間周波信号を復調する復調器と、受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、混合器から出力された中間周波信号を減衰して復調器に入力する第二の可変減衰手段とを設け、同一の自動利得制御電圧に対し、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合には、第二の可変減衰手段の減衰量を、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の第二の可変減衰手段の減衰量よりも小さくし、復調器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号のレベルと、第二の中間周波信号に基づく中間周波信号のレベルとをほぼ同一としたことで、復調器8からの出力を一定にすることができる。
【0040】
また、本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーは、第二の可変減衰手段は、直列接続された第二の複数のピンダイオードを有し、第二の複数のピンダイオードの各々には、自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、混合器から出力された第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を第二の複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して復調器に入力するようにし、第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、混合器から出力された第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を複数のピンダイオードの全てを通過して混合器に入力するようにしたことで、第一または第二のデジタルテレビジョン信号に応じて、復調器に入力される第一のデジタルテレビジョン信号に基づく第一の中間周波信号及び第二のデジタルテレビジョン信号に基づく第二の中間周波信号が通過するピンダイオードの数を増減して、第一の中間周波信号と第二の中間周波信号のレベルをほぼ同一レベルにすることができ、簡単に減衰量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルテレビジョン信号受信チューナーである。
【図2】従来のデジタルテレビジョン信号受信チューナーである。
【符号の説明】
1 増幅器
2 第一の可変減衰手段
3 混合器
4 第一のピンダイオード
5 第二のピンダイオード
6 第三のピンダイオード
7 第一の切替手段
8 復調器
9 切替制御部
10 局部発振器
11 第二の可変減衰手段
12 第四のピンダイオード
13 第五のピンダイオード
14 第六のピンダイオード
15 第二の切替手段
Claims (5)
- 受信したデジタルテレビジョン信号が入力されるとともに周波数変換して中間周波信号を出力する混合器と、該混合器に局部発振信号を入力する局部発振器とを備え、前記デジタルテレビジョン信号が所定のビットレートよりもビットレートが低い第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合と、前記デジタルテレビジョン信号が前記所定のビットレートよりもビットレートが高い第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合とでは、前記混合器に入力される前記第一のデジタルテレビジョン信号のレベルと前記第二のデジタルテレビジョン信号のレベルとを異ならせ、前記混合器に入力される前記第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、前記混合器に入力される前記第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くしたことを特徴とするデジタルテレビジョン信号受信チューナー。
- 前記受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、前記受信したデジタルテレビジョン信号のレベルを減衰して前記混合器に入力する第一の可変減衰手段を設け、同一の前記自動利得制御電圧に対し、前記第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の前記第一の可変減衰手段の減衰量を、前記第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の前記第一の可変減衰手段の減衰量よりも大きくして、前記混合器に入力される前記第一のデジタルテレビジョン信号のレベルを、前記混合器に入力される前記第二のデジタルテレビジョン信号のレベルよりも低くしたことを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビジョン信号受信チューナー。
- 前記第一の可変減衰手段は、直列接続された第一の複数のピンダイオードを有し、前記第一の複数のピンダイオードの各々には、前記自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、前記第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、前記第一のデジタルテレビジョン信号を前記複数のピンダイオードの全てを通過して前記混合器に入力するようにし、前記第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、前記第二のデジタルテレビジョン信号を前記複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して前記混合器に入力するようにしたことを特徴とする請求項2記載のデジタルテレビジョン信号受信チューナー。
- 前記混合器から出力された前記中間周波信号を復調する復調器と、前記受信したデジタルテレビジョン信号のレベルに対応する自動利得制御電圧が印加され、前記混合器から出力された前記中間周波信号を減衰して前記復調器に入力する第二の可変減衰手段とを設け、同一の前記自動利得制御電圧に対し、前記第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合には、前記第二の可変減衰手段の減衰量を、前記第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合の前記第二の可変減衰手段の減衰量よりも小さくし、前記復調器に入力される前記第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号のレベルと、前記第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号のレベルとをほぼ同一としたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のデジタルテレビジョン信号受信チューナー。
- 前記第二の可変減衰手段は、直列接続された第二の複数のピンダイオードを有し、前記第二の複数のピンダイオードの各々には、前記自動利得制御電圧に基づいて電流が流れ、前記第一のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、前記混合器から出力された前記第一のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を前記第二の複数のピンダイオードのうちの一部のピンダイオードのみを通過して前記復調器に入力するようにし、前記第二のデジタルテレビジョン信号を受信する場合は、前記混合器から出力された前記第二のデジタルテレビジョン信号に基づく中間周波信号を前記複数のピンダイオードの全てを通過して前記復調器に入力するようにしたことを特徴とする請求項4記載のデジタルテレビジョン信号受信チューナー。
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