JP3570421B2 - 液晶素子の駆動方法及び表示装置 - Google Patents
液晶素子の駆動方法及び表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3570421B2 JP3570421B2 JP2002340061A JP2002340061A JP3570421B2 JP 3570421 B2 JP3570421 B2 JP 3570421B2 JP 2002340061 A JP2002340061 A JP 2002340061A JP 2002340061 A JP2002340061 A JP 2002340061A JP 3570421 B2 JP3570421 B2 JP 3570421B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- waveform
- electrodes
- selection
- crystal element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶素子の駆動方法及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
順次複数本の走査電極を同時に選択し、階調表示する従来の駆動方法として、特願平5−520048に示す方法がある。このような駆動方法の中で、信号電極に印加する波形の電圧で重み付けして階調表示するような場合、1選択期間に表示データの全ビットに対応した電圧を信号電極に印加することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような駆動方法で1選択期間に2つ以上の選択パターンを印加する場合、図6の(b)、(c)で示すように信号電極波形の周波数成分が高くなり表示ムラの原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に記載の発明は、走査電極を有する基板と、信号電極を有する基板間に液晶を介在させてなり、順次複数本の前記走査電極を同時に選択し、表示データに応じた重み付けした電圧を信号電極に印加して階調表示する液晶素子の駆動方法において、前記信号電極ごとに重み付けの組み合わせを替え、各前記信号電極に重み付けの組み合わせを替えた信号電圧を順番に印加し、全ての組み合わせが終わると、次からの前記信号電極には逆の順番で各前記信号電極に印加し、この順番を繰り返すことを特徴とする。
【0005】
また、本発明に記載の発明は、走査電極を有する基板と、信号電極を有する基板間に液晶を介在させてなる液晶素子を順次複数本の走査電極を同時に選択し、表示データに応じた重み付けをした電圧を電極に印加して階調表示する駆動方法において、1つの選択パターン期間に表示データiビットの内のkビット分の電圧を印加し、1フレーム期間で表示データiビットに応じた電圧を印加することを特徴とする。
【0006】
また、本発明に記載の発明は、走査電極に印加する波形として、1選択期間に2組以上の選択パターンをまとめて出力し、表示データに応じた重み付けをした電圧を電極に印加して階調表示する駆動方法において、1つの選択パターン期間に表示データiビットの内のkビット分の電圧を印加し、1フレーム期間で表示データiビットに応じた電圧を印加することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に記載の発明は、1つの選択パターン期間に信号電極に印加する波形の重み付けの組み合わせとして、各組合わせでの実効電圧の差が最小となる組み合わせとすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に記載の発明は、走査電極に印加する波形の1選択期間の選択パターンの順番を数フレーム周期で入れ替えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に記載の発明は、走査電極に印加する波形の1選択期間に2つの選択パターンを印加し、この2つの選択パターンを2フレームごとに順番を入れ替えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に記載の発明は、信号電極に印加する波形の重み付けの組み合わせが、2フレームごとに繰り返すことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に記載の発明は、本発明に記載の液晶素子の駆動方法を用いたことを特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下に、本発明による液晶素子の駆動方法及び表示装置について詳細に説明する。
【0013】
(実施例1)
実施例1は、同時に4ラインずつ選択して、1選択期間に2つの選択パターンを走査電極に印加し、8階調表示する場合について説明する。この場合、表示データは3ビットで各ビットの重み付けに応じて電圧とパルス幅で信号電極波形に重み付けをし、最上位ビットをa、次のビットをb、最下位ビットをcとしている。
【0014】
図1のX1〜X4は同時に選択する4ラインの走査電極に印加する走査電極波形を示し、Y1〜Y4は各信号電極に印加する信号電極波形を示している。
【0015】
そして、図2は選択期間のある1選択期間での走査電極波形と信号電極波形を示している。
【0016】
図2に示す1選択期間についてみると、(b)の波形では前半の1/2Hではca、後半の1/2Hではacの順番で各ビットの重み付けに対応した電圧を印加する。また、(c)の波形では前半の1/2Hではba、後半の1/2Hではabの順番で各ビットの重み付けに対応した電圧を印加する。このように、1選択パターンの間に等間隔で表示データ3ビット中の2ビットに対応する電圧を印加する。このような駆動方法で1フレーム期間の駆動波形を示したのが図1である。
【0017】
【表1】
【0018】
図1のY1〜Y4の信号電極波形に示すように各波形ごとに重み付けの組み合わせを変えている。この組み合わせを示したのが表1で、S1〜S4が各信号電極ごとの波形を示し、1Fと2Fは奇数フレームと偶数フレームを表し、1f〜4fは各フィールドを表し、1Hと2Hは奇数選択期間と偶数選択期間を表している。そして、例えば、S1の信号電極波形は図1のY1で示す波形に対応し、S2はY2、S3はY3、S4はY4にそれぞれ対応している。
【0019】
そして、S1〜S4の組み合わせによる波形が図5で示す液晶パネルの各信号電極Y1〜Ymの電極に印加され、Y1にS1、Y2にS2、Y3にS3、Y4にS4、Y5にS4、Y6にS3、Y7にS2、Y8にS1、Y9にS1、Y10にS2と信号電極4本ごとに組み合わせの順番を替えている。
【0020】
また、走査電極波形は、図3のX1〜X4で示すような波形を印加する。図3のX1〜X4は、図5の走査電極X1〜X4に印加する走査電極波形を示し、同時に選択する4ラインの選択パルスの極性の組み合わせは、1フレーム目と2フレーム目では極性が逆になっているだけで基本的に選択パターンの組み合わせは替えていないが、3フレーム目では1フレーム目と選択パターンの組み合わせを替えて、各1選択期間の前半の1/2Hのパターンと後半の1/2Hのパターンを入れ替え、4フレーム目は3フレーム目と逆極性にしている。
【0021】
このような、駆動方法にすることによって表示ムラを減らし、より見やすい液晶ディスプレイを実現できる。
【0022】
【表2】
【0023】
また、表2に示すような波形の組み合わせとしても同様の効果が得られる。
【0024】
(実施例2)
実施例2は、同時に4ラインずつ選択して、1選択期間に2つの選択パターンを走査電極に印加し、16階調表示する場合について説明する。この場合、表示データは4ビットで各ビットの重み付けに応じて電圧で信号電極波形に重み付けをし、最上位ビットをa、次のビットをb、次のビットをc、最下位ビットをdとしている。
【0025】
図4のX1〜X4は同時に選択する4ラインの走査電極に印加する走査電極波形を示し、Y1〜Y4は各信号電極に印加する信号電極波形を示している。
【0026】
そして、図2は選択期間のある1選択期間での走査電極波形と信号電極波形を示している。
【0027】
図2に示す1選択期間についてみると、(d)の波形では前半の1/2Hではda、後半の1/2Hではadの順番で各ビットの重み付けに対応した電圧を印加する。また、(e)の波形では前半の1/2Hではcb、後半の1/2Hではbcの順番で各ビットの重み付けに対応した電圧を印加する。このように、1選択パターンの間に等間隔で表示データ4ビット中の2ビットに対応する電圧を印加する。このような駆動方法で1フレーム期間の駆動波形を示したのが図4である。
【0028】
【表3】
【0029】
図4のY1〜Y4の信号電極波形に示すように各波形ごとに重み付けの組み合わせを変えている。この組み合わせを示したのが表3で、S1〜S4が各信号電極ごとの波形を示し、1Fと2Fは奇数フレームと偶数フレームを表し、1f〜4fは各フィールドを表し、1Hと2Hは奇数選択期間と偶数選択期間を表している。そして、例えば、S1の信号電極波形は図4のY1で示す波形に対応し、S2はY2、S3はY3、S4はY4にそれぞれ対応している。
【0030】
そして、S1〜S4の組み合わせによる波形が図5で示す液晶パネルの各信号電極Y1〜Ymの電極に印加され、Y1にS1、Y2にS2、Y3にS3、Y4にS4、Y5にS4、Y6にS3、Y7にS2、Y8にS1、Y9にS1、Y10にS2と信号電極4本ごとに組み合わせの順番を変えている。
【0031】
また、走査電極波形は、図3のX1〜X4で示すような波形を印加する。図3のX1〜X4は、図5の走査電極X1〜X4に印加する走査電極波形を示し、同時に選択する4ラインの選択パルスの極性の組み合わせは、1フレーム目と2フレーム目では極性が逆になっているだけで基本的に選択パターンの組み合わせは替えていないが、3フレーム目では1フレーム目と選択パターンの組み合わせを替えて、各1選択期間の前半の1/2Hのパターンと後半の1/2Hのパターンを入れ替え、4フレーム目は3フレーム目と逆極性にしている。
【0032】
このような、駆動方法にすることによって表示ムラを減らし、より見やすい液晶ディスプレイを実現できる。
【0033】
(実施例3)
実施例1、2に示すような液晶素子の駆動方法による液晶表示装置を、パーソナルコンピュータやワードプロセッサーに使うことよって表示内容を非常に見やすくすることができた。そして、作業性を向上することが出来た。
【0034】
尚、実施例では、4ライン同時選択による、8階調と16階調表示について説明しているが、同時選択ライン数は何ラインでも良く、階調数も何階調でもよい。 また、各信号電極波形の重み付けの組み合わせも表1〜3に示す組み合わせ以外でもよい。
【0035】
また、1選択期間に2選択パターンでの駆動方法で説明したが、1選択期間に1選択パターンや、1選択期間に2選択パターン以上の場合にも同様の駆動方法をすることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によって、多ライン同時選択駆動で階調表示をする場合の表示ムラを大幅に低減してより見やすく、表示品質の高い表示装置を提供することができる。また、重み付けの組み合わせの数を減らすことができ、駆動回路を簡略化し、低コスト化も可能になる。また、低消費電力化も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶素子の駆動方法の一例を示す駆動波形図。
【図2】本発明による液晶素子の駆動方法の一例を示す駆動波形図。
【図3】本発明による液晶素子の駆動方法の一例を示す走査電極波形図。
【図4】本発明による液晶素子の駆動方法の一例を示す駆動波形図。
【図5】液晶ディスプレイの電極の構成を示す図。
【図6】従来の液晶素子の駆動方法の一例を示す駆動波形図。
Claims (2)
- 走査電極を有する基板と、信号電極を有する基板間に液晶を介在させてなり、順次複数本の前記走査電極を同時に選択し、表示データに応じた重み付けした電圧を信号電極に印加して階調表示する液晶素子の駆動方法において、前記信号電極ごとに重み付けの組み合わせを替え、各前記信号電極に重み付けの組み合わせを替えた信号電圧を順番に印加し、全ての組み合わせが終わると、次からの前記信号電極には逆の順番で各前記信号電極に印加し、この順番を繰り返すことを特徴とする液晶素子の駆動方法。
- 請求項1に記載の液晶素子の駆動方法を用いたことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002340061A JP3570421B2 (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002340061A JP3570421B2 (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32681594A Division JP3409480B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003202548A JP2003202548A (ja) | 2003-07-18 |
JP3570421B2 true JP3570421B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=27655845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002340061A Expired - Lifetime JP3570421B2 (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570421B2 (ja) |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002340061A patent/JP3570421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003202548A (ja) | 2003-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS60222825A (ja) | 液晶マトリクス表示パネルの駆動方法 | |
JP2003523534A (ja) | 複数行アドレス指定を行う表示装置 | |
KR20060131036A (ko) | 액정 표시 장치의 구동 장치 및 구동 방법 | |
JP3508115B2 (ja) | 液晶装置及びその駆動方法並びに駆動回路 | |
JP3145552B2 (ja) | 液晶表示パネルの駆動装置 | |
WO1995034020A1 (fr) | Procede de commande d'un dispositif d'affichage a cristaux liquides, dispositif d'affichage a cristaux liquides, appareil electronique et circuit de commande | |
JPS6019196A (ja) | 液晶表示装置の駆動方法及びその装置 | |
JP3570421B2 (ja) | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 | |
JP3409480B2 (ja) | 液晶素子の駆動方法及び表示装置 | |
JPH07244269A (ja) | 表示装置 | |
EP1365384A1 (en) | Driving method for flat panel display devices | |
KR20060012284A (ko) | 수동-매트릭스 디스플레이 장치와 이를 포함하는디스플레이 장치 및 다행 어드레싱 방법 | |
JP3074686B2 (ja) | 液晶パネルの駆動方法 | |
JP2664910B2 (ja) | デイスプレイ | |
Ruckmongathan et al. | 11.3: Wavelets for Displaying Gray Shades in LCDs | |
JP4095128B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3632569B2 (ja) | 液晶装置の駆動方法及び表示装置 | |
JP3555980B2 (ja) | 液晶表示装置の列信号形成方法 | |
JP3918549B2 (ja) | 電気光学素子の駆動方法 | |
JP3453987B2 (ja) | 液晶表示装置の駆動方法、液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2652451B2 (ja) | 液晶マトリックスパネルの駆動方法 | |
JP2918279B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3719973B2 (ja) | 単純マトリクス液晶のマルチラインアドレッシング駆動方法及び装置 | |
JP3082765B2 (ja) | 液晶パネルの駆動方法 | |
JP3417130B2 (ja) | 液晶装置、その駆動方法及び液晶装置の駆動回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040614 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |