JP3570117B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents
記録媒体再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3570117B2 JP3570117B2 JP28749696A JP28749696A JP3570117B2 JP 3570117 B2 JP3570117 B2 JP 3570117B2 JP 28749696 A JP28749696 A JP 28749696A JP 28749696 A JP28749696 A JP 28749696A JP 3570117 B2 JP3570117 B2 JP 3570117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- list
- information
- artist
- recorded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオデータ、ビジュアルデータ等の主たるディジタルデータに付属してサブコードが記録されているディスク状記録媒体例えばディジタルオーディオ用CD(コンパクトディスク)の再生装置に適用して好適な再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ情報が記録されたCDを再生するCD再生装置において、使用上の便宜を図るため、ディスク再生情報に基づく各種表示がなされている。周知のものとして、後述のQチャンネルサブコードにモード1として記録されているプログラム番号いわゆるトラック番号や各トラック番号に割り当てられた時間情報を再生して表示することがなされている。
【0003】
さらに、最近、リードインエリアに記録されたサブコードのR〜Wチャンネルを使用してCD上に、そのCDと関連した文字情報を記録することが提案されている。これは、CDテキストと称される。CDテキストのフォーマットに基づくCDを再生する場合、CDテキストの情報がCDの装着時に読み取られる。読み取られたCDテキスト情報が復号され、メモリに記憶され、さらに、表示される。従って、再生しようとするCDのディスクタイトル、演奏者名等が表示され、ユーザは、CDの内容を直ちに把握することができる。
【0004】
かかるCDテキストは、例えば100枚等の多数のCDから所望の1枚を選択的に再生するCDチェンジャーにとって有用である。従来のCDチェンジャーにおいて、CDテキストに対応している場合、記憶装置には、図38に示すように、ディスク番号と対応して、そのディスク番号のCDに固有の文字情報(例えばアーチスト名)が記憶される。図38中で、装填されたCDがCDテキストに対応していない場合、あるいはユーザが文字情報を登録していない場合では、たとえCDが装填されていても、文字情報が記憶されていない(例えばディスク番号の「5」)。ディスク番号は、CDが装填されるスリットの番号と対応している。図38は、N枚までのCDを装填し、管理できる例である。この記憶内容が表示装置によって表示される。ユーザは、この表示を見て、装填されているCDの内容を把握したり、再生したいCDを選択することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のCDチェンジャーでは、1枚のCDに対して一つの文字情報(例えばアーチスト名)を記憶するようにしている。従って、文字情報が例えば最大で16文字と規定されている場合では、N×16文字の容量のメモリを必要とする欠点があった。一方、メモリの記憶容量を制限すると、ディスクに固有の文字情報の文字数の記憶、表示が制限されるおそれがあった。
【0006】
従って、この発明の目的は、ディスク状記録媒体に付随する文字情報を記憶するために必要なメモリの容量を削減することが可能な再生装置を提供することにある。
【0007】
この発明の他の目的は、ディスク状記録媒体に付随する文字情報の認識、ソートを操作性が向上するように行うことが可能な再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、の課題を達成するために、複数の記録媒体を搭載可能で、複数の記録媒体から任意の記録媒体を選択的に再生可能な記録媒体再生装置において、
記録媒体に記録された情報の内容を示し、且つ重複して存在することが許される文字情報とコードとの対応を示すリストと、
記録媒体に固有の識別情報と、該記録媒体に記録された情報の内容を示す文字情報に対応するコードの関係を示すテーブルとを記憶し、
リストおよびテーブルによって、複数の記録媒体に関する文字情報を表示し、
表示されている文字情報を指定することによって、記録媒体を選択するようにしたことを特徴とする記録媒体再生装置である。
【0009】
また、この発明は、複数の記録媒体を搭載可能で、複数の記録媒体から任意の記録媒体を再生可能な記録媒体再生装置において、
昇降順を有するコードと記録媒体に記録された情報の内容を示すための文字情報との対応を示すリストと、
記録媒体に固有の識別情報と、該記録媒体に記録された情報の内容を示す文字情報に対応するコードの関係を示すテーブルとを記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶されているリスト中の文字情報と、記録媒体の内容を示す文字情報とを比較し、文字情報が登録済か否かを判断する判断手段と、
判断手段により、記録媒体に対応する文字情報がリストに登録済と判断された場合は、記録媒体の識別情報とリスト中の文字情報に対応するコードの対応関係をテーブルに追加し、
判断手段により、記録媒体の内容を示す文字情報がリストに登録済ではないと判断された場合は、リスト中の空きのコードを取得し、空きのコードに対して文字情報を対応させ、記録媒体の識別情報とリストに追加されたコードの対応関係をテーブルに追加することにより複数の記録媒体を管理するようにしたことを特徴とする記録媒体再生装置である。
【0010】
複数のディスク状記録媒体例えばCDの搭載が可能なCDチェンジャーにおいて、CDに固有の文字情報と対応して、昇降順を有するコード例えば数字を付与している。従って、文字情報を記憶するためのメモリの容量を節減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る再生システムおよび再生装置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。一実施例では、ディスク状記録媒体としてCDを使用しているが、これに限らず、他の種類の光ディスク(例えばDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)、磁気テープ、光テープ、半導体メモリ等に対してもこの発明を適用することができる。また、記録媒体に記録されている情報は、オーディオデータに限らず、ビデオデータ等であっても良い。
【0012】
この発明の理解を容易とするために、オーディオ再生用のCDのデータ構成について説明する。CDは、図1に示すように、CD101は中央に孔102を有し、その内周から外周に向かって、TOC(table Of contents) データが記録されたプログラム管理領域である、リードイン(lead in )領域103と、プログラムデータが記録されたプログラム領域104と、プログラム終了領域、いわゆるリードアウト(lead out)領域105とが形成されている。オーディオ情報を記録したオーディオ再生用CDにおいては、プログラム領域104にオーディオデータが記録され、このオーディオデータの時間情報等がリードイン領域103で管理される。また、CD再生装置によるプログラム領域104内のオーディオデータの読み出しが終了して、リードアウト領域105にピックアップが到達したときに、CD再生装置がCDの再生動作を終了する。
【0013】
CDには、メインデータとしてのオーディオデータの他にサブコードが記録されている。以下、サブコードのPチャンネルおよびQチャンネルのデータについて説明する。CDに記録されるオーディオ信号は、1サンプルあるいは1ワードが16ビットで、44.1kHzのサンプリング周波数でサンプリングされる。このサンプリングされたデータは、1サンプルあるいは1ワード16ビットが上位8ビットと下位8ビットに分割されてそれぞれシンボルとされ、このシンボル単位で誤り訂正符号化処理やインターリーブ処理が施され、オーディオデータの24シンボル毎に1つのフレームにまとめられる。1フレームは、ステレオ左右チャンネルの各6サンプル分に相当する。
【0014】
EFM変調により、各シンボルの8ビットが14ビットへ変換される。EFM変調後の1フレームのデータ構造を図2に示す。1フレーム135は、24チャンネルビットの同期パターンデータ領域131と、14チャンネルビットのサブコード領域132と、12シンボルのプログラムデータD1からD12を含むプログラムデータ領域133と、4シンボルのパリティデータP1からP4から成るパリティデータ領域134と、別のプログラムデータ領域133およびパリティデータ領域134とからなる。また、各領域、あるいはデータ部分を接続するために、各部分に対して3チャンネルビットの結合ビットが配される。従って、1フレーム135は、合計588チャンネルビットのデータを含む。
【0015】
さらに、98個のフレームを集めて、このフレーム135の各領域およびデータ部分が縦方向に連続するように並べ換えたものを図3に示す。この図3に示される98フレームの周期は、サブコードが完結する単位であって、サブコードフレームと称される。このサブコードフレームは、フレーム同期パターン部136と、サブコード部137と、データおよびパリティ部138とから成る。なお、この1サブコードフレームは、CDの再生時間の1/75秒に相当する。
【0016】
ここで、PチャンネルおよびQチャンネルのデータを含むサブコードデータは、図3中のサブコード部137に記録されているデータである。また、このサブコード部137のサブコードフレームのデータの構成の詳細を図4に示す。先頭のフレームF01、フレームF02は、サブコードフレームの同期パターンS0、S1である。この同期パターンは、フレーム同期パターンと同様に、EFM変調方式(eight to fourteen modulation: EFM)のアウトオブルール(out of rule )のパターンである。さらに、1シンボルの8ビットの各ビットは、それぞれサブコードのPチャンネルからWチャンネルを構成する。例えば、Pチャンネルは、S0、S1のそれぞれ一部と、P01からP96とで構成される。
【0017】
サブコードのPチャンネルは、プログラムの有無に対応した情報を有し、Qチャンネルには、CD上の絶対時間情報、各プログラムの時間情報、プログラム番号(トラック番号とも称される)、楽章番号(インデックスとも称される)等の情報が含まれる。従って、Qチャンネルに含まれる情報によって、プログラムの頭だし等の再生動作の制御が可能であり、また、Qチャンネルの情報を表示することによって、演奏中のプログラムが光ディスク上の何番目のプログラムであるのか、演奏の経過時間や始めからの絶対時間等を視覚的に確認できる。
【0018】
さらに、サブコードのRチャンネルからWチャンネルまでの6チャンネル分のデータは、例えば静止画や、曲の歌詞の表示等に用いることが可能である。このようなRチャンネルからWチャンネルを用いた再生装置は、CD−グラフィックスと呼ばれ、既に知られている。さらに、最近では、リードイン領域のR〜Wチャンネルを使用して、CDに付加的な文字情報を記録する方式(CDテキスト)が提案されている。このCDテキストの場合、6500字程度の文字情報を記録することが可能とされ、また、CDの付加文字情報としては、800文字以下であるとし、8カ国の言語に対応できるようにされている。
【0019】
図5Aは、CD上に記録されているデータを示す。図1についても説明したように、内周側から順にリードイン領域103に記録されているTOCデータ、プログラム領域104に記録されているプログラム No.1〜 No.n、リードアウトエリア105のデータが記録されている。
【0020】
既存のCDに記録されているTOCデータは、図5Bに示すように、サブコードのQチャンネルを使用している。サブコードは、98ビットを1フレームとするデータ構造を有している。この98ビット中の72ビットがデータである。TOCデータの場合では、図5Bに示すフォーマットを有している。
【0021】
プログラム数が6の場合では、TOC中のデータ構造は、図6に示すものとされる。POINTが00〜99の場合では、PMIN、PSEC、PFRAMEが各プログラムのスタートアドレス(絶対時間)を示す。POINTがA0の場合では、PMINがディスクの最初のプログラムのプログラム番号を示し、PSEC、PFRAMEが00とされる。POINTがA1の場合では、PMINが最後のプログラムのプログラム番号を示し、PSEC、PFRAMEが00とされる。POINTがA2の場合では、PMIN、PSEC、PFRAMEがリードアウトが開始するアドレスを示す。そして、これらの内容は、図6に示すように、3回ずつ繰り返される。さらに、リードイン領域に繰り返して記録される。このようなTOCデータは、CDの装着時に再生装置により読み取られ、装置内部のメモリに記憶される。
【0022】
図7は、この発明の一実施例におけるTOCデータの構成を示すものである。既存のCDの場合では、上述したように、Qチャンネルのサブコードの1フレーム内の72ビットのデータを使用して、総プログラム(曲)数と、各プログラムの記録位置とが管理される。より具体的には、00〜99までの値をとりうるプログラム番号と各プログラムに対応する開始アドレス(絶対時間)と、最初のプログラム番号と、最後のプログラム番号と、リードアウトが始まるアドレスとが記録されている。このQチャンネルのサブコードに加えて、図7に示すようなRチャンネル〜Wチャンネルで構成されるデータがTOCデータとして記録されている。
【0023】
R〜Wチャンネルからなるデータの先頭の2フレームは、同期パターンS0、S1である。残りの96フレームには、それぞれが6ビットのシンボルが96シンボル含まれる。この96シンボルが24シンボルずつに4分割される。この24シンボルを1パックと称し、4パックを1パケットと称する。
【0024】
各パックの先頭位置にそのパックに記録される情報の記録モードを設定するモード情報と、テキスト情報の種類を示す識別情報を有するID1とその他の識別情報を有するIDコード(ID2、ID3およびID4)を含む計24ビットのIDコードが記録されるID領域1が配置される。このID領域1の後に、8ビット単位で主データに付随するテキスト情報が記録されるテキスト領域2が配される。さらに、各パックに、誤り検出符号として、巡回符号(CRC:cyclic redundancy code)による誤り検出を行うための16ビットのデータが記録されるCRC領域3が配される。
【0025】
この発明によるR乃至Wチャンネルのサブコードの説明に先立ち、既存のグラフィック情報をCDへ記録する際のデータフォーマットについて説明する。図8Aは、図4に示したサブコード部137の構造を模式的に示す図である。サブコードは、8ビットで形成され、このサブコードを形成するビット群は、P、Q、R、S、T、U、V、Wの8チャンネルに分割されている。また、サブコード部137は、P乃至Wチャンネルから構成されるフレームが98フレーム集めたものである。
【0026】
最初の2フレームS0、S1は、同期パターンであり、第3番目のフレームから第98番目のフレームまでは、Pチャンネルのデータのみから成るサブコードPと呼ばれるブロック12、Qチャンネルのデータのみから成るサブコードQと呼ばれるブロック13、R乃至Wチャンネルのデータのみから成るブロック11が含まれている。
【0027】
画像情報をサブコードとして記録し再生する方式においては、図8Bに示すように、R乃至Wチャンネルの6ビットで1シンボルを形成し、データ最小単位を0〜23の24個のシンボルで形成されるパックとしている。すなわち、ブロック11が4個のパックに分割される。パックを形成する24シンボルの内、最初のシンボル(以下シンボル0という)は、MSB(most significant bit)側から3桁がモードを示し、LSB(least significant bit )側から3桁がアイテムを示す。このモードおよびアイテムを示すシンボル0に続くシンボル1は、命令の種類を示すインストラクションである。インストラクションに続くシンボル3およびシンボル4は、誤り訂正符号であるパリティQである。このパリティQに続くシンボル4からシンボル19までの各シンボルは、データフィールドを形成し、色情報等を含む。データフィールドに続くシンボル20からシンボル23までの各シンボルはパック内の情報を保護するための誤り訂正符号であるパリティPである。
【0028】
モードには、ゼロモード、ライングラフィックスモード、TVグラフィックスモードおよびユーザモードの4種類のモードが存在する。ゼロモードは、例えば表示画面に対して何らの操作も行わないモードである。すなわち、画像をそのままにしておきたいときのためのモードであり、パック内のデータは全て0である。ライングラフィックスモードは、例えばプレーヤの前面に液晶ディスプレイ等を設けてプログラムの説明文等を表示するためのモードである。
【0029】
また、画像処理命令としては、例えば画面全体をある色でぬりつぶす命令、画面状の1フォントに2種類の色を使用して絵を描く命令、画面全体を縦方向又は横方向に移動させる命令等がある。通常、CDグラフィックスでは、文字データを表示する場合、データフィールドは、ドットデータとして扱われ、例えば‘A’というキャラクタは、図8Cに示すように、6×12のドットのぬりつぶしで表現できる。
【0030】
上述したように、グラフィックス情報をサブコード中に挿入する既存の方法(CDグラフィックス)では、R乃至Wチャンネルのデータを処理するためには、専用の処理回路が必要であり、また、パリティPおよびパリティQを用いた誤り訂正方法が複雑なので、処理回路は複雑である。そのため、既存の方法は、R乃至Wチャンネルのサブコードを利用して単にテキスト情報を記録し再生する用途では不適当であった。
【0031】
そこで、この発明の一実施例では、R乃至Wチャンネルを利用してテキスト情報を記録し、再生する場合、より簡単な処理回路で実現できる、CDテキストフォーマットを採用するものである。図9Aは、図7で示したデータフォーマットをシリアルデータとして示した図である。図9Aに示すように、先頭から32ビットのデータ(図9Aでは、24ビットのみ示す)をバイト毎のデータに区切り、これらのバイトを識別用のID1、ID2、ID3、ID4に対して割り付け、ID領域1を形成する。その後のテキスト領域2もバイト単位のデータに区切られる。このようなバイト単位の処理によって、Qチャンネルの信号の処理方法で処理することが可能になり、簡単な処理回路の構成とできる。
【0032】
また、図8Aに示したデータフォーマットでは、パリティPおよびパリティQを用いた誤り訂正符号が用いられているのに対して、CDテキストのデータフォーマットでは、CRCによる誤り検出符号を用いて誤りを検出するのにとどめ、誤りが検出されると再度データを読み出すようにしている。このため、データは、TOC内で、パック毎に例えば4重書きされ、さらに、一連のデータ列がパケット単位で繰り返し記録されている。このような多重記録によって、誤り訂正のための複雑な回路を省略することができる。
【0033】
なお、パック単位の多重書きは、4重書きに限らないし、また、多重書きの単位もパック単位に限らず、例えばパケット単位、あるいは数パケットを周期としてこの周期単位で多重書きしてもよい。
【0034】
また、ID領域1の先頭のID1は、図9Bに示すように、従来の1シンボルより2ビット多い8ビットで扱うことになる。さらに、既存のR乃至Wチャンネルのサブコードを復号化する機能を有するCD再生装置に装着してもこの再生装置が誤動作を起こさないように、MSBから3ビットは、上述のモードと同様のデータを書き込み、且つこの3ビットで示されるモードとしては未定義のコード例えばモード4(“100”)を割り付ける。こうすることで、既存の再生装置に装着しても認識不可能なモードが検出されるだけなので、再生装置は動作を停止するだけであり誤動作するおそれがない。また、未定義のモードは、モード4の他に、モード5およびモード6があり、モード4の代わりにこれらのモードを用いることもできる。
【0035】
また、ID1によりモード4が指示されるこの発明の一実施例では、パック内のデータフォーマットは、図10に示すように、8ビット(1バイト)毎に区切られたID1、ID2、ID3、ID4と、テキストバイトtext1〜text12と、12ビットのCRCコードとを含むものである。
【0036】
ID1は、8ビットの構造を有し、ID1とパックで扱われるデータの内容が図11に示すように規定されている。ID1は、上述したように、モード4を上位側のビットで指示するために、(8×h)(hは16進数を意味し、×が下位側の4ビットの値を意味する)。
【0037】
ID1は、text1以降に続く文字列の内容を示している。(80h)はアルバム名/プログラム名、(81h)は演奏者/指揮者/オーケストラ名、(82h)は作詩者、(83h)は作曲者、(84h)は編曲者、(85h)はメッセージ、(86h)はdiscID、(87h)は検索用キーワード、(88h)はTOC、(89h)は2ndTOC、(8ah)はユーザ、(8bh)は歌詞、(8ch)は歌詞2、(8dH)は予約、(8eh)は予約、(8fh)はサイズである。
【0038】
ID2は、パックのtext位置から書かれている文字列がどのトラックに所属するかを示すものである。図12に示すように、ID2には、1から99までのトラックナンバが記録される。トラックナンバは1から99であるので、これ以外の数値「0」や「100」(64h)以上は特別な意味を持つ。「00」はディスク全体を代表することを意味する。MSBは常に0とされて、1は拡張用のフラグとなる。
【0039】
ID3はブロックに付された連続番号である。図13に示すように、ブロック内の連続番号は、00から255(0からFFh)までである。ID3=0は、常にID1=80hの先頭パックであり、以降80が終了すれば、81、82とに戻って繰り返される。付加情報により無いID1は次のID1に置き換えられるが、必ず小さい番号順に記録される。
【0040】
ID4は、現パックの文字コードと、その文字列の文字位置を示している。図14に示すように、最初の4ビットはキャラクタコードで、「0000」はASCIIコード、「0001」、「0010」、「0011」、「0100」は、ISO規格に準拠の8859−1(a) 、8859−1(b) 、8859−1(c) 、8859−1(d) コード、「0101」は予約、「0110」はJISカナコード、「0111」はMS−JISコードであることを示している。なお、「1000」以降は予約されている。LSBの4ビットは、現パックのtext1の文字が何文字目かを示している。「0000」が最初の文字、「0001」が2番目の文字、「0010」が3番目の文字、以下、「0011」、「0100」、・・・は、4番目、5番目、・・・の文字である。
【0041】
図15は、(ID1=80h)のパックの構成例を示すものである。(ID1=80h)は、アルバム名(ディスクタイトルとも称される)と最大99曲の全プログラム名を記録するために用いられる。各々の文字情報の最後の文字は必ずヌル(00h)で終端される。次のプログラム名はそのヌルの続きに、連続して書かれていく。図16Aから図16Dは、アルバムタイトルが「BEATLESスペース(図中ではSPと表されている)THEスペースBEST」、第1曲目の曲名が「LOVEスペースMEスペースDO」、第2曲目の曲名が「THEスペースWAVE」、第3曲目の曲名が「PLEASEスペースHELP」が記録されている例を示す。
【0042】
図16Aに示すように、アルバムタイトルを示すので、ID1には、(80h)が記録され、ID2には、アルバムタイトルがディスク全体を示すので、(00h)が記録されている。さらに、ID3には、1番目のパックを意味する(00h)が記録され、ID4には、ASCIIコードを意味し、且つ前のパックで表示済みの文字数0である(00h)が記録されている。text1 からtext12には、“BEATLESスペースTHEスペース”で示される12文字が入り、このパックに入りきれない文字、すなわち、“BESTスペースLOVE”の9文字は2番目のパックに入る。
【0043】
図16Bに2番目のパックの内容を示す。ID1には、アルバムタイトルを示すので、(80h)が記録され、ID2には、アルバムタイトルがディスク全体を示すので、(00h)が記録されている。さらに、ID3には、2番目のパックを意味する(01h)が記録され、ID4には、ASCIIコードを意味し、且つ前のパックで表示済みの文字数12の16進表示の(0Ch)が記録されている。text1 からtext12には、“BESTスペースLOVE”で示される9文字が入るとともに、アルバムタイトルの終端を示すヌルコードと、1曲目のプログラム名である“LOVEスペースME”の7文字がパック2に入り、入りきれない“スペースDO”の3文字は、3番目のパックに入る。
【0044】
同様に、図16Cに3番目のパックの内容を示す。ID1には、プログラム名を示すので、(80h)が記録され、ID2には、パック3に記録される先頭文字は1曲目のもであることを示す(00h)が記録されている。さらに、ID3には、3番目のパックを意味する(02h)が記録され、ID4には、ASCIIコードを意味し、且つ前の2番目のパックで表示済みの、1曲目のタイトル文字数7文字の16進表示の(07h)が記録されている。text1 からtext12には、“スペースDO”で示される3文字が入るとともに、1曲目のタイトルの終端を示すヌルコードと、2曲目のプログラム名である“THEスペースWAVE”の8文字がパック3に入る。
【0045】
同様に、図16Dに4番目のパックの内容を示す。ID1には、プログラム名を示すので、(80h)が記録され、ID2には、パック4に記録される先頭文字は3曲目のもであることを示す(03h)が記録されている。さらに、ID3には、4番目のパックを意味する(03h)が記録され、ID4には、ASCIIコードを意味し、且つ前の3番目のパックで表示済みのタイトル文字数がないので、16進表示の(00h)が記録されている。text1 からtext12には、“PLEASEスペースHELP”で示される11文字が入るとともに、1曲目のタイトルの終端を示すヌルコードが記録される。
【0046】
図17は、(ID1=81h)のパックの構成例を示すものである。(ID1=81h)は、演奏者/指揮者/オーケストラ名等、アルバム名や各プログラム名に対応する人物名(アーチスト名)を記録するのに用いられる。図18Aから図18Cに示すように、各々の名前は、上述の図16Aから図16Dに説明したのと同様に、ヌル(00h)で終端とされた後、次々と連続して書かれていく。図18Aから図18Cは、アルバムを代表する演奏者が「MICHEALスペースJACKSON」、1曲目の演奏者が「JANETスペースJACKSON」、2曲目の演奏者が「M.JACK・・・」である場合の例である。
【0047】
図19は、(ID=85h)のパックの構成例を示すものである。(ID=85h)は、アルバム名や各プログラム名を記録するのと同じ要領で、各プログラム毎のメッセージを記録するのに用いられる。図20Aから図20Dに示すように、メッセージはヌル(00h)で終端された後、次々と連続して書かれていく。ID2は、1から63まではメッセージに同期するトラックナンバを意味し、それ以外の数値は夫々特別な意味をもつ。
【0048】
「00」はアルバムを代表するメッセージになる。「70」から「7f」は、例外的に特性の国の言葉でメッセージを記録した場合に用いられる。「70」はドイツ語、「71」はフランス語、「72」はスペイン語、「73」はイタリア語、「74」はオランダ語、「75」はロシア語、「78」は中国語、「79」は日本語、「7A」は韓国語等である。図20A、図20B、図20Cに示すように、ディスクに「ThankスペースYouスペースVeryスペースmuchスペースPleaseスペースEnjoy!」というメッセージが記録されている例を示す。図20Dには、15曲目に「SeeスペースYouスペースBye」というメッセージがある場合を示している。この15曲目は、(ID2=0Fh)を復号することで判別できる。
【0049】
図21は、(ID1=86h)のパックの構成例である。(ID1=1)はディスクIDを示しており、ここには、IDコードの他に、発売元の名前やPOS(Point Of Sale) コード、発売年等を記録するようにしても良い。
【0050】
図22は、(ID1=87h)のパックの構成例である。(ID1=87h)は検索用キーワードで、検索IDは2バイトのジャンルコードとディスク全体を代表する人物名ないしキーワードで決められる。ここで表現できないジャンルコードの場合には、text3以降で/文字列/で捕捉することが可能である。図23Aから図23Cに示すように、ジャンルコード「00」「17」、ジャンル捕捉文字列「JapaneseRock’80」、検索用キーワードが「Y.Ozaki」の場合を示している。
【0051】
図24Aおよび図24Bは、(ID1=88h)のパックの構成例である。(ID2=00h)の場合の構成を図24Aに示す。(ID1=88h)はTOC(Table Of Contents )で、通常のTOC情報をRからWの情報を記録するために設けられている。(ID2=01h〜63h)の場合の構成を図24Bに示す。
【0052】
図25は、(ID1=89h)のパックの構成例である。(ID1=89h)が2ndTOCで、通常のTOCの中で表せない特殊な部分をポイントするために設けられている。この例では、2ndTOCは、所謂サビの部分のような曲の中で最も印象深い部分(ジャンル情報)を示すのに利用されている。text1は優先度を示し、(00h)が最優先、(01h)が次となり、(FFh)が最低となる。text2は、ポイントの総数を示し、1ディスクについて3ポイント程度が推奨される。text3〜text6は予約されている。text7、text8、text9によりダイジェストのスタートアドレスが指示され、その後の3個のテキストバイトtext10、text11、text12により、ダイジェストのエンドアドレスが指示される。このアドレスは、例えばCD上の絶対時間情報であり、テキストバイトの各バイトによって、分(00〜74の値)、秒(00〜59の値)、フレーム(00〜74の値)の各桁の数字が記録される。
【0053】
図26Aに示すように、ID1には、ダイジェストのためのパックを示す(89h)が記録され、ID2には、ダイジェスト再生が指定されているプログラム番号として(01h)が記録されている。さらに、ID3には、連番を示す番号として例えば(11h)が記録され、ID4には、現在のブロック番号として(00h)が記録されている。
【0054】
text1 には、優先番号として(02h)が記録され、ダイジェストポイントが指定されているプログラムの中での優先度を示す。text2 には、1つのディスク中に設定されているダイジェストポイントが記録されており、この場合では、(10h)が記録され、3箇所が設定されていることを示す。text3 から、text6 は、予約されており、text7 から、text9 には、ダイジェストポイントの起点アドレスとして1分2秒10フレームが記録されている。text10から、text12には、ダイジェストポイントの終点アドレスとして1分43秒20フレームが記録されている。
【0055】
次のパックを図26Bに示す。ID1には、ダイジェストのためのパックを示す(89h)が記録され、ID2には、ダイジェスト再生が指定されているプログラム番号として(02h)が記録されている。さらに、ID3には、連番を示す番号として例えば(12h)が記録され、ID4には、現在のブロック番号として(01h)が記録されている。
【0056】
text1 には、優先番号として(01h)が記録され、ダイジェストポイントが指定されているプログラムの中で2番目の優先度であることを示す。text2 には、1つのディスク中に設定されているダイジェストポイントが記録されており、この場合では、(10h)が記録され、3箇所が設定されていることを示す。text3 から、text6 は、予約されており、text7 から、text9 には、ダイジェストポイントの起点アドレスとして10分2秒20フレームが記録されている。text10から、text12には、ダイジェストポイントの終点アドレスとして10分20秒10フレームが記録されている。
【0057】
次に第3のパックを図26Cに示す。ID1には、ダイジェストのためのパックを示す(89h)が記録され、ID2には、ダイジェスト再生が指定されているプログラム番号として(03h)が記録されている。さらに、ID3には、連番を示す番号として例えば(13h)が記録され、ID4には、現在のブロック番号として(02h)が記録されている。
【0058】
text1 には、優先番号として(00h)が記録され、ダイジェストポイントが指定されているプログラムの中で優先度が一番高いことを示す。text2 には、1つのディスク中に設定されているダイジェストポイントが記録されており、この場合では、(10h)が記録され、3箇所が設定されていることを示す。text3 から、text6 は、予約されており、text7 から、text9 には、ダイジェストポイントの起点アドレスとして12分50秒40フレームが記録されている。text10から、text12には、ダイジェストポイントの終点アドレスとして13分10秒20フレームが記録されている。
【0059】
なお、上記起点アドレスおよび終点アドレスは、絶対時間であり、ディスクのプログラムの起点からの絶対番地である。
【0060】
図27Aおよび図27Bは、(ID1=8fh)のパックの構成例である。(ID1=8fh)はサイズを示すもので、サイズは1ブロックにおける各項目のパックの構成数をまとめたものであり、図27Aおよび図27Bの2パックにより構成される。
【0061】
上述したように、この発明に係る記録媒体例えばCDは、主データ(オーディオデータ)に付随して、TOC領域に記録されるサブコードのR乃至Wチャンネルに対応する6ビットで構成されるシンボルの24シンボル分を1パックとし、4パック分を1パケットとして、パケット単位でデータが構成され、各パックの先頭位置にそのパックで記録される情報の記録モードを設定するモード情報が記録されるとともに、各パックに書き込まれた情報が8ビット単位で識別情報と、テキスト情報またはダイジェスト情報が記録されたものである。
【0062】
この発明が適用された再生装置(具体的にはCDチェンジャー)の一実施例の構成を図28に示す。この一実施例は、CDテキストに対応すると共に、再生するCDとそれぞれ対応してユーザが所定バイト数のテキストデータ(例えば8バイトのテキストデータ)を登録することが可能な機能を有している。この登録されたテキストデータをカスタムファイルと称する。
【0063】
図28において、61が再生されるディスクである。このディスク61は、オートチェンジャ機能により、ディスク収納部60aに収納された多数のディスクから選択的に取り出され、ディスク装着部60bによって装填されたものである。これらのディスク収納部60aおよびディスク装着部60bは、コントローラ(マイクロコンピュータ)70により制御される。ディスク61は、スピンドルモータ63により回転駆動され、光学ピックアップ62により記録内容が読み出される。
【0064】
この光学ピックアップ62からの信号は、RFアンプ64に供給される。RFアンプ64は、RF信号の処理回路の機能を有し、RF信号の2値化、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEの生成等の処理を行う。これらのエラー信号TE、FEがサーボ信号処理回路65に供給される。サーボ信号処理回路65によって、フォーカスコントロールおよびトラッキングコントロールの処理がなされる。光学ピックアップ62内のフォーカスアクチュエータおよびトラッキングアクチュエータがドライブ回路66および67を介された信号によってドライブされる。図示しないが、ピックアップ62をディスク径方向に送る装置もサーボ信号処理回路65によって制御される。サーボ信号処理回路65には、コントローラ70からの制御コマンドを受け取るインターフェースが設けられている。
【0065】
RFアンプ64からの2値化された再生信号がPLL68、EFM復調回路69およびタイミング生成回路71に供給される。PLL68は、再生信号と同期したクロックを生成する。EFM復調回路69からのディジタルオーディオ信号は、D/A変換器72でアナログのオーディオ信号に変換される。このオーディオ信号がボリューム・トーンコントロール部78に供給される。操作部81をユーザが操作することによって、コントローラ70から出力されるコントロール信号によって、ボリューム・トーンコントロール部78が制御される。ボリューム・トーンコントロール部78に対してオーディオ出力アンプ79を介してスピーカ80が接続される。
【0066】
また、RFアンプ64の出力信号がタイミング生成回路71に供給され、再生信号と同期したタイミング信号が生成される。タイミング生成回路71の出力信号がCLVプロセッサ73に供給される。CLVプロセッサ73によってスピンドルモータ63がCLV駆動される。
【0067】
また、図28に示すディスク再生装置は、EFM復調回路69で分離されたサブコードがサブコードプロセッサ74に供給される。サブコードプロセッサ74では、サブコードのエラー検出等の処理がなされ、サブコードのQチャンネル、R〜Wチャンネルとが分離されて出力される。サブコードQがコントローラ70に供給され、R〜WがCDテキストデコーダ75に供給される。
【0068】
CDテキストデコーダ75は、R〜Wチャンネルのサブコードを復号する。CDテキストデコーダ75には、小容量のRAMを有しており、コントローラ70の要求に応じてデータを出力する。出力されたCDテキストデータは、コントローラ70において、システムにとって必要なデータが選択され、CDテキストメモリ76に格納される。例えば指定された言語のCDテキストデータがメモリ76に格納される。CDテキストメモリ76には、CDのリードイン領域から再生され、復号により発生した文字情報の他に、ID情報、ダイジェスト情報、サイズ情報等も格納される。CDテキストメモリ76は、例えばSRAMで構成される。
【0069】
コントローラ70は、サーボ信号処理回路65にコマンドを出してサーボ系および復号の制御を行う。さらに、コントローラ70と関連してカスタムファイルデータを格納するためのカスタムファイルメモリ77が設けられている。カスタムファイルメモリ77は、例えば不揮発性メモリの構成とされている。コントローラ70は、再生装置の動作状態を制御する。
【0070】
コントローラ70に対して表示用ドライバを含む表示部82が接続されている。表示部82は、例えば液晶表示装置である。表示部82は、再生装置の外部に接続されたテレビジョンモニタ等の表示デバイスであっても良い。コントローラ70には、操作部81からの操作信号が与えられる。操作部81は、ディスクを再生するためのキー、プログラムの選択、サーチのためのキー、カスタムファイルを入力、登録するためのキー、カスタムファイル、CDテキスト等を選択して表示するためのキー等を含み、また、表示部82の画面上のカーソルを移動させ、再生装置に所望の動作を行わせるマウスが操作部81に含まれている。
【0071】
カスタムファイルメモリ77は、不揮発性メモリであるために、再生装置の電源がオフとされても、その記憶内容が保存される。カスタムファイルデータは、ユーザが操作部81を操作することによって登録される。なお、コントローラ70内のRAMおよびCDテキストメモリ76の記憶内容は、電源がオフされると保持されない。
【0072】
上述した一実施例において、再生すべきディスクを選択した場合に、TOCデータの読み込みが開始される。従来のディスクの場合では、QチャンネルのサブコードがTOCデータとして読み込まれる。CDテキストフォーマットのCDの場合では、Qチャンネルのサブコードに加えて、CDテキストフォーマットのR〜Wチャンネルのサブコードが読み込まれる。
【0073】
この一実施例では、ディスクと関連した文字情報として、アーチスト名を管理するものである。但し、アーチスト名に限らず、ディスクタイトル、プログラムタイトル等、各ディスクの内容を示す文字情報を管理しても良い。図29は、この一実施例におけるアーチスト名の管理を概念的に示している。管理のために、アーチストリスト91とディスク毎のアーチスト番号のテーブル92とが作成され、記憶される。これらのリスト91およびテーブル92は、電源オフ時でも保存されることが好ましいので、不揮発性メモリ例えばカスタムファイルメモリ77に記憶される。
【0074】
図29に示すように、アーチストリスト91は、アーチスト番号の数字とそれぞれ対応してアーチスト名が存在するリストである。図の例では、アーチスト番号の「5」以下は、アーチスト名が未登録で、空いている状態である。アーチストリスト91において、アーチスト番号は、数字に限らず、昇降順を有する文字(例えばアルファベット)、記号等を採用しても良い。アーチスト名として日本語を使用しても良い。アーチスト名のデータ量は、例えば16バイトに制限されている。
【0075】
テーブル92において、ディスク番号は、ディスク収納部60aにおけるディスクの装着用スリットの番号に対応している。最大N枚までの、ディスクを収納できる場合では、ディスク番号が1〜Nである。各ディスク番号と対応して、アーチスト番号が記憶される。図29において、テーブル92中のアーチスト番号とリスト91中のアーチスト番号との対応が線で結ばれている。なお、ディスクに固有の識別情報としては、上述のディスク番号に限らず、他の情報例えばTOCデータ中の総時間を使用しても良い。
【0076】
あるユーザの使用状態を考えると、殆どの場合、アーチスト名が重複するので、収納されるディスクの最大数をNとするとき、アーチストリスト91では、Nより少ないアーチスト名の記憶領域を用意すれば足りる。また、ディスク番号とアーチスト番号のテーブル92は、番号のみからなる管理テーブルであるため、データ量が少ない。これらの理由によって、アーチスト名を管理するのに必要なメモリの容量を、ディスク毎にアーチスト名を登録する従来の方法(図38参照)と比して低減することができる。
【0077】
図30は、この発明の一実施例におけるアーチスト名の入力処理を全体的に示すフローチャートである。まず、アーチスト名(アーチスト名の文字情報を意味する)の入力モードにされる(ステップS1)。次のステップS2において、新たにアーチスト名を登録するかどうかが決定される。すなわち、アーチスト名の登録の方法としては、二つの方法があり、その一つは、新たにアーチスト名を登録する処理(ステップS3)であり、他の方法は、既に登録されているアーチスト名から選択する処理(ステップS4)である。
【0078】
そして、何れかの方法で入力されたアーチスト名は、アーチスト名のチェックや、再ソート等の処理がされて登録される(ステップS5)。上述したように、この図30の処理は、操作部81の操作に基づいてコントローラ70によって実行され、図29に示すリスト91およびテーブル92(カスタムファイルメモリ77に格納される)が作成される。
【0079】
新たにアーチストを入力する処理S3は、図31に示すフローチャートに従ってなされる。最初にアーチストリスト91から空きのアーチスト番号ART emp を取得する(ステップS11)。このアーチスト番号ART emp を登録したいディスクのディスク番号D noのアーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕に入れる(ステップS12)。そして、ステップS13において、アーチスト名をアーチストリストのアーチスト番号ART emp に入れる。アーチスト名は、操作部81のキーをユーザが操作することによってなされる。入力されたアーチスト名がアーチストリストのアーチスト番号ART emp のアーチスト名記憶領域artist〔ART emp 〕に入る。
【0080】
既に登録されているアーチスト名のリストを参照してアーチスト名を入力する処理S4は、図32に示すフローチャートに従ってなされる。最初にアーチストリスト91を表示させ、既存のアーチストからディスク番号D noをどのアーチストに属させるかを決定する(ステップS14)。この選択されたアーチスト番号をART sel で示す。登録したいディスク番号D noのアーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕に選択されたアーチスト番号ART sel を入れる(ステップS15)。次に、選択したアーチスト番号ART sel のアーチスト名を変更する必要がある場合では、変更したアーチスト名を記憶領域artist〔ART sel 〕に入れる(ステップS16)。
【0081】
以上のように入力されたアーチスト名の登録処理(ステップS5)のより詳細な処理を図33に示す。まず、ステップS21において、入力したアーチスト名が入っているかどうかが決定される。これは、ブランクを入力したかどうかのチェックである。アーチスト名が入っている場合(ブランク入力ではない場合)では、処理がステップS22に移り、他の領域に入力したアーチスト名が存在するかどうかが調べられる。同一アーチスト名を重複して登録することを防止するためにこのステップS22が必要である。
【0082】
ステップS22の結果が肯定である場合(すなわち、重複している場合)では、ステップS23において、登録したいディスク番号D noのアーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕の内容を他の領域で見出されたアーチスト番号ART SAMEへ変更する。そして、ステップS24において、今入力したアーチストを無効にする。
【0083】
そして、ステップS25において、アーチストリストにメモをソートして追加する。ステップS26では、カスタムファイルのTAGのうち、アーチストファイルに相当するビットをオン(`1’ )にする。このビットは、tag[D no].f artistで表される。このTAG中のビットによって、アーチストの登録がされているかどうかが示される。そして、アーチスト登録の処理が終了する。
【0084】
若し、ステップS26において、アーチスト名がブランク入力と決定されたならば、ステップS27において、ブランク入力になってしまったアーチストに属するディスクのアーチストファイルを消去する(アーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕の内容をART noneに変更する)。そして、ステップS25と同様に、ステップS28において、アーチストリストにメモをソートして追加し、処理を終了する。
【0085】
上述したアーチストの入力、登録の処理は、ユーザが操作部81を操作することによって行われる。再生しようとするディスクがCDテキストに対応している場合では、再生され、復号されたアーチスト名を利用することができる。その場合の処理を図34のフローチャートに示す。
【0086】
最初のステップS31において、ディスク番号D noの以前のアーチスト番号をartistno〔D no〕メモとして控える。この以前のアーチスト番号をPREV ARTno と表す。再生されたCDテキスト情報からアーチスト名のデータ(a name) を抜き出す(ステップS32)。次に、アーチスト名が入っているかどうかがチェックされる(ステップS33)。
【0087】
アーチスト名が入っていない場合、すなわち、アーチスト名がブランクの場合では、ステップS35において、カスタムファイルのTAGのうち、アーチストファイルに相当するビットtag[D no].f artistをオフ(`0’ )にする。
【0088】
ステップS33において、アーチスト名が入っている場合では、ステップS34において、カスタムファイルのTAGのうち、アーチストファイルに相当するビットtag[D no].f artistをオン(`1’ )にする。そして、ステップS36において、抜き出されたアーチスト名が既に登録されているかどうかが決定される。
【0089】
登録済みと決定されると、ステップS37において、ディスク番号D noのアーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕に登録済みで、アーチスト名(a name) が存在しているアーチスト番号ART exist を入れる。ステップS37において、登録済みでないと決定された時には、ステップS38において、アーチストリストの空き番号ART emp を取得し、ディスク番号D noのアーチスト番号記憶領域artistno〔D no〕にこの空き番号を入れる。そして、ステップS39において抜き出されたアーチスト名(a name) を取得した空き番号ART emp のアーチスト名記憶領域にコピーする。このコピーの際に、アーチスト名がソートされる。このようにして、CDテキスト中のアーチスト名をコピーによって追加することができる。
【0090】
さらに、以前、別のディスクが入っていて、PREV ARTno に属していて、テキストのディスクに入れ替えた結果、アーチストが別の人物に変わったどうかがステップS40において調べられる。すなわち、PREV ARTno ≠ART noneで、artistno〔D no〕≠PREV ARTno が成立する場合では、ディスクの入れ替えがされ、アーチスト番号が変化したものと決定される。この条件が成立しない場合では、処理が終了する。
【0091】
ステップS40の条件が成立する場合では、ディスク番号D no以外に、PREV ARTno に属しているディスクがない場合にのみ、以前のアーチスト番号PREV ARTno のアーチスト名artist[PREV ARTno ] をアーチストリストから削除する(ステップS41)。このようにして、不要となったアーチスト名の登録がリストから除去される。
【0092】
図33中のステップS22、または図34中のステップS36では、入力されたアーチスト名、またはCDテキスト情報から抜き出されたアーチスト名が既に登録されているかどうかがチェックされ、未登録と決定されるとアーチスト名をアーチストリストに追加するようにしている。このチェックにおいて、この発明の一実施例では、アーチスト名の大文字と小文字とを区別をしない。例えば”Billey Joel” とアーチストリストに登録されているアーチスト名がある場合、入力されたアーチスト名、またはCDテキスト情報から抜き出されたアーチスト名が”BILLEY JOEL” の場合でも、同一のアーチスト名と認識する。それによって、実質的に重複しているアーチスト名をリストに載せることを防止することができる。
【0093】
図33中のステップS25、S28、図34中のステップS39でなされるソートの処理について、図35を参照して説明する。図35Aに示すような4人のアーチスト名がアーチストリストに入っていると仮定する。すなわち、アーチスト名は、下記のものである。
”Maria Takeuchi”
” MARIAH CAREY”
”MR.big”
”MR.CHILDREN”
なお、図中で、スペースは、SPで表わされている。
【0094】
アーチスト名のソートの処理は、先頭の文字を見て、ASCIIコードの文字コード順に並び変える処理である。この順序では、大文字が小文字より先であり、また、スペースがアルファベットより先である。従って、図35Cのような順序でソートがなされる。しかしながら、この図35Cのソート結果は、先頭にスペースが位置するアーチスト名が順位が高かったり、アルファベット順と相違して大文字が優先するようなものである。従って、アーチスト名をユーザが認識する上で、見やすいものではない。
【0095】
そこで、この発明の一実施例では、図35Aのようなアーチスト名を図35Bに示すような順序に並び変える。すなわち、先頭がスペースのアーチスト名の順位が下がり、また、大文字と小文字が混在しても、アルファベット順に一致したソートの結果を得ることができる。従って、ユーザがアーチスト名のリストからアーチスト名を認識するのが容易となる。
【0096】
図35Bに示すようにアーチスト名をソートする処理は、図36のフローチャートに従って行われる。ここでは、図35A中のアーチスト名の二つの文字列AおよびBを比較する。例えばA:”Maria Takeuchi”、B:”
MARIAH CAREY”である。最初のステップS51において、各文字列の先頭に入っているスペースを取り除く。
【0097】
すなわち、
A:”Maria Takeuchi”
B:”MARIAH CAREY”
とされる。次のステップS52において、各文字列の文字数をカウントする。カウント値A cnt =14、B cnt =12が検出される。そして、より短い文字数の分を比較するので、比較用の文字数C CNT を12とする(ステップS53)。そして、カウンターをリセットする(ステップS54)。
【0098】
次のステップS55において、各文字列のカウンターのカウント値に対応した位置の文字A[CONT] およびB[CONT] を比較のために、文字コードA CODEおよびB CODEに変換する。この変換のテーブルは、大文字と小文字を区別しないで、アルファベット順に値が大きくなるように、文字を変換するものである。また、スペースは、文字よりコード値が小とされ、さらに、記号は、アルファベットの後の順位とされている。より具体的には、小文字を大文字へ変換する処理で可能である。但し、比較用に文字をコードに変換するテーブルとしては、このようなものに限定されず、大文字、小文字を区別しない条件を満たすものであれば良い。
【0099】
この図36の例では、文字変換の処理を1文字ずつ比較する直前でなされているが、ステップS51の前後で行うようにしても良い。その場合では、文字列全体を変換する必要がある。
【0100】
そして、変換後の文字コードが一致するかどうか比較される(ステップS56)。一致する場合では、ステップS57において、カウント値CONTをインクリメントする。そして、ステップS58において、(C CNT <CONT?)が調べられる。この関係が成立することは、設定した文字数に関する比較が終了したことを意味する。若し、この関係が満たされない場合では、処理がステップS55に戻り、変換後の文字コードの比較が続行される。従って、設定した文字数の比較が終了した時点で、ステップS58の結果が肯定ならば、二つの文字列AおよびBが同一と判断される(ステップS59)。
【0101】
ステップS56において、文字列AおよびB中で同一の比較位置にある二つの文字コードが等しくない場合では、ステップS60において、(A CODE>B CODE)の関係が調べられる。この関係が満たされる場合では、文字コードの値の小の文字列Bの方が文字列Aより優先するものと判断される(ステップS61)。この関係が満たされない時、言い換えると、文字コードAの値が文字コードBの値より小さい場合では、文字列Aが文字列Bより優先するものとされる(ステップS62)。
【0102】
具体的に、
A:”Maria Takeuchi”
B:” MARIAH CAREY”
の場合では、先頭のスペースを取り除いた後において、比較文字位置の第1番目の文字から第5番目の文字までが同一と判断される。第6番目の文字位置がスペースと‘H’とであるため、スペースを含む文字列Aが優先したものとされる。
【0103】
上述したこの発明の一実施例では、メモリ(例えばカスタムファイルメモリ77上では、図29に示したようなアーチストリスト91と、ディスク番号毎のアーチスト番号のテーブル92とが格納されている。そして、これらに基づいてアーチスト名の表示を表示部82で行う場合では、アーチスト番号と対応するアーチスト名が表示される。
【0104】
図37を参照して、アーチスト名の表示について説明する。図37Aは、ディスク番号(ディスクの装填されるスリットの番号)の順に収納されているディスクを表示する場合の表示121を示す。ディスク番号の順序の表示であることを示す表示122が画面の上部に表示される。この表示121では、10枚のディスク毎にアーチスト名をディスク番号の順に表示するようになされている。上側の左右キー123にカーソルを合わせてこれをクリックすることによって、ディスク番号を±10のステップで変更可能とされる。図の例では、(91〜100)のディスク番号のアーチスト名を表示している。また、表示121の右側の上下キー124にカーソルを合わせてこれをクリックすることで、ディスク番号を±1で変更できる。また、表示121中において、アーチスト名の後に付加されている“T”は、アーチスト名がCDテキスト情報から抽出されたものであることを表す。
【0105】
この表示121において、キー123および124を操作して、所望のディスク番号のディスクを選択する。選択されたディスク番号のアーチスト名は、図示しないが、選択されたことを示すもの(例えば白黒の反転、文字の背景の色の変更、文字のブリンク等)に変化する。そして、プレイキーまたはエンターキーを押すと、選択されたディスクが再生される。また、所定のキーを操作することによって、表示されている10枚のディスクを連続的に、またはランダムに再生することも可能である。
【0106】
次に、操作部81に設けられたソートキーを押すと、図37Bに示すように、アルファベット順のソートを示す表示125が表示され、アルバムタイトルがアルファベット順に上から下へ順に並べられた表示126が提示される。図の例では、収納されているディスクの中で、「P」から始まるアルバムタイトルの5枚のディスクを表示している例である。この表示126において、キー123を操作して、アルバムタイトルの第1番目の文字を選択することができ、キー124を操作して、所望のディスクを選択することができる。また、表示されている全てのディスクを連続的に、またはランダムに再生する動作モードも可能とされている。
【0107】
さらに、ソートキーを押すと、図37Cに示すように、アーチスト名でソートするモードであることを示す表示127をその上部に含む表示128が提示される。また、現在選択されているアーチスト名の表示129がなされる。このアーチスト名は、左右キー123を操作することによって、変更できる。アーチスト名の順序は、上述したようにソートされている。また、収納されているディスク中で、選択されたアーチスト名のディスクのディスク番号およびアルバムタイトルが表示される。図の例では、4枚のディスクが表示されている。
【0108】
上下キー124によって、所望のディスクを選択することができる。また、表示されている全てのディスクを連続的に、またはランダムに再生することが可能である。上述したように、アーチスト名は、アーチスト番号で管理されているので、同一のアーチスト番号のディスクをグループ化する処理は、容易に行うことができる。さらに、ソートキーを押すと、表示が再び図37Aの表示121に戻る。このように、ソートキーを押すごとに、表示がサイクリックに変化する。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、入力または再生信号から抽出されたディスクに付随する文字情報を管理する場合に、昇降順を有するコードと文字情報とのリストと、ディスク固有の識別情報とコードとの対応を示すテーブルを作成している。従って、このリストでは、文字情報が重複せず、また、テーブルは、ディスク枚数×コードのデータ量となる。これは、ディスク毎にアーチスト名記憶領域を設けるために、(ディスク枚数×文字情報のバイト数)のデータを記憶する方法に比して、データ量が少なく、メモリの記憶容量を低減することが可能となる。また、コードを使用して、収納されているディスクのグループ化が容易となり、同一のアーチストのディスクのみを選択して再生するような動作が可能となる。
【0110】
さらに、文字情報の大文字と小文字の区別をしないことにより、同一の文字情報を重複して登録することを防止でき、より一層、メモリ容量を節減できる。よりさらに、文字情報自体ではなく、付与したコードを使用して検索、ソートを行うので、処理時間を短縮化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができる従来の音楽再生用CDの領域を示す略線図である。
【図2】1フレームのデータを示す略線図である。
【図3】サブコードフレーム全体のデータ構造を説明する略線図である。
【図4】サブコード信号の全チャンネルのデータを示す略線図である。
【図5】CDの全体のデータ構成およびTOCデータの構成を示す略線図である。
【図6】従来のCDのリードイン領域に記録されているTOCデータの構成を示す略線図である。
【図7】サブコード信号の全チャンネルのデータを示す略線図である。
【図8】サブコードのデータフォーマットを全体的に示す略線図である。
【図9】CDテキストのデータフォーマットの1パックおよび1シンボルを示す略線図である。
【図10】この発明の一実施例のデータフォーマットの割り付けを示す略線図である。
【図11】ID1で示されるデータの内容を示す図である。
【図12】ID2で示されるデータの内容を示す図である。
【図13】ID3で示されるデータの内容を示す図である。
【図14】ID4で示されるデータの内容を示す図である。
【図15】曲名IDのデータの内容を示す図である。
【図16】曲名IDのデータの説明に用いる図である。
【図17】演奏者IDのデータの説明に用いる図である。
【図18】演奏者IDのデータの説明に用いる図である。
【図19】メッセージIDのデータの説明に用いる図である。
【図20】メッセージIDのデータの説明に用いる図である。
【図21】ディスクIDのデータの説明に用いる図である。
【図22】検索IDのデータの説明に用いる図である。
【図23】検索IDのデータの説明に用いる図である。
【図24】TOCデータの説明に用いる図である。
【図25】2ndTOCのデータの説明に用いる図である。
【図26】2ndTOCのデータの説明に用いる図である。
【図27】サイズパックのデータの説明に用いる図である。
【図28】この発明による再生装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図29】この発明の一実施例におけるアーチスト名の管理を説明するための略線図である。
【図30】この発明の一実施例におけるアーチスト名の入力処理を全体的に示すフローチャートである。
【図31】この発明の一実施例においてアーチスト名を新たに入力する処理を示すフローチャートである。
【図32】この発明の一実施例において既に登録されているアーチスト名からアーチスト名を入力する処理を示すフローチャートである。
【図33】この発明の一実施例において入力されたアーチスト名の登録処理を示すフローチャートである。
【図34】この発明の一実施例においてCDテキスト情報からアーチスト名を取り込んでアーチストリストに追加する処理を示すフローチャートである。
【図35】この発明の一実施例におけるアーチスト名のソートの処理を示す略線図である。
【図36】この発明の一実施例におけるアーチスト名のソートの処理を示すフローチャートである。
【図37】この発明の一実施例におけるアーチスト名の表示例を示す略線図である。
【図38】従来のアーチスト名の管理方法を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・ID領域,2・・・テキスト領域,3・・・CRC領域,4・・・パック,5・・・パケット,60a・・・ディスク収納部,60b・・・ディスク装着部,61・・・ディスク,62・・・光学ピックアップ,74・・・サブコードプロセッサ,75・・・CDテキストデコーダ,76・・・CDテキストメモリ,77・・・カスタムファイルメモリ,81・・・操作部,82・・・表示部,91・・・アーチストリスト,92・・・ディスク番号とアーチスト番号の対応を示すテーブル
Claims (9)
- 複数の記録媒体を搭載可能で、上記複数の記録媒体から任意の記録媒体を選択的に再生可能な記録媒体再生装置において、
上記記録媒体に記録された情報の内容を示し、且つ重複して存在することが許される文字情報とコードとの対応を示すリストと、
上記記録媒体に固有の識別情報と、該記録媒体に記録された情報の内容を示す文字情報に対応する上記コードの関係を示すテーブルとを記憶し、
上記リストおよび上記テーブルによって、上記複数の記録媒体に関する上記文字情報を表示し、
表示されている上記文字情報を指定することによって、記録媒体を選択するようにしたことを特徴とする記録媒体再生装置。 - 複数の記録媒体を搭載可能で、上記複数の記録媒体から任意の記録媒体を再生可能な記録媒体再生装置において、
昇降順を有するコードと上記記録媒体に記録された情報の内容を示すための文字情報との対応を示すリストと、
上記記録媒体に固有の識別情報と、該記録媒体に記録された情報の内容を示す文字情報に対応する上記コードの関係を示すテーブルとを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記リスト中の文字情報と、記録媒体の内容を示す文字情報とを比較し、文字情報が登録済か否かを判断する判断手段と、
上記判断手段により、記録媒体に対応する文字情報が上記リストに登録済と判断された場合は、上記記録媒体の上記識別情報と上記リスト中の上記文字情報に対応する上記コードの対応関係を上記テーブルに追加し、
上記判断手段により、上記記録媒体の内容を示す文字情報が上記リストに登録済ではないと判断された場合は、上記リスト中の空きの上記コードを取得し、空きの上記コードに対して上記文字情報を対応させ、上記記録媒体の上記識別情報と上記リストに追加された上記コードの対応関係を上記テーブルに追加することにより複数の記録媒体を管理するようにしたことを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項1または2に記載の記録媒体再生装置において、
上記文字情報は、記録媒体に予め記録されていることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項1または2に記載の記録媒体再生装置において、
上記文字情報は、ユーザにより入力されることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項1または2に記載の記録媒体再生装置において、
更に、上記付与したコードに基づいてソーティングを行い、ソーティングされた結果を表示することを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項5に記載の記録媒体再生装置において、
ソーティングは、大文字と小文字を区別しないで、文字コード順に上記識別情報を並び変える処理であることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項5に記載の記録媒体再生装置において、
ソーティングは、上記文字情報の先頭のスペースを無視して、文字コード順に上記記録媒体を並び変える処理であることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項1または2に記載の記録媒体再生装置において、
上記昇降順を有するコードは、文字、数字または記号であることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 昇降順を有するコードとアーチスト名との対応を示すリストと、
アルバム固有の識別情報と、該アルバムに記録された情報に対応するアーチスト名に対応する上記コードの関係を示すテーブルとを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記リスト中のアーチスト名と、アルバムに記録された 情報に対応するアーチスト名とを比較し、該アーチスト名が登録済か否かを判断する判断手段と、
上記判断手段により、アルバムに記録された情報に対応するアーチスト名が上記リストに登録済と判断された場合は、上記アルバムの上記識別情報と上記リスト中の上記アーチスト名に対応する上記コードの対応関係を上記テーブルに追加し、
上記判断手段により、アルバムに記録された情報に対応するアーチスト名が上記リストに登録済ではないと判断された場合は、上記リスト中の空きの上記コードを取得し、空きの上記コードに対してアーチスト名を対応させ、上記アルバムの上記識別情報と上記リストに追加された上記コードの対応関係を上記テーブルに追加することにより複数の記録媒体を管理するようにしたことを特徴とする管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28749696A JP3570117B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 記録媒体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28749696A JP3570117B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 記録媒体再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10116467A JPH10116467A (ja) | 1998-05-06 |
JP3570117B2 true JP3570117B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=17718103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28749696A Expired - Fee Related JP3570117B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 記録媒体再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570117B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1049095A3 (en) | 1999-04-28 | 2006-06-28 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Information recording medium and reproducing apparatus therefor |
JP4670553B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-04-13 | ヤマハ株式会社 | コンテンツ記憶装置 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP28749696A patent/JP3570117B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10116467A (ja) | 1998-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100619640B1 (ko) | 사용자에대응하는언어를자동적으로지정하기위한재생장치및그방법 | |
JP3484838B2 (ja) | 記録方法及び再生装置 | |
US5245600A (en) | Apparatus for reproducing from a storage medium information corresponding to each stored musical arrangement and for mixing voice data with music data | |
KR100449929B1 (ko) | 기록매체및그재생장치 | |
US6519676B1 (en) | Method for reading a CD having CD-text data | |
JP3796944B2 (ja) | 再生方法、記録媒体およびコンピュータ | |
JPH0457275A (ja) | Cd再生装置の文字表示回路 | |
JPH10188452A (ja) | ディスク再生装置 | |
JP3570117B2 (ja) | 記録媒体再生装置 | |
JP3787912B2 (ja) | 再生装置、再生方法および記録方法 | |
JP3591179B2 (ja) | 光ディスク再生装置 | |
JP3716514B2 (ja) | 再生システム | |
EP0886272A2 (en) | Reproducing apparatus with user's native language displaying function and user's native language displaying method | |
JPH10247355A (ja) | 再生システム | |
JPH10247357A (ja) | 再生装置 | |
JPH10247356A (ja) | 再生装置 | |
JPH09128868A (ja) | 記録媒体及び再生装置 | |
JPH0982035A (ja) | ディスク再生装置 | |
JPH11317054A (ja) | 再生装置 | |
JP2005332577A (ja) | 記録媒体 | |
JP2007095289A (ja) | 再生装置および再生方法 | |
JP2004342312A (ja) | 記録媒体および記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040614 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |