JP3569512B2 - Dsrc車載器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、路上機を含む高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)の狭域通信(DSRC:Dedicated Short−Rage Communication)システムを用いて、路上機からの送信データを受信するとともに、ASK変調信号およびQPSK変調信号を出力するDSRC車載器に関し、特にASK用のフィルタ回路をQPSK用のフィルタ回路と共用することによりコストダウンおよび小形化を実現したDSRC車載器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ITSと関連したDSRCシステムは、マイクロ波帯の電波を使用して、路上の限られた範囲のみで通信を行うシステムとしてよく知られている。
【0003】
この種のDSRCシステムは、路上に設けられた路上機と車両側に設けられた車載器との間で無線通信を行い、各種データを相互に授受することにより、料金収受や道路情報提供などのサービスを可能にし、運転者のみならず道路や駐車場の管理者にも利益をもたらす効果的なシステムである。
【0004】
DSRCを用いたシステムとしては、高速道路における自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システム、ガソリンスタンドやドライブスルーでの料金収受システム、ならびに、交通情報の提供サービスなど、種々のアプリケーションが考えられている。
【0005】
また、各種アプリケーションに適用される変調方式として、たとえばDSRC規格によって、ASK(Amplitude Shift Keying)用のASK変調と、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)用のQPSK変調との、2つの変調方式が定義されている。
【0006】
ASK変調のアプリケーション例としては、上記ETCシステムが既に提供されており、QPSK変調のアプリケーション例としては、ドライブスルーやガソリンスタンドの料金決済システムが計画されている。
【0007】
図10は従来のDSRC車載器を示すブロック構成図であり、ASK変調信号を生成するASK変調部1と、QPSK変調信号を生成するQPSK変調部2とを備えた場合を示している。
【0008】
図10において、DSRC車載器は、ASK変調部1およびQPSK変調部2と、各変調部1、2からの変調データを増幅する電力増幅器(PA:PowerAmplifier)30と、各変調部1、2に給電を行う電源40と、各種データを送受信するとともに各変調部1、2を制御する制御部100と、データ送受信用のアンテナ101と、アンテナ101とPA30および制御部100との間に介在された送受切替スイッチ102とを備えている。
【0009】
送受切替スイッチ102と制御部100との間には、低ノイズ増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)103と、ミキサ(以下、「MIX」と記す)104と、復調器105とが介在されている。
【0010】
また、制御部100の出力端子には、発振部106が接続されており、発振部106からの周波数信号は、各変調部1、2およびMIX104に入力されている。
【0011】
送受切替スイッチ102は、各種データ信号の送受信の切替を行い、アンテナ101を介した電波の送受信を可能にする。
LNA103は、受信された電波信号を増幅する。
【0012】
MIX104は、発振部106からの周波数信号と受信周波数との周波数差を用いて、受信周波数を扱い易い低周波信号に変換する。
復調部105は、MIX104から出力される低周波の送信データを検出し、制御部100に入力する。
【0013】
ASK変調部1は、ASK用の送信データすなわちASKデータを生成するASKデータ生成部11と、ASK用LPFを構成する帯域制限フィルタ12と、帯域制限フィルタ12を介したASKデータをASK変調するASK変調器13とを備えている。
ASK変調器13は、電源40からの給電により動作する。
【0014】
帯域制限フィルタ12は、ASKデータ生成部11から出力される送信データ(デジタルデータ)の帯域制限を行う。
ASK変調器13から出力されるASK変調データ信号は、PA30を介して所望レベルまで増幅された後、送受切替スイッチ102に送られ、送信マイクロ波としてアンテナ101から送信される。
【0015】
一方、QPSK変調部2は、QPSK用のIチャンネルデータ(以下、「Iデータ」と記す)を生成するIデータ生成部21と、QPSK用のQチャンネルデータ(以下、「Qデータ」と記す)を生成するQデータ生成部22と、Iデータの帯域を制限する第1の帯域制限フィルタ(以下、単に「帯域制限フィルタ」と記す)23と、Qデータの帯域を制限する第2の帯域制限フィルタ(以下、単に「帯域制限フィルタ」と記す)24とを備えている。
【0016】
また、QPSK変調部2は、帯域制限フィルタ23を介したIデータから高調波成分を除去するLPF(Low Pass Filter)25と、帯域制限フィルタ24を介したQデータから高調波成分を除去するLPF26と、LPF25、26から出力されるQPSKデータ(IデータおよびQデータ)に基づきQPSK変調するQPSK変調器27とを備えている。
QPSK変調器27は、電源40からの給電により動作する。
【0017】
ASKデータ生成部11、Iデータ生成部21およびQデータ生成部22は、制御部100の制御下で、ASKデータまたはQPSKデータを生成する。
ASKデータおよびQPSKデータの両方が同時に生成されることはない。
制御部100の制御下で発振部106から出力される周波数信号は、ASK変調器13およびQPSK変調器27に入力される。
【0018】
QPSK変調器27から出力されるQPSK変調データ信号は、PA30を介して所望レベルまで増幅された後、送受切替スイッチ102に送られ、送信マイクロ波としてアンテナ101から送信される。
PA30は、ASK変調データおよびQPSKデータの両方の増幅に共用されている。
【0019】
通常、QPSK変調部2内の帯域制限フィルタ23および24は、DAコンバータにより構成されていることから、帯域制限フィルタ23および24の出力信号にはDAサンプリングの高調波成分(サンプリングノイズ)が含まれるので、この高調波成分を除去するために、LPF24、25が配置されている。
【0020】
図11は図10内の各部の出力波形を示す波形図であり、ASKデータ、IデータおよびQデータの出力波形(矩形波)、各帯域制限フィルタ23、24の出力波形(高調波成分を含む正弦波)、帯域制限フィルタ12およびLPF25、26の出力波形(正弦波)を示している。
【0021】
図12は図10内の帯域制限フィルタ12の構成例を示す回路図である。
図12において、帯域制限フィルタ12は、直列接続された複数のLPF、すなわち多段のLC(リアクトルおよびコンデンサ)回路により構成されている。
【0022】
図13は図10内のLPF25(または、LPF26)の構成例を示す回路図である。
図13において、LPF25は、単一または少数のLC回路により構成されている。
【0023】
通常、図10に示したDSRC車載器において、QPSK変調部2内の帯域制限フィルタ23、24は、送信データの周波数に対して十分に高い周波数でサンプリングするので、サンプリングノイズ除去用のLPF25、26は、図13のように低次数のフィルタ構成で実現することができる。
【0024】
これに対し、ASK変調部1内の帯域制限フィルタ12は、ASKデータ生成部11から生成されるASKデータがの矩形波(図11参照)であることから、広帯域のデジタル信号を所望帯域に制限するために、図12のように高次数のフィルタ構成が必要となる。
【0025】
また、図10に示した従来のDSRC車載器においては、ASK変調部1およびQPSK変調部2内に、それぞれ、個別のフィルタ回路構成を並設する必要がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
従来のDSRC車載器は以上のように、送信回路を構成するASK変調部1およびQPSK変調部2内にフィルタ回路構成が個々に設けられており、回路規模が大きくなるので、コストアップを招いてユーザの購入意欲を阻害するうえ、消費電流の増大にともない発熱量も増大するという問題点があった。
【0027】
また、従来のDSRC車載器は、DSRC車載器全体の形状が大きくなることから、車両への取付性も悪化し、最悪の場合には、ユーザ希望の取付場所に装着することができなくなるという問題点があった。
【0028】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、回路規模を小さくすることにより、小形化およびコストダウンを実現したDSRC車載器を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るDSRC車載器は、路上機を含む高度道路交通システムの狭域通信システムを用いたDSRC車載器であって、路上機からの送信データに応答してASK変調信号またはQPSK変調信号を出力するDSRC車載器において、路上機からの送信データを受信するとともに、ASK変調信号およびQPSK変調信号を路上機に送信するためのアンテナと、送信データに応答してASKデータを生成するASKデータ生成部と、送信データに応答してIデータおよびQデータを含むQPSKデータを生成するIデータ生成部およびQデータ生成部と、QPSKデータの一方とASKデータとの帯域制限を行う第1の帯域制限フィルタと、QPSKデータの他方の帯域制限を行う第2の帯域制限フィルタと、第1の帯域制限フィルタを介したASKデータから高調波成分を除去するASK用LPFと、第1の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第1のLPFと、第2の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第2のLPFと、ASK用LPFを介したASKデータをASK変調するASK変調器と、第1および第2のLPFを介したQPSKデータをQPSK変調するQPSK変調器と、ASK変調器およびQPSK変調器に給電を行う電源と、ASK変調器またはQPSK変調器からの出力データを所望レベルに増幅して、ASK変調信号およびQPSK変調信号としてアンテナに出力する電力増幅器と、QPSK変調器がASK変調器として機能する場合に、第2のLPFから出力されるデータ値を、第1のLPFから出力されるASKデータの値と一致させるデータ値同一化手段とを備え、ASK用LPFは、第1のLPFにより兼用構成され、ASK変調器は、QPSK変調器により兼用構成され、QPSK変調器は、路上機からの送信データに応答してASK変調器として機能する場合に、第1および第2のLPFを介して同一値として入力される各データ値によりASK変調を行うものである。
【0037】
また、この発明に係るDSRC車載器の第2の帯域制限フィルタは、QPSKデータの他方とASKデータとの帯域制限を行い、データ値同一化手段は、第2の帯域制限フィルタと、路上機からの送信データに応答して第1および第2の帯域制限フィルタの各フィルタ特性を切り替えるフィルタ特性切替部とにより構成されたものである。
【0038】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に関連した装置の送信部を示すブロック構成図である。
【0039】
図1において、前述(図10参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「A」を付して、詳述を省略する。
また、図示されない部分(制御部100および受信部など)の構成は、図10に示した通りである。
【0040】
この場合、ASK変調部1Aには、前述の帯域制限フィルタ12に代えて、LPF12Aが設けられている。
LPF12Aは、QPSK変調部2A内のLPF25(図13参照)と同様に、比較的簡単な回路構成を有している。
【0041】
一方、QPSK変調部2A内の帯域制限フィルタ23Aは、Iデータの帯域を制限するのみならず、ASKデータの帯域をも制限する。
また、QPSK変調部2Aには、制御部100(図10参照)の制御下で動作するフィルタ特性切替部28が設けられている。
【0042】
フィルタ特性切替部28は、路上機(図示せず)からの送信データに応答して、帯域制限フィルタ23Aのフィルタ特性を、ASKデータ用とQPSKデータ用とに切り替える。
【0043】
帯域制限フィルタ23Aを介した出力データは、ASK変調部1A内のLPF12AまたはQPSK変調部2A内のLPF25に入力される。
LPF12Aを介したASKデータは、ASK変調器13によりASK変調される。
【0044】
また、LPF25を介したQPSKデータ(この場合、Iデータ)は、LPF26を介したQPSKデータ(Qデータ)とともに、QPSK変調器27によりQPSK変調される。
【0045】
以下、前述(図10参照)のように、各変調器13、27からの変調データは、PA30を介して送受切替スイッチ102に入力され、路上機からの送信データに応答したASK変調信号またはQPSK変調信号がアンテナ101から路上機に向けて送信される。
【0046】
図1のように、多段LPF構成からなる帯域制限フィルタ12(図12参照)を用いずに、DAコンバータからなるQPSK用の帯域制限フィルタ23Aを、ASKデータの帯域制限フィルタとして兼用することにより、回路構成を簡略化することができる。
【0047】
すなわち、ASK変調部1A内のASKデータ用のフィルタとして、DAコンバータからなるデジタルフィルタや、高次数LPFからなる帯域制限フィルタを用いることなく、DAサンプリングの高調波成分のみを除去する低次数のLPF12Aにより構成することができる。
【0048】
また、帯域制限フィルタ23Aのフィルタ特性は、フィルタ特性切替部28により、ASKデータを対象とした場合にはASK変調用に切替えられ、QPSK用のIデータを対象とした場合にはIデータ用に切替えられるので、各データの周波数成分が異なる場合にも対応することができる。
【0049】
なお、帯域制限フィルタ23AがDAコンバータであることから、フィルタ特性の切替処理は、デジタル的なデータ算出のみで実現可能なので、対象データの違いによらず、ハードウエアのDA部を完全に共用することができる。
【0050】
また、前述のように、DSRC車載器は、路上機からの指示にしたがって送信する構成になっており、ASK変調データとQPSK変調データとを同時に送信することはあり得ないので、ASKデータ用のフィルタとIデータ用のフィルタとを共用することができる。
【0051】
また、図1においては、ASKデータ用のフィルタとQPSK用のIデータのフィルタとを共用したが、ASKデータ用のフィルタとQPSK用のQデータのフィルタ(帯域制限フィルタ24)とを共用してもよい。
【0052】
さらに、ASKデータとIデータとの周波数成分の違いを考慮して、フィルタ特性切替部28を設けたが、各データの周波数成分がほぼ同一と見なされる場合には、フィルタ特性切替部28を省略してもよい。
【0053】
なお、図1の例では、ASK変調部1A内にLPF12Aを設けたが、QPSK変調部2A内のLPF25と兼用してもよい。
【0054】
図2はQPSK変調部内のLPFをASKデータ用のLPFと兼用した場合の送信部を示すブロック構成図である。
図2において、前述(図1参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「B」を付して、詳述を省略する。
【0055】
この場合、ASK変調部1Bは、LPF12A(図1参照)を備えておらず、ASKデータ生成部11およびASK変調器13のみを備えている。
一方、QPSK変調部2A内のLPF25Bは、ASKデータ用のLPF機能を兼ねており、帯域制限フィルタ23Aを介したASKデータおよびIデータの両方の高調波成分を除去する。
【0056】
一般に、DSRC通信においては、マンチェスタ符号でデータ送信が行われており、QPSKでは「4096Kbps」、ASKでは「1024Kbps」のデータ送信が用いられている。
なお、QPSKは、1シンボル2値を伝送できるので、実際のデータスピードは、「2048Kbps」相当になる。
【0057】
一方、ASKは、マンチェスタ符号化(1データを「H→L」または「L→H」のデータに符号化)しているので、実際のデータスピードは、「2048Kbps」相当になる。
【0058】
したがって、ASKとQPSKとの出力データ速度(送信データの周波数成分)は同一になり、同一のLPF25Bを介して高調波成分のみを容易に除去することができるので、QPSK変調部2A内のLPF25BをASK用LPFとして代用することができる。
【0059】
すなわち、LPF25Bは、DAサンプリングの高調波成分を除去するために挿入されているので、送信データの周波数成分を通過させて、DAのオーバーサンプリング分の周波数成分を除去すればよい。
【0060】
したがって、QPSK用のIデータの高調波成分除去用のLPF25Bを、ASKデータの高調波成分除去用のフィルタとして兼用することができ、さらに小形化およびコストダウンを実現することができる。
【0061】
なお、QPSKとASKとのデータ速度が同一でなく2倍程度に異なる場合でも、DAサンプリング周波数がデータ周波数に比べて8倍または16倍程度に相違しているので(図11内のフィルタ23の出力波形参照)、兼用LPF25Bとして、図13のように簡単な回路構成を用いることができる。
【0062】
なお、図2の例では、電源40に関連したON/OFFスイッチについて考慮しなかったが、ASK変調器13およびQPSK変調器27に対する給電用ON/OFFスイッチを設け、ASK変調器13またはQPSK変調器27の一方に必要時のみに給電してもよい。
【0063】
図3は電源40からの給電をON/OFFさせるスイッチを設けた場合の送信部を示すブロック構成図である。
図3において、前述(図1、図2参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「C」を付して、詳述を省略する。
【0064】
この場合、電源40とASK変調器13CおよびQPSK変調器27Cとの間には、それぞれ、変調方式選択部43によりON/OFFが切替えられるスイッチ41、42が挿入されている。
【0065】
変調方式選択部43は、制御部100(図10参照)内の一部機能として構成されており、路上機からの送信データに応答して、フィルタ特性切替部28の切替指令も生成する。
【0066】
ASK変調部1C内のASK変調器13Cは、スイッチ41のON動作時に給電され、QPSK変調部2C内のQPSK変調器27Cは、スイッチ42のON動作時に給電される。
【0067】
すなわち、変調方式選択部43は、ASK変調を行う場合には、ASK用のスイッチ41をONさせて、QPSK用のスイッチ42をOFFし、QPSK変調を行う場合には、QPSK用のスイッチ42をONさせて、ASK用のスイッチ41をOFFすることにより、必要に応じた回路のみに電源40を接続する。
【0068】
次に、図4のフローチャートを参照しながら、図3に示した装置による変調方式切替処理動作について説明する。
図4において、まず、DSRC車載器は、路上機からの送信データを正常に受信する(ステップS1)。
【0069】
このとき、送信データ中には、変調方式を決定するデータが含まれており、たとえば、ASK変調で呼び出しが行われた後に、QPSK変調でデータ交信する方式もある。
【0070】
したがって、送信データの受信(ステップS1)に続いて、送信データ中の変調方式がASKであるか否かを判定する(ステップS2)。
【0071】
ステップS2において、ASK変調である(すなわち、YES)と判定されれば、ASK用のスイッチ41をONさせ(ステップS3)、フィルタ特性をASKに切替えて(ステップS4)、図4の処理ルーチンを終了する。
【0072】
一方、ステップS2において、ASK変調ではない(すなわち、NO)と判定されれば、QPSK用のスイッチ42をONさせ(ステップS5)、フィルタ特性をQPSKに切替えて(ステップS6)、図4の処理ルーチンを終了する。
【0073】
このように、路上機からの送信データに含まれる変調方式指示信号にしたがって、スイッチ41または42をONさせることにより、ASKとQPSKとの切替処理が行われる。
【0074】
したがって、ASK変調器13およびQPSK変調器27の個々に対する電源を必要に応じてON/OFFすることができ、回路構成のみならず、電源40の消費電力を必要最小限に軽減することができ、DSRC車載器全体の消費電力および発熱を抑制することができる。
【0075】
なお、図3の例では、ASK変調器13およびQPSK変調器27を個別に設けたが、QPSK変調器27をASK変調器として兼用してもよい。
【0076】
図5はQPSK変調器をASK用に兼用した場合の送信部を示すブロック構成図である。
図5において、前述(図1、図2参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「D」を付して、詳述を省略する。
【0077】
この場合、ASK変調部1Dは、ASK変調器13を備えておらず、ASKデータ生成部11のみを備えている。
一方、QPSK変調部2D内のQPSK変調器27Dは、ASK変調器の機能を兼ねており、LPF25Bを介したASKデータおよびQPSKデータの両方を変調するようになっている。
【0078】
次に、一般的なQPSK変調器27の構成および動作を示す図6および図7を参照しながら、図5に示した装置によるQPSK変調器27Dの具体的な切替動作について説明する。
【0079】
図6は2値のPSK(Phase Shift Keying)変調器を2つ用いた一般的なQPSK変調器27を示す回路構成図である。
また、図7は一般的なQPSK変調器27によるI−Q特性をベクトル位相空間で示す説明図である。
【0080】
図6において、QPSK変調器27は、IデータおよびQデータに個別に対応して設けられた2値のPSK変調器51、52と、一方のPSK変調器52のLo(ローカル)電力入力端子側に挿入された90°位相器53とを備えている。
【0081】
これにより、一方のPSK変調器51、52には、それぞれ90°の位相差を持ったLo電力が印加される。
Lo電力は、数GHz程度の周波数を有しており、発振部106(図10参照)を介して制御部100から供給される。
【0082】
図6のように、一般的なQPSK変調器27は、入力電圧に対して+90°〜−90°(位相差180°)の範囲で位相変化する2つのPSK変調器(位相変調器)51、52を用いて、それぞれ90°の位相差を持って構成されている。
【0083】
この場合、一方のPSK変調器52に対するQデータを所定値(たとえば、「0」)に固定して、Iデータのみの入力値を「1」(または、「−1」)と「0」に変化させることにより、ASK変調を実行することができる。
【0084】
このことは、図7のベクトル図中の振幅成分(矢印参照)を見れば理解することができる。
図7において、I軸入力に対しては、I軸(横軸)方向、Q軸入力に対しては、Q軸(縦軸)方向に位相が変化することになり、位相差90°で、「4値」を表現することができる。
【0085】
このとき、図7内のIQ合成ベクトルで示される点(黒丸参照)が、QPSK送信データとなり、中心に示す「0点」からの距離(矢印参照)が、データ波形の振幅成分となる。
【0086】
図7のI−Q特性を有するQPSK変調器27Dにおいて、通常は各データ値として「−1〜+1」が入力され得るが、ここでは、一例としてQデータの入力値を「0」に固定し、Iデータのみの入力値を「0」と「1」との間で変化させた場合を考える。
【0087】
このとき、ベクトル合成された図7中の矢印(すなわち、振幅成分)は、Iデータの入力値が「1」の場合には最大振幅「1」となり、Iデータの入力値が「0」の場合には最小振幅「0」(振幅無し)となる。
【0088】
この結果、入力データに対して振幅変調を実行したことになるので、ASK変調を実行したことに相当する。
なお、このときのIデータの入力値は、「−1」と「0」、または、「−1〜+1」の範囲内の任意の2値であってもよい。
【0089】
このように、QPSK変調器27の振幅可変特性を利用することにより、図5に示したQPSK変調器27Dの構成で、QPSK変調のみならずASK変調としても機能させ、QPSKおよびASKの両方の変調データを出力することができる。
したがって、さらに回路構成を簡略化して、小形化およびコストダウンを実現することができる。
【0090】
なお、図5の例では、QPSK変調器における一方のデータ入力値を固定する入力固定部について具体的に言及しなかったが、QPSK変調器内に入力固定部を設けてもよい。
【0091】
図8はQPSK変調器内に入力固定部を設けた場合の送信部を示すブロック構成図である。
図8において、前述(図5参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「E」を付して、詳述を省略する。
【0092】
この場合、QPSK変調器27Eは、QPSKデータの一方(たとえば、Qデータ)の入力値を固定するための入力固定部29を備えている。
入力固定部29は、制御部100(図10参照)からの入力固定信号に応答して動作する。
【0093】
図8のように、入力固定部29を設けることにより、ASKデータが選択された場合には、LPF26を介したQデータの入力値を確実に所定値(たとえば、「0」)に固定することができ、前述のように、QPSK変調器27EをASK変調器として機能させることができる。
【0094】
なお、図8においては、Iチャンネル側のLPF25BをASKと兼用したので、ASK選択時にQデータを所定値に固定したが、Qチャンネル側のLPF26をASKと兼用した場合には、ASK選択時にIデータが固定されることは言うまでもない。
【0095】
また、ASK選択時に固定されるQPSKデータの入力値は、「0」に限らず、「−1〜+1」の範囲内の任意の値に設定され得る。
すなわち、固定値を任意に設定しても振幅変調は可能なので、適宜、固定データ入力値を「0」以外の値に設定してもよく、同等の作用効果を奏することができる。
【0096】
なお、図8の例では、QPSK変調器内に入力固定部29を設けてASK変調器と兼用したが、2値のPSK変調器を2つ用いてQPSK変調器を構成し、ASK選択時に各PSK変調器の入力値を同一値に変化させることが望ましい。
【0097】
図9は2値のPSK変調器を2つ用いたこの発明の実施の形態1による送信部を示すブロック構成図である。
図9において、前述(図5、図8参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「F」を付して、詳述を省略する。
【0098】
この場合、ASKデータ生成部11からのASKデータは、QPSK変調部2F内の帯域制限フィルタ23Aおよび24Fの両方に入力される。
また、QPSK変調部2F内のフィルタ特性切替部28Fは、ASK選択時に、帯域制限フィルタ23Aおよび24Fの両方のフィルタ特性を切替える。
【0099】
すなわち、QPSK変調器27Fは、前述(図6参照)のように2つのPSK変調器51、52により構成されており、ASK選択時においては、各PSK変調器51、52に対して同一値のIデータおよびQデータが入力値される。
【0100】
たとえば図7を参照すれば容易に理解できるように、ASK選択時において、IデータおよびQデータの入力値がともに「0」と「1」とに同時に変化することにより、入力データの振幅成分は、図7内の「0点」と「矢印先端部」とに振幅変調され、ASK変調が実行されることになる。
【0101】
または、IデータおよびQデータの入力値がともに「−1」と「0」とに同時に変化することにより、図7内の第3象限において、同様にASK変調が実行することができる。
【0102】
これにより、QPSK変調部2F内において、入力固定部29(図8参照)を不要とすることができ、さらにコストダウンを実現することができる。
【0103】
また、QPSK用のIデータおよびQデータとして、QPSK変調器27Fに同一信号を入力することにより、2つのPSK変調器51、52が同期して動作するので、グランドレベル変動などが相殺されて、安定したASK変調器を構成することができる。
【0104】
なお、上記実施の形態1では、ASKデータと共用されるデータ方式がQPSKの場合について述べたが、π/4シフトQPSKに適用しても、データ生成部の処理方法が異なるのみであり、同様の回路構成で同等の作用効果を奏することができる。
【0105】
また、簡略化された各LPFとして、LC回路からなるパッシブフィルタ(図13参照)を用いたが、オペアンプなどからなるアクティブフィルタを用いてもよい。
【0106】
また、QPSK変調部において、Iチャンネル側の帯域制限フィルタをASKと兼用したが、Qチャンネル側の帯域制限フィルタをASKと兼用してもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、路上機を含む高度道路交通システムの狭域通信システムを用いたDSRC車載器であって、路上機からの送信データに応答してASK変調信号またはQPSK変調信号を出力するDSRC車載器において、路上機からの送信データを受信するとともに、ASK変調信号およびQPSK変調信号を路上機に送信するためのアンテナと、送信データに応答してASKデータを生成するASKデータ生成部と、送信データに応答してIデータおよびQデータを含むQPSKデータを生成するIデータ生成部およびQデータ生成部と、QPSKデータの一方とASKデータとの帯域制限を行う第1の帯域制限フィルタと、QPSKデータの他方の帯域制限を行う第2の帯域制限フィルタと、第1の帯域制限フィルタを介したASKデータから高調波成分を除去するASK用LPFと、第1の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第1のLPFと、第2の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第2のLPFと、ASK用LPFを介したASKデータをASK変調するASK変調器と、第1および第2のLPFを介したQPSKデータをQPSK変調するQPSK変調器と、ASK変調器およびQPSK変調器に給電を行う電源と、ASK変調器またはQPSK変調器からの出力データを所望レベルに増幅して、ASK変調信号およびQPSK変調信号としてアンテナに出力する電力増幅器と、QPSK変調器がASK変調器として機能する場合に、第2のLPFから出力されるデータ値を、第1のLPFから出力されるASKデータの値と一致させるデータ値同一化手段とを備え、ASK用LPFは、第1のLPFにより兼用構成され、ASK変調器は、QPSK変調器により兼用構成され、QPSK変調器は、路上機からの送信データに応答してASK変調器として機能する場合に、第1および第2のLPFを介して同一値として入力される各データ値によりASK変調を行い、QPSK変調器を確実にASK変調器として機能させるようにしたので、回路規模を小さく構成して、小形化およびコストダウンを実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0108】
また、この発明によれば、路上機からの送信データに応答して、第1の帯域制限フィルタのフィルタ特性を切り替えるフィルタ特性切替部を備えたので、周波数成分の異なるASKデータが選択された場合でも、小形化およびコストダウンを実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0109】
また、この発明によれば、ASK用LPFを、第1のLPFにより兼用構成したので、さらに小形化およびコストダウンを実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0110】
また、この発明によれば、電源とASK変調器との間に挿入されて、ASK変調器への給電をON/OFFさせるためのASK用スイッチと、電源とQPSK変調器との間に挿入されて、QPSK変調器への給電をON/OFFさせるためのQPSK用スイッチと、ASK用スイッチまたはQPSK用スイッチの一方のみをONさせるための変調方式選択部とを備えたので、小形化およびコストダウンを実現するとともに、消費電力を必要最小限に節減したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0111】
また、この発明によれば、変調方式選択部は、路上機からの送信データに応答して変調方式指示信号を出力し、変調方式指示信号により、ASK用スイッチおよびQPSK用スイッチのON/OFFを決定するとともに、フィルタ特性切替部を介して第1の帯域制限フィルタのフィルタ特性を切り替えるようにしたので、小形化およびコストダウンを実現するとともに、消費電力を必要最小限に節減したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0112】
また、この発明によれば、ASK変調器を、QPSK変調器により兼用構成したので、さらに小形化およびコストダウンを実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0113】
また、この発明によれば、QPSK変調器は、第2のLPFを介したQPSKデータの入力値を所定値に固定する入力固定部を含み、入力固定部は、路上機からの送信データに応答してQPSK変調器がASK変調器として機能する場合に、第2のLPFを介したQPSKデータの入力値を所定値に固定するようにしたので、QPSK変調器を確実にASK変調器として機能させることのできるDSRC車載器が得られる効果がある。
【0114】
また、この発明によれば、QPSK変調器がASK変調器として機能する場合に、第2のLPFから出力されるデータ値を、第1のLPFから出力されるASKデータの値と一致させるデータ値同一化手段を備え、QPSK変調器は、路上機からの送信データに応答してASK変調器として機能する場合に、第1および第2のLPFを介して同一値として入力される各データ値によりASK変調を行うようにしたので、QPSK変調器を確実にASK変調器として機能させるとともに、さらに小形化および安定化を実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【0115】
また、この発明によれば、第2の帯域制限フィルタは、QPSKデータの他方とASKデータとの帯域制限を行い、データ値同一化手段は、第2の帯域制限フィルタと、路上機からの送信データに応答して第1および第2の帯域制限フィルタの各フィルタ特性を切り替えるフィルタ特性切替部とにより構成されたので、QPSK変調器を確実にASK変調器として機能させるとともに、さらに小形化および安定化を実現したDSRC車載器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に関連したDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に関連したDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1に関連したDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図4】この発明の実施の形態1に関連したスイッチおよびフィルタ特性の切替動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1に関連したDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図6】この発明の実施の形態1に関連したQPSK変調器を示す回路構成図である。
【図7】この発明の実施の形態1に関連したQPSK変調器の振幅変調処理動作を説明するためのI軸−Q軸特性図である。
【図8】この発明の実施の形態1に関連したDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図9】この発明の実施の形態1によるDSRC車載器の送信部を示すブロック構成図である。
【図10】従来のDSRC車載器を示すブロック構成図である。
【図11】図10内の各部の出力波形を示す波形図である。
【図12】図10内のASK用帯域制限フィルタ12の構成例を示す回路図である。
【図13】図10内のLPF25の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D ASK変調部、11 ASKデータ生成部、12A、25、25B、26 LPF、13、13C ASK変調器、2A、2B、2C、2D、2E、2F QPSK変調部、21 Iデータ生成部、22 Qデータ生成部、23A、24、24F 帯域制限フィルタ、27、27C、27D、27E、27F QPSK変調器、28、28F フィルタ特性切替部、29 入力固定部、30 PA(電力増幅器)、40 電源、41、42 スイッチ、43 変調方式選択部、51、52 PSK変調器、53 90°位相器、100 制御部、101 アンテナ、102 送受切替スイッチ、105 復調部、106 発振部。
Claims (2)
- 路上機を含む高度道路交通システムの狭域通信システムを用いたDSRC車載器であって、前記路上機からの送信データに応答してASK変調信号またはQPSK変調信号を出力するDSRC車載器において、
前記路上機からの送信データを受信するとともに、前記ASK変調信号およびQPSK変調信号を前記路上機に送信するためのアンテナと、
前記送信データに応答してASKデータを生成するASKデータ生成部と、
前記送信データに応答してIデータおよびQデータを含むQPSKデータを生成するIデータ生成部およびQデータ生成部と、
前記QPSKデータの一方と前記ASKデータとの帯域制限を行う第1の帯域制限フィルタと、
前記QPSKデータの他方の帯域制限を行う第2の帯域制限フィルタと、
前記第1の帯域制限フィルタを介したASKデータから高調波成分を除去するASK用LPFと、
前記第1の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第1のLPFと、
前記第2の帯域制限フィルタを介したQPSKデータから高調波成分を除去する第2のLPFと、
前記ASK用LPFを介したASKデータをASK変調するASK変調器と、
前記第1および第2のLPFを介したQPSKデータをQPSK変調するQPSK変調器と、
前記ASK変調器および前記QPSK変調器に給電を行う電源と、
前記ASK変調器または前記QPSK変調器からの出力データを所望レベルに増幅して、前記ASK変調信号および前記QPSK変調信号として前記アンテナに出力する電力増幅器と、
前記QPSK変調器が前記ASK変調器として機能する場合に、前記第2のLPFから出力されるデータ値を、前記第1のLPFから出力されるASKデータの値と一致させるデータ値同一化手段とを備え、
前記ASK用LPFは、前記第1のLPFにより兼用構成され、
前記ASK変調器は、前記QPSK変調器により兼用構成され、
前記QPSK変調器は、前記路上機からの送信データに応答してASK変調器として機能する場合に、前記第1および第2のLPFを介して同一値として入力される各データ値によりASK変調を行うことを特徴とするDSRC車載器。 - 前記第2の帯域制限フィルタは、前記QPSKデータの他方と前記ASKデータとの帯域制限を行い、
前記データ値同一化手段は、
前記第2の帯域制限フィルタと、
前記路上機からの送信データに応答して前記第1および第2の帯域制限フィルタの各フィルタ特性を切り替えるフィルタ特性切替部と
により構成されたことを特徴とする請求項1に記載のDSRC車載器。
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