JP2001245010A - 復調装置及び復調方法 - Google Patents

復調装置及び復調方法

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JP2001245010A
JP2001245010A JP2001016208A JP2001016208A JP2001245010A JP 2001245010 A JP2001245010 A JP 2001245010A JP 2001016208 A JP2001016208 A JP 2001016208A JP 2001016208 A JP2001016208 A JP 2001016208A JP 2001245010 A JP2001245010 A JP 2001245010A
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Gerald Oberschmidt
ゲラルド オベルシュミット、
Veselin Brankovich
ベズリン ブランコビッチ、
Dragan Krupezevic
ドラガン クルペシェビッチ、
Tino Konschak
ティノ コンシャック、
Thomas Doelle
トーマス ドレ、
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/007Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
    • H03D3/009Compensating quadrature phase or amplitude imbalances

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構成で効果的にデジタル変調信号をダ
ウンコンバート及び復調する。 【解決手段】 アナログ/デジタル変換器から出力され
るダウンコンバート及び復調されたデジタル信号がシリ
アルに配列された2つの情報部分となるように、デジタ
ル変調信号に混合される局部発振信号を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル変調信号
をダウンコンバート及び復調する復調装置及び復調方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル変調された信号(以下、デジタ
ル変調信号という。)をダウンコンバート及び復調する
復調装置及び復調方法は、信号を送信機から受信機に伝
送する分野で使用されている。信号の伝送は、地上波に
よる無線伝送でもよく、所定の接続線を介した有線伝送
でもよい。デジタル変調信号をダウンコンバート及び復
調する復調装置及び復調方法は、当然、送信側で使用さ
れている変調方式及び伝送媒体に応じて選択される。
【0003】デジタル変調信号Sをダウンコンバート
及び復調する復調装置の例を図10に示す。この復調装
置は、例えばグローバルポジショニングシステム(Glob
al Positioning System:GPS)や第3世代移動通信
システム(Universal MobileTelephone System :UM
TS)等の無線通信システムにおける移動端末装置が受
信した高周波信号(以下、RF信号という。)をダウン
コンバート及び復調する。伝送されてくるRF信号は、
移動端末装置のアンテナを介して、移動端末装置に供給
される。このRF信号は、移動端末装置内に設けられた
例えば図10に示すような復調装置に供給される。ここ
で、RF信号を中間周波数信号(intermediate signa
l:以下、IF信号という。)にダウンコンバートした
後に、このIF信号を図10に示すような復調装置に供
給してさらなるダウンコンバート及び復調処理を施して
もよい。
【0004】無線通信の分野においては、通常I/Q変
調方式が用いられる。I/Q変調方式では、変調状態は
I/Q平面(I/Q-diagram)により表現できる。I/Q
平面では、水平方向の軸がI成分、すなわち搬送信号と
同相の信号成分を表し、垂直方向の軸がQ成分、すなわ
ち搬送信号に直交する信号成分を表す。デジタル情報信
号は、搬送信号の位相情報として伝送され、搬送波の位
相は、伝送すべきシンボルに依存して異なる離散した状
態(different discrite states)を切り換えられる。
この方式は、位相偏移変調(phase shift keying:以
下、PSK変調という。)と呼ばれ、多くの場合、振幅
偏移変調(amplitude shift keying)と併用されて、様
々な分野で使用されている。GSMにおいては、例えば
ガウス最少偏移変調(Gaussian minimum shift keying
modulation:以下、GMSK)が使用されている。
【0005】I/Q変調された信号に対するダウンコン
バート及び復調は、例えば図10に示すように、局部発
振器101と、2つの混合器(ミキサ)102,103
と、90度移相器104と、2つの低域通過フィルタ
(lowpass filter:以下、LPFという。)105,1
06と、2つのアナログ/デジタル変換器(analog-to-
digital-converter:以下、A/D変換器という。)1
07,108とを備えるアナログ復調装置により実行さ
れる。局部発振器101は、局部発振信号を生成し、混
合器102には、この局部発振信号を直接供給し、混合
器103には、90度移相器104を介して局部発振信
号を間接的に供給する。混合器102は、デジタル変調
信号Sと局部発振信号とを混合して、同相成分(I成
分)を示す信号を出力する。一方、混合器103は、デ
ジタル変調信号S0と位相が90度シフトされた局部発
振信号とを混合し、直交成分(Q成分)を示す信号を出
力する。これら信号は、それぞれLPF105,106
を通過した後、A/D変換器107,108に供給さ
れ、デジタル信号S,Sとしてパラレルに得られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の復調
装置は、アナログ素子である90度移相器を必要とし、
90度移相器は、生来的に周波数に依存する素子であ
り、位相及び振幅の不均衡を抑制するためには、復調装
置全体の周波数範囲が制限される。さらに、この復調装
置は、2つの平行する出力ストリームを生成するため
に、2つの混合器と、2つのLPFと、2つのA/D変
換器が必要とされ、復調装置全体を構成する部品点数が
多くなり、したがって製造コストが高くなる。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、単純な構成で効果的にデジタル変調信号をダ
ウンコンバート及び復調する復調装置及び復調方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る復調装置は、デジタル変調信号をダ
ウンコンバート及び復調するものであり、局部発振信号
を発生する局部発振器と、局部発振信号とデジタル変調
信号とを混合して混合信号を生成する混合器と、混合器
からの混合信号を低域通過フィルタリングする低域通過
フィルタと、低域通過フィルタによりフィルタリングさ
れた信号をダウンコンバート及び復調されたデジタル信
号に変換するアナログ/デジタル変換器とを備え、局部
発振信号は、アナログ/デジタル変換器から出力される
ダウンコンバート及び復調されたデジタル信号がシリア
ルに配列された2つの情報部分となるように、デジタル
変調信号に対して設定されている。
【0009】従来の技術と異なり、本発明によれば、2
つの情報部分がパラレル信号としてではなくシリアル信
号として得られるので、復調装置及び関連する装置の構
成を単純化することができる。したがって、本発明は、
例えば無線通信システムにおける携帯端末装置又は移動
端末装置に好適に適用され、これら端末装置を有効に小
型化及び軽量化することができる。さらに、本発明によ
れば、従来の復調装置が備えるアナログ移相器を省略で
きるので、振幅と位相の不均衡を実質的に低減させるこ
とができる。さらに、本発明に基づく復調装置は、従来
の復調装置に比べ、より広い帯域幅に対応できる能力を
有する。
【0010】デジタル変調信号は、好ましくは、I/Q
変調された信号であり、ダウンコンバート及び復調さ
れ、シリアルに配列された2つの情報部分は、このI/
Q変調された信号のI値及びQ値を示すものであるとよ
い。
【0011】さらに、局部発振信号は、デジタル変調信
号の信号帯域幅の中心周波数に対して、デジタル変調信
号の帯域幅の半分のオフセットを有する中心周波数を有
しているとよい。
【0012】また、局部発振信号は、デジタル変調信号
の1シンボル期間内に異なる位相を有する少なくとも2
つの異なる変調状態に変調されるとよい。この場合、2
つの異なる変調状態は、例えば、同じ振幅を有し、位相
が互いに90度異なっている。本発明に係る復調装置
に、局部発振器に変調信号を供給し、局部発振信号を局
部発振器内部で2つの異なる変調状態に変調する変調制
御手段を設けてもよい。これに代えて、本発明に係る復
調装置に、局部発振器から局部発振信号が供給され、局
部発振信号を2つの異なる変調状態に変調し、変調され
た局部発振信号を混合器に供給するアナログ回路を設け
てもよい。さらにこのアナログ回路は、デジタル変調信
号のシンボル周波数の2倍の周波数を有する制御信号に
より、移相器を備える第1の分岐路と移相器を備えない
第2の分岐路とを切り換える切換手段を備えているとよ
い。
【0013】さらに、本発明に係る復調装置は、好まし
くは、変調された局部発振信号を帯域通過フィルタリン
グする帯域通過フィルタを備える。この帯域通過フィル
タは、例えばデジタル変調信号の信号帯域の中心周波数
に対応する中心周波数と、デジタル変調信号の信号帯域
に対応する帯域幅を有する。
【0014】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る復調方法は、デジタル変調信号をダウンコンバ
ート及び復調するものであり、局部発振信号を発生する
ステップと、局部発振信号とデジタル変調信号とを混合
して混合信号を生成するステップと、混合信号を低域通
過フィルタリングするステップと、低域通過フィルタリ
ングされた信号をダウンコンバート及び復調されたデジ
タル信号に変換するステップとを有し、局部発振信号
は、ダウンコンバート及び復調されたデジタル信号がシ
リアルに配列された2つの情報部分となるように、デジ
タル変調信号に対して設定されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復調装置及び
復調方法について図面を参照して詳細に説明する。以下
の実施の形態では、I/Q変調された信号(以下、I/
Q変調信号という。)をダウンコンバート及び復調する
復調装置及び復調方法を説明するが、図に示しここに説
明する復調装置及び復調方法は、他の方式により変調さ
れたデジタル変調信号のダウンコンバート及び復調にも
適用することができる。
【0016】本発明を適用した復調装置の第1の具体例
の構成を図1に示す。この復調装置は、I/Q変調信号
をダウンコンバート及び復調する。I/Q変調信号
は、例えば無線通信システムの移動端末装置又は基地局
内の受信機の高周波信号処理回路から供給される。図1
に示す復調装置は、局部発振信号Sloを発生する局部
発振器1を備える。局部発振器1から発生される局部発
振信号Sloは、中心周波数floを有する。この中心
周波数floは、各信号帯域内におけるI/Q変調信号
の中心周波数fに対して、I/Q変調信号S
信号帯域幅の半分のオフセットを有する。I/Q変調信
号Sは、この復調装置の前段でダウンコンバートが行
われている場合には、中間周波数帯域に属し、ダウンコ
ンバートが行われていない場合には、高周波帯域に属す
る。
【0017】I/Q変調信号Sの周波数帯域及び中心
周波数と、局部発振信号Sloとの関係を図2に示す。
I/Q変調信号Sの帯域幅をBとし、中心周波数をf
とすると、局部発振信号Sloの中心周波数f
loは、I/Q変調信号Sの例えば上端(upper en
d)に位置し、すなわち、局部発振信号Sloの中心周
波数f loは、f+B/2と表すことができる。な
お、これに代えて、局部発振信号Sloの中心周波数f
loを、I/Q変調信号Sの下端に位置するようにし
てもよく、この場合、局部発振信号Sloの中心周波数
loは、f−B/2と表すことができる。
【0018】単一の混合器(ミキサ)2は、局部発振信
号SloとI/Q変調信号Sとを混合して混合信号を
生成し、この混合信号をカットオフ周波数Bを有する低
域通過フィルタ(lowpass filter:以下、LPFとい
う。)3に供給する。これにより、I/Q変調信号S
に対応するベースバンド信号が生成される。このベース
バンド信号は、さらにアナログ/デジタル変換器(以
下、A/D変換器という。)4に供給され、A/D変換
器4は、このI/Q変調信号Sに対応するベースバン
ド信号をI/Q変調信号Sのシンボルレートの2倍の
サンプリングレートでサンプリングし、デジタル信号に
変換する。換言すれば、A/D変換器4は、I/Q変調
信号Sの1シンボル長につき2回のサンプリングを行
う。ここで、サンプリングされたI値及びQ値の符号が
クロックサイクル毎に反転するため、これに対するさら
なる処理が必要となる。
【0019】局部発振信号Sloの中心周波数flo
+B/2とした場合の、図1及び図2に示す復調装
置の処理を説明する。I/Q変調信号Sは、以下の式
で表される。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、ω=2πfであり、i(t)及
びq(t)は、それぞれベースバンドのI信号及びQ信
号を表している。これらはシンボル間の干渉を回避する
ためにフィルタリング処理する必要がある。混合器2に
おいて、I/Q変調信号Sは、中心周波数flo=f
+B/2を有する局部発振信号Sloと混合され、以
下のような混合信号が得られる。
【0022】
【数2】
【0023】LPF3により高周波成分をフィルタリン
グすることにより、以下のような低周波成分が得られ
る。
【0024】
【数3】
【0025】t=n/2Bの間隔でサンプリングを行う
ことにより、コサイン関数又はサイン関数のいずれかが
0となり、したがって、各サンプルにおいてi(n/2
B)及びq(n/2B)を抽出することができる。サン
プリングレートfは、シンボルレートの2倍、すなわ
ちf=2Bであるため、LPF3は、少なくともBの
コーナ、すなわちカットオフ周波数を有していなくては
ならない。これにより、A/D変換器4からの出力信号
は、I/Q変調信号Sの各シンボル期間のI成分
とQ成分を交互に表すシリアル信号となる。
【0026】図3は、本発明を適用した復調装置のシミ
ュレーション結果を信号対時間で示すグラフである。こ
のグラフにおいては、クロック信号を細線で示してい
る。また、破線で示す元のI信号及び一点鎖線で示す元
のQ信号は、平行する理想的な矩形波信号としても示し
ている。さらに、このグラフにおいては、復調アナログ
信号を太線で示しており、各クロックサイクルの前半と
後半におけるIとQは、その時点でI信号を検出できる
か、Q信号を検出できるかを示している。I又はQに付
されている符号「−」は、動作の性質上生じる符号の反
転を示している。例として、最初の2サイクルを考察す
る。第1の半サイクルにおけるダウンコンバートされた
信号の値はハイであり、I値として「1」が検出され
る。第2の半サイクルにおける信号の値もハイである
が、予め分かっている符号の反転に基づき、Q値として
「−1」が検出される。第3の半サイクルでは、信号の
値はハイであり、符号が負であるため、I値として「−
1」が検出される。第4の半サイクルにおいては、信号
の値がローであり、負の符号がないため、Q値として
「−1」が検出される。これにより、シリアルシーケン
ス1,−1,−1,−1が検出される。このシーケンス
は、I=1,−1・・・及びQ=−1,−1・・・のパ
ラレルシーケンスに相当する。この具体例では、説明を
簡単にするために、4相位相変調(quadrature phase s
hift keying:以下、QPSKという。)方式に基づい
て変調された信号の復調について説明しているが、より
高次の変調方式に対しても同様の処理が可能である。出
力信号Sとして順次出力される正しいI値及びQ値又
はI成分及びQ成分は、時刻(1/4+n/2)*T
の時点で得られる。ここで、nはサンプル数を表し、T
=1/2Bであり、I値は各偶数番目に検出され、Q
値は各奇数番目に検出される。
【0027】図4は、本発明を適用した復調装置の第2
の具体例を示す図である。この復調装置は、変調制御回
路7により生成及び出力された変調信号(modulation s
ignal)により変調される局部発振信号Sloを発生す
る局部発振器5を備える。局部発振信号Sloは、それ
ぞれ位相が異なる少なくとも2つの変調状態に変調され
る。好ましくは、第2の変調状態は、第1の変調状態と
振幅が同じで位相が90度シフトされており、これによ
り、変調状態は、例えば0,1,0,1,0,1・・・
のように交互に変化する。ここで、I/Q変調信号S
の1シンボル期間内に少なくとも2つの変調状態が存在
する必要がある。局部発振信号Sloの中心周波数f
は、I/Q変調信号Sの信号帯域の中心とする。変調
された局部発振信号Sloは、バンドパスフィルタ(ba
nd pass filter:以下、BPFという。)6に供給され
る。BPF6は、I/Q変調信号Sの信号帯域幅をB
とすると、少なくともB、好ましくは2Bの通過帯域幅
を有する。
【0028】BPF6を通過した局部発振信号S
loは、混合器2に供給され、I/Q変調信号Sと混
合される。さらに、この復調装置は、LPF3及びA/
D変換器4を備えている。LPF3及びA/D変換器4
の動作については、図1に構成を示し、図1〜図3を用
いて説明した復調装置と共通するものであるため、この
具体例においては、これらの説明は省略する。A/D変
換器4は、I値とQ値が交互に出現するシリアル信号で
ある出力信号Sを出力する。
【0029】図5は、本発明を適用した復調装置の第3
の具体例を示す図である。この復調装置の構成は、図4
に示す復調装置に類似している。但し、図4に示す具体
例では、局部発振信号Sloは、局部発振器5の内部で
変調されているが、この図5に示す具体例においては、
局部発振信号Sloは、外部で変調される。すなわち、
この復調装置は、I/Q変調信号Sの信号帯域の中心
と等しい中心周波数f を有し、変調されていない局部
発振信号Sloを出力する局部発振器8を備える。局部
発振器8から出力された局部発振信号Sloは、アナロ
グ回路9に供給される。アナログ回路9は、I/Q変調
信号Sの1シンボル期間内に、2つの変調状態を有す
る局部発振信号Sloを変調し、変調された局部発振信
号Sloを第2の具体例と同様のBPF6に供給する。
すなわち、アナログ回路9は、位相値の異なる少なくと
も2つの変調状態となるように局部発振器8からの局部
発振信号Sloを変調する。好ましくは、第2の変調状
態は、第1の変調状態と同じ振幅及び90度シフトされ
た位相を有している。さらに好ましくは、変調状態は、
I/Q変調信号Sのシンボルレートの2倍の速さで交
互に切り換えられる。
【0030】このアナログ回路9の内部構成を図6に示
す。アナログ回路9は、図6に示すように、切換スイッ
チ10を備え、切換スイッチ10は、制御信号により制
御されて、90度移相器11が設けられた第1の分岐路
12と、移相器が設けられていない第2の分岐路13の
いずれかと接続する。制御信号は、I/Q変調信号S
のシンボル周波数の少なくとも2倍の周波数を有してい
る。すなわち、局部発振器8からの局部発振信号Slo
は、切換スイッチ10を介して、第1の分岐路と第2の
分岐路12を交互に通るように切り換えられる。上述の
ように、第1の分岐路12には、局部発振信号Slo
位相を90度シフトさせる90度移相器11が設けられ
ているため、局部発振信号Sloは、2つの異なる位相
値を有する変調状態に変調される。
【0031】第3の具体例としての図5に示す復調装置
は、第1及び第2の具体例としての図1及び図4に示し
た復調装置と同様に、混合器2、LPF3、A/D変換
器4を備える。第2及び第3の具体例におけるLPF3
のカットオフ周波数及びA/D変換器4のサンプリング
レートは、混合器2に入力される信号のスペクトル帯域
幅に基づいて設定される。LPF3のカットオフ周波数
は、少なくともB、すなわちI/Q変調信号Sのチャ
ンネル帯域幅又は信号帯域幅とし、A/D変換器4のサ
ンプリングレートfは、少なくとも1/2Bとする。
【0032】図4に示す第2の具体例では、局部発振信
号Sloは、局部発振器5の内部で変調され、図5に示
す第3の具体例では、局部発振信号Sloは、局部発振
器8の外部で、すなわちアナログ回路9において変調さ
れる。アナログ回路9内に設けられた切換スイッチ10
の制御には、クロック回復(clock recovery)又はこの
他の周知の同期の手法を用いて再生されたクロック信号
を使用する。第2の具体例及び第3の具体例において、
同相(I)成分は、クロックサイクルの前半でダウンコ
ンバートされ、直交(Q)成分は、クロックサイクルの
後半でダウンコンバートされる。局部発振信号S
loは、以下のような数式で表される。
【0033】
【数4】
【0034】ここで、nはシンボル数を示す整数を表
し、Tはシンボル期間を表す。局部発振信号Sloは、
I/Q変調信号Sの1シンボル期間内に2つの変調状
態を有する必要があり、この信号が供給されるBPF6
は、少なくともBに対応する帯域幅を有していなくては
ならない。この変調された局部発振信号Sloは、混合
器2に供給され、I/Q変調信号Sは、混合器2によ
ってダウンコンバートされ、LPF3により高域成分が
フィルタリングされ、これによりLPF3から出力され
る信号は、以下のようになる。
【0035】
【数5】
【0036】これにより、各期間において、正しいI値
及びQ値が抽出される。
【0037】なお、局部発振信号Sloを切り換え又は
変調することにより、局部発振信号Sloは、BPF6
を通過させなければ無限のスペクトル成分を有すること
となる。局部発振信号Sloは、1シンボル期間内に少
なくとも2つの変調状態を有していなくてはならず、し
たがってそのスペクトル成分は有限、好ましくは2Bの
範囲内である必要がある。すなわち、BPF6によるフ
ィルタリングにより、I/Q値を正しく検出できるよう
になる。図7は、第2及び第3の具体例に示す復調装置
を用いたI/Q値検出のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。このグラフは、図3に示すグラフと同様
に、元の送信されたI/Q値と受信されたI/Q値を示
すものであり、ここでは図3の説明を参照する。なお、
図7においては、I値及びQ値において、符号の反転は
発生しない。
【0038】以上のように、I/Q変調された信号S
をダウンコンバート及び復調する本発明に基づく復調装
置は、混合器、LPF、A/D変換器をそれぞれ1つ備
えていればよく、したがって、本発明によれば、極めて
単純な構成の復調装置によりI値及びQ値を検出するこ
とができる。なお、本発明では、局部発振信号に適切な
処理を施し、及び所定のスペクトル帯域に制限する必要
がある。また、従来の復調装置に比べてより高速なA/
D変換を行う必要がある。しかしながら、本発明によれ
ば、従来の構成から少なくとも1つのアナログ移相器を
省略でき、混合器は1つでよく、振幅及び位相の不均衡
の問題を著しく改善することができる。すなわち、本発
明は、従来の復調装置に比べて、複雑でなく、I/Q値
の不均衡が改善された復調装置を提供することができ
る。
【0039】I/Q変調信号が複数のチャンネルを介し
て送信されるマルチチャンネル環境においては、チャン
ネル間の間隔を適切に保つ必要がある。この点につい
て、図8及び図9を用いて説明する。図8は、図1に示
す復調装置における最少のチャンネルラスタ要求(chan
nel raster requirement)を示している。ここで、図8
は、単に理論上の設定を示しており、ここでは局部発振
器1から出力される局部発振信号の中心周波数は、チャ
ンネル#1の周波数帯域の上端に設定され、チャンネル
#1のみが復調される。したがって、チャンネル間干渉
が発生しないように、上位のチャンネル#2は、局部発
振信号の周波数から信号帯域幅B以上離間させる必要が
ある。チャンネル#3における信号と局部発振信号との
混合積は、信号帯域幅Bのベースバンドから外れるた
め、下位のチャンネル#3は、チャンネル#1に隣接し
て設けてもよい。なお、図8に示す非対称の配列は、理
論的な限界を説明するものであり、実際に使用される可
能性は低い。すなわち、各チャンネルは、少なくとも信
号帯域幅B以上離間させる必要がある。
【0040】第2及び第3の具体例についても同様のこ
とが言える。第2及び第3の具体例に示す復調装置を用
いる場合、図9に示すように、下位のチャンネル#3
は、理論上においてもチャンネル#1から信号帯域幅B
以上離間している必要がある。この理由は、図8を用い
て説明した理由と同じである。このように、本発明に基
づく復調装置は、対象となるチャンネルが高周波帯域か
ら抽出されてI/Q復調される構成に適している。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る復調装置
は、局部発振信号を発生する局部発振器と、局部発振信
号とデジタル変調信号とを混合して混合信号を生成する
混合器と、混合器からの混合信号を低域通過フィルタリ
ングする低域通過フィルタと、低域通過フィルタにより
フィルタリングされた信号をダウンコンバート及び復調
されたデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換
器とを備え、局部発振信号は、アナログ/デジタル変換
器から出力されるダウンコンバート及び復調されたデジ
タル信号がシリアルに配列された2つの情報部分となる
ように、デジタル変調信号に対して設定される。これに
より、2つの情報部分がパラレル信号としてではなくシ
リアル信号として得られるので、復調装置の構成を単純
化することができる。
【0042】また、本発明に係る復調方法は、局部発振
信号を発生するステップと、局部発振信号とデジタル変
調信号とを混合して混合信号を生成するステップと、混
合信号を低域通過フィルタリングするステップと、低域
通過フィルタリングされた信号をダウンコンバート及び
復調されたデジタル信号に変換するステップとを有し、
局部発振信号は、ダウンコンバート及び復調されたデジ
タル信号がシリアルに配列された2つの情報部分となる
ように、デジタル変調信号に対して設定される。これに
より、2つの情報部分がパラレル信号としてではなくシ
リアル信号として得られるので、単純な構成で効果的に
デジタル変調信号をダウンコンバート及び復調すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した復調装置の第1の具体例の構
成を示す図である。
【図2】図1に示す復調装置における各部分の中心周波
数及び周波数帯域を示す図である。
【図3】図1に示す復調装置を用いたシミュレーション
により得られたI/Q値を示す図である。
【図4】本発明を適用した復調装置の第2の具体例の構
成を示す図である。
【図5】本発明を適用した復調装置の第3の具体例の構
成を示す図である。
【図6】図5に示すアナログ回路の内部構成を示す図で
ある。
【図7】図4及び図5に示す復調装置を用いたシミュレ
ーションにより得られたI/Q値を示す図である。
【図8】マルチチャンネル環境における図1に示す復調
装置の中心周波数及び周波数帯域を示す図である。
【図9】マルチチャンネル環境における図4及び図5に
示す復調装置の中心周波数及び周波数帯域を示す図であ
る。
【図10】従来の復調装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 局部発振器、2 混合器、3 低域通過フィルタ、
4 A/D変換器
フロントページの続き (72)発明者 オベルシュミット、 ゲラルド ドイツ連邦共和国 D−70736 フェルバ ッハ シュトゥットゥガルター シュトラ ーセ 106、 シュトゥットゥガルト テ クノロジーセンター ソニー インターナ ショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内 (72)発明者 ブランコビッチ、 ベズリン ドイツ連邦共和国 D−70736 フェルバ ッハ シュトゥットゥガルター シュトラ ーセ 106、 シュトゥットゥガルト テ クノロジーセンター ソニー インターナ ショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内 (72)発明者 クルペシェビッチ、 ドラガン ドイツ連邦共和国 D−70736 フェルバ ッハ シュトゥットゥガルター シュトラ ーセ 106、 シュトゥットゥガルト テ クノロジーセンター ソニー インターナ ショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内 (72)発明者 コンシャック、 ティノ ドイツ連邦共和国 D−70736 フェルバ ッハ シュトゥットゥガルター シュトラ ーセ 106、 シュトゥットゥガルト テ クノロジーセンター ソニー インターナ ショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内 (72)発明者 ドレ、 トーマス ドイツ連邦共和国 D−70736 フェルバ ッハ シュトゥットゥガルター シュトラ ーセ 106、 シュトゥットゥガルト テ クノロジーセンター ソニー インターナ ショナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変調信号をダウンコンバート及
    び復調する復調装置において、 局部発振信号を発生する局部発振器と、 上記局部発振信号と上記デジタル変調信号とを混合して
    混合信号を生成する混合器と、 上記混合器からの混合信号を低域通過フィルタリングす
    る低域通過フィルタと、 上記低域通過フィルタによりフィルタリングされた信号
    をダウンコンバート及び復調されたデジタル信号に変換
    するアナログ/デジタル変換器とを備え、 上記局部発振信号は、上記アナログ/デジタル変換器か
    ら出力されるダウンコンバート及び復調されたデジタル
    信号がシリアルに配列された2つの情報部分となるよう
    に、上記デジタル変調信号に対して設定されていること
    を特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】 上記デジタル変調信号は、I/Q変調さ
    れた信号であり、上記ダウンコンバート及び復調され、
    シリアルに配列された2つの情報部分は、該I/Q変調
    された信号のI値及びQ値を示すことを特徴とする請求
    項1記載の復調装置。
  3. 【請求項3】 上記デジタル変調信号は、中心周波数を
    とする信号帯域を有し、上記局部発振信号は、上記
    デジタル変調信号の信号帯域幅の中心周波数f に対し
    て、上記デジタル変調信号の帯域幅の半分のオフセット
    を有する中心周波数floを有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の復調装置。
  4. 【請求項4】 上記局部発振信号は、上記デジタル変調
    信号の1シンボル期間内に異なる位相を有する少なくと
    も2つの異なる変調状態に変調されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の復調装置。
  5. 【請求項5】 上記2つの異なる変調状態は、同じ振幅
    を有し、位相が互いに90度異なることを特徴とする請
    求項4記載の復調装置。
  6. 【請求項6】 上記局部発振器に変調信号を供給し、上
    記局部発振信号を該局部発振器内部で上記2つの異なる
    変調状態に変調する変調制御手段を備える請求項4又は
    5記載の復調装置。
  7. 【請求項7】 上記局部発振器から局部発振信号が供給
    され、該局部発振信号を上記2つの異なる変調状態に変
    調し、該変調された局部発振信号を上記混合器に供給す
    るアナログ回路を備える請求項4又は5記載の復調装
    置。
  8. 【請求項8】 上記アナログ回路は、上記デジタル変調
    信号のシンボル周波数の2倍の周波数を有する制御信号
    により、移相器を備える第1の分岐路と移相器を備えな
    い第2の分岐路とを切り換える切換手段を備えることを
    特徴とする請求項7記載の復調装置。
  9. 【請求項9】 上記変調された局部発振信号を帯域通過
    フィルタリングする帯域通過フィルタを備える請求項4
    乃至8いずれか1項記載の復調装置。
  10. 【請求項10】 上記帯域通過フィルタは、上記中心周
    波数fに対応する中心周波数と、上記デジタル変調信
    号の信号帯域に対応する帯域幅を有することを特徴とす
    る請求項9記載の復調装置。
  11. 【請求項11】 デジタル変調信号をダウンコンバート
    及び復調する復調方法において、 局部発振信号を発生するステップと、 上記局部発振信号と上記デジタル変調信号とを混合して
    混合信号を生成するステップと、 上記混合信号を低域通過フィルタリングするステップ
    と、 上記低域通過フィルタリングされた信号をダウンコンバ
    ート及び復調されたデジタル信号に変換するステップと
    を有し、 上記局部発振信号は、上記ダウンコンバート及び復調さ
    れたデジタル信号がシリアルに配列された2つの情報部
    分となるように、上記デジタル変調信号に対して設定さ
    れていることを特徴とする復調方法。
  12. 【請求項12】 上記デジタル変調信号は、I/Q変調
    された信号であり、上記ダウンコンバート及び復調さ
    れ、シリアルに配列された2つの情報部分は、該I/Q
    変調された信号のI値及びQ値を示すことを特徴とする
    請求項11記載の復調方法。
  13. 【請求項13】 上記デジタル変調信号は、中心周波数
    をfとする信号帯域を有し、上記局部発振信号は、上
    記デジタル変調信号の信号帯域幅の中心周波数fに対
    して、上記デジタル変調信号の帯域幅の半分のオフセッ
    トを有する中心周波数floを有することを特徴とする
    請求項11又は12記載の復調方法。
  14. 【請求項14】 上記局部発振信号は、上記デジタル変
    調信号の1シンボル期間内に異なる位相を有する少なく
    とも2つの異なる変調状態に変調されることを特徴とす
    る請求項11又は12記載の復調方法。
  15. 【請求項15】 上記2つの異なる変調状態は、同じ振
    幅を有し、位相が互いに90度異なることを特徴とする
    請求項14記載の復調方法。
  16. 【請求項16】 上記局部発振器に変調信号を供給し、
    上記局部発振信号を該局部発振器内部で上記2つの異な
    る変調状態に変調ステップを有する請求項14又は15
    記載の復調方法。
  17. 【請求項17】 上記局部発振器から局部発振信号が供
    給され、該局部発振信号を上記2つの異なる変調状態に
    変調し、該変調された局部発振信号を上記混合器に供給
    するステップを有する請求項14又は15記載の復調方
    法。
  18. 【請求項18】 上記局部発振信号は、上記デジタル変
    調信号のシンボル周波数の2倍の周波数を有する制御信
    号により、移相された状態と移相されていない状態とに
    切り換えられることを特徴とする請求項17記載の復調
    方法。
  19. 【請求項19】 上記変調された局部発振信号を帯域通
    過フィルタリングするステップを有する請求項14乃至
    18いずれか1項記載の復調方法。
  20. 【請求項20】 上記帯域通過フィルタリングするステ
    ップは、上記中心周波数fに対応する中心周波数と、
    上記デジタル変調信号の信号帯域に対応する帯域幅とを
    用いることを特徴とする請求項19記載の復調方法。
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