JP3568299B2 - 送水タンク構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡に対して接続する内視鏡接続部を有し、内視鏡先端に送気送水するための送水タンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡が接続される光源装置には内視鏡先端に送気送水するための送水タンクが設けられている。この送水タンクは、図13に示すように、タンク本体1のキャップ部2には送気管路と送水管路を備えた管路としての可撓性を有するチューブ3が設けられている。チューブ3の先端部には内視鏡(図示しない)と接続する内視鏡接続部4が設けられ、この内視鏡接続部4には後述する弁機構が設けられている。
【0003】
図14はタンク本体1の内視鏡接続部4の内部構造を示す。前記チューブ3は二重管で、外管3aによって送気管路5が設けられ、内管3bによって送水管路6が設けられている。外管3aの先端部には筒体7が固定され、内管3bの先端部には弁箱8が固定されている。
【0004】
弁箱8の端面には開口部10が設けられており、この開口部10には外側にフランジ部11を有し、内側に内部管路12aを有する弁押圧部材12が進退自在に嵌合されている。この弁押圧部材12の基端部には弁押圧部材12の内部管路12aと送水管路6を貫通させる通路13が設けられ、弁押圧部材12の基端面には弁箱8の内部に収納される弁体14が設けられている。さらに、弁箱8とフランジ部11との間には圧縮ばね15が介在され、弁押圧部材12を前進させて閉弁方向に付勢している。
【0005】
そして、内視鏡接続部4が内視鏡に接続されているときには、弁押圧部材12が圧縮ばね15の復元力に抗して押圧され、後退した状態にあるため、通路13が開弁して弁押圧部材12の内部管路12aと送水管路6とが貫通状態にあるが、内視鏡接続部4を内視鏡から抜去すると、弁押圧部材12が圧縮ばね15によって前進し、弁体14が通路13を閉塞(閉弁)するようになっている。
【0006】
したがって、洗浄、消毒および滅菌等を行って送水管路6の内部に残っていた滅菌水等は弁体14によって弁押圧部材12の内部管路12aに侵入することはなく、弁押圧部材12の先端部からの水漏れ等を防止できる。
【0007】
また、図15は合成樹脂材料で成形されたタンク本体1には合成樹脂材料で成形されたキャップ2が設けられ、このキャップ2には先端に内視鏡(図示しない)に接続する内視鏡接続部4を有するチューブ3が設けられている。タンク本体1には合成樹脂で成形された締付けバンド16が設けられ、この締付けバンド16には光源装置(図示しない)に装着するためのステンレス製の取付け金具17が一体に設けられている。さらに、締付けバンド16には内視鏡接続部4をホールドするための穴16aが設けられている。
【0008】
そして、内視鏡から内視鏡接続部4を抜去したときに一時的に内視鏡接続部4を穴16aにホールドする。締付けバンド16は、タンク本体1の胴部に嵌合して固定することによりタンク本体1を光源装置等に装着できる。洗浄消毒時は、締付けバンド16をタンク本体1から抜去することができる。
【0009】
図16に示すように、内視鏡接続部4の内部には弁機構を持ち、口金部18を矢印e方向に押すことによって弁機構は開弁され送水管路が開放される。送水管路に消毒液,滅菌水,洗浄水を流通するときは別体の洗浄アダプタ19を装着することによって口金部18が押されて矢印e方向に動き、弁機構を開弁させ、消毒液,滅菌水,洗浄水が入ったシリンジ20を洗浄アダプタ19に装着し、送水管路に消毒液,滅菌水,洗浄水することができる。
【0010】
また、CO2 ボンベ(図示しない)からレギュレータ,リリーフバルブを介して内視鏡に接続し、CO2 ガスを内視鏡の送気管路に送り込む。また、タンク本体1を内視鏡に接続し、内視鏡の送気送水ボタンを操作することにより、内視鏡の先端に送気送水することができる。
【0011】
CO2 ガスを使用すると、特に下部内視鏡と電気メスを組み合わせて使用するとき、可燃性ガス(メタンガス)が充満している可能性がある大腸内でCO2 ガスで不燃性ガスに置換できるためより安全な下部内視鏡治療ができる。また、上部内視鏡においても送気するときに体内の吸収が早いCO2 ガスを使用することで患者の苦痛が少ない内視鏡検査ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように、内視鏡接続部4に弁機構を設け、内視鏡接続部4を内視鏡から抜去したときの水漏れ等の対策をすると、構造が複雑になる。また、送気送水管路内の洗浄、消毒、滅菌時に弁体14を開放する治具やアダプタを別に用意し、タンク本体1の内視鏡に接続する内視鏡接続部4に取り付け、洗浄液,滅菌水,消毒液等をシリンジにて流入している。しかし、治具やアダプタを別体にすると、紛失の虞もある。
【0013】
また、タンク本体1の内視鏡に接続する内視鏡接続部4をホールドさせるための穴16aやタンク本体1を光源装置に装着するための取付け金具を備えた部材を別体にし、洗浄消毒時に取り外し可能にすると、洗浄消毒時の手間が増えるばかりか、抜去時に紛失する可能性がある。
【0014】
内視鏡にCO2 ガスを流入する口金を備え、タンク本体1側は通常の送気をするときと同じ内視鏡の口金に接続すると、内視鏡内部で送気管路とCO2 ガス管路を備え、各々の管路は、タンク本体1との接続部の手前で合流している。したがって、内視鏡にタンク本体1を通常に差し込めばCO2 ガスも送ガスできるが、狭い内視鏡内部で送気管路と送ガス管路を備えており、また2つの管路が合流するため管路構成が複雑になり消毒,滅菌性が落ちる可能性があった。
【0015】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、弁機構を設けることなく、水漏れ等を防止できるとともに、洗浄、消毒および滅菌が容易にできる送水タンク構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、送気管路と送水管路を備えた管路に、内視鏡に対して接続する内視鏡接続部を有し、内視鏡先端に送気送水するための送水タンク構造において、前記内視鏡接続部は、前記内視鏡から前記送水タンクの内視鏡接続部を抜去するとき、前記送気管路側が先に抜け、前記送水タンク内の内圧が下がった後、送水管路側が抜けるように構成され、前記管路は、前記内視鏡接続部が前記内視鏡から完全に抜去された後、前記送水タンク内の液体の液面より前記内視鏡接続部が上位にあるように自立する自立手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
内視鏡から送水タンクの内視鏡接続部を抜去すると、送気管路側が先に抜け、送水タンク内の内圧が下がった後に送水管路側が抜け、内視鏡接続部が内視鏡から完全に抜去された後は、送水タンク内の液体の液面より上位にあり、送水管路内の滅菌水等の液体は、全て送水タンク内に戻り、内視鏡接続部の先端から垂れることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、第1の実施形態を示す。図1は光源装置21に内視鏡22と送水タンク23を装着した状態を示し、送水タンク23には取付け金具24が設けられ、この取付け金具24を光源装置21のフック25に係止することにより、光源装置21に送水タンク23が装着される。内視鏡22は光源装置21のスコープコネクター部26に装着され、送水タンク23に接続された管路としてのチューブ27の先端部に設けられた内視鏡接続部28は内視鏡22に接続される。
【0019】
図2〜図4は、内視鏡22から送水タンク23が抜去される手順を示す。内視鏡22の側壁には送気口金29と送水口金30が隣接して設けられている。内視鏡22に内視鏡接続部28を介して接続された送水タンク23は、最初に内視鏡接続部28を図2の矢印aの方向に引き抜くことにより、内視鏡22に設けられた送水タンク23に送気をするための送気口金29から抜去される(図3参照)。その後、内視鏡接続部28を図3の矢印b方向に90°回転させ、図4の矢印c方向に引き抜くことにより、送水タンク23から内視鏡22へ滅菌水を送る送水口金30から抜去される。
【0020】
図5は、送水タンク23の内部構造を示し、タンク本体31の口元部にはキャップ32とねじ込み嵌合するための雄ねじ部31aが設けられている。キャップ32の側面には光源装置21に装着する前記取付け金具24が設けられ、上面にはチューブ27の送水管路27aと送気管路27bを接続する竹の子形状の接続部33が設けられている。
【0021】
接続部33の下部にはステンレス製のチューブ固定部材34とねじ込み固定できるよう雄ねじ33aが形成されている。また、キャップ32の内周面にはタンク本体31とねじ込み嵌合するため雌ねじ32aが設けられている。キャップ32の内面に着脱可能に保持されたパッキン35はゴム製で、タンク本体31とキャップ32がねじ込み嵌合したときの押圧力により圧縮され、タンク本体31の内部を水密気密に保つことができる。タンク本体31内の滅菌水を送水するための送水チューブ36はキャップ32の裏面に設けられた竹の子形状の接続部37に差し込み、送水チューブ36を押さえるナット38でキャップ32に嵌合固定されている。
【0022】
前記チューブ27には下部がフランジ形状したゴム製のチューブ補強部材39が接着されており、チューブ固定部材34はチューブ補強部材39のフランジと係止してチューブ補強部材39が接続部33から抜けないようになっている。
【0023】
前記内視鏡接続部28は、ステンレス製の管路接続部材40によってチューブ27の送水管路27aおよび送気管路27bと接続されている。チューブ27と内視鏡接続部28の固定は内視鏡接続部28にライニング加工されたステンレス製の雄ねじ部28aに固定部材41の雌ねじ部41aとねじ込み嵌合によって固定される。固定部材41とチューブ27はチューブ補強部材42のフランジと係止して固定部材41が抜けないようになっている。
【0024】
さらに、図6に示すように、チューブ27の外側におけるキャップ32側にテフロン製の熱収縮チューブ等の硬質部材43が被覆され、チューブ27の途中まで硬質してチューブ27が自立するようになっている。また、タンク本体31の周壁には最大指定水位目盛44が表示され、この目盛44以上に滅菌水等を入れないように指示している。
【0025】
次に、前述のように構成された送水タンク構造の作用について説明する。内視鏡22から送水タンク23を抜去する場合、送水タンク23の内視鏡接続部28を内視鏡22から抜去すると、送水管路27aは内視鏡22に設けられた送気口金29が最初に抜去され、タンク本体31内に溜まった圧縮された気体が送水管路27aを介して放出され、外気とタンク本体31内の気圧が同等になる。その後、送気管路27bから内視鏡22に設けられた送水口金30が抜去される。
【0026】
また、チューブ27は硬質部材43で最大指定水位目盛44より内視鏡接続部28が下がらないように自立するようにしている。このため滅菌水等は、内視鏡接続部28の先端から垂れずにタンク本体31に戻る。
【0027】
このように、タンク本体31内の内圧が外気と同等になり、内視鏡接続部28が最大指定水位目盛44より下がらないようチューブ27を自立させることにより、内視鏡接続部28を外したときにチューブ27内の滅菌水等はタンク本体31に戻り、従来のような弁機構を設けなくても水垂れを防ぐことができる。
【0028】
図7は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、キャップ32にチューブ27の内部において上方へ突出するばね性のあるステンレス製の棒材45を挿入し、キャップ32の上部におけるチューブ27を途中まで硬質にして最大指定水位目盛44より内視鏡接続部28が下がらないように自立するようにしたものである。このため滅菌水等は、内視鏡接続部28の先端から垂れずにタンク本体31に戻る。
【0029】
このように、タンク本体31内の内圧が外気と同等になり、内視鏡接続部28が最大指定水位目盛44より下がらないようチューブ27を自立させることにより、内視鏡接続部28を外したときにチューブ27内の滅菌水等はタンク本体31に戻り、従来のような弁機構を設けなくても水垂れを防ぐことができる。
【0030】
図8および図9は第3の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図8は、光源装置21に内視鏡22と送水タンク23を装着した状態を示す。送水タンク23は取付け金具24が設けられ、光源装置21のフック25に取付け金具24を介して装着される。内視鏡22を光源装置21に装着し、送水タンク23の内視鏡接続部28を内視鏡22へ接続している。
【0031】
送水タンク23のタンク本体31には合成樹脂材料で成形されたキャップ32がねじ込み嵌合によって装着されており、キャップ32には接続金具46によってチューブ27が接続されており、チューブ27の先端には内視鏡接続部28が設けられている。キャップ32には光源装置21に装着するためのステンレス製の取付け金具24が一体成形されている。また、キャップ32には内視鏡接続部28が内視鏡22に接続されていないときに保持するためのホルダー47が設けられている。
【0032】
本実施形態によれば、キャップ32に取付け金具24及びホルダー47が一体的に設けられているため、部品点数の増加が防げ、また紛失を防止できる。
図10および図11は第4の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、弁機構を持たない内視鏡接続部28にシリンジ48を接続できるシリンジ接続キャップ49が一体に成形されている。シリンジ接続キャップ49は、矢印d方向に内視鏡接続部28に接続し、その後、洗浄液,滅菌水,消毒液等が入ったシリンジ48をシリンジ接続キャップ49に接続する。洗浄液,滅菌水,消毒液等が入ったシリンジ48のピストン50を押圧すると、シリンジ接続キャップ49を介して内視鏡接続部28の内部の送気管路27a,送水管路27bに洗浄液,滅菌水,消毒液等に流入することができる。
【0033】
本実施形態によれば、弁機構を持たない内視鏡接続部28の送気管路27aと送水管路27bに対し、同時に洗浄液,滅菌水,消毒液等を流入できる。
図12は第5の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図12は、CO2 ボンベ(図示しない)からCO2 ガスを送水タンク23に流入する構成を示し、キャップ32にCO2 ボンベからCO2 ガスを流入するためのステンレス製の口金51がねじ込み固定されている。この口金51は、JIS T3101,DIN 13090 で規格化されているルアロック口金である。
【0034】
CO2 ボンベから口金51までの配管経路を説明すると、バルブ付きのCO2 ボンベからレギュレータ,リリーフバルブの順で接続し、リリーフバルブには先端にルアロック口金を持った接続チューブを接続し、前記ルアロック口金と口金51を接続する。CO2 ガスの圧力調整は、レギュレータである程度の圧力(600hPa 700hPa)に調整し、その後リリーフバルブで規定の圧力(500hPa)に調整する。
【0035】
圧力を調整されたCO2 ガスは、内視鏡22の図示しない送気送水ボタンを押すことで送水タンク23を経由して内視鏡22の先端にCO2 ガスや滅菌水を体内に送ることができる。
【0036】
以上説明した実施形態によれば、次の構成が得られる。
(付記1)送気管路と送水管路を備えた管路に、内視鏡に対して接続する内視鏡接続部を有し、内視鏡先端に送気送水するための送水タンク構造において、前記内視鏡から前記送水タンクの内視鏡接続部を抜去するとき、前記送気管路側が先に抜け、前記送水タンク内の内圧が下がった後、送水管路側が抜け、前記内視鏡接続部が前記内視鏡から完全に抜去された後は、前記送水タンク内の液体の液面より前記内視鏡接続部が上位にあるようにしたことを特徴とする送水タンク構造。
【0037】
(付記2)前記送水タンクの内視鏡接続部は、送気管路側が抜けた後、回転動作を行なわなければ送水管路が抜けないようにしたことを特徴とする付記1記載の送水タンク構造。
【0038】
(付記3)前記送水タンクの内視鏡接続部が、送水タンク内に入っている液面より常に上位に保つために送気管路および送水管路を備えた管路の外部に硬質部材を設けたことを特徴とする付記1記載の送水タンク構造。
【0039】
(付記4)前記送水タンクの内視鏡接続部が、送水タンク内に入っている液面より常に上位に保つために送気管路および送水管路を備えた管路の内部にばね性を有する棒材を挿入したことを特徴とする付記1記載の送水タンク構造。
【0040】
(付記5)送気管路と送水管路を備えた管路に、内視鏡に対して接続する内視鏡接続部を有し、内視鏡先端に送気送水するための送水タンク構造において、タンク本体のキャップに、タンク本体を光源装置等に装着する取付け部と内視鏡に接続する内視鏡接続部のホルダーが一体的に設けられ、前記内視鏡接続部には送気管路および送水管路にシリンジにて消毒液,滅菌水,洗浄液等を同時に送液できるシリンジ接続キャップが一体的に設けられていることを特徴とする送水タンク構造。
【0041】
(付記6)前記光源装置等に装着する取付け部は金属で形成され、内視鏡に接続する内視鏡接続部のホルダーは送水タンクの合成樹脂製のキャップに一体的に成形されていることを特徴とする付記5記載の送水タンク構造。
【0042】
(付記7)前記内視鏡に接続する内視鏡接続部はゴムで形成され、送気管路および送水管路にシリンジにて消毒液,滅菌水,洗浄液等を同時に送液できるシリンジ接続キャップが一体的に成形されることを特徴とする付記5記載の送水タンク構造。
【0043】
(付記8)前記送水タンクのキャップにCO2 ガスを流入できる口金を設け、前記内視鏡先端にCO2 ガス送気できることを特徴とする付記5記載の送水タンク構造。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、内視鏡から送水タンクの内視鏡接続部を抜去すると、送気管路側が先に抜け、送水タンク内の内圧が下がった後に送水管路側が抜け、内視鏡接続部が内視鏡から完全に抜去された後は、送水タンク内の液体の液面より上位にあり、送水管路内の滅菌水等の液体は、全て送水タンク内に戻り、内視鏡接続部の先端から垂れることはない。
したがって、従来のように内視鏡接続部に弁機構を設ける必要もなく、洗浄、消毒および滅菌性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す光源装置に内視鏡と送水タンクを装着した状態の斜視図。
【図2】同実施形態の内視鏡に対して内視鏡接続部を抜去する直前の斜視図。
【図3】同実施形態の内視鏡に対して内視鏡接続部を抜去する仮定の斜視図。
【図4】同実施形態の内視鏡に対して内視鏡接続部を抜去した状態の斜視図。
【図5】同実施形態の送水タンクの縦断側面図。
【図6】同実施形態の送水タンクの側面図。
【図7】この発明の第2の実施形態を示す送水タンクの側面図。
【図8】この発明の第3の実施形態を示す光源装置に内視鏡と送水タンクを装着した状態の斜視図。
【図9】同実施形態の送水タンクの斜視図。
【図10】この発明の第4の実施形態を示し、送気管路および送水管路を有する管路とシリンジとの関係を示す斜視図。
【図11】同実施形態を示し、送気管路および送水管路を有する管路にシリンジを接続した状態の縦断側面図。
【図12】この発明の第5の実施形態を示す送水タンクの斜視図。
【図13】従来の送水タンクの側面図。
【図14】従来の内視鏡接続部の縦断側面図。
【図15】従来の送水タンクと締付けバンドとの関係を示す斜視図。
【図16】従来の送気管路および送水管路を有する管路とシリンジとの関係を示す斜視図。
【符号の説明】
22…内視鏡
23…送水タンク
27…チューブ
27a…送水管路
27b…送気管路
28…内視鏡接続部
Claims (1)
- 送気管路と送水管路を備えた管路に、内視鏡に対して接続する内視鏡接続部を有し、内視鏡先端に送気送水するための送水タンク構造において、
前記内視鏡接続部は、前記内視鏡から前記送水タンクの内視鏡接続部を抜去するとき、前記送気管路側が先に抜け、前記送水タンク内の内圧が下がった後、送水管路側が抜けるように構成され、
前記管路は、前記内視鏡接続部が前記内視鏡から完全に抜去された後、前記送水タンク内の液体の液面より前記内視鏡接続部が上位にあるように自立する自立手段を備えたことを特徴とする送水タンク構造。
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