JP3567290B2 - 電子メール配送先決定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子メール配送先決定方法に係り、特に、電子メールの送受信により発信者及び着信者間で情報交換を行う際の配送先を決定する電子メール配送先決定方法に関する。
【0002】
詳しくは、公衆電子メールシステムに関する勧告CCITTにおいて、電子メールサービス及び関連プロトコルの標準化が行われているメッセージハンドリングシステム(MHS)というアプリケーションを用いて、予め決定されている複数の着信者のアドレス情報から特定のアドレスを決定する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
は、ディレクトリのサービスモデルを示す。同図は、ISO9594及びCCITT勧告X.500シリーズにおけるモデルである。通信に関わる各種の情報を共通の構成方法で格納し、情報を提供するディレクトリ12に対して、ディレクトリサービスの利用者は、ディレクトリユーザエージェント(DUA)11を介してアクセスする。ここで、ディレクトリ12に格納されている情報の集合をディレクトリ情報ベース120と呼ぶ。
【0004】
10は、図に示すディレクトリ12におけるディレクトリ情報ベース120の構造を示す。同図に示すようにディレクトリ情報ベース120は、あるオブジェクトに関する情報の集合である複数のエントリ200,200、…、200から構成される。各エントリ200、200、…、200は、各々識別名を持ち、識別名により一意に識別される。
【0005】
11は、MOTIS/MHSのサービスモデルを示す。
【0006】
ISO10021、及びCCITT勧告X.400シリーズにおいては、図12に示すように、MOTIS/MHS(メッセージ指向側テキスト交換システム/メッセージ通信サービス)の利用者50がUA(ユーザエージェント)51を介して発信したメッセージ(電子メール)は、メッセージ転送システム(MTS)61を介して指定された利用者50に対応するUA51に転送される。
【0007】
ここで、UA51は、利用者50毎に1つ存在し、MTS61は、1つ以上のメッセージ転送エージェント(MTA)63から構成されている。
【0008】
MOTIS/MHSサービスにおいて、メッセージを発信するとき、電子メールを受け取る着信者の指定を着信者名によって行う。ここで、着信者名は、▲1▼着信者アドレス、▲2▼ディレクトリ名のいずれかの形式で指定できる。
【0009】
12は、着信者名が着信者アドレスで指定されている場合の処理を示す。同図において、太線で書かれた矢印は、発信者(利用者)50aから着信者(利用者)50bへのメッセージの流れを示す。
【0010】
ここで、電子メールの着信者名を着信者アドレスにより指定した場合、UA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、指定された着信者アドレスに従い、着信者であるUA51b、或いは、着信者への経路になるMTA63に電子メールを配送する。
【0011】
13は、着信者がディレクトリ名で指定されている場合の処理を示す。また、DUA11とディレクトリ12間の矢印は、ディレクトリ12へのアクセスを示す。
【0012】
電子メールの着信者名をディレクトリ名により指定した場合には、UA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをディレクトリ12に問い合わせる。この時、MTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをディレクトリ12に問い合わせるため、ディレクトリ12の利用者機能であるディレクトリユーザエージェント(DUA)11を併設している。DUA11は、着信者となるMHS利用者50bの情報がディレクトリ情報ベース120に登録されていれば、ディレクトリ名で表された着信者名を識別名として持つエントリの着信者アドレス属性を読み出して、MTA63に渡す。
【0013】
MTA63は、ディレクトリ名による着信者名をディレクトリ12から読み出した着信者アドレスに変換してから、着信者であるUA51b、或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する。
【0014】
14は、ディレクトリにおけるエントリの構造を示す図である。
【0015】
ディレクトリ情報ベース120を構成する各エントリ200の持つ属性210は、一般に複数の値をとることができる。MHS利用者を表すエントリの持つ着信者アドレス情報についても複数の値をとることが規定されている。
【0016】
15は、従来のディレクトリにおけるMHS利用者のエントリ構造を示す。同図に示す従来のエントリには、MHS利用者の識別名を表す属性として「名前」201と、着信者アドレスを表す属性として、「アドレス」202を有する。従って、UA51から発信された電子メールを受け取ったMTA63はディレクトリ12のエントリ200の2つの属性を読み出して着信者アドレスを検索し、当該アドレスに電子メールを配送する。
【0017】
一方、MOTIS/MHSでのメッセージ配送においては、メッセージの発信者が着信者名をディレクトリ名で設定した場合には、図13に示すように、MTA63に併設されたDUA11がディレクトリ12にアクセスして、ディレクトリ名で設定された着信者名に対応する着信者アドレスを読み出し、ディレクトリ名で設定された着信者名を着信者アドレスにMTA63が変換し、メッセージを配送することが規定されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムでは、各エントリの持つ属性、MHS利用者を表すエントリの持つ着信者アドレス情報等は複数の値をとることができ、また、MOTIS/MHSでのメッセージ配送において、メッセージの発信者が着信者名をディレクトリ名で設定した場合には、ディレクトリ名で設定された着信者名を着信者アドレスに変換してメッセージを配送することが規定されているが、ディレクトリ名で設定された着信者名に対応する着信者アドレスが複数あった場合の扱いについては、規定がない。
【0019】
従って、ディレクトリ名で設定された着信者名に対応する着信者アドレスが複数あった場合に、複数の着信者アドレスを読み出したMTAが読み出した複数の着信者アドレスをどのように扱うかが問題となる。
【0020】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、従来の問題点を解決し、名前によって指定された電子メールを名前に対応する着信者が有する複数のアドレスから、着信者が指定したアドレスに配送することができる電子メール配送先決定方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の第1の原理説明図である。
【0022】
本発明は、利用者対応に予め登録された利用者名によって着信者が指定された電子メールを発信者から受信し、受信した該電子メールを指定された着信者に配送する電子メール処理装置で、該発信者が指定した利用者名から、具体的な配送先を特定できる着信者アドレスに変換し、変換した該着信者アドレスに対して電子メールを配送する電子メール配送網において、
利用者名と、該利用者名に対応する複数の着信者アドレスと、該複数の着信者アドレスのうち特定のアドレスを指定するための、人間よって指定された着信者アドレスの構成要素からなるアドレス指定情報を組にして電子メール処理装置に予め登録しておく登録段階と、
電子メール処理装置は、受信した電子メールから利用者名を獲得すると、複数の着信者アドレスからアドレス指定情報に合致する着信アドレスを選択する着信アドレス選択段階と、
着信アドレス選択段階において着信アドレスが選択されたならば、選択された着信者アドレスに向けて該電子メールを配送する配送段階と、からなる。

【0023】
本発明は、登録段階では、
1つの利用者名に対して、優先順位がついたアドレス指定情報を予め2つ登録しておき、
着信アドレスの選択段階では、
電子メール処理装置は、受信した電子メールから利用者名を獲得すると、第1優先のアドレス指定情報が設定されていない場合、あるいは、該第1優先のアドレス指定情報に基づいて複数の着信者アドレスから特定のアドレスを選択して、該選択された着信者アドレスに向けて該電子メールを配送した結果、配送ができなかった場合には、第2優先のアドレス指定情報に基づいて複数の着信アドレスから特定のアドレスを選択させる。
【0024】
また、本発明は、第1優先のアドレス指定情報は利用者が指定するもので、第2優先のアドレス指定情報は電子メール網の管理者が指定するものである。
【0025】
また、本発明は、第1優先のアドレス指定情報は利用者が指定するもので、第2優先のアドレス指定情報は電子メール網の管理者が指定するものである。
【0027】
【作用】
本発明は、MHS(メッセージハンドリングシステム)利用者を表すエントリに、着信者アドレスに加えて複数の着信者アドレスのうちのどのアドレスへの配送を希望するかの情報を、予め着信者が設定しておき、MTA(メッセージ転送エージェント)に併設されたディレクトリユーザエージェント(DUA)は、ディレクトリにアクセスした際、ディレクトリ名で設定された着信者名に対応する着信者アドレスとともに、複数の着信者アドレスのうちのどのアドレスへの配送を希望するかの指定情報を読み出す。MTAでは、読み出した着信者アドレスのうち、どのアドレスへの配送を希望するのか否かの指定情報に合致しているアドレスを選択し、ディレクトリ名で設定された着信者名を着信先アドレスとして変換し、当該アドレスに電子メールを配送する。
【0028】
【実施例】
以下、図面と共に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0029】
本発明は、図11に示すMOTIS/MHSのサービスモデルを用いる。ISO10021及びCCITT勧告X.400シリーズにおいては、MOTIS/MHSサービスの利用者50がユーザエージェントUA51を介して発信したメッセージは、メッセージ転送システムMTS61を介して、指定された着信先の利用者に転送される。ここで、UA51は、利用者毎に1つ存在し、MTS61は1つ以上のメッセージエージェントMTA63から構成される。図11の例では、MHS60内には、UA51,51,51及びMTS61があり、MTS61は、2つのMTS631,632を有する。MHS60に対して3人の利用者50,50,50が存在し、各利用者毎に、1つずつUTA51,51,51が存在する。
【0030】
例えば、利用者50がUA51を介して電子メールによりメッセージを発した場合には、MTS61のMTA63、MTA63を介して、UA51を経由して着信者となる利用者50に送信される。
【0031】
《第1の実施例》
ここで、電子メールを発信する時に着信者を指定する着信者名をディレクトリ名で指定した場合の電子メール配送方法について説明する。
【0032】
は、本発明の一実施例のシステム構成を示す。同図に示す太線mはメッセージの流れを表すものとする。
【0033】
同図において、UA51aを介して利用者50aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをディレクトリ12に問い合わせる。このため、MTA63は、ディレクトリの利用者機能であるディレクトリユーザエージェントDUA11を併設している。
【0034】
DUA11は、ディレクトリ12をアクセスし、着信者となるMHS60利用者の情報が、ディレクトリ情報ベース120のエントリ200に登録されていれば、ディレクトリ名で表された着信者名を識別名として持つエントリの着信者アドレス属性202を読み出す。
【0035】
MTA63は、ディレクトリ12から読み出した着信者アドレス属性202に基づいて、ディレクトリ名による着信者名を着信者アドレスに変換してから、着信者であるUA51b、或いは、着信者の経路にあるMTA63に電子メールを配送する。
【0036】
本発明においては、図15に示す着信者アドレスをもっているMHS利用者のエントリ121に、図に示すように、複数の着信者アドレスから配送を希望するアドレスを選択するためのアドレス指定情報属性203を追加する。この追加されるアドレス指定情報属性203及び着信者アドレス属性202は、着信者がエントリ121に予め情報を設定しておく。
【0037】
エントリ121に設定されたアドレス指定情報属性203により、MTA63に併設されたDUA11がMHS利用者のエントリ200を読み出した時に、着信者アドレス202に加え、アドレス指定情報を読み出すことができる。
【0038】
即ち、図2においてUA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63が併設しているDUA11により、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをディレクトリ12に問い合わせた際、着信者となるMHS利用者の情報がディレクトリ情報ベース120に登録されていれば、ディレクトリ名で表された着信者名を識別名として持つエントリの着信者アドレス202と共に、アドレス指定情報203を読み出す。
【0039】
次に、MTA63は、読み出した複数の着信者アドレス202のうち、アドレス指定情報203に合致している着信者アドレスを選択し、ディレクトリ名による着信者名を着信者アドレスに変換し、着信者であるUA51b、或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する。
【0040】
この場合のMTAにおける着信者名の処理について説明する。
【0041】
は、本発明の一実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【0042】
予め着信者は、自己の持つ着信者アドレスのうち、電子メールを配送してもらいたいアドレスの構成要素をアドレス指定情報として予めディレクトリ12に登録しておく。
【0043】
MTIS/MHSサービスにおいて、メッセージを発信するときに電子メールを受け取る着信者を指定する着信者名として、▲1▼着信者アドレス、▲2▼ディレクトリ名のいずれかを指定する(ステップ1)。
【0044】
電子メールの着信者名をディレクトリ名により指定した場合には、図に示すように、UA51aから発信されたメールを受け取ったMTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをDUA11を介してディレクトリ12に問い合わせ、ディレクトリ名に対する着信者アドレス202、及びアドレス指定情報203を読み出す(ステップ2,3)。
【0045】
アドレス指定情報203を読み出したMTA63は、登録されているアドレス構成要素と合致する着信者アドレス202を着信者の希望する配送先とみなし、ディレクトリ名による着信者名をアドレス指定情報203に登録されているアドレス構成要素を持つ着信者アドレスに変換し、着信者であるUA50b、或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ5)。もし、アドレス指定情報203に登録されているアドレス構成要素を持つ着信者アドレス202が存在しない場合には、電子メールを不達とする(ステップ6)。
【0046】
ステップ1について、電子メールの着信者を着信者アドレスにより指定した場合には、図12に示したように、UA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、指定された着信者アドレスに従い、着信者であるUA或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ5)。
【0047】
上記のように本実施例によれば、ディレクトリ名で設定された着信者名に対応する着信者アドレスが複数エントリに登録されている場合には、MTAは複数の着信者アドレスを読み出すことになる。このとき、特定の着信者アドレスを選択するためのアドレス指定情報をエントリに登録しておき、MTAがアドレス情報を読み出すと同時に、アドレス指定情報も読み出し、指定されている着信者アドレスを選択し、当該アドレスに電子メールを送達することができる。
【0048】
《第2の実施例》
次に、第2の実施例について説明する。
【0049】
前述の第1の実施例では、電子メール用のアドレス情報を予め設定されていたが、本実施例では、第1の実施例に示すように着信者が希望するアドレス情報のみならず、電子メール配送網サイドで着信者のアドレス情報を指定しておく場合について説明する。
【0050】
本実施例におけるアドレス設定は、着信者が配送を希望するアドレスをアドレス指定情報として設定し、また、電子メール網管理サイドで着信者が有する着信アドレスから任意にあるアドレスを選択して、アドレス指定情報として設定しておくものである。
【0051】
は、本発明の第2の実施例のMHS利用者のエントリを示す。MHS利用者のエントリ300は、MHS利用者の識別名を表す属性301、着信者アドレスを表す属性302、着信者によるアドレスを選択するための属性(アドレス指定情報)304より構成される。
【0052】
は、本発明の第2の実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【0053】
着信者は、自己の持つ着信者アドレスのうち電子メールを配送してもらいたいアドレスの構成要素を着信者によるアドレス指定情報として、予めディレクトリ12に登録しておく。一方、電子メール網の管理者は、着信者の持つ着信アドレスのうち電子メールを配送してもらいたいアドレスの構成要素を網管理者によるアドレス指定情報として、予めディレクトリ12に登録しておく。
【0054】
MOTIS/MHSサービスにおいて、メッセージを発信する時に、電子メールを受け取る着信者を指定する着信者名として、発信者は、▲1▼着信者アドレス、▲2▼ディレクトリ名の何れかを指定する(ステップ21)。
【0055】
電子メールの着信者名をディレクトリ名によって指定した場合には、図に示すように、UA51aから発信されたメールを受け取ったMTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをDUA11によりディレクトリ12に問い合わせ、ディレクトリ名に対する着信者アドレス302、着信者によるアドレス指定情報303、網管理者によるアドレス指定情報304を読み出す(ステップ22,23,24)。
【0056】
読み出した着信者アドレスにアドレス指定情報がある場合には(ステップ25、No)、アドレス指定情報303を読み出したMTA63は、着信者によるアドレス構成要素と合致する着信者アドレス302を着信者の希望する配送先と見做し、ディレクトリ名により着信者名をアドレス指定情報303に登録されているアドレス構成要素を持つ着信者アドレスに変換し、着信者であるUA50b、或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ26)。
【0057】
ここで、アドレス指定情報303に登録されているアドレス構成要素をもつ着信者アドレス202が存在しない場合、あるいは、アドレス指定情報303が存在しない場合(ステップ25,Yes )、あるいは、ステップ25による配送の結果により、電子メールが不達となった場合には(ステップ28,No)、網管理者によるアドレス指定情報304を着信者の希望する配送先とみなし、ディレクトリ名による着信者名をアドレス指定情報304に登録されているアドレス構成要素をもつ着信者アドレスに変換し、着信者であるUA50b、あるいは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ29)。
【0058】
ステップ21において、電子メールの着信者を着信者アドレスにより指定した場合には、図12に示したように、UA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、指定された着信者アドレスに従い、着信者であるUA50b、或いは、着信者への経路になるMTA63に電子メールを配送する(ステップ30)。
【0059】
《第3の実施例》
次に、第3の実施例は、予め着信アドレスに優先順位を付与して、指定情報として設定しておく例について説明する。本実施例では、優先順位に従って着信アドレスが選択されるものである。
【0060】
は、本発明の第3の実施例のMHS利用者エントリを示す。同図に示すMHS利用者エントリ400は、MHS利用者の識別名を表す属性(名前)401、着信者アドレスを表す属性402、着信者が希望する第1のアドレスを選択するための属性(アドレス指定情報)403、着信者が希望する第2のアドレスを選択するための属性(アドレス指定情報)404より構成される。このうち、属性403,404は、着信者により着信の優先順位が予め付与されており、属性403のアドレス指定情報によりメールが不達の場合には、属性404のアドレス指定情報にメールを再送する。
【0061】
は、本発明の第3の実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【0062】
に示すように、着信者は、自己の持つ着信者アドレスのうち、電子メールを第1に配送して貰いたいアドレスの構成要素を第1のアドレス指定情報として、また、着信者は、自己のもつ着信者アドレスのうち、電子メールを第2の配送してもらいたいアドレスの構成を第2のアドレス指定情報として、予めディレクトリ12に登録しておく。
【0063】
MOTIS/MHSサービスにおいて、メッセージを発信する時に、電子メールを受け取る着信者を指定する着信者名として、発信者は、▲1▼着信者アドレス、▲2▼ディレクトリ名の何れかを指定する(ステップ31)。
【0064】
電子メールの着信者名をディレクトリ名によって指定した場合には、図に示すように、UA51aから発信されたメールを受け取ったMTA63は、ディレクトリ名に対する着信者アドレスをDUA11により、ディレクトリ12に問い合わせ、ディレクトリ名に対する着信者アドレス402、第1のアドレス指定情報403、第2のアドレス指定情報404を読み出す(ステップ32,33,34)。
【0065】
上記で読み出した着信者アドレス内に第1のアドレス指定情報の構成要素を持つ着信者アドレスがある場合には(ステップ35、No)、第1のアドレス指定情報403を読み出したMTA63は、着信者によりアドレス構成要素と合致する着信者アドレス402を着信者の希望する配送先と見做し、ディレクトリ名による着信者名を第1のアドレス指定情報403に登録されているアドレス構成要素を持つ着信者アドレスに変換し、着信者であるUA50b、あるいは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ36)。
【0066】
ここで、第1のアドレス指定情報403に登録されているアドレス構成要素をもつ着信者アドレス402が存在しない場合(ステップ35,Yes )、或いは、ステップ35による配送の結果により電子メールが不達となった場合には(ステップ37,No)、第2のアドレス指定情報404を着信者の希望する配送先と見做し、ディレクトリ名による着信者名を第2のアドレス指定情報404に登録されているアドレス構成要素を持つ着信者アドレスに変換し、着信者であるUA50b、或いは、着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ38)。
【0067】
ステップ31において、電子メールの着信者を着信者アドレスにより指定した場合には、図14に示したように、UA51aから発信された電子メールを受け取ったMTA63は、指定された着信者アドレスに従い、着信者であるUA50b、或いは着信者への経路にあるMTA63に電子メールを配送する(ステップ39)。
【0068】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、着信者のアドレスがディレクトリに複数登録してある場合に、予め着信者がディレクトリに配送を希望するアドレスを指定しておくことにより、発信者が着信者宛に電子メールを配送する場合に、ディレクトリ名で指定されたディレクトリのエントリからアドレス指定情報を読み出し、送信先アドレスに変換して電子メールを送信する。従って、名前によって配送先を指定された電子メールを名前に対応する着信者の持つ複数のアドレスのうち、着信者の指定したアドレスに配送することに利用できる。
【0069】
また、本発明は、アドレス指定情報に基づいて送信された電子メールが不送達になった場合には、電子メール網等で予め設定される着信アドレスに配送し直すこともでき、さらに、着信者が予め着信アドレスに複数のアドレス候補を用意し、1つ目の候補のアドレスで不送達になっても次の候補のアドレスに再送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例のエントリの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例のMHSエントリの構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例のMHSエントリの構成図である。
【図8】本発明の第3の実施例のMTAにおける着信者名の処理を示すフローチャートである。
【図9】ディレクトリサービスモデルを示す図である。
【図10】ディレクトリにおけるディレクトリ情報ベースの構造を示す図である。
【図11】MOTIS/MHSのサービスモデルを示す図である。
【図12】着信者名が着信者アドレスの場合の処理を示す図である。
【図13】着信者がディレクトリ名の場合の処理を示す図である。
【図14】ディレクトリにおけるエントリの構造を示す図である。
【図15】従来のディレクトリにおけるMHS利用者のエントリの構造を示す図である。
【符号の説明】
10 ディレクトリ利用者
11 DUA(ディレクトリユーザエージェント)
12 ディレクトリ
50 利用者
51 UA(ユーザエージェント)
60 MHS(メッセージハンドリングシステム)
61 MTS(メッセージ転送システム)
63 MTA(メッセージ転送エージェント)
120 ディレクトリ情報ベース
200 エントリ
201 名前の属性
202 着信者アドレス属性
203 アドレス指定情報属性
300,400 MHSエントリ
301,401 MHS利用者の識別名を表す属性
302,402 着信者アドレスを表す属性
303 着信者によるアドレスを選択するための属性
304 網管理者によるアドレスを選択するための属性
403 着信者が希望する第1のアドレスを選択するための属性
404 着信者が希望する第2のアドレスを選択するための属性

Claims (4)

  1. 利用者対応に予め登録された利用者名によって着信者が指定された電子メールを発信者から受信し、受信した該電子メールを指定された着信者に配送する電子メール処理装置で、該発信者が指定した利用者名から、具体的な配送先を特定できる着信者アドレスに変換し、変換した該着信者アドレスに対して電子メールを配送する電子メール配送網において、
    前記利用者名と、該利用者名に対応する複数の前記着信者アドレスと、該複数の着信者アドレスのうち特定のアドレスを指定するための、人間よって指定された着信者アドレスの構成要素からなるアドレス指定情報を組にして電子メール処理装置に予め登録しておく登録段階と、
    前記電子メール処理装置は、受信した電子メールから利用者名を獲得すると、複数の着信者アドレスから前記アドレス指定情報に合致する着信アドレスを選択する着信アドレス選択段階と、
    前記着信アドレス選択段階において着信アドレスが選択されたならば、選択された着信者アドレスに向けて該電子メールを配送する配送段階と、からなることを特徴とする電子メール配送先決定方法。
  2. 前記登録段階では、
    1つの利用者名に対して、優先順位がついた前記アドレス指定情報を予め2つ登録しておき、
    前記着信アドレスの選択段階では、
    前記電子メール処理装置は、受信した電子メールから利用者名を獲得すると、第1優先のアドレス指定情報が設定されていない場合、あるいは、該第1優先のアドレス指定情報に基づいて複数の着信者アドレスから特定のアドレスを選択して、該選択された着信者アドレスに向けて該電子メールを配送した結果、配送ができなかった場合には、第2優先のアドレス指定情報に基づいて複数の着信アドレスから特定のアドレスを選択させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子メール配送先決定方法。
  3. 前記第1優先のアドレス指定情報は利用者が指定するもので、前記第2優先のアドレス指定情報は電子メール網の管理者が指定するものであることを特徴とする請求項2記載の電子メール配送先決定方法。
  4. 前記第1優先アドレス指定情報と前記第2優先のアドレス指定情報はともに、利用者が指定するものであることを特徴とする請求項2記載の電子メール配送先決定方法。
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