JP3565128B2 - ダイボンディング用のペースト塗布装置および塗布方法 - Google Patents

ダイボンディング用のペースト塗布装置および塗布方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にダイボンディング用のペーストを塗布するダイボンディング用のペースト塗布装置および塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置製造のダイボンディング工程では、リードフレームなどの基板に半導体チップを接着するためのダイボンディング用のペースト(以下、単に「ペースト」と略称する。)が塗布される。このペーストの塗布は、ディスペンサから吐出されるペーストを塗布ノズルに導き基板の塗布エリア内に塗布することにより行われる。このペーストにはエポキシ樹脂などの硬化性の樹脂が用いられ、硬化反応が未完で流動性を有する状態で塗布される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このペーストは時間の経過とともに硬化するため、塗布に使用されたペースト塗布装置のペースト流路、すなわちディスペンサ内部やディスペンサと塗布ノズルとを接続する管部材内にペーストが残留したままの状態で放置すると、これらのペーストが流路内で硬化し塗布装置が使用不能となる。このため、ペースト塗布装置では、塗布作業を終了する度に流路内のペーストを排出して洗浄する作業を必要とする。従来この洗浄作業は、塗布ノズルを取り外しさらにディスペンサを分解して行うようにしていたため、作業が繁雑で洗浄作業に手間と時間を要するという問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、ペースト塗布後の洗浄作業を容易に行うことができるダイボンディング用のペースト塗布装置および塗布方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項記載のダイボンディング用のペースト塗布装置は、基板のチップ搭載位置において塗布ノズルからダイボンディング用のペーストを吐出させて塗布するダイボンディング用のペースト塗布装置であって、ポンプ手段と、このポンプ手段のシリンダの吸入ポートにそれぞれ第2バルブと第4バルブを介して接続されたペースト容器及び洗浄液容器と、前記シリンダの吐出ポートに管部材と第1バルブを介して接続され前記ポンプ手段から吐出されたペーストを前記基板に塗布する塗布ノズルと、前記ポンプ手段に前記ペースト容器または前記洗浄液容器のいずれかを選択的に接続する選択接続手段と、前記洗浄液容器の洗浄液に前記ポンプ手段と前記管部材と前記塗布ノズルを含むペースト流路を洗浄した後に、前記シリンダ内にエアを吹き込んで塗布ノズルから噴出させることにより前記ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去してペースト流路内の乾燥を行うエア供給源を備えた。
【0010】
請求項記載のダイボンディング用のペースト塗布装置は、請求項1記載のダイボンディング用のペースト塗布装置であって、前記塗布ノズルから吐出される洗浄液を前記洗浄液容器に回収して循環させる洗浄液循環手段を備えた。
【0011】
請求項記載のダイボンディング用のペースト塗布方法は、請求項1記載のダイボンディング用のペースト塗布装置を用いるダイボンディング用のペースト塗布方法であって、前記ペースト容器のペーストを前記塗布ノズルから吐出してペースト塗布を行い、次いで前記塗布ノズルから前記洗浄液容器の洗浄液を吐出して前記ペースト流路の洗浄を行い、次いで前記エア供給源からエアを送って前記ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去してペースト流路内の乾燥を行うようにした。
【0012】
本発明によれば、ペースト流路を洗浄する洗浄液を貯溜する洗浄液容器を備え、ペースト塗布後の洗浄作業時には洗浄液容器から洗浄液をポンプ手段に供給してペースト流路内を洗浄することにより、ペースト塗布装置の分解を行うことなく塗布後のペースト流路内の洗浄作業を容易に行うことができる。またペースト流路の洗浄後には、エア供給源からエアを送ることにより、ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去し、ペースト流路内の乾燥を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサの断面図、図3は本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の制御系の構成を示すブロック図、図4、図5、図6、図7は本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサによるペースト流路洗浄方法の説明図である。
【0014】
まず図1を参照してダイボンディング装置の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持されている。ウェハシート2には多数の半導体素子であるチップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には搬送路5が配設されており、搬送路5は基板であるリードフレーム6を搬送し、ペースト塗布位置およびボンディング位置にリードフレーム6を位置決めする。チップ供給部1の上方にはボンディングヘッド4が配設されており、ボンディングヘッド4は図示しない移動機構により水平移動および上下動する。
【0015】
搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配設されている。ペースト塗布部9は移動テーブル10にL型のブラケット15を介して塗布ノズル18を装着して構成されている。塗布ノズル18は、不動のプレート21上に固定配置されたペースト吐出手段であるディスペンサ16と可撓性の管部材であるチューブ17によって連結されている。
【0016】
移動テーブル10は、Y軸テーブル11上にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型のブラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に結合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テーブル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ11a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えている。X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モータ14aを駆動することにより、塗布ノズル18はリードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動する。したがって、移動テーブル10は塗布ノズル18をリードフレーム6に対して相対的に移動させる移動手段となっている。
【0017】
リードフレーム6上面のチップ3の搭載位置は、ペースト7が塗布される塗布エリア6aとなっている。塗布ノズル18を塗布エリア6a内に位置させ、塗布ノズル18からペースト7を吐出させながら塗布ノズル18を移動させることにより、塗布エリア6a内には所定の描画パターンでチップボンディング用のペースト7が描画塗布される。
【0018】
このペースト塗布後、リードフレーム6は搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めされる。そして塗布エリア6a内に塗布されたペースト7上に、ボンディングヘッド4のノズル4aによってチップ供給部1からピックアップされたチップ3がボンディングされる。
【0019】
次に図2を参照して、ディスペンサ16およびディスペンサ16に内蔵された吐出ポンプ(ポンプ手段)16aへペースト7を供給する供給系統について説明する。図2において、ペースト吐出用の吐出ポンプ16aは、シリンダ部29とシリンダ部29の内部に嵌入するピストン31およびピストン31を往復動させる往復動機構より成る。往復動機構は、モータ34、送りねじ35およびナット36より構成され、送りねじ35をモータ34によって回転駆動することにより、ナット36と結合されたピストン31がシリンダ部29内で往復動する。
【0020】
シリンダ部29には、吸入ポート29aおよび吐出ポート29bが設けられている。吐出ポート29bは第1バルブ30、チューブ17を介して塗布ノズル18と接続されている。吸入ポート29aはペースト7や後述する洗浄液などを供給する第1供給管37aと接続されている。第1供給管37aには第2バルブ28Aを介してペースト7を貯溜する容器であるペースト容器26Aが接続されている。
【0021】
第1供給管37aと第3バルブ39を介して接続された第2供給管37bには、第4バルブ28Bを介して、ペースト流路を洗浄する洗浄液を貯溜する洗浄液容器26Bが接続されている。第2供給管37bには、更に第5バルブ38を介して第3供給管37cが接続されており、第3供給管37cは、エア供給源32と接続されている。
【0022】
ペースト容器26Aの上部は、第6バルブ27A、レギュレータ33Aを介して気体供給手段であるエア供給源32と接続されている。また洗浄液容器26Bの上部は、第7バルブ27B、レギュレータ33Bを介してエア供給源32と接続されている。
【0023】
次に図3を参照してダイボンディング装置の制御系の構成を説明する。図3において、ポンプ駆動部40は、ピストン31を駆動するモータ34を駆動する。バルブ駆動部41は、第1バルブ30、第2バルブ28A、第3バルブ39、第4バルブ28Bおよび第5のバルブ38を駆動して、吐出ポンプ16aによるペースト7の吐出を制御する。
【0024】
Z軸モータ駆動部42、Y軸モータ駆動部43、X軸モータ駆動部44は、移動テーブル10のZ軸モータ14a、Y軸モータ11a、X軸モータ12aをそれぞれ駆動する。ボンディングヘッド駆動部45は、チップ3をボンディングするボンディングヘッド4を駆動する。記憶部46は、各部の動作や処理に必要なプログラムや塗布パターンのデータを記憶する。制御部47は、記憶部46に記憶されたプログラムに基づいて各部の動作を制御する。操作部48は、キーボードやマウスなどの入力手段であり制御コマンドの入力やデータ入力を行う。表示部49はディスプレイ装置であり、操作入力時の画面を表示する。
【0025】
次にペースト塗布動作について説明する。図2においてペースト容器26A内には、ダイボンディング用のペースト7が貯溜されており、第6バルブ27Aを開状態にしてエア供給源32からペースト容器26Aの上部からエア圧を印加することにより、内部のペースト7は加圧される。そして第2バルブ28Aを開状態にし、ピストン31を上昇させると、ペースト容器26A内のペースト7は吸入ポート29aよりシリンダ部29内に吸入される。このとき、第1バルブ30、第3バルブ39は閉状態となっている。
【0026】
また、ペーストの吸入圧はレギュレータ33Aによってエア圧を調整することにより適正圧力に設定可能となっている。この吸入動作により、シリンダ部29の内部には塗布ノズル18によるリードフレーム6へのペースト塗布をn回行うための塗布量に相当するペーストが吸入される。
【0027】
次いで第2バルブ28Aを閉じ、第1バルブ30を開けた状態で、モータ34を駆動してシリンダ31を下降させると、吐出ポート29bからペースト7が吐出される。そして吐出されたペースト7は第1バルブ30、チューブ17を介して塗布ノズル18に圧送され、塗布ノズル18の先端部から吐出されてリードフレーム6の上面に塗布される。この塗布動作において、モータ34の駆動速度を変えることにより、吐出ポート29bから吐出されるペースト7の吐出流量が変化し、駆動速度に比例した吐出流量が得られる。
【0028】
次に図4を参照して洗浄動作について説明する。この洗浄動作は、ペースト塗布作業の終了後、吐出ポンプ16a内やチューブ17、塗布ノズル18内に残留するペースト7を排出した後に、ペースト流路内になお付着残留するペースト7を洗浄液によって除去するために行われる。この洗浄動作は、洗浄液容器26B内の洗浄液を吐出ポンプ16aに供給し、この洗浄液を吐出ポンプ16aを駆動して吐出させることにより行われる。
【0029】
まず図4において、第1バルブ30、第2バルブ28A、第5バルブ38を閉じた状態で、第3バルブ39および第4バルブ28Bを開状態にするとともに、ピストン31を上昇させる。これにより、洗浄液容器26B内の洗浄液が吸入ポート29aよりシリンダ部29内に吸入される。次いで第1バルブ30を開、第4のバルブ28Bを閉の状態にしてピストン31を下降させると、シリンダ部29内の洗浄液は吐出ポート29bより吐出され、チューブ17を介して塗布ノズル18から吐出される。そして吐出された洗浄液は回収容器50内に回収される。この洗浄動作は、必要に応じ複数回繰り返される。
【0030】
この洗浄動作により、吐出ポンプ16a、第1バルブ30、チューブ17、塗布ノズル18などペースト流路内の接液部は洗浄液によって洗浄され、付着したペースト7が除去される。洗浄終了後には、第2バルブ28A、第4バルブ28Bを閉じた状態で第1バルブ30、第3バルブ39、第5バルブ38を開放し、第3供給管37c、第2供給管37b、第1供給管37aを介してシリンダ部29内にエアーを吹き込み、チューブ17を介して塗布ノズル18から噴出させる。
【0031】
これにより、内部に残留した洗浄液やペースト残渣がエアブローにより除去されるとともにペースト流路内の乾燥が行われる。このように、従来はペースト塗布後に塗布ノズル18の取り外しや吐出ポンプ16aの分解を必要としたペースト7の洗浄作業を自動的に行うことができ、作業の簡素化、省力化が実現される。
【0032】
なお、前述の洗浄動作において、吐出ポンプ16aを駆動して塗布ノズル18から洗浄液を吐出させるとともに、塗布ノズル18に振動付与手段によって振動を付与してもよい。これにより、チューブ17に振動が伝達され、チューブ内壁面に付着したペースト7の除去を効率よく行うことができる。
【0033】
上記説明したように、本実施の形態のペースト塗布装置は、ペースト容器26Aと洗浄液容器26Bの双方を備え、ペースト容器26Aおよび洗浄液容器26Bからペーストまたは洗浄液のいずれかを選択的に吐出ポンプ16aに供給するようにしたものである。本実施の形態では、第1供給管37a、第2供給管37b、第2バルブ28A、第3バルブ39、第4バルブ28Bが、ペースト容器26Aおよび洗浄液容器26Bからペーストまたは洗浄液のいずれかを選択的に吐出ポンプ16aに供給する選択接続手段となっている。
【0034】
上記実施の形態に示す例では、洗浄動作で使用した洗浄液を回収容器50に回収するようにしているが、より効率のよい洗浄を行うため、洗浄液を循環使用することが望ましい。以下この洗浄液の循環使用の例について、図5、図6を参照して説明する。
【0035】
図5において、回収容器50の底部には、洗浄液の循環配管51が接続されている。循環配管51には回収容器50側から順に、フィルタ52、圧送ポンプ53、逆止弁54が設けられており、循環配管51の先端部は洗浄液容器26Bに接続されている。
【0036】
塗布ノズル18から吐出され回収容器50内に貯えられた洗浄液は、フィルタ52によって異物を除去された後に圧送ポンプ53によって逆止弁54を経て洗浄液容器26B内に戻される。そして再び吐出ポンプ16aに吸入され吐出されて、回収容器50内に貯えられる。このように洗浄液を循環使用することにより、限られた量の洗浄液によって繰り返し洗浄を行って、良好な洗浄結果を得ることができる。
【0037】
また、図6に示す例は、同様に洗浄液の循環使用において、循環配管51’を直接塗布ノズル18の先端に接続した例である。吐出ポンプ16aを駆動することにより塗布ノズル18から吐出された洗浄液は、この例では回収容器を介することなく、直接循環配管51’に導かれ、フィルタ52、逆止弁54を経て洗浄液容器26Bに戻される。この例においても、限られた量の洗浄液を使用して良好な洗浄を行うことができ、しかもこの例では吐出ポンプ16aの吐出圧を用いて洗浄液の循環を行うようにしているため圧送ポンプ53を必要とせず、循環系の構成を簡素化することができる。
【0038】
さらに、上記実施の形態に示す例では、ペースト容器26Aと洗浄液容器26Bとをいずれも固定的に吐出ポンプ16aの吸入ポート29aに接続するようにしているが、図7に示すようにペースト容器26Aと洗浄液容器26Bとをその都度交換して使用するようにしてもよい。この場合には、第2バルブ28Aと第6バルブ27Aを、それぞれペースト容器26A、洗浄液容器26Bのいずれとも接続可能なワンタッチ形式の継手構造とする。
【0039】
そして、ペースト塗布時にはペースト容器26Aを装着して吐出ポンプ16aにペースト7を供給し、洗浄時には、洗浄液容器26Bを装着して洗浄液を吐出ポンプ16aに供給し、塗布ノズル18から吐出させて回収容器50内に回収する。すなわち、第2バルブ28Aと第6バルブ27Aは、ペースト容器26A、洗浄液容器26Bを吐出ポンプ16aに選択的に接続する選択接続手段となっている。洗浄が終了したならば、図5に示す例と同様に第3供給管37cを介してエアーを供給し、エアブローによる異物除去ならびに乾燥を行う。
【0040】
なお、上記洗浄動作において洗浄液容器26B内の洗浄液量を、1回の洗浄動作で消費される量に設定しておき、洗浄動作完了時には洗浄液容器26B内が完全に空になるようにすれば、第3供給管37cを省略することができる。すなわちこの場合には、洗浄液にも引き続きエアー供給源32から洗浄液容器26B内にエアを供給し、第2バルブ28Aを介して第1供給管37aにエアを送ることが可能であることから、エア供給配管を簡略化できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、ペースト流路を洗浄する洗浄液を貯溜する洗浄液容器を備え、ペースト塗布後の洗浄作業時には洗浄液容器から洗浄液をポンプ手段に供給してペースト流路内を洗浄するようにしたので、ペースト塗布装置の分解を行うことなく塗布後のペースト流路内の洗浄作業を容易に行うことができる。またペースト流路の洗浄後には、エア供給源からエアを送ることにより、ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去し、ペースト流路内の乾燥を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサの断面図
【図3】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置の制御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサによるペースト流路洗浄方法の説明図
【図5】本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサによるペースト流路洗浄方法の説明図
【図6】本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサによるペースト流路洗浄方法の説明図
【図7】本発明の一実施の形態のペースト吐出用ディスペンサによるペースト流路洗浄方法の説明図
【符号の説明】
3 チップ
6 リードフレーム
6a 塗布エリア
7 ペースト
10 移動テーブル
16a 吐出ポンプ
18 塗布ノズル
26A ペースト容器
26B 洗浄液容器
32 エア供給源

Claims (3)

  1. 基板のチップ搭載位置において塗布ノズルからダイボンディング用のペーストを吐出させて塗布するダイボンディング用のペースト塗布装置であって、ポンプ手段と、このポンプ手段のシリンダの吸入ポートにそれぞれ第2バルブと第4バルブを介して接続されたペースト容器及び洗浄液容器と、前記シリンダの吐出ポートに管部材と第1バルブを介して接続され前記ポンプ手段から吐出されたペーストを前記基板に塗布する塗布ノズルと、前記ポンプ手段に前記ペースト容器または前記洗浄液容器のいずれかを選択的に接続する選択接続手段と、前記洗浄液容器の洗浄液により前記ポンプ手段と前記管部材と前記塗布ノズルを含むペースト流路を洗浄した後に、前記シリンダ内にエアを吹き込んで塗布ノズルから噴出させることにより前記ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去してペースト流路内の乾燥を行うエア供給源を備えたことを特徴とするダイボンディング用のペースト塗布装置。
  2. 前記塗布ノズルから吐出される洗浄液を前記洗浄液容器に回収して循環させる洗浄液循環手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のダイボンディング用のペースト塗布装置。
  3. 請求項1記載のダイボンディング用のペースト塗布装置を用いるダイボンディング用のペースト塗布方法であって、前記ペースト容器のペーストを前記塗布ノズルから吐出してペースト塗布を行い、次いで前記塗布ノズルから前記洗浄液容器の洗浄液を吐出して前記ペースト流路の洗浄を行い、次いで前記エア供給源からエアを送って前記ペースト流路の内部に残留した洗浄液やペースト残渣をエアブローにより除去してペースト流路内の乾燥を行うことを特徴とするダイボンディング用のペースト塗布方法。
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