JP3563868B2 - 電子内視鏡用光源装置のノイズ除去構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子内視鏡用光源装置、特にキセノンランプを点灯制御する光源装置から発生するノイズを除去するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡装置は、電子スコープの先端に配設された固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)により、被観察体内を撮像するものであり、この被観察体内を撮像するための照射光は光源装置から先端部まで配設されたライトガイドによって供給される。
【0003】
図3には、従来の光源装置の一例の構成が示されており、この光源装置の筐体1内には、キセノンランプ2が収納配置されたランプハウス(ケース体)3が設けられ、このランプハウス3にイグナイター4を介して点灯回路(部材)5が設けられる。この点灯回路5は、L字状でアルミニウムからなる支持体6で支持された回路基板7に取り付けられ、上記支持体6は筐体1の底面板1Aにベークライト等の絶縁板8を介して取り付けられる。
【0004】
即ち、この絶縁板8は上記点灯回路5(例えば一次側)と筐体1との間に、4kV以上の耐圧を維持しており、この絶縁板8により筐体1側の安全性を確保している。なお、図示されるように、筐体1の前面パネルに電子スコープ側のライトガイドコネクタを接続するコネクタ受け部9が配設される。
【0005】
図4には、上記点灯回路5で形成される信号波形が示されており、図(A)で示される制御パルスに基づいてスイッチング動作が行われると、図(B)に示されるスイッチング電流が110kHz程度の高い周波数で形成される。このスイッチング電流は、図3のイグナイター4に与えられ、ここでイグナイター放電を起こすことにより、ランプハウス3内のキセノンランプ2が点灯する。そして、このキセノンランプ2の光は、コネクタ受け部9に配置された電子スコープ側コネクタのライトガイドへ供給され、このライトガイドを介して先端部まで導かれることになり、この光照射によりCCDの撮像が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記光源装置では、図4(B)で示した点灯回路5のスイッチング電流によって高周波ノイズが発生し、このノイズが映像等に悪影響を及ぼすという問題がある。即ち、図5に上記点灯回路5のノイズの発生状態を示しており、この図から理解されるように、スイッチング電流が110kHz程度の周波数で形成されることから、110kHzの整数倍の周波数のノイズが生じ、またスイチッグ電流が比較的大きいことから、このノイズは数十MHzの高い周波数領域まである程度のレベルを維持するという特性がある。しかも、光源装置の点灯回路5は、映像信号を処理するプロセッサ回路とは回路自体が近接していないことから、この点灯回路5で発生するノイズの対策が積極的に採られていないのが現状である。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光源の点灯回路から発生する高周波ノイズを良好に除去することができる電子内視鏡用光源装置のノイズ除去構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1請求項記載の発明は、装置筐体に絶縁体を介して設けられた金属製の支持体と、光源の点灯制御をする点灯回路が設けられた回路基板とを有し、この回路基板を上記支持体の平面部に沿って取り付けた電子内視鏡用光源装置において、上記回路基板及び上記支持体の外周を、上記装置筐体に対し絶縁体を介して設けられた金属製ケース体で覆い、所定の耐圧を有し、上記点灯回路のスイッチ動作によって生じる高周波ノイズを除去するためのコンデンサを、上記支持体と上記筐体との間に直接的に接続し、上記支持体に誘起・蓄積されたノイズ電流を当該支持体から筐体グラウンドに落とすようにしたことを特徴とする。
【0009】
上述の点灯回路では、スイッチング電流を用いることにより、金属製支持体等に誘導・蓄積され、特にこの支持体から高周波ノイズが発生することになる。そこで、本発明ではノイズ除去用コンデンサとして、スイチング電流により生じる110kHzから数十MHzの周波数で低インピーダンスとなるコンデンサを用いている。従って、このコンデンサを介して、上記支持体に誘起・蓄積されたノイズ電流は筐体グラウンドへ落とされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、実施形態の一例である電子内視鏡用光源装置のノイズ除去構造が示されており、当該例の光源装置の全体構成は、図3で示したものと同様であり、ここでは点灯回路部のみの構成を説明する。図1は、点灯回路部の正面図、図2はその側面図であり、図示の筐体11はグラウンド(フレームグラウンドGND)へ接地される。この筐体11の底面部には、ベークライト等の絶縁板12が固定ネジで取り付けられ、この絶縁板12の上に、アルミニウムからなるL字状の支持体14が固定ネジで取り付けられる。
【0011】
この支持体14には、ベークライト等からなる回路基板15がネジ等で取り付けられ、この回路基板15にAC電源が接続された点灯回路(複数部材)16が実装される。この点灯回路16では、トランジスタ等のスイッチ回路が設けられ、これによってスイッチング電流が形成され、このスイッチング電流は、図3と同様にイグナイターを介してキセノンランプに与えられる。
【0012】
このような点灯回路部において、上記アルミニウムからなる支持板14と筐体11との間に、ノイズ除去用コンデンサ18(このコンデンサとしては各種の構造のものを使用できる)を接続する。このコンデンサ18は、4kV以上の耐圧を有し、上述したように110kHzの整数倍の周波数で低インピーダンスとなるもの、或いは数十MHz以下の周波数で低インピーダンスとなるものが用いられる。そして、このコンデンサ18は、その足部(リード線)を可能なかぎり短くすると共に、支持板14と筐体11に対し直接的に接続し、足部や取付け金具等が持つインピーダンス成分を可能な限り少なくしている。
【0013】
また、上記ノイズ除去用コンデンサ18を接続すると共に、当該例では、点灯回路16の回路基板15を支持する支持体14の全体を電気的シールド体としての金属製ケース体20で覆っている。そして、このケース体20は上記支持体14に電気的に接続する等により、ノイズ電流をフレームグラウンドへ落としている。
【0014】
当該例は以上の構造からなり、このような光源装置では、上記の点灯回路16で、図4で示したスイッチング電流が形成され、このスイッチング電流をイグナイターへ与えることにより、イグナイター放電を起こし、これによってキセノンランプを点灯させることができる。そして、この際には、スイッチング電流の供給によってノイズが発生し、アルミニウムの支持体14にノイズ電流が誘導・蓄積される。
【0015】
しかし、当該例では支持体14に誘導される高周波ノイズ電流は、コンデンサ18によって良好に捉えられ、筐体11のグラウンドに落とされる。また、支持体14、点灯回路15及び回路基板16は、ケース体20で覆われており、これによっても支持体14や点灯回路15等から輻射するノイズを除去し、外部へ漏出させないという利点がある。なお、上記コンデンサ18は4kV以上の耐圧を有しており、絶縁板12で維持している耐圧を損なうことがない。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、点灯回路基板を金属製支持体の平面部に沿って取り付ける電子内視鏡用光源装置において、上記点灯回路基板及び支持体の外周を、装置筐体に対し絶縁体を介して設けられた金属製ケース体で覆い、また点灯回路のスイッチ動作によって生じる高周波ノイズを除去するためのコンデンサを、上記支持体と装置筐体との間に接続し、支持体に誘起・蓄積するノイズ電流を筐体グラウンドに落とすようにしたので、点灯回路から発生する高周波ノイズを良好に除去できる。
【0017】
また、上記点灯回路の外周に、シールドケース体を配置したので、点灯回路部から輻射するノイズを二重の対策により確実に除去できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例に係る電子内視鏡用光源装置(点灯回路部)のノイズ除去構造を示す正面図である。
【図2】図1の点灯回路部の側面図である。
【図3】従来の電子内視鏡用光源装置の構成を示す斜視図である。
【図4】光源装置の点灯回路で用いられる信号を示す波形図である。
【図5】光源装置の点灯回路で発生するノイズを示すグラフ図である。
【符号の説明】
1,11 … 筐体、
2, … キセノンランプ、
5,16 … 点灯回路、
8,12 … 絶縁板、
14 … 支持体、
15 … 回路基板、
18 … ノイズ除去用コンデンサ、
20 … ケース体。
Claims (1)
- 装置筐体に絶縁体を介して設けられた金属製の支持体と、光源の点灯制御をする点灯回路が設けられた回路基板とを有し、この回路基板を上記支持体の平面部に沿って取り付けた電子内視鏡用光源装置において、
上記回路基板及び上記支持体の外周を、上記装置筐体に対し絶縁体を介して設けられた金属製ケース体で覆い、
所定の耐圧を有し、上記点灯回路のスイッチ動作によって生じる高周波ノイズを除去するためのコンデンサを、上記支持体と上記筐体との間に直接的に接続し、上記支持体に誘起・蓄積されたノイズ電流を当該支持体から筐体グラウンドに落とすようにしたことを特徴とする電子内視鏡用光源装置のノイズ除去構造。
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