JP3561812B2 - 汚水処理用接触材 - Google Patents

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、汚水処理に用いる接触材に関する。
【0002】
【従来の技術】
汚水処理には、接触材を入れた処理槽内の被処理水に空気を送り込み、接触材に付着して生育する好気性微生物によって水中の有機物質や有害物質を好気的に分解する処理と、空気を送り込まないで、接触材に付着して生育する嫌気性微生物によって水中の有機物質や有害物質を嫌気的に分解する処理がある。かかる汚水処理用の接触材としては、従来から合成樹脂製の平板、波板、ネット、ボールなど、或は、これらをそれぞれ組み合わせた加工品など、種々のタイプのものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の接触材はいずれも被処理水との接触表面積があまり大きくないため、単位当たりの処理能力が充分ではないという問題があった。しかも従来の接触材は、別途製作した枠体の内側に接触材を並べて組立てるのが普通であるため、枠体の製作や、枠体と接触材の組立作業が面倒であり、コストも高くなるという問題があった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、充分な処理能力を期待することができ、しかも、枠体を製作して接触材の組立てを行う必要がない汚水処理用接触材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の汚水処理用接触材は、多数の中空突起を両面に交互に突出させて形成した凹凸樹脂板を、スペーサとして、上記凹凸樹脂板の周縁部を残して中央部を切除した凹凸枠材または波形に屈曲した合成樹脂の屈曲帯体のいずれかを介して、複数枚重ね合わせて接合一体化したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本発明の接触材を構成する凹凸樹脂板は、多数の中空突起を両面に交互に突出させて形成したものであるから、従来の平板、波板、ネット等に比べると、被処理水の接触する表面積が遥かに大きく、充分な処理能力を期待することができる。しかも、本発明の接触材は、上記の凹凸樹脂板をスペーサを介して複数枚重ね合わせて接合一体化したものであるから、従来のように枠体を別途作製して該樹脂板を組立てる必要が全くなく、また、凹凸樹脂板同士を直接接合したものに比べると、樹脂板間の被処理水の移動交換率が向上する。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0009】
図1は本発明の汚水処理用接触材の一実施例を示す斜視図、図2は同実施例の凹凸樹脂板の斜視図、図3は同実施例のスペーサの斜視図、図4は同実施例の凹凸樹脂板の拡大部分断面図である。
【0010】
この実施例の曝気処理用接触材は、図1に示すように、複数(図では3枚)の凹凸樹脂板1をスペーサ2を介して重ね合わせ、これらを接合一体化したものである。
【0011】
凹凸樹脂板1はポリエチレンやその他の熱可塑性樹脂からなるもので、図2及び図4に示すように、多数の中空突起1aが両面に交互に突出して形成されている。この中空突起1aは截頭円錐形に類似した形状をしており、樹脂板1の表面積を大きくするために千鳥状に配列して形成されている。
【0012】
中空突起1aの高さH、突起先端の直径D、縦横のピッチPについては特に限定されないが、曝気処理能力を考慮すると、高さHを20〜100mm程度、直径Dを2〜25mm程度、ピッチPを10〜100mm程度に設定するのが適当であり、特に、高さHを40〜100mm、直径Dを8〜20mm、ピッチPを40〜60mmに設定したものは、突起間の被処理水の移動交換率や、突起との接触確率が高く、しかも凹凸樹脂板1の表面積が平板の1.8倍以上となるので、極めて好適である。
【0013】
なお、中空突起1aの形状は、截頭円錐形に類似した形状に限定されるものではなく、截頭角錐形、半球形その他の任意形状となし得るが、この実施例のような截頭円錐形に類似の形状とすると、凹凸樹脂板1の成形性、強度、表面積の増加率等が向上するというメリットがある。また、中空突起1aの配列も千鳥状に限らず、縦横の配列やランダムな配列となし得るが、この実施例のように千鳥状に配列すると、表面積の増加率が高くなるというメリットがある。
【0014】
一方、スペーサ2は、図3に示すように、上記の凹凸樹脂板1の周縁部を残して中央部を切除した方形の凹凸枠材より成るもので、その縦枠部及び横枠部には、両面に交互に突出する中空突起1aが一列に並んでいる。この中空突起1aは2列以上に並んでいてもよい。
【0015】
そして、このスペーサ2の両面に交互に突出する中空突起1aの先端面と、前記凹凸樹脂板1の周縁部に位置する中空突起1aの先端面を熱溶着することにより、凹凸樹脂板1とスペーサ2を交互に接合一体化して、汚水処理用接触材が構成されている。従って、この汚水処理用接触材は、従来のように枠体を別途製作して接触材の組立てを行う必要が全くない。なお、凹凸樹脂板1とスペーサ2の接合手段は、上記の熱溶着に限定されるものではなく、例えば接着剤を用いて両者を接着するようにしてもよい。
【0016】
以上のような構成の曝気処理用接触材を下水処理場の例えば曝気処理槽の内部に入れ、処理槽底部の散気管から空気をバブリングさせて槽内の被処理水を曝気処理すると、接触材を構成する凹凸樹脂板1の表面積が大きいため被処理水が凹凸樹脂板1と充分に接触し、しかも、スペーサ2の介在によって凹凸樹脂板1の間の被処理水の移動交換率が高められているので、水中の有機物質や有害物質が凹凸樹脂板1に付着する好気性微生物によって効率良く分解され、処理能力が向上する。なお、嫌気処理する場合も、接触面積が大きいので処理能力が向上することは言うまでもない。
【0017】
図5は本発明の曝気処理用接触材の他の実施例を示す正面図、図6は同実施例のスペーサの斜視図である。
【0018】
この実施例の接触材は、図6に示すように角波形に屈曲したポリエチレンその他の熱可塑性樹脂より成る屈曲帯体20をスペーサとして使用し、このスペーサ20を前述した凹凸樹脂板1の周縁部に介在させて、熱溶着又は接着剤によって接合一体化したものである。
【0019】
スペーサ20として用いる屈曲帯体は、角波の高さ(谷部から山部までの高さ)が3〜20cm程度、帯体の幅が2〜11cm程度、厚みが1〜7mm程度のものが好ましい。角波の高さが3cmより低いものは凹凸樹脂板1の相互間隔が狭くなりすぎ、20cmより高いものは凹凸樹脂板1の相互間隔が広くなりすぎるので好ましくない。また、屈曲帯体の幅が2cmより狭く、厚みが1mmより薄いものは強度が不足し、幅が11cmより広く、厚みが7mmより大きいものは重量が増し、強度が必要以上に大きくなって材料樹脂の無駄使いとなるので、やはり好ましくない。
【0020】
このようなスペーサ20を介して凹凸樹脂板1を接合一体化すると、前記の凹凸枠体のように中空突起の先端面を位置合わせして接合する必要がないので、接合作業が楽になるというメリットがある。
【0021】
尚、屈曲帯体の形状は、実施例のような角波形に限らず、通常の丸波形や三角波形としてもよいが、実施例のような角波形であると、凹凸樹脂板1との接合が容易且つ安定するというメリットがある。また、必要とあらば、合成樹脂の平帯体を接触材の上下のエッジ部分に熱溶着又は接着して、接触材の耐荷重性を上げるように補強してもよい。
【0022】
上記のような構成の汚水処理用接触材も、前記実施例の接触材と同様、枠体が不要であり、しかも、凹凸樹脂板1の表面積が大きく、樹脂板間の水の移動交換率が良いので、処理能力が向上する。
【0023】
以上、実施例を挙げて本発明の汚水処理用接触材を説明したが、本発明に用いるスペーサは、実施例のような凹凸枠体や屈曲帯体に限定されるものではなく、水の流れや移動交換を妨げないで凹凸樹脂板と接合一体化できるものであれば、どのような形状のスペーサでも使用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の汚水処理用接触材は、凹凸樹脂板の表面積が大きく、樹脂板間の水の移動交換率が良いため、処理能力を向上させることができ、また、従来のように枠体を製作して接触材の組立てを行う必要がないため、製造が簡単でコストの低減を図ることもできるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚水処理用接触材の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の凹凸樹脂板の斜視図である。
【図3】同実施例のスペーサの斜視図である。
【図4】同実施例の凹凸樹脂板の拡大部分断面図である。
【図5】本発明の汚水処理用接触材の他の実施例を示す正面図である。
【図6】同実施例のスペーサの斜視図である。
【符号の説明】
1 凹凸樹脂板
1a 中空突起
2 スペーサ(凹凸枠体)
20 スペーサ(屈曲帯体)

Claims (1)

  1. 多数の中空突起を両面に交互に突出させて形成した凹凸樹脂板を、スペーサとして、上記凹凸樹脂板の周縁部を残して中央部を切除した凹凸枠材または波形に屈曲した合成樹脂の屈曲帯体のいずれかを介して、複数枚重ね合わせて接合一体化したことを特徴とする汚水処理用接触材。
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