JP3561529B2 - 冷媒加熱用熱交換器 - Google Patents
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/0008—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2275/00—Fastening; Joining
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- Central Heating Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は冷媒加熱式エアコンにおける冷媒加熱用熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の冷媒加熱式エアコンにおける冷媒加熱用熱交換器は、アルミの押し出し成形やブレージング溶接等の加工をもって形成され、熱交換器本体は一式となっているものが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように押し出し成形やブレージング溶接等で加工したものは、金型や加工治具等の点でコスト、加工工程数等で問題が有った。例えば、枠型熱交換器本体は少なくとも４点部品を用い所定箇所を溶接でシールするとか、別途シール部材を介在しネジ止めして組み付けるなど製作が面倒であった。更に、熱交換器本体の外周に伝熱管を所定長さを巻き付けて本体に溶接等で固定するなど作業性が悪かった。
【０００４】
本発明は上記実情に鑑み、角筒型熱交換器本体を１／２の分割構成とし、分割端面を雌雄嵌合するようにし、ダイキャスト加工を可能とし、且つ組み立てを容易とすることで、前記課題を解決する冷媒加熱用熱交換器を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、内面にフィンが突設されると共に外周に冷媒が流れる伝熱管が組み付けられる角筒型熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を雌雄嵌合して一体とし、且つ、前記コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を、左右の分割端面に片方ずつ配設して、コ字状枠体構造の前面部と後面部とを同一形状とした構成である。
【０００７】
【作用】
上記のように、角筒型熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面が互いに嵌まり合う凹凸形状をしてなるため、前後の分割熱交換器本体は同じものを２個作ればよい。本体の組み立てに当たっても、コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部で雌雄嵌合して一体とするため、シール部材を用いない枠組みがなされ確実な一体構造となる。この組み立てられた熱交換器本体の外周面に伝熱管を適宜手段で取り付ければよい。
【０００８】
【実施例】
図１乃至図５は本発明による暖房専用エアコンの冷媒加熱用熱交換器の実施例を示すもので、１は下部に燃焼器２を備える冷媒加熱用熱交換器で、この熱交換器１は内面にフィン３を多数個突設した受熱部となる角筒型熱交換器本体４とその外周に蛇行配管する伝熱管５の組合わせ構成であり、この場合、角筒型熱交換器本体４は前面部４ａと後面部４ｂとに縦２分割するコ字状枠体構造とし、且つ、この各分割熱交換器本体４′の分割端面４ｃ，４ｃの中央位置には、先端に円弧状突部６と中間にくびれ部７を設けた凸部８と、この凸部８を嵌合する鍵穴状溝部９を有する凹溝１０を設けた凹部１１を、左右の分割端面４ｃに片方ずつ配設した前後逆取り付けとし、この前面部４ａと後面部４ｂの形状を実質的に同一形状としてなる。また、角筒型熱交換器本体４の前面部４ａと後面部４ｂの外面には所定間隔をもって突出した伝熱管用受爪１２を配設し、前記各分割熱交換器本体４′，４′の組み立て後に伝熱管５を嵌合し、その爪先１２ａを少し内側に曲げて係止し、これら全体の構成で冷媒加熱用熱交換器となる。
【０００９】
いまこの作用を説明すると、先ずこの冷媒加熱用熱交換器１の組み立てに当たっては、角筒型熱交換器本体４は、予めアルミダイキャスト成形で前，後面部４ａ，４ｂとなる縦２分割の分割熱交換器本体４′，４′とし、コ字状に突出させた左右の分割端面４ｃ，４ｃを対向させ、この一方の凸部８を対向の凹溝１０に、他方の凹溝１０を凸部８にそれぞれ位置せしめ、この状態で雌雄嵌合すれば簡単，確実に一体となる。この場合、凸部８と凹溝１０には成形上、多少テーパーが付いているため（図示せず）、雌雄嵌合の時にきつくかみ合わされシール性も十分取れる。この一体とした角筒型熱交換器本体４の外側の伝熱管用受爪１２に適宜蛇行させてなる伝熱管５を嵌め込み、爪先２ａを曲げて一体とする。
【００１０】
ここにおいて、角筒型熱交換器１を冷媒加熱式エアコンとして組み込む場合は、
室外機Ａ側に配置する熱交換器１の伝熱管５の一端に冷媒ポンプ１４を接続し、この伝熱管５の他端を電磁弁１５を介して室内機Ｂ側の放熱器１６の一端に配管し、この放熱器１６の他端を前記冷媒ポンプ１４に接続する配管とし、全体として冷媒循環路を形成する。
【００１１】
ここで、燃焼器２で燃やされた燃焼熱が角筒型熱交換器本体４内を通過するとき、この熱がフィン３から伝達し外側の伝熱管５内の冷媒液をガス化し、このガス冷媒を室内機Ｂの放熱器１６で熱交換させ放熱し暖房を行う。この後、放熱器１６を経て液化された冷媒が電磁ポンプ１４に戻る冷媒流路を取る。
【００１２】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、冷媒加熱用熱交換器は熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を雌雄嵌合して一体とし、且つ、前記コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を、左右の分割端面に片方ずつ配設して、コ字状枠体構造の前面部と後面部とを同一形状とした構成であるから、熱交換器本体の形成に当たって、単に左右位置で対向させ、かみ合わせるだけで簡単にシール性の高い仕上がりとなり、従来この種の形成（溶接等）の如く金型や加工治具等を用いることなく組み立てられ、部品点数も少なく、コストダウンにつながる。しかも、この場合、熱交換器本体は同一形状の部品を組み合わす構成のため、金型の小型化と単純化が図れる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による冷媒加熱用熱交換器を備えた冷媒加熱式エアコンの実施例を示す構成図である。
【図２】冷媒加熱用熱交換器の平面図である。
【図３】冷媒加熱用熱交換器の一部切り欠き正面図である。
【図４】同冷媒加熱用熱交換器の側面図である。
【図５】熱交換器本体の分離せる説明図である。
【符号の説明】
１ 冷媒加熱用熱交換器
４ 角筒型熱交換器本体
４ａ 前面部
４ｂ 後面部
４ｃ 分割端面
５ 伝熱管
８ 凸部
１０ 凹溝
【産業上の利用分野】
この発明は冷媒加熱式エアコンにおける冷媒加熱用熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の冷媒加熱式エアコンにおける冷媒加熱用熱交換器は、アルミの押し出し成形やブレージング溶接等の加工をもって形成され、熱交換器本体は一式となっているものが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように押し出し成形やブレージング溶接等で加工したものは、金型や加工治具等の点でコスト、加工工程数等で問題が有った。例えば、枠型熱交換器本体は少なくとも４点部品を用い所定箇所を溶接でシールするとか、別途シール部材を介在しネジ止めして組み付けるなど製作が面倒であった。更に、熱交換器本体の外周に伝熱管を所定長さを巻き付けて本体に溶接等で固定するなど作業性が悪かった。
【０００４】
本発明は上記実情に鑑み、角筒型熱交換器本体を１／２の分割構成とし、分割端面を雌雄嵌合するようにし、ダイキャスト加工を可能とし、且つ組み立てを容易とすることで、前記課題を解決する冷媒加熱用熱交換器を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、内面にフィンが突設されると共に外周に冷媒が流れる伝熱管が組み付けられる角筒型熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を雌雄嵌合して一体とし、且つ、前記コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を、左右の分割端面に片方ずつ配設して、コ字状枠体構造の前面部と後面部とを同一形状とした構成である。
【０００７】
【作用】
上記のように、角筒型熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面が互いに嵌まり合う凹凸形状をしてなるため、前後の分割熱交換器本体は同じものを２個作ればよい。本体の組み立てに当たっても、コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部で雌雄嵌合して一体とするため、シール部材を用いない枠組みがなされ確実な一体構造となる。この組み立てられた熱交換器本体の外周面に伝熱管を適宜手段で取り付ければよい。
【０００８】
【実施例】
図１乃至図５は本発明による暖房専用エアコンの冷媒加熱用熱交換器の実施例を示すもので、１は下部に燃焼器２を備える冷媒加熱用熱交換器で、この熱交換器１は内面にフィン３を多数個突設した受熱部となる角筒型熱交換器本体４とその外周に蛇行配管する伝熱管５の組合わせ構成であり、この場合、角筒型熱交換器本体４は前面部４ａと後面部４ｂとに縦２分割するコ字状枠体構造とし、且つ、この各分割熱交換器本体４′の分割端面４ｃ，４ｃの中央位置には、先端に円弧状突部６と中間にくびれ部７を設けた凸部８と、この凸部８を嵌合する鍵穴状溝部９を有する凹溝１０を設けた凹部１１を、左右の分割端面４ｃに片方ずつ配設した前後逆取り付けとし、この前面部４ａと後面部４ｂの形状を実質的に同一形状としてなる。また、角筒型熱交換器本体４の前面部４ａと後面部４ｂの外面には所定間隔をもって突出した伝熱管用受爪１２を配設し、前記各分割熱交換器本体４′，４′の組み立て後に伝熱管５を嵌合し、その爪先１２ａを少し内側に曲げて係止し、これら全体の構成で冷媒加熱用熱交換器となる。
【０００９】
いまこの作用を説明すると、先ずこの冷媒加熱用熱交換器１の組み立てに当たっては、角筒型熱交換器本体４は、予めアルミダイキャスト成形で前，後面部４ａ，４ｂとなる縦２分割の分割熱交換器本体４′，４′とし、コ字状に突出させた左右の分割端面４ｃ，４ｃを対向させ、この一方の凸部８を対向の凹溝１０に、他方の凹溝１０を凸部８にそれぞれ位置せしめ、この状態で雌雄嵌合すれば簡単，確実に一体となる。この場合、凸部８と凹溝１０には成形上、多少テーパーが付いているため（図示せず）、雌雄嵌合の時にきつくかみ合わされシール性も十分取れる。この一体とした角筒型熱交換器本体４の外側の伝熱管用受爪１２に適宜蛇行させてなる伝熱管５を嵌め込み、爪先２ａを曲げて一体とする。
【００１０】
ここにおいて、角筒型熱交換器１を冷媒加熱式エアコンとして組み込む場合は、
室外機Ａ側に配置する熱交換器１の伝熱管５の一端に冷媒ポンプ１４を接続し、この伝熱管５の他端を電磁弁１５を介して室内機Ｂ側の放熱器１６の一端に配管し、この放熱器１６の他端を前記冷媒ポンプ１４に接続する配管とし、全体として冷媒循環路を形成する。
【００１１】
ここで、燃焼器２で燃やされた燃焼熱が角筒型熱交換器本体４内を通過するとき、この熱がフィン３から伝達し外側の伝熱管５内の冷媒液をガス化し、このガス冷媒を室内機Ｂの放熱器１６で熱交換させ放熱し暖房を行う。この後、放熱器１６を経て液化された冷媒が電磁ポンプ１４に戻る冷媒流路を取る。
【００１２】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、冷媒加熱用熱交換器は熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を雌雄嵌合して一体とし、且つ、前記コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を、左右の分割端面に片方ずつ配設して、コ字状枠体構造の前面部と後面部とを同一形状とした構成であるから、熱交換器本体の形成に当たって、単に左右位置で対向させ、かみ合わせるだけで簡単にシール性の高い仕上がりとなり、従来この種の形成（溶接等）の如く金型や加工治具等を用いることなく組み立てられ、部品点数も少なく、コストダウンにつながる。しかも、この場合、熱交換器本体は同一形状の部品を組み合わす構成のため、金型の小型化と単純化が図れる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による冷媒加熱用熱交換器を備えた冷媒加熱式エアコンの実施例を示す構成図である。
【図２】冷媒加熱用熱交換器の平面図である。
【図３】冷媒加熱用熱交換器の一部切り欠き正面図である。
【図４】同冷媒加熱用熱交換器の側面図である。
【図５】熱交換器本体の分離せる説明図である。
【符号の説明】
１ 冷媒加熱用熱交換器
４ 角筒型熱交換器本体
４ａ 前面部
４ｂ 後面部
４ｃ 分割端面
５ 伝熱管
８ 凸部
１０ 凹溝
Claims (1)
- 内面にフィンが突設されると共に外周に冷媒が流れる伝熱管が組み付けられる角筒型熱交換器本体を、前面部と後面部の前後２分割構成としてそれぞれコ字状枠体構造と成し、これらコ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を雌雄嵌合して一体とし、且つ、前記コ字状枠体構造の前面部と後面部のそれぞれの分割端面に設けた凹凸部を、左右の分割端面に片方ずつ配設して、コ字状枠体構造の前面部と後面部とを同一形状としたことを特徴とする冷媒加熱用熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11894094A JP3561529B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 冷媒加熱用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11894094A JP3561529B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 冷媒加熱用熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07324885A JPH07324885A (ja) | 1995-12-12 |
| JP3561529B2 true JP3561529B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=14749001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11894094A Expired - Fee Related JP3561529B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 冷媒加熱用熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3561529B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11894094A patent/JP3561529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07324885A (ja) | 1995-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040329 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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