JP3560635B2 - 圧造機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ワークを搬送しつつ複数工程にわたって順次に圧造成形を施して製品を得るようにした圧造機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の圧造機を使用して、例えば、有底筒形でその底に中心孔を開口した形状の圧造製品を成形する場合は、図5に示すように、一定寸法に切断された丸線aを、第1工程で背の低いたる形bに成形し、第2工程で一面に凹部を設けた背の低い円柱形cに成形し、第3工程で有底筒形dに形成し、第4工程で底に孔を開けて孔付き有底筒形の最終製品eを得るようにしている。
【0003】
その場合、従来は、上記の各工程に対応して4個ずつの圧造ダイスとパンチとを備えた、いわゆる4ダイス4ブロー式の圧造機が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の第4工程は主に薄い底に孔を開けるだけであるから本来は低荷重で成形可能であるが、上記のように4ダイス4ブロー式となれば、第4工程も前の第3工程同様に高荷重に対応した仕様の金型を設けることになる。そのため、圧造機が必要以上に高価となっていた。
上記の事情に鑑み、圧造機に簡素な補助ダイスを追加することにより、工程数が1ランク上の機能を備えた圧造機を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧造機は、このような事情を背景として完成されたものであって、本体の最終工程の圧造ダイスの側方のダイスブロックに、その最終工程の圧造ダイスとパンチにより成形されてトランスファ部材で搬送されて来たワークを前方に突き出す突き出しピンを設けるとともに、その突き出しピンの前方の本体に、進出した前記突き出しピンと係合してワークに低荷重の圧造成形を施す補助ダイスを設けた構成とした。
【0006】
【作用】
本発明の作用は以下のとおりである。ワークに対してダイスブロックに設けた圧造ダイスの数に対応した工程の圧造成形が施されると、その最終工程の成形を終えたワークが、トランスファ部材によってその最終工程の圧造ダイスの側方のダイスブロックに設けられた突き出しピンの前面に搬送される。そうすると、突き出しピンが進出してワークを前方に突き出し、その前方の本体に設けられた補助ダイスと係合することによって、ワークに低荷重の圧造成形が付加的にを施される。
【0007】
したがって、例えば、4工程の圧造成形を必要とする製品の場合、従来4ダイス4ブロー式の圧造機を使用していたところを、工程数が1ランク下の3ダイス3ブロー式の圧造機を使用すれば足りることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施例は、前記した4工程の圧造成形により孔付き有底筒形の製品を製造する場合を例示する。
【0009】
本実施例の圧造機はいわゆる3ダイス3ブロー式であって、図1において、ヘッダー本体1に形成された凹所2にはダイスブロック3が装置されており、その一端側の前面に形成された後退面3aに2個の装置孔5、6が並んで形成され、一方の装置孔5に、圧造製品の素材となる丸線の供給パイプ7に接続された剪断ダイス8が嵌着され、他方の装置孔6に、突き出しダイス9が進退自由に嵌装されている。また、丸駒カッタ12を嵌着したカッタレバー11が、両装置孔5、6の前面の間での揺動自由に設けられている。
【0010】
ダイスブロック3の突出面3bには3個の装置孔14が一定の間隔を開けて水平方向に並んで形成されて、それぞれにダイスホルダ15a〜15cが嵌装されており、各ダイスホルダ15a〜15cの前面の中心には、同図の上側から順次に第1〜第3の圧造ダイス16a〜16cが嵌着されている。各圧造ダイス16a〜16cの成形孔内には、図示しないカムにより進退駆動される突き出しピン17a〜17cの先端が挿通されている。
【0011】
そのダイスブロック3の突出面3bの前方には、ラム19がダイスブロック3に接離する方向の往復運動可能に装置されており、そのラム19の前面に3個のパンチホルダ20が突設されて、各パンチホルダ20の先端面に上記した各圧造ダイス17a〜17cと対をなす第1〜第3のパンチ21a〜21cが嵌着されている。
【0012】
ダイスブロック3の突出面3bの、上記の第3圧造ダイス17cを設けた位置から各圧造ダイス17a〜17c間と同じ間隔をおいた側方の位置には、前端側を縮径した段付きの挿通孔23が穿設されている。
【0013】
この挿通孔23内には、図2に詳細に示すように、突き出しピン26を先端に突設した駆動杆25が摺動自由に嵌装され、その後端が図示しないカムと係合されているとともに、挿通孔23の段付面と駆動杆25の前面との間に圧縮ばね27が装着されており、常にはその弾拡力で駆動杆25が後退付勢されて突き出しピン26の先端が挿通孔23内に退避し、カムで駆動杆25が圧縮ばね27の弾力に抗して前進することにより突き出しピン26が挿通孔23から突出するようになっている。
【0014】
ダイスブロック3の前面には図示しないトランスファ部材が装置されており、詳しくは後記するように剪断されたワークが第1〜第3の圧造ダイス17a〜17cから最終の突き出しピン26の前面にわたって順次に搬送されるようになっている。
【0015】
上記は従来と同じ構造であって、従来は、最終の突き出しピン26の前方に取出パイプが設けられて、第3圧造ダイス17cで成形されたワークが挿通孔23の前面に一旦搬送されたのち、突き出しピン26の進出により前方に突き出されて、取出パイプを通って順次に取り出されるようになっていた。
【0016】
本実施例では、その取出パイプに代わって、低荷重用の補助ダイス装置29が設けられている。
【0017】
この補助ダイス装置29は、ヘッダー本体1のダイスブロック3の装置面と直角をなす側面上に、取付ブロック30がボルト31によって取り付けられており、その取付ブロック30のダイスブロック3と対応する前面の、突き出しピン26の軸線上に対応する位置に、内周に雌ねじを切った装置孔33が形成されている。
【0018】
その装置孔33には、前端側に縮径した摺動孔35を形成した筒形ホルダ34が、後端の外周に形成した雄ねじ部分をねじ込んで、前端側を取付ブロック30の前面から突出させて固定されている。
【0019】
その筒形ホルダ34内の軸線上には、前端側に縮径した成形孔38を設けた細長い管形の補助ダイス37が、取付ブロック30の後面に上記の装置孔33と連通して開口された取付孔40側から挿通されて、その後端に形成された係止鍔41が取付孔40の段付き部に突き当てられ、係止鍔41の後側に押え環42を嵌めたのち、取付ブロック30の後面に押えブロック44をボルト45で取り付けることによって、前端側を筒形ホルダ34の前面からさらに突出させて固定されている。
【0020】
その補助ダイス37と筒形ホルダ34の間には、長さ方向の略中央部の外周にストッパ鍔48を形成した移動管47が軸線方向の摺動自由に嵌装されており、ストッパ鍔48の後面と装置孔33の後壁との間に装着された圧縮ばね49の弾拡力で筒形ホルダ34の前方に突出する方向の移動力が付勢されて、ストッパ鍔48の前面が摺動孔35の口縁に当たることによりその移動が規制され、そのとき移動管47の先端面が補助ダイス37の先端面と略面一となるまで突出するようになっている。
【0021】
なお、補助ダイス37の後端の開口は、押え環42の中空、押えブロック44に透設された通孔51を介して、ヘッダー本体1に形成された吸引機能付きの排出通路52に接続されている。
【0022】
また、前記した最終の突き出しピン26の先端部は、補助ダイス37の成形孔38内に嵌入可能に縮径されて成形部54が形成されている。
【0023】
本実施例は上記のような構造であって、続いてその作動を説明する。
図1において、供給パイプ7を通って供給される連続した丸線の先端が剪断ダイス8を通して丸駒カッタ12内に一定寸法突出すると、カッタレバー11が側方に揺動することにより、図5のaに示す一定寸法に切断された丸線からなるワークが形成され、突き出しダイス9の進出によりそのワークaがカッタレバー11の前面に突き出され、そののちトランスファ部材により第1圧造ダイス16aの前面に搬送される。
【0024】
引き続いてラム19が前進することによりその第1圧造ダイス17aと第1パンチ21aとの間で第1工程の圧造成形が行われて、図5のbに示す背の低いたる形のワークに成形され、ラム19が後退するとともに突き出しピン17aが進出して、そのワークbが第1圧造ダイス16aの前面に突き出され、トランスファ部材により第2圧造ダイス16bの前面に搬送される。
【0025】
その後、同様にして、第2圧造ダイス16bと第2パンチ21bとの間で第2工程の圧造成形が行われて、図5のcに示す一面に凹部を設けた背の低い円柱形のワークに成形され、さらに、その隣りの第3圧造ダイス16cと第3パンチ21cとの間で第3工程の圧造成形が行われて、図5のdに示す有底筒形のワークに成形される。
【0026】
第3工程で成形されたワークdは、同様に突き出しピン17cにより第3圧造ダイス16cの前面に突き出されて、ダイスブロック3の突出面3bに沿ってその側方に搬送され、図2に示すように、最終の突き出しピン26の挿通孔23の前面と、補助ダイス装置29の突出した移動管47の前端との間に入り込む。
【0027】
そうすると、駆動杆25が圧縮ばね27を弾縮しつつ前進して、突き出しピン26の先端が挿通孔23から突出し、それにより、図3に示すように、ワークdがその外底面を突き出しピン26で押されて、移動管47を圧縮ばね49を弾縮させて後退させつつ補助ダイス37の先端部に外嵌するようにして押し込まれる。
【0028】
ワークdの内底面が補助ダイス37の先端面に当たってさらに突き出しピン26が突き出されると、図4に示すように、先端の成形部54がワークの底面を破って孔を開けつつ補助ダイス37の成形孔38内に嵌入し、それにより、図5のeに示すように、孔付き有底筒形の最終製品が成形される。
【0029】
その孔開けに伴って生じた切り屑は、補助ダイス37の中空から、押え環42の中空及び通孔51を通って排出通路52側に吸引されて排出される。
【0030】
最終製品eが成形されたら、駆動杆25が圧縮ばね27の復元弾力で後退して、成形部54が製品eの孔から抜けつつ突き出しピン26が挿通孔23内に後退し、それとともに、移動管47が圧縮ばね49の復元弾力で前方に移動して、製品eが補助ダイス37の外周から抜けつつ補助ダイス37の先端とダイスブロック3の突出面3bの間に押し出され、自然落下により取り出される。
【0031】
このように本実施例によれば、4つの圧造工程を必要とする圧造製品の成形が3ダイス3ブロー式の圧造機で製造できる。
【0032】
特に、本実施例のように、第3工程で成形されたワークをその側方の位置に設けた突き出しピンで突き出して取出パイプにより取り出すようにしたものにおいては、その突き出しピンをそのまま利用し、また、取出パイプに代わって補助ダイス装置を設けるだけで、余分なスペースを取ることなく簡単に改造することが可能である。
【0033】
なお、本発明は、上記実施例に示した孔付き有底筒形の製品に限らず、他の形状の圧造製品の製造に適用することも可能である。
【0034】
また、4工程を必要とする場合に限らず、複数の圧造工程が必要で最終の工程が低荷重であるもの全般について、広く適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
このように本発明によれば、複数の工程による圧造製品を成形する場合に、工程数の1ランク下のもので最終製品まで得ることができ、すなわち低価格の圧造機による成形が可能となって、設備費の削減、ひいては、製造コストの低減に寄与することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示す一部切欠平面図である。
【図2】低荷重圧造成形部分の拡大断面図である。
【図3】その成形途中を示す断面図である。
【図4】その成形完了時を示す断面図である。
【図5】圧造製品の各工程の形状の説明図である。
【符号の説明】
1:ヘッダー本体 3:ダイスブロック 16a〜16c:圧造ダイス 19:ラム 21a〜21c:パンチ 26:突き出しピン 37:補助ダイス 38:成形孔 54:(突き出しピン26の)成形部

Claims (1)

  1. 本体のダイスブロックに複数の圧造ダイスを並設するとともに、前記ダイスブロックに対向して前後に往復運動するラムに、前記各圧造ダイスと対をなす同数のパンチを装着し、ワークをトランスファ部材により前記各圧造ダイスの前面に順次に搬送しつつ対応する前記パンチとの間で打圧することにより複数工程にわたって圧造成形を施すようにした圧造機において、
    前記本体の最終工程の前記圧造ダイスの側方の前記ダイスブロックに、突き出しピンを設けるとともに、該突き出しピンの前方の前記本体に、進出した前記突き出しピンと係合してワークに低荷重の圧造成形を施す補助ダイスを設けたことを特徴とする圧造機。
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