JP3560020B2 - 吐水ヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本各発明は、内部に通水路が設けられると共に、基端部に湯水の供給管が接続される接続部が設けられたヘッド本体を備えた吐水ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
シャワーヘッド等の吐水ヘッドの中には、図5(a)の従来例のように、ヘッド本体20の基端部26に対して、シャワーホース等の供給管が接続される接続部53を一体的に設けたものがある。一方、この種の吐水ヘッド10においては、その意匠性や利便性等を高めるために、通水路の経路や吐水ヘッド10の外形を複雑化する傾向にある。具体的には、ヘッド本体20を構成する頭部21と把持部22とを互いに屈曲する状態に設けたり、接続部53をヘッド本体20の他の部位に対して屈曲する状態に設けることが行われている。
【0003】
ところが、このように複数の屈曲部分を有するヘッド本体20を一体成形しようとすると、型抜きが困難となる等の製造上の種々の不具合を生ずる。このため、従来例においては、接続部53を含む把持部22全体の形状を略直管状、若しくは、緩やかな湾曲管状等の単純形状に制約し、ヘッド本体20に形成される屈曲部の数を減らすことによって、ヘッド本体20の製造の容易化を図っている。従って、従来例によると、十分な意匠性や利便性等を備えた吐水ヘッド10が得られないことがある。
【0004】
このような事情より、接続部53をヘッド本体20とは別体のジョイント50を用いて構成して、ヘッド本体20自体の製造の容易化を図りつつも、吐水ヘッド10の意匠性や利便性等を確保することが考えられる。具体的には、図5(b)に示すように、別体のジョイント50を超音波溶融若しくは接着剤等を用いてヘッド本体20の基端部26に接着固定することや、図5(c)に示すように、別体のジョイント50自体を、ヘッド本体20の基端部26に直接、螺合固定することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように、接続部53をヘッド本体20とは別体のジョイント50を用いて構成して、接着固定や螺合固定により単純に一体化することでは、以下のような問題点がある。先ず、接着固定での問題点は以下の通りである。即ち、近年においては、吐水ヘッド10の製造コストの低廉化、意匠性の向上、軽量化等の要請を満足させるために、そのヘッド本体20を樹脂等の成形容易な素材で構成すると共に、このヘッド本体20にメッキ処理を施すことが行われている。
【0006】
ところで、接着固定においては、ジョイント50の一端側の挿入部52を基端部26の被接着面28に円滑かつ確実に接着固定するために、この被接着面28へのメッキ面の形成を回避することが必要である。具体的には、ヘッド本体20にメッキ処理を施す際に、被接着面28にマスキング等を施すことが必要なため、このメッキ処理のための作業、ひいては、吐水ヘッド10の製造作業が煩雑で、面倒なものとなっている。
【0007】
また、接着固定として超音波溶融を利用する場合には、ヘッド本体20等に超音波による大きな振動が加わるため、メッキ面に傷が付いたり、メッキ面が剥離する等の種々の不具合を生ずることもある。従って、ヘッド本体20に、高品質なメッキ面を形成することが必要となり、結局、吐水ヘッド10の製造コスト高を招くことになる。さらに、接着を頼りにジョイント50を後付け固定する態様では、ジョイント50とヘッド本体20とを接着容易な同一素材、若しくは同種・同系の素材で構成するのが一般的なため、ヘッド本体20とジョイント50の素材選択の自由度が低くなる。
【0008】
一方、螺合固定においては、図5(c)に示すように、屈曲形状若しくは湾曲状等のジョイント50が用いられ、その接続部53の軸心が基端部26の軸心に対して屈曲状に配置される場合に、以下のような問題を生ずることになる。即ち、ジョイント50自体を基端部26に直接、螺合する場合には、その螺合量を常に過不足の無い量とすることは困難である。このため、図示2点鎖線に示すように、接続部53の突出方向にずれを生ずることがある、即ち、方向性を有するジョイント50自体を基端部26に直接、螺合固定する場合には、このジョイント50をヘッド本体20に対して正確に位置決め固定することは困難であるという問題を有している。
【0009】
本各発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続部を構成するジョイントをヘッド本体に容易かつ正確に固定することができる吐水ヘッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、先ず、請求項1の発明が採った手段は、「内部に通水路が設けられると共に、基端部に湯水の供給管が接続される接続部が設けられたヘッド本体を備えた吐水ヘッドであって、前記接続部をヘッド本体とは別体のジョイントを用いて構成すると共に、該ジョイントを固定部材を用いてヘッド本体に一体化した吐水ヘッドであり、前記通水路をヘッド本体内に挿入配置される内部流路部材の内部空間と前記ジョイントの内部空間とを用いて構成すると共に、前記ジョイントを該内部流路部材に接続したことを特徴とする吐水ヘッド」である。
【0011】
請求項1の発明では、ジョイントを固定部材を用いてヘッド本体に一体化するため、このジョイントの固定作業を容易かつ正確に行うことができる。また、ヘッド本体にメッキ処理を施す場合にも、マスキング等を行う必要がないため、このメッキ処理のための手間が低減される。さらに、ジョイントの固定作業に際して、ヘッド本体に超音波等による振動を与える必要がないため、ヘッド本体にメッキ面を形成する場合にも、このメッキ面を特に高品質なものとする必要がない。また、方向性を有するジョイントを用いる場合でも、ジョイント自体をヘッド本体に螺合する必要がないため、ジョイントをヘッド本体に正確に位置決め固定できる。
【0012】
さらに、請求項1の発明では、接着を頼りに、ジョイントの固定作業を行うものではないため、ジョイントとヘッド本体とを敢えて同一素材、若しくは同種・同系の素材で構成する必要がなく、ヘッド本体とジョイントの素材選択の自由度が高くなる。例えば、ヘッド本体を軽量な樹脂を用いて構成し、吐水ヘッドの軽量化を図ると共に、接続部を高剛性な金属を用いて構成する等の種々の素材選択を行うこともできる。但し、請求項1の発明は、ジョイントの固定作業に際して、固定部材と共に接着剤を併用することを排除するものではなく、この併用を行って、ジョイントの固定状態をより堅固なものとすることもできる。
【0013】
尚、近年においては、吐水ヘッドが、水栓本体とは別個に販売される傾向にある。しかし、供給管の端末部に設けられた接続用の雌ネジ部若しくは雄ネジ部等の規格は、各製造メーカーによって異なることがある。従って、前述の図5(a)のように、接続部をヘッド本体に一体的に設けたり、図5(b)のように、接続部をヘッド本体に接着固定した吐水ヘッドでは互換性が低く、各製造メーカーの供給管に対して好適に接続できないことがある。また、前述の図5(c)に示す態様によると、ジョイントを適宜、交換することによって互換性を高めることができるが、前述の如く、ジョイントが方向性を有する場合にその位置決めが困難となる。一方、請求項1の発明によると、ジョイントを適宜、交換することによって、互換性が高められるばかりか、ジョイントが方向性を有するか否かにかかわらず、このジョイントをヘッド本体に正確に位置決め固定できる。
【0014】
ここで、本発明の「吐水ヘッド」には、(A)シャワー吐水を行うシャワーヘッドのみならず、(B)通常吐水を行う吐水ヘッド、(C)口腔用や洗眼用の吐水ヘッド等の種々の態様の吐水ヘッドが含まれる。また、本発明の「供給管」には、供給源より供給される湯水をシャワーヘッドへと送水するシャワーホースのみならず、これらの湯水を各種の吐水ヘッドへと送水する送水管等の種々の供給管が含まれる。さらに、「ジョイント」には屈曲形状若しくは湾曲形状等とされて方向性を有するものに限定されず、直管状等とされて方向性を有しないものも含まれる。
【0015】
また、本発明において、ジョイントと基端部との接続態様は特に問わず、例えば、両者を互いに挿嵌接続する態様や、両者の端面若しくは両者の端面に設けられたフランジ部等を互いに衝合させて衝合接続する態様等を例示できる。さらに、「固定部材」としては、(a)ジョイント及び基端部の挿嵌部分、若しくは衝合部分に螺合される止めネジ状の固定部材、(b)ジョイント及び基端部間に掛け渡されるフック状の固定部材、(c)ジョイント若しくは基端部の一方に固定若しくは係止され、他方に固定若しくは係止されるクリップ状の固定部材等を例示できる。
【0016】
また、本発明の「接続部」と、「供給管の端末部」との接続態様も螺合接続に限定されず、例えば、「接続部」若しくは「供給管の端末部」の一方を雄型とし、他方を雌型として、互いに挿嵌されるもの等であってもよい。さらに、本発明の「吐水ヘッド」は、浴室、洗面所、流し台等の設置部位に設置された水栓本体や別途の支持具より、引き出し可能な「引き出しタイプ」や、この設置部位の壁面、支持具、掛止具等に掛止される取り回し可能な「取り回しタイプ」等の種々のタイプの吐水ヘッドとして用いることができる。
【0017】
次に、請求項2の発明が採った手段は、「前記ジョイントの一端側の挿入部をヘッド本体の基端部に挿入し、ヘッド本体の側面に開口する取付孔に略クリップ状の固定部材を装着し、該固定部材を前記挿入部に係止したことを特徴とする請求項1に記載の吐水ヘッド」である。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の発明の一具体的な態様を示しており、略クリップ状の固定部材を用いたものである。即ち、請求項2の発明によると、挿入部を基端部に挿入し、ヘッド本体の側面側より取付孔に固定部材を装着し、固定部材を挿入部に係止すれば、ジョイントの固定を完了するため、ジョイントの固定作業をより円滑に行うことができる。
【0019】
また、請求項2の発明では、固定部材がヘッド本体の側面に露呈する露呈面を備えるが、この露呈面を別途の部材で隠蔽してもよいし、この露呈面を「銘板」等として積極的に利用してもよい。即ち、商品名、製造メーカー名、販売メーカー名、品番等を表示するための銘板を、吐水ヘッドの表面に別途取着しようとすると、吐水ヘッドの部品点数が増加するばかりか、この銘板をヘッド本体に接着若しくはビス止め等によって取着する作業が必要となり、吐水ヘッドの製造工数が増加する。また、これらの表示をヘッド本体の表面に対して突設状若しくは凹設状に形成しようとすると、ヘッド本体の成形用金型を異なる表示毎に用意することが必要となり、吐水ヘッドの製造コスト高を招く可能性がある。しかも、これらの態様では、例えば、本吐水ヘッドを、異なる表示を要求する種々の販売者等に供給する場合等には、異なる表示を備えた吐水ヘッドを用意することが必要となる。
【0020】
一方、請求項2の発明によると、固定部材の露呈面に所望の表示を施し、銘板としての機能を付与することができるため、吐水ヘッドの部品点数や製造工数が増加しないと共に、ヘッド本体の成形用金型を異なる表示毎に用意する必要もない。しかも、本吐水ヘッドを種々の販売者に供給する場合等にも、異なる表示を備えた固定部材を用意するだけでよい。従って、吐水ヘッドを構成するヘッド本体、ジョイントの共通化を通じて、吐水ヘッドの製造コストの低廉化等を図ることができる。また、請求項2の発明では、固定部材の露呈面を飾り等として用いることで、吐水ヘッドの意匠性の向上を図ることもできる。例えば、固定部材をヘッド本体とは異なる質感、色彩、模様を有する材質で構成して、吐水ヘッドの美観の向上を図ることもできる。
【0021】
次に、請求項3の発明が採った手段は、「前記ヘッド本体の基端部の開口側に対して、前記ジョイントを略雄ネジ状の固定部材を用いてネジ止め固定したことを特徴とする請求項1に記載の吐水ヘッド」である。
【0022】
請求項3の発明も、請求項1の発明の一具体的な態様を示しており、略雄ネジ状の固定部材、例えば、ビス等の止めネジを用いたものである。即ち、請求項3の発明によると、固定部材をヘッド本体の基端部の開口側にネジ止め固定するため、固定部材が外観として露呈し難くなり、吐水ヘッドの外観が向上する。
【0023】
次に、請求項1の発明が採った手段は、「前記通水路をヘッド本体内に挿入配置される内部流路部材の内部空間と前記ジョイントの内部空間とを用いて構成すると共に、前記ジョイントを該内部流路部材に接続したことを特徴とする吐水ヘッド」である。
【0024】
請求項1の発明では、ヘッド本体の通水路を、内部流路部材の内部空間と、ジョイントの内部空間とを用いて構成する。即ち、この通水路を、別ピースの部材の内部空間を用いて構成するため、この通水路の経路を複雑化したり、この通水路を包囲するヘッド本体の形状を複雑化することが容易となる。
【0025】
また、請求項1の発明では、ジョイントを内部流路部材に接続する構造であるため、吐水ヘッドのシール構造の簡略化等を図ることができる。例えば、ヘッド本体の内部空間をそのまま用いて通水路を形成する場合には、取付孔と固定部材との間のシール性を確保することが必要である。これに対し、請求項1の発明を適用すると、互いに接続されるジョイントと内部流路部材との間のシール性を確保すれば足るため、吐水ヘッドのシール構造の簡略化等を図ることができる。
【0026】
尚、請求項1の発明においては、「内部流路部材」の数は特に問わないが、2つ以上の「内部流路部材」を用いると、より複雑な経路を備えた通水路が得られる。例えば、ヘッド本体を頭部と把持部とで構成する吐水ヘッドにおいては、頭部内に挿入配置される第1内部流路部材の内部空間と、把持部内に挿入配置される第2内部流路部材の内部空間と、ジョイントの内部空間とで、通水路を構成することもできる。この場合には、第1内部流路部材及び第2内部流路部材の接続部分と、第2内部流路部材及びジョイントの接続部分と、で屈曲する複雑な通水路等を容易に得ることができる。また、請求項1の発明は、ヘッド本体にメッキ処理を施す場合に、特に好適に適用される。これは、供給管より熱湯が供給された場合でも、この熱湯は内部流路部材を通過するため、この熱湯の熱がヘッド本体に直に伝達され難い。従って、ヘッド本体の表面に施されたメッキが、熱湯の熱によって剥離する等の不具合を生じ難いからである。
【0027】
次に、請求項4の発明が採った手段は、「前記接続部の軸心が、前記ヘッド本体の基端部の軸心に対して屈曲することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の吐水ヘッド」である。
【0028】
請求項4の発明では、接続部をヘッド本体に対して屈曲状に設けるため、吐水ヘッドの意匠性や利便性が向上する。即ち、請求項1〜請求項3の発明を適用し、ジョイントをヘッド本体と別体とすれば、ジョイントの形状を適宜、選択するだけで、接続部をヘッド本体に対して屈曲状に設けることが容易であるからである。
【0029】
次に、請求項5の発明が採った手段は、「前記ヘッド本体にメッキ処理が施されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の吐水ヘッド」である。
【0030】
前述の如く、請求項1〜請求項4の発明を適用すれば、前記ヘッド本体にメッキ処理を施す際に、ヘッド本体にマスキング等の面倒な処理を施さなくてもよいため、このメッキ処理の作業上の手間が少なくなる。そこで、請求項5の発明では、ヘッド本体に積極的にメッキ処理を施して、吐水ヘッドの意匠性の向上を図ることを意図している。尚、請求項5の発明においては、ヘッド本体の他に、ジョイントや固定部材に対しても、メッキ処理が施されてもよい。また、請求項1〜請求項4の各発明においては、ヘッド本体にメッキ処理を施さない態様も含まれる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本各発明に係る「吐水ヘッド」の実施の形態を、図面に従って詳細に説明する。
【0032】
先ず、図1〜図3に示す第1例によって、請求項1、請求項2、及び、請求項4〜請求項5の発明に係る吐水ヘッド10の一具体例を説明する。尚、第1例では、吐水ヘッド10の一態様として浴室用水栓に対して設置されるシャワーヘッドを例示するが、本各発明の吐水ヘッド10は、キッチン用、洗面所用等の種々の水栓に対しても好適に設置できる。また、これらの水栓としては、「湯水混合水栓」、「予め調温された湯のみを扱う単水栓」、「水吐水を専ら行う単水栓」のみならず、「浄水器」、「水道水をアルカリイオン水、酸性イオン水、硬水、若しくは軟水に変換処理する水質変換器」、「水道水にミネラル分等の有益な成分を添加する成分添加器」等の水処理器や、これらの水処理器を一体、若しくは別体で備える水処理器用水栓等の種々の水栓を選択できる。
【0033】
第1例の吐水ヘッド10は、図1に示すように、外郭を構成するヘッド本体20と、第1内部流路部材30と、第2内部流路部材40と、ジョイント50と、固定部材60、シャワーフェイス70とを備えている。このうち、ヘッド本体20は、中空屈曲状に成形された樹脂一体成形品を用いて構成されており、頭部21と、把持部22とを備えている。
【0034】
頭部21は、下面を開口部とする略筒容器形状とされ、この開口部の内壁面に雌ネジ部24が設けられていると共に、この雌ネジ部24の上方に段部25が設けられている。また、把持部22は、底面を僅かに湾曲させた断面略矩形枠型の略筒形状を備えている。また、ヘッド本体20の基端部26の上側面が略横長矩形状に切り欠かれ、請求項2の発明に従う取付孔27を形成している。さらに、ヘッド本体20の表面には、請求項6の発明に従ってメッキ処理が施されている。尚、本例では、基端部26の開口部を傾斜面状としている。
【0035】
第1内部流路部材30は、頭部21内に挿入可能な略容器形状を有し、下面に開口部31を備えると共に、背面上方側に後述する第2内部流路部材40との接続に関与する接続口33を開口させている。また、上方外壁面からの略十字状のリブ34を突出させると共に、開口部31寄りの外周面からは略リング状の鍔部35を突出させている。尚、この第1内部流路部材30の内部空間を、何らの機器も収納せずに単なる通水路の下流側の部分として利用してもよいが、「止水機構」、「切換弁装置」等の各種の機器を収納して吐水ヘッド10の利便性をさらに高めてもよい。
【0036】
この第1内部流路部材30は頭部21の開口部を通じて頭部21内に組み込まれる。この際、リブ34を頭部21の上方内壁面に当接させ、第1内部流路部材30の接続口33を把持部22の内部空間と連通可能な状態とすると共に、鍔部35を段部25に当接する。そして、シャワーフェイス70の雄ネジ部71を、頭部21の雌ネジ部24に螺合して、シャワーフェイス70を頭部21に固定する。これにより、シール部材37を介して下方より押圧するシャワーフェイス70の上端面と、段部25とによって鍔部35が挟持され、第1内部流路部材30は頭部21内に固定される。
【0037】
尚、第1内部流路部材30の固定方法は本例1例に示すものに限定されず、例えば、第1内部流路部材30を頭部21に対して接着、螺合、係止等の種々の手法で固定したり、第1内部流路部材30をシャワーフェイス70と一体化し、この一体品を頭部21に対して接着、螺合、係止等の種々の手法で固定すること等もできる。また、第1内部流路部材30内に、「止水機構」、「切換弁装置」等の機器を内蔵する場合には、例えば、第1内部流路部材30及び頭部21に互いに連通する貫通孔等を設け、この貫通孔等を通じて、各機器の操作部を頭部21外へと露呈させてもよい。
【0038】
また、本各発明においては、第1内部流路部材30の使用を止め、頭部21の内部空間をそのまま用いて通水路の下流側の部分を構成したり、この頭部21内に種々の機器を直接、組み込んでもよい。但し、本第1例の如く、頭部21にもメッキ処理を施す場合には、頭部21とは別体の第1内部流路部材30を用いて、通水路の下流側の部分を構成することが望ましい。
【0039】
第2内部流路部材40は、把持部22内に遊入可能な略筒形状を備え、その全長は把持部22の全長よりも若干短くなっている。また、一端側の外径を段差状に小さくして雄型の接続口41を構成すると共に、他端側に外径を段差状に大きくして雌型の接続口43を構成している。さらに、この雌型の接続口43の側面からは左右一対の衝合鍔44を突出させている(図2参照)。
【0040】
この第2内部流路部材40は、雄型の接続口41を先頭に基端部26の開口部より把持部22内に遊入され、この接続口41を第1内部流路部材30の接続口33に嵌入することにより、第1内部流路部材30に挿嵌接続されている。この際、挿嵌接続される両接続口41、33の間にはシール部材44が介在されるため、第1内部流路部材30及び第2内部流路部材40間の水密状が確保される。また、第2内部流路部材40端末の衝合鍔44は、把持部22内において、取付孔27よりも若干奥端側に配置される。
【0041】
このように、第1例では、互いに屈曲状に接続される第1内部流路部材30及び第2内部流路部材40と、第2内部流路部材40に屈曲状に接続されるジョイント50とによって、吐水ヘッド10に対して複雑な経路を描く通水路を形成する。但し、本各発明では、第1内部流路部材30及び第2内部流路部材40の代わりに、基端部26から頭部21へと至る単一の内部流路部材を用いたり、基端部26から頭部21へと至る「通水路の部分」を3つ以上の内部流路部材を用いて構成してもよい。
【0042】
ジョイント50は、図2に示すように、中間部を屈曲部51とする鍔付き屈曲状の短管を用いて構成されている。そして、屈曲部51よりも一端側を基端部26に挿入可能な挿入部52とし、他端側を供給管(図示を省略)が接続される接続部53としている。このうち、挿入部52の開口側の外周面には周回溝が設けられ、シール部材57がはめ込まれている。また、挿入部52の中間外周面からは、底面を僅かに湾曲させた略矩形板状の被衝合鍔54を突出させ、屈曲部51の外周面からは、底面を僅かに湾曲させた略くさび形状の蓋状鍔55を突出させている。
【0043】
更に、挿入部52において、被衝合鍔54と蓋状鍔55とに挟まれた部分は、後述する固定部材60が係止される被係止部56を構成し、その短手幅は取付孔27の短手幅と略等しくされている。また、被係止部56の底面両脇には、被係止用段部58が凹設されている。
【0044】
一方、接続部53の外周面には、供給管の端末部との螺合接続に関与する雄ネジ部59が刻設されている。尚、本第1例では、接続部53を雄型とし、供給管の端末部を雌型とする態様を例示するが、本各発明においては、これらの雌雄を逆転してもよい。また、本各発明においては、接続部53と供給管の端末部との接続方法は、本第一例の螺合接続に限定されず、例えば、雌型のカプラーと、これに嵌入される雄型のプラグとを用いて構成されるもの等であってもよい。
【0045】
このジョイント50においては、その挿入部52がヘッド本体20の基端部26内に挿入され、挿入部52の挿入始端側が第2内部流路部材40の雌側の接続口43に嵌入される。この嵌入は、被衝合鍔54が衝合鍔44に衝合することで完了し、これにより、ジョイント50は第2内部流路部材40に対してシール部材57を介して水密状に接続された状態となる。このように、本第1例では、請求項1の発明に従って、ジョイント50を第2内部流路部材40に接続し、これらの接続部分にシールを施すため、この接続部分以外の個所、例えば、取付孔27と、後述する固定部材60との間にシールを施す必要がない。従って、ジョイント50とヘッド本体20との間のシール構造を簡略化することができる。
【0046】
このジョイント50の接続が完了すると、被係止部56が取付孔27に位置合わせされると共に、蓋状鍔55が基端部26の開口部に蓋状にはまり込み、さらに、接続部53が基端部26より屈曲状に突出する。尚、本第1例では、第2内部流路部材40の端末部を雌型とし、挿入部52を雄型とする態様を例示するが、本各発明では、これらの雌雄を逆転してもよい。また、本第1例では、接続部53が基端部26より突出する状態に配置されるが、請求項1〜請求項5の各発明では、ジョイント50全体を基端部26内に隠蔽してもよい。
【0047】
固定部材60は、樹脂、ゴム等の弾性素材を用いて構成され、請求項2の発明に従って、略クリップ形状を備えている。また、固定部材60は、図2に示すように、取付孔27と凹凸の略反転した横長矩形状の本体部61と、本体部61の下面両端側より垂下する一対の係止脚部62とを備えている。さらに、一対の係止脚部62の各下端には、断面略三角形状の係止つめ63が互いに対向する状態に設けられている。尚、請求項2の発明の固定部材60の態様は、本第1例に示すものに限定されず、例えば、本体部61の下面より1本若しくは3本以上の係止脚部62を垂下させたもの等であってもよい。また、固定部材60に銘板としての機能を付加する場合には、本体部61の表面に適宜な表示が施される。
【0048】
この固定部材60は、先ず、係止脚部62の側より取付孔27を通じて被係止部56へと挿入される。これにより、一対の係止脚部62が被衝合鍔54と蓋状鍔55との間に嵌入すると共に、図3(a)に示すように、一対の係止つめ63が被係止部56の一対の側面に摺接する。このとき、固定部材60の一対の係止脚部62は互いの間隔を広げるように拡開する。そして、図3(b)に示すように、本体部61を取付孔27に嵌合すると、一対の係止つめ63が対応する被係止用段部58にはまり込むと共に、一対の係止脚部62が互いの間隔を復元し、被係止部56の一対の側面を挟持する。
【0049】
即ち、ジョイント50は、本体部61の取付孔27への嵌合と、一対の係止脚部62の被衝合鍔54と蓋状鍔55との間への嵌入と、によって、ヘッド本体20の軸心方向への移動等を規制される。しかも、一対の係止脚部62を被係止部56に係止するため、ジョイント50は、その抜脱方向への移動を規制され、基端部26に堅固に抜け止め固定された状態となる。
【0050】
また、本第1例では、基端部26の断面形状を軸心周りに非対称な略矩形枠形状とし、この基端部26内に、略矩形板状の被衝合鍔54と略くさび形状の蓋状鍔55とを摺接状態で挿入するため、ジョイント50を基端部26に対して位置決めすることが容易である。但し、本各発明においては、基端部26の断面形状として、例えば、略円形枠状、略楕円形枠状、略三角枠形状、五角以上の多角枠形状等の他の断面形状を選択することもできる。
【0051】
尚、本第1例では、請求項2の発明の一具体例として、挿入部52を基端部26に挿入し、ヘッド本体20の側面に開口する取付孔27に略クリップ状の固定部材50を装着する態様を例示したが、請求項1、請求項4〜5の発明においては、他の態様を例示することもできる。例えば、挿入部52の周面にネジ螺入孔を設けると共に、ヘッド本体20の側面の位置合わせ可能な個所に取付孔を設け、ビス等の略雄ネジ状の固定部材60を、ヘッド本体20側方より取付孔を通じてネジ螺入孔に螺入し、ジョイント50の固定を行ってもよい。また、挿入部52を基端部26内に遊入可能に設けると共に、挿入部52と基端部26との間隙に対して、基端部26の開口部より固定部材60を嵌合し、ジョイント50の固定を行ってもよい。
【0052】
次に、図4に示す第2例によって、請求項3の発明に係る吐水ヘッド10の一具体例を説明する。この第2例のヘッド本体20では、取付孔27の代わりに、基端部26の開口寄り内部の両脇に、段差状の固定面81を各々備えている。また、これらの固定面81には、各々螺入孔82が設けられている。さらに、この第2例の第2内部流路部材40では、衝合鍔44に螺入孔82と位置合わせ可能な貫通孔83が設けられている。また、ジョイント50と、固定部材60の態様が異なっている。その他の点に関しては前述の第1例と同様である。
【0053】
ここで、第2例のジョイント50も、鍔付き屈曲状の短管を用いて構成され、屈曲部51よりも一端側を挿入部52とし、他端側を接続部53としている。また、屈曲部51より略矩形板状の被衝合鍔54を突出させ、被衝合鍔54に螺入孔82と位置合わせ可能な貫通孔85を設けている。また、第2例の固定部材60としては、略雄ネジ状の固定部材60の一具体例を示す、ビス等の止めネジを用いている。
【0054】
この第2例では、固定面81に衝合鍔44を衝合した後に、挿入部52を基端部26内に嵌入する。この嵌入は、被衝合鍔54が衝合鍔44に衝合することで完了し、これにより、ジョイント50は第2内部流路部材40に対してシール部材57を介して水密状に接続された状態となる。このとき、螺入孔82と、貫通孔83、85とが位置合わせされる、そして、基端部26の外方から螺入孔82へと固定部材60を螺入すると、ジョイント50は、その抜脱方向への移動を規制され、基端部26に堅固に抜け止め固定された状態となる。
【0055】
本第2例では、固定部材60が基端部26内に完全に隠蔽されるため、外観が優れた吐水ヘッド10を得ることができる。また、固定部材60が略雄ネジ状とされ、その着脱が容易なため、ジョイント50や第2内部流路部材40を適宜着脱して、吐水ヘッド10に対してメンテナンスを施すことも容易である。さらに、本第2例においても、請求項1の発明に従って、ジョイント50を第2内部流路部材40に接続し、この接続部分にシールを施すため、ジョイント50とヘッド本体20との間のシール構造を簡略化できる。また、基端部26の断面形状が軸心周りに非対称な略矩形枠形状とされ、この基端部26内に、略矩形板状の被衝合鍔54を摺接状態で挿入するため、ジョイント50を基端部26に対して位置決めすることが容易である。
【0056】
尚、本各発明では、第1例及び第2例に具体的に例示するように、ヘッド本体20の基端部26にジョイント50を螺合しないため、基端部26の内壁面等に雌ネジ部を刻設したり、基端部26の肉厚を、この雌ネジを刻設可能な厚さとする必要がない。従って、吐水ヘッド10の構造の簡略化と共に、軽量化や意匠性の向上等を図ることもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本各発明によると、接続部を構成するジョイントをヘッド本体に容易かつ正確に固定することができる吐水ヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1例の吐水ヘッドの縦断面図である。
【図2】図1のジョイント及び固定部材等を示す分解斜視図である。
【図3】(a)はジョイント及び固定部材の係止方法を示す横断面図、(b)はジョイント及び固定部材の係止状態を示す横断面図である。
【図4】第2例に係るジョイント及び固定部材等を示す分解斜視図である。
【図5】(a)は従来例に係る吐水ヘッドの縦断面図、(b)は単純な対策例に係る吐水ヘッドの縦断面図、(c)は別の単純な対策例に係る吐水ヘッドの縦断面図である。
【符号の説明】
10;吐水ヘッド、20;ヘッド本体、21;頭部、22;把持部、24;雌ネジ部、25;段部、26;基端部、27;取付孔、28;被接着面、30;第1内部流路部材、31;開口部、33;接続口、34;リブ、35;鍔部、37;シール部材、40;第2内部流路部材、41;接続口、43;接続口、44;衝合鍔、50;ジョイント、51;屈曲部、52;挿入部、53;接続部、54;被衝合鍔、55;蓋状鍔、56;被係止部、57;シール部材、58;被係止用段部、59;雄ネジ部、60;固定部材、61;本体部、62;係止脚部、63;係止つめ、70;シャワーフェイス、81;固定面、82;螺入孔、83;貫通孔、85;貫通孔。
Claims (5)
- 内部に通水路が設けられると共に、基端部に湯水の供給管が接続される接続部が設けられたヘッド本体を備えた吐水ヘッドであって、
前記接続部をヘッド本体とは別体のジョイントを用いて構成すると共に、該ジョイントを固定部材を用いてヘッド本体に一体化した吐水ヘッドであり、
前記通水路をヘッド本体内に挿入配置される内部流路部材の内部空間と前記ジョイントの内部空間とを用いて構成すると共に、前記ジョイントを該内部流路部材に接続したことを特徴とする吐水ヘッド。 - 前記ジョイントの一端側の挿入部をヘッド本体の基端部に挿入し、ヘッド本体の側面に開口する取付孔に略クリップ状の固定部材を装着し、該固定部材を前記挿入部に係止したことを特徴とする請求項1に記載の吐水ヘッド。
- 前記ヘッド本体の基端部の開口側に対して、前記ジョイントを略雄ネジ状の固定部材を用いてネジ止め固定したことを特徴とする請求項1に記載の吐水ヘッド。
- 前記接続部の軸心が、前記ヘッド本体の基端部の軸心に対して屈曲することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の吐水ヘッド。
- 前記ヘッド本体にメッキ処理が施されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の吐水ヘッド。
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