JP3559217B2 - 給粉装置、給粉方法およびプレス成形装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、給粉装置、給粉方法およびプレス成形装置に関し、より特定的には、希土類磁石用の粉末をプレス成形する際に金型のキャビティ内にその粉末を供給するために用いられる給粉装置、給粉方法およびそのような給粉装置を含むプレス成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、希土類磁石の製造工程においては、原料希土類合金が粉末にされた後、プレス成形され、焼結、時効処理、表面加工等の各工程を経て、焼結磁石が製造される。この際、製品の保磁力、残留磁束密度、寸法精度を決める上で、プレス時における給粉量の均一化、正確性は大きな意味を持つ。給粉量のばらつきが大きいと、保磁力、残留磁束密度、寸法精度のばらつきも大きくなってしまう。そこで、多くの給粉装置が提案されている。
【0003】
たとえば、この種の給粉装置として、図17〜図19に示すような給粉装置が本出願人による特願平11−364889号において提案されている。
図示の給粉装置1は希土類磁石の製造に用いられる。給粉装置1は、金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口2を有する給粉箱3を含む。給粉箱3内には、少なくとも底部において水平移動する複数本の棒状部材4が設けられる。棒状部材4は、シリンダ装置5によって移動される。棒状部材4の平行移動による押し込み動作によって、金型のキャビティ内に所定体積量の粉末6を供給できる。
【0004】
他の従来技術が特開平61−147802号において開示されている。
ここでは、磁性粉末を載置したフィーダカップの底部に金網を取り付け、ソレノイドコイルによってフィーダカップを急激に振動させ、金網を通過して顆粒状となった磁性粉体を充填する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願平11−364889号の給粉装置1では、棒状部材4の平行移動時に粉末6に空孔および凝集した溜まりができてキャビティ内に供給される粉末6の密度にばらつきが生じる。また、一定の体積を充填する方式であるため、体積が安定しても充填重量が異なるものが生じ、成形体の重量にばらつきが生じたりするという不都合があった。
さらに、給粉箱3がキャビティ上から退去する時に給粉箱3の底面でキャビティ上面部の粉末6を引きずってしまう。その結果、やはり粉末供給量にばらつきを生じさせることになる。特に、キャビティの表面付近の充填密度がばらつき、場合によっては表面に凹凸が生じてしまう。
【0006】
また、粉末6の粒径が1μm〜5μmと小さいため粉末6がダイ上に残ってしまう。特に、磁界を印加するとダイ上に残ってしまった粉末6はキャビティの周辺に集まる。しかし、このようにダイ上で散乱した粉末6は外気に触れて酸化しており、給粉箱3がキャビティ上に移動するときに、給粉箱3の前面でこの酸化した粉末6をキャビティに投入してしまう。この粉末6が焼結されると磁石の含有酸素量を増加させ磁気特性の劣化を招く。
さらに、粉末6の供給量が不足した状態でプレス成形すると、成形体にクラックが発生したり、成形体の密度が違ってくることから焼結後の寸法がばらつく。特に、厚みの小さい成形体を形成する場合に問題が顕著であった。
特開平61−147802号の従来技術についてもすり切り給粉であるため、金網を設けても上述と同様の問題が生じてしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、キャビティ内の粉末の充填むらが生じない、給粉装置、給粉方法およびプレス成形装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の給粉装置は、金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱を含む、給粉装置であって、給粉箱内に設けられかつキャビティに所望重量分の粉末を供給するためのホッパ、給粉箱がキャビティ開口面上に位置した際にホッパ内に粉末を供給するためのフィーダ、および少なくともキャビティの開口面に対応する給粉箱の底面をキャビティの開口面に対して離間させる離間手段を備える。
請求項2に記載の給粉装置は、請求項1に記載の給粉装置において、離間手段は、給粉箱の底面のうち給粉箱の移動方向に平行する両側部に設けられかつ金型上を摺動する脚部を含むものである。
請求項3に記載の給粉装置は、請求項1に記載の給粉装置において、フィーダの粉末接触面は鏡面仕上げされているものである。
【0008】
請求項4に記載の給粉装置は、請求項1に記載の給粉装置において、ホッパの粉末接触面は鏡面仕上げされているものである。
請求項5に記載の給粉装置は、請求項1に記載の給粉装置において、ホッパを振動させる振動手段をさらに含むものである。
請求項6に記載の給粉装置は、請求項1に記載の給粉装置において、給粉箱内にホッパが複数個設けられ、各ホッパにフィーダが設けられるものである。
請求項7に記載のプレス成形装置は、キャビティが形成される金型、キャビティに所望重量分の粉末を供給するための給粉装置、および給粉装置に供給される粉末を秤量する秤量装置を備え、給粉装置は、キャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱、給粉箱内に設けられかつキャビティに粉末を供給するためのホッパ、給粉箱がキャビティ開口面上に位置した際にホッパ内に粉末を供給するためのフィーダ、および少なくともキャビティの開口面に対応する給粉箱の底面をキャビティの開口面に対して離間させる離間手段を含むものである。
【0009】
請求項8に記載のプレス成形装置は、請求項7に記載のプレス成形装置において、キャビティ内の粉末を配向するための配向手段をさらに含み、秤量装置は配向手段と離間するように配置されるものである。
請求項9に記載の給粉装置は、金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有しかつ粉末が収納された給粉箱を含む、給粉装置であって、給粉箱の開口に配置される線状部材、およびキャビティの形成前からキャビティへの給粉時にかけて線状部材を水平方向に揺動させる揺動手段を備える。
請求項10に記載の給粉装置は、請求項9に記載の給粉装置において、線状部材は格子状に構成されるものである。
請求項11に記載の給粉装置は、請求項10に記載の給粉装置において、格子状の線状部材は規則的に構成され、線状部材の揺動ストロークが線状部材のピッチより大きく設定されるものである。
【0010】
請求項12に記載の給粉装置は、請求項9に記載の給粉装置において、線状部材の軌道は円または楕円であるものである。
請求項13に記載の給粉装置は、請求項9に記載の給粉装置において、給粉箱の開口は複数個形成され、各開口に線状部材が配置されるものである。
請求項14に記載の給粉装置は、請求項1または9に記載の給粉装置において、粉末は希土類合金粉末であるものである。
請求項15に記載の給粉方法は、金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱を用いる給粉方法であって、給粉箱内に所望重量分の粉末を供給する第1ステップ、少なくともキャビティの開口面に対応する給粉箱の底面を金型の上面に対して離間手段によって離間させた状態で給粉箱をキャビティの開口面上に移動させる第2ステップ、および給粉箱から粉末をキャビティに供給する第3ステップを備える。
【0011】
請求項16に記載の給粉方法は、金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有しかつ粉末が収納された給粉箱を用いる給粉方法であって、給粉箱の開口に線状部材を設け、線状部材をキャビティ上においてキャビティの形成前から水平方向に揺動させながらキャビティへ給粉するものである。
請求項17に記載の給粉方法は、請求項16に記載の給粉方法において、線状部材は格子状に構成されるものである。
【0012】
請求項18に記載の給粉方法は、請求項17に記載の給粉方法において、格子状の線状部材は規則的に構成され、線状部材の揺動ストロークが線状部材のピッチより大きくされるものである。
請求項19に記載の給粉方法は、請求項16に記載の給粉方法において、線状部材の軌道は円または楕円とされるものである。
請求項20に記載の給粉方法は、請求項16に記載の給粉方法において、給粉箱の開口は複数個形成され、各開口に線状部材が配置されるものである。
【0013】
請求項1に記載の給粉装置では、給粉箱がキャビティの開口面上に位置した際に、フィーダが保持する所望重量の粉末がホッパ内に供給され、したがって、キャビティ内に所望重量の粉末が供給される。また、少なくともキャビティの開口面に対応する給粉箱の底面が、金型の表面に対して離間した状態でキャビティの開口面上に移動する。キャビティの開口面上では、給粉箱の底面はキャビティの開口面に対して離間する。したがって、給粉箱が金型上を摺動することによって引き起こされる不都合を解消でき、キャビティ内に粉末をむらなく充填できる。請求項15に記載の給粉方法についても同様である。
【0014】
請求項2に記載の給粉装置では、給粉箱の底面のうち給粉箱の移動方向に平行する両側部に脚部が設けられ、この脚部が金型上を摺動する。これによって、給粉箱の底面をキャビティ開口面から容易に離間できる。
請求項3、4に記載の給粉装置では、フィーダの粉末接触面やホッパの粉末接触面が鏡面仕上げされている。さらに、請求項5に記載の給粉装置では、給粉時にホッパを振動させる。これによって、フィーダからホッパへ、そしてキャビティ内へと、所望重量の粉末全量を余すことなく確実に供給できる。
金型に複数のキャビティを設け一度のプレス成形によって複数の成形体を得る場合において、すり切り給粉によって各キャビティに粉末を供給すると、プレスのため給粉箱が金型から移動するとき、或るキャビティに供給すべき粉末が給粉箱の底面に引きずられて他のキャビティに移ってしまうおそれがあった。しかし、請求項6に記載するように、給粉箱内にホッパを複数個設け各ホッパにフィーダを設けると、各キャビティに所望重量の粉末を供給でき、さらに、キャビティの開口面と給粉箱の底面とは離間されるので、上述のような弊害は生じない。
【0015】
請求項7に記載のプレス成形装置では、秤量された粉末が給粉装置に供給され、その粉末がキャビティに供給される。したがって、キャビティには所望重量の粉末を充填できる。
請求項8に記載のプレス成形装置では、秤量装置を配向手段から離すことによって、キャビティの粉末に配向磁界が印加されても、秤量装置内の粉末が事前に磁化されるのを防ぐことができ、磁化による粉末の流動性の悪化を防ぐことができる。したがって、粉末を均一に充填することが可能となる。
請求項9に記載の給粉装置では、給粉時に線状部材を水平方向に揺動させることによって、粉末がかたまることなくキャビティ内に充填される。したがって、キャビティ内の粉末の単重ばらつきおよび充填密度のばらつきが小さくなり、良質の成形体が得られる。請求項16に記載の給粉方法についても同様である。
【0016】
請求項10、17に記載するように、線状部材を格子状に構成することによって、線状部材はより多くの粉末に接触することができるので、粉末をよりむらなく充填できる。
請求項11、18に記載するように、格子状の線状部材を規則的に構成し、線状部材の揺動ストロークを線状部材のピッチより大きくすることによって、さらに多くの粉末に線状部材を接触できるので、キャビティに粉末をさらにむらなく充填できる。
請求項12、19に記載するように、線状部材の軌道を円または楕円とすると、線状部材のこのような軌道は簡単な構成で得られるので、粉末を容易にむらなく充填できる。
【0017】
複数のキャビティに一度に粉末を充填する場合には、充填ばらつきが生じやすい。しかし、請求項13、20に記載するように、給粉箱に複数の開口を形成し、各開口に線状部材を配置すると、各キャビティへの充填ばらつきを抑えることができる。
また、この発明では、キャビティに粉末をむらなく充填できるので、請求項14に記載するように粉末として流動性が悪い希土類合金粉末を用いる場合に効果が大きくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
図1を参照して、この発明の一実施形態の給粉装置10を用いたプレス成形装置100について説明する。
プレス成形装置100は、たとえば希土類磁石を得るために用いられ、給粉装置10、プレス部12、秤量装置14、およびプレス部12と秤量装置14との間を給粉装置10が往復移動できるように配置される搬送テーブル16を含む。
【0019】
プレス部12は金型18を含む。金型18は、複数(この実施形態では2つ)の上下方向に形成された貫通孔20を有するダイ22、貫通孔20に上方向および下方向からそれぞれ挿入可能な上パンチ24および下パンチ26を含む。貫通孔20内にキャビティ28が形成される。上パンチ24と下パンチ26とを貫通孔20に挿入することによって、キャビティ28内において粉末Fが所定形状にプレス成形される。ダイ22の両側には、キャビティ28内の粉末Fに配向磁界を印加するための一対のポールピース(図示せず)およびポールピースに巻回されるコイル30が設けられる。
【0020】
秤量装置14はポールピースおよびコイル30から離して配置され、秤量装置内14の粉末Fがキャビティ28に充填される前に磁化されるのを防ぐ。秤量装置14は回転フィーダ32を含む。回転フィーダ32から左右方向に移動可能なシュート34を介して2つのホッパ36内に、所定量の粉末Fが供給される。各ホッパ36の下方には、μ精機社製の減算式秤量器38を備えた直進フィーダ40が配置される。直進フィーダ40は振動によって粉末Fを先端側へと直進させ、粉体Fが給粉装置10に供給される。直進フィーダ40から所定量の粉末Fを給粉装置10に供給することによって減少した分の粉末Fを、秤量器38で秤量することによって、給粉装置10への粉末Fの供給量が制御される。
粉末Fは、特に限定されるものではないが、たとえば、Nd−Fe−B系永久磁石に代表されるR−Fe−B系永久磁石やSm−Fe−N系永久磁石に代表されるR−Fe−N系永久磁石などの希土類磁石のプレス成形に用いられる希土類合金のように流動性が悪く、しかも反応性を備えた取り扱いにくい粉末であってもよい。
【0021】
給粉装置10は、キャビティ28ごとに秤量された粉末Fを供給する個別給粉方式を採用し、図2から図4に示すように、給粉箱42を含む。給粉箱42は、たとえば、ステンレス製でありかつ上面および底面に開口を有する直方体形状に形成される。給粉箱42内には2つのホッパ44が設けられる。各ホッパ44の内壁面46は横断面長方形状に形成される。内壁面46の上端部は給粉箱42の幅方向の略全幅に亘って開口され、内壁面46の下方側は内方に向けて傾斜される。内壁面46の下端部にはその上端部より小さな長方形状の開口48が形成される。各ホッパ44内には、軸方向に沿って2分割された半円筒状のフィーダ50が配置される。フィーダ50は、シリンダ52によって回動機構(図示せず)を介して回動自在に軸支される。したがって、フィーダ50から供給される粉末Fはホッパ44に案内され開口48に向かって導かれる。
【0022】
ホッパ44の内壁面46およびフィーダ50の内表面54は、それぞれ粉末接触面であり、たとえばバフ加工により鏡面仕上げされる。また、ホッパ44の側壁を振動するためにたとえばバイブレータからなる振動発生装置56がホッパ44の側壁外面に接触するように配置される。したがって、フィーダ50からホッパ44へ、さらにダイ22のキャビティ28へと、粉末Fの全量を余すことなく供給できる。
また、給粉箱42の底面のうち給粉箱42の移動方向に平行する両側部に沿って、脚部58が設けられる。脚部58を搬送テーブル16やダイ22の上面を摺動させることによって、給粉箱42の底面をダイ22の上面に対して離間した状態で移動できる。したがって、キャビティ28の開口面29(図4参照)上では、給粉箱42の底面はキャビティ28の開口面29に対して離間される。
【0023】
なお、給粉箱42内への粉末供給時以外では、給粉箱42内部を不活性ガス雰囲気に保てるように給粉箱42の上面は蓋体60によって閉じられる。不活性ガス(たとえばN2)はパイプ59によって連続的に供給される。
このような給粉装置10では、給粉時には図5に示すように、各ホッパ44内のフィーダ50をシリンダ52を用いて90度回転させ、フィーダ50の開口面を垂直状態にすることによって、フィーダ50の開口面端縁からキャビティ28内へ粉末Fが投下供給される。このとき、振動発生装置56を駆動させることによって、ホッパ44の内壁面46に粉末Fが接触しても付着することなく、粉末Fを確実に下方のキャビティ28内に供給できる。
【0024】
このようなプレス成形装置100の動作を、図6を参照して説明する。
まず、給粉装置10の給粉箱42の蓋体60を開けた状態で、給粉装置10を搬送テーブル16上を移動させて、各ホッパ44内のフィーダ50を、その開口面を上方に向けた状態で秤量装置14の直進フィーダ40の下方に位置させる。ついで、直進フィーダ40から各ホッパ44内のフィーダ50上に粉末Fが所定量供給される(図6(a))。
【0025】
つぎに、給粉箱42の蓋体60を閉じて給粉箱42の内部に不活性ガス供給装置(図示せず)から不活性ガスが導入され、この状態で、給粉装置10が搬送テーブル16上を移動してプレス部12まで搬送される(図6(b))。このとき、給粉装置10のホッパ44の下端部の開口48をプレス部12のキャビティ28の開口面29上に位置させる。
そして、ダイ22を上昇させることによってキャビティ28が形成され、フィーダ50を回動させて粉末Fがキャビティ28に充填される(図6(c))。その後、給粉装置10が退去され(図6(d))、キャビティ28内の粉末Fに対して配向磁界が印加されかつ上下パンチ24および26によってプレスされる(図6(e))。そして、上パンチ24が上昇するとともにダイ22が降下し、成形体61が取り出される(図6(f))。
【0026】
このようなプレス成形装置100の給粉装置10によれば、動作中、給粉箱42に設けられた脚部58のみが搬送テーブル16やダイ22の上面に接するので、給粉箱42の底面はダイ22のキャビティ28の開口面29に対して容易にかつ常に離間状態に保たれる。
また、プレス成形装置100によれば、正確に秤量された粉末Fをその秤量分キャビティ28に供給できるので、キャビティ28へ所望重量の粉末Fを充填できる。
特に、希土類磁石のプレス成形に用いられる希土類合金粉末のような流動性が悪い粉末であっても、正確に秤量された所望重量の粉末Fをキャビティ28に供給できる。
さらに、給粉箱42内に複数のホッパ44を設け、各ホッパ44にフィーダ50を設けることによって、複数の各キャビティ28に所望重量の粉末Fを供給できる。
【0027】
つぎに、実験例について説明する。
ここでは、この発明の給粉装置10を用いた場合と、比較例とについて実験した。比較例では、ダイのキャビティ近傍でシャッタを開き、ホッパをキャビティ開口上に移動させてホッパからキャビティ内に秤量重量分だけ粉末を供給するようにした給粉装置が用いられた。
粉末FとしてはNd−Fe−B系磁石の原料粉末が用いられ、狙い単重が341gとされ、開口断面が扇形で体積200cm3のキャビティ内へ粉末Fが供給された。キャビティ内の粉末Fが円弧形状にプレス成形された後、1060℃で3時間焼結された。そして、得られた焼結体の重量が電子天秤で測定された。全部で50個のサンプルにつき測定が繰り返され、そのばらつきの度合いは図7および図8に示すようになった。
給粉装置10を用いた場合には、図7に示すように、重量分布は狙い単重の341gに集中しており、しかもばらつきの範囲も340g〜344gという狭い範囲に限定された。一方、比較例の場合は、図8に示すように、重量分布の中心が狙い単重の341gからずれている上に、ばらつきの範囲も335g〜354gというように広範囲に及んだ。したがって、給粉装置10を用いれば、焼結体の重量ばらつきを安定化できる。
【0028】
ついで、給粉装置10を用いて個別給粉した場合と、すり切り給粉した場合とについて、それぞれの得られた焼結体の高さを比較する実験を行った。その結果は図9(a)に示すようになった。ここでは、焼結体の高さは、図9(b)に示すように焼結体の上面から下面までの厚みをいう。焼結体の高さの測定は、1つの焼結体当たり1箇所について行われ、50個の焼結体について行われた。ばらつきR(MAX−MIN)は50個の各焼結体の高さの最大値と最小値との差をいう。給粉装置10を用いて個別給粉した場合には、単重ばらつきが小さいので、図9(a)からわかるように、焼結体の高さのばらつきR(MAX−MIN)をより小さくできる。したがって、個々に寸法差が少なく磁気特性が高い磁石部材を製造することができる。
【0029】
また、図10に示すような給粉装置10aが用いられてもよい。
給粉装置10aでは、脚部として脚部58aを用いた点を除き図2〜図5に示す給粉装置10がそのまま用いられ、さらに、給粉箱42に取り付けられる揺動手段62、および揺動手段62によって揺動されるならし部材64を含む。
揺動手段62は、給粉箱42の底面に配置される複数(この実施形態では2つ)のホルダ66a、66bを含む。ホルダ66a、66bは、それぞれ、給粉箱42内のホッパ44の開口48に対応するように配置され、ならし部材64が嵌め込まれる貫通孔68を有する。
【0030】
揺動手段62は、回転軸70a、70bを含む。回転軸70aの両端にはベルト車72a、74aが接続される。ベルト車74aの下面には回転軸76aが偏心して取り付けられ、回転軸76aはホルダ66aの幅方向一端部に回転可能に接続される。ベルト車72aにはベルト80、ベルト車82を介してモータ84が接続される。回転軸70bの両端にはベルト車72b、74bが接続される。ベルト車74bの下面には回転軸76bが偏心して取り付けられ、回転軸76bはホルダ66aの幅方向一端部に回転可能に接続される。ベルト車74aと74bとはベルト86によって連結される。
【0031】
さらに、揺動手段62は、回転軸88a、88bを含む。回転軸88aの両端にはベルト車90a、92aが接続される。ベルト車90aと72bとはベルト94によって連結される。ベルト車92aの下面には回転軸96aが偏心して取り付けられ、回転軸96aはホルダ66bの幅方向一端部に回転可能に接続される。回転軸88bの下端にはベルト車92bが接続される。ベルト車92bの下面には回転軸96bが偏心して取り付けられ、回転軸96bはホルダ66bの幅方向一端部に回転可能に接続される。ベルト車92aと92bとはベルト98によって連結される。なお、給粉箱42の側面には、板状部材101〜108が取り付けられる。回転軸70a、70bは、板状部材101および102に回転可能に挿通され、位置決めされる。回転軸88aは板状部材104および106に、回転軸88bは板状部材104および108に、それぞれ回転可能に挿通され、位置決めされる。ベルト車74a、74b、92a、92bはたとえば円板状に形成される。
【0032】
図11にも示すように、ならし部材64は長方形状のフレーム110を含み、フレーム110の下面には規則的な格子状の線状部材112が取り付けられる。たとえば、線状部材112の直径は0.4mm、線状部材112のピッチAすなわち格子の間隔は15mmに設定される。
このようなならし部材64がホルダ66a、66bの貫通孔68にはめ込まれることによって、線状部材112が給粉箱42の底面に配置される。
なお、フレーム110の材質は、充填する粉末Fに対して反応しにくく、耐摩耗性にすぐれ、加工も容易なステンレス鋼が好ましい。
また、線状部材112の揺動回転径B(図12参照:揺動ストロークに相当)はピッチAよりも大きいことが好ましい。線状部材112を格子状に形成し、揺動ストロークをピッチAより大きくすることによって、線状部材112をより多くの粉末Fに接触でき、キャビティ28に粉末Fをさらにむらなく充填できる。
【0033】
このような給粉装置10aでは、揺動手段62のモータ84が駆動すると、ベルト車74a、74bが回転し、偏心された回転軸76a、76bが回転運動し、それに応じてホルダ66aに嵌め込まれたならし部材64が回転揺動する。このとき、ベルト車92a、92bも回転し、偏心された回転軸96a、96bが回転運動し、それに応じてホルダ66bに嵌め込まれたならし部材64が回転揺動する。ならし部材64の各部は、図12に示すように円軌道を描いて回転揺動する。
給粉装置10aを用いるプレス成形装置100によれば、線状部材112をキャビティ28上で水平方向に回転揺動させることによって、粉体Fの固まりを崩すことができる。したがって、キャビティ28内の粉末Fの単重ばらつきおよび充填密度のばらつきを小さくできる。その結果、得られた成形体を焼結すると個々に寸法差が少なく磁気特性が高い磁石部材を製造することができる。
【0034】
また、この発明は、キャビティ28内での粉末Fの充填密度がばらつきやすい個別給粉方式を用いる場合に特に有効となる。
さらに、ベルト車74a、74b、92a、92bを円板状に形成することによって、容易に回転揺動の軌跡を円にすることができ、粉末Fを容易にむらなく充填できる。なお、ベルト車74a、74b、92a、92bを楕円の円板状に形成すれば、容易に回転揺動の軌跡を楕円にでき、この場合も粉末Fを容易にむらなく充填できる。
また、ならし部材64の回転速度は50rpm〜200rpmが好ましい。この範囲内であれば、充填が効率的となり、かつ充填密度がより均一になりやすい。なお、回転速度が50rpm未満であると粉末Fを平らにならすことが難しくなる。200rpmを超えると遠心力が大きくなり、粉末Fをキャビティ28に供給しにくくなる。
【0035】
さらに、ダイ22に複数のキャビティ28を設けすべてのキャビティ28に粉末Fを一度に充填すると、単数取り(ダイに1つのキャビティを形成)の場合より充填密度のばらつきが起きやすくなる。しかし、各キャビティ28に対応するように給粉箱42に複数の開口48を形成し、各開口48にならし部材64すなわち線状部材112を配置することによって、充填密度のばらつきを抑制でき、効果が顕著となる。
なお、給粉装置10aを用いた場合にも、給粉装置10を用いた場合と同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0036】
ついで、図10に示す給粉装置10aを用いた場合の実験例について説明する。
実施条件は、粉末FとしてRe−Fe−B系合金粉末、成形密度が4.3g/cm3、成形寸法が80×52×高さh(mm)、成形重量は高さh=8のとき140g、高さh=16のとき280gの2種類とされた。
実験は、給粉装置10aを用いて個別給粉(キャビティ形成前から回転揺動)した本実施形態の場合と、2つの比較例とについて行われた。比較例1では個別給粉(キャビティ形成後に回転揺動)され、比較例2では回転揺動なしで個別給粉された。
【0037】
なお、本実施形態の場合の主要動作について図13を参照して説明する。
まず、キャビティ28が形成されていないダイ22上に給粉装置10aが移動され(図13(a))、フィーダ50からならし部材64内に給粉され給粉装置10aの回転揺動が開始される(図13(b))。そして、ダイ22が上昇してキャビティ28が形成されると同時に粉末Fがキャビティ28に充填されていき、キャビティ28にすべての粉末Fが供給されると回転揺動は終了され(図13(c))、給粉装置10aは退去される(図13(d))。
このように本実施形態の場合と、2つの比較例の場合とにおいて、それぞれの給粉工程を経た後、プレス、焼結、時効処理して磁石が製造された。その磁石について、高さの平均値AVE、ばらつきRを求め、図14(a)および図14(b)に示す結果が得られた。
【0038】
図15を参照して、ばらつきRはつぎのようにして求められる。まず、得られた磁石1つ当たりの15点の高さ(磁界方向3点×幅方向5点)を測定し、その最大値と最小値との差を求める。この処理をn個の成形体のそれぞれについて行い、その平均値を計算し、ばらつきRとした。
図14(a)および図14(b)より、磁石のばらつきRは、ねらい成形体高さが8mm、16mmのいずれの場合も、本実施形態の場合が最小となる。
また、ねらい成形体高さが16mmの場合には、比較例1のばらつきRが「0.55」、本実施形態のばらつきRが「0.14」であった。一方、ねらい成形体高さが8mmの場合には、比較例1のばらつきRが「1.25」、本実施形態のばらつきRが「0.12」であり、ばらつきRがより大きく改善されている。これらからもわかるように、この発明は厚みの小さい成形体を得る場合により効果的となる。
【0039】
因みに、個別給粉(キャビティ形成後に回転揺動)する比較例1では、まずキャビティに粉末が供給されたのち、回転揺動が開始され(図16(a))、粉末がならされると回転揺動が終了する(図16(b))。しかし、この場合、充填密度が、ρ1>ρ2からわかるようにキャビティの中央で大きくなる。したがって、図14に示すようにばらつきRが大きくなってしまう。
なお、上述の実施形態では、フィーダとして、半円筒状のフィーダ50が用いられたが、これに限定されず、キャビティ28や粉末Fの供給量に応じて、皿状、半球状の碗体等の任意の形状のものを適用できる。
また、フィーダ50の回動角度は、90度〜360度の任意の角度に設定できる。
さらに、図10に示す揺動手段62およびならし部材64は、すり切り給粉によって粉末Fを供給する給粉装置にも適用できる。ならし部材64の線状部材112は網目状に形成されてもよい。
【0040】
【発明の効果】
この発明によれば、フィーダが保持する所望重量の粉末がホッパ内に供給され、したがって、キャビティ内に所望重量の粉末を供給できる。また、給粉箱の底面はキャビティの開口面に対して離間するので、給粉箱が金型上を摺動することによって引き起こされる不具合を解消でき、キャビティ内に粉末をむらなく充填できる。
また、給粉時に給粉箱の開口の配置される線状部材を水平方向に揺動させることによって、キャビティ内の粉末の単重ばらつきおよび充填密度のばらつきが小さくなり、良質の成形体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のプレス成形装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】給粉装置の一例を示す正面断面図である。
【図3】フィーダを除いた状態の同平面断面図である。
【図4】キャビティ上に配置した状態の同側面断面図である。
【図5】フィーダを回動させた状態の同正面断面図である。
【図6】図1のプレス成形装置の動作の一例を示す図解図である。
【図7】図2に示す給粉装置を用いた場合の給粉精度を示す特性線図である。
【図8】比較例による給粉精度を示す特性線図である。
【図9】(a)は焼結体の高さの比較を示すテーブルであり、(b)は焼結体の高さを説明するための図解図である。
【図10】給粉装置の他の例を示す斜視図である。
【図11】ならし部材の一例を示す斜視図である。
【図12】回転揺動方式の揺動動作を示す図解図である。
【図13】図10に示す給粉装置を用いて個別給粉(キャビティ形成前から回転揺動)する場合の動作の一例を示す図解図である。
【図14】実験結果の一例を示すテーブルであり、(a)は8mmの高さの場合、(b)は16mmの高さの場合を示す。
【図15】ばらつきRを説明するための図解図である。
【図16】個別給粉(キャビティ形成後に回転揺動)の場合の給粉状態を示す図解図である。
【図17】先に提案した給粉装置を示す正面断面図である。
【図18】同平面断面図である。
【図19】同側面断面図である。
【符号の説明】
10、10a 給粉装置
14 秤量装置
18 金型
20、68 貫通孔
22 ダイ
24 上パンチ
26 下パンチ
28 キャビティ
29 開口面
30 コイル
36、44 ホッパ
38 秤量器
42 給粉箱
48 開口
50 フィーダ
54 内表面
56 振動発生装置
58、58a 脚部
62 揺動手段
64 ならし部材
100 プレス成形装置
112 線状部材
A ピッチ
B 揺動回転径
F 粉末
Claims (20)
- 金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱を含む、給粉装置であって、
前記給粉箱内に設けられかつ前記キャビティに所望重量分の粉末を供給するためのホッパ、
前記給粉箱が前記キャビティ開口面上に位置した際に前記ホッパ内に前記粉末を供給するためのフィーダ、および
少なくとも前記キャビティの開口面に対応する前記給粉箱の底面を前記キャビティの開口面に対して離間させる離間手段を備える、給粉装置。 - 前記離間手段は、前記給粉箱の底面のうち前記給粉箱の移動方向に平行する両側部に設けられかつ前記金型上を摺動する脚部を含む、請求項1に記載の給粉装置。
- 前記フィーダの粉末接触面は鏡面仕上げされている、請求項1に記載の給粉装置。
- 前記ホッパの粉末接触面は鏡面仕上げされている、請求項1に記載の給粉装置。
- 前記ホッパを振動させる振動手段をさらに含む、請求項1に記載の給粉装置。
- 前記給粉箱内に前記ホッパが複数個設けられ、各ホッパに前記フィーダが設けられる、請求項1に記載の給粉装置。
- キャビティが形成される金型、
前記キャビティに所望重量分の粉末を供給するための給粉装置、および
前記給粉装置に供給される前記粉末を秤量する秤量装置を備え、
前記給粉装置は、前記キャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱、
前記給粉箱内に設けられかつ前記キャビティに前記粉末を供給するためのホッパ、前記給粉箱が前記キャビティ開口面上に位置した際に前記ホッパ内に前記粉末を供給するためのフィーダ、および少なくとも前記キャビティの開口面に対応する前記給粉箱の底面を前記キャビティの開口面に対して離間させる離間手段を含む、プレス成形装置。 - 前記キャビティ内の粉末を配向するための配向手段をさらに含み、前記秤量装置は前記配向手段と離間するように配置される、請求項7に記載のプレス成形装置。
- 金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有しかつ粉末が収納された給粉箱を含む、給粉装置であって、
前記給粉箱の開口に配置される線状部材、および
前記キャビティの形成前から前記キャビティへの給粉時にかけて前記線状部材を水平方向に揺動させる揺動手段を備える、給粉装置。 - 前記線状部材は格子状に構成される、請求項9に記載の給粉装置。
- 前記格子状の線状部材は規則的に構成され、前記線状部材の揺動ストロークが前記線状部材のピッチより大きく設定される、請求項10に記載の給粉装置。
- 前記線状部材の軌道は円または楕円である、請求項9に記載の給粉装置。
- 前記給粉箱の開口は複数個形成され、各開口に前記線状部材が配置される、請求項9に記載の給粉装置。
- 前記粉末は希土類合金粉末である、請求項1または9に記載の給粉装置。
- 金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有する給粉箱を用いる給粉方法であって、
前記給粉箱内に所望重量分の粉末を供給する第1ステップ、
少なくとも前記キャビティの開口面に対応する前記給粉箱の底面を前記金型の上面に対して離間手段によって離間させた状態で前記給粉箱を前記キャビティの開口面上に移動させる第2ステップ、および
前記給粉箱から前記粉末を前記キャビティに供給する第3ステップを備える、給粉方法。 - 金型のキャビティの開口面上に移動自在で底面に開口を有しかつ粉末が収納された給粉箱を用いる給粉方法であって、
前記給粉箱の開口に線状部材を設け、前記線状部材を前記キャビティ上において前記キャビティの形成前から水平方向に揺動させながら前記キャビティへ給粉する、給粉方法。 - 前記線状部材は格子状に構成される、請求項16に記載の給粉方法。
- 前記格子状の線状部材は規則的に構成され、前記線状部材の揺動ストロークが前記線状部材のピッチより大きくされる、請求項17に記載の給粉方法。
- 前記線状部材の軌道は円または楕円とされる、請求項16に記載の給粉方法。
- 前記給粉箱の開口は複数個形成され、各開口に前記線状部材が配置される、請求項16に記載の給粉方法。
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